RL:◆◆◆◆◆◆◆◆
RL
N◎VAの街に蠢く人々。
縄張りを争い、電脳の海を泳ぎ、糸に繋がれ、高い空へと飛び立てない者。
消えたはずの相棒が再び現れ、止まっていた時計が動き始める。

トーキョーN◎VA THE AXLERATION
「Farewell my buddy」
かくて運命の扉は開かれた。


RL:■ハンドアウト
RL:◆レッガー◆
"誰かの友達" 中川 乃 (PL:ひたちえぼさん)
http://character-sheets.appspot.com/tnx/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFgsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY9vSrJQw
コネ:"トゥルー・シューティング" ケイリー 推奨スート:ハート
かつてキミの仕事仲間だったケイリーは、とびきりホットなビズがあると言ってキミの下を去って行った。もう三年も前の話だ。
ある日街で再開したケイリーは、とある警備会社のセキュリティ・チーム”ペイルキャッツ”のリーダーとなっていた。
ケイリーはキミを自分のチームに迎え入れたいと言う。受けるべきか、断るべきか……?

中川 乃:「俺の名前は乃(ない)。ヨロシクな、お友だち(バディ)!」
中川 乃:人のカネで賭け、人のカネで呑み、人の噂でカネを稼ぐ情報屋。
元々レッドエリアの孤児。名を尋ねられ「無い」と答えたところ勘違いされ、そのまま「ない」を名乗っている。
陽気でお喋りな男。飲み会の場に現れては誰かの友達を装って平然と居座りただ酒を呑んだりする類のダメ人間。

中川 乃:すぐに誰とでも仲良くなり、そいつに頼み込んで何かして貰うことが得意。
具体的には〈一期一会〉で取得したコネを〈お願い〉で動かすぞ。手札を変える〈愛の交歓〉も持っている、完全にサポートキャラだ

中川 乃:頼むよ、友達のよしみで助けてくれ!
RL:他・力・本・願!
中川 乃:あっと、スタイルを言い忘れてた!
RL:おおっ
中川 乃:ゴメンな。スタイルはカブキ◎・マネキン・レッガー●だ。パッと見、派手なスカジャン姿で、表向きはばくち打ちって感じだ
中川 乃:改めてヨロシクな!
RL:上手く使われてしまうのか~!油断ならないぜ!

RL:◆イヌ◆
"レフティ" 港 葉子 (PL:DTさん)
http://character-sheets.appspot.com/tnx/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFgsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYpJabJww
コネ:"懺悔一刀" フェイシン 推奨スート:スペード
キミはブラックハウンド機動捜査課の隊員だ。
このところ、キミの管轄では新興の警備会社"ディラフトセキュリティ"が幅を利かせている。
ディラフトセキュリティの防犯チーム"ペイルキャッツ"のメンバーの一人であるカタナのフェイシンが君たちのターゲットを横取りし、宣戦布告ともとれる挑発をしてきた。
どっちが上かはっきりさせてやろう。

港葉子:「“レフティ”と呼ばれています。抜撃態勢完了。捜査を開始します」
港葉子:若年ながら沈着の、ブラックハウンドの前線機動捜査剣士。
港葉子:クラシカルな居合道の達人であり、大体の事象は刀一本で解決をしたりしなかったり。
港葉子:別に感情がないわけではないのですが、あまり人が近寄ってくれないので口数も減りがちです。
港葉子:スタイルはイヌ◎・カタナ●・カブト。公僕の身ではありますが、自分の本質は殺人剣使いであると認識しています。
港葉子:《無風剣》によってダメージを与える居合使いです。傷口を傷めることで、毒めいてダメージ追加もする。
港葉子:相手の攻撃もカバーリングしたり見切ったりして居合迎撃をするぞ。
港葉子:右も左も分からぬ身ですが、以上、よろしくお願いします。
RL:攻防一体!無敵の殺人警官だ
RL:刀一本でやってくだけだな。よろしくお願いします!

RL:◆ニューロ◆
"天狐" 井上 卯ノ花 (PL:ブリテイルさん)
http://character-sheets.appspot.com/tnx/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFgsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY4svXJww
コネ:"キセノン・ドール" 推奨スート:ダイヤ
キミはトーキョーN◎VAの電脳空間を駆けるニューロだ。
かつて君がセキュリティ構築に協力したとある警備会社のネットワークがクラッキングを受けて壊滅状態となった。
事件には”キセノン・ドール”というハンドルのニューロが関わっているという情報がある。
警備会社からの依頼を受け、キミは調査に乗り出した。

井上 卯ノ花:「狐からの使者!井上卯ノ花です。ハッキングの勝負ですか?」
井上 卯ノ花:フリーランスで活動しているハッカー。リスクが高い仕事こそ燃えるタイプ。特に勝負事が好き。
井上 卯ノ花:白髪とアニマルモーフのキツネ耳がトレードマークで、「天の狐から啓示を得ている」と言ってはばからない。相手ハッカーのニューロンを焼き切るのもその神の下した使命だそうだ。
井上 卯ノ花:スタイルはニューロ◎タタラ●カブキ□。リヴァイアサンと<虫使い>で精神攻撃がんばるぞ!
井上 卯ノ花:「あなたもきっと狐に選ばれていますよ。一緒にヤッてやりましょうね」
RL:(ヤバイ)
RL:触った狐に祟り有り!油断ならぬ強敵!(RLにとって)

RL:◆クグツ◆
"ラーヴェイト" 鴻巣祐二 (PL:ささささん)
http://character-sheets.appspot.com/tnx/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFgsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYyOn8Jww
コネ:小上紫乃 推奨スート:ダイヤ
キミは千早重工後方処理課に所属するクグツだ。
千早と業務提携している民間警備会社、ディラフトセキュリティがブラックハウンドと揉めているらしい。
千早へ害が及ぶ前に、真相を突き止めねばならない。

鴻巣祐二:「あー、どうも。鴻巣祐二です。煙草吸っていい? あ? 禁煙?」
鴻巣祐二:「あんまり期待しないでほしいんだよね。どうも俺、空回りする性質でさあ」
鴻巣祐二:研究者崩れの冴えない千早の工作員。態度はゆるいが、なぜか業務成績はそれほど悪くない、というのが表の顔。
鴻巣祐二:実は軌道千早から有事に備え差し向けられた役員。普段はその記憶もなくマスケンヴァル上の人格で生活している。
鴻巣祐二:かりそめの人格ですが、みんな仲良くしてね!
鴻巣祐二:スタイルはクグツ◎/エグゼク●/ハイランダー。
鴻巣祐二:《足長おじさん》で報酬点稼いで、戦闘では金の力でみんなと自分のダメージ増加という感じになると思います。
鴻巣祐二:ミドルも《隠れバディ》があるのでなんとかやってみせる!
鴻巣祐二:だいたい軌道からの援助でこなすキャラです。よろしくお願いします。
RL:マネーはパワーだ!お金があれば何でも…まあ大抵のことはできる!

RL:以上、四名のキャストが揃いました。
RL:では、キャスト間コネを取って行きましょう。
RL:キャスト間コネは、ダブルクロスでいうPC間ロイスみたいなやつですが
RL:コネは「相手にどう思われているか」という形で取得します。
RL:つまり、葉子さんが卯ノ花ちゃんのコネを取る時は
RL:卯ノ花ちゃんにどう思われているかを聞いて取る感じになります。
港葉子:ほほう
RL:コネのスートの意味については
スペード:尊敬、敬意、畏怖、噂に聞いている
クラブ:気に入っている、好意を持っている、同情している
ハート:血縁、肉体関係、親分子分、義兄弟、家族同然
ダイヤ:ビジネス!貸し借りがある、顔見知りである

RL:という意味があります。
RL:というわけで
乃くんは葉子さんのコネ

RL:葉子さんは卯ノ花さんのコネ
RL:卯ノ花さんは鴻巣さんのコネ
RL:鴻巣さんは乃くんのコネを取得してくださいませ
港葉子:これは既に、コネを持つ同士では面識がある感じになるんです?
RL:えーとですね
RL:基本的にはそうなります
RL:会ってからの印象をあらかじめ決めておく的な記述もあった気がしますが
RL:どこに書いてあったかな(焦り)
RL:うん、やっぱり面識有りですね
RL:コネは「何かしら特別な関係にある事」を示すようです
港葉子:了解です!どうしようかな……
中川 乃:乃の場合だと、乃と葉子ちゃんはお互い面識があって、その上で葉子ちゃんからどう思われているか、っていう事ですよね
RL:そうですね。
RL:逮捕された事があるとかでもいいですね
中川 乃:逮捕された
港葉子:ひどいw
中川 乃:この場合は葉子ちゃんが職務上で知り合ったので、外界で取得するようになります?
RL:そこは葉子ちゃん次第かな…!要注意人物だ!と思っていたら理性になるかも
RL:かわいそうな人…と思っていたら感情になるし
中川 乃:かわいそうな人
RL:あ、あくまで例です
RL:コネを取られる側の人が申告してくれるといいんじゃないかな!
中川 乃:じゃあ、乃は葉子ちゃんのコネを理性で取得するよ
鴻巣祐二:乃くんのコネを感情で取得します。
港葉子:卯ノ花さんのコネを理性で取得します。
井上 卯ノ花:鴻巣さんのコネを外界で取得します!
RL:では全員コネ取得が完了…!

RL:◆オープニング1◆シーンプレイヤー:中川乃
どどんとふ:RLが「トーキョーN◎VA:ニューロデッキ」の山札からカードを引いて公開しました。「カブキ」
RL:カブキ。キーワードは「門出」。完全なる偶然による現状の進展(善かれ悪しかれ)を意味する
RL:"災厄"により変貌した未来、ニューロエイジ。地軸はねじ曲がり、地球は寒冷化し、厚い氷の衣を纏っていた。
RL:だが、常春の地となった赤道直下で、過去と変わらぬか、それ以上の繁栄を極めている街があった
RL:摩天楼には多国籍企業が君臨しヤクザやストリート・ギャングが裏通りをうろつく、鎖国した旧日本の唯一の出島。
RL:ここは災厄の街 "トーキョーN◎VA"。
RL:の、一角。
RL:居酒屋、ナイトクラブ、娼館、あやしげなドラッグストアが立ち並ぶ場所。
RL:うかつに足を踏み入れたカモが、尻の毛までむしられるところ。
RL:そんな場所に君の現在の住処はあった。
RL:薄汚い住居にはやや不釣り合いな、ブロンドの美しい女性がキミに声をかける。
ケイリー:「乃、あんた今日は何かすることあんの?」
中川 乃:「今日? 風呂掃除終わったら買い出しついでに馬でも見に行こっかなって感じよ」
中川 乃:「なんか手伝えることあった?」
ケイリー:「いつも通りね……うん、今日はそれ、全部やんなくていいから」
中川 乃:タンクトップとスウェットパンツでケイリーのベッドに寝転がっていたところ、いぶかしげに起き上がります。
中川 乃:「どゆこと?」
ケイリー:「荷物まとめて。ここ、引き払うの」
RL:見れば、ケイリーもトランクに何やら荷物を詰め込んでいる。
中川 乃:「引き払う? なんかヤバイ話?」
中川 乃:慌てて着替えるぞ
ケイリー:「でかい仕事の誘い受けてさ。腕利きが要るんだって。ただし、そこそこヤバイビズだから」
RL:ケイリーは愛用の銃を掌でクルクルと回し、ホルスターへしまう。
ケイリー:「いざって時のために身元探られそうな跡は残さないでおこうと思って」
中川 乃:「アー。なるほどね……」
中川 乃:((ってことはアレか、俺とケイリーのことも無かった事にしたほうが良いヤツか?))
ケイリー:「……上手く行けば、本当に上手く行けばだけど。軌道にだって上がれるかもしれない」
RL:軌道。地上では既に失われたテクノロジーが残存し、一部の超富裕層が暮らす場所。
中川 乃:「……そりゃ、随分ニューロな話だな……」
ケイリー:「乃。あんたはさ、ずっと今みたいな暮らしをしてるつもり?」
中川 乃:「……良い女と楽しい酒が飲めてるだけで、名無しの俺には過ぎた贅沢だよ」
RL:ふ、とケイリーは微笑んだ。
中川 乃:「これ以上は、望んだって届かないよ。今のままで充分だ」
ケイリー:「そっか。でも、女の方は新しいのを探さないとね」
中川 乃:「淋しいなぁ」
中川 乃:「でも、ま、潮時か」
ケイリー:「うん。私は嫌なんだ。こんな街で、ずっと羽ばたけないで……地面を這ってる、虫みたいな生き方は」
RL:言いながら、ケイリーは自分の荷物をすっかりまとめ終えている。家具などは処分する手配をすませたようだ。
中川 乃:「上手くやれよな。そんで、俺にも聞こえるようなヤツになってくれ」
ケイリー:「もちろん、上手くやる。私の銃の腕は知ってるでしょ」
RL:にっこり笑って、ケイリーは拳を突き出す。
ケイリー:「……じゃあね。相棒」
中川 乃:「……うん。元気でな。相棒(バディ)」
中川 乃:ケイリーの拳に、自分の拳を合わせる。
RL:軽く拳がぶつかる。
RL:そのまま、ケイリーはトランクを提げて……でも、どこか、近所に散歩にでも行くような足取りで出て行った。
中川 乃:「あーあ」
中川 乃:「一緒に行きたかったよなぁ……」
中川 乃:と、部屋の中でしゃがみ込む。
RL:それが、三年前の話だ。
RL:その後、ケイリーの噂を聞くことはなかった。
RL:ビズは成功したのか、しくじったのか。何処で何をしているのか。
RL:誰もそれを語る事はなかった。
RL:そして今も、キミはこの街にいる。
RL:夜のストリート。飲み屋の客引きが声を張り上げ、酔っ払いが喧嘩をしている。
中川 乃:上手く学生のコンパに先輩面して紛れ込み、ただで飲み食いした帰りです
RL:アルコールで火照った顔に、夜風が心地よい。
RL:だが、そんな上機嫌な君の前に…物騒な客が現れた。
何らかの薬物中毒者:「アーーー……」
RL:目つきが虚ろで、手に刃物を持っている。
中川 乃:「アー……?」
RL:今にも無差別にあちこちに斬りつけそうなアトモスフィアを発しているのだ!
何らかの薬物中毒者:「ウェヒヒヒ……」
中川 乃:面倒事、特に刃傷沙汰には関わりたくないので、そいつを見たままソロソロと後退します。
RL:乃君の動きに反応して、早足で近づいてくる。
RL:手に持った刃物を振り上げる!
中川 乃:(やっべえ)
RL:次の瞬間。銃声と共に、中毒者の刃物を持った手首が消失した。
何らかの薬物中毒者:「アーッ!?ウアアアーッ!」
中川 乃:(まだ死にたくねえよ通りすがりの誰かが都合良く助けてくれるとかそういうアレは……)
中川 乃:(あった)
RL:乳白色の防弾プロテクターとヘルメットを身に着けた何者かが駆け込んでくる。
RL:中毒者に油断なく銃を突きつけ、乃に問いかけた。
:「大丈夫?ケガはない?」
中川 乃:頭を庇うようにかかげていた腕の隙間から、その人間を見る。
中川 乃:「あー……怪我は、だいじょぶっス」
:「……乃?」
中川 乃:その声をきいて、アルコールはすっかり飛んでしまった。
RL:射手がヘルメットを脱ぐと、眩いブロンドが零れ落ちる。
中川 乃:「……ケイリー」
ケイリー:「……久しぶり」
中川 乃:「ケイリー、よかった、生きてんじゃん! みんなアンタの話しなくなったから心配してたんだよ」
RL:見忘れるはずもない。それはあの日別れた時から、何も変わらない相棒の姿だった。
ケイリー:「あんたも、元気そう……相変わらずね」
中川 乃:「うん、まあ……ボチボチだよ。それより、助けてくれてありがとうな!」
ケイリー:「ま、これが今の仕事だからね」
RL:ケイリーが指し示すプロテクターには「綜合警備保障ディラフトセキュリティ」「ペイルキャッツ」の文字が刻まれている。
中川 乃:「そっか、上手くやったのか」
中川 乃:ほっと息をつくと同時に、彼女が届かない人になってしまった事に寂しさをおぼえる
ケイリー:「まあね。まだまだ、軌道は先の話だけど」
RL:ケイリーはすこし思案顔を見せた後、切り出した。
ケイリー:「ねえ、乃。この仕事、あんたもやってみない?」
中川 乃:「へあっ?」
中川 乃:「いやいやいや、俺アンタと違って荒事は全然できないって知ってるでしょ?」
ケイリー:「当たり前でしょ。何も前線でドンパチやれとは言わないよ」
RL:ケイリーは吹き出した。
中川 乃:そりゃあ、できることなら一緒にとは思わなくもないけど、今の自分が彼女やその仲間と釣り合うとはどうしても思えない
ケイリー:「今、結構待遇いいからさ。私から話つければ裏方でも仕事はあるよ」
中川 乃:「すげえ嬉しいよ。アンタから誘って貰えるの。……でも、ちょっと考える時間もらえないかな」
ケイリー:「そうだね、いきなりすぎたか」
RL:ケイリーは君に、ディラフトセキュリティ社の名刺を渡す。
中川 乃:劣等感と目の前の話を天秤にかけて、やっぱり劣等感が勝ってしまい即答できなかったのだ
ケイリー:「その気になったら連絡ちょうだい」
中川 乃:「うん。ありがと」
RL:ケイリーは手を振り、昏倒している中毒者を引きずって連れて行く。
ケイリー:「ペイル・ツーよりペイル・ワンへ。暴行未遂で中毒者を一名確保、連行します」
RL:きびきびと通信で連絡を取っている。
中川 乃:彼女の背中が、名刺に浮かび上がる社章のホロと重なる。
中川 乃:その背中に、いつもの調子でプライベートのアドレスをねだる気持ちにはなれなかった
中川 乃:「良いことじゃん。どういうツテかは知らないけどカタギの仕事つけてるんだし、この調子なら軌道で勝ち組なんだからさ」
中川 乃:「……ホント、こういう偶然、やめてくんないかなぁ」
中川 乃:自嘲しながら名刺をスカジャンのポケットにねじ込む
RL:◆オープニング1 END◆

RL:◆オープニング2◆シーンプレイヤー:港葉子
RL:特務警察ブラックハウンド。
トーキョーN◎VAの特別警察であり、日本政府直属の公的警察機関。

RL:他の警察企業に比べても強い権限を有しており、現場における捜査の主導権を握っている。
RL:中でも重犯罪の初動捜査を担当する機動捜査課は、隊内トップの検挙数を誇る精鋭中の精鋭。
RL:君も、その一人というわけだ。
RL:今、夜の街ではけたたましいサイレンとクラッシュ音をBGMにカーチェイスが繰り広げられている。
RL:薬物中毒者の操る車がハイウェイを逆走しているのだ!
ボンパ:「オーマイ、ガッデム、シット!勘弁してくれヨ!ここんとこ毎日じゃねーかヨ!」
RL:車を運転しているボンパ(面白黒人刑事)が怒鳴る!
RL:その車の助手席に居るのが君という訳だ。
港葉子:その助手席の窓に片足をかけて身をかがめ、居合の姿勢を取っている。
港葉子:「跳躍可能位置まで近接をお願いします」
ボンパ:「近づいたらあとは頼むぜ葉子!またあの連中に先越されちゃかなわねえからヨ!課長にドヤされるぜ!おっかねえ!想像しただけでチビっちまう!」
港葉子:「……貴方の失禁を想像したくはありませんが。距離は3m、相対速度は25km/h程度あれば実行可能です」
RL:猛烈に速度を上げ、中毒者の車へと近づいていく。距離はあと10メートル…5メートル…
RL:と、その時。前方の道路に人影が見える。
港葉子:踏み出す足に力を込め、刹那、人影に一瞬意識を遣る。
RL:人影は長い黒髪をサイドテールにした女性だ。
RL:乳白色の防弾プロテクターで上半身を覆い、腰を落とした居合の構えを取っている。
RL:そこへ、中毒者の車が突っ込んでいく。
港葉子:「……あれは」まだ距離が十分ではないが、踏み出し飛び移ろうとする。
RL:一閃。女性が、踏み込みと同時に剣を抜く。
RL:車は真っ二つに分断され、左右の壁に衝突して爆発炎上した。
港葉子:「……!」思わず剣閃の延長線を避けるように、地面に鞘を擦らせて軌道をそらす。
ボンパ:「ワッザ!?」
RL:爆発を避け、車はスピン寸前の状態で急停車した。
港葉子:アスファルトに突っ込み、3回ほど前転しながら転がり止まった。
女性剣士:「悠長な番犬もあったものだな」
RL:剣士は、歩いてこちらへ近づいてくる。
RL:右手は血に濡れた刀。左手は血みどろになって痙攣する中毒者の襟首を掴んで引きずっている。
港葉子:刀をついて立ち上がる。無言で女性を睨みつける。
港葉子:正確には見ているだけなのだが、傍からは睨んでいるようにしか見えない。
女性剣士:「なんだ小娘、その眼は。獲物を取られて悔しいか?」
RL:あからさまな嘲りの視線!
港葉子:「バッドマナーだと考えてはいます。褒められた行為ではないと思いますが」
女性剣士:「ならばどうする。取り返してみるか?」
港葉子:「それも取り得る手ではあります」刀に手をかけかける。
RL:剣士は中毒者を放り出し、刀を構える。ビリビリと肌を刺すようなプレッシャーがぶつかり合う。
RL:と、やおら剣士は刀を降ろした。
港葉子:眉を上げる。「……何を?」
女性剣士:「ペイル・スリー、了解している。ああ、わかっているとも。本気でやり合うつもりはない」
RL:ヘッドセットに手を当て、通信を行っているようだ。
港葉子:「……」居合の姿勢を緩めることはないが、注意深くその様子を観察する。
女性剣士:「フン。こいつは持って行け」
RL:中毒者を蹴りころがし、君の方へと寄越す。
港葉子:「……何を」
女性剣士:「小娘、なかなかいい殺気を出していた。ちょっとしたプレゼントというやつだ」
港葉子:「獲物を咥えだけして吐き出すと?そちらこそ余程、馴らされた犬の振舞かと愚考しますが」
女性剣士:「言うじゃないか。なに、じきにブラックハウンドの時代は終わる。餞別と思え」
港葉子:「承知いただきたいのですが、貸しとは考えませんので」
港葉子:「時代が終わる?」
女性剣士:「そうさ。これからは我々、ペイルキャッツの時代だ」
RL:プロテクターに刻まれた「ディラフトセキュリティ」「ペイルキャッツ」の名をアピールする。
港葉子:「犬派と猫派の戦争に、終止符でも打つと?」
女性剣士:「……それは何らかの比喩か…?」
RL:女性剣士は明らかに困惑している。
港葉子:「おかしいですね。伝わらないようです」
女性剣士:「ワケのわからんヤツだ…小娘、お前の名を聞いておこうか」
港葉子:「とにかく。直接相見えるようなら、血の驟雨(キャッツアンドドッグ)が引き起こると想像できますが」
港葉子:「それは我々の望みではありません。——港葉子」
港葉子:「“レフティ”で通っています」
フェイシン:「”懺悔一刀”フェイシン。…そういった局面は。望む、望まざるに関わらず訪れるものさ」
港葉子:「……我々は番犬です。このリードの範囲では、害獣を寄せ付けるつもりはありません」
フェイシン:「ふふ。せいぜい気張る事だ……あと、車の中で呻いている男も助けてやった方がいいのではないかな」
港葉子:「おや」振り向く。
ボンパ:「ジーザス……おお、ちくしょう…腰をやっちまったァ…もうダメだァ」
港葉子:「脱出できていないとは……」嘆息する。
RL:フェイシンは悠然と歩き去って行く。
港葉子:「……どこから刃を入れれば、箱入り娘を取り出せるでしょう。指示がなければ、私が自在にやってみますが」
RL:葉子さんのPSを提示します。
RL:PS:ブラックハウンドの誇りを守る
港葉子:まもるよ!
RL:まもって!
RL:◆オープニング2 END◆

RL:◆オープニング3◆シーンプレイヤー:井上卯ノ花
どどんとふ:RLが「カブキ」を捨てました。
どどんとふ:RLが「トーキョーN◎VA:ニューロデッキ」の山札からカードを引いて公開しました。「タタラ」
RL:タタラ!キーワードは「智恵」。大局が見える、問題解決の糸口を発見。インスピレーションを意味する!
RL:サイバースペース。ニューロエイジを象徴する電脳の海。
RL:ニューロたちは情報を求め、また与えるためにその海を漂う。
RL:君もまた、そうした時間を生業にもつニューロの一人である。
RL:そして今、君あての通信が一件。
RL:かつて君がセキュリティ構築に協力した企業…戸畑警備の社長、戸畑修介からだ。
戸畑修介:「やあ、井上さん。うちの設立時以来だね」
井上 卯ノ花:「あらあら、誰かと思えば戸畑社長。お久しぶりですねえ。ところで卯ノ花のほうで呼んでください」
戸畑修介:「ああ、そうだったね。すまない」
RL:映像通信に映ったその笑顔は力無く、どこか青ざめている。
井上 卯ノ花:「はて。ひょっとして悪い報せですか?ずいぶん顔色が悪いです」
戸畑修介:「まあね。そろそろ、ニュースも出回るころだと思う」
RL:緊急ニュースのホロ・ウィンドウがポップする。
RL:それによると、戸畑警備のネットワークが外部から侵入され、全データが破損。
外部に隔離していたバックアップまで同時に攻撃を受けたようだ。

井上 卯ノ花:目を見開いて真顔になる。耳がびくんと動く。
戸畑修介:「うちはもう終わりさ。これからお得意さん相手に数十件の訴訟……隅田川に浮かばずに済めばいいが」
RL:戸畑社長は泣きそうな顔で、自嘲的に笑う。
井上 卯ノ花:「これは。戸畑のセキュリティには私も携わって。……一体誰が?」
戸畑修介:「そう。卯ノ花さんに協力してもらって構築したセキュリティは完璧だったはずだ」
戸畑修介:「この手口は、伝説のニューロ"キセノン・ドール"の仕業だって噂だ」
井上 卯ノ花:悪名高いその名前に、顔をしかめて社長を睨みつけます。
戸畑修介:「奴にとっては、ウチのセキュリティも障子戸を開けるようなものだったらしい…」
井上 卯ノ花:「……ははあ。それはそれは。障子戸でしたか。それはそれはそれは。さすがかの"キセノン・ドール"」
戸畑修介:「あ、ごめん…卯ノ花さん怒ってる?」
RL:たじろぐ社長。
井上 卯ノ花:「いえいえ」
井上 卯ノ花:目を輝かせて、にんまり笑います。
戸畑修介:「ほ、ほんとかな…?うん、まあ、それはいいとして」
井上 卯ノ花:「して、戸畑社長。私に通信した要件はなんでしょう?」
戸畑修介:「そう、それだ。既にウチの信用は地に落ちてしまった。今更どうなるものでもない……が」
戸畑修介:「キセノン・ドールを野放しにしておけば、また、誰が同じ目に遭うかわからない。何より」
戸畑修介:「”ムカついて仕方がない”というのが本音なんだ」
井上 卯ノ花:それを聞いて、口角がさらに上がる。
RL:卯ノ花さんの口座にシルバー1枚(報酬点1点)分の金額が振り込まれます。
戸畑修介:「あなたのような腕利きに、この程度の額で動いてくれと頼むのは忍びない」
戸畑修介:「だが正真正銘、これがうちの出せる最後の金なんだ」
戸畑修介:「キセノン・ドールを引っ張り出し、叩きのめしてほしい。……引き受けてくれるだろうか」
井上 卯ノ花:1拍置いて。
井上 卯ノ花:「アハハハハハハ!!!」天井を見上げて高笑いします。
戸畑修介:「!?」
井上 卯ノ花:「戸畑社長、ああなんて"良い報せ"を持ってきてくれたのでしょう。あの"キセノン・ドール"と勝負をしていいのですね?報酬はそれで構いませんとも、喜んでお引き受けいたします!焼き切ったニューロンを、きっと郵送致しますね!!」
井上 卯ノ花:「私の狐にかけて、奴に天罰を」
戸畑修介:「え、ええー……」
戸畑修介:「アッハイ。お願いします」
井上 卯ノ花:「ヤッター!」
戸畑修介:「それでは、また。私が結果を聞けるかどうかはわかりませんがね…祈ってください」
井上 卯ノ花:「ええ。きっと社長にも狐のご加護がありますとも」
井上 卯ノ花:通信を切った画面をしばらく見つめたあと、「ふふふ」と柔らかく笑う。「今日はとてもいい日です、狐様」
RL:井上卯ノ花さんのPSを提示します。
RL:PS:キセノン・ドールの正体を暴き、とっちめる
RL:達成を目指してくださいませ!
井上 卯ノ花:とっちめるぜ!社長の墓前に生首を飾る!
RL:社長「いらなぁい!?」
RL:◆オープニング3 END◆

RL:◆オープニング4◆シーンプレイヤー:鴻巣祐二
どどんとふ:RLが「タタラ」を捨てました。
どどんとふ:RLが「トーキョーN◎VA:ニューロデッキ」の山札からカードを引いて公開しました。「ミストレス」
RL:ミストレス!キーワードは「豊穣」。母性。女性ゲストの協力。物質的な恩恵をを意味する!
RL:世界を代表する複合企業体、千早グループの基幹企業。それが千早重工だ。
RL:そして、その千早重工の非合法工作を一手に担うのが千早重工査察部、後方処理課。
RL:つまり君の所属する部署というわけだ。
RL:後方処理課第三班の班長、小上紫乃は、おだやかな微笑みで君を迎えた。
小上紫乃:「お疲れ様です、鴻巣さん」
鴻巣祐二:「……どうも」猫背で入室。
RL:この会議室に単独で呼び出されると言う事。それは後方処理課の最も重要なビズを意味する。
RL:小上は手元のホロの映像をホワイトボードへ拡大表示した。
小上紫乃:「ディラフトセキュリティの名前はご存知ですね。最近業績が急上昇している、うちの提携企業です」
鴻巣祐二:「ええ、優秀な警備会社だとか」映像に目をやる。
小上紫乃:「ええ。優秀な企業と手を結べることは、大変喜ばしいことです」
小上紫乃:「ですが、少し気になる情報を得ました」
鴻巣祐二:「はあ」少し気の抜けた相槌を打つ。
鴻巣祐二:「気になる情報、ですか」
小上紫乃:「はい。最近になって、新設の警備チームがブラックハウンドと接触し…揉めているようなのです」
鴻巣祐二:「あー、そりゃ面倒だ」
小上紫乃:「業務の内容上、大なり小なりの衝突はあるかもしれませんけれどね。どうもディラフトのほうから挑発を仕掛けているふしがあるようで」
鴻巣祐二:「無茶をしますね。ふうん、それはなかなか」顎を撫でる。
小上紫乃:「はい。匂います。大変に、きな臭い匂いがします」
RL:童顔でたおやかな雰囲気を持つ小上紫乃は、その実、洞察力と嗅覚を"火喰い鳥"と称される精鋭のエージェントである。
RL:千早に害をなすものは、火種のうちに消し去る。そういう人物だ。
鴻巣祐二:「えーと、それで、私を呼ばれたのは……」
RL:紫乃はにこりと微笑み、ゴールド2枚を君に渡す。
RL:(報酬点10点相当)
鴻巣祐二:わお
小上紫乃:「こちらが対策予算です。ディラフトが千早に利を齎すものか、害をなすものか。その調査」
小上紫乃:「そして…実態によっては、しかるべき対処をお願いいたします」
鴻巣祐二:「やっぱりか……」
鴻巣祐二:「あのですね、班長。実は先日の件、まだ書類処理が終わってなくてですね、その……」口ごもりながら。
小上紫乃:「何か仰いました?」
RL:にこやかな微笑みを崩さない。
鴻巣祐二:「いえ、何も、何も! はい、鴻巣祐二、承りました」
鴻巣祐二:「千早のために、ですね」
小上紫乃:「はい。期待していますよ。全ては、千早のために。です」
RL:菩薩のような暖かい微笑みを崩さない。
鴻巣祐二:「了解しました」班長に背中を向けてから、ふう、やれやれ、とため息をつく。
鴻巣祐二:(俺、荒事はどうもなあ……どうか上手いことさらっと終わりますように、っと)
RL:では鴻巣さんのPSを。
RL:PS:千早を害するものを処理する
鴻巣祐二:いただきます!
RL:達成なさいますよう!
RL:◆オープニング4 END◆

RL:◆リサーチフェイズ1◆シーンプレイヤー:中川乃
RL:登場判定…<社会:N◎VA、ストリート>10
どどんとふ:RLが「ミストレス」を捨てました。
どどんとふ:RLが「トーキョーN◎VA:ニューロデッキ」の山札からカードを引いて公開しました。「エグゼグ」
RL:エグゼク!キーワードは「運命」。状況の運命的な変化、進展。偶然の姿を借りた必然的な出来事を意味する!
中川 乃:偶然の次は運命ときたか!
RL:このシーンはいきなり乃くんの意志により分岐します。
中川 乃:なんだと
RL:もらったアドレスからディラフトセキュリティ社を訪れるか?それとも、やっぱり俺には…と自宅で悩むか
RL:どちらかを選んでいただきたい
中川 乃:なるほど!
中川 乃:この選択、他のキャストさんに累が及ぶことはあります?
RL:ありません!
中川 乃:よし! じゃあいっちょ腹くくるか!
RL:おっ
中川 乃:ディラフトセキュリティ、お伺いしようじゃないか
RL:おおー…
RL:他のキャストの皆さんも、登場するか、登場判定に失敗するか選んでね。
RL:今は様子見でもよい!
中川 乃:就職は実際会社に行ってみないことには分からないからな!
RL:機会があれば登場する!結局出られなかったのでシーンの最後に登場判定に失敗!という選択をしてもいい!
鴻巣祐二:じゃあ登場したいです。
RL:おっ来たね
鴻巣祐二:《隠れバディ》を《社会:N◎VA》の代わりに使用します。
どどんとふ:鴻巣祐二がカードを公開しました。「ハートの8」
鴻巣祐二:えーと、生命4、カード8、《隠れバディ》3で15かな
どどんとふ:鴻巣祐二が「ハートの8」を捨てました。
RL:強い。隠れバディ、強い
どどんとふ:鴻巣祐二が「トランプ」の山札からカードを引きました。
RL:OKです。いつでもシーンに登場してね
鴻巣祐二:では様子を見て!
RL:ディラフトセキュリティの社屋は、真新しい真っ白な建物だ。
RL:乃君はそこを訪れている。
中川 乃:早くも「エライとこ来ちまった」と思ってる
RL:ケイリーを通して話はついているはずだ。受付に言えば、通してもらえるだろう。
中川 乃:スカジャンに顎髭生やした男がセキュリティで引っかかって、腰の低い笑いを浮かべながら通して貰うんだな……
RL:つらい
中川 乃:「いやゴメンね、スーツちょっと汚しててこれしかないのよ」ウソだ! スーツなんか一着もない!
RL:周囲から好奇の視線を集めながらも、キミは社内を案内され、「ペイルキャッツ」と書かれた一室へと通される。
ケイリー:「乃!来たね。……そのカッコで」
中川 乃:「面目ねえ」
ケイリー:「いいよ、いいよ。まあそのうちね!」
中川 乃:「ありがとな」
中川 乃:へへへ、と
中川 乃:なつっこい笑顔を浮かべる。
ケイリー:「まあ座って。そのうち部長が来るから、一応軽く面接的なもの済ましちゃおう」
中川 乃:「やっべえ、緊張してきた」
ケイリー:「大丈夫。人に気に入られるのは、あんたの才能でしょ」
RL:部屋の隅から、黒髪を長いサイドテールにした女性が子供を肩車して姿を見せる。
黒髪の女性:「ケイリー、そいつは?」
ケイリー:「言ってなかったっけ?中川乃……私の昔の馴染でさ。チームに入ってもらおうと思って」
中川 乃:「どうも! 初めまして。中川です。名前は乃っす。裏方やらせてもらえればなって感じで来ました」
ケイリー:「乃、こっちはフェイシン。同じチームのメンバーね」
フェイシン:「……」
中川 乃:「よろしくどうぞ!」
中川 乃:肩に担いでる子どもに手を振ったりしている
RL:フェイシンと呼ばれた女性は乃君の姿をじろじろ眺め、白い目で見ている。
ミトコ:「こんにちはー!あたし、ミトコね」
中川 乃:((分かってたけどこの視線はしんどい……))
RL:子供の方は人懐っこい笑顔を見せてくれる。
中川 乃:「ミトコちゃん!かわいい名前だね。きっと美人さんになるぞー」
ミトコ:「えー!照れちゃうなー」
中川 乃:ミトコちゃんにニコニコしておこう。子どもに好かれる好青年をアッピールするんだ……!
フェイシン:「……しばらく外すぞ。ついでにパトロールに行ってくる」
RL:フェイシンは子供を肩車したまま部屋を出て行った。
ケイリー:「あんた子供に好かれるよね…おっと、部長だ」
中川 乃:さすがに背筋が伸びるぞ
RL:白い口ひげを蓄えた、スーツのビシっとした男が姿を見せる。
RL:いかにも「企業の重役で紳士です」って顔つきだ。
羽ケ崎本部長:「どうも。私が部長の羽ケ崎だ」
中川 乃:「初めまして、中川乃です。平服で失礼してます」
羽ケ崎本部長:「……よろしい。ケイリー君から話は聞いている」
中川 乃:ケイリーちゃんに恥をかかせるわけにはいかないからな。頑張るぞ
羽ケ崎本部長:「正直、君のような適当そうな人間を入れるのはどうかと思うがね。ケイリー君の推挙ということで、まあ、間違いもあるまい」
羽ケ崎本部長:「ただ、一つだけ確認したい。君は警備の仕事をどう考えているかね?犯罪から街を守る意義とは何だと思う」
RL:部長はじっと君の反応を伺っている。
中川 乃:「正直に言いますけど、俺はこういう業界につくのは初めてだし、街の防犯ってのは真剣に考えたことなかったんですよね。でも……」
中川 乃:「フツーに暮らしてる良い人らが犯罪に巻き込まれて死んじゃったり、っていうのは、やっぱ避けたいよなーとは思いますよ」
中川 乃:「俺もこの前死にかけたところを、ケイリー……さんに助けて貰った身ですし」
RL:ケイリーが横で「いいぞ!」という顔をしている
羽ケ崎本部長:「なるほど。実感のこもった率直な意見だ」
羽ケ崎本部長:「いいだろう。ケイリー君、君が責任を持って監督するように。それと」
RL:部長は懐からプラチナムを取り出し、しまう。
RL:ゴールドを取り出し、やっぱりしまう。
RL:シルバー三枚を取り出し、乃君に渡した。
羽ケ崎本部長:「ヤオヨロズ製のもので構わないから、服装を整えたまえ」
中川 乃:「ありがとうございます!」
中川 乃:立ち上がってお辞儀した上で受け取る
羽ケ崎本部長:「では、私は会議があるので、これで失礼するよ。頑張ってくれ」
RL:颯爽と去って行く。
ケイリー:「ふう…良かった」
中川 乃:「よかった……アンタの面子潰さずに済んだ……」
中川 乃:脱力
ケイリー:「なに。そんなこと気にしてたの?」
中川 乃:「う、俺はアンタの足を引っ張りたかないんだよ。なんだよ、その「まだまだ子どもね」みたいな、その!」
ケイリー:「ははっ。私の面子なんてどうでもいいからさ。あんたの人生も、これで色々変わるはず」
中川 乃:「だと良いけどね」
ケイリー:「そうだよ。これからは、色んな夢だって現実になるんだ」
ケイリー:「とりあえずは、それ。スーツ買ってきなよ。飲み代とかに使ったらさすがに許さないからね?」
中川 乃:「さすがにちゃんとスーツ買うよ!」
中川 乃:じゃあ、こんなところで社屋を後にしても大丈夫かな?
RL:はいはい!
中川 乃:((でもさ、どんな夢だって叶うなら、俺はこんな生き方しちゃいなかったよ。ケイリー))
中川 乃:その言葉を飲み込んで、ディラフトセキュリティから出て、とりあえずスーツ買いにブラブラします
鴻巣祐二:では、社屋の近くでばったり鉢合わせしたいです。
中川 乃:はーい
鴻巣祐二:相変わらず猫背で歩いている……と、見知った顔を見つけ、声をかける。
鴻巣祐二:「あれ? 乃くん?」
中川 乃:「おっ? ユーちゃん?! さらりまんの先輩にここで会えちゃうなんて運命的だな!」
鴻巣祐二:「なんだい珍しいな、昼間にしかもこんなとこでさ」
鴻巣祐二:ちらりとディラフトセキュリティのビルを見る。
鴻巣祐二:「まさか、あそこに連行されてたんじゃないだろうね」
中川 乃:ケイリーの希望に満ちた表情を思い出して自分に染みついた負け犬根性をくさしてたから、友達に会えるのは嬉しいね
中川 乃:「違う違う、むしろ逆って言うの? あそこに仕事決まっちゃった」
鴻巣祐二:「へえー。一念発起したか。そりゃおめでとう。さらりまんは厳しいぞー」
中川 乃:「いやー日頃の行いって大事だね! これからスーツ買いに行かなきゃなんだけどユーちゃん暇? 買い物付き合ってよ。俺スーツ買うのなんか義父母(おや)の葬式以来だからさぁ」
鴻巣祐二:「おいおい、俺今仕事中なんだけどね……しかし、そうか。ディラフトにねえ……」頭を掻く。
鴻巣祐二:(……もしかして、内部の話を聞けるチャンスってやつかな?)
中川 乃:「ん? どうしたユーちゃん?」
鴻巣祐二:「ま、いいか。付き合ってあげるよ。ま、俺の目は信用しない方がいいと思うけど」そこそこいいスーツのはずが、着古してゆるい。
鴻巣祐二:「たまに仕事の通信すると思うけど、気にしないでくれよ」
中川 乃:「良いの? マジありがてえな! やー、持つべきものはお友だちだな!」
鴻巣祐二:では、移動前に情報収集したいです。
RL:どうぞー
鴻巣祐二:じゃあ、ペイルキャッツについて、<社会:企業>を《隠れバディ》使用して調べます。
どどんとふ:鴻巣祐二がカードを公開しました。「ダイアの5」
鴻巣祐二:外界7、カード5、《隠れバディ》3、査察部身分証1に報酬点1使用して17!
どどんとふ:鴻巣祐二が「ダイアの5」を捨てました。
RL:強い。間違いない
どどんとふ:鴻巣祐二が「トランプ」の山札からカードを引きました。
RL:では情報を開示。
RL:◆ペイルキャッツ
綜合警備保障会社・ディラフトセキュリティの警備チーム。
チームの発足は、ディラフトセキュリティの重役・羽ケ崎本部長の立案によるもの。
なかば強引に結成されたが、功績を持って不問とされたようだ。
→◆羽ケ崎本部長 が調査可能になりました。

鴻巣祐二:なるほどー
RL:乃くんはさっきのイベントで調査可能項目がちょっと増えました。
中川 乃:増えたかー
RL:さて、乃君は何処へ行くか
中川 乃:乃はケイリーについて〈社会:ストリート〉で調べるよ
どどんとふ:中川 乃がカードを公開しました。「ダイアの9」
中川 乃:外界4+〈任侠道〉3+手札ダイヤの9=16ちょうどだ
どどんとふ:中川 乃が「ダイアの9」を捨てました。
どどんとふ:中川 乃が「トランプ」の山札からカードを引きました。
RL:ジャスト!無駄がない…
RL:金を使わない姿勢
RL:では情報を公開。
RL:◆ケイリー
現在は綜合警備保障会社ディラフトセキュリティ内で
警備チーム、ペイルキャッツに所属している。
チーム内でのコードネームは"ペイル・ツー"。

RL:3年前まではフリーのスナイパーとして活動しており、
中川 乃というレッガーと組んで仕事をしていた。
何らかの危険なビズに手を出し行方不明となった。
現在の仕事仲間、フェイシンとはその時に知り合ったようだ。

RL:以上!
中川 乃:そこから新しい情報は出てこなそうな感じですか?
RL:出てこないス!
中川 乃:なるほど、ありがとうございます!
中川 乃:((通り一遍のネタしか上がらねえな……そのヤバいビズの内容が分かれば安心できるんだけど))
鴻巣祐二:「ふむ」ポケットロンに入ってきた情報をチェック。
鴻巣祐二:(羽ケ崎本部長か……ここから当たってみるのもいいな)
中川 乃:((きな臭いビズに関わった後のクリーンな転身なんか、余計ヤバい匂いしかしねえぞ……大丈夫かよ))
鴻巣祐二:なお、この情報は暗号化されており、入ってきたルートは鴻巣も意識していない。そういう風になっている。
中川 乃:"友達"から上がってきたネタをメールでチェックしながらしょっぱい顔だ
鴻巣祐二:「なあ乃くん、あっちで羽ケ崎本部長って人に会ったりしたかな? 俺のビズ関係の人なんだけど」
中川 乃:迷いは2秒だ。「会ったよ。俺の面接した人。カネ持ってそうなクグツの髭紳士」
鴻巣祐二:「へー、なるほどなるほど。その辺も入れて話聞きたいねえ。こりゃ一挙両得だ」
中川 乃:「じゃあ、情報料代わりにスーツ奢って貰っちゃおっかな。就職祝いも兼ねて!」
鴻巣祐二:「おいおい、俺の薄給の話は散々したろ」苦笑。
RL:というわけで、二人の男は談笑しながら青白いビルの前から去って行く。
RL:舞台裏の面子も登場判定の失敗や情報収集があればどうぞなのだ!
井上 卯ノ花:ハイ!まず登場判定したいです
RL:ヘイヘイ!
どどんとふ:井上 卯ノ花がカードを公開しました。「ハートの2」
井上 卯ノ花:スート合わず。
どどんとふ:井上 卯ノ花が「ハートの2」を捨てました。
どどんとふ:井上 卯ノ花が「トランプ」の山札からカードを引きました。
RL:Oh!スートが合わないと……失敗だ!登場できないねェー!
RL:これは手札を回すしかないなぁ!
井上 卯ノ花:なんてこった~!こりゃだぜ!
RL:ア~イタタタァ~!
港葉子:私も登場判定します!
どどんとふ:港葉子がカードを公開しました。「クラブの5」
港葉子:スートは合ってない!
どどんとふ:港葉子が「クラブの5」を捨てました。
どどんとふ:港葉子が「トランプ」の山札からカードを引きました。
どどんとふ:港葉子が「DT」へカードを渡しました。
RL:おおっと~!またしてもスート違い!
RL:これじゃあ登場は…無理なんだなあ…!
RL:情報収集はありますか?
どどんとふ:港葉子が「DT」のカードを受け取りました。
井上 卯ノ花:じゃあ"キセノン・ドール"について〈社会:テクノロジー〉だ!
RL:行っちゃうか!
どどんとふ:井上 卯ノ花がカードを公開しました。「クラブの7」
井上 卯ノ花:感情7+7+〈ストリームマップ〉2+〈チャイナドール〉1、17だ!
どどんとふ:井上 卯ノ花が「クラブの7」を捨てました。
どどんとふ:井上 卯ノ花が「クラブの7」を捨てました。
どどんとふ:井上 卯ノ花が「トランプ」の山札からカードを引きました。
RL:高ァい!
RL:ストリームマップはまさに万能!お役立ち!
RL:では情報開示。
RL:◆"キセノン・ドール"
ネットワークを経由してデータの大量破壊を行うクラッカー。
いくつもの企業がその被害にあっており、積もり積もって莫大な懸賞金がかかっている。
複数のニューロによって痕跡を辿られているが、いまだにその正体は掴めていない。
キセノン・ドールのデータ破壊は、本人の嗜好もあるが、
データを盗んだという痕跡を一切残さないために行われているという噂がある。

RL:以上!
RL:葉子さんは情報収集ありますか?
港葉子:調べます!
港葉子:こちらはフェイシンについて。〈社会:警察〉で。
どどんとふ:港葉子がカードを公開しました。「ダイアのJ」
港葉子:外界4+〈バッジ〉2+カード10で16。報酬1点で17へ。
RL:金の力で最後の一押し!
どどんとふ:港葉子が「ダイアのJ」を捨てました。
どどんとふ:港葉子が「トランプ」の山札からカードを引きました。
RL:社会:警察もあちこちに使えるので、バッジが強い
RL:情報を開示しよう。
RL:◆フェイシン
現在、綜合警備保障会社ディラフトセキュリティ内で警備チーム、ペイルキャッツに所属している。
チーム内でのコードネームは"ペイル・スリー"。
3年前までは腕の立つフリーのカタナとして活動しており、
危険なビズに手を出したきり行方不明になっていた。
剣の腕は立つが好戦的かつ高圧的な性格であり、
商売敵とも言えるブラックハウンドに対して挑発を行っている。
先日もブラックハウンド機動捜査課の港葉子と一悶着あったようだ。
アサクサのバーに姿を見せることがある。
→フェイシンに接触が可能になりました

港葉子:悶着あった……
RL:モンチャック…
RL:以上!
RL:これでシーンを終了する!
RL:◆リサーチフェイズ1 END◆

RL:◆リサーチフェイズ2◆シーンプレイヤー:港葉子
RL:登場判定…<社会:N◎VA、警察、ストリート>10
RL:舞台はストリート、葉子さんが上司であるレイからの通信を受けているところです
RL:登場したい人は登場判定してもいい、後からでもいい
RL:エリアはイエローとしましょう
中川 乃:登場は良きところで、まずは判定だけさせていただきます
どどんとふ:中川 乃がカードを公開しました。「クラブの6」
どどんとふ:中川 乃が「クラブの6」を捨てました。
中川 乃:〈社会:ストリート〉で、感情8+〈任侠道〉3+手札6=17だ
どどんとふ:中川 乃が「トランプ」の山札からカードを引きました。
鴻巣祐二:同じく登場します。〈社会:N◎VA〉の代わりに《隠れバディ》使用。
どどんとふ:鴻巣祐二がカードを公開しました。「クラブの6」
鴻巣祐二:感情3、カード6、隠れバディ3、武器-1で11ですね。
どどんとふ:鴻巣祐二が「クラブの6」を捨てました。
どどんとふ:鴻巣祐二が「トランプ」の山札からカードを引きました。
井上 卯ノ花:同じく登場します。
どどんとふ:井上 卯ノ花がカードを公開しました。「クラブの4」
井上 卯ノ花:〈社会:ストリート〉感情7+カード4+〈ストリームマップ〉2+〈発信機〉1、14 ……か?
RL:ヒュウーッ
RL:ではイベントの進行を。
RL:あっ、葉子さんポケットロン持ってない!
RL:でもウェブチャームがある!
港葉子:ウェブチャームあります!
RL:よかった。場所はストリート、ウェブチャームに、上司であるレイから通信が入ります。
RL:ブラックハウンド機動捜査課課長、通称"暴走課長"のレイ。
RL:ルルブP68をご覧ください。美女です。
港葉子:美女……
RL:まあ大抵美女なんだけど。
港葉子:真理
港葉子:右手を上げ、手首を耳元に寄せる。
レイ:「よう、港。外の空気はどうだ?いいよな、現場。オレも出たい」
港葉子:アナログな時計の裏。通信端末がリストバンドのように仕込まれている。
港葉子:「……建物の中のほうが清浄かとは思いますが。それに、チーフの出るような案件は発生していません」
レイ:「はああ…オレは本当はそっちの方がやりたいんだよ。まあ、仕方ないけどさ」
港葉子:「……代わりにそちらの得意な人を見つければよいのでは?」
港葉子:「いつもいつも、戦闘要員の補充にばかり腐心しているように見えますが」
レイ:「そういうわけにもいかなくてね。このポジションはこのポジションで、簡単には任せられない」
レイ:「信じて任せられたものだからな。…だったら文句言わずにやれってんだろ。はいはい、わかってるよ!」
港葉子:「そうは言っていませんが……ただ」
港葉子:「私も、信頼に足る仕事をしていると自負はしているのですが。信じて任せられない、と半分言われているようなものだと」
港葉子:「こう、なんと言いますか……寂寥感? それに似た感覚を覚えることは否定しません」
レイ:「いやいや。お前に任せて不安はないぜ?これは単に、オレの性分だからさ」
レイ:「しかしまあ、上は現状にだいぶご立腹のようだ」
港葉子:「……む」
どどんとふ:RLが「エグゼグ」を捨てました。
どどんとふ:RLが「トーキョーN◎VA:ニューロデッキ」の山札からカードを引いて公開しました。「ハイランダー」
どどんとふ:井上 卯ノ花が「クラブの4」を捨てました。
RL:ハイランダー!キーワードは「希望」。予期せぬ幸運、状況の好転、失敗しかけた計画の奇跡的な好転を意味する!
どどんとふ:井上 卯ノ花が「トランプ」の山札からカードを引きました。
港葉子:課長はやっぱり希望なんだ!
RL:ありがとうございます
レイ:「例の、ディラフトセキュリティな。活躍に比例するように、ブラックハウンドに対する苦情が増加してる」
港葉子:「……地下配線を誤断裂した件ですか?」
レイ:「いや、それじゃなくて…それもめちゃめちゃ怒られたけど…」
港葉子:「あれについては少しだけ……いえ、深甚と、深甚と反省しています」
レイ:「まあ、なんだ、気にするな。昔のオレのほうが色々……いや、そんな話はいいんだ」
レイ:「あちこちで事件を起こしかけた薬物中毒者を、ディラフトが取り押さえてる。その数がやたらと多い。解決も早い。不自然なくらいにな」
港葉子:「そも、刀で届く範囲に敷設する側にも責任の一端が……そちらでしたか」
港葉子:「確かに。私も全力を尽くしていたのですが、先んじられる失態を犯しました」
レイ:「ああ。ブラックハウンドは何をやってるんだ、と言われているみたいだが…どうも臭い気がする。ただのカンだが」
港葉子:「つまりは、薬物中毒者とのマッチポンプであると予想を?」
港葉子:「しかし、取り押さえられる側にメリットが有るとは思えませんが」
レイ:「そうなんだよな。そこがわからん。調査の必要がある」
RL:葉子さんの口座にシルバー三枚(報酬点3点分)が振り込まれます。キャバァーン!
港葉子:音に少し驚いて端末から軽く耳を離し、すぐに戻す。「……これは」
レイ:「調査費用さ。オレは上を宥めにゃならんし、ボンパは腰の治療でしばらく動けない」
港葉子:「本当に腰をやっていたとは。大根(シミュレーション)だとばかり」
レイ:「ははは。そんなわけだから、頼りにしてるぜ、"レフティ"」
港葉子:「頼りにされていることは光栄ですが……」
レイ:「ですが?」
港葉子:「……いえ。軽蔑されるかもしれませんが、こう……」
レイ:「?」
港葉子:「こう、独りですと……遂行可能性に不安を抱くわけではありませんが。言語化が難しいのですが」
レイ:「うーん。いざって時に抑えが効くかどうか、みたいなことか?」
港葉子:「……いえ。自制は可能です。チーフとは違います」
レイ:「だよな!ちくしょう!」
港葉子:「こう、疎外感といいますか。適切な表現が……さみしい?」
レイ:「港……」
港葉子:「はい」
レイ:「甘えるな。なんなら協力者は適当に見繕え。誰であれ使える奴なら使っていい」
港葉子:「……成程。盲点でした」
レイ:「よし、わかったな。じゃあまた。定時連絡を怠らないように」
RL:通信は終了した。
港葉子:「はい。任務を継続します」
港葉子:手を下ろす。刀に軽く手を置く。
中川 乃:そこに、たまたま買い物袋をさげた俺と付き合ってくれたユーちゃんが通りがかるよ
鴻巣祐二:通りがかるよ!
港葉子:弾かれるように振り向く。刀には手を軽く置いたままだ。
中川 乃:じゃあ、「あ、待ってユーちゃん、友達だわ」って断って
中川 乃:「あれ? ヨーコちゃんじゃん! どうしたどうした、そんな淋しそうな背中してー」
港葉子:「あなたは……」
鴻巣祐二:「友達? ブラックハウンドの友達なんているのか」エンブレムを見、顎を撫でる。
中川 乃:「俺だよ俺俺! ヨーコちゃんのお友だちの乃!」,
港葉子:「ジョンドゥの人」刀から手を放す。
中川 乃:「と、こっちは俺の友達のユーちゃんね。で、ユーちゃん、こっち俺の友達で、BHのヨーコちゃん」
鴻巣祐二:「どうも、不良さらりまんの鴻巣です」軽く手を上げる。
港葉子:「港葉子です。不良ではありません」敬礼する。
鴻巣祐二:「まあ、見るからにね。お仕事お疲れさんです」
中川 乃:「悪い子じゃないから、コレもなんかの縁ってことでさ」と、お互いに向かって言うぞ
港葉子:「ジョンドゥのひと……もとい、乃ちゃんさんはここで何を?」
港葉子:「周辺エリアには、賭場の類はないと愚考しますが」
鴻巣祐二:「やあ、だいたい行動読まれてるね」
中川 乃:「何とでも言え、それも今日までのことだ!なんと、乃ちゃんさん、警備会社に就職が決まりました!イエーイ!」
港葉子:「……?」首を傾げる。
鴻巣祐二:「ひゅーひゅー」ぱちぱちとてきとうに拍手。
中川 乃:「そうね!そういうリアクションだよね!しってる!」
港葉子:「鴻巣さんでしたか。不躾なお願いなのですが」
鴻巣祐二:「ん? 何かな?」
港葉子:「翻訳をお願いしてもよろしいでしょうか。どうやら把握なされているようなので」
鴻巣祐二:「翻訳ときたか。えーと、『彼はついに心を入れ替えてまっとうに働く事に決めました』。オーケー?」
鴻巣祐二:「まあ、わかる。言いたいことはわかる」
港葉子:「……」目を見開く。
鴻巣祐二:「警察の人じゃなかったらね、何週間もつか賭けたいところだけど」
港葉子:「その賭けというのは、1よりも下の数字を用いても許されるのでしょうか」
中川 乃:((それは俺も賭けたい……))正直言って、ちょっと様子を見てヤバかったらケイリー引きずってでも退職するつもりだからな……
鴻巣祐二:「厳しいな! はは、いいね乃くんこの子」
中川 乃:「でしょ?俺にあたりキッツいから、絶対ユーちゃんと合うと思った!」
港葉子:「キツイのでしょうか」睨みつけるように見える目線で問いかける。
鴻巣祐二:「俺は海のように広い心で接してるよ? でも警備会社だし、ハウンドとは商売敵になるんじゃないの」
中川 乃:乃からは、縁故だって事は頑なに伏せつつディラフトセキュリティに仕事が決まったことは伝えるよ
港葉子:「ディラフトセキュリティ」
港葉子:「ディラフトセキュリティ……」
中川 乃:「何か含みのある顔だね。競合他社はさすがに付き合い考えちゃう感じ? って言っても、俺、まだ仕事の内容全然知らないんだけど」
港葉子:「いえ。競合と言いますか……」
港葉子:「キャッツアンドドッグ寸前の気配がするので。前線業務を避けることをお勧めします」
鴻巣祐二:「何か知ってる? ディラフトセキュリティについて」少し真顔になる。
中川 乃:「そうな、ヤバい会社ならさっさと逃げようと思ってるから、そういう情報はガンガン共有しよ! 労働の公正さと俺の幸せのために! ヨーコちゃん何か詳しいなら教えてよ」
港葉子:「はい。ミズ・フェイシンという同業者と悶着しました」
港葉子:「非常に豪壮ながら、非常に鼻につきました。大変な傑物です」
鴻巣祐二:「ふむ」班長からの情報はやはり事実だったようだ、と考え込む。
鴻巣祐二:「うーん、乃くんがそういう感じなら、俺もまあぶっちゃけタイムに入るけどさ」
港葉子:「ぶっちゃけタイム」
鴻巣祐二:「どうも、あそことハウンドとのいざこざ、何回もあったみたいよ?」
港葉子:コクリと頷く。
中川 乃:「マジかよー」大仰に困った表情を作ろう
鴻巣祐二:「スーツ買ったとこ残念だけど、それ、次の面接用にした方がいいんじゃないのかな」
港葉子:「スーツ」
港葉子:神妙な顔つき。
鴻巣祐二:「そうそう、あれは珍しかったなあ」先ほどの試着時のことを思い出す。
港葉子:手で枠を作って、鴻巣さんの身体を枠内に収めながら、
鴻巣祐二:なんとなくピースサインしてみたりする。
港葉子:乃さんの身体に合わせるようにずらす。
中川 乃:((ハウンドとナワバリ争いの小競り合いか……ヨーコちゃんの言うとおり、小競り合いじゃ済まなくなるのは時間の問題だ。ハウンドに取って代わるのが目的なんだろうけど……))
鴻巣祐二:「で、だ。俺のビズも実はディラフト絡みでさ。できたら葉子ちゃんにはいろいろ話を聞きたいね」
中川 乃:ポケットロンを見ながら考えているので気づかないのだ
中川 乃:((あーダメだネタが足りねえよ。何でもいい、何か新しいネタ知ってそうな誰か——))
港葉子:「はい。協力者の必要性は痛感していました」
井上 卯ノ花:突然、ぴょこりと耳を突き出すように現れて、にこやかにアイサツするぞ!
港葉子:「協力者が居れば、積極的に協業体制を敷きたいと——」
港葉子:気配に反応して刀に手をかける。
井上 卯ノ花:「そういうことなら私が推参!」
鴻巣祐二:「うひゃあ!?」驚いて一歩下がる。
港葉子:「……ミス・イナリの人?」目を少し開く。刀から手を下ろす。
井上 卯ノ花:「ドーモ、葉子さんに鴻巣さん。そして就職おめでとうございます、乃さん。初めまして。ミス・イナリではなく井上卯ノ花と申します」
中川 乃:「初めまして! 卯ノ花ちゃん。ところでなんで俺のこと知ってるの?」朗らかに握手を求めつつ油断ないレッガーの目がひかる!
鴻巣祐二:「びびびびっくりしたなあ、なんでまたこんなところに……」心臓を押さえる。
井上 卯ノ花:「いや~偶然通りかかったら知り合いふたりがなにやら意気投合し、ビジネスの気配。いいですねえ」
鴻巣祐二:「相変わらずわけがわから……神出鬼没だ」
井上 卯ノ花:乃さんの握手に両手で応じるぞ。「狐のお告げです!!」
港葉子:「卯ノ花さんは天性の感知能力を保有しています」
港葉子:「私はいつでも居場所を掴まれているようです。不可解ですが」
鴻巣祐二:「ああ、そういうところあるよね、この人」
中川 乃:「ヨーコちゃん、それすげえ軽犯罪の匂いするん……いや、お告げか! お告げじゃ仕方ないな!」
鴻巣祐二:「俺とは一度ビズで一緒したことがあって、うん、大変だったな……」遠い目。
中川 乃:卯ノ花ちゃんの顔を一瞬チラ見して話を合わせることにした。命は大事だ。
鴻巣祐二:「ま、ニューロとしては実際優秀だよ。乃くんもコネ作っとけば」
井上 卯ノ花:「あの件ではお世話になりました~。鴻巣さんには私と同等の天狐のご加護がありますよ」
港葉子:「非常に優秀な追跡能力者です。地獄の果てまで到達可能なのでは」
鴻巣祐二:「こちらこそお世話に……大変な加護ついちゃったな」
井上 卯ノ花:「いやはや、それが目下、調査に苦心してまして。葉子さんにお伺いを立てたく思い参上したのですが」
港葉子:「伺い?なんでしょう」眉根を上げる。
井上 卯ノ花:「"キセノン・ドール"というニューロを追っています。その情報がBHにもあればと。交換条件として、そちらのビズ、電脳担当がどうやらいらっしゃらないのでは?ここは一つ、私に加担させて頂ければと思います」
井上 卯ノ花:(((敵は増やしたい)))
中川 乃:((ふぅん、ニューロなのか卯ノ花ちゃん。確かに、幾ら本人が機械に疎いとは言え、ハウンドに発信器仕掛けてもバレない腕は、知り合っといて損はなさそうだなぁ))
港葉子:「加担はとてもありがたい申し出です。"キセノン・ドール"については存じ上げませんが、」
鴻巣祐二:「ああ、そりゃ助かるねえ」どうせ見つかったんだからもう逃げられないだろうなと思っています。
港葉子:「調査の必要性があるならばそれを行い、迅速に詳細をなんとかできる可能性はあります」
中川 乃:「そうしてもらえると、俺と俺の幸せも助かる! よろしく卯ノ花ちゃん! 頼りにしてるよ」
港葉子:「渡りに船の類であると認識しています。よろしくおねがいします」深々と礼。
井上 卯ノ花:「それは助かります!さすが葉子さん。狐様があなたを助けよとお告げになったのですからきっとこの全員に良い結果が出ますよ!乃さん、こちらこそよろしくおねがいします!」
RL:ここでチームを結成してしまうのもいいですね
鴻巣祐二:「良いビズを。よろしく頼むよ」
井上 卯ノ花:「鴻巣さんも、またよろしくお願いしますね~!」葉子さんに負けないくらい深々と礼。
鴻巣祐二:では結成しましょうか。
中川 乃:チームOKです
港葉子:チーム!
港葉子:「お二人も。よろしくお願いします」より礼を深くする。逆に姿勢が悪くなりつつある。
井上 卯ノ花:チーム就職祝い、結成だー
港葉子:名前……
鴻巣祐二:すぐに退職祝いになるぞ
中川 乃:ブラックハウンドに目を着けられた企業に勤めることになったが、俺はもうダメかも知れない
RL:→◆ケイリーとフェイシンのビズ <社会:ストリート、警察>14、16 が調査可能になりました
中川 乃:とりあえず、リサーチ入る前にヨーコちゃんへ〈愛の交歓〉をしたいです
RL:ヘイヘーイ!
港葉子:される!
RL:愛の交歓…愛を奪ったり、与えたりするスタイル技能
RL:奪ったり与えたりすればいいと思います
RL:具体的には(達成値/10)+1枚の手札を捨てさせることができる
中川 乃:じゃあ、〈交渉〉〈誘惑〉〈愛の交歓〉をヨーコちゃんに使用します。
どどんとふ:中川 乃が「RL」へカードを渡しました。
中川 乃:わー間違ってハートの絵札をRLさんに渡してしまった!
RL:ww
どどんとふ:RLが「中川 乃」へカードを渡しました。
中川 乃:もっかい!
どどんとふ:中川 乃が「中川 乃」へカードを渡しました。
どどんとふ:中川 乃がカードを公開しました。「ハートのK」
RL:ん?今何かあったかな?
RL:気のせいですね
中川 乃:能力値6+誘惑2+手札10で達成値は18! ヨーコちゃんの肉体の制御値は抜けているはずだ!
どどんとふ:中川 乃が「ハートのK」を捨てました。
どどんとふ:中川 乃が「トランプ」の山札からカードを引きました。
RL:港葉子の生命制御値は15!よって突破
中川 乃:ヨーコちゃんは要らない手札を2枚捨てて、新しい札を引くことができるのだ
港葉子:すてる!
どどんとふ:港葉子が「クラブの8」を捨てました。
どどんとふ:港葉子が「クラブの10」を捨てました。
中川 乃:「ヨーコちゃん前屈みたいになっちゃってるよー? ほら、ちゃんとお巡りさんらしくシャンとしてくれよな」
中川 乃:ということで背中を叩きながらヘラヘラ笑っている
港葉子:「迂闊でした。ご指摘感謝します」背筋を伸ばす。
どどんとふ:港葉子が「トランプ」の山札からカードを引きました。
どどんとふ:港葉子が「トランプ」の山札からカードを引きました。
鴻巣祐二:交歓したところで、自分は《足長おじさん》使用したいです。
RL:長おじ!
鴻巣祐二:目標値なし、達成値分の報酬点をゲットできる!
RL:ひええー
鴻巣祐二:いきます
どどんとふ:鴻巣祐二がカードを公開しました。「ダイアの9」
鴻巣祐二:外界7+カード9で達成値16
どどんとふ:鴻巣祐二が「ダイアの9」を捨てました。
どどんとふ:鴻巣祐二が「トランプ」の山札からカードを引きました。
鴻巣祐二:報酬点16点いただこうか!
RL:ヒ、ヒエエー
RL:どうぞお納めください
鴻巣祐二:うむ! 32点になりました
鴻巣祐二:「おっと」鳴り出したポケットロンを取り出し、チェック。入金だ。
鴻巣祐二:「追加資金かな? 今回妙に気前がいいなあ、班長」
鴻巣祐二:ちなみに、振込先は明らかに社の口座とは異なっていたのだが、それに気づくことはない。そういう風になっている。
港葉子:ケイリーとフェイシンのビズについて、警察で判定します。
どどんとふ:港葉子がカードを公開しました。「ダイアの10」
港葉子:外界4+バッジ2+カード10で16!
どどんとふ:港葉子が「ダイアの10」を捨てました。
どどんとふ:港葉子が「トランプ」の山札からカードを引きました。
RL:突破!情報を開示します。
RL:◆ケイリーとフェイシンのビズ
3年前、悪名高いニューロ"キセノン・ドール"の所在を掴んだケイリーとフェイシンは
身柄を確保するため協力してその拠点へと乗り込んだ。
あと一歩と言うところまで追いつめたものの、ケイリーたちの雇い主が
"キセノン・ドール"の資産的価値に目が眩み裏切った事により、ケイリー達は敗北した。

RL:以上!
港葉子:「……成程。すべて繋がっているわけですか」右手の通信端末を下ろす。
港葉子:「……卯ノ花さんはすべてこれを見越してというわけですか。流石の実力」
港葉子:「私も精進しなければならないようです」刀を握る手に力を込めた。
中川 乃:乃は薬物中毒者について〈社会:警察〉で調べる
どどんとふ:中川 乃がカードを公開しました。「スペードのQ」
中川 乃:〈社会:警察〉能力値3+手札10+報酬点5でぴったり18
どどんとふ:中川 乃が「スペードのQ」を捨てました。
どどんとふ:中川 乃が「トランプ」の山札からカードを引きました。
RL:むむむ!突破!
RL:情報開示!
RL:◆薬物中毒者
最近アサクサ近辺で薬物中毒者が事件を起こし、確保された直後に死亡している。
不審な事にいずれも中毒になるほど薬物を常習した痕跡が見られず、
代わりにニューロンの損傷が見られる。
体調不良やケガの治療のため、ドーガタ・クリニックという病院で
診察を受けていたという共通点があるようだ。
→◆ドーガタ・クリニックが調査可能になりました。

中川 乃:目の前にブラックハウンドがいるのにね、知り合いの悪い警察官にいくらか入金してね、情報をもらう
中川 乃:「ふんふん……なんかあると思ったらやっぱりだぜ」
RL:なお、このドーガタ・クリニックについては
RL:中川 乃は存在を知っている
中川 乃:知ってた
RL:どころか、三年くらい前に治療受けた事あります
中川 乃:あっれえ?
RL:以上!
中川 乃:ドーガタ・クリニックも怪しいんだけど俺事件の周りでうろちょろしすぎじゃない?
RL:あやしい
中川 乃:「——で、その病院が怪しいと思うわけ俺は……あれ? そういえば俺ここ行ったことあったわ」
井上 卯ノ花:戸畑警備について調べようとするぞ!
RL:ヘイヘイ!
どどんとふ:井上 卯ノ花がカードを公開しました。「ダイアの2」
井上 卯ノ花:スートが合わねえぜ~!
どどんとふ:井上 卯ノ花が「ダイアの2」を捨てました。
どどんとふ:井上 卯ノ花が「トランプ」の山札からカードを引きました。
RL:合わないんじゃあしょうがないにゃあ~
井上 卯ノ花:「……ふーむなるほど、ふむふむ」情報を調べてるようなフリだけする!
港葉子:ではその様子を真剣に見ていよう。情報収集の手練を学ぶ姿勢。
中川 乃:何も言えないよ俺
井上 卯ノ花:目線に気づいて振り返り、ウィンクだ。
鴻巣祐二:「おっみんな頑張ってるね。俺もいっちょやるか」腕まくり。
RL:◆リサーチフェイズ2 END◆

RL:◆リサーチフェイズ3◆シーンプレイヤー:井上卯ノ花
RL:登場判定…<社会:N◎VA、警察、ストリート>10
どどんとふ:RLが「ハイランダー」を捨てました。
どどんとふ:RLが「トーキョーN◎VA:ニューロデッキ」の山札からカードを引いて公開しました。「クロマク」
RL:クロマク!キーワードは「深遠」事件の黒幕の協力、介入、妨害。を意味する!
RL:チームを組んでいるので、シーンプレイヤーの卯ノ花さんにくっついて全員登場できます
RL:登場判定失敗で手札を回したければ回してもよい
港葉子:チーム就職祝い!
鴻巣祐二:手札回させてください!
RL:ヒアウィーゴー!
どどんとふ:鴻巣祐二がカードを公開しました。「スペードの2」
中川 乃:俺も俺も
鴻巣祐二:スート合わず失敗!
どどんとふ:鴻巣祐二が「スペードの2」を捨てました。
どどんとふ:鴻巣祐二が「トランプ」の山札からカードを引きました。
どどんとふ:中川 乃がカードを公開しました。「スペードの3」
どどんとふ:中川 乃が「スペードの3」を捨てました。
どどんとふ:中川 乃が「トランプ」の山札からカードを引きました。
中川 乃:スート合わず失敗
RL:おやおや、二人も失敗か~い
RL:めげずに情報収集にチャレンジしてくれたまえよ
鴻巣祐二:へいよー
中川 乃:そこはおまかせなのだ
鴻巣祐二:では羽ケ崎本部長について、(社会:社交界〉の代わりに《隠れバディ》使用します。
どどんとふ:鴻巣祐二がカードを公開しました。「ハートの10」
鴻巣祐二:生命4+カード10+隠れバディ3+報酬点3で20だ
どどんとふ:鴻巣祐二が「ハートの10」を捨てました。
どどんとふ:鴻巣祐二が「トランプ」の山札からカードを引きました。
RL:突破されてしまったわ!
RL:情報を開示します。
RL:◆羽ケ崎本部長
ディラフトセキュリティに勤める、白い口ひげを蓄えた紳士。58歳。
ペイルキャッツの事業立ち上げを進めた中心人物。
妻は22年前に他界し、娘が一人いる。
→◆羽ケ崎本部長の娘 が調査可能になりました。
裏ルートから定期的に何らかの荷物を搬送し、自宅へ運び入れている。
→羽ケ崎本部長宅を調査可能になりました。
(ただし、イヌの捜査権限、あるいは電制で15点の達成値を出す必要があります)

RL:以上!
鴻巣祐二:ほほう!
鴻巣祐二:「ふーん、まあ、こんなもんかね」ポケットロンを操作。相変わらず情報提供者は謎である。
鴻巣祐二:「どうもこのおっさんが気になるね。そう簡単には手入れさせてもらえなさそうだが……」
井上 卯ノ花:ペイルキャッツについて〈社会:メディア〉で調べます。
RL:イエース
どどんとふ:井上 卯ノ花がカードを公開しました。「ダイアの3」
井上 卯ノ花:外界6+カード3+〈ストリームマップ〉2+〈チャイナドール〉1に報酬点3で15!
どどんとふ:井上 卯ノ花が「ダイアの3」を捨てました。
どどんとふ:井上 卯ノ花が「トランプ」の山札からカードを引きました。
RL:金の力!
RL:情報を開示します。
RL:◆ペイルキャッツ
綜合警備保障会社・ディラフトセキュリティの警備チーム。
メンバー同士は互いにペイル・ワン、ペイル・ツー、というように
通し番号の付いたコードネームで呼び合っている。
現在の主要メンバーはペイル・ワンことミトコ、ペイル・ツーことケイリー、
そしてペイル・スリーことフェイシン、の三名のようだ。

RL:以上!
井上 卯ノ花:「んや?ペイル・ワン、ミトコ。先ほど乃さんが楽しげに語っていた小さな子の名前だったような」
中川 乃:「マジで? あの子メンバーじゃなくて誰かの子どもかと思ってた」
鴻巣祐二:「へえー、最近の子供はすごいんだな。俺のガキの頃なんて……」一瞬フリーズ。
井上 卯ノ花:「大人が化けているのかもしれませんね」至極真面目に言うぞ
鴻巣祐二:「ん、あれ、何言おうとしてたっけ。まあいいや。すごいな」
港葉子:「化け……狐の仕業と?」
井上 卯ノ花:「我々の敵だというのなら、きっとキツネではなくタヌキですね。悪逆非道の存在です」
港葉子:「大権現ですか」
港葉子:ディラフとセキュリティについて。〈社会:警察〉。
どどんとふ:港葉子がカードを公開しました。「クラブのQ」
どどんとふ:港葉子が「クラブのQ」を捨てました。
どどんとふ:港葉子が「トランプ」の山札からカードを引きました。
港葉子:合計14なので1段しか抜けない!
RL:ふむふむ
RL:では第一段階まで公開を。
RL:◆ディラフトセキュリティ
新興の綜合警備保障会社。
腕利きのフリーランスを迎え入れて着々と成長を遂げ、いまやブラックハウンドやSSSにも並ぶほどになった。
最近はペイルキャッツなる警備チームを発足し、ますます事業は好調となっている。

RL:以上!
港葉子:しってた……
RL:しってたね…
港葉子:すみません、財産4点分使います!
RL:オーケー
RL:ならば全開示だ。
RL:◆ディラフトセキュリティ
新興の綜合警備保障会社。
元々はさほど存在感の無い弱小企業だったが、腕利きのフリーランスを迎え入れて
着々と成長を遂げ、いまやブラックハウンドやSSSにも並ぶほどになった。
最近はペイルキャッツなる警備チームを発足し、ますます事業は好調となっている。
千早とは業務提携の関係にある。
最近の目覚ましい隆盛には、軌道千早の役員が介入しているという噂もある。
→◆軌道千早の役員 が調査可能になりました。

RL:以上!
港葉子:「軌道千早。尋常の興隆ではないとは思っていましたがまさか」
鴻巣祐二:「おいおい、こりゃあ……うちの身内争いだったわけか!?」
中川 乃:(アイツの、上手くいけば軌道に……って、そういう話じゃないよな……?)
港葉子:「仲が良くないのでしょうか」
鴻巣祐二:「良くないというか、うーん、ま、複雑でね」苦い顔。
鴻巣祐二:「面倒になってきたなあ。これサボれないかなあ」
港葉子:「機動捜査課とその他大勢のようなものと認識すればよろしいのでしょうか」
鴻巣祐二:「まあ、うーん、そうかな。……ハウンドさんも結構中は大変なんだね」
港葉子:「怒られたいわけではないので、努力はしたいものではあるのですが」
中川 乃:ドーガタ・クリニックについて、〈社会:ストリート〉で調べます
どどんとふ:中川 乃がカードを公開しました。「ダイアのK」
中川 乃:能力値4+〈任侠道〉3+手札10+報酬点1で18
どどんとふ:中川 乃が「ダイアのK」を捨てました。
どどんとふ:中川 乃が「トランプ」の山札からカードを引きました。
RL:ニンキョ!
RL:全情報を開示!
RL:◆ドーガタ・クリニック
ストリートの外れにある医療施設。
治療費が法外に安いので、スラムの住人など低所得層に人気。
ここのところストリートで検挙される薬物中毒者は、
なぜか揃ってこのクリニックを利用していたようだ。
ドーガタ・クリニックはある人物の神業《M&A》によって買収されている。
通常の手段ではこれ以上の情報を入手することは不可能。

RL:以上!
中川 乃:「んー……友達の話を聞いた感じ、ヘンなカネの流れがあるんだけど、誰のカネかまでは分かんないな……」
中川 乃:「ゴメンな−。このネタ掘るにはちょっと俺じゃ力不足だわ」
中川 乃:「そんなにおかしな医者じゃなかった気がするんだけどなぁ……」
RL:その時、乃のポケットロンにケイリーから着信が入りますよ。
中川 乃:「あ、悪いちょっと外すね」
中川 乃:みんなから少し離れたところに移動して、音声のみで通話を受ける。
ケイリー:「乃、あんたどこまでスーツ買いに行ってるの」
RL:ケイリーの声と共に、バタバタと慌ただしそうな物音が聞こえてくる。
中川 乃:「アー。ゴメン。途中でちょっと友達に掴まっちゃって。戻った方がいいよね」
中川 乃:「なんかトラブってる?」
中川 乃:ケイリーの声と、その後ろの物音にも耳をすませる
ケイリー:「うん、ちょっと立て込んできちゃってね。中毒者の集団が暴動起こしたみたい」
ケイリー:「これから総出で鎮圧に向かうから、あんたの相手できなさそうなんだ。会えるのはまた明日かな」
中川 乃:「場所は?」
RL:ケイリーが誰かに確認している声がする。
ケイリー:「タタラ街のストリートね。危ないから来ちゃダメよ?」
中川 乃:「タタラ街のストリートだな。とにかく、無事で」
中川 乃:「ホント、頼むぜ」
ケイリー:「大丈夫。2秒で片付けるから」
ケイリー:「それじゃあね!」
RL:通信は慌ただしく終了した。
中川 乃:「ヨーコちゃん!」
港葉子:「はい」
中川 乃:通話を切らないうちに振り返って、ヨーコちゃんを呼ぼう。
中川 乃:「タタラ街のストリートでジャンキーどもが暴動始めたらしい! そっち誰か応援回せない?」
港葉子:「暴動。了解です。掛け合います」
港葉子:「治安の維持は我々の責務でもありますので。乃ちゃんさんの頼みであれば、それが倍点すると考えています」
鴻巣祐二:「暴動ねえ。穏やかじゃないなあ」顎をさする。
中川 乃:「ありがとね、ヨーコちゃん」
井上 卯ノ花:「ジャンキーというのは、先ほど調べた……?」
中川 乃:ヨーコちゃんからの了解を取り付けて、目に見えてホッとした様子
港葉子:「そのようですね。大量拿捕できれば、手がかりになる可能性も残されてはいます」
井上 卯ノ花:「ほほう。じゃあ見に行きましょうよ!」我先に駆け出しちまおう。
中川 乃:「見に行きましょうって卯ノ花ちゃん、ちょっと卯ノ花ちゃん?!」
鴻巣祐二:「ええっ!? 行くの? 俺荒事ダメなんだよ……」
中川 乃:「ちょっとあの子ひとりじゃマズイんじゃないの?」
中川 乃:卯ノ花ちゃんをダシに自分も現場に乗り込みたい
鴻巣祐二:「……乃くんは行きたいの?」ちらっと見る。
港葉子:「そうですね。我々の要ですが。彼女を失えることは避けたいのですが」
中川 乃:やや苦い顔で、「俺が行ってどうにかなるモンでもないんだろうけどね」
鴻巣祐二:「ふふん、さてはお友達か。女?」
中川 乃:「卯ノ花ちゃんひとりじゃ危ないでしょ」何言ってるんだ、といわんばかりの顔を作るよ
港葉子:「女性。また」じっと見る。
鴻巣祐二:「ま、そういうことにしても? 行くなら俺は後ろで隠れてるからね」
井上 卯ノ花:〈生命〉で制御判定します!
どどんとふ:井上 卯ノ花がカードを公開しました。「ハートの3」
井上 卯ノ花:生命3+カード3で6、制御値が8。成功だ!
どどんとふ:井上 卯ノ花が「ハートの3」を捨てました。
どどんとふ:井上 卯ノ花が「トランプ」の山札からカードを引きました。
井上 卯ノ花:駆け出したはいいものの、みんながついてこないのに気づいてクルルルっとターンするぞ
井上 卯ノ花:「行かないんですか~?暴動ですよ?一緒に行きましょうよ、乃さぁん!」
井上 卯ノ花:駆け戻ってきて手を掴む。
鴻巣祐二:「なんでそんな楽しそうかな!」
中川 乃:「ほら、お狐様の言うとおり、って。な?」
港葉子:「手掛かりがあると確信しているからでは。直観能力とか」
鴻巣祐二:「仕っ方ないなあ。俺ほんと役に立たないからね!? 社益関係ねえし!」
中川 乃:乃はこれ幸いと卯ノ花ちゃんに手を引かれて行こう
RL:◆リサーチフェイズ3 END◆

RL:◆リサーチフェイズ4◆シーンプレイヤー:中川乃
RL:登場判定…<社会:N◎VA、警察、ストリート>10
RL:登場判定の難易度こればっかだな
どどんとふ:RLが「クロマク」を捨てました。
どどんとふ:RLが「トーキョーN◎VA:ニューロデッキ」の山札からカードを引いて公開しました。「バサラ」
RL:バサラ!キーワードは「意志」。まったく新しい情報や状況の判明。イマジネーションを意味する!
RL:乃君は登場!登場判定に失敗したい人はするといい。
鴻巣祐二:します!
どどんとふ:鴻巣祐二がカードを公開しました。「ハートの6」
鴻巣祐二:スート合わず失敗!
どどんとふ:鴻巣祐二が「ハートの6」を捨てました。
どどんとふ:鴻巣祐二が「トランプ」の山札からカードを引きました。
RL:あとは手札回すひと居るかーい
港葉子:キープ!
井上 卯ノ花:キープっ
RL:りょうかい!
RL:――――
RL:木更タタラ街
RL:怪しげな個人商店と真新しいビルが入り混じる街。
RL:さまざまな電子製品やサイバーウェア、非合法薬品が手に入るブラックマーケット街、それが木更タタラ街だ。
RL:そのストリートの一角、遠くからでもはっきりとわかる。銃声が飛び交う鉄火場の気配!
RL:君たちは不用意に近づいてもいいし、騒ぎが収まるまで様子を伺ってもいい。
中川 乃:Tシャツのネックに引っかけてた梵天をかけて、遠目の映像を補正して貰いたい
中川 乃:どんな感じか探れますか?
RL:ほほう
RL:梵天は暗視・映像補正機能を持った多機能ミラーシェードですね…
中川 乃:ディスプレイ機能もついたすぐれものなのだ
RL:判定なしで情報を得られました。ペイルキャッツの人たちと、銃を持ったジャンキーがやり合っています
RL:最前線にはケイリーとフェイシンの姿もあります。
RL:あとブラックハウンドは到着が遅れているようです。
鴻巣祐二:にゃんと
井上 卯ノ花:「おやおや!問題の暴動はあれのようですね、発砲しているのはペイルキャッツの方々でしょうか?」距離を置いて物陰から覗く。
鴻巣祐二:「あーあー、真っ最中じゃないかよ。やっぱりここは本職に任せない?」
港葉子:「本職」
井上 卯ノ花:「本職~!」
鴻巣祐二:「あ、しまった。ここにも一人いた」
港葉子:「それは委細を私に委任するという意味でしょうか。あの数は荷が勝つと考えますが」
港葉子:「相打ち覚悟なら成功率は上昇しますが、あんまり進んで実行したくはありません」
鴻巣祐二:「いやいや、そういうわけじゃなくてね!? 俺はこの人数で突っ込むのには反対だよ!」
中川 乃:「いやー、ユーちゃんこれダメだよ」
中川 乃:「向こうが俺達見つけちゃった」
鴻巣祐二:「なんだと」
井上 卯ノ花:「おっおっ?向こうというのは?」
港葉子:「そうですね。害意を大量に感じます」
RL:刃物、銃器を手にした何らかの中毒者の集団が殺気の籠った視線を君たちに向ける!
RL:説得や命乞いなど一切聞く耳を持たないのがはっきりとわかるだろう。
鴻巣祐二:「勘弁してくれ……」青ざめながら、ヤオヨロズ24を取り出す。
中川 乃:「他の二人はまあともかく、卯ノ花ちゃんはこういうの大丈夫なクチなの?」
港葉子:「ともかかられました。不可解です」
鴻巣祐二:「俺はダメだって言ってるだろって」
井上 卯ノ花:「ええ、楽しくなってきました!!あのキツネの敵どもを滅ぼせるのでしょう?是非に~!」
中川 乃:「心強いじゃん! じゃあ俺の出る幕はなさそうだな!」さっと女の子達より後ろに下がる
鴻巣祐二:「あっお前そういう……!」
港葉子:「何をしているのでしょう」刀を構えて当然のように前に一歩。
どどんとふ:RLが「RL」のカードを受け取りました。
どどんとふ:中川 乃が「中川 乃」のカードを受け取りました。
RL:では、カット進行に入ります。
RL:武器の準備など、戦闘の準備がある人は居るかな?
鴻巣祐二:こちらは大丈夫です
中川 乃:乃も大丈夫です
港葉子:降魔刀を装備。腰だめに撃剣体勢。
鴻巣祐二:あ、そうか。不慣れな手つきでヤオヨロズ24を装備しておこう。
井上 卯ノ花:こちらも大丈夫です!
RL:イエス。敵との位置関係はコマでも示しましたが
RL:カタナジャンキーのトループが近距離、カブトワリジャンキーのトループが中距離に居ます
RL:射程のある武器を使う人は気を付けてね
RL:それでは…
RL:◆ROUND 1◆
RL:◆セットアッププロセス◆
RL:セットアップでスタイル技能を使用する人はココで使用するのだ
RL:誰かあるかな?
鴻巣祐二:今回はなし!
RL:ちなみに敵側は有りません
中川 乃:〈愛の交歓〉を使って欲しい人はいないかー
港葉子:なし!
井上 卯ノ花:じゃあやっていただいてみてもよいでしょうかー
中川 乃:じゃあ卯ノ花ちゃんにセットアップで〈愛の交歓〉使用だ
どどんとふ:中川 乃がカードを公開しました。「ハートのQ」
中川 乃:〈交渉〉〈誘惑〉〈愛の交歓〉で、能力値6+誘惑2+手札10=18
中川 乃:卯ノ花ちゃんの肉体の制御値は8だから、目標値クリア! 手札を2枚捨てて引き直してください
どどんとふ:中川 乃が「ハートのQ」を捨てました。
どどんとふ:中川 乃が「トランプ」の山札からカードを引きました。
どどんとふ:井上 卯ノ花が「クラブの4」を捨てました。
どどんとふ:井上 卯ノ花が「ダイアの8」を捨てました。
どどんとふ:井上 卯ノ花が「トランプ」の山札からカードを引きました。
中川 乃:乃は以上で!
RL:卯ノ花ちゃん自身はセットアップには特になかったはずなので
井上 卯ノ花:ハイ!ありません
RL:◆イニシアチブプロセス◆
RL:CS値順に行動していきます。
RL:最速は港葉子
港葉子:はい!
RL:N◎VAの行動は
RL:ムーブアクション、マイナーアクション、メジャーアクションが1セット
RL:ムーブアクションでは1段階移動ができます(ヴィークル搭乗時はもっと動けたりもする)
港葉子:マイナーを使わない……すごい
RL:そうなのだ…移動できない白兵キャラなど存在しないぞ
RL:そしてトループのHPは人数を示しています
RL:ダメージを与えれば、数が減る
RL:人数がゼロ以下になれば壊滅です
RL:レッツ壊滅!
港葉子:壊滅!
中川 乃:どっちのトループもHP20あるんだな……合わせて40人……!
RL:多いですね
港葉子:まずは移動して、カタナジャンキーの至近距離に。
RL:OK
港葉子:マイナーはなし。刀を握る右手に力を込める。
港葉子:《疾風剣》を使用してカタナジャンキーに白兵攻撃。これでいいのかな?
RL:OKです。カードを選び、判定をどうぞ
どどんとふ:港葉子がカードを公開しました。「スペードの9」
RL:あっ、疾風剣じゃなくて無風剣ですね
港葉子:まちがえたw
港葉子:それですそれ
RL:それだった!
RL:達成値はいかほどよォーッ
港葉子:理性8なので達成は17?
RL:特に修正が無いのでその通りでございます
RL:対してカタナジャンキーの回避達成値は…
どどんとふ:RLがカードを公開しました。「ハートの6」
RL:6+7で13
RL:回避失敗!
どどんとふ:RLが「ハートの6」を捨てました。
どどんとふ:RLが「ハートの6」を捨てました。
どどんとふ:RLが「トランプ」の山札からカードを引きました。
どどんとふ:港葉子が「スペードの9」を捨てました。
どどんとふ:港葉子が「トランプ」の山札からカードを引きました。
どどんとふ:港葉子が「クラブのA」を捨てました。
RL:では命中したのでダメージカードをお出しになって!
RL:ダメージカードはスート問わず、数字のみを参照します
どどんとふ:「港葉子」が捨て札から「クラブのA」を引き戻しました。
どどんとふ:港葉子がカードを公開しました。「クラブのJ」
どどんとふ:港葉子が「クラブのJ」を捨てました。
どどんとふ:港葉子が「トランプ」の山札からカードを引きました。
RL:……絵札で10、武器の攻撃力で+4、無風剣で+6ということは
RL:ジャスト壊滅じゃねーか!
港葉子:20点です!
RL:あっ、待った!
RL:こっちの防御値があったぜ!
港葉子:ちいっ
RL:S1点…一人だけ生き残る
RL:おっ、そして
RL:葉子ちゃんの攻撃はBS:毒(3)が入るのだな?
港葉子:はいるよ!
RL:行動を放棄しなければクリンナップで死ぬ事が確定した
港葉子:「抜撃態勢完了。状況を開始します」冷ややかに言い放つ。
薬物中毒者:「ウオー!ウオー!」
港葉子:怒号を掻き消すように。轟音。それに乗じて鍔鳴りの音が響く。
港葉子:「抜撃完了。状況を開始しました。次撃の準備は……」
港葉子:刀を鞘に戻す。「必要なようです。警戒レベルを維持します」
RL:死屍累々…なんとか刃を逃れた一人の哀れな中毒者は、ただ震え上がるのみであった。
RL:続いては乃くんと卯ノ花さん、CSが同値
港葉子:振り向く。「やはり荷が勝つようです。頼ってもよろしいでしょうか」
中川 乃:お先に卯ノ花ちゃん、どうぞ
井上 卯ノ花:出せるカードが無いー!!
井上 卯ノ花:愛の交歓してもらっておいてすまないー!!!!
RL:そういうこともありますわ!
中川 乃:そういうときはとりあえず回そう!
RL:せやな
RL:スートの合わないカードで攻撃して失敗すれば
RL:要らないカードを捨てられるんじゃな
井上 卯ノ花:よし、じゃあ一人残ったカタナジャンキーに心理攻撃でとどめを刺そうとしよう
どどんとふ:井上 卯ノ花がカードを公開しました。「ダイアの2」
井上 卯ノ花:スートが合わなかったぜ
どどんとふ:井上 卯ノ花が「ダイアの2」を捨てました。
どどんとふ:井上 卯ノ花が「トランプ」の山札からカードを引きました。
井上 卯ノ花:「ええ、葉子さんお任せ下さいよ!我々に敵などありません!」
井上 卯ノ花:精神攻撃をしようとタップをいじっていたがOSの更新通知がちょうど挟まって失敗したのをバレないように笑っている。
薬物中毒者:「……?」
薬物中毒者:「俺、まだ…生きてる…!」
RL:次は乃君の手番!
どどんとふ:中川 乃がカードを公開しました。「クラブのK」
中川 乃:〈心理〉で精神攻撃判定。達成値は手札10+能力値8で18だ
どどんとふ:中川 乃が「クラブのK」を捨てました。
どどんとふ:中川 乃が「トランプ」の山札からカードを引きました。
RL:この場合抵抗は<自我>でしたね
中川 乃:ですね
どどんとふ:RLがカードを公開しました。「ダイアの8」
RL:スート合わず失敗。
どどんとふ:RLが「ダイアの8」を捨てました。
どどんとふ:RLが「トランプ」の山札からカードを引きました。
RL:ダメージをどうぞなのだ!
どどんとふ:中川 乃がカードを公開しました。「スペードの6」
中川 乃:6点ダメージ。オーバーキル気味だけどな
どどんとふ:中川 乃が「スペードの6」を捨てました。
どどんとふ:中川 乃が「トランプ」の山札からカードを引きました。
RL:成す術も無し。カタナジャンキートループは早くも退場
RL:\Overkill/
中川 乃:「あーあーもう、そんなにクスリ食っちゃダメじゃん。ほら、足から鼠に食われてるぞ」
薬物中毒者:「ひっ!鼠どこ!?嫌だぁ!ああああ!」
中川 乃:よくない幻覚を誘発する言葉を悪い笑顔でお伝えだ!
RL:怯えた薬物中毒者はおぼつかない足取りで駆け回り、転倒そして昏倒!
中川 乃:「いっちょあがりだ。後は頼むぜユーちゃん」
RL:そう、鴻巣さんの手番だ
鴻巣祐二:ひえー
鴻巣祐二:えー、ではムーブなし。マイナーもなし。
鴻巣祐二:〈自我〉《守護天使》《マネーパワー》でカブトワリジャンキーを攻撃します。
どどんとふ:鴻巣祐二がカードを公開しました。「スペードのJ」
鴻巣祐二:理性7+カード10+岩脳1+アンクラッカブル2で達成値20。
RL:ヒャアア
どどんとふ:鴻巣祐二が「スペードのJ」を捨てました。
どどんとふ:鴻巣祐二が「トランプ」の山札からカードを引きました。
RL:カブトワリトジャンキー、回避に挑む
どどんとふ:RLがカードを公開しました。「ダイアの4」
RL:スート合わず失敗です
どどんとふ:RLが「ダイアの4」を捨てました。
どどんとふ:RLが「トランプ」の山札からカードを引きました。
RL:ダメージをどうぞ
どどんとふ:鴻巣祐二がカードを公開しました。「ハートの9」
鴻巣祐二:《守護天使》11+ダメージカード9+《マネーパワー》分報酬点2消費で22。
鴻巣祐二:一応一点乗せておく
RL:つ、つえー
どどんとふ:鴻巣祐二が「ハートの9」を捨てました。
どどんとふ:鴻巣祐二が「トランプ」の山札からカードを引きました。
RL:一発壊滅でござる
鴻巣祐二:やったー!
中川 乃:つよい
鴻巣祐二:「ね、狙って撃つ、狙って撃つ……!」冷や汗をかきながら銃を構えた、その時。
鴻巣祐二:キュイイイッ!
鴻巣祐二:どこからともなくレーザー攻撃が発生。ジャンキーたちを薙ぎ払う!
鴻巣祐二:「……え?」
薬物中毒者:「ウガーッ!?」「ぎゃあああ!」
鴻巣祐二:辺りをきょろきょろと見渡す。兵器の影はない。
RL:羽虫が炎に焼かれるように、ジャンキーたちはバタバタと倒れていく。
鴻巣祐二:「……これは、あれか。ディラフトかハウンドか……とにかく支援だな!」納得!
RL:カット進行は終了です。
RL:君たちの勝利だ!
港葉子:「そのような装備の存在は聞き覚えがありませんが。重要機密でしょうか」
中川 乃:「そうなんじゃないの? ユーちゃんおつかれ。ヨーコちゃんも」
鴻巣祐二:「おう、俺何もしてないけどね」
井上 卯ノ花:「私は前にも見せていただきました。間違いありません、キツネの恩寵です」ひかった
港葉子:「前哨戦といったところでしょう」刀から手は降ろさない。
港葉子:「本番がこの後控えるかは、双方の合意次第でしょうが」ディラフトのメンツの方を警戒する。
RL:君たちの活躍もあり、ジャンキーたちの暴動はほぼ制圧完了のようだ。
ブラックハウンドの車輛、そしてスクープを狙うトーキー達の群れも到着する。

RL:ジャンキーたちを連行し、引き上げを開始するペイルキャッツの面々。
RL:先頭に立っているのはケイリーだ。
ケイリー:「乃…!?」
RL:乃君の姿を見つけたケイリーは険しい表情になる。
中川 乃:だよね……
ケイリー:「どうして来たの。危険だから近づかないように、って言ったのに!」
中川 乃:「……ごめん」ここは殊勝に頭を下げよう。
ケイリー:「ごめん、で済まないでしょ!あんたはいつもそうやって、真摯に反省してるような素振りを見せるだけで、何度も何度もー!」
RL:激しい剣幕で食って掛かるケイリー。
RL:だがその時。
RL:路地の陰から、ふらりと人影が現れる。
RL:血走った目、口から泡を吹いているその男は…手に握った銃を、ケイリーに向けている。
RL:ケイリーは背後のその男に気づいていない!
中川 乃:「やべえ!」
中川 乃:「ケイリー後ろ!」
ケイリー:「!?」
RL:次の瞬間には男の手首ごと銃が吹っ飛んでいる。いつの間に構えたのか、ケイリーの手には愛用の銃。
RL:男は呻き声をあげ、その場でのたうっている。
ケイリー:「は。危なかった……乃、ありがと」
RL:そして港葉子は、その倒れている男に見覚えがある。
中川 乃:「おう」
港葉子:ある!
RL:人相が変わるほど歪んだ表情だが……それはキミの同僚、黒人刑事のボンパだ。
ボンパ:「うう…グゥウウ…お…あああ」
港葉子:「……なにが」
港葉子:「……何が、起きて?」
RL:ボンパは白目をむき、胸を掻き毟って苦しんでいる。その姿に容赦なく、トーキー達のフラッシュが浴びせられる。
港葉子:目を細める。「……まさか」
フェイシン:「おやおや。ブラックハウンドの堕落ここに極まれり。だな」
RL:いつの間にか、ケイリーの傍らで倒れたボンパに冷やかな視線を送るのはフェイシンだ。
港葉子:「……ミセス・フェイシン」
港葉子:「最初から、これを?」
フェイシン:「何のことやら。仲間の不始末の責任を私に問うてどうする?」
港葉子:「……」押し黙る。視線は彼女から外さない。
ケイリー:「待ちなさいよフェイシン。これはどういうこと……?」
フェイシン:「知らんな。さあ、引き上げよう。社に報告もしなければ」
RL:フェイシンは半ば強引にケイリーの腕を引いて、その場を去って行きます。
港葉子:彼女が去るのを見届けると刀を納め、上着を脱ぐ。
港葉子:のたうつボンパに被せる。
鴻巣祐二:「葉子ちゃん、大丈夫かい」近寄る。
鴻巣祐二:「その男は……?」
港葉子:「はい。私個人は生体機能に問題はありませんが」
港葉子:「社会機能に支障をきたすのかもしれません。彼も犬仲間です」
港葉子:「腰痛用の薬を宛てがうべきはずだったのですが。取り違えがあったのでしょうか」
RL:ブラックハウンドの面々がボンパを救急車両に乗せ、連れて行く。
鴻巣祐二:「……そうか。あのさ、葉子ちゃん。大丈夫かってのはね。気持ちの方はどうかってことさ」
港葉子:「……気持ち?」
鴻巣祐二:「感情、とか心理とか、そういうやつ」
鴻巣祐二:「要するに心配してるのさ」
港葉子:「職を失うのは好ましくない事態でしょう。糊口を凌ぐ手段は限られます。賭場のたぐいも得手では……心配」
鴻巣祐二:「お仲間があんな目に遭って、あんな怖い姐さんとやり合って、ま、なんか大変じゃないかってね」
鴻巣祐二:「なんでもないなら気にしないでくれ。お節介さ」
港葉子:「よく分かりませんが。心情として、憤怒、憎悪のたぐいがあることは否定しません。恐怖はありませんが」
鴻巣祐二:「……強いなあ、葉子ちゃんは」笑う。
港葉子:「心配とは、戦闘へのそれらの影響のことですか?それは問題無いです」
港葉子:「狼の関節(てくび)から先へは伝播させません。そう出来ます」
鴻巣祐二:「うーん、ちょっとずれてる。まあいいや」
港葉子:「もしや、独歩で問題無いかということですか?」
港葉子:「それについては明確に否定します。協業は絶対必要です」
港葉子:「単独行動はいや……といいますか、好ましくないかと考えていますので」
中川 乃:「さみしいもんね?」
港葉子:「……そう言い切られると、どこか釈然としませんが。否定はしません。状況終了まで、よろしくおねがいします」頭を下げる。
鴻巣祐二:「ま、俺たちは一応チームだもんな」
中川 乃:「さっきはゴメンね。フォローできなくて」
鴻巣祐二:「何かあったらこう、頼っていいんだよ、みたいなことだよ。ドンパチ以外でね」
港葉子:「成る程。頼ればいいのですか」
井上 卯ノ花:「……乃さぁん」距離をおいて伺っていたところから乃くんに寄ってゆく。
中川 乃:「うん……?」
中川 乃:「どしたの卯ノ花ちゃん」
井上 卯ノ花:「先程は申し訳ありません。乃さんがこの場に居合わせたのは、暴動に物見遊山で近づいた愚か者を止めようとしてとのこととペイルキャッツの方へ私は説明するべきでした」
中川 乃:「何言ってるの。卯ノ花ちゃんは悪くないよ。おかげで助かった命もあるわけだし、ね?」
中川 乃:卯ノ花ちゃんをダシにしたのはこっちだからな
中川 乃:RLから許可をいただいたので、〈一期一会〉をヨーコちゃんに使おう。
井上 卯ノ花:「そう言っていただけますか。乃さんの職場での立場が最悪化する日がいずれ来るかもしれませんが、元気にがんばってくださいね!」
中川 乃:「いいよいいよ、慣れてる!」破顔!
井上 卯ノ花:「鴻巣さんももう暴動を絶対にこの目で見たいなんて言って飛び出したらいけませんからね!まったくまったく」
鴻巣祐二:「あ? 俺? 俺そんなこと言った!?」
井上 卯ノ花:「心の声がはっきり届きました!」
港葉子:「読心まで」
鴻巣祐二:「言ってないよ! 勝手に誤読しないでほしいよね!」
鴻巣祐二:「葉子ちゃん、信じちゃだめだ。むしろ俺を信じてくれ」
港葉子:「はい。鴻巣さんを信じます」
鴻巣祐二:「ありがとう!」
港葉子:「……待ってください。この場合、卯ノ花さんを信用しないことに繋がりかねません」
港葉子:「それは由々しき問題であると考えます」
井上 卯ノ花:「エーン!悲しい!」
中川 乃:「はいはいはい! そろそろトーキーの視線が厳しいから!」
港葉子:「確かに。腰回りにとても視線を感じます」帯刀のせい。
中川 乃:で、やりそこねたヨーコちゃんへの一期一会を今度こそ使いたい
どどんとふ:中川 乃がカードを公開しました。「クラブのK」
中川 乃:〈交渉〉〈誘惑〉〈一期一会〉で手札10+誘惑2+能力値8=達成値20
中川 乃:制御値抜けたな! じゃあ俺はアクト終了までヨーコちゃんのコネを2レベル取得するぞ
RL:あ、そういえばまだだったw
港葉子:コネクト!
どどんとふ:中川 乃が「トランプ」の山札からカードを引きました。
どどんとふ:中川 乃が「クラブのK」を捨てました。
中川 乃:「せっかく友達なんだから、もっと頼ってくれていいんだぞ? ドンパチはできないけど、情報屋の端くれだ。そっち方面でな?」
中川 乃:取得するスートは感情と外界だ
港葉子:「はい。とても頼ります。方面もしっかりと絞ります」
中川 乃:「よしよし」撫でよう
港葉子:されるがまま。
鴻巣祐二:「なんだか俺の立場的に釈然としない」
井上 卯ノ花:「さ、ずらかりましょう~」我先にダッシュ。
鴻巣祐二:あ、肉体の制御判定させてもらっていいでしょうか!
RL:イイヨー
どどんとふ:鴻巣祐二がカードを公開しました。「ハートの4」
鴻巣祐二:生命4カード4で8、制御値9で成功!
どどんとふ:鴻巣祐二が「ハートの4」を捨てました。
どどんとふ:鴻巣祐二が「トランプ」の山札からカードを引きました。
鴻巣祐二:「おおい、待てよ!」追いかける。転びかけるが難なく体勢を立て直して走るぞ。
鴻巣祐二:情報収集をしたいです!
RL:カモンナウ!
鴻巣祐二:軌道千早の役員について、《隠れバディ》で〈コネ:千早雅之〉の代わりに。
どどんとふ:鴻巣祐二がカードを公開しました。「ハートの8」
鴻巣祐二:生命4+カード8+《隠れバディ》3+報酬点2点で17!
どどんとふ:鴻巣祐二が「ハートの8」を捨てました。
どどんとふ:鴻巣祐二が「トランプ」の山札からカードを引きました。
鴻巣祐二:あっちょっとまって
鴻巣祐二:すいません、隠れバディはコネには使えなかった
RL:おお
鴻巣祐二:代わりに〈社会:社交界〉に変更します。
RL:ウイス!
鴻巣祐二:報酬点は全部で5点使用します。
鴻巣祐二:で、20のはず。
鴻巣祐二:19だ。報酬点4点。すいません。
RL:あいあい!
RL:いずれにせよ情報は全突破やね
RL:強い…間違いない
RL:◆軌道千早の役員
ディラフトセキュリティの経営に関与している役員。
他の役員と足並みはそろっておらず、ほぼ単独で何らかの絵図を書いている。
ディラフトセキュリティを使った計画が失敗すれば、
また別の駒を使い計画を進行するのみと考えている。
かつて、ケイリーとフェイシンを使い捨てたように。
→◆ディラフトセキュリティの計画 が調査可能になりました

RL:以上!
鴻巣祐二:「……ふむ。独断専行、というわけか……」また例の謎のルートから情報を得ている。
鴻巣祐二:「計画。なんの話だ? 気になるな。まだ調べる余地がありそうだ」
港葉子:◆羽ケ崎本部長の娘 <社会:ストリート、テクノロジー>14、20について挑戦。
港葉子:《情報屋》を使用。報酬点を一点支払い、〈社会:警察〉として判定。
どどんとふ:港葉子がカードを公開しました。「ハートの10」
どどんとふ:港葉子が「ハートの10」を捨てました。
どどんとふ:港葉子が「トランプ」の山札からカードを引きました。
港葉子:生命8+カード10+《バッジ》2+隊員バッジ1で21!
RL:こちらも強い…
RL:情報開示!
RL:◆羽ケ崎本部長の娘
羽ケ崎美登子。10歳の時に交通事故に遭い全身を義体化したが、急激に脳機能が低下。
自己の人格を模倣したプログラムを作成し、脳と交換した。
その後はニューロとしての実力を高め、悪質なハッキング・クラッキング行為を繰り返すようになる。
三年前には一度破壊されかけたが、最近ようやくまともに動けるようになったようだ。

RL:以上…!
港葉子:ブラックハウンドの威信をかけて捜査網を強いている。どうせ現状のイメージは最悪だから手段に頓着もしない。
港葉子:それがデータとして送られるのだ。
港葉子:「”美登子”……ペイル・ワン……ハッキング……?」
港葉子:「……”キセノン・ドール”。よもや?」一人でブツブツ咀嚼する。
井上 卯ノ花:「聞こえましたよ?」スッと聞きに行く。
港葉子:「流石耳聡い。それもお告げなのでしょうか」
港葉子:「それともその耳が?」
井上 卯ノ花:「つかんでくだすったのですね?"キセノン・ドール"!お告げの力もありますが、葉子さんたちBHの能力の為せる業でもございます!さすがです~!」
港葉子:「成程。チームワーク」
港葉子:「彼らもしきりに友好的な手段を用いたと述べていました。重要な事項と考えます」
井上 卯ノ花:戸畑警備について〈社会:テクノロジー〉で調査します!
どどんとふ:井上 卯ノ花がカードを公開しました。「スペードの4」
井上 卯ノ花:理性6+カード4+ストリームマップ2+チャイナドール1+報酬点3のせて16で!
どどんとふ:井上 卯ノ花が「スペードの4」を捨てました。
RL:カードが4でも開く!つよい!
どどんとふ:井上 卯ノ花が「トランプ」の山札からカードを引きました。
RL:情報は全開示しますぞ
RL:◆戸畑警備
戸畑修介が起業した会社。
ネットワークセキュリティ部門が襲撃を受け、データが全壊して壊滅状態である。
戸畑警備では一部でブラックハウンドとやり取りしたデータも扱っているが、
そのデータも全て被害にあっているようだ。
特に重要なのはブラックハウンド内の汚職警官が過去に利用していたデータ。
本人はレイの手によって既に失職に追い込まれているが、世間に公表されれば
ブラックハウンドの評価が地に落ちそうな、危険な内容を含んでいる。

RL:以上!
井上 卯ノ花:「あっ」葉子さんをちょっと見る。
港葉子:時計から目を離しそちらを見やる。「何か?」首を傾げる。
中川 乃:「んっ?」興味ありげに卯ノ花ちゃんと葉子ちゃんを見てるぞ
鴻巣祐二:「……」喫煙しながら、ぼんやり何事か考えている。
井上 卯ノ花:一旦壁に向かって話す。「…………チームワーク。友好的。その通りです」
港葉子:「卯ノ花さん。私の所在位置はそちらではありません。座標がずれていますか?」
井上 卯ノ花:「いえいえ!キツネの方角へ祈っていたのです!葉子さん、悪しきタヌキの手先がBHに潜り込んだデータが出てきまして。これが世に蔓延るタヌキの仲間どもに伝わってしまったら大変です。きっと民衆に歪めて広めまくります。BHは何も悪くないというのに」
港葉子:「……む」
井上 卯ノ花:「"キセノン・ドール"がこのデータを盗んでいたとしたら猛烈にマズイですね?」
中川 乃:(クソッ、美味い飯の種になるかと思ったけど、大ざっぱ過ぎてさっぱりわかんねえ)
鴻巣祐二:「……」考え込んでいる。
港葉子:「確かに、非常に良くありません。断つ必要がありそうです」
中川 乃:(おおかたBHのスキャンダルでも流れたんだろうけど、突っ込むのも野暮よなあ)
港葉子:「速やかに断ちましょう。“キセノン・ドール”は今どこに居るのでしょうか」
鴻巣祐二:「……ああ、違う。いかん。なんだっけ、BHのデータが流出、だっけ?」頭を振り、煙を吐く。
中川 乃:「おいおい、ユーちゃんダイジョブ?」
井上 卯ノ花:「まだしてません!防ごうという話です鴻巣さん」
港葉子:「……?」
鴻巣祐二:「……ああ、そうか。ごめんごめん、ちょっと別のこと考えてたよ。さっきの美登子って子のことさ」
井上 卯ノ花:「いや、してるのか?アレ?とにかくキセノン・ドールをやっちまいたいんです!」
井上 卯ノ花:「美登子さんのこと?」
鴻巣祐二:「プログラムで動いてる人間ってのは……それは人って言えるのかな、とか、そんなことを考えてた。ま、気にしないでくれ」手を振る。
鴻巣祐二:「大体、なんで俺はそんなこと考えたんだっけなあ……」
鴻巣祐二:「うん、キセノン・ドール。そいつを追い詰める必要があるんだな。大丈夫。聞いてた」煙草をもみ消す。
港葉子:「脳も電気信号を司令するプログラムのようなものなので、人と峻別する必要はないのではないでしょうか」
中川 乃:「ユーちゃん優しいからねえ」ポンと背中を叩く
鴻巣祐二:「おいおい、俺は別に……」
港葉子:「しかしそうなると、この端末と人を分ける術が無くなります。困りました」自分の手首を見やる。
井上 卯ノ花:「なに、ひとつの答えはありますよ。精神があるかどうかです」
鴻巣祐二:「精神ねえ」
井上 卯ノ花:「キツネの教えでこころを焼き切ることができるのならば、そいつは人です」
港葉子:「焼き切ってしまったら人でなくなってしまうのでは」
井上 卯ノ花:「"キセノン・ドール"が人か否か?きっと確かめてやりましょう~!」
中川 乃:「物騒だな! まあ、当人が人間だって信じてるなら、夢見せてやんのも良いんじゃない?」
鴻巣祐二:「まあ、じゃあそこは卯ノ花さんに任せるよ。ああ、おっかない」へらへらと笑う。
RL:◆リサーチフェイズ4 END◆

RL:◆リサーチフェイズ5◆シーンプレイヤー:鴻巣祐二
RL:登場判定…<社会:N◎VA、警察、ストリート>10
どどんとふ:RLが「バサラ」を捨てました。
どどんとふ:RLが「トーキョーN◎VA:ニューロデッキ」の山札からカードを引いて公開しました。「カタナ」
RL:カタナ!キーワードは「力」。極めて不利で激しい戦闘の発生。決断を必要とする状況の到来を意味する!
RL:このシーンはRL側から発生させるイベントはありません
中川 乃:登場判定に失敗させて欲しい
RL:ドゾー
どどんとふ:中川 乃がカードを公開しました。「スペードの4」
中川 乃:〈社会:N◎VA〉で登場判定、スートが合わず失敗
どどんとふ:中川 乃が「スペードの4」を捨てました。
どどんとふ:中川 乃が「トランプ」の山札からカードを引きました。
鴻巣祐二:同じく登場判定させてください。〈社会:N◎VA〉で。
鴻巣祐二:あっシーンプレイヤー
RL:そういうこともある…
鴻巣祐二:では、ドーガタ・クリニックへのM&Aを同じくM&Aで解除したいです。
RL:OKです。隠されていた情報を開示しましょう。その後、演出があればどうぞ
鴻巣祐二:ひゅー!
RL:◆ドーガタ・クリニック
クリニックを買収しているのはディラフトセキュリティ社のトップだ。
ドーガタ・クリニックはその指示に従い、外来患者に特殊な電脳ドラッグを注入している。
この電脳ドラッグは、遠隔で使用者の行動をある程度操作することができる。
通常の検査では検出されず、薬物の過剰摂取にしか見えない。
電脳ドラッグの被験者リストを入手しました。

RL:以上!
鴻巣祐二:「……」他の三人の目を避けるように、ふらふらと物陰に歩いていく。
鴻巣祐二:すっと背筋を伸ばす。ポケットロンを取り出し、通信を開始。
鴻巣祐二:「……ああ、私だ。これは定時連絡ではない……ひとつ、してほしい買い物がある」
鴻巣祐二:「なに、地上のちっぽけなクリニックだ。大した資産価値もないが、"鴻巣"の方で必要なのでな」
鴻巣祐二:「名は"ドーガタ・クリニック"。これを対象にM&Aを行う」
鴻巣祐二:「よろしく頼む。こちらからは以上だ」通信を切る。
鴻巣祐二:「……」また猫背に戻る。それから、何事もなかったかのように三人のところに戻る。
鴻巣祐二:「やあ、どうも社の筋からいい情報が手に入りそうだ!」笑顔。
中川 乃:「すげえじゃん。お疲れ!」
港葉子:「いい情報ですか?」
井上 卯ノ花:「なんとなんと!持つべきものはカチグミの友人ですね」
鴻巣祐二:「どうだろうねえ、じゃーん」被験者リストをポケットロンからホロ表示させましょう。
港葉子:「これは。名簿ですか?」
中川 乃:「何のリスト?」
鴻巣祐二:「例のクリニックで電脳ドラッグを植え付けられたって人のリストだとさ」
鴻巣祐二:「BHの方でこれ、使えるんじゃない?」
港葉子:「それは……」同僚の名前を探す。ありますよね?
井上 卯ノ花:「それはおっかない!この人たちに会ったら近づかないほうがいいですねえ」
RL:そのリストに載っているのは、最近薬物中毒者として事件を起こした者たちばかりだ。
RL:黒人刑事、ボンパの名もある。
RL:そしてリストの先頭近くに載っているのは……
RL:三年近く前の日付と共に、中川 乃の顔写真。
RL:Expiration(期限切れ)の文字。
井上 卯ノ花:「あっ」
鴻巣祐二:「……え?」
中川 乃:真顔
港葉子:「確かに信憑性が……おや。どういうことでしょう」
鴻巣祐二:「乃くん、ここに通ってたの?」
中川 乃:RL、理性の制御判定します
RL:どうぞ
どどんとふ:中川 乃がカードを公開しました。「スペードの3」
中川 乃:ありがとうございます!カード3+能力値6で、制御値以下だ!
どどんとふ:中川 乃が「スペードの3」を捨てました。
どどんとふ:中川 乃が「トランプ」の山札からカードを引きました。
中川 乃:((俺がここに担がれたのが三年前で……この計画自体が三年ちょい前から計画されてたって話だろ? ケイリーの話だとかミトコちゃんの話だとか……))真顔で考えてたところに声が掛かって、いつもの調子に戻る。
中川 乃:「いや、ちょっとヘタうって腹縫った時に運ばれただけだよ!」
中川 乃:「多分、なんかされてるとしたら麻酔の後じゃねえかなぁ……」
中川 乃:「それにほら! 期限切れってなってる! なってるでしょ?! 俺は無実だから! ね!」
中川 乃:必死だ!
鴻巣祐二:「ふーむ」チラチラとデータと乃くんを見比べ。
港葉子:「期限切れとはどういう意味でしょう」
井上 卯ノ花:「だッごっ ペ え、ええ!順当に考えてそのドラッグの期限でしょう!つまり乃さんは大丈夫というわけですね!」失言を反省して乃さんに思いっきり抱きつこう
鴻巣祐二:「おやおや、熱いねえ」
鴻巣祐二:「まあ、そういうことなんだろうね。多分、乃くんはあんな風になることはないとみた。それに」
中川 乃:「そうそう、乃サンは大丈夫なの!」抱きつかれた勢いでちょっとよろけながら頭をもふもふ
鴻巣祐二:「もし何か悪さしたら、葉子ちゃんコースと卯ノ花さんコースと二種類もあるし」
港葉子:「先に希望を聞きましょうか。どちらがお好みでしょう」
井上 卯ノ花:にまっと笑う。「苦しませませんから!」
港葉子:「私も尽力します。知覚させずに一瞬でやれるはずです」
中川 乃:「いやいや! そこは頼れる鴻巣先生が始末つけてくれるって信じてるよ俺!」
港葉子:「……どこか釈然としません。まるで袖にされたような……」
鴻巣祐二:「俺? 俺のは一番危ないと思うけど? 狙いつけるのも下手だし」ヤオヨロズ24の話をしている。
港葉子:「……むう」
中川 乃:「女の子に殺されるならもっと違うシチュエーションがいい!」寝室とか!
鴻巣祐二:「ま、とにかく、ディラフトが例の中毒者を生み出してるのはわかったわけで」煙草に火をつける。
井上 卯ノ花:「プラチナムキャッシュで顔をはたけば正気に戻るやもしれませんね!」そろそろ乃さんからは離れよう。
鴻巣祐二:「マッチポンプだったってわけだよね、これ」
中川 乃:「そうそれ! もっと実りある話しよ!」矛先がそれたことにホッとしたような仕草をして、ユーちゃんから火を貰って一服。
港葉子:「癒着しているわけですか。中毒者側は純然たる被害者兼任の実行犯というわけですね」
井上 卯ノ花:「乃さん、ここ就職やめたほうがいいと思います!」
中川 乃:「問題は、中毒者を遠隔操作してたのが誰かってことと、ディラフトの中でどのぐらいが、コトを把握してるかってところよ」
中川 乃:「卯ノ花ちゃんありがとね。そのつもりで動くわ」
鴻巣祐二:「……怪しいのは羽ヶ崎って男だが、そう簡単に調べさせてはもらえないみたいだな」
中川 乃:「そこはさ、適材適所よ」ヨーコちゃんと卯ノ花ちゃんの方を見よう
港葉子:「?」
井上 卯ノ花:「フム」
鴻巣祐二:「そうだそうだ、頼れるメンバーがいるんだしね」
井上 卯ノ花:「フフ! 葉子ちゃんコースと卯ノ花さんコース、どちらにします?」
鴻巣祐二:「どっちを選んでもおっかないぞー」腕を組み、笑う。
鴻巣祐二:「……羽ヶ崎さん、悪い奴を敵に回したね」
港葉子:「いえ、悪ではなく我々はあくまで正義を護る地獄の猟犬です」
港葉子:「地獄だと悪のような気がします。善性の存在はなにか適当なのがいないのでしょうか」
鴻巣祐二:「んんん、悪いっていうのは比喩で……」
鴻巣祐二:「……善いやつなら天使かな」
井上 卯ノ花:「そこは天のキツネがおすすめですよ」
港葉子:「成程。では我々は天使たる狐の集団です」
鴻巣祐二:「ハイブリッド」
中川 乃:「じゃあチーム就職祝いは解散して、天のきつねチーム再結成か」
港葉子:「青い猫だか狸だかの腹を掻っ捌きましょう。出前迅速落書無用です」
鴻巣祐二:では情報収集したいです。
RL:どうぞー
鴻巣祐二:ディラフトセキュリティの計画について。
どどんとふ:鴻巣祐二がカードを公開しました。「ハートの2」
どどんとふ:鴻巣祐二が「ハートの2」を捨てました。
鴻巣祐二:失敗!
どどんとふ:鴻巣祐二が「トランプ」の山札からカードを引きました。
鴻巣祐二:以上です。
中川 乃:じゃあ乃がディラフトセキュリティの計画について〈社会:ストリート〉で判定
どどんとふ:中川 乃がカードを公開しました。「ダイアのA」
RL:A!
中川 乃:ここでしか使えなかった! 問答無用で21と言うぞ!
どどんとふ:中川 乃が「ダイアのA」を捨てました。
どどんとふ:中川 乃が「トランプ」の山札からカードを引きました。
RL:こりゃかなわん!
RL:情報を開示します。
RL:◆ディラフトセキュリティの計画
薬物中毒者がブラックハウンドを襲撃し、ペイルキャッツがそれを解決。
双方に死傷者が出ることも織り込み済み。
同時に、ブラックハウンドにまつわるスキャンダルを各所のトーキーへリークし信用を地に落とす。
ディラフトセキュリティのトップは軌道千早の役員にコネがあり、この計画には役員も関与している。

RL:以上!
中川 乃:「あ、ユーちゃん、ポケットロン見といて。今貰ったネタ転送しといたよ」
中川 乃:「話す話さないはそっちで決めて」
鴻巣祐二:「ん、ああ……げっ」
鴻巣祐二:「参ったなあこりゃ……とにかく、あちらさんのおおよその計画がわかった、ってわけだ」
鴻巣祐二:軌道千早の件について以外は話しましょうか。
中川 乃:「卯ノ花ちゃんの読み通り、ブラックハウンドのスキャンダルを広めるつもりだったみたいだなあ」
鴻巣祐二:いや
鴻巣祐二:話してしまえ。不良さらりまんだからな。
鴻巣祐二:「……これ、ほんと内密にしてほしいんだけど、軌道のお偉いさんががっつり関わってる」
鴻巣祐二:「ヤバい、ヤバイなあ……。まったく……」
鴻巣祐二:「大局も読めぬ愚か者もいたものだ」呟く。
中川 乃:「さらりまんは大変だねえ」
鴻巣祐二:「ほんとだよ。あとで奢るからこの辺の話は黙っててくれよ」
井上 卯ノ花:耳をぴこりと動かして、黙っている。
鴻巣祐二:「ともかく、こんな計画を立ててる企業とうちが繋がってるのはまずい」
鴻巣祐二:「取り返しがつかないことになる前に、どうにかしないと」
港葉子:ミトコについて、《情報屋》を使用して〈社会:警察〉判定。
港葉子:あっ違うダメだ!ハートの時しか使えないのか。
港葉子:失敗して手札を交換します。
RL:ラジャー!
どどんとふ:港葉子がカードを公開しました。「クラブの7」
どどんとふ:港葉子が「クラブの7」を捨てました。
どどんとふ:港葉子が「トランプ」の山札からカードを引きました。
井上 卯ノ花:ミトコについて〈社会:ストリート〉で
どどんとふ:井上 卯ノ花がカードを公開しました。「ハートの9」
井上 卯ノ花:スートが合わないんですね~
どどんとふ:井上 卯ノ花が「ハートの9」を捨てました。
どどんとふ:井上 卯ノ花が「トランプ」の山札からカードを引きました。
RL:そうか~スートが合わないんじゃあ(以下略)
RL:◆リサーチフェイズ5 END◆

RL:◆リサーチフェイズ6◆シーンプレイヤー…井上卯ノ花
RL:登場判定…<社会:N◎VA、警察、ストリート>10
どどんとふ:RLが「カタナ」を捨てました。
どどんとふ:RLが「トーキョーN◎VA:ニューロデッキ」の山札からカードを引いて公開しました。「トーキー」
RL:トーキー!キーワードは「繁栄」。敵の正体露見、思いがけぬ味方、状況が将棋倒し的に進展する事を意味する!
RL:登場判定に失敗する人はどうぞー
どどんとふ:中川 乃がカードを公開しました。「スペードの8」
中川 乃:したいです!〈社会:N◎VA〉でスートあわず!
どどんとふ:中川 乃が「裏向きの札」を捨てました。
鴻巣祐二:します!
どどんとふ:中川 乃が「トランプ」の山札からカードを引きました。
どどんとふ:鴻巣祐二がカードを公開しました。「スペードの2」
どどんとふ:鴻巣祐二が「スペードの2」を捨てました。
どどんとふ:鴻巣祐二が「トランプ」の山札からカードを引きました。
港葉子:私も!
鴻巣祐二:うむ、失敗!
どどんとふ:港葉子がカードを公開しました。「スペードの5」
どどんとふ:港葉子が「スペードの5」を捨てました。
どどんとふ:港葉子が「トランプ」の山札からカードを引きました。
RL:羽ケ崎本部長、いい所に住んでるんだから登場判定の難易度を上げるべきだった
RL: 
RL:ホワイトエリアの一角、いかにも金がかかっています!と言わんばかりの大きな邸宅。
RL:そこがディラフトセキュリティの羽ケ崎本部長の家だ。
RL:今は留守らしいが、当然ホームセキュリティにより守られている。
RL:<電脳>で15以上を出せば侵入可能だ。
井上 卯ノ花:「ふーん、ふん、ふん。目や耳があちこち付いて守られているようですねえ。侵入者を蜂の巣にする気まんまんのようです、が」
港葉子:「蜂の巣であれば、蜜を掠め取りたいところですが」
鴻巣祐二:「刺されるよ?」
井上 卯ノ花:「卯ノ花さんコースをお選びいただいた皆様にはローヤルゼリーならぬロイヤルミルクティーがケーキ付きで出ますとも!」
井上 卯ノ花:〈電脳〉で判定!いくぜ!
どどんとふ:井上 卯ノ花がカードを公開しました。「ダイアの7」
井上 卯ノ花:外界6+カード7+01フィーリング2!15ちょうどだ!
どどんとふ:井上 卯ノ花が「ダイアの7」を捨てました。
どどんとふ:井上 卯ノ花が「トランプ」の山札からカードを引きました。
港葉子:「ここはやはり葉子ちゃんコースで、堂々と捜査令状を発行すべきでは。正面から踏み入り着実に制圧を……」
港葉子:「……おや」
RL:ジャスト成功!羽ケ崎本部長宅のセキュリティ解除!ドアも開錠!
RL:ついでに地下になにやら謎のスペースがあることもわかる
中川 乃:「すげえじゃん!」ひかえめに拍手!
鴻巣祐二:「おー、いいアフタヌーンティーだ。酒が欲しいけどね」
港葉子:「確かに扉を自分で開けずに分け入る行為は、ロイヤルの行いと言って差し支えない気がします」
井上 卯ノ花:「ふっふっふ! さてさて、蜂蜜はどうも地下にあるようですね。あとそちらの書斎にブランデーが」
鴻巣祐二:「お、いいなあ。ビズの最中じゃなきゃなあ……」
中川 乃:「後で貰っちゃえば良いじゃ……ダメだ」ヨーコちゃんが見てることに気づいて黙るぞ
中川 乃:さすがに非合法手段で入ったうえにイヌの目の前で窃盗はダメだ
港葉子:「刺されますよ」
鴻巣祐二:「乃くん、終わったらアンモニア・アベニューででも一杯やろうぜ」やれやれ、という顔で肩を叩く。
鴻巣祐二:「ここはどうも女王蜂が強いや」
中川 乃:「そうね。不良男どもは黙ってたほうが良さそう」
港葉子:「働き蜂には蜜を集めてもらわねば。花はすぐそこのはずです」
井上 卯ノ花:家具に手当たり次第こっそり発信機を付けて回ってる。
鴻巣祐二:「せいぜい労働しますか」地下が気になる!
RL:地下へ続く階段は、何重にもロックがかけられていたようだが
RL:今や入場フリーだ。
中川 乃:「そうね。ハニーハントといきますか」卯ノ花ちゃんの行いを見て見ぬ振りをしながら
RL:監視カメラも赤外線センサーも置物と化している。
中川 乃:さすが卯ノ花さまだ……
井上 卯ノ花:「さ、女王様お進みくださいな」タップで操作してドアを開けてゆこう。
RL:地下には予想以上に広い空間が広がっており、工房のような設備が整っている。
港葉子:「ここは?」
RL:そして、壁ぎわの棚には
RL:ドレスを着た、首の無い少女の身体が無数に並んでいる。
港葉子:「……む」口元を少し抑える。
鴻巣祐二:「うひゃああ!?」
RL:精巧に作られているが、それは全て義体のようだ。
中川 乃:「……いや、これ生身じゃねえぞ?」
鴻巣祐二:「ああああ、び、びっくりした。俺ホラーダメなんだよ……」心臓を押さえる。
中川 乃:「しかし、なんだコレ……ミトコちゃんのスペアか何かか……?」
港葉子:「しかし、何故体だけなのでしょう」
港葉子:「対応する頭が、別の場所に同数あるのでしょうか」
鴻巣祐二:義体の他には何かありますか?
RL:並んだ義体の下に置かれたプレートには、製作日付らしきものが記録されてます。
RL:22年前の日付から一年ごとに作られているようです。
港葉子:義体、サイズは全く同じですかねこれ。
RL:同じです。最近のものほど見た目の出来は良いです。
港葉子:「……アップデート?」
鴻巣祐二:「……一年ごとに義体を交換してるってことになるのかな」
中川 乃:「ハードウェアだけ取っ替えてんのか……」他に何かないかなあと部屋の中をウロウロしながら
井上 卯ノ花:3年前のもありますか?破壊されかけたという
RL:あります。それはボロボロになっている。
中川 乃:やっぱり刀傷的な物とか銃創的なものとかが……?
RL:そういった傷跡があります。
鴻巣祐二:「これをそのケイリーとフェイシンって二人がやったわけだ」
鴻巣祐二:「……バックに軌道千早がついて」
RL:と、ここでバタバタと慌ただしい物音と共に、羽ケ崎本部長が血相を変えて地下へやってきます。
羽ケ崎本部長:「貴様ら……何をしている!!」
港葉子:刀に手をかける。
中川 乃:「あ、すいません本部長! お邪魔してます」
鴻巣祐二:「うわ」
RL:髪は乱れ、目は血走り、紳士然としたふるまいは影も形もない。
羽ケ崎本部長:「出て行け!出て行け!私のミトコに近づくんじゃない!!」
井上 卯ノ花:「戸締りしとくんだったー……」
鴻巣祐二:「頼むよ卯ノ花さん!!」
鴻巣祐二:「……ミトコ。じゃあこれがやっぱり」振り向く。
港葉子:「これが全部ミトコなのでしょうか」
羽ケ崎本部長:「ミトコは私の美しい娘だよ。ふ、ふふふふふ美しいだろう。汚い手で触るなよ!」
RL:並んだ義体の一つに抱きついて頬ずりしながら、羽ケ崎はうっとりした目つきで言う。
港葉子:「うわあ」
井上 卯ノ花:「うわあ」
中川 乃:「うっわ……」
鴻巣祐二:「わー……」
羽ケ崎本部長:「なんだその顔は。えっ?何か悪いとでもいうのかね?これが何かの罪だとでもいうのか!!」
中川 乃:「問題はそっちじゃないよ。かわいい娘のために軌道千早と手を組んだ方だ」
羽ケ崎本部長:「軌道……」
RL:羽ケ崎の顔色が変わる。
羽ケ崎本部長:「な、ななななななななな何のことだね」
RL:額にはみるみる汗が噴出し、目が泳ぐ。
港葉子:「心拍数の増大と、顔色の変色。視線のふらつき。多くの異常状態を感知しました」
鴻巣祐二:「調べはついてる。ひどい計画をお偉いさんと一緒に立ててるってね」
港葉子:「老廃物の排出増加も確認できました」
鴻巣祐二:「……上と下、つくならどっちか片方にしてくれりゃ俺の面倒はなかったのになあ」
井上 卯ノ花:「罪のない善良な無職や刑事に電脳ドラッグを漬け込んだりしているんでしょう~?全部もうバレてるんですよ」
港葉子:「善良な無職」
中川 乃:「そうそう。俺みたいな善良な元無職もドーガタ・クリニックさんにかかってたからビックリしたわ」
羽ケ崎本部長:「な……あ……う」
RL:口をパクパクさせていた本部長の顔つきが突然変わる。
中川 乃:本部長に近づいて、他の三人に見えないようにペルソナをレッガーに変えよう。
港葉子:「元ではないと思いますが」
井上 卯ノ花:「もうペイルキャッツ辞めますもんね!」
中川 乃:「面通しの時、フツーに暮らしてるヤツが死ぬのは避けたいって言ったろ? カタギに手ェ出すのは、俺みたいな名無し(クズ)の領分だぜ。ふてぶてしくシラが切れねぇなら、全部吐いちまえ」
羽ケ崎本部長:「……何の事かね、と言っている」
RL:羽ケ崎本部長が神業《完全偽装》を使用します。効果は、今まで得た情報からディラフトセキュリティの文字を消去。
RL:先ほどまでの取り乱した顔は、能面のような無表情に変化している。
港葉子:「先程までのバイタルサインが消失しました」
RL:慌てたふりをして密かにトロンを操作し、隠蔽工作を行っていた……という表現にします
鴻巣祐二:なるほど
羽ケ崎本部長:「言っている事がさっぱりわからない。何か、そのような証拠でもあるのかな」
鴻巣祐二:「いいか、ここに証拠のデータだって……ええっ!?」
鴻巣祐二:社名の代わりに空白の並ぶデータを見て、ぞっとする。
鴻巣祐二:「……改竄、だと」
港葉子:「……一体」
中川 乃:「ユーちゃん、ヨーコちゃん。まァ慌てんなよ。俺達にはとっておきのエースがいるだろ?」
鴻巣祐二:「……あー」
鴻巣祐二:「まだ終わってなかったか、コース」
中川 乃:「2秒後のアンタのツラが楽しみだぜ」本部長に向かって鮫のように笑って、ペルソナをカブキに戻そう。
井上 卯ノ花:突然、先ほど羽ヶ崎本部長が頬ずりしていた首無し義体が動き出し、彼を抱き寄せる!
羽ケ崎本部長:「……ミトコ!?」
井上 卯ノ花:その義体は片手で本部長の目を優しく隠すと、もう片方の手で彼が隠し持っていたトロンを掴み上げた。
井上 卯ノ花:「ええ、ええ、チーム天使たる狐の電脳担当、この井上卯ノ花のスペシャルコース。とくとご覧あれ」
井上 卯ノ花:義体がトロンを人体には不可能な指先のスピードで操る。
井上 卯ノ花:「これを、こうして、これで……はい、終わりですね」
井上 卯ノ花:義体は操作を終えると、トロンと本部長の体を投げ飛ばして優雅にターンした。
井上 卯ノ花:「キツネは全てを見通す!!」壁の義体たちが一斉に割れるような拍手!
井上 卯ノ花:そんなわけで《電脳神》でしたー。
羽ケ崎本部長:「何が……!?」
RL:あわててトロンを拾い上げるが、既に情報の偽装は全て解かれている。
港葉子:周囲を見回して、遅れて拍手に加わる。
鴻巣祐二:「……おや」先ほどのデータが、みるみるうちに元に戻っていく。
羽ケ崎本部長:「あ……ああ……あああ?」
鴻巣祐二:「というわけでですね、こちらがデザートの証拠でございます」
RL:再び羽ケ崎本部長の顔から汗が噴出する。
羽ケ崎本部長:「た、助けてくれ…私は何も悪くないんだ!全てミトコが、ミトコの指示で!」
港葉子:「どのような指示があったのでしょう」
羽ケ崎本部長:「ブラックハウンドを潰し、わが社が上へ立つ為だと……社のトップにそう言われては仕方がないじゃないか!」
RL:と言う感じで、先ほど君たちが得たのと同じ情報をベラベラと自分で喋ります。
鴻巣祐二:「だから困るんですよね、部長さん。そういうの、うちと提携してる身でさあ……ったく」
港葉子:「先程はミトコの指示と仰っていました。今は社のトップの指示と仰っていますが」
港葉子:「この齟齬を解決する選択肢は一つしかないと愚考します」
羽ケ崎本部長:「う、ぐ……」
中川 乃:「ヨーコちゃんの考えで正解なんだろうけど、ここは俺程度の頭でも分かるように、ちゃんと説明しよう。ね?」
羽ケ崎本部長:「その通り!だから、私は悪くない!分かってくれるね?」
港葉子:「つまり、ミトコ——つまりは、”キセノン・ドール”が」
港葉子:「ペイル・ワンであり、そしてそのまま、ディラフトセキュリティの首魁——女王蜂であるということでは」
鴻巣祐二:「繋がっちゃったねえ」
中川 乃:「ありがとねヨーコちゃん。本部長の代わりに喋らせて手間取らせちゃったね」
港葉子:「いえ。彼には今後他に沢山喋って貰わなければなりませんので」
港葉子:「今喉を消耗させることもないでしょう。専任の担当者が涸らします」
井上 卯ノ花:「BHの威信にかけてってやつですね!」
中川 乃:「なるほどね」
港葉子:頷く。
羽ケ崎本部長:「エエエエエ!?」
中川 乃:「気づかなかったの? 誰もアンタを助けてあげるとは言ってないんだなァ」
羽ケ崎本部長:「そんなあ!誰かっ!誰か助けてくれ!ミトコ―!私のミトコーッ!」
鴻巣祐二:「すいませんねえ、部長。彼女、職務熱心なんで」
中川 乃:呆れた様子で首を振ろう。
井上 卯ノ花:「うわあ」
井上 卯ノ花:接続の切れた義体たちはみな黙ったままである。
港葉子:「おや。珍しく抜かずに解決しました」
港葉子:「抜かずの剣は究極の形と聞いています。一歩近づかせていただき、皆さんに感謝します」深々とお辞儀。
中川 乃:「俺は何にもしてないよ。卯ノ花ちゃんが凄かったんだ」
鴻巣祐二:「今回のMVPってやつだね」
港葉子:「確かに。ありがとうございました」卯ノ花さんの方を向いて再び礼。
井上 卯ノ花:「ふふ!卯ノ花コースをお選びいただきありがとうございました!」両手でピース。
鴻巣祐二:「はい、ごちそうさんでした」
井上 卯ノ花:「葉子さんコースもますます研ぎ澄まされたようですね。次の機会にはそちらを選びましょう!」
港葉子:「はい。ご来店をお待ちしています」
港葉子:「あ、いえ。来店は頂かないほうが町が平和ということになるので……悩ましいものです」
RL:では、カット前に手札を回す人はどうぞ
中川 乃:ミトコちゃんを〈社会:ストリート〉でリサーチしようとしてスートが合わない!失敗!
どどんとふ:中川 乃がカードを公開しました。「スペードの9」
どどんとふ:中川 乃が「スペードの9」を捨てました。
どどんとふ:中川 乃が「トランプ」の山札からカードを引きました。
鴻巣祐二:ミトコについて調べます。〈社会:企業〉で。
どどんとふ:鴻巣祐二がカードを公開しました。「ハートの5」
どどんとふ:鴻巣祐二が「ハートの5」を捨てました。
どどんとふ:鴻巣祐二が「トランプ」の山札からカードを引きました。
鴻巣祐二:失敗!
港葉子:同じく調査。〈社会:企業〉。
どどんとふ:港葉子がカードを公開しました。「クラブの8」
港葉子:足りない!失敗!
どどんとふ:港葉子が「クラブの8」を捨てました。
どどんとふ:港葉子が「トランプ」の山札からカードを引きました。
RL:◆リサーチフェイズ6 END◆

RL:◆リサーチフェイズ7◆シーンプレイヤー:港葉子
RL:登場判定…<社会:N◎VA、警察、ストリート>10
どどんとふ:RLが「トーキー」を捨てました。
どどんとふ:RLが「トーキョーN◎VA:ニューロデッキ」の山札からカードを引いて公開しました。「カゲ」
RL:カゲ!キーワードは「死」。これまで潜伏していた勢力が動き出す。刺客襲来。昇華。を意味する!
RL:登場判定に失敗したい人はどうぞー
鴻巣祐二:登場判定、〈社会:N◎VA〉で
どどんとふ:鴻巣祐二がカードを公開しました。「クラブの2」
どどんとふ:鴻巣祐二が「クラブの2」を捨てました。
どどんとふ:鴻巣祐二が「トランプ」の山札からカードを引きました。
鴻巣祐二:失敗!
中川 乃:こちらも登場判定失敗。〈社会:N◎VA〉
どどんとふ:中川 乃がカードを公開しました。「クラブの2」
どどんとふ:中川 乃が「クラブの2」を捨てました。
どどんとふ:中川 乃が「トランプ」の山札からカードを引きました。
井上 卯ノ花:私も私も 〈社会:ストリート〉
RL:以上でオーケイ?
RL:おっと、どうぞ
どどんとふ:井上 卯ノ花がカードを公開しました。「ダイアのJ」
井上 卯ノ花:スートが合わずな
どどんとふ:井上 卯ノ花が「ダイアのJ」を捨てました。
どどんとふ:井上 卯ノ花が「トランプ」の山札からカードを引きました。
RL:――――
RL:フェイシンが姿を見せるという、アサクサのバー。
RL:安酒を求めて荒くれ者が集う、お世辞にも治安のいいとは言えない場所だ。
RL:そこに今夜、グラスを傾けるフェイシンの姿はあった。
港葉子:では、隣にツカツカと歩み寄っていって注文しましょう。
港葉子:「ホットミルクをお願いします」
店員:「ナメてんのか、お嬢ちゃん」
RL:店員はホットミルクを叩きつけるように置く。
店員:「これ飲んでとっとと帰んな!」
RL:フェイシンはそれを横目に見て、鼻で笑う。
フェイシン:「子供は寝る時間だが?」
港葉子:「どうにも機嫌を損ねたようですが、何か粗相をしてしまったのでしょうか」
港葉子:「いえ。猫が心配だったもので。ついミルクを」
フェイシン:「猫は意外に強かな生き物だぞ」
港葉子:「魂が9つもあれば、2個めなど失っても惜しくないと?」
フェイシン:「フフ。比喩が多くてまどろっこしいな。何か聞き出したいならばもっと」
RL:グラスに残ったブランデーを一気に呷る。
フェイシン:「単刀直入に言ったらどうだ」
港葉子:「現状、あなたは捨て駒に見受けられます。それで満足かを聞きたいと思っていたところです」
フェイシン:「クライアントが誰になろうと、さして興味は無い。この腕を、この剣を存分に振るう場所さえあればな」
港葉子:「それは。その場所は、どこになると考えていますか?」
フェイシン:「さて……どこかな。この酒場かもしれんな」
RL:腰に下げた刀に手がかかっている。
港葉子:「相手が見つかると良いですが。少なくとも”ナミオヨギ”は、バッカスを躾けるためのものではないので」
港葉子:両手でカップを取ってミルクに口をつける。
港葉子:すぐに下ろす。「……熱い」
フェイシン:「ふ。やはりいいな、お前はいいぞ」
RL:フェイシンはギラついた目で、楽しそうに笑う。
港葉子:「ペイル・ツーもそうなのでしょうか。スリーと同じく、戦場を求める孤高のノラだと?」
フェイシン:「ケイリーか。あれは私とは違う。最初からスタンスが違っていた」
港葉子:「スタンス」
フェイシン:「あれほどの腕があって、男を助けるために命を賭けるというのは理解しがたいな」
港葉子:「……男を助けるため?」
フェイシン:「おや。もう知っているかと思ったが、そこまでは掴んでいなかったか」
港葉子:憮然とする。
フェイシン:「3年前、私にビズの話を持ちかけてきたのはケイリーの方さ。”キセノン・ドール”を潰したい、知り合いの命が危ない…とな」
港葉子:「3年前というと……そのビズは、失敗したと聞いています」
フェイシン:「クライアントの気が変わったのだから仕方がない。ケイリーは最期まで反抗していたが」
フェイシン:「まあ本望だろうさ。男は助かったようだからな」
港葉子:「成程。よく分かりません」
港葉子:「3年前に助かったはずならば何故、今の状況があるのでしょう」
フェイシン:「さて、どうしてかな。お友達もそこの所が気になるか?」
港葉子:「はい……お友達?」とっさに一瞬、横合いの席に目を向ける。
フェイシン:「今夜は少し興が乗っている。が、顔を出さない相手に全てを語って聞かせるほど、私はお人よしでもない」
鴻巣祐二:(なあおい、バレてるみたいだよ?)傍の席、メニューで顔を隠しながら、二人に。
井上 卯ノ花:(デスネー。お呼ばれしちゃいましょっか)耳を伏せて目立たないようにしつつ。
鴻巣祐二:(だな。行こうぜ、乃くん)
中川 乃:「……」ショットを持ったまま、ふらっと立ち上がろう。
中川 乃:ヨーコちゃんとフェイシンを挟むように隣に腰掛け、ショットグラスを叩き付ける。
鴻巣祐二:「乃くん?」不審に思いながらそれに続く。
中川 乃:ショットグラスを一息に煽って、「聞かせて欲しいね、ぜひ」梵天ごしに睨むぞ
フェイシン:「礼儀のなっていない新人だな。商売敵とつるんでいる時点で論外だが」
フェイシン:「ケイリーも可哀想な奴。お前のような男のどこが気に入っていたのか」
RL:侮蔑の眼差しを送ってくる。
鴻巣祐二:「え? え?」乃くんとフェイシンを交互に見る。
井上 卯ノ花:すっごい面白そうな顔をしつつ、黙って麦焼酎を飲んでる。
中川 乃:「付き合う友達は選ぶモンだよ。あいつは間違えたな」
中川 乃:「さて、続きを話してくれないかな先輩?」
中川 乃:頑張ってフェイシンの挑発には乗らないぞ
フェイシン:「”キセノン・ドール”は生き延びた。私達は殺し損ねた」
フェイシン:「クライアントの決定を、ケイリーは聞き入れなかった」
フェイシン:「そうなれば当然口を封じなければならない」
フェイシン:「気付かなくても無理はない。……あれは、そのくらいよくできている」
RL:フェイシンの表情に、若干の嫌悪の色が浮かぶ。
鴻巣祐二:「よく……できている?」
フェイシン:「”キセノン・ドール”の悪癖さ。気に入った相手を自分と同じにする」
フェイシン:「幸い、私はそこまで好かれなかったが」
鴻巣祐二:「……」
港葉子:「……それは」
中川 乃:「……」脳裏に本部長宅地下室に並ぶ義体がフラッシュバックする
鴻巣祐二:(プログラムで動いてる人間ってのは……それは……)
フェイシン:「何か感想はあるか、後輩」
中川 乃:「……あいつは良いヤツだからな。どんな最悪でも、俺と違って現実に流されたりしない、希望を捨てない。
俺が惚れたぐらいだ。そりゃ、AIにも好かれるだろうさ」

中川 乃:RL、感情の制御判定させてください
RL:はい、どうぞです
どどんとふ:中川 乃がカードを公開しました。「ハートの5」
どどんとふ:中川 乃が「ハートの5」を捨てました。
どどんとふ:中川 乃が「トランプ」の山札からカードを引きました。
中川 乃:感情の制御判定、スートが合いません。失敗
中川 乃:「それで、テメエはそれ黙認しやがったのか?! あァ?!」カウンターから立ち上がり、フェイシンに食ってかかる
港葉子:「乃ちゃんさん」立ち上がって静止しようとする。
鴻巣祐二:「乃くん!」後ろでおろおろする。
井上 卯ノ花:二人をじっと見ていよう。
中川 乃:「テメエは五体満足でカタナガ振るえりゃご満足だろうが、それで人ひとり死なせていい道理があるか!」
中川 乃:「ふざけんな!」
中川 乃:「ふっざけんじゃねえよ……!」震える声で、カウンターに拳を振り下ろす。
フェイシン:「私にはケイリーを助ける義務も義理もない」
フェイシン:「カタナは殺しの武器。情に流されて命を落とすのは御免だね」
中川 乃:「……」
中川 乃:バーテンに無言でショットグラスを突き出し、注いで貰ったテキーラを持って「……そうかよ」とだけ呟くと、ふらっと元の席に戻ろう。
RL:着信音が鳴る。フェイシンはトロンを取り出して眺め、グラスを置いた。
フェイシン:「呼び出しだ。今夜のうちに決着がつきそうだな」
港葉子:「……今夜。子供は寝る時間なのですが」
港葉子:「悪い大人も居たものです。裁かれるべきかもしれません」ぬるくなったミルクを飲み干す。
鴻巣祐二:「……あんたにひとつ、質問がある。いいかな?」フェイシンに。
RL:フェイシンは誰だお前、という顔で鴻巣さんを見る。
鴻巣祐二:「キセノン・ドール。ケイリー。義体に、プログラムの頭脳。彼女らは、人間だと思う?」
鴻巣祐二:「俺はまあ、通りすがりの社畜だよ。乃くんのお友達だ」
フェイシン:「区別する必要があるとも思えない、が。私はああはなりたくはない」
フェイシン:「剣の腕が鈍るからな」
鴻巣祐二:「……なるほど」顎をさする。「俺も同感だ。邪魔したね」
RL:立ち去りかけ、背を向けたままフェイシンが呟く。
フェイシン:「ブラックハウンド基地とリニア・コープのちょうど中間地点に、長いこと使われていないビルがある」
フェイシン:「なぜだか今、ドラッグの中毒者が大勢たむろしているらしい」
RL:振り返り、港葉子へ視線を送る。
フェイシン:「待っているぞ」
港葉子:「……」無言で頷く。
RL:そのままフェイシンは酒場を出ていく。
中川 乃:〈信用〉で購入判定。G308(235P)、目標値13に対してダイヤのAで成功
どどんとふ:中川 乃がカードを公開しました。「ダイアのA」
どどんとふ:中川 乃が「ダイアのA」を捨てました。
どどんとふ:中川 乃が「トランプ」の山札からカードを引きました。
中川 乃:乃の後ろを通り過ぎる男が、大きめのアタッシュケースを足元に置いていく。直後、男の口座に入金。売買成立だ。
中川 乃:何かありそうだと踏んで、事前にそういう取引をしていたってことでひとつ
RL:ひええ、了解です
井上 卯ノ花:「乃さぁん」乃くんが戻った席へいっしょに戻る。
中川 乃:「うん? 卯ノ花ちゃんどした?」顔を上げると、さっきまでの顔がどこかに行ったような笑顔に見える。
中川 乃:「なんかゴメンね。びっくりさせちゃって」
井上 卯ノ花:しかし、目の奥に燃える暗い焔を見て取ろう。「あれ?思ったよりずっといい顔してますね」
中川 乃:「ハハハ、気づいちゃった? 俺けっこう色男なのよ」ショットグラスを煽って。「さすが卯ノ花ちゃん、お目が高いね」
港葉子:「?」不可解そうに首を傾げる。
井上 卯ノ花:「……ケイリーさんは見る目がおありだったのですね。彼女もすてきなひとだったのですか」
中川 乃:「……うん。佳い女だったよ。言えなかったけど、ずっとそう思ってた」どこかスッキリした顔で笑っている
中川 乃:「さ! 俺の話はいいさ。ヨーコちゃん、行くんだろ?」パンと手を叩いて、仕切り直しだ
港葉子:「はい。確かに私は行きますが」
港葉子:「……それは私がブラックハウンドであり、躙られた誇りを取り戻し、治安をもこの手に取り戻すためです」
港葉子:「卯ノ花さんはキセノンドールを狸鍋にする義務があり、鴻巣さんは千早の落とし前をつける必要があると認識しています」
鴻巣祐二:「……また荒事が待ってるんだろうなあ……」頭をわしゃわしゃとする。
港葉子:「乃ちゃんさんはどうする積もりなのでしょうか」
鴻巣祐二:「選択肢がひとつっきゃないってのもつらい。さらりまんはきついよ。どうする? 乃くん」
中川 乃:「乃ちゃんさんは、見届けたいんだよね。ヨーコちゃん、卯ノ花ちゃん、それとユーちゃんが、こいつをどう決着させるのかをさ」
中川 乃:「あとは、俺自身が筋を通さなきゃならないじゃん」
鴻巣祐二:「そっか」ウォッカのグラスを一気にあおり、カウンターに返す。
中川 乃:「だからさ、連れてってよ。俺は役に立たないけど、こいつが」足元のアタッシュケースを足で小突く。「役に立つかもしれないし」
鴻巣祐二:「役に立たない度で言ったら俺も負けないぞお」笑う。
港葉子:「連れていくことはしません。私は子供で、乃ちゃんさんは一応大人の範疇です」
井上 卯ノ花:「ふふっ。行きましょうよ!一緒に。暴動が無いなら起こさなくっちゃ」残りの焼酎を飲み干して一緒に笑う。
港葉子:「つまり、来ることを止めません。よろしくお願いします」頭を下げる。
中川 乃:「葉子ちゃん、ありがとうな。ワガママ見過ごしてくれて。卯ノ花ちゃんもありがとう。さっき俺に発破かけてくれて」
中川 乃:「ユーちゃんは、あれだな。俺と同じぐらいダメでいてくれてありがとうかな?」
鴻巣祐二:「ひでえなおい」肩を叩く。
鴻巣祐二:「行くか」
鴻巣祐二:心臓を押さえ、深呼吸し、恐怖を落ち着け。
中川 乃:「ん。サンキュ」アタッシュケース持って立ち上がるぞ。「ダイジョブだよユーちゃん。お前、自分で思ってるよりできる奴だよ」
鴻巣祐二:「どうかねえ……」乃くんに続こう。
井上 卯ノ花:〈信用〉で購入判定します。L2M(P.241)、目標値15
どどんとふ:井上 卯ノ花がカードを公開しました。「ダイアの10」
井上 卯ノ花:外界6+10で16だ
どどんとふ:井上 卯ノ花が「ダイアの10」を捨てました。
どどんとふ:井上 卯ノ花が「トランプ」の山札からカードを引きました。
港葉子:インナーアーマーにでも購入判定狙います。
どどんとふ:港葉子がカードを公開しました。「クラブの3」
港葉子:スート違いで失敗だ!
どどんとふ:港葉子が「クラブの3」を捨てました。
どどんとふ:港葉子が「トランプ」の山札からカードを引きました。
RL:では、中川乃さんのPSを渡します。
RL:PS:"キセノン・ドール"の呪縛から相棒を救う
中川 乃:受け取りました!
RL:達成なさいますように!
RL:◆リサーチフェイズ7 END◆

RL:◆クライマックスフェイズ◆全員登場
どどんとふ:RLが「カゲ」を捨てました。
どどんとふ:RLが「トーキョーN◎VA:ニューロデッキ」の山札からカードを引いて公開しました。「フェイト」
RL:フェイト!キーワードは「公正」正義の裁き。因果応報。ツケを払う、何らかの報いを意味する!
RL:フェイシンがキミ達に伝えた地点には、確かに長らく使われていない廃ビルがある。
RL:今、そのビルからゾンビのような足取りで
RL:手に手に武器を持った中毒者がぞろぞろと歩き出していた。
RL:行く先は、ブラックハウンド本部基地というわけだ。
中川 乃:自分もああなってたかと思うとぞっとしないな
中川 乃:あと、その所為で相棒が……って思うと色んな意味で腹立たしいな
中川 乃:「ヨーコちゃん、これ職場のほう大丈夫?」
港葉子:「いえ。大丈夫にするように、私がここで尽力します」
鴻巣祐二:「狙って撃つ、狙って、撃つ……」緊張した面持ちだ。
中川 乃:「狙わなくても当たるやつ貸そうか? おたくの商品だよコレ」
中川 乃:アタッシュケースをひょいっと持ち上げる
鴻巣祐二:「そりゃ乃くんのだろ。まあ、なんとかやってみせるよ」引きつった笑顔。
井上 卯ノ花:「"キセノン・ドール"ご本人はいらっしゃいますかねえ~」
RL:中毒者の群れを率いるように歩くのはフェイシン。
RL:その後ろから、バンブルビー(千早製のエアロバイク)を押すケイリー。
RL:そしてその後ろを、ニコニコしながら歩いている小さなシルエット。
ミトコ:「さーて、いよいよ今日が本番だねー」
ミトコ:「ちょっと難しいけど、たくさん練習したからきっと大丈夫」
ミトコ:「まずはひと暴れしてきてね!よろしくー」
RL:ミトコが手をかざし、中毒者の群れに呼びかける。
RL:このまま放っておけば彼らは基地へ殺到し、ディラフトセキュリティの計画がスタートだ。
中川 乃:目線で三人に「いたぞ」って伝えよう
鴻巣祐二:こくりと頷く。
井上 卯ノ花:ミトコの姿を認めてぎらりと笑う。
港葉子:刀をかちりと構える。
中川 乃:三人の進路に、よっつの影が物言わずカットインする感じかな
ミトコ:「あら、ら」
RL:そのシルエットを認め、ミトコが手を下ろす。
中川 乃:「どうも、ミトコちゃんに、先輩がた。退職届出しに来ました」
中川 乃:不敵に笑おう
フェイシン:「逃げずに来る根性はあったか」
RL:ほくそ笑むフェイシンを見て、ミトコがふくれる。
ミトコ:「何か余計な事したね?これだから蛋白質のCPUなんて信用できないんだよな」
ミトコ:「その点、ペイル・ツーはお利口だもんね」
ケイリー:「乃……」
中川 乃:「ごめんな。俺、まっとうに生きるの、やっぱり難しいや」
ケイリー:「いいの。あんたは……それでもいい。おかしいのは私」
RL:ケイリーの身体は震え、その顔が左半分だけ目まぐるしく表情を変えている。
ケイリー:「こんなのは私じゃない。今の私はきっとあんたを撃てる。躊躇いも無く撃てる」
ミトコ:「当然。そういう風に作ったんだもの。私の命令が最優先」
ケイリー:「乃……私を止めて。こんな馬鹿な事したくない……!」
中川 乃:「大丈夫、助けるぜケイリー。今度は、俺がお前の為に命張る番だ」
中川 乃:「なあ、ケイリーさ、まだ俺のこと好き?」
ケイリー:「先に言わせるの?」
中川 乃:「それもそうだ。悪ィ」
中川 乃:「俺、アンタに拾って貰った時から、アンタが世界で一番の佳い女だと思ってるよ。今も変わらない。好きだ」
ケイリー:「……私もあんたが好きだよ。ずっと、その気持ちは変わってない」
ケイリー:「命を賭けたことも後悔してない。あんたが無事で良かった」
中川 乃:「先に言っとくわ。ありがとな、相棒」
フェイシン:「……昔話は終わったか」
RL:フェイシンが親指を刀の鍔に掛け、鯉口を切る。
鴻巣祐二:感情の制御判定をさせてください。
RL:おっ、どうぞ
どどんとふ:鴻巣祐二がカードを公開しました。「スペードの7」
鴻巣祐二:スート合わず、失敗。
どどんとふ:鴻巣祐二が「スペードの7」を捨てました。
どどんとふ:鴻巣祐二が「トランプ」の山札からカードを引きました。
鴻巣祐二:(……相手は戦闘のプロだ)ヤオヨロズ24を持つ手が震える。
鴻巣祐二:(ジャンキーどもの人数もあんなに……まずい。乃くんはあんなこと言ってたけど、今度こそ……死ぬかも)
鴻巣祐二:冷や汗。恐怖で動悸が止まらない。その時。
鴻巣祐二:ふと、顔から表情が完全に消え失せる。心臓を押さえたまま、かくんと俯き、また顔を上げる。
鴻巣祐二:「……」それから背筋を伸ばし、手元のヤオヨロズ24を馬鹿にした目で見る。きちんと上着を着る。
鴻巣祐二:「私の出番か。エマージェンシーも大概にしてもらいたいものだが」襟元を正す。
鴻巣祐二:心理的負荷が閾値に達した時、鴻巣のマスケンヴァルは緊急停止し、記憶ストレージのロックが限定解除される。
鴻巣祐二:そういう風になっている。
中川 乃:((だから、ユーちゃんは大丈夫だって言ったんだよ))
港葉子:「鴻巣さん……いや……?」思わず刀に手をかける。
鴻巣祐二:ちらりと三人の方を見、薄く笑い、また視線を戻す。
井上 卯ノ花:「葉子さん、大丈夫ですよ。鴻巣さんはキツネの加護が本当に厚い」笑って諌める。
港葉子:「成る程。私も肖りたいものです」
中川 乃:「ユーちゃん、ああなると冗談通じなくなるから気をつけてね」
ミトコ:「へー?面白い。そういう風に使うんだ」
井上 卯ノ花:「羽ヶ崎美登子!ペイル・ワン、"キセノン・ドール"とお見受けする!」朗々と叫ぶ!
ミトコ:「あら?」
ミトコ:名を呼ばれて首を傾げる。
ミトコ:「バレてるんだ。あなたはどこのキツネちゃんかな」
井上 卯ノ花:「名乗らせていただこう、我ら"天使たる狐の集団"のニューロであり尖兵!井上卯ノ花と申す!我々にはかくのとおりキツネ様のご加護が憑いている!貴様の如き悪逆の化け猫は尻尾を巻いて逃げ出す方が賢明ぞ!」
ミトコ:「わー。素敵、素敵!」ぱちぱちと拍手。
ミトコ:「いいなあ。キツネを捕まえて、ペイル・フォーにするのも面白そうだね」
井上 卯ノ花:「死の四番を頂けるとは幸甚なり」
井上 卯ノ花:「されど、天から授かりし蛋白質のCPUはまだ現役。そして私を従えるのは天のキツネ様だけだ」
井上 卯ノ花:「降伏せぬというのならば、貴様が屠りし者の恨みより呼ばれ、キツネの命にて貴様の無機質のCPUを焼き尽くそう!」
ミトコ:「ニューロエイジに”キセノン・ドール”にケンカ売るなんて……勇敢なのか、壊れているのかな。ふふ」
井上 卯ノ花:キツネ耳につけたショーテリトリーから、輝くトリイのホロを顔の両脇に映す!
港葉子:一歩踏み出し、刀をかちりと鳴らす。
港葉子:「お好みの単刀直入を。これより提供しようと考えていますが」
港葉子:「ご準備はお済みでしょうか」
フェイシン:その刀に視線を向ける。
フェイシン:「漸くだ。待ちくたびれた」
港葉子:「ここからはそう、お待たせすることはないと考えています。速度には些かの自負があるので」
港葉子:「葉子ちゃんコース真打ち改めは速やかなる直送コースです」
フェイシン:「……?」
フェイシン:「つくづく妙な奴だ。殺気を見せたかと思えば子供のような事を言い出す」
港葉子:「殺気は大人の特権であると?」
フェイシン:ふ、と軽く微笑んで。
フェイシン:「道理だな。得物を持てば誰も違いはない。ただのカタナだ」
港葉子:「であれば。ここより先の言の葉は。事の刃に置きましょう」
フェイシン:笑顔が消え、冷たく鋭い空気を纏う。
港葉子:右手に嵌めた左利き用の時計を眺める。「“レフティ”、状況開始します」
RL:カット進行に入ります。
RL:位置関係はコマでも示しましたが
RL:キャスト達の近距離にカタナジャンキーとフェイシン。中距離にケイリー。遠距離にミトコ、という位置です
RL:◆戦 闘 開 始◆
RL:◆ROUND 1◆
RL:◆セットアップ◆
フェイシン:《ハヤブサ》を使用。
フェイシン:CSに判定に使ったカードの数値をプラスします。目標値は10
どどんとふ:RLがカードを公開しました。「ダイアのQ」
どどんとふ:RLが「ダイアのQ」を捨てました。
どどんとふ:RLが「トランプ」の山札からカードを引きました。
フェイシン:CS9→19へ。
中川 乃:卯ノ花ちゃんに〈愛の交歓〉を使用。
どどんとふ:中川 乃がカードを公開しました。「クラブの5」
中川 乃:〈交渉〉〈誘惑〉〈愛の交歓〉で、手札5+能力値8+誘惑2=15で、卯ノ花ちゃんの感情制御値抜いてるね
どどんとふ:中川 乃が「クラブの5」を捨てました。
どどんとふ:中川 乃が「トランプ」の山札からカードを引きました。
中川 乃:卯ノ花ちゃんは手札を2枚交換してOKだ
井上 卯ノ花:ありがとうございます!2枚交換
どどんとふ:井上 卯ノ花が「ハートのJ」を捨てました。
どどんとふ:井上 卯ノ花が「ダイアのK」を捨てました。
どどんとふ:井上 卯ノ花が「トランプ」の山札からカードを引きました。
ミトコ:《ターボブースト》を使用します。目標値は10
ミトコ:対象はカタナジャンキー。
どどんとふ:RLがカードを公開しました。「スペードの5」
ミトコ:理性6にスペード5でクリア。
ミトコ:カタナジャンキーのCSに+5します
どどんとふ:RLが「スペードの5」を捨てました。
どどんとふ:RLが「トランプ」の山札からカードを引きました。
鴻巣祐二:《支援要請》使用します。目標値10。
どどんとふ:鴻巣祐二がカードを公開しました。「ダイアの5」
鴻巣祐二:外界7+カード5で12。成功。
どどんとふ:鴻巣祐二が「ダイアの5」を捨てました。
どどんとふ:鴻巣祐二が「トランプ」の山札からカードを引きました。
鴻巣祐二:報酬点4点消費して、カット間味方全員の与える肉体ダメージに+2します。
鴻巣祐二:「安心したまえ、ビジネスパートナー諸君。私と」手を差し上げる。上空にステルスを解いた流線形のドローンが出現。
鴻巣祐二:「この《エクスシア》が君らをサポートするだろう。千早の技術の粋だ。そして」
鴻巣祐二:「挨拶がまだだったな。私の仮面(ラーヴェイト)が世話になっている」優雅に一礼。
鴻巣祐二:「私の名は、千早祐二。軌道の者だ。よろしく」
鴻巣祐二:ペルソナをクグツからエグゼクに変更します。
ミトコ:「軌道の……?どういう事。そんな話は…」
ミトコ:ミトコの顔に若干、プログラムされた焦りの色が浮かぶ。
RL:セットアップは以上かな。
RL:◆イニシアチブ◆
RL:最速はフェイシンですね。
フェイシン:ムーブで一段階移動、キャスト達の至近距離へ。
フェイシン:マイナーでニューラルウェア・アサルトナーブス使用。
フェイシン:メジャーは<白兵>《死点撃ち》。対象は葉子ちゃん。
どどんとふ:RLがカードを公開しました。「スペードの10」
フェイシン:スペードの10+理性7+《居合い》で白兵達成値+2で達成値19です
どどんとふ:RLが「スペードの10」を捨てました。
どどんとふ:RLが「トランプ」の山札からカードを引きました。
RL:《死点撃ち》は、ダメージ種別をXにする秘技です。いわゆる装甲無視
RL:物理攻撃に対してはドッジかパリーが可能です。
RL:ドッジは《回避》による判定。パリーは《白兵》による判定。
RL:ドッジに成功すれば攻撃は無効化できます。
RL:パリーに成功すると攻撃無効、敗北しても武器の受け値を防御力に加算できます。ただしパリーはARを消費します。
RL:行動済みになっちゃうやつですね。
港葉子:ドッジします。
どどんとふ:港葉子がカードを公開しました。「ダイアの4」
港葉子:スートが合わないので失敗。
どどんとふ:港葉子が「ダイアの4」を捨てました。
どどんとふ:港葉子が「トランプ」の山札からカードを引きました。
RL:ドッジが失敗したので攻撃が成立。ダメージを算出します
RL:ダメージの算出にもカードを出し、武器やその他修正がそこに乗ります。
どどんとふ:RLがカードを公開しました。「クラブの9」
フェイシン:ダメージカードが9、武器は降魔刀の+4、アサルトナーブスで+2。ダメージ15
どどんとふ:RLが「クラブの9」を捨てました。
どどんとふ:RLが「港葉子」のカードを受け取りました。
RL:算出したダメージの数値でダメージチャートを参照します。
RL:15は動脈切断。出血多量で[気絶]ですね
RL:むろん、このまま受ければの話!
港葉子:《見切り》を使用します。ダメージを軽減。
どどんとふ:RLが「RL」のカードを受け取りました。
どどんとふ:港葉子が「トランプ」の山札からカードを引きました。
港葉子:改めてカードを出します!
どどんとふ:港葉子がカードを公開しました。「ダイアのQ」
RL:どうぞ!
RL:ゲー!
港葉子:これで10点軽減!のはず!
どどんとふ:港葉子が「ダイアのQ」を捨てました。
どどんとふ:港葉子が「トランプ」の山札からカードを引きました。
RL:くっ、ダメージ5は背部裂傷!実質ノーダメージ!
フェイシン:「生憎速度ならば私も自信があってな。さあ、この程度で終わってくれるなよ!」
フェイシン:フェイシンは抜刀し、高速の踏み込みから一閃。
港葉子:「受け太刀は」爆音。「不得手なのですが」鍔鳴り。
フェイシン:矢のように駆け抜け、振り返って顔をしかめる。
フェイシン:「ちっ。浅い……!」
港葉子:「どうやら相当な使い手のようです。まさか競り勝てないとは」速度は互角に近かろうが、膂力の差で押し込まれるのだ。
RL:カタナジャンキーと葉子ちゃんは同CSですが、キャスト側が優先されます。
RL:つまり葉子ちゃんのターンだ
港葉子:ムーブで前進。カタナジャンキーの至近距離へ。
港葉子:マイナーで降魔刀を装備します。
港葉子:メジャーはカタナジャンキーを攻撃します。《無風剣》使用。
どどんとふ:港葉子がカードを公開しました。「スペードの7」
港葉子:理性8なので達成値は15?
RL:他に修正もないようなので、15ですね。
どどんとふ:港葉子が「スペードの7」を捨てました。
どどんとふ:港葉子が「トランプ」の山札からカードを引きました。
RL:カタナジャンキーは…ちょっとこれ手札が…
RL:ウオオオオ!
RL:受動側は判定を放棄することもできます。
カタナジャンキー:判定を放棄。ダメージをお出しください
どどんとふ:港葉子がカードを公開しました。「クラブの9」
港葉子:カード9+武器4+《無風剣》6+《支援要請》2で、合計S21点。
港葉子:ミドルの耐久と同じならば、ジャストのはずであると考えています。
RL:オ、オウ…
どどんとふ:港葉子が「クラブの9」を捨てました。
どどんとふ:港葉子が「トランプ」の山札からカードを引きました。
RL:ええと…S防御が1で…人数が21だから
RL:一人だけ残ります…ミドルと同じやないか!
港葉子:ふえてた!
港葉子:でも邪毒!邪毒のるし!
RL:乗りますね…
RL:演出があればどうぞなのだ
港葉子:駆け抜け去ったフェイシンを無視し、一足飛びにカタナジャンキーへ躍りかかる。
港葉子:「あくまで治安の維持が主ですので」爆音。
フェイシン:「港葉子……貴様!」
港葉子:右手首が一瞬発光する。仕込まれたスラスターによる一瞬の増速斬撃。
港葉子:態々利き腕に付けられた時計は、継ぎ目を隠すための措置。
港葉子:納刀する。「抜撃完了」
RL:武器を手にしたジャンキー達は一人を除きほぼ壊滅状態に追い込まれる。
港葉子:柳眉を下げる。「また。残存戦力を残す結果とは」
ミトコ:「あーあーあ……これじゃ計画が台無し」
ミトコ:「またいっぱいジャンキー作らないと」
港葉子:「次撃の射程は、そこまで含むよう努力します」
RL:続いてはカタナジャンキーの手番!
カタナジャンキー:ムーブ。一段階移動します
カタナジャンキー:マイナーなし、メジャーで乃くんに白兵攻撃
どどんとふ:RLがカードを公開しました。「ダイアの3」
中川 乃:俺ェ?!
カタナジャンキー:外界6+3で達成値9
カタナジャンキー:さあどうだ!躱せるかッ!
どどんとふ:RLが「ダイアの3」を捨てました。
どどんとふ:RLが「トランプ」の山札からカードを引きました。
中川 乃:あっ大丈夫だ
RL:大丈夫だったかー
どどんとふ:中川 乃がカードを公開しました。「ハートの4」
中川 乃:〈回避〉能力値6+手札4=10!
どどんとふ:中川 乃が「ハートの4」を捨てました。
どどんとふ:中川 乃が「トランプ」の山札からカードを引きました。
カタナジャンキー:「おららららぁああ!」
RL:一人残ったジャンキーがメチャクチャに腕を振り回して斬りかかる!
中川 乃:「あっぶねえ!」
中川 乃:「ヨーコちゃんより!全然遅ぇンだよ!」大ぶりな動きなのでなんとか見切れるぞ!
ケイリ―:「乃……やるじゃん。その調子……!」
ミトコ:「やっぱ精度低いとダメだなあー。もっと改良しないと」
RL:というわけで乃くん、ケイリー、卯ノ花ちゃん、ミトコが同CSか
中川 乃:とはいえちょっと得物に振り回されてふらついている
港葉子:「振り回すだけの中毒者と比較されると、やはりどことなく釈然としないのですが」そちらを見やる。
中川 乃:「その……なんか、ごめん」
港葉子:「いえ。怪我は無いのであれば些細な事項ではあるので」
中川 乃:「いや、でもさっきのヨーコちゃんのアレがあったから避けられたんであってね? めっちゃ感謝してるんだよ?」
RL:次は乃君の手番ね
中川 乃:あーい
港葉子:「戦場では感謝は戦力の形をしていると噂に聞きます。真贋を教授ください」
中川 乃:ムーブなし、マイナーなし、両手でぶら下げていたグレネードランチャーを危なっかしく構える。
中川 乃:「そんじゃあ、派手に感謝を示していきましょうかっと」
どどんとふ:中川 乃がカードを公開しました。「ジョーカー」
RL:ギャー!
港葉子:ジョーカー!
中川 乃:〈射撃〉達成値21! 対象はミトコちゃんだ!
どどんとふ:中川 乃が「ジョーカー」を捨てました。
どどんとふ:中川 乃が「トランプ」の山札からカードを引きました。
RL:ふーむ…
ミトコ:<電脳>《ドミネート》でドッジ。
ミトコ:オートアクションでタップのソフトウェア切り替え、ヘクセンハウスに。
どどんとふ:RLがカードを公開しました。「クラブのQ」
ミトコ:クローバーのQ(数字10)、感情7、《防壁構築》とヘクセンハウス、クワッカーで達成値+4で21
中川 乃:同値回避か!
どどんとふ:RLが「クラブのQ」を捨てました。
どどんとふ:RLが「トランプ」の山札からカードを引きました。
中川 乃:それでも札吐かせたと思えば
中川 乃:「どうだ!」ランチャーと同期した梵天でロックオンした的に、弾道が向かっていくのを確認する!
ミトコ:「チンピラ風情が、雑な攻撃で。"キセノン・ドール"を甘く見ないでね」
ミトコ:路面を割ってケーブルが踊るように立ち上がり、弾を絡め取る。
中川 乃:「マジかよ!」
ミトコ:弾丸はミトコの数m手前で爆発!
ミトコ:「熱っつ。……さ、次は何を?」
中川 乃:「悪ィ、ダメだった! 次くるぞ!」
RL:というわけで次は卯ノ花ちゃんですね
井上 卯ノ花:ムーブアクションで一段階前進。
井上 卯ノ花:マイナーでL2Mを使用、メジャーで〈熱狂〉使ってフェイシンとカタナジャンキーへ精神攻撃だ!
どどんとふ:井上 卯ノ花がカードを公開しました。「ハートの7」
井上 卯ノ花:切り札を使ってクラブのAにします!達成値21!
RL:ギャフン!
どどんとふ:井上 卯ノ花が「ハートの7」を捨てました。
どどんとふ:井上 卯ノ花が「トランプ」の山札からカードを引きました。
井上 卯ノ花:〈電脳〉〈心理〉〈虫使い〉〈熱狂〉の組み合わせでありますセンセイ!
RL:そうすると…受動側は<自我>で判定か
RL:ちょ…自我は…自我はマズイ
RL:うぐぐぐ仕方ない!
どどんとふ:RLがカードを公開しました。「ハートの3」
どどんとふ:RLがカードを公開しました。「RL切札」
フェイシン:フェイシンは切り札使用で回避!
どどんとふ:RLが「ハートの3」を捨てました。
どどんとふ:RLが「トランプ」の山札からカードを引きました。
RL:カタナジャンキーは判定放棄します
RL:ダメージを出してくださいませ!ジャンキーはあと1ダメージで死ぬぞ!
井上 卯ノ花:それではダメージカード~
どどんとふ:井上 卯ノ花がカードを公開しました。「スペードのK」
RL:ウワァ…カタナジャンキー壊滅です
井上 卯ノ花:あとリヴァイアサンで+4、〈熱狂〉で+2です一応
RL:これはひどい
中川 乃:支援要請も乗ってるから更に酷い
鴻巣祐二:いや、精神攻撃だから乗らないはず
RL:虫使いの差分値は乗ってるんだなあ…
鴻巣祐二:金で精神は買えないのだ……
中川 乃:そうか、精神攻撃は乗らないのだっけ。失礼致しました
RL:判定放棄したので差分値は制御値との差…13ダメージ乗ってる…
RL:トータル29…?エエーッ。演出が有ればどうぞ…!
どどんとふ:井上 卯ノ花が「スペードのK」を捨てました。
どどんとふ:井上 卯ノ花が「トランプ」の山札からカードを引きました。
井上 卯ノ花:「メインディッシュは最後に取っておきましょう!」ミトコの方へ小走りで前進しつつ、くるりとターンして振り返る。その顔にはショーテリトリーで映されたキツネの面が被って見えた。
フェイシン:「面妖な……!?」
井上 卯ノ花:「しからばこの前菜どもは私が食い尽くしてしまってもかまいませんね?さあさあさあキツネ様に仇なす者共よ!ニューロンの炙り焼きを差し出してください!」
井上 卯ノ花:高笑いとともに、敵の電脳をハック!狐面はおぞましい眼光を輝かせ、全天からキツネの呼び声が聞こえる幻聴が響く!
カタナジャンキー:「うぎッ!?うがああああ!?」
フェイシン:慌ててインカムをちぎり捨てる。
井上 卯ノ花:「かつてキツネは村人の家へ鰯を投げ込んだ……村人は魚屋の恨みを買い、滅多打ちに殴り殺された……」ピンクの光が満ちる!
ミトコ:「へえ……思ったよりやる。やっぱり欲しいな、キツネちゃん」
ミトコ:ニコニコしながらその様子を見ている。
井上 卯ノ花:「貴様をキツネの国へ連れてゆく」最後にミトコをぎろりと睨む。狐面は静かに輝いた。
フェイシン:「よ、妖怪か……」
フェイシン:間一髪難を逃れたフェイシンの額は汗でびっしょりと濡れている。
RL:それでは続いてケイリー・ミトコの手番が回ってくる!
RL:ケイリ―を先に動かしましょう。
ケイリ―:ムーブ、マイナーなし。
ケイリ―:<射撃>《クイックドロー》《必殺の矢》で卯ノ花ちゃんを狙います
どどんとふ:RLがカードを公開しました。「スペードのA」
どどんとふ:RLが「スペードのA」を捨てました。
どどんとふ:RLが「トランプ」の山札からカードを引きました。
RL:必殺の矢は差分値ダメージプラスのやつですね
RL:スペードのAだから達成値21だぜ
どどんとふ:RLが「ニューロ」を捨てました。
井上 卯ノ花:回避できないぜ、判定放棄します
RL:ならばダメージを算出!
井上 卯ノ花:と思ったが差分値ダメージはちょっと恐ろしすぎるので判定します!すみません
RL:あいあい!
RL:判定放棄した場合は制御値との差分になるので
RL:制御値よりも高い値が出せそうなら判定する方がいいです!
井上 卯ノ花:〈回避〉!
どどんとふ:井上 卯ノ花がカードを公開しました。「ハートのJ」
井上 卯ノ花:生命3+10、13です
どどんとふ:井上 卯ノ花が「ハートのJ」を捨てました。
どどんとふ:井上 卯ノ花が「トランプ」の山札からカードを引きました。
RL:そうすると差分値は8か
どどんとふ:RLがカードを公開しました。「ハートの7」
ケイリ―:ダメージカードが7、S13イーグルでP+7、差分値8
ケイリ―:しめてダメージ22
どどんとふ:RLが「ハートの7」を捨てました。
どどんとふ:RLが「トランプ」の山札からカードを引きました。
RL:このまま受ければ頭部損傷により完全死亡…ですが!さあどうだ!
井上 卯ノ花:〈コミックヒーロー〉使用!ダメージ軽減します!
どどんとふ:井上 卯ノ花がカードを公開しました。「ハートのK」
井上 卯ノ花:10点軽減!
どどんとふ:井上 卯ノ花が「ハートのK」を捨てました。
RL:ダメージチャート12、脚部損傷!BS:狼狽が付きます。
ケイリ―:ケイリ―のバンブルビーが唸りをあげ、宙に舞い上がる。
ケイリ―:「く……!」
ケイリ―:ケイリーの腕は電光の如く閃く。いつの間にかその手に握られている拳銃。
ケイリ―:空中から井上卯ノ花を狙い、引鉄を引く!
井上 卯ノ花:その時、すぐ背後で誰かが囁く声を、はっきり聞いた。
井上 卯ノ花:『伏せよ』と。
井上 卯ノ花:「キツネ様ッ!?」すぐに言われた通りに這いつくばる!心臓を狙った銃弾は、太ももを大きく抉りながらも外れていった!
井上 卯ノ花:「今キツネ様が!?キツネ様が!!えっ!?とうとうキツネ様が私に再び降臨なされたのですね!?キツネ様ーッ!!」地面にべったり倒れながらじたばた悶える!目がヤバいぞ!
ケイリ―:「今の動きは……!?」
中川 乃:「い、色んな意味で大丈夫か卯ノ花ちゃん!」
RL:続いてミトコの手番!
どどんとふ:井上 卯ノ花が「トランプ」の山札からカードを引きました。
RL:の、前に
RL:《コミックヒーロー》の効果で卯ノ花ちゃんに衰弱が付きます
RL:RLが山札からカードを一枚引く!
どどんとふ:RLが「トランプ」の山札からカードを引いて公開しました。「クラブの8」
RL:スートに対応した制御値がカードの数値分減少します。
RL:卯ノ花ちゃんの感情制御値は13だから、5になりますね。
RL:この効果はシーン終了まで継続!
RL:あらためてミトコの手番。
どどんとふ:RLが「クラブの8」を捨てました。
ミトコ:マイナーで一段階移動。
ミトコ:違った、ムーブだ
ミトコ:マイナーなし、オートアクションでソフトウェア切り替え、ヘクセンハウスからATスレイヤーへ。
ミトコ:<心理>《SPAM》《虫使い》で葉子ちゃんを攻撃します。
どどんとふ:RLがカードを公開しました。「ジョーカー」
RL:達成値21です
RL:あ、これはクローバーのAとして使って達成値21ですね
RL:精神攻撃なので、リアクションは<自我>になります。
RL:SPAMはダメージ増加、虫使いはダメージに差分値プラスなのだ
港葉子:自我っ
どどんとふ:RLが「ジョーカー」を捨てました。
どどんとふ:RLが「トランプ」の山札からカードを引きました。
どどんとふ:港葉子がカードを公開しました。「クラブのA」
RL:ええええええ
どどんとふ:港葉子が「クラブのA」を捨てました。
どどんとふ:港葉子が「トランプ」の山札からカードを引きました。
ミトコ:「そろそろこっちも頭数を減らす必要があるかな?」
ミトコ:満面の笑みを浮かべ、ミトコが歩む。
ミトコ:両手が怪しく動く。高速タイピング!空中に浮かんだホロ映像が万華鏡を思わせる妖しい色で回る。
ミトコ:「さあ、捕えた」
RL:洗脳効果を発揮する映像は”キセノン・ドール”の隠し技だ。
港葉子:「……む」目を細め、瞑る。
港葉子:「捕らえられたとあっては、無明の世界に逃げ込む他ありません」
ミトコ:「無駄無駄。今更目を閉じても遅い……」
ミトコ:「……?」
港葉子:「早さには自身があります」目を閉じた抜刀姿勢のまま、次撃態勢に入る。
ミトコ:ホロ映像が次々とパターンを変えるが変化はない。
ミトコ:「何なの、こいつ……」
RL:というわけで鴻巣さんの手番に!
鴻巣祐二:はいよ!
鴻巣祐二:ムーブなし。マイナーでサイバーシリンジ+アンクラッカブル使用。シーン間理性+1。
鴻巣祐二:〈自我〉《守護天使》《マネーパワー》でフェイシンを攻撃します。
どどんとふ:鴻巣祐二がカードを公開しました。「スペードのK」
鴻巣祐二:理性8+カード10+岩脳1+アンクラッカブル2で21。
どどんとふ:鴻巣祐二が「スペードのK」を捨てました。
どどんとふ:鴻巣祐二が「トランプ」の山札からカードを引きました。
RL:ぎょえー
RL:回避は…回避は…無理!
RL:ダメージを出したまえ…
鴻巣祐二:《守護天使》11+ダメージカード10+《マネーパワー》分報酬点7消費で28。
RL:ギャース!
RL:軽減技能などなし!いったん死亡!
鴻巣祐二:(脈拍が速い。"ラーヴェイト"の感情の残滓か)顔をしかめる。
鴻巣祐二:「不要だな」首に手をやる。埋め込まれたドラッグが体内に流れ、理性を研ぎ澄ませていく。
鴻巣祐二:「これでよし。さて、私は今腹を立てている」手をすっと上げる。
鴻巣祐二:「愚か者の同胞、人真似のAI。今回の件、愚弄されているようで実に腹立たしい。撃て」フェイシンを指差す。
鴻巣祐二:キュイイイイ! レーザーが射出され、フェイシンを正確に狙い撃つ!
RL:あ、これは黄泉還りで復活するとまずいやつだ…
フェイシン:殺される前に殺す!使うのは《死の舞踏》だな
鴻巣祐二:ゲッ
RL:自分へのダメージ適用前に鴻巣祐二を[完全死亡]させたいぜ!
鴻巣祐二:おのれ地上に這う虫けら風情が
中川 乃:その《死の舞踏》を俺の《チャイ》で打ち消し!
RL:ですよねー!
フェイシン:レーザー射出の直前にフェイシンは地を駆け、鴻巣の眼前まで迫っている。
中川 乃:たまたま卯ノ花ちゃんにニューロンを焼かれたトループのナイフが目に入る。
中川 乃:「だぁらあああああ!」気合いと共に投擲! なぜかこういう時俺はツいてるんだ!
中川 乃:「当たれ!」
フェイシン:「天上人の不興を買ったか。だが死ねば貴様も……」
フェイシン:「!」
フェイシン:咄嗟に柄でナイフを防ぐ。それは致命的タイムロス!
中川 乃:「よっし!」ガッツポーズ!
フェイシン:ならば《不可知》で即座に鴻巣祐二への攻撃を行う!
鴻巣祐二:この人こわい
RL:この行動には神業以外では介入できません。
港葉子:《難攻不落》。ダメージを無効にするぞ!
RL:無効化された!
鴻巣祐二:助かる!
RL:そういえばこれは判定はしなきゃいかんやつだ
フェイシン:<白兵>《死点撃ち》で攻撃です
どどんとふ:RLがカードを公開しました。「スペードの10」
どどんとふ:RLが「スペードの10」を捨てました。
どどんとふ:RLが「トランプ」の山札からカードを引きました。
どどんとふ:RLがカードを公開しました。「クラブの7」
フェイシン:ダメージカード7、降魔刀の+4でダメージ11
どどんとふ:RLが「クラブの7」を捨てました。
どどんとふ:RLが「トランプ」の山札からカードを引きました。
RL:ダメージ11 心臓停止で仮死(生命の制御判定成功なら気絶)
RL:が、無効化されます…
鴻巣祐二:すいません、先ほどの攻撃のダメージカードを出してなかったことに気づきました!
RL:アイアイ!
どどんとふ:鴻巣祐二がカードを公開しました。「ハートのQ」
どどんとふ:鴻巣祐二が「ハートのQ」を捨てました。
どどんとふ:鴻巣祐二が「トランプ」の山札からカードを引きました。
どどんとふ:鴻巣祐二が「トランプ」の山札からカードを引きました。
どどんとふ:鴻巣祐二が「ハートの3」を捨てました。
フェイシン:フェイシンの姿が煙のように消え失せる。
鴻巣祐二:「……!?」
フェイシン:地を這うような低い体勢から鴻巣の身体めがけて刃が伸びる…!
鴻巣祐二:「……っ、この野良猫が!」
港葉子:爆音。
港葉子:手首のスラスターを暴走させ、全身が転がり込むように突っ込む。
フェイシン:「こいつ!今更!」
港葉子:体ごとぶつかるように、鞘込みの体当たりで動きを抑えこむ。
港葉子:「……っ。猫を追うのは犬の性ですので」
フェイシン:「っ……!」
港葉子:「あとは咥えて主人まで捧げるだけです」天を仰ぐ。
鴻巣祐二:「……いい働きだ。中川乃、港葉子」再び手を差し上げる。
鴻巣祐二:「駆除が必要だな、礼儀知らずの野良猫」振り下ろす。レーザー射出!
フェイシン:「がはっ!!」
RL:身体のあちこちをレーザーに貫かれたフェイシンは無様に路面を転がる。
フェイシン:で、ようやく《黄泉還り》による復活というわけだ
RL:だが…
井上 卯ノ花:それを私が《チャイ》で妨げるというわけだ!
RL:ははははは!
フェイシン:「まだまだ……」
フェイシン:親指で身体の一点を突き、フェイシンが起き上がる。
フェイシン:「ふ、ふふふ。まだまだ…斬り合わねば。ここまでしたのだ。斬りあわねば終われん…」
鴻巣祐二:「ウォーモンガーめ。再びサンドバックになりたいか?」見下す。
井上 卯ノ花:「何処へ行くのです?」すぐ後ろ、それも足元から声がする。
フェイシン:「!」
井上 卯ノ花:ブリッジ歩きで這いよる狐面の女。ホロ映像より、その奥の生身の瞳が狂気に満ちていた。
フェイシン:「ぬ、う……!?」
井上 卯ノ花:「あなたはもうキツネの国への切符を手にした、羨ましい、羨ましい、行ってらっしゃいませ!途中下車などなりません!」先ほどの精神攻撃で、ほんのわずかに残ったウィルスを増幅させる!
井上 卯ノ花:「こんこんこんこん!」
鴻巣祐二:「……」一歩下がる。
港葉子:興味深げにそれを見やる。
フェイシン:ビクリと体が震え、そのまま路面に頭から突っ込んでいく。
フェイシン:「これまで、か……」
RL:どさりと音を立てて倒れ、フェイシンは身動き一つしなくなった。
中川 乃:「せめていい夢見ろよ……」さすがに乃もちょっと引き気味
RL:フェイシン死亡。
鴻巣祐二:「……まあ、よくやったな。井上卯ノ花」
RL:◆クリンナップ◆
RL:敵側、なにもなし
井上 卯ノ花:「幸甚です!こんこんこん!あはははははは!!」ブリッジから大の字に寝転がって笑い転げるぞ!
鴻巣祐二:なしですね
中川 乃:なし!
港葉子:ないよっ
RL:◆ROUND 2◆
RL:◆セットアップ◆
井上 卯ノ花:ありません!
RL:アイアイ!
RL:改めてセットアップ技能を使う人はどうぞだ
鴻巣祐二:《支援要請》使用します。目標値10。
どどんとふ:鴻巣祐二がカードを公開しました。「ダイアの9」
鴻巣祐二:外界7+カード9で16。成功です。
どどんとふ:鴻巣祐二が「ダイアの9」を捨てました。
どどんとふ:鴻巣祐二が「トランプ」の山札からカードを引きました。
鴻巣祐二:報酬点4点消費して、カット間味方全員の与える肉体ダメージに+2します。
ケイリ―:《ロケットスタート》。目標値は10
どどんとふ:RLがカードを公開しました。「ダイアの6」
どどんとふ:RLが「ダイアの6」を捨てました。
どどんとふ:RLが「トランプ」の山札からカードを引きました。
ケイリ―:ダイア6に外界6で成功
ケイリ―:自分のCS+4します
中川 乃:こっちは閃鋼でCS+6。上取って行くぞ
RL:速い~!
RL:◆イニシアチブ◆
RL:最速はCS14の中川乃。
中川 乃:「チンピラ風情が、慣れないこたするもんじゃねえな」
中川 乃:オモチャに飽きたように、G308を足元に投げる。
中川 乃:ムーブなし、マイナーなし。〈交渉〉〈コネ:港葉子〉〈人使い〉で、ヨーコちゃんに俺の手番を使って貰う!
どどんとふ:中川 乃がカードを公開しました。「クラブのJ」
中川 乃:能力値8+手札10+〈誘惑〉2=20で、ヨーコちゃんの感情の制御値は越えた
どどんとふ:中川 乃が「クラブのJ」を捨てました。
どどんとふ:中川 乃が「トランプ」の山札からカードを引きました。
中川 乃:「頼むぜヨーコちゃん! ブラックハウンドの意地、見せてくれよな!」
港葉子:「それが慣れていることですか」呆れたように、ほんのごく僅かに口角を吊り上げる。
中川 乃:「自分の賭けた方が上手くいくように、掛け金握りしめて祈るってことよ。全額betだ、後はよろしくな!」
港葉子:「それでは賭けになりませんが。私も当然、自分自身にベットしますので」
港葉子:ムーヴで一歩前進。ミトコ、ケイリーにエンゲージ。
港葉子:マイナーはなく、メジャーでケイリーに《無風剣》で攻撃。
どどんとふ:港葉子がカードを公開しました。「ハートのA」
どどんとふ:港葉子が「ハートのA」を捨てました。
どどんとふ:港葉子が「トランプ」の山札からカードを引きました。
RL:またAかよお!
RL:ということは達成値21で使いますね?
港葉子:ます!
RL:んんんんん
どどんとふ:RLがカードを公開しました。「ハートの9」
ケイリ―:生命7、ハート9で16.回避失敗
どどんとふ:RLが「RL」へカードを渡しました。
どどんとふ:RLが「裏向きの札」を捨てました。
どどんとふ:RLが「トランプ」の山札からカードを引きました。
RL:ダメージをどうぞ…!
どどんとふ:港葉子がカードを公開しました。「ダイアのJ」
港葉子:カード10+降魔刀4+《無風剣》6+《支援要請》2で22だ!
どどんとふ:港葉子が「ダイアのJ」を捨てました。
どどんとふ:港葉子が「トランプ」の山札からカードを引きました。
RL:S属性なら防御2点…ダメだ、それでも脊髄損傷で[仮死]になってしまう
ケイリ―:《脱出》で攻撃を躱します。
ケイリ―:神業以外では妨害不可。
港葉子:「では、攻撃開始です。なお、この宣言と同時に――」言葉は自分の手首の爆音でかき消され、
港葉子:人外の速度を持った居合の一撃が放たれている。「――既に終了を宣言するものです」
ケイリ―:ケイリ―のバイクがその場で急旋回。刃ギリギリの場所を頭部が通過する。
港葉子:「……そのようなスペックを出すものではないと見ていましたが。違法改造の現行犯なのでは」
ケイリ―:「今更ね。私は身体ごと違法改造だもの」
ケイリ―:「……次は当てて」
ケイリ―:バンブルビーが獣の唸り声のような排気音を響かせる。
中川 乃:息を詰めて二人の攻防に視線を注いでいる。どちらも死ななかったことに安心しつつ、安心している自分を嫌悪しつつだ。
港葉子:「命中を要求されるのは初めてですが。どこか釈然としません」
港葉子:「当てるなと言われる方が余程振るい易い気がしています。奇妙な話ではありますが」
RL:CSを上げたのに手札がダメという体たらく…
RL:ケイリーは待機します。
RL:というわけで葉子ちゃん本来の手番
港葉子:ウス
港葉子:ムーヴ、マイナーなし
港葉子:メジャーは《無風剣》。ケイリーを攻撃します。
どどんとふ:港葉子がカードを公開しました。「スペードの6」
港葉子:達成値は14です。
どどんとふ:港葉子が「スペードの6」を捨てました。
どどんとふ:港葉子が「トランプ」の山札からカードを引きました。
RL:14か…!ドッジを選択
どどんとふ:RLがカードを公開しました。「ハートの6」
RL:ハートの6に生命7の13で失敗。
どどんとふ:RLが「ハートの6」を捨てました。
どどんとふ:RLが「トランプ」の山札からカードを引きました。
RL:ダメージを算出してくださいませ
どどんとふ:港葉子がカードを公開しました。「ダイアのQ」
港葉子:カード10+降魔刀4+《無風剣》6+《支援要請》2でS22点。
どどんとふ:港葉子が「ダイアのQ」を捨てました。
どどんとふ:港葉子が「トランプ」の山札からカードを引きました。
RL:22!装甲2点引いても20点で[仮死]になってしまう
RL:食らう訳にはいかん!
ケイリ―:神業《難攻不落》を使用します。
RL:神業の効果によりダメージを打消し。
港葉子:「——では、御要望の通り」既に一歩踏み出している。
港葉子:「次撃準備が完了したので、攻撃を——」爆音。
港葉子:「終了しました。戦果の確認を行います」振りぬいた姿勢から、刀身を鞘に納める。
ケイリ―:金色の髪が幾本か宙を舞っている。乳白色のアーマープレートに大きな亀裂。
ケイリ―:しかし、ケイリー自身にダメージはない。
港葉子:「……む」
港葉子:「二度も仕損じるとあっては、些かですが堪えます。あくまで些かですが」
ケイリ―:「気にすること無いよ。死線を見極めるのは射撃よりも得意でね」
ケイリ―:「一度死んだからかも?」
港葉子:「二度は無いと?確かに、そうあっては堪えますから」
ケイリ―:「真面目な子。普通に会えたらいい友達になれそうだったのに」
RL:というわけで次はミトコ……と、同値の卯ノ花さんが優先!
中川 乃:ケイリーのジョークを聞いて、ヨーコちゃんの後ろでにやりと笑ってる。そんなところまで、自分の知っている彼女そのままだったのだ
井上 卯ノ花:ムーブは無し、マイナーでBS:狼狽を回復します!
RL:OK。狼狽の効果は消えました
井上 卯ノ花:〈心理〉〈熱狂〉〈虫使い〉の組み合わせでミトコとケイリーに精神攻撃!
井上 卯ノ花:すみません〈電脳〉も!
どどんとふ:井上 卯ノ花がカードを公開しました。「クラブのA」
RL:アイアイ!
RL:Aあるんかい!!
井上 卯ノ花:喰らいやがれ!
どどんとふ:井上 卯ノ花が「クラブのA」を捨てました。
どどんとふ:井上 卯ノ花が「トランプ」の山札からカードを引きました。
RL:Aは11として使うか達成値を21にするか選べます
RL:ど、どっちかなー
井上 卯ノ花:21にします~
RL:だよね
RL:リアクションを一応します
どどんとふ:RLがカードを公開しました。「クラブのK」
ミトコ:クラブ10+感情7で17、リアクション失敗
RL:攻撃が<心理>《虫使い》に変更されましたが、いずれにせよミトコはリアクション失敗
RL:ダメージはいかほどよーッ
どどんとふ:井上 卯ノ花がカードを公開しました。「スペードのA」
RL:またAあんの!!
どどんとふ:RLが「クラブのK」を捨てました。
どどんとふ:RLが「トランプ」の山札からカードを引きました。
井上 卯ノ花:11+リヴァイアサン4+《虫使い》差分値4,19てん
どどんとふ:井上 卯ノ花が「スペードのA」を捨てました。
どどんとふ:井上 卯ノ花が「トランプ」の山札からカードを引きました。
RL:19点!は…感情消失、BS:重圧(感情)か
RL:こ、これを食らうと感情型のミトコは事実上死ぬ
RL:いや、待て。次はミトコの手番じゃあないか
RL:ここは食らっておきましょう
井上 卯ノ花:ぐぬぬ
RL:攻撃の演出があればどうぞなのだ
井上 卯ノ花:自分を落ち着かせるため、額を一度地面に打ち付ける。ここは戦場だ!
井上 卯ノ花:「"キセノン・ドール"!さあ!宴である!戸畑社長とかの恨み晴らさせていただくぞ!」再び狐面を光らせ、ミトコの電脳にウィルスを流し込んで攻撃する!
ミトコ:「タイプが遅い!その程度の技術で!その程度の…!」
ミトコ:ミトコの周囲に展開されているホロ映像が次々と消えていく。
ミトコ:「………!………!」
ミトコ:次第にその表情が恐怖を通り越し、無に近づいていく。
ミトコ:精神汚染が深刻だ!
井上 卯ノ花:「貴様が奈落へ突き落とした者共の啼き声が聞こえるか?天から罰せしキツネの声が聞こえるか?」
ミトコ:「あ……あ?」
井上 卯ノ花:「失う感情があったのならば、やはり貴様は人間だったのやもしれぬな」高笑い!精神汚染が深刻だ!
RL:ミトコの手番!
ミトコ:ムーブ、一段階移動
RL:元気そうな奴を狙う!
ミトコ:マイナーで重圧を解除
ミトコ:<心理>《SPAM》《虫使い》で乃くんを単体攻撃だ。
どどんとふ:RLがカードを公開しました。「クラブの3」
ミトコ:クローバーの3に感情7で10
RL:さあ<自我>で抵抗するがいいぜ!
どどんとふ:中川 乃がカードを公開しました。「ダイアの6」
どどんとふ:中川 乃が「レッガー」を捨てました。
中川 乃:切り札で回避。ダイアの6をクラブのAとして扱う
どどんとふ:中川 乃が「ダイアの6」を捨てました。
どどんとふ:中川 乃が「トランプ」の山札からカードを引きました。
RL:ハハハ…そうなるよね
RL:みんな切り札残ってるもんね…!
中川 乃:いやあ手札ダメになってきてるよぉ……
ミトコ:頭を振って正気に戻ったミトコが一転、中川乃に的を絞る。
ミトコ:「お前だ。お前が来てから計画が狂い始めた」
ミトコ:激昂し、ニューロンを焼き切るべくハックを仕掛ける!
中川 乃:「……あのねえミトコちゃん。俺がその程度の雑音でどうにかなると思ってる?」
ミトコ:「何故だ…何故なんだ!どうしてうまくいかない!?」
ミトコ:そのように設定しているのかバグなのか、ミトコは頭を掻き毟る。
中川 乃:「はは。乃ちゃんさんの神経ってね、存外図太いのよ。でなきゃあ、他人を食いものにして平気なツラできないでしょ?」それでも負荷は掛かっているので、鼻血を拭って不敵に笑うぞ
RL:すると次は鴻巣さんの手番だな
鴻巣祐二:よしきた
鴻巣祐二:ムーブなし。マイナーなし。
鴻巣祐二:〈自我〉《守護天使》《マネーパワー》でケイリーを攻撃します。
RL:射程が長ェんだよ!
どどんとふ:鴻巣祐二がカードを公開しました。「スペードのQ」
鴻巣祐二:理性8+カード10+岩脳1+アンクラッカブル2で21。
どどんとふ:鴻巣祐二が「スペードのQ」を捨てました。
どどんとふ:鴻巣祐二が「トランプ」の山札からカードを引きました。
RL:んんんん
どどんとふ:RLが「クラブの3」を捨てました。
どどんとふ:RLが「トランプ」の山札からカードを引きました。
RL:スートの偏りィ!!
どどんとふ:RLがカードを公開しました。「ダイアの3」
ケイリ―:ドッジ、スート合わずリアクション失敗
どどんとふ:RLが「ダイアの3」を捨てました。
どどんとふ:RLが「トランプ」の山札からカードを引きました。
RL:ダメージを出したまえ!
どどんとふ:鴻巣祐二がカードを公開しました。「クラブの9」
鴻巣祐二:《守護天使》11+ダメージカード9+《マネーパワー》分報酬点5消費でPの25。
どどんとふ:鴻巣祐二が「クラブの9」を捨てました。
どどんとふ:鴻巣祐二が「トランプ」の山札からカードを引きました。
RL:25とか~~
RL:P装甲3点で防いでも22、つまり完全死亡
RL:殺られる前に殺るしかねえ!
鴻巣祐二:なにっ
ケイリ―:では神業《とどめの一撃》で鴻巣祐二を攻撃します。ダメージ21の頭部損傷狙い。
ケイリ―:一瞬の間に、ケイリ―の手は銃を構え、照準は鴻巣祐二の頭部へ。指はトリガーにかかっている。否、すでに引いている。
ケイリ―:致死の弾丸が空気を裂いて迫る!
鴻巣祐二:「!」目を見開く。認識は一瞬、だが、遅い。
井上 卯ノ花:させるか!《タイムリー》で防御します。
井上 卯ノ花:銃弾が迫る中、こんなこともあろうかと鴻巣の背中にこっそりと装着していたセンサーが危機を感知。
井上 卯ノ花:それとともに作動したのは、超小型軽量ジェットパックだ!
鴻巣祐二:「っな!?」とつぜんの推進力に身体が引っ張られる! たたらを踏む!
RL:銃弾は鴻巣祐二の頭部ギリギリを通過!
鴻巣祐二:「井上卯ノ花! さては貴様か! もっと穏便な方法で避けさせたらどうだ!」
ミトコ:「何をしてる!やれ!さっさと殺しなさいよ!殺してよ!」
井上 卯ノ花:「アレッ、本来ならばかなりの高度まで飛び上がれる設計だったのですが!すみません!」
鴻巣祐二:「人をロケット弾頭にする気か!」
ミトコ:神業《プリーズ!》で、ケイリーに再度《とどめの一撃》を使わせます。
ミトコ:対象はなんとなく乃くんにしておこう
中川 乃:あ、俺か
井上 卯ノ花:「空からの眺めはきっと素敵ですよ!軌道には劣りますかねえ」
ケイリ―:続けざま、ケイリーの銃は中川乃に、その額に狙いをつける。
ケイリ―:「乃……!」
ケイリ―:絞り出すような呻き声とは裏腹に、指は引鉄を引いている。
中川 乃:((魔法の言葉ってのはこう使うんだよ))と小さく笑みを浮かべ、真っ直ぐケイリーを見ている。乃は逃げるそぶりを見せない。
中川 乃:「ヨーコちゃん! お願いだ《プリーズ》! ケイリーを助けてくれ!」
中川 乃:俺の《プリーズ!》でヨーコちゃんから《難攻不落》を使って貰う
港葉子:使うよ!
中川 乃:「あいつにもう引き金を引かせないでやってくれ……!」
港葉子:「乃ちゃんさんのお願いとあれば」爆音。手首の増速で無理やり突進。
港葉子:ケイリーの眼前に踊り出て、その勢いのまま頭に頭突きする。
ケイリ―:「本当に、まじめな子……ねえ乃、どうしてあんたがそんな子と一緒に居られんの。笑えてくるne」
ケイリ―:ね
ケイリ―:突き飛ばされて転がり、立ち上がってケイリーは言う。
中川 乃:「マジメな子だから、俺みたいな悪い大人に丸め込まれちまう。しょうがねえ子だよな。危なっかしくてよ」
港葉子:「危なかしさにおいて指摘を被るのは不可解です」プロテクターと激突した自分の額を押さえる。
港葉子:「しょうがない大人ですね」嘆息する。
中川 乃:「ヨーコちゃん、助かったぜ。無辜の市民も守れたし、お巡りさん冥利に尽きるだろ?」冗談めかして。
ケイリ―:「ホントに、あんたのそういうところは昔のまま……私の好きな乃」
中川 乃:((それに、おかげでコイツは夢を見たまま死ねる))上空からの光条を視界に捉えて。
ケイリ―:よろめき、壁に手を着く。
鴻巣祐二:(やれやれだ。さっさと灼き尽くして終わりにするつもりが、どうも興が削がれる……)差し上げた腕を下ろしかけ。
港葉子:「無辜かどうかは議論の余地はありますが……」
鴻巣祐二:「狙って」もう一度腕を差し上げ。
鴻巣祐二:「撃つ」腕を振り下ろす。
ケイリ―:「……さよなら。私の相棒」
鴻巣祐二:レーザーの雨が降り注ぐ。
鴻巣祐二:「……これでいいんだろ、乃くん」
中川 乃:「……」無理矢理笑顔を作って、届かない拳を前に出そう。
鴻巣祐二:「……俺だって、やれば……」誤作動を起こしたマスケンヴァルが、再び沈黙する。
RL:空から降る光の中で、ケイリーの姿をしたものが崩れ落ちた。
鴻巣祐二:「……余計な真似を」後には、不機嫌な顔をしたエグゼクが残る。
港葉子:「……」
中川 乃:ユーちゃんの言葉に小さく頷いてから、梵天をかけなおそう。
RL:◆クリンナップ◆
RL:◆ROUND 2◆
RL:◆セットアップ◆
RL:◆ROUND 3◆
RL:でしたね
RL:◆セットアップ◆
RL:敵側、何もなし
鴻巣祐二:よし、最後の《支援要請》使用します。目標値10。
どどんとふ:鴻巣祐二がカードを公開しました。「ダイアの8」
鴻巣祐二:外界7+カード8で15。
どどんとふ:鴻巣祐二が「ダイアの8」を捨てました。
どどんとふ:鴻巣祐二が「トランプ」の山札からカードを引きました。
鴻巣祐二:報酬点4点消費して、カット間味方全員の与える肉体ダメージに+2します。
鴻巣祐二:あ、まちがい
鴻巣祐二:2点消費してダメージ+1ですね!残高的に!
中川 乃:ヨーコちゃんに〈愛の交歓〉使います
中川 乃:〈交渉〉〈誘惑〉〈愛の交歓〉手札3+能力値8+誘惑2=13
どどんとふ:中川 乃がカードを公開しました。「クラブの3」
中川 乃:感情の制御値抜いたので成功、手札2枚交換できるよ
どどんとふ:中川 乃が「クラブの3」を捨てました。
どどんとふ:中川 乃が「トランプ」の山札からカードを引きました。
港葉子:ありがとう!換える!
どどんとふ:港葉子がカードを公開しました。「ダイアの4」
どどんとふ:港葉子が「ダイアの4」を捨てました。
どどんとふ:港葉子がカードを公開しました。「ダイアの7」
どどんとふ:港葉子が「ダイアの7」を捨てました。
どどんとふ:港葉子が「トランプ」の山札からカードを引きました。
どどんとふ:港葉子が「トランプ」の山札からカードを引きました。
RL:◆イニシアチブ◆
RL:最速は乃君だね
中川 乃:手札が振るわなくて〈人使い〉ができないのだ……
中川 乃:なので、ムーブでキセノン・ドールとエンゲージ、マイナーなし
中川 乃:〈白兵〉で攻撃。達成値はハートのエースで21だ
どどんとふ:中川 乃がカードを公開しました。「ハートのA」
RL:そ…そう来たかァ~!
どどんとふ:RLがカードを公開しました。「ダイアのA」
ミトコ:<電脳>《ドミネート》でドッジ。達成値21
どどんとふ:RLが「ダイアのA」を捨てました。
どどんとふ:RLが「トランプ」の山札からカードを引きました。
中川 乃:「んー……」首をコキコキ鳴らして回しながら無造作に近づいて、いきなりボディを狙って殴って見るけれど、乃の手が殴ったのは義体の体ではなかったのだ……!
どどんとふ:中川 乃が「ハートのA」を捨てました。
どどんとふ:中川 乃が「トランプ」の山札からカードを引きました。
ミトコ:「無駄なんだよ、お前みたいなクズが!何もできやしない!」
RL:ホロ映像が消え、少し離れた地点からキセノン・ドールが嘲る。
中川 乃:「おっとと」空振りに終わり少しバランスを崩す。
RL:次は葉子ちゃんの番か
中川 乃:「お前こそ。周りに誰かいないと何にもできない“キセノン・ドール”(お人形さん)じゃねえか」
中川 乃:ヨーコちゃんにパスだ!
ミトコ:「うるさい!うるさいっうるさい!黙れクズ!」
港葉子:「では。人形の破砕を試みるとしましょう」
港葉子:《死の舞踏》を使用します。対象はミトコ。[完全死亡]を狙う。
ミトコ:《電脳神》で防ぎます。
鴻巣祐二:その《電脳神》を《天罰》で打ち消す!
RL:うむ。打つ手なしです。それで決着。
ミトコ:「私は死なない!私は”キセノン・ドール”!」ミトコの姿が、瞬時に数十人にも分裂する!
ミトコ:「さあ、どうだ!殺せるものなら殺してみろ!」
港葉子:「む。この数は……」抜刀姿勢を解除。
鴻巣祐二:「がらんどうの傀儡よ。ずいぶん遊び回ったようだが」手を上げる。
鴻巣祐二:「プログラム風情が人の真似など片腹痛い。紛い物が。散れ」そのまま手を払う。レーザー光が数十人のミトコの姿を薙ぎ払う!
鴻巣祐二:「……これでスッキリしたろう。行け。港葉子」
港葉子:「感謝します。スッキリしています」
港葉子:刀を地面に落とし、ふらりとミトコの下に寄る。
ミトコ:ミトコはもう、一人だ。頼れるものも、縋れるものも、何もない。
港葉子:「葉子ちゃんコースのデザートは、究極の逸品です」
港葉子:爆音と同時に、神速の貫手。
ミトコ:「何がデザートだ!ふざけ……」
港葉子:「抜かずの剣です」
RL:小さな破裂音が響いた。
RL:それが稀代のクラッカー、伝説のニューロ、”キセノン・ドール”が残した、最後の音となった。
RL:◆K.O◆
RL:Finisher...港葉子
RL:Finishing move...《死の舞踏》
RL:◆戦 闘 終 了◆
RL:カット進行終了。君たちの勝利です。
RL:◆クライマックス END◆

RL:◆エンディング1◆シーンプレイヤー:鴻巣祐二
RL:血なまぐさい事件の夜が明け、千早重工査察部、後方処理課のオフィス。
RL:班長・小上紫乃は、送り出した時と同じおだやかな微笑みで君を迎えた。
小上紫乃:「お疲れ様です、鴻巣さん。さて、事件の報告をお願いいたしましょう」
鴻巣祐二:「や、どうも。お疲れ様です。なんとか帰投しました」猫背で、肩をごきごきしながら。
鴻巣祐二:では、《完全偽装》を使用させてください。今回の件への千早の関与を隠蔽します。
RL:OKです。
鴻巣祐二:で、ディラフトの計画についてあれこれと報告しましょう。
鴻巣祐二:「危ないところでしたけどね、どうにか処理できました」
小上紫乃:「杜撰な計画もあったものですね。たとえブラックハウンドの地位を奪ったにしても、その後はすぐにボロが出ていたでしょう」
鴻巣祐二:「全くです。急げばいいってものでもない」
小上紫乃:「ええ。我らが千早がそのような企業と関わりを持っていなくて本当に良かったと、心から思います」
鴻巣祐二:「同感です。はは、これでこっちは万事解決ってとこですかね」
鴻巣祐二:(今回は”お手本”もいたし、まあ事後処理は楽だったかな……)
鴻巣祐二:(羽ヶ崎の部長さん、ちょっとばかりお手並みを真似させてもらったよ)
小上紫乃:「惜しむらくは、影のクロマクにまでは手が出せない事ですが……まあ、それは言っても仕方のない事」
鴻巣祐二:「ふむ……」顎をさする。
小上紫乃:「それに」
小上紫乃:「案外、自由に糸を操っているつもりの人間ほど、自分の首に糸が巻き付いていることに気が付かないものです」
鴻巣祐二:「え?」突然の言葉に目を瞬く。
小上紫乃:「せいぜい我々はそうならぬよう気を付けるとしましょう」
RL:小上は、変わらず少女のような微笑みを浮かべている。
鴻巣祐二:「はあ、まあ……私はどっちかというと操られる側ですからねえ。気をつけますけど」首を捻る。
小上紫乃:「ふふふ。そうですね」
小上紫乃:「しかし予算内で仕事が片付くと気持ちがいいものです」
鴻巣祐二:「ああ、そうそう。今回は助かりましたよ。おかげでいい仕事ができた」笑う。
小上紫乃:「そうでしょう。きっと、鴻巣さんはもっともっといい仕事がしたいと思いまして、色々用意したんですよ」
RL:机に山と積まれた分厚いファイルを指さす。
鴻巣祐二:「色々」ファイルを見て。「というと」
小上紫乃:「まあ、仕事の規模としては今回のものとさほど変わりません。さて、どれから行きましょうか」
RL:小上は楽しそうにファイルを物色しページを捲っている。
鴻巣祐二:「……慰労とか、そういうのないんですかね、この企業は……」
小上紫乃:「全ては千早のために。ですよ?」
RL:微笑んで小首を傾げる。
鴻巣祐二:「はい」がっくりとうなだれ。「全ては千早のために……」
小上紫乃:「まあ、半分は冗談です。休息はしっかり取ってくださいね」
鴻巣祐二:「ええ、それはもう。では、失礼します」ファイルを抱えて外へと出よう。
鴻巣祐二:清潔なオフィスの廊下を歩き、やがて喫煙室に差し掛かる。ドアを開け、中へと入り、腰かける。
鴻巣祐二:ポケットから煙草を取り出し、火を点け、燻らせる。ぼんやりと考え事をする。
鴻巣祐二:ケイリーやミトコの"死骸"のこと。ずらりと並んだミトコの義体のこと。
鴻巣祐二:調整された記憶は、戦闘の様子を正確に思い出させることはない。ただ、ぼんやりと煙を吸い……。
鴻巣祐二:突然、げほげほと咳き込み、忌々しげに煙草を揉み消す。
鴻巣祐二:壁にかかったモニターでは、ディラフトセキュリティの件が大々的に報道されている。
鴻巣祐二:それを見て薄く笑う。
鴻巣祐二:(全ては"千早"のために、か)
RL:◆エンディング1 END◆

RL:◆エンディング2◆シーンプレイヤー:井上卯ノ花
RL:一方その頃。
RL:井上卯ノ花の事務所には一件の通信要請が届いていた。
戸畑修介:「井上さん!じゃなくて、卯ノ花さん!」
RL:通信回線が開くと、血相を変えた戸畑警備の社長、戸畑修介の顔が大写しになる。
井上 卯ノ花:「戸畑社長。これはこれは!まだ隅田川には浮かんでいなかったのですね」
戸畑修介:「なんとかまだ!」
戸畑修介:「そ、それよりも!やったんですね!”キセノン・ドール”!一発かましたんですね!?」
井上 卯ノ花:にんまりと笑って、大きく頷く。「ええ。井上卯ノ花、やってやりましたとも」
RL:伝説のハッカー、”キセノン・ドール”が破壊されたというニュースは、今や電脳の海の隅々まで知れ渡っている。
戸畑修介:「ふ、ふっふっふっふ……へへへ……」
RL:映像の戸畑社長がガッツポーズをキメる。
井上 卯ノ花:「ふふふふ。ああ、そちらにそろそろ首級が届く頃だと思うので、す、が……?」
戸畑修介:「首級?」
戸畑修介:「そういえばさっきなんか小包が……よいしょ」
RL:ごそごそと箱を開封する音。
戸畑修介:「ウワアアアアアア!?」
井上 卯ノ花:「ご覧になっていただけましたか?」
戸畑修介:「ワアアアアアアアアア!!アアアア!!!」
井上 卯ノ花:「ああ社長、"キセノン・ドール"は全身義体だったので、生首はお届けできなかったんですよ。本当に、"ドール"でして」
戸畑修介:「あ、なんだ……義体かこれ!びっくりしましたよもう!」
井上 卯ノ花:「でも、そこに奴の魂は、宿っていたと確信しております!お収めください!」
戸畑修介:「あ、ありがとうございます……?うーん、”キセノン・ドール”が本当に人形とは、なんというか、不気味なジョークだ」
井上 卯ノ花:「ときに、会社の信用は立て直せそうですか?」
戸畑修介:「ああ、それなんですがね」
RL:戸畑社長は苦笑する。
戸畑修介:「まあ、さすがに無理っぽいです。この仕事でクラッカーにやられたのは致命的でした」
RL:そう言うが、社長の表情は決して暗くはない。
戸畑修介:「でもね。ちょっと面白いことになったんですよ」
井上 卯ノ花:「ホホウ?」
戸畑修介:「裁判所に通ってるうちに、同じように”キセノン・ドール”の被害に遭った人と何人か知り合いましてね」
戸畑修介:「色々な業種の人間が揃ってるんで、みんなで力を合わせて新しい事をやれないかって事に。そこで僕も一から出直しです」
井上 卯ノ花:「それはそれは!いいですねえ!輝かしい未来!」
戸畑修介:「ふふふ、でしょう?捨てる神あれば拾う神ありっていうのかなあ」
井上 卯ノ花:「しかし大丈夫なのですか~?全員"キセノン・ドール"にしてやられた者ということは、その弱点が一致しているのでは?」
戸畑修介:「うぐ。じ、実を言うと……」
戸畑修介:ばつが悪そうに頭を搔く。
井上 卯ノ花:「ふふ、ふふふふ!」
戸畑修介:「お察しの通り、電脳関係のスペシャリストが居ないと話にならないなあ、っていう状態でしてね」
井上 卯ノ花:「がってん承知です!襲う猫あれば守る狐あり!"キセノン・ドール"を討ち滅ぼしたこの井上卯ノ花と、我が天の狐にお任せください!」
井上 卯ノ花:「お話、聞かせてくださいな!」
井上 卯ノ花:そして今日も彼女の事務所では、鳥居の形に積まれた無数のモニタが朱い光を発し、天井に描かれた狐を照らすのだった。
RL:◆エンディング2 END◆

RL:◆エンディング3◆シーンプレイヤー:港葉子
RL:港葉子たちの活躍により、中毒者の襲撃を受けずに済んだブラックハウンド本部。
RL:首謀者たる”キセノン・ドール”亡き後も、ディラフトセキュリティの羽ケ崎本部長は頑として黙秘を続けていた。
羽ケ崎本部長:「………」
港葉子:「……その声帯機能は、声を発するためのものと愚考しますが」
港葉子:刀を鞘ごと地面に突き立てて、傍らに立つ。
羽ケ崎本部長:「………」
RL:白々しくそっぽを向く。
港葉子:「……むう」
羽ケ崎本部長:ここで神業《不可触》を使用します。効果は、今回の事件に自身が関与した事実を揉み消す。
羽ケ崎本部長:「そろそろいいんじゃないかね。私も暇じゃないんだ、いつまでもこんな犬小屋には居られんよ」
港葉子:「話せるでのはないですか」
羽ケ崎本部長:「ふん。まだ何か、私をここに拘留する理由があるのかね?」
港葉子:「そうですね。拘留を続ける理由はないでしょう」
羽ケ崎本部長:「なんだ、話がわかるじゃないか。ならば帰らせてもらうぞ」
港葉子:神業《制裁》を使用します。
港葉子:「いえ。拘留は留めおくだけのものですので。溝鼠を飼う義理はありません」
羽ケ崎本部長:「な……なんだと!?」
港葉子:「懲役のほうが相応しいでしょう」
港葉子:「労役を課すべきと考えます。その脚で車を回し続けて頂ければと」guiltyを選択します。
RL:OK。彼は闇に消える事が決まりました。
羽ケ崎本部長:「バカな!弁護士を!弁護士を呼べ!私は無実だああ!」
RL:半狂乱になって叫ぶ本部長。と、そこで取調室のドアが開く。
RL:現れたのは、痛々しく包帯を巻いた黒人の刑事だ。
ボンパ:「ヨー、弁護士じゃなくて悪かったなおっさん」
港葉子:「おや」
ボンパ:「葉子、今回は一人でご苦労さんだったぜ!俺が居なくてお前さんが寂しくて泣いてるんじゃないかと気が気じゃなくてヨ!病院のベッドを飛び出してきちまったのさ!」
RL:まくしたてると同時に、彼の義手になった八本指の腕がカチカチと開閉した。
港葉子:「泣いていません。風評の流布をしないでもらいたいです」
ボンパ:「オウ、お前さんはそんなタマじゃなかった!悪かった、悪かったよ、そんなに睨むなって、落ち着けよ」
ボンパ:「まあ俺もお喋りしにきたわけじゃないんだな。ちょっとした土産がある」
港葉子:「土産」
ボンパ:「ソー。事件の内容はだいたい課長から聞いた。そんでまあ、俺なりに色々調べてな?ちょーっと気になる事があってヨー」
RL:ボンパはトロンを操作し、資料を映し出す。
RL:それを見た羽ケ崎本部長は顔色を変え、目を背けた。
港葉子:興味深げに背を伸ばして覗きこむ。
ボンパ:「ヘイヘイ。見ろよ葉子。これは22年前……羽ケ崎美登子が遭った事故の資料と、このおっさんが作った義体のデータ」
ボンパ:「おかしいよナァ。どうして義体の完成が、事故よりも”前”なんだ?エエ?」
港葉子:「……それは」
羽ケ崎本部長:「………」
港葉子:「生前に棺を作ること自体は、ピラミッドの建設よろしく有り得ないことではありませんが。しかし……」
港葉子:「幼気な少女に対してとなると、些か性急では。まだ白無垢の用意のほうが納得できます」
ボンパ:「どういう気分なんだろうな?こしらえた義体に取り換えるために娘を半殺しにするってのはヨ」
RL:羽ケ崎本部長の眼が血走り、額に汗の玉が浮かぶ。
羽ケ崎本部長:神業《タイムリー》を使用します。本部長の手に小さなメモリチップが握られている。
羽ケ崎本部長:「こ……これは。”キセノン・ドール”のバックアップデータだ」
羽ケ崎本部長:「軌道の千早が欲しがるほどの価値がある。今なら君たちしか見ていないぞ」
羽ケ崎本部長:「これをやるから私だけは見逃してくれ。悪い取引じゃないだろう?」
港葉子:「今なら我々しか見ていない?真実ですか?」
羽ケ崎本部長:「そ、そうだとも!」
港葉子:「それは」爆音。「よいことを聞きました」納刀。
羽ケ崎本部長:「あ……?」
ボンパ:「プッ」
港葉子:「つまりはあなたにはこれで、全ての交渉材料が潰えたということになります」
羽ケ崎本部長:「あ……あ……」
港葉子:「笑われるのは釈然としません。秘密裏に押収すべきでしたでしょうか」
ボンパ:「いいや。なんつうか、うん。”らしい”なァ」
羽ケ崎本部長:「ああああああああああー!?!?」
港葉子:「むう」
ボンパ:「ともかくこれにて一件落着、か?いやあ、今回はしんどかったぜ。葉子は?」
港葉子:「いえ。然程の損傷は受けてはいませんし」
港葉子:「……一人ではありませんでしたので」
ボンパ:「ホー?」
ボンパ:「なんだ、葉子は意外とうまくやれるもんなんだナ。課長はずいぶん心配してたみたいだが」
港葉子:「心外です。私は機動捜査課の剣ですので」
港葉子:「揮い手(バディ)次第でどうとでも切れ味は変わります」
港葉子:「つまりはこうです。ゆめ、早々に離脱すること、二度とありませんよう」ほんの少しだけ、口角を吊り上げる。
RL:◆エンディング3 END◆

RL:◆エンディング4◆シーンプレイヤー:中川乃
RL:事件から数日後の夜。
RL:さほど治安もよくないストリートに似つかわしくない、身なりのいい男が足早に歩いている。
RL:男は自らの後始末のため、地上に降りることを余儀なくされた天上の者だ。
身なりのいい男:「下らん。どいつもこいつも、使えない連中ばかりだ。なぜ私の足を引っ張る」
身なりのいい男:「”キセノン・ドール”のバックアップすら回収できんとは……忌々しい」
中川 乃:通りを歩く男を、後ろから肩組んで声かけます。
中川 乃:「ハローハロー。初めましてだね。俺の名前は『ない』。二度と会わないだろうけど、よろしく」
身なりのいい男:「な、なんだ貴様!?」
中川 乃:そのまま自然に、けれど抵抗を許さない感じで路地裏に引っ張り込む。
中川 乃:「良い夜だね。星がまあ、ここにしちゃ綺麗だ。だから話がしたくてさ。三年前、キセノン・ドール、ペイルキャッツ。そういうお話だ」
身なりのいい男:「何故それを……ああ、貴様強請り屋か?地上のカスの中でも最底辺のカスか」
中川 乃:「——何故だって? “誰かの友達”は、アンタの友達とも友達なのさ。そうだな——例えば、三年前にアンタに殺されたケイリーって女に、キセノン・ドールとも話をした仲だよ」
身なりのいい男:「……!」
中川 乃:「俺はおたくを強請に来たんじゃないよ。強請ったところで出てくるのは汚いカネと死体だけだろ? だったら、揺すって吐かせるのは俺じゃない。アンタの大好きな猟犬の仕事だ」
中川 乃:《不可触》。軌道千早の役員が、三年前にフリーランスのカブトワリを殺害した、という罪を着せる。
RL:男は顔をしかめ、後ずさる。
身なりのいい男:「何を……バカな。私を追い詰めてお前に何の得がある」
中川 乃:「アンタを踏み台にして、俺は別の人脈が欲しい。もっと安全で、もっと実りあるお付き合いのできる相手さ」
身なりのいい男:「はっ、結局自分の為じゃあないか。利益を追求し、使えるものは何でも使う!汚い金と言うが、私とお前の金の何が違う!」
中川 乃:ケラケラ笑う。「少なくとも、俺自身が犯罪をそそのかしたことは一回もないんだわ。全部お友達が助けてくれる。アンタと違うところがあるなら、俺が作るのは駒じゃない。お友達だ」
中川 乃:「駒よりはお友達の方が、よっぽど良く言うこと聞いてくれるからな。アンタはしくじったよ」
中川 乃:悪魔めいて笑い、遠く聞こえるサイレンに、助けてくれたヨーコちゃんへ感謝する。
中川 乃:「逃げろ逃げろ、ここに居るのは悪魔とハイエナだ。毟られるのはケツの毛までで済めばいいな」
身なりのいい男:「……クソ!!」
RL:男はもはや、捨て台詞を吐くこともできず、走り去っていく。
中川 乃:「おまわりさーん! ひとごろしがいますよー!」
中川 乃:その背中を大声ではやし立ててやる。
中川 乃:「ま、後はご自慢の蛋白質CPUで上手くやんな」と呟きながら、スカジャンをパタパタやって、小さな機械を見つける。「あった。卯ノ花ちゃん聞こえるね? この後ユーちゃんと打ち上げすっから、暇ならヨーコちゃん誘って一緒にどう? 場所はユーちゃんトレースすればいいよ。じゃあね」言うだけ言って、機械を踏みつぶす。
鴻巣祐二:では、その時乃くんのポケットロンに着信。
中川 乃:出よう。「もしもーし。乃くんだよー」
鴻巣祐二:「……ああ、中川乃。私だ」
鴻巣祐二:「そろそろ、”上手くやってくれた”頃合いかと思い、連絡をした」
中川 乃:「へえ……ユーちゃんじゃない方だ。嬉しいねえ。おたくの予想通り、上手くやったよ」
中川 乃:「前からアンタとはゆっくり話したかったのよね、千早祐二サン」
鴻巣祐二:「ひとまず、礼を言っておこうと思ってな。身内の恥がひとつ、雪がれた」
鴻巣祐二:「ほう。まあ、おおよそ予想はつくが、聞いてやっても構わんぞ」
中川 乃:件の軌道千早役員の身辺を洗ってるついでに、千早祐二の名前を見つけたのだ。
中川 乃:「まあ、予想がついてるんでしょうけど。俺とお友達になってくれないかな」
中川 乃:「今回の件で、そこそこ使えるって分かったでしょ? お互いにとって悪い話じゃないと思うんだよね」
鴻巣祐二:「誰が貴様のような地上の蟻と……と言いたいところではあるが」
鴻巣祐二:「察されている通り、こちらはこのクグツの仮面を被って生きる身だ。地上に伸ばす手足がない」
鴻巣祐二:「ひとつ、借りを作ったところではあるしな。お友達ごっこも悪くはなかろう」
中川 乃:「よし、じゃあお友達成立だ。これからもよろしくな! ああ、ところで、アンタの事はなんて呼んだらいい?」
鴻巣祐二:「……自由に呼べと言えば、また下らんニックネームをつけるのだろう。鴻巣と同じで構わん」
鴻巣祐二:「名字で呼ばれるのも差し障りがあるのでな。……それから、中川乃」
中川 乃:「そっちの方が、アンタじゃない方のユーちゃんがややこしくなくて良いか……うん?」
鴻巣祐二:「友人となったことで改めて言いたいのだが……貴様、鴻巣の不摂生をどうにかしろ」
鴻巣祐二:「人の身体をアルコールとニコチン漬けにしおって。どうせこれからも飲みに行くのだろう?」
中川 乃:「ご明察。でも、千早勤めは結構キツイみたいだから、アイツ俺が止めてもすげえ飲むんだよ」
中川 乃:ロボタクに突っ込んで家に帰した事が何度あるか……
中川 乃:「とはいえ、アンタともお友達になったことだし、ちょっと酒は抑えさせるように頑張るよ」
鴻巣祐二:「そこをなんとかしろ……まったく! どうしようもないクグツだ。勝手に糸を伸ばす!」
鴻巣祐二:「頼んだぞ。私は寿命を擦り減らしに地上に下りたのではないのだからな。どこかの愚かな同胞とは違って」ため息をつく。
中川 乃:「ははは! 今日は打ち上げだからあっちのユーちゃんとだけど、その内おたくともサシ飲みしたいねえ。見繕って貰ったスーツあるし、ちゃんとそれなりの所案内するよ」
鴻巣祐二:「よろしく願おう。……では、鴻巣をやる。また後でな」
中川 乃:「はいはーい。あとでね、ユーちゃん」
鴻巣祐二:「ああ」と通信を切ろう。
中川 乃:「……さてと」
中川 乃:ジーンズの後ろから無造作に拳銃を取り出す。スライドに刻印されたダイヤのエンブレムは、乃の手首に入った刺青と揃いのものだ。
中川 乃:「あいつ、この銃まだ使ってたんだな」そのエンブレムを懐かしそうになぞって、ジーンズの後ろに戻す。
中川 乃:その感触を確かめるように二度三度叩いて、「そんじゃ行くぜ相棒(バディ)。またよろしくな」夜のストリートに消える。
RL:"災厄"により変貌した未来、ニューロエイジ。地軸はねじ曲がり、地球は寒冷化し、厚い氷の衣を纏っていた。
RL:だが、常春の地となった赤道直下で、過去と変わらぬか、それ以上の繁栄を極めている街があった。
RL:摩天楼には多国籍企業が君臨しヤクザやストリート・ギャングが裏通りをうろつく、鎖国した旧日本の唯一の出島。
RL:ここは災厄の街 "トーキョーN◎VA"。
RL:今夜また、ひとつの物語の幕が閉じる―
RL:◆エンディング4 END◆
RL:トーキョーN◎VA THE AXLERATION
RL:「Farewell my buddy」
RL:~Fin~