◆もくじ◆
オープニング1 運命の出会い
オープニング2 風紀アイドル誕生!
オープニング3 あの娘の秘密
ミドルシーン1  全員集合
ミドルシーン2  情報収集
ミドルシーン3  ファーストレッスン
ミドルシーン4  ドキドキグラビア撮影
ミドルシーン5  明日の為に
ミドルシーン6  君と手を繋いで
ミドルシーン7  Live In The School
ミドルシーン8  アカデミア・ミュージック・チャンネル
ミドルシーン9  世界で一番熱いCM
ミドルシーン10 渚のUndine
クライマックスシーン ブリリアントライブバトル
エンディング1 ラスト・アンコール
エンディング2 霹靂
エンディング3 Destination
エンディング4 さよなら


GM:◆トレーラー◆
アカデミアに突然やってきたアイドルブーム。
校内のあちこちでユニットが結成され、ついにはその頂点を決するため
ブリリアントライブバトルまで開催されることに!
絶対にただで済むはずがない!

Double Cross The 3rd Edition
「喝采のアカデミア ~百花繚乱アイドルチャート~」

アイドル、それは乙女の輝き。
アイドル、それは人々の夢。
そしてアイドル、それは裏切りを意味する言葉。


GM:◆ハンドアウト◆
PC1…片山樋一(PL:DT)
http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFgsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY3rm4PAw
シナリオロイス…雲雀宏一 推奨感情(P:自由/N:自由)
アイドルブームに沸く学園で、君は雲雀宏一が面白半分に選んだ
一般生徒代表プロデューサーになってしまった。嫉妬する生徒達!
何とかして校内で三人のアイドルをスカウトし、ユニットを結成して
ブリリアントライブバトルに勝利しなければならない。
そうすれば許されると思う。

片山樋一:番長連所属、高等部一年、片山樋一!
片山樋一:Cランクのクズ!
片山樋一:自称である猛犬番長がちゃんと定着するように、偉大な先輩方の背中を追いかけながら頑張ります。
片山樋一:餓狼番長みたいにモテた……かっこよくなりたいです!
片山樋一:察しの通りにバカです。バカなりにがんばります。
片山樋一:不完全な隠密能力者であり、性能としては、
片山樋一:そこそこのダイスと固定値で隠密攻撃したり、ちょっとだけ受けに自信があったりします。
片山樋一:後はカバーとかミドル判定とかでせせこましく小間使いします!Pらしく!
片山樋一:Pらしく?
片山樋一:とにかくそんな感じでよろしくお願いします!
GM:よろしくお願いします!本音が聞こえた!
GM:いい面構えだ。頑張ってくれたまえ。
GM:PC2…篠沢蒼(PL:それじゃない方のヒロ)
http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFgsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYuOWjMgw
シナリオロイス…運命のプロデューサー 推奨感情(P:期待/N:不安)
君はアイドルとしてブリリアントライブバトルへの出場を狙う生徒の一人だ。
だが、運が悪いのか人望が無いのか、なかなかユニットを組むメンバーが見つからない。
アカデミアに伝わる伝説…君をプロデュースし、勝利に導いてくれる
”運命のプロデューサー”さえ居れば話は別なのだが。

篠沢 蒼:セントジョージスクールアイドルソング研究会会長、高等部1年、篠沢蒼。
篠沢 蒼:Cランクで微妙に自分に自信のない、斜に構えた感じの僕っ娘です。ただし、アイドル活動の際には
篠沢 蒼:キラキラっ☆とした感じになれるよう完全演技で頑張ってます☆
篠沢 蒼:メガネも外すし口調も変わる!
篠沢 蒼:能力的には《さらなる力》の再行動を軸にした支援型。メイド服を前提にしているのでミドルでナントカ調達したいです。
篠沢 蒼:あとはCランク特有の固定値で地味に情報収集とかをがんばれたらいいな、という感じです。よろしくお願いします!
GM:よろしくお願いします!変身アイドル!
GM:メイド服のアイドル…メイドルというわけね
GM:次!
GM:PC3…夏川ミナ(PL:クオンタム)
http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFgsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY5emrIQw
シナリオロイス…ダイオジュネス・ラブ 推奨感情:(P:有為/N:危険視)
突然のアイドルブームに浮足立つ校内。
治安維持に努める君としては気が気でない。
特に謎の仮面アイドルユニット「ダイオジェネス・ラブ」の台頭が気にかかる君は、
自らアイドルとして活動しながら彼女たちを観察することにした。

夏川ミナ:はい。風紀委員会所属一年生、“ジェミニ”の夏川ミナです。
夏川ミナ:たまには気分を変えてみようと立ち絵を新しく描いた結果、透過ができてない事に今気づきましたが、問題はありません。
夏川ミナ:ランクはお手軽強いAランクスペシャリスト!シンドロームはハヌマーン/エンハイ!
夏川ミナ:クライマックスでは行動値58になり、固定値89の大破壊パンチを範囲で叩き込むだけの一発屋です。
夏川ミナ:とにかく風紀委員で、真面目で、感情のないロボット。こんなやつがアイドルできるのか……
夏川ミナ:でも一人くらいこういう子がいてもいいんじゃないかなあ。
夏川ミナ:そんな感じです。宜しくお願いします!
GM:ほんとかなーほんとにロボットかなー
夏川ミナ:ギギー ピガーッ
GM:ともかくよろしくお願いします!
夏川ミナ:します!
GM:そして、ラスト!
GM:PC4…青海暉(PL:馴染)
http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFgsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY8dWIOww
シナリオロイス…春海明日香 推奨感情:(P:友情/N:心配)
君の友人/後輩/先輩である春海明日香が突然アイドルユニット「Dream Tears」の一員としてデビューした。
引っ込み思案で大人しい彼女が何故、突然アイドルユニットに?
直接聞いてみても、なぜか理由を話してくれない。
ユニットリーダーである赤手みあに無理やり従わされているのだろうか?
不審に思った君は自らアイドルとして活動しながら彼女たちを観察することにした。

青海暉:ORA研究会会長、高校一年生、青海暉!
青海暉:そして私もCランクのクズだ!覚えておいてくださいませよ高ランクの皆様方!
青海暉:心身ともにまだまだ子供っぽさが抜けない少女です。学校の成績もよくない。でも性格は明るくて元気です。
青海暉:以前は君子危うきに近寄らずで(べつに君子というほど頭が良くはない)、自分の専門以外は避ける性格でしたが、今ではいろいろ興味を持つようにしています。それでも荒事はゴメンだぜ!
青海暉:あと、このメンバーの中で一番足が短いと思います。体重は最近ちょっと増えましたが、筋肉がついたという事で前向きに受け止めています。
青海暉:ORAというのはオーヴァード・レイ・アーツの略称で、エンジェルハイロゥシンドロームのエフェクトを用いた光による芸術活動を総称したものになります(早口)。
青海暉:自身のイージーエフェクトでリアルタイムに作品を作り出し、その過程まで含めて一つのエンターテイメントとするシアター型ORAというものを専門とします。もちろんORAをやっているのは一人なのでシアター型以外のORAはありません(早口)。
青海暉:芸術祭のステージを皮切りに、大小(小が九割)さまざまなステージでそれを披露していて、知名度もじわじわ上がってきていたら嬉しいけど、知らない人はまだ全然知らないので、どんどんいろんな事をしようとしています(早口)。
青海暉:ふう。
青海暉:戦闘性能は感覚RC型です。全力攻撃は一日3回まで。あと最近フォールンスプライトをもらったので、それによる支援もできなくはないです。
青海暉:でも本命は7dx8+8で繰り出される——<芸術:ORA>だ!どうだ!俺の芸術は!どうだッ!目指すは……おらァーッ!目指すは世界平和だッ!!
青海暉:そんな感じです。まあ今回はアイドル回だし戦闘も特にないでしょうからごあんしんですね。よろしくお願いします!
GM:元気な野望が感じられますね。よろしくお願いします。
GM:甘い!>戦闘も特にない
GM:以上のメンバーで進めていきます!早速行ってみよう!

GM:◆オープニング1◆…篠沢蒼、片山樋一
GM:太平洋に浮かぶ、地図に載らない孤島。
そこには、UGNがオーヴァードと一般人の共生を目指して設立した実験施設にして学園
"オーヴァードアカデミア"が存在した。

GM:現在の生徒総数は約二万人。その約半数がオーヴァードである学園では、日々奇想天外なトラブルが発生する。
GM:……そして今!この学園に起きている非常事態は、空前のアイドルブームであった!
GM:そんなわけで学校の廊下にはべたべたとアイドルのポスターが貼られ、
校内放送では連日アイドルソングが流れ、アイドルブロマイドが高値で取引され、
学内にはアイドル焼き、アイドル水、アイドル丼の屋台が立ち並ぶ始末。

GM:そんな浮ついた空気の中、登場し侵蝕ダイスを振ってください。
篠沢 蒼:1d10+34
DoubleCross : (1D10+34) → 4[4]+34 → 38

校内放送:「ブリリアントライブバトル参加のアイドルユニット受付は本日が期限となっております」
校内放送:「ユニットを組んだアイドルとプロデューサーは本部へ書類提出をお願いいたします」
GM:そう、校内のあちこちで結成されたアイドルユニットの頂点を決するため
近々"ブリリアントライブバトル"が開催されることとなっているのだ。

GM:ブリリアントライブバトルでの優勝は、アイドルとして至高の輝きを意味する、最高の栄誉。
GM:今頃になってメンバーとかプロデューサーとか探していると
えっ、今探してるんですか?マジで?ありえなくない?と言われてしまうような状況なのだ。

篠沢 蒼:「…………はぁ」書類を眺めてため息をつく。メンバー、1名。ユニット名、空欄。プロデューサー、空欄。
篠沢 蒼:「ま、どうせ出たって結果は知れてるだろうけど……」
篠沢 蒼:空前のアイドルブームに湧くアカデミア、光があれば影もある。
篠沢 蒼:篠沢の所属する『セントジョージスクールアイドルソング研究会』はこのブーム以前から存在する由緒正しいアイドル系団体のひとつであるが
篠沢 蒼:現在所属するのは篠沢1名のみ。地道なライブ活動も実を結ばず、ファン数は極小。
篠沢 蒼:雨後の筍のごとく無数に発生したアイドルユニットは、そんな状況にとってはさらなる逆風にしかなりえず、彼女は他のきらびやかなアイドルの影に埋もれ
篠沢 蒼:勧誘に見向きもされず、締め切り間近を迎えてしまったのだった。
篠沢 蒼:「そもそも、向いてないんだ。アイドルなんか」書類を抱え、早足に廊下を歩く。
篠沢 蒼:「ハヌマーンやエグザイルでもない。【感覚】は1。性格だって……」
篠沢 蒼:自分を納得させるように呟く。もう諦めてしまおうか。
篠沢 蒼:そんなことを考えながら、曲がり角に差し掛かる——
GM:その途中、君は楽しそうにおしゃべりをしながら廊下を歩く女生徒たちとすれ違う。
一般生徒:「あーあ。私も応募すればよかったかなー、ブリリアントライブバトル」
一般生徒:「今更何言ってんの。出場するユニット、もうとっくに活動始めてるっしょ~」
一般生徒:「だよねー。今から出たって、優勝どころか本戦に残るのも無理だよ」
一般生徒:「ああ、でもアレじゃない?あの噂……”運命のプロデューサー”だっけ?」
一般生徒:「あ、聞いた事あるー。どんなアイドルでも輝きの頂点まで導いてくれるっていう伝説の!」
一般生徒:「それそれ。運命のプロデューサーが居れば、あるいは可能かもね~」
GM:他愛のない噂話をして、女生徒たちは笑いながら去っていく。
篠沢 蒼:「運命の、プロデューサー……」
篠沢 蒼:馬鹿らしい、と思った。所詮アカデミアを跋扈する噂のひとつにすぎないと。
篠沢 蒼:だけど、もし。万が一。少しでも可能性があるのなら。
篠沢 蒼:もう少しだけ、諦めるのを待ってもいいかもしれない——
GM:----
GM:一方、その頃。
GM:校内のとある場所。
一般生徒:「どけ!俺だ!俺が選ばれるんだ!」「お前こそどけー!」「俺だー!俺だー!」
GM:男子たちが何やら押し合いへし合いの大騒ぎをしている。
片山樋一:片山樋一の侵蝕率を+6(1d10->6)した(侵蝕率:35->41)
一般生徒:「ワーワー」「ギャーギャー」
GM:君はこの騒ぎをスルーしてもいいし、止めに入ってもいい。
片山樋一:「……何これ?」
片山樋一:適当に1人をひっ捕まえる。「あいつら何やってんの?」
一般生徒:「あれだよあれ!」
片山樋一:「あれ?」
GM:その生徒が指で示した先に居るのは一人の人物。
GM:おお、あの糸目眼鏡の男こそはオーヴァードアカデミアの生徒会長、雲雀宏一ではないか。
GM:一件柔和そうな顔つきだが、その本性はおぞましい男。
自らは仕事をせず、問題解決のためにしばしば生徒に無茶ぶりを強いる、油断ならぬ人物だ。

片山樋一:「生徒会長じゃん」
GM:そして今、彼が手にしているのは弓矢。矢をつがえ、きりきりと弓を引き絞ってこちらを狙っているのだ。
片山樋一:「え?何?何あれ?」
GM:ビュオウ!放たれた矢がまっすぐに君に迫る!
GM:<白兵>か<回避>で判定してください。難易度は6
片山樋一:白兵!
片山樋一:4dx+1>=6
DoubleCross : (4R10+1[10]>=6) → 5[1,1,4,5]+1 → 6 → 成功

GM:じゃあお好みの演出で矢を止めてください
片山樋一:咄嗟に矢を横合いから殴って反らし、もう片手でキャッチする。
片山樋一:「ちょっ……何すんだおま、いきなり!」
一般生徒:「「「オオー……!」」」
GM:遠巻きに見物していた生徒達から感嘆の声が上がる。
GM:雲雀宏一はパチパチと拍手をしながら近づいてくる。
雲雀宏一:「おめでとう!君は選ばれたのだ。一般生徒代表プロデューサーとして」
片山樋一:「なんでいきなり攻撃されなきゃならないんすか。あれっすか、番長連への宣戦布告……」
片山樋一:「……プロデューサー?」
片山樋一:「一般生徒代表……?」
雲雀宏一:「そういうこと。学内の生徒からアイドルをスカウトしてユニットを結成しよう!」
雲雀宏一:「ブリリアントライブバトルでの優勝を目指して頑張ってくれ!」
GM:朗らかに笑い、君の肩をバシバシと叩く雲雀宏一。
GM:矢をよく見てみると、羽が白いのだ。
片山樋一:「へ?スカウト?ライブバトル?は?」
片山樋一:「あ、白羽の矢……」
片山樋一:「じゃなくて!ウェイ!説明!三行!」
雲雀宏一:「ははは……案外、君のようなタイプが"運命のプロデューサー"になれるのかもしれないね」
雲雀宏一:「あ、これは餞別だよ。有効活用してくれ」
GM:雲雀宏一はポケットからごそごそと何やら取り出した。
GM:スペリオルミックスを手に入れました。
片山樋一:「わ、これスペリオルミックスじゃないっすか!」
片山樋一:「ソラリスの調理人が特別な配分をすることで完成した、1日10個限定の商品!」
片山樋一:「シーンの登場侵食率が-1されるって代物!いいんすか貰って!」
GM:などと驚いている間に、既に雲雀宏一の姿はないぞ。スペリオルミックスは貰っていい。
一般生徒:「くそぉ、何であいつが一般生徒代表プロデューサーに」
一般生徒:「俺だってかわいい女の子を集めてプロデュースしたかったのに!」
片山樋一:「あざっす!……じゃねえ!」
片山樋一:「説明!聞いてない説明!」
一般生徒:「許せぬ……憎い……憎いぞ!」
GM:妬……怨……獄……呪……恨……。様々な負の感情が渦を巻き、君を包み込もうとしてくる。
GM:クライマックスならば衝動判定を強いられるレベルだ。
片山樋一:「……何だこの寒気……」
GM:これはもうアイドルをプロデュースしてブリリアントライブバトルに優勝しないと済まされない空気だ。
片山樋一:「たしかにそういう空気をひしひしと感じる……」
片山樋一:「運で選ばれた野郎なんかにという空気をひっくり返すには、実力を見せつけるしかねえってわけか……」
片山樋一:「よくわかんねえがなんとかバトルに勝ちゃあいいんだろ。俺はやってやりますよ」
片山樋一:「まずはメンバー……メンバー?」
片山樋一:「メンバー……?」
片山樋一:「アイドルってことはこれ、女の子を?スカウト?」
片山樋一:「いや無理だろ……やってくれそうな女子の心当たりなんてないぞ……」
片山樋一:「機嫌がめっちゃいい時の高原先輩ならワンチャン……?いやエリュシオン親衛隊にシメられる……」
片山樋一:「羽石もこういうの苦手そうだし……んー……」ボソボソつぶやきながら廊下を歩き、曲がり角に差し掛かる。
篠沢 蒼:ではそこに
篠沢 蒼:ド ン ッ
篠沢 蒼:偶然にも噂話に気を取られよそ見をしながら歩いていた少女がぶつかる!
片山樋一:「あでっ」
篠沢 蒼:「あっ、たたた……」持っていた書類を撒き散らしながら尻餅をつく。
片山樋一:「だああすいません、見てなかった!」
片山樋一:「大丈夫っすか!怪我ないっすよね?」
篠沢 蒼:「こっちこそ、ごめん。よそ見してて」
片山樋一:「怪我ねえようなら何よりで……あ、拾います」
篠沢 蒼:「あ、ありがと……」散らばった書類を拾い集める。
片山樋一:「うわっ、これ曲がっちまってる……重要な書類だったらマジですみませ……」何気なく書類を見る。
片山樋一:「……ブリリアントライブバトルエントリーシート?」
篠沢 蒼:「ああ……気にしないで。どうせ、捨てようと思ってたとこだし」
篠沢 蒼:「メンバーもプロデューサーも、集まらなかったから」
片山樋一:「そっか、これ応募用紙要るじゃねえか!あの会長、適当な仕事しやがって!」
片山樋一:「これ、まだどっかで配ってたりするやつ……?」
篠沢 蒼:「え……?どうかな、もう締め切り間際だし、そもそも今からじゃメンバー集めも……」
GM:ちなみにブリリアントライブバトルに参加するユニットは三名一組が鉄板とされています。
一人でやるよりタイプの異なる三名のアイドルを揃える事で色々と有利になるわけ。

片山樋一:「え、わ、マジだ、全然時間ねえ」
片山樋一:「今から3人集めんの……?いや無理だろ……!」
片山樋一:「いや、最悪一人いれば参加はできるのかこれ?」
篠沢 蒼:「えっと……」その様子に薄々何かを察する。「もしかして君、プロデューサー志望?」
片山樋一:「片山っす、ええとまあ、そんなとこで……」白羽の矢を持ったまま。
篠沢 蒼:「矢」
片山樋一:「篠沢さんは、参加志望っすよね、これ」
片山樋一:「ああ、すみません名前見ちゃって!」
片山樋一:「書いてあったから!」
片山樋一:「ここに!」エントリーシートを突き出す。
篠沢 蒼:「え、うん……そのつもり、だったけど」
片山樋一:「……」
篠沢 蒼:「僕一人じゃ無理かなって、思ってたとこ」
篠沢 蒼:「さっきも言ったけど」
片山樋一:「……」
片山樋一:ひらめいたような表情で顔を上げる。
篠沢 蒼:「今になってメンバー集めしてる人なんて、他にいないしさ」エントリーシート、空欄を指差す。
片山樋一:「これ、今、俺すげー天才的なこと思いついたんすけど」
片山樋一:エントリーシートを床に置く。「ええとペン、ペン……」
篠沢 蒼:「……はい」ボールペンを差し出す。
片山樋一:「……あ!そっちのほうがいい!あざす!」矢の先がボールペンになっていることに気づいたが、
片山樋一:それは投げ捨て、エントリーシートに自分の名前を走り書く。
片山樋一:「どうこれ!何ていうんだっけか……そう、ウィンウィン!」
片山樋一:「俺はアイドルが必要。篠沢……さんはプロデューサーが必要」
片山樋一:「ほら!完璧!」
篠沢 蒼:「…………」突然の提案に、ぽかんとした顔。
篠沢 蒼:必死になって声をかけて、誰にも引き受けてもらえず
片山樋一:「あ、マズかった……?」
篠沢 蒼:諦めようとした矢先のこと。
篠沢 蒼:偶然——と呼ぶには出来すぎていた。
篠沢 蒼:——”運命のプロデューサー”だっけ?
篠沢 蒼:——どんなアイドルでも輝きの頂点まで導いてくれるっていう伝説の
篠沢 蒼:あの噂を思い出す。
篠沢 蒼:「え、いや……マズくない!」慌てて首を振る。
片山樋一:「……ああくそ、やらかした……恥っず……」
片山樋一:「へ?」
篠沢 蒼:「そうだね。それで……少しでも可能性があるのなら」
篠沢 蒼:「よろしく、片山くん」目を細めて笑う。
片山樋一:「お、おおう!よろしく!」手を差し出す。
篠沢 蒼:差し出された手を、おずおずと握り返す。
片山樋一:(うわ、手めっちゃ柔らかい、てか、俺めっちゃ手汗出てない?大丈夫かな……)
GM:こうして出会った、一人のプロデューサーと一人のアイドル。
GM:ここから新たなアカデミアの伝説が幕を開けるのだった……!
GM:----
GM:シーンをカットします。シナリオロイスが取れそうなら取ってほしいな。
GM:片山君は雲雀宏一に、篠沢さんは運命のプロデューサーに。
片山樋一:シナリオロイス取らないとダメ……?
片山樋一:なぜだかわからないんですが、この相手に
片山樋一:ロイス枠を埋めないとダメ……?
GM:N優位でもいいんですよ。
篠沢 蒼:うーむ
片山樋一:-会長/雲雀宏一/なんかすげえらしい/なんだこいつ:○/ロイス
篠沢 蒼:運命のプロデューサー(仮)/片山樋一/期待○/不安/ロイス 取得します
GM:期待されてるね
篠沢 蒼:蜘蛛の糸的な
GM:頑張ってくれ片山P。
片山樋一:がんばる!
片山樋一:-アイドル/篠沢さん/連帯感:○/隔意/ロイス
片山樋一:こちらもとっておきます!
GM:イエッサー。
GM:スペリオルミックスはなんとなく必要になりそうだったので渡しました。
GM:ご自由にお使いください。
片山樋一:なぜだろう……
片山樋一:あ、というかこれ
片山樋一:飲んでおいたほうがいいな!
GM:どうぞ!
篠沢 蒼:ドリンクを飲んでイベントマラソンしよう!
GM:会長のポケットで人肌に温まったやつ
夏川ミナ:ゴクッゴクッ シュピーン!
GM:以上でよろしいかな?
片山樋一:へい!
GM:蒼ちゃんもおk?
篠沢 蒼:はい!
GM:では、カットします
GM:◆オープニング1 END◆

GM:◆オープニング2◆登場PC…夏川ミナ
夏川ミナ:夏川ミナの侵蝕率を+2(1d10->2)した(侵蝕率:35->37)
GM:アカデミア空前のアイドルブーム。異様なまでの活気に満ちたこの流行には、負の側面があった。
GM:アイドルの楽曲をヘビロテし、全く授業を聞いていない生徒。
グッズを買いあさるために食費を切り詰め、餓死寸前に陥る生徒。
推しの相違から発生する口論がエスカレートし、決闘を始める生徒。

GM:治安の乱れ、風紀の乱れ……事態を重く見た風紀委員は、解決へ向け活動を開始していた。
ベアトリス・ハックマン:「まったく、言語道断だ。誰もかれもがアイドルにうつつを抜かし風紀が乱れている」
GM:廊下を歩くベアトリスの表情は険しい。
夏川ミナ:指導室送りにした生徒のリストをもって、その横を歩いてます。
夏川ミナ:「指導室送りは昨日で15名、本日で31名です」
夏川ミナ:「この調子ですと、明日は60名をオーバーしそうですね」
ベアトリス・ハックマン:「むう。何と言う事だ……」
夏川ミナ:「それと、保健委員から苦情がきています」
夏川ミナ:「これ以上決闘されると手当が追いつかないので、決闘前に風紀の方でなんとかしてくれだそうです」
夏川ミナ:「困りました」 無表情だが、割と困っている。キリがないのだ。
ベアトリス・ハックマン:「勝手な事を言うものだ。今でもかなりギリギリだというのに……」
GM:と、歩く君たちの前方に、黒山の人だかりが。押し合いへし合いしてかなり危険な混雑状況だ。
夏川ミナ:「む」 そっちを見ます。そして《ウサギの耳》。
夏川ミナ:集団が何を言ってるか聞き取ります。ケンカが起きているなら即座に介入しなければ!
GM:では、判定をするまでも無く状況の把握が可能です。
GM:この集団は学内でもトップクラスの人気を誇る仮面アイドルグループ「ダイオジュネス・ラブ」のファンたち。
GM:今まさに行われている、ダイオジュネス・ラブのゲリラライブに沸いているところなのだ。
夏川ミナ:「ふむ。また推しアイドルの相違による決闘————」
夏川ミナ:「——では、ないですね」
ベアトリス・ハックマン:「また、あいつらか。ダイオジュネス・ラブのファンは特に熱狂度が高く性質が悪いと聞いている」
夏川ミナ:「しかし、ダイオジュネス・ラブ?どこかで聞いたような……」
夏川ミナ:「初耳なような……」
ベアトリス・ハックマン:「ふむ?ダイオジュネス・ラブのメンバーは仮面をかぶっていて正体がつかめんのだ」
夏川ミナ:「そんな胡乱な集団が人気なのですか」
ベアトリス・ハックマン:「ミステリアスさが人気の秘密らしい」
ベアトリス・ハックマン:「ともかく、このままではますます風紀が乱れる。少し活動を控えるよう要請させてもらおう」
ベアトリス・ハックマン:「風紀委員だ!道を開けてもらおう!」
GM:ベアトリスが一喝すると、恐れをなして群衆が左右に分かれる。
夏川ミナ:「みなさん。ここは他の生徒も通る場所ですので、周辺への配慮をお願いします」
夏川ミナ:巨大重機のような鋼鉄手甲を展開し、威圧的にガシガシと打ち付ける。
夏川ミナ:「配慮をお願いします」
夏川ミナ:「善意の……配慮を」
GM:蜘蛛の子を散らすように群衆が逃げていく。辺りには誰も居なくなりました
ツーテイルのアイドル:「あら。ちょっと一度、音楽を止めてもらえる?」
GM:黒い仮面をかぶったツーテイルのアイドルが手を上げると、音楽が止んだ。
背の低いアイドル:「えー。今、いいところだったのに」
帯刀したアイドル:「風紀委員が何の用だ」
ベアトリス・ハックマン:「ダイオジュネス・ラブだな。学内でのアイドル活動、結構な事だが。少しばかり盛り上がりが過ぎる」
ベアトリス・ハックマン:「生徒達への影響を鑑み、ある程度活動を自粛してくれないだろうか」
夏川ミナ:「はい。ライブは所定の場所でやって頂かないと通行妨害になりかねません」
夏川ミナ:「今の時間でしたら第三音楽室が空いているはずです」
GM:仮面の少女たちは顔を見合わせ、くすくすと笑い合う。
ツーテイルのアイドル:「それではゲリラライブにならないわ」
背の低いアイドル:「つまんないよね」
夏川ミナ:「つまるつまらないではなく、風紀の問題です」
ベアトリス・ハックマン:「つまるつまらないの問題では……そう、それ」
夏川ミナ:「はい」
夏川ミナ:こくこくと頷いてます。
ツーテイルのアイドル:「風紀なんかに縛られて、アイドルが出来るものですか」
ツーテイルのアイドル:「私達は、今この一瞬を輝くの。明日の月日などないものとしてね」
夏川ミナ:「その台詞、聞き覚えがあるような……ないような……」
夏川ミナ:「ちなみに、やはり優勝を狙っているのですか。ダイオジュネス・ラブの皆さん」
ツーテイルのアイドル:「当然!」小首を傾げる。
背の低いアイドル:「それしかないよね」くるっとターン。
帯刀したアイドル:「くだらない催し物だが、やるからには勝つ」威圧的に腕を組む。
夏川ミナ:「……なるほど」 ぽんと手を叩く。
ベアトリス・ハックマン:「どうした?夏川。なるほどとは」
夏川ミナ:「はい。決めました」
夏川ミナ:「かくなる上は、私もアイドルになり、ブリリアント……ライブ……バトル?に参戦します」
ベアトリス・ハックマン:「なッ」
ベアトリス・ハックマン:「何だとーッ!」
夏川ミナ:「グループのモットーは品行方正。勿論、迷惑になるゲリラライブなどは慎みます」
夏川ミナ:「そういうグループが優勝すれば、全アイドルグループの模範となり、来年からは騒ぎも沈静化するのではないでしょうか」
夏川ミナ:「我ながら、なかなか良いアイデアと思います」
ツーテイルのアイドル:「勝てるつもりでいるのかしら?」
夏川ミナ:「はい。そちらの、帯刀した……どこかで見たような……方の仰る通り」
夏川ミナ:「やるからには、勝ちます」
夏川ミナ:「……たぶん。おそらく……」
帯刀したアイドル:「ふん。……少しは、楽しませてくれるのだろうな」
背の低いアイドル:「でも、プロデューサーとユニットメンバー、今から見つかるのかな?急いだ方がいいんじゃない?」
GM:背の低いアイドルが、ぴょんぴょん飛び跳ねながら煽るように笑い声を上げる。
夏川ミナ:「う」
夏川ミナ:「見つかるはずです。多分」
夏川ミナ:「品行方正で、真面目で、軽薄ではなく、アイドルひとりひとりを真剣にプロデュースしてくれるような」
夏川ミナ:「そう。“運命のプロデューサー”がいるはずです」
夏川ミナ:「いえ、絶対に見つけます」
ツーテイルのアイドル:「ふふふ。それじゃあ、戦うのが楽しみね」
夏川ミナ:「はい。ライブバトルの決勝戦でお会いしましょう」
ベアトリス・ハックマン:「そうだぞ」
背の低いアイドル:「じゃあそういうことで。またねー」
GM:ダイオジュネス・ラブのメンバーが引き上げていく。
夏川ミナ:ぺこりとお辞儀して見送ります。
夏川ミナ:「……そういうことですので、ビーちゃん。アイドルとしての参戦許可をお願いいたします」
ベアトリス・ハックマン:「風紀委員が……理由あって、アイドル。……そういうのも有りなのか」
GM:腕組みし沈思黙考していたベアトリスが、カッと目を見開いた。
ベアトリス・ハックマン:「よし。風紀委員長として命じる。夏川ミナはアイドルとしてブリリアントライブバトルへ参戦し学園の風紀を正す!」
ベアトリス・ハックマン:「頼んだぞ!」
夏川ミナ:「はい」 ピシッと背筋を伸ばす。
夏川ミナ:「“ジェミニ”夏川ミナ、アイドル風紀委員としてブリリアントライブバトルへ参戦します」
GM:かくして、伝説の1ピースがここに生まれたのであった…!
GM:というわけでシーンをカットします
GM:シナリオロイスはダイオジュネス・ラブ 推奨感情:(P:有為/N:危険視)
GM:どうしますか?
夏川ミナ:取ります!
夏川ミナ:どこかで見たことある/ダイオジュネス・ラブ/興味/○危険視/ロイス
夏川ミナ:以上!
GM:ラジャー!お疲れ様です!
GM:◆オープニング2 END◆

GM:◆オープニング3◆登場PC…青海暉
GM:アカデミアに本格的アイドルブームが訪れた、ある日の事。
GM:廊下にべたべたと貼られたアイドルユニット達のポスターを眺め、一人の少女が溜息をついている。
GM:彼女の名は春海明日香。このオーヴァードアカデミアに通っている一年生の生徒だ。
春海明日香:「はあー……みんな、すごいなあ」
青海暉:「すごい盛り上がりだよねえ」 後ろから肩をつかんで明日香ちゃんの顔の横に顔を出す
青海暉:「アイドル、アイドル、アイドル! 猫も杓子もだ」
春海明日香:「うわわわ!!」びっくりして5mほど飛び退きます。
青海暉:青海暉の侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:37->42)
青海暉:「おはよ! 相変わらず小動物リアクションだ」
春海明日香:「あ、なんだ。暉ちゃんかぁ…ごめん」
青海暉:「よいのだよいのだー。で、アイドル?」
春海明日香:「あ、うん。なんかみんなすごいなあって…こんな奇麗なステージ衣装を着て、人前で歌って踊って」
青海暉:「そうだよねえ。歌も踊りもたくさん練習しないとみっともないだろうし」
青海暉:「しかも運動着とかじゃなくて衣装だもんなー。大変そう」
春海明日香:「だよね。そう簡単にはできないよねえ…」再び、溜息をつく。
青海暉:「お、何何。やりたいの、アイドル? なんかそんな感じだぞ」
春海明日香:「!?むむむ無理無理無理!こんな何の取りえも無い私がアイドルなんて!とんでもない!」
GM:ブンブン首と手を振りながら5m後退!
青海暉:「そーうー? 明日香ちゃんみたいな子、頑張れれば行ける気がするなあ」
春海明日香:「や、だって私、歌も下手だし、運動神経も悪いし、スタイルも悪ければ度胸もないし、無理無理無理…」
春海明日香:「アイドルなんて、絶対無理だよ」
青海暉:「いやいや、分からないよ。それこそほら、プロデュースとかそういうのでさ……歌やダンスは練習すればできるかもだし」
青海暉:「スタイルと度胸は……気合でカバー!」
春海明日香:「ええー。無理だよぉ。とにかく私は絶対アイドルなんてやらないからね」
GM:数日後
GM:新ユニット「Dream Tears」デビュー!応援してね!のキャッチコピーと共に、新たなポスターが廊下に張り出された。
GM:三人ユニットの一人として、春海明日香が写っている。
青海暉:日々貼られるポスターには一通り目を通している。レイアウトとか衣装には興味があるのだ
青海暉:「……ん?」 一瞬その前を通り過ぎかけて、すぐ戻る。見直す
青海暉:「おお、明日香ちゃん……明日香ちゃんじゃん」
青海暉:「気合でカバーしたのかなあ」 なんとなくスマホで撮影する
青海暉:「……」 それから先日の会話を思い出して
青海暉:「あれだけやらないって強情だったのに」
青海暉:「……誰かが口説いたのかな? 誰だろう、その目のある人は」
GM:君が疑問に思っていると、誰かががチラシを配っている声が聞こえてくる。
春海明日香:「DreamTearsで、です!よろ よろよろ よろしくお願いしまままま」
青海暉:「おお、あの5m後退しそうなキョドり方は」
青海暉:そちらへ行く
GM:春海明日香が、油の切れた昭和のロボットみたいな不審な動きでチラシを配っています。
GM:その表情は引き攣り、脂汗が浮かび、アイドル以前に女の子として絶対にしてはいけない顔をしています。
青海暉:「明日香ちゃん!」 チラシを受け取りに近付く 「ポスター見たよ。するんだ、アイドル?」
春海明日香:「うう。暉ちゃん。こ、これには理由が……」
青海暉:「まあ、確かにあんなにやらないーって言ってた明日香ちゃんがやるって言うにはかなり理由があるだろうねえ」 ハンカチを取り出して汗を拭いてあげつつ
春海明日香:「うう、ありがとう。あのね、実は私」
GM:明日香が何かを言いかけたその時!
赤手みあ:「あー!こんなとこに居たんですか明日香ちゃん!」
GM:小柄な女子が飛び出してきて春海明日香に後ろから抱きつきます。
青海暉:「おっと」 少し離れる
春海明日香:「うぎゃ!み、みあちゃん」
赤手みあ:「ダメですよ!もっと目立つとこでチラシ配りしないと!行きましょう!」
GM:そういえば先ほどのポスター。
GM:DreamTearsのセンターはこの子だったような気がする。
青海暉:(みあ……ああ、赤手さん、だっけ。……赤手先輩だっけ? 放送部だったような……そうでもないような)
青海暉:「……あ、センターの。ってことはグループのお仲間?」
赤手みあ:「はーい!報道部一年……一年の、赤手みあです!続けて読むとアカデミア!」
青海暉:「一年! 同級生の赤手さんかー」
青海暉:「なるほど、続けて読むとアカデミアで、センター。これはアカデミアで成り上がりそうな感じだ」
赤手みあ:「です!おっとそこの人、チラシ捨てないでください!散らかしちゃだめですよ!チラシだけに!どやっ」
青海暉:「あ、すごいフレンドリーアイドルっぽい持ちネタ」
青海暉:「で、明日香ちゃんは赤手さんのサイドだ。すごい! 注目の的だよ、きっと」
春海明日香:「あ、う、うん。あ、あのね暉ちゃん!実は私がアイドルをするのは…」
赤手みあ:「明日香ちゃん!」
GM:何かいいかけた明日香を、赤手みあが制する。
青海暉:「ん?」 首を傾げ
赤手みあ:「エヘヘ……何でもありませんぜ」不審!
春海明日香:「ううう」
青海暉:「……?」 反対に首を傾げ
青海暉:「まあ、ともかくやるからには頑張って! 何か発見があるかもしれないしさ」
青海暉:「……別にやりたくないって訳ではないよね?」
春海明日香:「う、うん。あの、それが」
赤手みあ:「ほらほら、行きましょう!みんな待ってるよ!」ぐいぐい明日香の手を引いて連れて行く。
青海暉:「あ、それじゃ頑張って……」 手を振って見送りつつ
青海暉:その胸中には明らかな不信感、猜疑心!
青海暉:「……うーん、でも、アイドルか……」 受け取ったチラシを見下ろして
青海暉:(あの調子だと直接聞き出すにはかなりタイミングを見ないといけないかなあ)
GM:そう。ブリリアントライブバトルを控えたアイドルは常に多忙
GM:レッスン、お仕事、ライブと予定が目白押し
GM:非アイドルとのんびりお喋りをしている時間など取れないのだ。
青海暉:(そうなると裏方か何かで潜り込んで……ORAの宣伝にもできるかもだし……)
青海暉:(……いや……)
青海暉:「アイドルかー……アイドルねー」
青海暉:「……よし」
青海暉:チラシを折り畳んで、何かを決めたようなきびきびした足取りで、どこかへ歩き出す
GM:それは偶然か、運命か。伝説の最後の1ピースが揃う…!
GM:というわけでシーンカットです。
GM:シナリオロイス…春海明日香 推奨感情:(P:友情/N:心配)ですが、いかがいたしますか
青海暉:同級生/春海明日香/友情/○心配/ロイス
青海暉:これで!
GM:ありがとうございます!
GM:◆オープニング3 END◆

GM:◆ミドルシーン1◆登場PC…全員登場
片山樋一:片山樋一の侵蝕率を+4(1d10-1->5-1)した(侵蝕率:41->45)
篠沢 蒼:1d10+38
DoubleCross : (1D10+38) → 8[8]+38 → 46

校内放送:「ブリリアントライブバトルの受付をまもなく終了いたします」
校内放送:「出たいやつはあと一時間以内に持ってくるんだな」
片山樋一:「うーん」エントリー表を眺めている。「出来れば3人欲しいよなあ」
篠沢 蒼:「うん……確かに、僕だけでは心許ないけど」
篠沢 蒼:「あと1時間で2人、あてはあるの?」
片山樋一:「あ、いや、篠沢……さんが不足っつ—わけじゃなくてさ、体力的にそっちのが安心というか……」
片山樋一:「アテは……」
片山樋一:「アテは……」
片山樋一:「……」
片山樋一:「……はい。女の子のアテなんてないです。すみませんでした」
篠沢 蒼:「……」時計を見て、ため息をつく。「まあ、僕も断られ続けてその有様だもの」
篠沢 蒼:「時間ギリギリまで、ナンパでもしてみようか」
片山樋一:「ナン……スカウト!スカウトね!」
篠沢 蒼:「そういうこと」うぶな反応に少し笑う。
片山樋一:「まあでも、即座に参加できるっつう状態なら少しは行けるとは思うんだよな」
片山樋一:「ほら、篠沢……さんがいる時点で、だいぶ実力的には申し分ねえだろうし」
篠沢 蒼:「その……それ、さ」
片山樋一:「ん?何?」
篠沢 蒼:「さん付け、呼びにくかったら止めてもいいよ」首を傾げる。「君はプロデューサーなんだし、もっとえらそうにしても、ね」
片山樋一:「ん、あ、ああ!そうね、そう!プロデューサーだしな……」
片山樋一:「いやまあそう言うの抜きにして、同学年だしそっちのが呼びやすいわ。迷惑じゃねえならそっちで」
篠沢 蒼:「もちろん。ありがと、片山くん」
片山樋一:「ん、お、おう」咳払いする。
篠沢 蒼:「さ、時間がないよ。アイドルに興味がありそうな人、探そうか」
片山樋一:「そうだな。で、俺ちょっと思ったんだけど」
片山樋一:「少なくともさ、今興味ある連中って、受付近くにいると思うんだよね」
片山樋一:「あっち行ってみようぜ」そう言いながら歩き出します。
篠沢 蒼:「ん、確かに」
篠沢 蒼:その後ろについていきます。
夏川ミナ:じゃあそのあたりで、進行方向。受付方面の曲がり角から出てきます。
夏川ミナ:夏川ミナの侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:37->38)
片山樋一:「あ、そうだそういや、篠沢はなんでアイドルに……」曲がり角で振り向いて話しかける。
夏川ミナ:「アイドル募集中のプロデューサー……」 考え事をしながら歩いていた。
夏川ミナ:どすん!と片山くんにぶつかって尻もちをつきます。
夏川ミナ:「あう」
片山樋一:「あでっ」バランスを崩してこちらも倒れかける。
篠沢 蒼:「わっ!?だ、大丈夫?」その背中を危うく受け止めます。
片山樋一:「っ痛う……またやっちまった」
夏川ミナ:「申し訳ありません。お怪我はありませんか」
夏川ミナ:パンパンとスカートをはたきながら立ち上がる。
片山樋一:「そっちこそ大丈夫っすか!完全によそ見して……」
夏川ミナ:「はい、こちらは大丈夫です。風紀委員ですので」
夏川ミナ:「……ついでで申し訳ありません。ひとつお伺いしたいのですが」
片山樋一:「……うん。よそ見して……ん?何?」
夏川ミナ:「メンバーに空きのあるアイドルグループか、アイドル募集中のプロデューサーさんをご存じないでしょうか」
夏川ミナ:「わけあって……アイドルとしてデビューしたくなったのですが」
片山樋一:「へ?」
夏川ミナ:「もう……だいたい……メンバー募集は、締め切りを……」
篠沢 蒼:「風紀委員……?どこかで見たような……」
夏川ミナ:がっくりと肩を落とす。
片山樋一:振り向く。「いまアイドルとしてデビューしたいって言ったよね?」
片山樋一:「言ったよね?聞き間違いじゃないよね?」
篠沢 蒼:「うん……僕にもそう聞こえた」
夏川ミナ:「言いました」 二人に頷く。
片山樋一:「マジで!」
篠沢 蒼:「片山くん、そういうエフェクトでも持ってるの?」
夏川ミナ:「マジです」 二人に頷く。
夏川ミナ:「……?あの?」
片山樋一:「いや、俺はちょっともの消せるだけのCランクで……それより!」
夏川ミナ:「はい」
片山樋一:「いやですね、ちょうどいいんすよちょうど!」
片山樋一:「メンバーに空きのあるアイドルグループか、アイドル募集中のプロデューサーを探してるんでしょ?」
夏川ミナ:「はい。できれば品行方正で、アイドルひとりひとりに真摯に向き合って下さるプロデューサーさんが望ましいです」
片山樋一:「ここ。We」自分と篠沢さんを交互に指差す。
片山樋一:「えっ条件……」
夏川ミナ:「アイドルをするのは、初めてなものですから」
片山樋一:ボタンの全部空いた上着を急いで閉める。
夏川ミナ:「……? あなたがたが?」
夏川ミナ:「二人だけとお見受けしますが……」
篠沢 蒼:「えっと……僕がアイドル志望で」控えめに手を挙げる。「こっちの彼が、その」
片山樋一:「プロデューサー。や、だからまだ集め中なんだって」
夏川ミナ:「!」
夏川ミナ:襟元を正し、リボンを締め直す。
夏川ミナ:「あの、ええと」
夏川ミナ:「私も、そちらのグループでアイドルとして採用してはいただけますか」
夏川ミナ:「歌……歌は、音楽の授業でやりましたので、歌えます」
片山樋一:「オッケーもちろ……ゲフン、ゴフン」
夏川ミナ:「あと、不良生徒を60秒以内に制圧できます」
夏川ミナ:「あと……あとは……あとは……」
片山樋一:「じゃねえ、えーと、わ、我々としても、現状メンバーを絶賛めっちゃ募集中につき候で」
片山樋一:「制圧……?」
篠沢 蒼:「制圧……」
片山樋一:「採用希望については、ご希望に沿うよう前向きに善処してご多幸をお祈り……えーっと」
篠沢 蒼:ぽん、と手を打つ。「もしかして、夏川ミナさん?」
夏川ミナ:「あとは……訓練を受けていますので、着衣水泳もできますし……」 テンパって雑な自己アピールばかり続けている。
夏川ミナ:「む」
夏川ミナ:「はい。高等部一年生、Aランクスペシャリスト風紀委員、“ジェミニ”の夏川ミナです」
片山樋一:「篠沢も知ってんの?」
篠沢 蒼:「ティエラの王女様を、あの朝倉侑生と一緒に護衛した」
篠沢 蒼:「ちょっとした有名人だよ、鉄拳マシンガール」
夏川ミナ:「そうです、それです」
夏川ミナ:「それではないかもしれません」
片山樋一:「王女様!マジで?てか朝倉って、あの元子役の?」
夏川ミナ:鉄拳マシンガールのところだけふるふると首を振って否定する。
片山樋一:「すげえ」
夏川ミナ:「あの……それで、その」
夏川ミナ:「アイドル……」
篠沢 蒼:「そうそう、普段はものすごい手甲で不良を威嚇しながら……」言いかけて夏川さんに向き直る。「あ、そうだった」
片山樋一:「ああ、えっと……ますますご清祥の……じゃねえ、ええと」
片山樋一:「採用!採用で!よろしく!」
夏川ミナ:「!」
夏川ミナ:「本当ですか?私で良いですか」
片山樋一:「そりゃあ。だってそんなやる気なんだろ?」
篠沢 蒼:「有名人が入ってくれるなら心強い限り」
夏川ミナ:「ありがとうございます。もう駄目なのではないかと思っていました」
校内放送:「ブリリアントライブバトル、もうちょっとで受付を締め切るよー。急いでね」
夏川ミナ:「これでダイオジュネス・ラブと戦うことができます。宜しくお願いします」 ぺこりとお辞儀する。
篠沢 蒼:「僕は同じ1年の篠沢蒼。よろしく」
片山樋一:「1年、片山樋一っす。頑張ろうぜ」
夏川ミナ:「あ」 ぱちぱちとまばたきする。
夏川ミナ:「そちらは知っています。セントジョージスクールアイドルソング研究会の、篠沢蒼ですね」
片山樋一:「えっ有名人なの」
夏川ミナ:今回のアイドル騒動に伴い、アイドル関連の愛好会・部活・サークルは一通り頭に入れた。
篠沢 蒼:「え?」きょとんとした顔。無名の自覚はある。
夏川ミナ:「いえ。確かメンバーは一人だったかと思います」
片山樋一:「悪い、俺全然知らなくて……これから!これからめっちゃ覚えるんで!」
篠沢 蒼:「うん……覚えられてて、びっくりしたぐらいだもの」
篠沢 蒼:「風紀委員に目をつけられるようなこと、したかなって」冗談っぽく笑う。
夏川ミナ:「そんなことはありません。むしろ、アイドルソング研究のプロとなれば大変心強いです」
夏川ミナ:「御指南のほど、よろしくお願いします」 頭を下げる。
篠沢 蒼:「えっと……いえいえ、こちらこそ、至らぬアイドルですが……?」
篠沢 蒼:「って」
篠沢 蒼:「こんなことしてる場合じゃなかった。時間!」
片山樋一:「へ?うわっ、やっべ」
篠沢 蒼:「メンバー不足でも登録できないよりマシだよ、片山くん」
篠沢 蒼:「受付に!急いで!」
片山樋一:「あと一人、いやそうだな、二人でも行けるし……」
片山樋一:「急ぐ!」
夏川ミナ:「あの」 その背中に声をかける。
片山樋一:「急がねえと……へ?何?」振り向く。
夏川ミナ:「ここで待っていれば、私のように途方にくれたアイドル候補の方が————」
青海暉:じゃあそのあたりで、進行方向。受付方面の曲がり角から出てきます。
青海暉:青海暉の侵蝕率を+4(1d10->4)した(侵蝕率:42->46)
夏川ミナ:「あっ」
篠沢 蒼:「えっ」
青海暉:「こんな時間ギリギリだなんて知らなかった! とりあえず内灘くんでも使って……」 電話をいじりながら早足で歩き、曲がり角を曲がろうとして
青海暉:「うひゃ!」 片山くんの背中に衝突し、尻もちをつく
片山樋一:「えっ、またか」
青海暉:「あたた……おわ、ごめ、ごめんなさい! ちょっと急いでて」 開いた足の間に手をついて立ち上がり
片山樋一:「痛くない!ぶつかり慣れた!大丈夫っすか!」振り向いて聞く。
片山樋一:「いや、今のは完全に俺が悪いです!俺が疫病神ですこれ!」
青海暉:「大丈夫です! ピンピンしてる! さすがぶつかられ慣れてる人は違うね!」
青海暉:「えーっとともかく、すみません急いでるんで。もうあんまり時間がなくて」
片山樋一:「や、待って!俺これパターン覚えた!」
青海暉:その場で軽く駆け足の足踏みをしながら
篠沢 蒼:「あれ……青海暉」やや離れたところから見ていたが、つぶやく。
片山樋一:「急いでるの、ライブなんちゃらのメンバー集めと見た!どうすか!」ビシっと指差す。
片山樋一:「……」
篠沢 蒼:「彼女は、違うと思うけど」
片山樋一:「うん。やっぱ今のナシでいい?これ外してたらすげーダサいわ」
夏川ミナ:「すみません。ずいぶんと急いでいらっしゃるようですが、いったい何を?」
青海暉:「ふふふ、心配には及びませんミスター・ぶつかられ。なぜならそれは……外れていないから!」
片山樋一:「マジか」
篠沢 蒼:「えっ」
夏川ミナ:首をかしげて青海ちゃんを見る。
夏川ミナ:「えっ」
片山樋一:「やべえ。俺マジで新能力得たかも」
片山樋一:「ランク上がるかな……」
青海暉:「その通り! 理由(ワケ)あって、アイドル! ……うん、確かに歌ったり踊ったりは専門外なんだけどね。でもそれはそれで」
篠沢 蒼:「ちょっと、冗談言ってる場合じゃないよ」
篠沢 蒼:むっとしたように首を突っ込む。「流行に乗ってアイドル?ORAはどうしたのさ。……青海暉さん」
青海暉:「ちょっとアイドルになって知りたい事があってね、知り合いをプロデューサーにでっち上げてハンコ押させていろんな責任負わせようと思ってるんだけど……ん?」
夏川ミナ:「なにか、聞こえてはいけない内容が聞こえたような気がします」
青海暉:「ORA? してるし、するし、それは私のライフワーク! でもそれだけやってれば良いってワケじゃないんだ」
片山樋一:「いや、カラー被ってないしいっそいい感じな気がする!」
篠沢 蒼:「……ふぅん。それで、アイドル」
篠沢 蒼:「いいと思うよ。ステージ慣れしてるだろうし。きっと、芸術的センスとかもあるし」
青海暉:「色々やってみて、それで何か得られたら、ORAにも良い影響が出るかもしれない! 知ってる? ヨーロッパの印象派絵画が浮世絵の影響を受けてたっていうの……」
片山樋一:「ごめん!それ長いよねたぶん!」
片山樋一:「とりあえず書いてもらってもいいかな!」シートを突き出す。
夏川ミナ:「HOKUSAIですね。ヨーロッパの芸術に大きな影響を……」 丁寧に混ぜっ返す。
夏川ミナ:「そうですね。時間がありません」
青海暉:「分かった! ここに名前を書いて」 名前を書く
青海暉:「あっ、すごい、プロデューサーいるじゃん! 他にも二人参加者いるし!」
篠沢 蒼:「参加者そのいち」小さく手を挙げる。「篠沢蒼」
青海暉:「篠沢……あれ、篠沢、蒼……ちゃん? セントうんちゃらの!」
篠沢 蒼:「へ?」またもきょとんとした顔になる。「なんで……?」
青海暉:「え、ほら、今はアカデミア中こんなだけどさ。流行の前からアイドル、やってたでしょ? 舞台袖で見た事あるよ。すれ違った事も! 名前もちょっと特徴的だし」
夏川ミナ:「もしかすると、篠沢蒼は有名人なのでしょうか」
青海暉:「へー。でもなんか印象全然違うな。なんかこう、もっと……パッ! てしてなかったっけ? 変装?」 顔を近づけてじろじろ見る
片山樋一:「あの、みんな、時間」蚊帳の外でまごまごする。
篠沢 蒼:「え、あの……それは」
校内放送:「ヘーイ もう締めきっていいかな」
篠沢 蒼:「と、とりあえず、時間!受付!」どぎまぎしながら話題をそらすぞ!
青海暉:「そうだ時間! えーっとあとは」 シートを見て 「……ユニット名! 空欄だよ。どうしよう?」
片山樋一:「まだ待って!エントリーするから!」校内放送に返事する。
片山樋一:「あとで変えられるって!こんど相談しよう!」
青海暉:「そっか! じゃあ出そう!」
片山樋一:走り出そうとして立ち止まる。「ごめん!みんなにお願いがあるんだけど」
夏川ミナ:「なんでしょうか」
青海暉:「何っ?」
篠沢 蒼:「何?」
片山樋一:「曲がり角、先に行ってくれない……?」
篠沢 蒼:「ぷっ」思わず吹き出す。「確かに、メンバーはもう足りてるからね」
GM:----
GM:では、シーンをカットする前に
GM:君たちのデビュー曲を選択してもらおう。
夏川ミナ:!?
篠沢 蒼:曲……!?
GM:まあタイトルだけなんだけど
青海暉:元祖っぽい
GM:次の三曲の中から選びたまえ。
GM:「Next step!」
次の世界へ一歩踏み出す勇気をくれる、めげない女の子のガールズロック

GM:「☆Starry sky☆」
夜空に響くキラキラなデジタルサウンド。大切な人に、思いを込めて伝えたい……

GM:「お座敷ドラゴンスクリュー」
予測不可能!脳天直撃!シンフォニック和風キラーチューン!

GM:はい選んでください。
夏川ミナ:キラキラ学園生活なのだから、Starry skyでしょう!
GM:ひみつの会議により「Next step!」に決定しました。
篠沢 蒼:シンフォニック和風キラーチューンも捨てがたかった
青海暉:それ選んだ方が美味しいかなとは思った
片山樋一:予測不可能ですからね
夏川ミナ:やったー!
GM:これにより、アカデミアアイドルランキング
GM:通称「百花繚乱ヒットチャート」に君たちのユニットが掲載されるようになります。
片山樋一:チャート!
青海暉:なるほど
夏川ミナ:何枚くらい売れるかな~
篠沢 蒼:レイヴンランクのようなものですね
GM:ランキング
1.♪集めよ乙女よ薔薇の花/ダイオジュネス・ラブ(10182pts)
2.♪ブルー・ブルー・ハルシオン/ACODES(8715pts)
3.♪いたずらスクワルタトーレ/プレチピテヴォリッシメヴォルメンテ(7919pts)
(中略)
96.♪Paint It Black/マッキー(284pts)↓
97.♪恋のエクスカリバー/KOR13(115pts)
98.♪負け犬だっていいじゃない/カマセーヌ・トルニタラン(80pts)
99.♪神様のダイス/Dream Tears(63pts)
100.♪Next step!/ユニット名未定(4pts)★New★

GM:ファン数まだキミ達自身しか居ない状態
GM:ここからどんどんファンを増やし、めざせ頂点!
片山樋一:ひどいはなしだ
夏川ミナ:ころすぜ~!
GM:というわけで、シーンを終了します。
GM:PC間ロイスを取るもよし、調達するもよし
篠沢 蒼:はーい
青海暉:ロイスは保留しておこう。購入は……
青海暉:ブラックローレライのCDを買う
GM:ここで!
片山樋一:勉強家!
篠沢 蒼:えらいぜ
青海暉:1dx+1=>8
DoubleCross : (1R10+1[10]>=8) → 7[7]+1 → 8 → 成功

夏川ミナ:えらーい!
夏川ミナ:かえてる!!!
篠沢 蒼:ロイスは保留、購入はアルティメイド服!
青海暉:やったぜ。芸術判定に+1Dだ!
青海暉:CランクIIが早々に役立った
片山樋一:ギターでも買うか
篠沢 蒼:手配師とラッキーメダル:ホワイト、CランクⅡも使う
篠沢 蒼:7dx+6>=20
DoubleCross : (7R10+6[10]>=20) → 8[1,2,4,4,4,5,8]+6 → 14 → 失敗

片山樋一:能力訓練:社会を使用して判定。
篠沢 蒼:おう……財産6使って購入……
片山樋一:4dx+6>=7
DoubleCross : (4R10+6[10]>=7) → 9[2,6,9,9]+6 → 15 → 成功

夏川ミナ:どうしようかなー。侵食、なんか一番低いし……
夏川ミナ:アカデミアボディアーマーを狙います。
GM:あ、蒼ちゃんお金持ち
夏川ミナ:1dx+1=>12
DoubleCross : (1R10+1[10]>=12) → 1[1]+1 → 2 → ファンブル

夏川ミナ:アーマーが爆発した!
片山樋一:アーマーと曲がり角でぶつかったのでは
篠沢 蒼:曲がり角が魔境過ぎる
夏川ミナ:だめでした。以上です。
GM:みんなOK?
篠沢 蒼:OK!
片山樋一:OKです!
青海暉:以上です!
夏川ミナ:K!
GM:さて、ここからブリリアントライブバトルに向けたアイドル活動を開始していきます。
夏川ミナ:ロイヤル!
GM:ブリリアントライブバトル本戦に出場するためには、百花繚乱ヒットチャートで10000pts以上獲得が条件となります。
片山樋一:アクセル!
篠沢 蒼:エクストリーム!
青海暉:プレミアム!
GM:好き勝手叫んでやがる!
GM:ミドルシーンでは「レッスン」「お仕事」「ミニライブ」の三種の行動を選択できます。
GM:・レッスン…判定をクリアしたアイドルは、アイドルに関する判定に達成値ボーナスが付きます。
 プロデューサーが居なくてもやれますが、同行した場合はアイドルの判定にアシストをする事が可能です。

GM:・お仕事…判定を行い、一人でも成功すればファンが1000人ほど増加します。
 また、プロデューサーが登場した場合シンクロ判定が可能です。

GM:シンクロ判定とは?Pが好きな能力で判定し、達成値が最も近いアイドルとの間に絆ポイントが貯まります。
絆ポイントはエフェクト《妖精の手》と同様の効果を持つ使い捨てアイテムの扱いです。

GM:・ミニライブ…3種の判定をクリアすることで、ファンが最大5000人ほど増加します。
 ライバルとの判定対決に勝利すれば、さらにファンが増えます(敗北してもファンは獲得できます)
 プロデューサーが同行した場合はアイドルの判定をアシストする事が可能です。

片山樋一:絆!
GM:ちょっと複雑ですが
GM:レッスンで達成値ボーナスを獲得! →お仕事で絆ポイントを貯めて… →ミニライブでライバルに勝つ!
夏川ミナ:判定に成功すればいいんだな!
GM:という流れになるでしょう。
片山樋一:レッスンのボーナスは永続持続ですよね?
GM:です。ただし、ボーナスはアイドルに関する判定のみです
GM:調達、情報収集、戦闘には付きません
片山樋一:了解!
篠沢 蒼:了解!
GM:質問があれば随時どうぞです。
青海暉:おそらく大丈夫です
片山樋一:オッケー!
GM:うぃー。侵蝕的に次のシーンはミナちゃんかな。
夏川ミナ:問題ないぜ~!
GM:◆ミドルシーン1 END◆

GM:◆ミドルシーン2◆登場PC…夏川ミナ(全員登場可)
夏川ミナ:夏川ミナの侵蝕率を+6(1d10->6)した(侵蝕率:38->44)
青海暉:青海暉の侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:46->47)
篠沢 蒼:1d10+46
DoubleCross : (1D10+46) → 7[7]+46 → 53

片山樋一:片山樋一の侵蝕率を+5(1d10-1->6-1)した(侵蝕率:45->50)
GM:ではまず何をするか!
夏川ミナ:私は風紀委員なので、歌がうたえます。デーイジー、デーイジー
青海暉:とりあえずレッスンではないかな!
GM:レッスーン
片山樋一:すん!
GM:それはそれとして、現在可能な情報収集項目も開示しておきます
GM:これ!
・学園のアイドルブーム <情報:アカデミア>7
・ダイオジュネス・ラブ <情報:アカデミア><情報:裏社会>7/9
・Dream Tears <情報:アカデミア><情報:噂話>8

夏川ミナ:む!
篠沢 蒼:アイドルなのに情報:裏社会なんて不思議だなぁ
青海暉:裏社会系アイドル
夏川ミナ:ディオゲネ……ス・ラブいきたいけど、まだダイスボーナスすらついてないんですよね
夏川ミナ:そして我が社会ダイスは1!ゴミだぜ!
青海暉:クックック……お前にだけ社会ダイス1をやらせはしないぜ
青海暉:私には噂好きの友人がいますけど
夏川ミナ:と思ったけど、コネがあったや。初手情報収集でもいいのかなあ
夏川ミナ:プロデューサーにまるなげします!
片山樋一:収集しましょうか
片山樋一:外してもダメージ少なそう
GM:では選んで振るがいい!
夏川ミナ:じゃあシナリオロイスだし、ダイオジュネス・ラブいきます。
青海暉:ドリティアについて調べます。<情報:アカデミア>、コネあり
夏川ミナ:コネ:学園通の友人を使ってダイスを+2。情報アカデミア。
青海暉:あ、じゃあミナちゃんの判定にフォールンスプライトを使おう!忘れていた新兵器!
夏川ミナ:!?
青海暉:ダイス+3!1シーン1回ノーリスクで使えるのだ。
GM:1シーンに1回!
夏川ミナ:えっつよい
夏川ミナ:むっちゃつよい。これはありがたい……
夏川ミナ:6dx+1=>9
DoubleCross : (6R10+1[10]>=9) → 9[1,1,6,6,8,9]+1 → 10 → 成功

青海暉:これが絆の力だ
夏川ミナ:これが絆の力だ!
GM:成功した!
篠沢 蒼:強い……
青海暉:で、改めて私もDreamTearsについて調べます
青海暉:3dx+1=>8
DoubleCross : (3R10+1[10]>=8) → 6[4,4,6]+1 → 7 → 失敗

青海暉:全財産を投げ打って成功してやらオラーッ!
青海暉:財産点1を消費して成功です
GM:全財産(1)ーっ!
GM:じゃあとりあえず成功した分公開していきますね。
GM:・ダイオジュネス・ラブ
構成メンバーは歌声にも立ち振る舞いにも華のあるセンターのカルディエ、
ちょこまかした動きがかわいらしい低身長アイドルのプラネ、
そしてスレンダーな長身の帯刀アイドル、マスターブレイ子の三名。
学園のアイドルブーム火付け役となったのはこのユニットのようだ。
その活動には、ディオゲネスクラブの関与が噂されている。
→・ディオゲネスクラブの動向 <情報:アカデミア><情報:裏社会>11 が調査可能になりました。

夏川ミナ:マスターブレイ子wwww
篠沢 蒼:マスターブレイ子ちょっと
片山樋一:女扱いで出てんの!?
GM:はい
片山樋一:そっか
GM:さすがに名誉がかわいそうなので
片山樋一:大変な仕事なんだな……
GM:仮面の効果で女性に見えているという感じです
GM:正体はひみつです
青海暉:あっ、本人である事には変わりないのか
篠沢 蒼:隠す気がない……
青海暉:たいへんなのだなあ
夏川ミナ:仮面、すごいなあ
GM:では次!
GM:・Dream Tears
構成メンバーは一年の赤手みあと春海明日香、そして二年の長牧彼方。
プロデューサーは番長連の馬面番長である。
メンバーの一人・春海明日香は明らかにアイドルに向いていないが、
赤手みあと長牧彼方はどうしても彼女と一緒にこのユニットをやろうとしている。
そこには何か秘密があるようだ。
→・春海明日香の事情 <情報:噂話>9 が調査可能になりました。

夏川ミナ:馬じゃん
青海暉:馬&長牧彼方ーッ!
篠沢 蒼:メンバーがなんというか、壮絶なんですけど
青海暉:くっ……だが別に青海はカナタチャンと面識はないのだ……次は事情を調べにいくぞ
GM:残る二名はどうしますか
篠沢 蒼:あ、えっと
篠沢 蒼:えっと、ディオゲネスクラブの動向を調べたいです
GM:・ディオゲネスクラブの動向 <情報:アカデミア><情報:裏社会>11 ですね
篠沢 蒼:はい!<情報:アカデミア>でラッキーメダル:ホワイトの効果を使って達成値+1
篠沢 蒼:4dx+2>=11
DoubleCross : (4R10+2[10]>=11) → 8[4,5,6,8]+2 → 10 → 失敗

篠沢 蒼:財産1使って成功にします!
GM:金パワ!
GM:公開します。
GM:・ディオゲネスクラブの動向
学園のアイドルブームを煽り、新型の仮面の性能テストに利用しようとしているようだ。
仮面の名は「希望の仮面」。
希望の仮面は対象の願望を読み取り、その実現のために力を与える。
だが、希望が叶わなかった時は恐ろしい結果を招く。

GM:以上!
夏川ミナ:個人情報とか漏れるのかな……
GM:恐ろしいね
篠沢 蒼:アイドルを利用するとは……
青海暉:きっと抱いた願望もセットで公開されるんだ
片山樋一:学年が変わるのかも
GM:恐ろし過ぎるだろう
青海暉:既に犠牲者が……?
GM:片山くんはどうしますか
片山樋一:ブームについて調べます
夏川ミナ:さすがプロデューサー、時流を抑えにいった
片山樋一:山縣亜鷺ファンクラブのゴールド会員章(能力訓練:社会)を使います。
片山樋一:4dx+3>=7
DoubleCross : (4R10+3[10]>=7) → 10[5,6,6,10]+8[8]+3 → 21 → 成功

GM:高っ
片山樋一:ブームめっちゃ詳しいわ
夏川ミナ:超すげえ!
青海暉:それでこそですよプロデューサーさん!
篠沢 蒼:Pくんすごい!
GM:・学園のアイドルブーム
元々アカデミアにはいくつものアイドルユニットが存在していたが、
最近になって生徒達が突然異常に熱狂し始めた様子。
何らかのエフェクトやEロイスの使用可能性も疑われる。
とはいえ、元々アイドルとして活動していた生徒たちは
最高の機会とばかりに情熱を燃やしているようだ。

GM:以上!
夏川ミナ:とりあえず、レッスンに使えそうな部屋が空くまで時間があるので、ダイオジュネス・ラブについて調べてきました。
夏川ミナ:「ふむ……ふむ。ダイオジュネス・ラブ……」 調査結果を書いた手帳をぺらぺらとめくる。
青海暉:「それってチャート1位のグループだよね?」
夏川ミナ:「はい。皆さんと会う前に少し話したのですが」
片山樋一:「獲得ポイント1万超え。現状で既に本戦出場条件を満たしてる唯一のグループ」
片山樋一:「えっ話したの?」
夏川ミナ:「話しました」
青海暉:「偵察だ」
夏川ミナ:「ただ、どうにも既視感が……」 ぺらりと調査結果を見せる。
夏川ミナ:「カルディエ。プラネ。マスターブレイ子」
夏川ミナ:「考え過ぎでしょうか」
片山樋一:「既視感?じゃあ知り合いなの?」
篠沢 蒼:「マスターブレイ……子……」
片山樋一:「ほら、正体不明でもどうせアカデミアの学生ではあるんだろうし」
青海暉:「名前に子が多い……」
青海暉:「……古風?」
夏川ミナ:「ううん。知り合いではないような、でも、会ったことはあるような……」
片山樋一:「俺はブレイ子ちゃん推しなんすよねー。なんかこう、クールな感じがいいというか」
篠沢 蒼:「えっ」
夏川ミナ:「なんと」
片山樋一:「えっ、なんかマズかった……?」
片山樋一:「あ、いや、そりゃそうか。ライバルだもんな……」
片山樋一:「悪い悪い!無神経だった!」
青海暉:「……うん、私も片山くんが無神経ってことはよく分かった。覚えておこう」
夏川ミナ:「ライバルに詳しいのは良いことだと思います」 気にしていない。
片山樋一:「や、一番推してんのはうちに決まってるって!当然っしょ!」
篠沢 蒼:「いや、なんていうか、さ。プロデューサー……」言いづらそうに目をそらしながら。「好みとプロデュース方針は分けて考えてね?」
片山樋一:「そ、そりゃ当然だって!俺好みで選ぶならもっと大人のお姉……」
片山樋一:「いやこれ言ったら絶対ダメなやつだな……?」
篠沢 蒼:「大人」なんとなく、自分の胸元あたりを見たりする。
青海暉:「あと五秒それに早く気付けてたらなあ!」
夏川ミナ:「自分の性的な好みを把握しているのは良いことだと思います」 気にしていない。
片山樋一:「一番手厳しい扱いな気がする。完全に突き放されてないこれ、ねえ」
篠沢 蒼:「コホン。……何の話してたんだっけ」片山くんに目を合わせず。
片山樋一:「ダイジェネがどうって話っしょ?まあいずれぶつかるチームではあらあな」
片山樋一:「俺らが上目指すならだけど」
青海暉:「目指すよ!」
篠沢 蒼:「そりゃ、勿論……できるだけはね」
夏川ミナ:「そのダイジェネが、ディオゲネスクラブと繋がっているという噂があります」
夏川ミナ:「噂は噂ですが……一応、気にかけておいた方が良いのかもしれません」
夏川ミナ:「おそらく、決勝で当たると思いますので」
片山樋一:「ディオゲネスクラブがアイドル?似合わねーなあ」
篠沢 蒼:「ああ、えっと……それなんだけどさ」
青海暉:「ディオゲネスクラブか。困るねー。戦いになんなきゃ良いんだけど」
片山樋一:「ん?何?」
篠沢 蒼:「かくかくしかじか……」と情報項目について話します。
篠沢 蒼:「ってわけで……ディオゲネス・クラブ。このブームに一枚噛んでるかもしれないって」
片山樋一:「仮面が怪しいわけだな。仮面には要注意で行こうぜ」
篠沢 蒼:「なんかさ……癪に触るよね」
青海暉:「うわー、そうなんだ。せっかく面白い事なのに」
青海暉:「ね。何か嫌だよね。こゆのさ」
片山樋一:「なー。水差すんじぇねえっての」
篠沢 蒼:「真面目に一生懸命やったって人気なんて出なかったのに、そんなことに利用されてアイドルブームなんて」
篠沢 蒼:「……って、君たちは、そういうの関係ないか」苦笑してみせる。「ごめんね」
夏川ミナ:「いいえ。その憤りはまっとうなものだと思います」
夏川ミナ:「なので、篠沢蒼」
篠沢 蒼:「……」
青海暉:「そうだよ! 私だって私の好きなこと、そういう風に利用されたら腹立つし!」
夏川ミナ:「もしディオゲネスクラブが絡んでいるとしたら、なおさら優勝しましょう」
夏川ミナ:「好きでやっている貴方のような人こそ、優勝してきらきら輝くべきだと思います」
片山樋一:「いいこと言うね!それそれ!」
篠沢 蒼:「それは……」反論しかけて、言葉を飲み込む。「ありがと、頑張ろう」
篠沢 蒼:「(そういう人がみんな輝けるわけじゃないんだけど、ね)」
青海暉:「……」 「はい、じゃあ優勝の前にまず今勝つべき相手のこと!」
青海暉:「100位の次は? 99位! Dream Tearsについて調べてきました! ……っていっても、正直これは個人的な用事コミなんだけどさ」
片山樋一:「個人的な用事?」
片山樋一:「そういや、なんか知りたいことあるとか言ってたっけ?」
夏川ミナ:「お知り合いですか」
青海暉:「春海明日香って子がねー。なんか全然本人はそんなのやる気がないって感じなのにそこでアイドルやってるからさ。ちょっと何かあるんじゃないかと思って」
青海暉:「でも、今アイドルやってる状態だと非アイドルは全然近づけないでしょ? だからアイドルになろうと思ったの。それが私の参加しようとしたきっかけ。あとでこじれてもメンドだから言っとくね」
青海暉:「まあ、なんかディオゲネスクラブとかが関わってない限りこれは完全に個人的な事だからさ、この件についてはレッスンの合間にでも私で動かさせてもらうつもり」
篠沢 蒼:「えっと、じゃあ」人差し指を立てる。「アイドル転向とかじゃ、全然ないんだ。青海さん」
青海暉:「そうだよ? もちろん、同じ舞台に立つ者として、学べる物はあるかなーって思ってるし、今だって全然手を抜こうとは思ってないけど」
篠沢 蒼:「えっと、ごめん。ちょっと今、すごい……恥ずかしい」
青海暉:「? なんで?」 首傾げ
篠沢 蒼:「あの、芸術祭で青海さんのパフォーマンス見て……すごく、綺麗だって思って」
青海暉:「おお、へへ、ありがとう。やっぱり未だに一番いろんな人に見られたのはあれなんだなあ」
篠沢 蒼:「憧れてたんだ。……なのに突然本人の口から『アイドルやる』なんて言葉が飛び出すからさ」うつむいて顔を覆う。
篠沢 蒼:「勝手に憧れて、勝手に裏切られた気分になってて……えっと」
片山樋一:「……」
篠沢 蒼:「それで、カリカリして……」
青海暉:「……おお、なんだなんだ。ふふ、そんなことあったんだ?」
篠沢 蒼:「ご、ごめん……は、恥ずかしい勘違いを……」
青海暉:「よしよーし」 蒼ちゃんの頭を撫でる 「いいよ全然。その勘違い、今ここで直せて良かった良かった」
片山樋一:「ふむ……うんうん」
篠沢 蒼:「……」撫でられるがままになる。
夏川ミナ:「……」
夏川ミナ:なんとなく片山くんの頭を撫でにいきます。
青海暉:「ふふふ、しかしそれでカリカリするくらい注目して貰えてたんだ。何か嬉しいなあ」 にこにこしている
夏川ミナ:「
片山樋一:「いいね……えっ何?何してんの?」
夏川ミナ:「えっ」
夏川ミナ:「いえ、同じチームなので……お二人を見習ったほうが良いのかと……」 撫でている。
青海暉:「あっそうそう、話戻すね!」 撫でやめ
片山樋一:「いや、真似すんなら俺じゃなくて」撫でる手をつかむ。
片山樋一:「あっちに行きなさい、あっち」二人の方へ引っ張る。
篠沢 蒼:「はっ」顔を上げて話を聞く。
青海暉:「一個上のDream Tearsは、メンバー的には言った通り、一人……明日香ちゃんがね、多分完全にパフォーマンス的にはイマイチだと思うので、多分あの赤手みあっていう報道部の子に引っ張られてるんじゃないかな? って思うんだけど」
青海暉:「なので、私たち三人がちゃんとできれば、負けたりする事はないと思います! っていうか、大体90、80位までのグループは、駆け出しでもなければ、そんな風にちょっと目に見える欠陥があると思うので」
夏川ミナ:「赤手みあさんは強敵ですね。ステージ慣れしています」
片山樋一:「そうなの?え、ちょっとまって、」
片山樋一:「馬面パイセン居んのここ?なんで?」
青海暉:「ミナちゃん、一人がエースでも駄目なのさ、こういうのは。三人いたら、三人なりにバランス良くやんないと、却って駄目なところが目立っちゃうんだ。赤手さんがウルトラエースだったら別かもだけど」
青海暉:「なんでって、プロデューサーさんだからじゃない?」
青海暉:「人を乗せるのとかウマそうだし」
片山樋一:「エースも何も明らかに目立ってんの馬じゃ……」
夏川ミナ:「おお。馬だけに」
青海暉:ドヤ顔している
片山樋一:「ウマくないからね」
篠沢 蒼:「……馬だけど」
篠沢 蒼:「うん、つまり……アイドル的にはみあさんに気をつけて、友人としては明日香さんに気をつけてみる。そうだね?」
青海暉:「そう。あとは……私たちが頑張る!」
片山樋一:「それに尽きるよな」
篠沢 蒼:「うん。頑張るよ」
片山樋一:「つーか、その辺に絡んで提案なんだけど」
片山樋一:「いい加減ユニット名決めない?」
夏川ミナ:「なんでしょう、プロデューサー」
夏川ミナ:「あっ」
片山樋一:「いい加減、未定がカッコ悪いことに気づいてきた」
青海暉:「あー、確かに」
片山樋一:「エントリーのとき時間なかったからすっかり忘れてたんだよな……!」
青海暉:「敢えて未定とか無題とかつけるのも技法であはあるけど、そゆのって大体なあなあにしてるだけだからね」
片山樋一:「カッコカリとかだいぶイカれてるよな」
篠沢 蒼:「まあ、呼びにくいよね」
青海暉:「あはは、早く取りなよってねー」
青海暉:「で、そうそう、ユニット名! どうする? 何かあるかな」
夏川ミナ:「はい」 手を挙げる。
青海暉:「こゆのってインスピレーションだから、パッと考えてパッと決めちゃおう。はいミナちゃん早かった!」
夏川ミナ:ぱらぱらーっとパワーポイント資料(印刷版)をテーブルにダシます。
片山樋一:「用意いいね君!?」
夏川ミナ:「風紀委員ですので」 控えめな胸を張る。
夏川ミナ:「文化祭や夏祭りなど、これまでもブームにならない程度の小規模なアイドルバトルは繰り広げられてきました。今回が十六回目です」
夏川ミナ:「そしてアイドルとは古来より、前線に立つ兵士に元気を与えるもの。となれば——」
片山樋一:「アイドルバトルそんなあんの」
夏川ミナ:「これら二つをわかりやすく合わせ、《第十六独立慰問部隊》というのは如何でしょうか」
夏川ミナ:「あったようです」
青海暉:「第十六、独立……いも?」
篠沢 蒼:「……」ミナちゃんの目をじっと見る。本気か冗談か判別しようとしている。
片山樋一:「……えっとね、夏川さん」
夏川ミナ:「はい」
片山樋一:「ちょっとね、お役所とか軍隊みたいで、ちょっぴりね?固いかなーなんて俺は思うんだけど」
片山樋一:「あ、や、色々調べてくれた努力はすげーと思うよ!マジで、うん。そこは尊敬する」
夏川ミナ:「む。申し訳ありません」
夏川ミナ:「どうにも、かわいいネーミングセンスというのが……なかなか」 資料を取り下げる。
夏川ミナ:「皆様に頼らせて下さい。よろしくお願いします」
片山樋一:「もっとこう、アツさとヤバさが分かるヤツのほうが絶対いいんだって」
青海暉:「うーん、アーミーっていうか、ミリタリー系に寄せてくならそゆのもありかもだけど、ちょっと私たちがこれからやるにはねえ」
片山樋一:「つー事で俺も一案いいっすか!」
青海暉:「何? 聞かせて?」
篠沢 蒼:「はい、じゃあプロデューサー」
片山樋一:「『絶対超スーパー無敵アイドルガールズ』!」
片山樋一:「どうこれ!」
夏川ミナ:「強そう」
片山樋一:「だろ?」
篠沢 蒼:「少し……運命とか信じるのやめようかと思った」
青海暉:「片山くんという人の事がどんどん分かっていくよ」
夏川ミナ:「えっ」 かっこいいと思ったので、少し愕然とする。
篠沢 蒼:「アイドルユニットとしては99%なし」
片山樋一:「1%ある!」
青海暉:「99%ないって言ってるの!」
篠沢 蒼:「賭けてみたい?1%」
片山樋一:「や、でも1%はあるって……いや、すいません何でもないです」
片山樋一:「すみませんでした」
青海暉:「ふー。とりあえずネーミングセンスがないのは分かったのは収穫かな」
片山樋一:「や、つっても、いきなりなんか付けろったって難しくないっすかこれ」
片山樋一:「どういうこと考えてつけるもんなの、こういうのって」
夏川ミナ:(なるほど。こういうのは駄目と) こっそりメモる。
夏川ミナ:「難しいです。私としては先程の案が会心の作でした」
青海暉:「うーん、それこそセンスとかフィーリングだと思うしなあ」
青海暉:「蒼ちゃんどう?」
篠沢 蒼:「僕は……自信、あんまりないけどさ」
青海暉:「大丈夫! ハードルは片山くんが地中まで下げたから!」
篠沢 蒼:「ユニットの三人が、夏"川"、青"海"、それと篠"沢"……でしょ?全員水に関係する名前だから」
片山樋一:「もうちょっと言い方……俺も凹むからね……?」
篠沢 蒼:「『Undine』とか、どうかな。ウンディーネ。ドイツの、水の精霊」
片山樋一:「あ、なんかすげーそれっぽい!」
片山樋一:「すげえ!」
青海暉:「うんうん。良いと思うよ。ウンディーネ。水の精霊、清流の乙女」
夏川ミナ:「おお……」
篠沢 蒼:「そう、かな……」少し口元が緩む。
片山樋一:「こういうのがセンスらしいぜ夏川。俺たちは今後勉強しような」
夏川ミナ:「了解しました。実際、水に関する文字が入っている事など、全く気づきませんでした」
夏川ミナ:「篠沢蒼を見習い、精一杯努力します」
篠沢 蒼:「見習うのは、ちょっと」苦笑する。「もっと"らしい"人にした方がいいね」
青海暉:「よし、じゃあ私たちは今から『Undine』って事で!」
夏川ミナ:「おおー」 拳を突き出す。
片山樋一:「オッケー!それじゃまあ、本戦出場目指して気張るとしようぜ!」
篠沢 蒼:「おー!」
青海暉:「おー!」
片山樋一:「っしゃあ!」
夏川ミナ:「しゃー」 とりあえずプロデューサーの真似をする。
GM:ではそんな感じでシーンをカットする!
GM:ランキングは変動なし!名前だけ変わりました。
GM:100.♪Next step!/Undine(4pts)
GM:調達、ロイス、あればどうぞ
青海暉:蒼ちゃんに取ろう
夏川ミナ:とる!
青海暉:同級生/篠沢蒼/○まじめかわいい/プレッシャー/ロイス
篠沢 蒼:ユニットメンバー/夏川ミナ/庇護○/不安/ロイス 取得します
夏川ミナ:-頼れる同級生/"ステージ・デュナミス" 篠沢蒼/○信頼/劣等感/ロイス
篠沢 蒼:それとプロデューサーくん!
篠沢 蒼:君のロイスはネガティブを表にさせてもらうよ
夏川ミナ:wwww
片山樋一:ばかな……
GM:なぜだろう
夏川ミナ:ヤンナルネ
片山樋一:とりあえずボディアーマーあたりでも狙ってみます。
片山樋一:1dx+5>=12
DoubleCross : (1R10+5[10]>=12) → 9[9]+5 → 14 → 成功

GM:スッゲ
片山樋一:へい!ほしいやつによこす!
青海暉:応急手当キット……ってほどでもないな
夏川ミナ:ゾディポンのガード値が3あるので、アーマーと会わせれば1発くらい耐えられるかも……
青海暉:Rメンでも買おう
夏川ミナ:誰もいらないならもらいたい!
夏川ミナ:プロデューサー/“猛犬番長”片山 樋一/○親近感/謝意/ロイス
片山樋一:パス!
篠沢 蒼:僕はブラックローレライ調達します
青海暉:ミナちゃんどうぞ!
夏川ミナ:アーマーソウビ!
GM:人気だな、ブラックローレライ
片山樋一:そしてこちらは以上!
篠沢 蒼:ランクとメダルで+2!
青海暉:1dx+1>=5
DoubleCross : (1R10+1[10]>=5) → 8[8]+1 → 9 → 成功

篠沢 蒼:4dx+6>=8
DoubleCross : (4R10+6[10]>=8) → 4[2,2,3,4]+6 → 10 → 成功

GM:なんだこの調達成功祭は
青海暉:Rメンだ!
篠沢 蒼:成功!以上!
青海暉:レッスンをしておなかがすいてもあんしんだ。
青海暉:以上です
GM:やったね
夏川ミナ:ボディアーマー、青海ちゃんか蒼ちゃん使います?
GM:ミナちゃんは何か買いますか
夏川ミナ:使うなら試しに狙ってみます。
夏川ミナ:使わないなら強化素材かなあ
篠沢 蒼:僕はメイド服着てるのでだいじょうぶ
青海暉:多分次に必要なのはHPもある片山くんな気がするな
夏川ミナ:あっそうか!
青海暉:私もあれば着けますけど
片山樋一:ガード値もありますので、あればそれなりには耐えますねw
夏川ミナ:じゃあ片山くん用のUGNプロデューサーアーマーを。
夏川ミナ:1dx+1=>12
DoubleCross : (1R10+1[10]>=12) → 1[1]+1 → 2 → ファンブル

夏川ミナ:ばくはつした!
片山樋一:また曲がり角で爆発が
GM:みッミナちゃーん
夏川ミナ:こいつ、調達だめだな!以上です。
GM:火気厳禁だよう
青海暉:なんてこった……
青海暉:片山くんの服が……
GM:服が無いよ
篠沢 蒼:はれんちな
GM:◆ミドルシーン2 END◆

GM:◆ミドルシーン3◆登場PC…青海暉(全員登場可)
青海暉:青海暉の侵蝕率を+9(1d10->9)した(侵蝕率:47->56)
片山樋一:片山樋一の侵蝕率を+9(1d10-1->10-1)した(侵蝕率:50->59)
篠沢 蒼:1d10+53
DoubleCross : (1D10+53) → 9[9]+53 → 62

篠沢 蒼:うーむ高い
夏川ミナ:夏川ミナの侵蝕率を+4(1d10->4)した(侵蝕率:44->48)
夏川ミナ:あがらん!
GM:対照的…
GM:さて、次の行動はどうしますか
GM:情報項目は一個残っています
青海暉:レッスンしよう!
片山樋一:とりあえず全員出てることですし、レッスンにしけこんだほうが良さそうかと
青海暉:キャラ的にも個人的な項目ですしね
夏川ミナ:うむ!
GM:やる気十分だね
篠沢 蒼:レッスン!
GM:そんなわけで、君たちはようやく空いたトレーニング場にやってきました。
GM:トレーニングウェアに着替えて登場すればいいと思います。
GM:なお、ブリリアントライブバトルに参加申し込みしたアイドルについては
GM:学園側から用意されたトレーナーによる指導を無料で受ける権利があります
片山樋一:どこから用意してくるんだそんなもん
倍達レナ:「私がトレーナーの倍達レナだ。君たちはスタートが遅かった分、ビシビシ容赦なく行くぞ」
篠沢 蒼:アイドルトレーニング部とかあるんじゃない……?
GM:あるでしょうね
夏川ミナ:学校指定のジャージを着てます。
篠沢 蒼:Tシャツにハーフパンツ、動きやすい服装に着替えている。
夏川ミナ:屈伸運動しながら答える。 「はい。よろしくお願いします」
青海暉:「はーい、よろしくお願いします!」 Tシャツに、ショートパンツに、スパッツです
篠沢 蒼:「一応、アイドルとしては先輩だし……」他の二人をちらりと見る。「せめて、格好悪いとこは見せないようにしないとね」
篠沢 蒼:「よろしくお願いしまーす」
片山樋一:それなりに値が張りそうなスポーツブランドの上下。
片山樋一:「ねえ、もしかしてこれ」
片山樋一:「俺が着替える意味も、俺がいる意味もない……?」
倍達レナ:「愚か者!アイドルと共に苦心し汗を流してこそプロデューサー!」
片山樋一:「えはい!すみません!しゃっす!」
倍達レナ:「アイドルが判定時に貴様が応援判定に成功することでダイス+2のボーナスが付くのだ。そんなことも知らんのか!」
片山樋一:「やります!応援判定!ボーナスめっちゃ弾みまくります!」
倍達レナ:「よぉしいい返事だ!ただし、応援できるのは一人だけだから気を付けるように!」
青海暉:「スパルタかつ丁寧な指導だ……なぜか対象が片山くんだけど」
片山樋一:「3人応援してもよくない……?」
倍達レナ:「愚か者!駆け出しプロデューサーの貴様にそんな大それた事ができるか!」
片山樋一:「すみません!身の程わきまえます!」
篠沢 蒼:「大それたことなんだ、それ」
夏川ミナ:「困りました。未熟者の私としては、是非ともプロデューサーに応援して頂きたかったのですが」
GM:レッスンの難易度はすべて7。この中から二つ選んで行ってください。
・ダンスレッスン 【肉体】または<芸術:ダンス>
・ボーカルレッスン【感覚】または<芸術:音楽>
・集中力レッスン <意志>
・表現力レッスン <交渉><知覚>

青海暉:これは三人で同じのを選ぶ感じですか。それとも三人別々でも?
GM:あ、三人で同じのですね
片山樋一:同じか!
青海暉:うい
夏川ミナ:ほうほうほう!
片山樋一:表現力はとりあえず選びましょう
片山樋一:感覚型と社会型なので
夏川ミナ:そうですね、表現力は8個触れます!
夏川ミナ:となると残り1個かー
片山樋一:あ、応援判定は何をどうすればいいのでしょう!
GM:プロデューサーの応援判定は、アイドルと同じ判定でやってください
GM:難易度は7とします
片山樋一:あ、じゃあギター意味ある可能性!
GM:あるね!
篠沢 蒼:ギュイーン!
GM:突然ギターを弾いて応援し始めるプロデューサー
夏川ミナ:吟遊詩人かな?
GM:ボーカルレッスンは入りますか。
夏川ミナ:二つだから……今回は表現力と、ボーカル?
青海暉:それでいきましょう
夏川ミナ:ウェイ!
篠沢 蒼:はいっ!
片山樋一:押忍
GM:例によってイージーエフェクトの使用などは随時申し出てください
GM:ダイスボーナスがついたりつかなかったりする。
GM:まずはボーカルレッスン!
夏川ミナ:やったー!
青海暉:我が美声を食らうが良い
倍達レナ:「ボーカルは呼吸を意識して、メリハリをきかせて~」
倍達レナ:「ド~ミ~ソ~ミ~ド~♪」
夏川ミナ:「どーみーそーみーどー」 《ウサギの耳》でトレーナーの呼吸のリズムを盗んでいる。
篠沢 蒼:「ドーミーソーミードー♪」今までの練習と変わらない。普段どおりを意識して声を出す。
青海暉:「ドーミーソーミードー。なんだか音楽の授業みたい」
GM:では、プロデューサーは一人選んで応援してください
片山樋一:応援が欲しい者!
夏川ミナ:判定的には、多分いちばん余裕です(ダイス8)が、キャラ的には欲しい!
夏川ミナ:でも判定が厳しい人を優先してほしいw
青海暉:そここそプロデューサーの腕の見せどころですよ
夏川ミナ:そうそう
夏川ミナ:攻略したいキャラを選べば……
篠沢 蒼:P君が選ぶんだ!
青海暉:まずは地力を見るという名目で腕組みしていても良いし……
夏川ミナ:その動きはプロデューサーっぽいなあw
片山樋一:ふ……ならば神の采配を見せるとしよう
片山樋一:choice[篠沢,夏川,青海]
DoubleCross : (CHOICE[篠沢,夏川,青海]) → 夏川

夏川ミナ:アヤッター!
GM:では【感覚】または<芸術:音楽>で7以上を出すがいい
片山樋一:ギターと能力訓練:感覚を使用します。
片山樋一:さらに《鋭敏知覚》によって、獣並みの聴力を一時的に得て音程を取るぞ。
GM:じゃあ鋭敏知覚にボーナスをあげよう。ダイス+2で判定してください
片山樋一:器物使いも込で5個プラス!いくぜ!
片山樋一:8dx+2>=7
DoubleCross : (8R10+2[10]>=7) → 10[1,2,4,5,6,8,9,10]+7[7]+2 → 19 → 成功

GM:凄い成功
夏川ミナ:超すげえ!
GM:ミナちゃんのダイスが+2…いや、これは+3は行っただろう。
片山樋一:演出はこう、判定の後のときでやりたい感じがあります
GM:イエス。では行動値順でミナちゃんから判定を!
夏川ミナ:了解!芸術:音楽……がないので、感覚で振ります。
夏川ミナ:音楽の才能は全くありませんが、チルドレンとして培った感覚と
夏川ミナ:《ウサギの耳》でトレーナーさんの発声技術を少しでもパクろうと思います。何かボーナスは!
GM:いいでしょう。こちらもダイス+2のボーナスを進呈だ!
夏川ミナ:アヤッター!
夏川ミナ:じゃあ感覚8のダイス+2の、Pパワーで+3。
片山樋一:パワー!
夏川ミナ:13dx=>7 ボーカルレッスン
DoubleCross : (13R10[10]>=7) → 10[1,1,1,2,3,3,4,4,5,6,7,7,10]+4[4] → 14 → 成功

夏川ミナ:あぶねっ
GM:成功!
夏川ミナ:「どー、どーみーそーみーどー」 感情が篭っていない!
夏川ミナ:「どー?」
倍達レナ:「夏川!もっと大きく息を吸って!ドミソミソミミソソミファファミファファレファソラ~♪」
夏川ミナ:「む、むう」
片山樋一:「こうもっとブワッでグワッ!な感じなんだけど……んー……」
片山樋一:「あ、トレーナー!トレーナー!あれ借りていいっすか!」
夏川ミナ:「落ち着いて……落ちついて……ドー、ドーミーソー……」
倍達レナ:「な、なに?おい待て、そんなものどうする気…」
片山樋一:「や、こういうの、御託並べるよりもさ」壁にかかっていたギターを持ち出す。
片山樋一:「骨まで浸透させたほうが手っ取り早いっすよ」徐ろにかき鳴らす。
夏川ミナ:「骨?」 Pの動向を見守る。
片山樋一:「ドミソミソミミソソミファファミファファレファソラ、だっけ?」ギターで音程を取るぞ。
夏川ミナ:「ドミソミソミミ……ソソミファファミファ、ファ、レファソラ」  ぎこちなくそれにあわせる。
片山樋一:「とりあえず耳で覚え込んじまえ。あとはその内に口がついてくるって」
夏川ミナ:「プロデューサー。そのギター、しばらくお願いできますか?」
夏川ミナ:「とてもやりやすくなった……気がします」
片山樋一:「オッケー!任せな!文化祭のために練習してきた甲斐があるってもんだ」
夏川ミナ:「ドミソミソミミソソミファ、ファミファファレファソラ~」
片山樋一:「特にメンバー集まらなかったけど……」
夏川ミナ:「ふふっ」
倍達レナ:「むう……この男、意外にも本質を捉えている……!」ニヤリと笑う。
青海暉:(あ、笑った)
片山樋一:「ギター引けたらぜってーモテると思ったのにな……ん?なんか笑われた……?」
夏川ミナ:「ドミソミ~♪」
夏川ミナ:という感じで、プロデューサーのおかげで上手くやれた!と思います!
GM:やったね
倍達レナ:「よし、続いていくぞ青海!ミソソミファファミファファレファラーシレドーミソミソミレレファファラファソー」
青海暉:「そういう考えだからモテな……わ、はいはい! えーとミソソミなんちゃらー」
青海暉:7dx+1=>7
DoubleCross : (7R10+1[10]>=7) → 8[2,4,4,4,7,7,8]+1 → 9 → 成功

GM:成功!
夏川ミナ:安定!
青海暉:「ミソミソミレレー、ファファラファソー♪」 途中から軽く体を揺らしたりしながら口ずさむ
青海暉:「なんかドレミドレミって言ってると呪文みたいだなあ。でもこういうのも何か楽しいかも」
倍達レナ:「ほう!なかなか順応性が高いな…」ニヤリと笑う。
篠沢 蒼:(楽しんでるなぁ、みんな……)
夏川ミナ:「あ、なるほど。身体でリズムを取るという手があったのですね」
片山樋一:「お、すげえ。やっぱ青海はORAやってるからな」
青海暉:「音楽の授業とカラオケの真ん中って感じ……ふっふっふ、ありがとうございます。カラオケとか結構行くんですよ私」
青海暉:「ORAは歌わないけど、でもリズム感とかあれで結構重要だからねー。その辺が活きたのかもかな」
夏川ミナ:「カラオケ……」
篠沢 蒼:「今度、一緒に行こうか」
夏川ミナ:「!」
夏川ミナ:「行った事がないのですが、大丈夫でしょうか?」
片山樋一:「いや、誰でも最初は行ったことないだろ」
篠沢 蒼:「うーん、僕もあんまり行かないから。経験者、巻き込んでみる?」
青海暉:「ん? カラオケ? 行く? 行こう行こう! 私ブロンズ会員だよ!」
夏川ミナ:「あっ、経験者」
篠沢 蒼:「それじゃ、今度みんなで」
片山樋一:「練習にもなるって言い張れるしな……あ」
片山樋一:「練習しねえと」
倍達レナ:「ほら、気を抜かない!篠沢いくぞ!ミレ#ミレ#ミシレドラードミラシーミソ#シドーミミレ#ミレ#ミシレドラードミラシーミドシラー」
青海暉:「おお、プロデューサーっぽい」
片山樋一:「なんかさっきより難易度高くない?」
篠沢 蒼:「いきなりそんなっ!?ミレ#ミレミシレド……」
篠沢 蒼:<芸術:音楽>でCランクⅡとアイドル心得(※ラッキーメダル:シルバー相当)とブラックローレライを全部乗せ
篠沢 蒼:3dx+4>=7
DoubleCross : (3R10+4[10]>=7) → 10[3,4,10]+7[7]+4 → 21 → 成功

GM:しゅごい
篠沢 蒼:わお
片山樋一:ヤバい
青海暉:パワ……
夏川ミナ:すげえー!?
篠沢 蒼:「(大丈夫。あの二人みたいに楽しんで歌えば……)」
篠沢 蒼:「ミレ#ミレ#ミシレドラードミラシーミドシラ~♪」
片山樋一:「えっ」
篠沢 蒼:気負わず伸びやかに歌い切ります。
倍達レナ:「少し無茶ぶりをしてみたが……これに対応するとはな!頂点を狙える器…」ニヤリと笑う。
青海暉:「おお、上手だ! さっすが。基礎ができてるってやつ?」
篠沢 蒼:「……あは、なんか、いつもより上手く歌えた」
片山樋一:「えーっ、めっちゃ上手え……!」
片山樋一:「うわーっ、すげえいい、めっちゃいいじゃん!鳥肌立つわ」
夏川ミナ:「お、おお……」
篠沢 蒼:「うん……こうやって歌うの、好きだったな」
篠沢 蒼:「それに、褒められるのも」プロデューサーにウィンク。
夏川ミナ:「これが研究の成果ですか?セントジョージスクールアイドルソング研究会の」
夏川ミナ:ウインクを目で追う。
片山樋一:「うわっ、わ、はーっ、超かわいい……」
篠沢 蒼:「あ、えっと……今のは違うっていうか、アイドルのとき用っていうか」
青海暉:「ふふふ……おやおや? プロデューサーどうしたの? 照れてる? 照れてる?」 煽る
片山樋一:「や、だってお前さ、あれ、あんなんさ……!」
片山樋一:「照れるわ!」
倍達レナ:「お前達、レッスンはもう一種類あるんだが?」
片山樋一:「あっやべっ」
青海暉:「ヒューヒュー! つまり蒼ちゃん、今の感じだ!」
夏川ミナ:「男性は女性からのウインクに弱いというデータがありま……はい。申し訳ありません」
青海暉:「はーい。えーっと次は、なんだっけ。表現力?」
倍達レナ:「その通り。続いては表現力レッスンだ!」
片山樋一:「表現力ってまたよくわかんねえな。どういうことすんの?」
倍達レナ:「アイドルたるもの、状況に合わせ。時にかわいく!時にせつなく、またある時におぞましく表現をしなくてはならない!」
片山樋一:「おぞましさ要る?」
夏川ミナ:「おぞましさ?」
青海暉:「ホラーみたいな?」
倍達レナ:「例えばこうだ。"夢見る乙女"」うっとりとした表情。
青海暉:「……ホラーだったら悲鳴上げる側かなあ」
青海暉:「うわ、実演」
片山樋一:「あっ可愛い」
篠沢 蒼:「別人みたい」
倍達レナ:「からの……"捕食する肉食獣"」四つん這いになって殺気を出す。
青海暉:「アニマル」
篠沢 蒼:「どころか別生物だった」
片山樋一:「うおおっ!」一歩のけぞる。
夏川ミナ:「スカートでのレッスンではなくてよかったですね」
倍達レナ:「と、このように。指示に応じて表現をしてみせろ!」
片山樋一:「ヤベえ。プロだあれ」
片山樋一:「プロだったわ」
青海暉:「指示に応じてかあ……難しそう」
GM:表現力レッスンは<交渉>か<知覚>で7以上です
GM:まずプロデューサーは応援する人を選ぶといいでしょう
片山樋一:篠沢さんを応援しましょうか
青海暉:それで!
篠沢 蒼:わーい!
片山樋一:交渉で判定してみます。ファンクラブ会員証(能力訓練:社会)を使用宣言し、器物使いを乗せる。
夏川ミナ:ファンクラブ会員証、超役に立ってる
片山樋一:4dx+1>=7
DoubleCross : (4R10+1[10]>=7) → 8[4,5,6,8]+1 → 9 → 成功

GM:やったぜ。
GM:篠沢さんのダイスに+2が付きます。
GM:判定は行動値順でミナちゃんからね。
夏川ミナ:ほいさ!
倍達レナ:「では夏川から行くぞ。”蹂躙する暴走機関車”!」
片山樋一:「それアイドルに要るかなあ!」
夏川ミナ:「すみません、今何と?」
倍達レナ:「”蹂躙する暴走機関車”だ。表現してみせろ!」
篠沢 蒼:「え、ええー……」
青海暉:(普通のが来るのを祈ろう)
片山樋一:「俺そんな形態取るアイドル素直に応援できないよ!?」
夏川ミナ:これはウサギの耳とか関係ないな……自分の感覚が頼りだ……!
夏川ミナ:「……蹂躙……暴走……」 知覚で振ります。
夏川ミナ:8dx+1=>7
DoubleCross : (8R10+1[10]>=7) → 10[2,3,3,9,9,9,9,10]+6[6]+1 → 17 → 成功

GM:すごい表現力だ。
夏川ミナ:ジャージの上下を脱いで、ショートパンツと体育着に。そして巨大手甲を展開。
夏川ミナ:「——やっ」 ガッ!ドン!ドンドンドンドンドン!
夏川ミナ:ものすごい勢いで地面を穿ちながら、土煙をあげて爆走する!
片山樋一:「わっ」一瞬目を覆うが戻す。
倍達レナ:「これは……!まさに蹂躙する暴走機関車!」
倍達レナ:「いいね!」
篠沢 蒼:「床が……」
片山樋一:「た、確かに、蹂躙する暴走機関車だ……!それ以外に形容しようがない……!」
青海暉:「おー……レッスン場の床が……」
片山樋一:「すげえ……!」
夏川ミナ:土埃だらけになりながら帰ってきて、ジャージを再着用します。
片山樋一:「けどやっぱアイドルに必要には見えねえ!」
夏川ミナ:「確実に……汚れると思ったので、軽装になったのですが」
夏川ミナ:「あまり変わらなかったですね」
夏川ミナ:顔を拭う。
片山樋一:「いや普通に急に脱ぐのはドキッとするよ」
篠沢 蒼:「……したんだ、ドキッと」
片山樋一:「……しました」
夏川ミナ:「申し訳ありません」 頭を下げる。
倍達レナ:「何やら青春だな。よし、では次行くぞ青海!」
片山樋一:「あ、いや責めてるわけではなくてね!」
片山樋一:「次はまともなのがいいな」
青海暉:「普通のでお願いします!」
倍達レナ:「”家の鍵を締め忘れた気がするけど戻ってたら間に合わないし、段差で転んだし、雨まで降って来てもう泣きそうな人”!」
片山樋一:「長え」
篠沢 蒼:「つらい」
夏川ミナ:「かわいそう」
青海暉:「長いけど……でも分かる、かも。よし」
青海暉:くっ……この私の感覚は6でCランクIIにより固定値を+1しても目標値7は不安な数値……果たしてこの試練をクリアできるのか」「待ちたまえ」「そのヒューマンリレーションで追加されたような声は……フォールンスプライト仮面!」
青海暉:フォールンスプライトの効果を自分に使用します
GM:小芝居が入った!
夏川ミナ:すごい!これも表現力!
GM:では判定をどうぞ
夏川ミナ:「プロデューサー、今のも表現力ですか」
青海暉:あっ、今のやつはPLのアドリブです!
青海暉:PCはこんな事言わない!
GM:せやな
青海暉:9dx+1=>7
DoubleCross : (9R10+1[10]>=7) → 9[2,4,4,4,7,7,8,8,9]+1 → 10 → 成功

GM:クリア!
篠沢 蒼:みごと
夏川ミナ:つよい!
片山樋一:「でもこれ、ぶっちゃけ指定厳しすぎて難しくない……?」
青海暉:「……これも私の力の範疇、だもんね」 片手に乗るくらいの大きさのキューブを中心に、導光管と光ファイバーを生成させる。編み上がるのは透明な結晶の鳥だ。軽く放り投げると鳥は羽ばたく
青海暉:「……!」 ハッ、とした表情を浮かべて振り返る 『”家の鍵を締め忘れた気がする』
青海暉:少し逡巡したように目を泳がせ、前へ向き直る 『けど戻ってたら間に合わないし、』
青海暉:足を踏み出そうとして、その足に鳥が体当たりして、素で転ぶ! 『段差で転んだし、』
青海暉:更にその鳥が舞い上がると、キラキラした結晶の粒子が降り注ぎ、それを見上げる。目尻に涙が浮かんでいる(素) 『雨まで降って来てもう泣きそう』
青海暉:そのまま数秒
青海暉:「……ど、どうですか。痛かったけど」 おでこをこすりながら立ち上がり
青海暉:「表現はしました!」
片山樋一:「すげえなもうこれ。1人ミュージカルかよ」
篠沢 蒼:無心で拍手する。
夏川ミナ:「……」 パチパチパチパチーッ
倍達レナ:「ファンタスティック!」
夏川ミナ:立ち上がって拍手してます。
夏川ミナ:「すばらしいです、青海暉」
篠沢 蒼:「うん、やっぱり青海さんはすごいな……」
夏川ミナ:すごい同級生/青海暉/○尊敬/劣等感/ロイス ロイスをとるぞ!
夏川ミナ:「どうやったのですか?どうすれば今のような……表現が?」
片山樋一:「うむ。率直に言えば傘か絆創膏かセコムになりたい」
青海暉:「あっ、通った! えへへ、どうもどうも……役に立ったねーお前」 透明の鳥を手に止めて、キューブに戻す
篠沢 蒼:「そこは傘を差し出す男前じゃないの?」
片山樋一:「あっそっか」
青海暉:「う、うーん。どうやった……と言われても。自分のできる範囲の事で、ダメって言われてない事をした感じ……かなあ」
片山樋一:「でもほら、代わりに家に残る男前だとヒモっぽいし……」
倍達レナ:「フッ、これは逸材だな…」ニヤリと笑う
青海暉:「半分くらい道具の力だよ。研究室から借りたやつ。でも道具を使ったのも私の力だし」
青海暉:「……ほらほら! 次、蒼ちゃんの番だよ! さっきみたいにさ!」 ちょっとズルした気分でそわそわしているのだ
篠沢 蒼:「これ、ハードル上がってるなぁ」苦笑いしてトレーナーさんの前に立つ。
倍達レナ:「では最後。篠沢!……”恋心”を表現してみせろ!」
夏川ミナ:「ダメと言われてないことを……」 几帳面に逐一メモっている。
夏川ミナ:「!」
夏川ミナ:「恋心」
夏川ミナ:注目!
青海暉:「ほうほう」
片山樋一:「シンプル故に逆に難しいやつだ!」
篠沢 蒼:「恋……その、あんまりにも正統派すぎる、というか」
篠沢 蒼:「そういうのって……うーん」
倍達レナ:「出来なければ判定を放棄してもいいが…?」
篠沢 蒼:「う……」目を閉じ、大きく深呼吸。「……やります。できます!」
片山樋一:「大丈夫?行ける?」
片山樋一:「俺、無理ならぶっちゃけやらないでいいと思うけど」
篠沢 蒼:「片山く……プロデューサー。あのね」
片山樋一:「やりたくないこと無理にやらせても、ぜってー楽しくねえし……ん?何?」
篠沢 蒼:「君はプロデューサーなんだから。そんなこと言わないで」
篠沢 蒼:「アイドルの一番のファンになって、アイドルを信じて」そう言って首を傾げる。「ね?」
片山樋一:「ん、ああ……悪い。そうだよな」
片山樋一:「こうだ」自分の頬を張る。
片山樋一:「篠沢。お前なら出来る」
篠沢 蒼:「うん。ありがと」微笑みで返す。「がんばれる」
篠沢 蒼:自分にできること全て。技術もエフェクトも自分の力なら。《完全演技》使用します。
篠沢 蒼:何らかのボーナスいただけるでしょうか!
GM:おお
GM:よろしい。ダイス+2のボーナスを進呈しましょう
篠沢 蒼:やったー!
篠沢 蒼:では!技能は<交渉>、CランクⅡとラッキーメダル:ホワイトを使用。
篠沢 蒼:9dx+2>=7
DoubleCross : (9R10+2[10]>=7) → 10[2,2,2,2,4,7,9,10,10]+7[3,7]+2 → 19 → 成功

GM:おおーすっごい
片山樋一:さすが!
篠沢 蒼:「あの、片山くん」少し震えた声を出す。
片山樋一:「ん?何?」
篠沢 蒼:何か言いかけるように口を開けて、すぐにやめる。片山くんの目をじっと見つめる。
片山樋一:「……」
篠沢 蒼:ただ、痛くなるほどに真っ直ぐ視線をぶつける。
篠沢 蒼:言葉はない。時間だけが過ぎる。
片山樋一:「…………」
篠沢 蒼:少し、躊躇うように。後悔するように。視線が泳ぐ。
片山樋一:口を開こうとするが思いとどまる。
篠沢 蒼:「なんでもない」寂しげに笑って。「元気でね」くるり、背を向ける。
篠沢 蒼:そのまま、片山くんから離れるように歩いていきます。振り返らず真っ直ぐ。
夏川ミナ:「…………」
篠沢 蒼:「……あの」
篠沢 蒼:「こんな、感じで……」
片山樋一:手を伸ばしたまま立ち尽くしている。
夏川ミナ:「………………!」 表現力のテストだったことをはじめて思い出した。
青海暉:「そ、そんな感じ……」 目をぱちぱちする
片山樋一:「あ、そっか、これ演技だ……そっか……」
倍達レナ:「……これは」思わず目をこする。
倍達レナ:「残像現象……!あまりに印象の強いものを見た時、人はその光景が目に焼き付いて離れないように感じる」
倍達レナ:「お前の表現した切ない恋心、確かに私の目に焼き付いたぞ」
青海暉:「な、なんだか想像と全く違うものが出てきて、いやーでも……すごい……ね? ……演技?」
片山樋一:「は~~~~~~良かったあー……はあ……」
篠沢 蒼:「僕、恋心なんて、分かんなくて……ただ」
片山樋一:「演技、演技だよ……はあ……」
夏川ミナ:「プロデューサー、心持ち寂しそうですね」
青海暉:「寂しいっていうか、緊張が解けたって感じ?」
片山樋一:「いや、寂しいっていうか、なんかさ、あのね」
片山樋一:「なんかマジで居なくなられるんじゃねえかってすげー不安になってさ、で、」
片山樋一:「なんかこう……どうして俺は篠沢に応えてやれなかったんだみたいなさ、そういう気持ちになってさ」
青海暉:「ああー」
片山樋一:「だからこう、演技だって思い出して、なんかこう感極まったっていうか……」
青海暉:「演技始める前に話した事も利いたかもだね」
片山樋一:「いや今俺これめっちゃキモいな……勝手に入り込んで……」
篠沢 蒼:「……そんなによかった?僕の演技」ひょこっと顔を近づける。
片山樋一:「良かった、俺の前に居る……居なくなってないよ……」
篠沢 蒼:その答えにくすくす笑う。「大丈夫だよ。片山くんがプロデューサーで、僕がアイドル」
篠沢 蒼:「この関係が続くなら、絶対いなくなったりしないから」
片山樋一:「いや頭では分かってるんだけどさ……なんかあんなん見せられると……」
夏川ミナ:片山君の右手を引っ張ります。 「プロデューサー」
夏川ミナ:「こっち。こっちにも貴方の担当のアイドルがいますので、お忘れなきよう」
片山樋一:「あづっ!はい!こちらプロデューサー!」
夏川ミナ:自分を指差して必死にアピールする。
青海暉:「お? そうだそうだぞ。私も片山くんプロデューサーのアイドルなんだから」 左肩にもたれかかる
青海暉:「ゆめ忘れるなよー?」
片山樋一:「そ、そりゃ勿論!蹂躙する暴走機関車では申し訳ないことに泣けなかったけど、すげー臨場感は出てた!」
青海暉:こっちは何か心持ちにやにやしている
篠沢 蒼:「両手に花だねえ」笑いながら一歩下がって、指でフレームを作って三人を収める。
片山樋一:「勿論!ゆめ忘れるわけねーって!この3人のUndineでテッペン取る!」
篠沢 蒼:「プロデューサー片山樋一、まさかのアイドル二股疑惑」
片山樋一:「へんなナレーション入れないで!」
青海暉:「きゃー浮気! 信じてたのに!」 片山くんの髪の毛をごしごしする
篠沢 蒼:そのまま真っ直ぐ歩み寄って、片山くんの正面に。「三股がよかったかな?」
片山樋一:「俺は実態のないモテ方はしたくないの!止めっ、こら!」
夏川ミナ:「四股番長のひとつ下ですね」
青海暉:「ふふふ、まだまだ精進が足りんなあ」 片山くんから離れる
篠沢 蒼:「そうだね。ふざけすぎるのもよくないかも」
片山樋一:「マジで?俺もついにあの人に近づい……」
篠沢 蒼:くるっと回って片山くんから再び離れる。「アイドルは、恋をしたら死んじゃうんだし」
片山樋一:「あっぶねえ。乗っちゃいけない地雷に乗せられるとこだった。騙されねえぞ」
片山樋一:「完全に俺で遊んでるだけでしょこれ!」
青海暉:「……ああー。だからあんな感じだったの? 蒼ちゃん」
篠沢 蒼:「よくぞ気づいた、さすが名プロデューサー」
篠沢 蒼:「……あんな感じ?」
夏川ミナ:「でも、プロデューサーのギターはとても助かりました。ありがとうございます」 片山くんの手を離すタイミングをはかりそこねたので、そのまま悪手。
青海暉:「私はなんかこう、恋心って言ったら、告白! とか、そういうシーンだと思ってたし、多分私が恋心やれって言われたらそうしてたと思ったから」
青海暉:「でもアイドルにとって恋は死なんだ。なるほどね。なんかオトナだなあ」
片山樋一:「あの、夏川さんはそろそろ手を離して頂けると僕がこれ以上ドギマギせずに済むんですけど」
篠沢 蒼:「まだしてるんだ、ドギマギ」
夏川ミナ:「む。申し訳ありません」 パッと離す。
片山樋一:「するわ!だってその……握手だぞ!握手ってことは手だよ!指だよ!」
青海暉:「ふっふふ、これは片山プロデューサーの精神修養もトレーナーに頼んだ方が良いのかもかな? 滝に打たれるとか!」
篠沢 蒼:「手」自分の右手を見つめる。「ふーん……なるほど」
夏川ミナ:「指ですね……滝」
夏川ミナ:「滝……」
片山樋一:「アカデミアの滝、絶対ろくなもんじゃないっすよね」
篠沢 蒼:「ウンディーネには似合うかも……いや、多分ちょっと激しすぎるかな」
夏川ミナ:「でも、がんばります。次のレッスンも」
夏川ミナ:「滝でも、サウナでも、千本ノックでも、耐えてみせます」
片山樋一:「それチルドレンの訓練かなんかじゃないかなあ!」
青海暉:「やっぱりもうちょっとアイドル感あるレッスンが良いな、私は!」
青海暉:「ちゃんと次の……仕事とかに繋がうような奴で、ね!」
篠沢 蒼:「そうそう、アイドルらしく!」
片山樋一:「つか、今のでかなりやれそうだってわかったわけだし」
片山樋一:「そろそろ活動始めてもいいんじゃねえかな」
青海暉:「ま、そのあたりもさ。プロデューサーの腕の見せどころ、って事で!」
篠沢 蒼:「ついにUndine本格始動……かな」
片山樋一:「そっか、これ俺が仕事取ってくる的なやつだな?」
片山樋一:「プロデューサーってそういう仕事だった」
篠沢 蒼:「期待してるよ、プロデューサーくん」
夏川ミナ:「頼りにしています、プロデューサー」 頭を下げる。
青海暉:「待ってるからね、プロデューサー!」
片山樋一:「っしゃあ!やってやりますよ!なんつったって俺がUndineのプロデューサーなんだからな!」
GM:というわけで、シーン終了!
GM:ランキング順位に変動はありませんが…
GM:100.♪Next step!/Undine(5pts)
GM:ファンが増えたよ。おめでとう
篠沢 蒼:ポイントが!
片山樋一:まさかトレーナー……
青海暉:トレーナーを取り込んでやったぜ
GM:そういうこと
GM:ロイス、調達、なんかあるかな?
片山樋一:良い演出だなあ
篠沢 蒼:そうだ、片山くんへのロイス感情をPに戻しておきますw
夏川ミナ:ロイスはとりました!
青海暉:ロイス特になし。調達はまたRメンを備蓄しておこう
GM:よかったね
片山樋一:よかった……w
青海暉:1dx+1=>5
DoubleCross : (1R10+1[10]>=5) → 8[8]+1 → 9 → 成功

青海暉:買えました。以上です。
片山樋一:ロイス取ろう
GM:あ、あとそうだ
GM:アイドルたちは達成値ボーナス2点をゲットしました
夏川ミナ:アヤッター!
篠沢 蒼:アイドルの敵/ディオゲネスクラブ/執着/憤懣○/ロイス 取得します
青海暉:レッスンを信じるんだ
篠沢 蒼:やったー!
篠沢 蒼:調達はボディアーマーを
片山樋一:-アイドル/夏川ミナ/信頼:○/不安/ロイス
-アイドル/青海暉/感服:○/畏怖/ロイス

篠沢 蒼:5dx+5>=12 ラッキーメダル:ホワイト使用
DoubleCross : (5R10+5[10]>=12) → 9[3,5,6,7,9]+5 → 14 → 成功

GM:この調達力
片山樋一:ぼでま!
篠沢 蒼:片山くんに渡します!
片山樋一:あ、やった!
片山樋一:それはそれとして狙ってみよう。ゲットできれば儲けものだ
片山樋一:1dx+5>=12
DoubleCross : (1R10+5[10]>=12) → 6[6]+5 → 11 → 失敗

夏川ミナ:むっ
片山樋一:なけなしの財産をつっぱりましょう。獲得。
夏川ミナ:これ、片山くんと青海ちゃんでユニフォーム交換みたいになりますね
片山樋一:そうですねwパスします!
夏川ミナ:全員防具は買えたみたいなので、強化素材を狙います。
夏川ミナ:1dx+1=>15
DoubleCross : (1R10+1[10]>=15) → 8[8]+1 → 9 → 失敗

夏川ミナ:はいだめ!以上です。
青海暉:受け取ります!
篠沢 蒼:こちらも以上!
GM:みんなオッケーかな?
片山樋一:あ、以上です!
夏川ミナ:オッケイでーす!
青海暉:デース!
GM:おk!
GM:◆ミドルシーン3 END◆

GM:◆ミドルシーン4◆登場PC…夏川ミナ(全員登場可)
夏川ミナ:夏川ミナの侵蝕率を+10(1d10->10)した(侵蝕率:48->58)
夏川ミナ:おっ
GM:いいね
篠沢 蒼:1d10+62
DoubleCross : (1D10+62) → 6[6]+62 → 68

夏川ミナ:これで侵蝕トッ……侵蝕第三位に躍り出ました!
GM:踊り出てなくない?
片山樋一:片山樋一の侵蝕率を+2(1d10-1->3-1)した(侵蝕率:59->61)
青海暉:青海暉の侵蝕率を+9(1d10->9)した(侵蝕率:56->65)
篠沢 蒼:つ、つぎはやすむ
GM:うむ
青海暉:ガンガンいこうぜ
片山樋一:躍り出一瞬だった
夏川ミナ:最下位だー
GM:さて、次の行動選択はお仕事とのことですが
GM:実は四種類の中から選択式です。
夏川ミナ:バスタオル巻いてお風呂に入ってレポートするやつ!バスタオル巻いてお風呂に入ってレポートするやつにしましょう!
篠沢 蒼:グラドル方面!?
GM:・グラビア撮影【肉体】
・ラジオ出演<芸術:音楽><知識:芸能>
・握手会<意志>
・CM出演<交渉><知覚>

片山樋一:あんのかよ
夏川ミナ:あった……
青海暉:べ、別にバスタオル巻いたり水着になったりだけがグラビアでは……ないぞ!
GM:お風呂のつもりはなかったけどw
夏川ミナ:でもこのメンバー、肉体が弱いんですよねw
GM:なお難易度は全て9となっています。一人でも成功すればお仕事は成功、ファン獲得できます。
片山樋一:みんな1だ……
篠沢 蒼:胸が控えめだから……
夏川ミナ:地上にあってchoiceに不可能なし!
夏川ミナ:choice[グラビア撮影,握手会]
DoubleCross : (CHOICE[グラビア撮影,握手会]) → グラビア撮影

GM:おー
GM:それでは最初のお仕事は……グラビア撮影!
夏川ミナ:きてしまった……!
篠沢 蒼:セクシーなやつ!
GM:----
GM:ファンを獲得するためには、もっとアイドルとして知名度を上げなくてはならない。
GM:君たちは学園で発行している雑誌にグラビアを載せてもらうため、撮影スタジオにやってきた。
片山樋一:「あのね、これ、誤解されたくないから念押ししとくんだけど」
夏川ミナ:「?」
片山樋一:「俺の個人的な趣味とかじゃなくて、ちゃんと考えた末のやつだからね」
青海暉:「それを今言う」
夏川ミナ:「どうせならプロデューサーにも喜んで頂きたいものですが。グラビアはお嫌いですか」
篠沢 蒼:「分かってるよー!」片山くんの言葉にクスクス笑う。「そんな度胸ないよね?」
片山樋一:「そう、めっちゃ見たいけどそんな度胸な……」
片山樋一:「だから!違うの!」
GM:撮影スタジオでは、君たちと同じようにアイドルユニットが撮影を行っている。
GM:DreamTearsの面々が清楚なワンピースで揃えていたり
篠沢 蒼:「あははは!わっかりやすいなぁ!」アイドルモードなので口調も切り替えている。
GM:ダイオジュネス・ラブの面々が妖艶な黒ビキニで絡み合って写真を撮っていたりします。
夏川ミナ:「ちゃんと見て頂かないと困ります。プロデューサーなのですから」
夏川ミナ:「……。…………」 黒ビキニにちょっと衝撃を受ける。
片山樋一:「知名度全くねえんだから、まず顔だけでも覚えてもらうのが先決って……ちゃんと見る!見るんで!」
片山樋一:「うわっエロっ」
篠沢 蒼:「むっ」眉をひそめる。「ミナちゃん、ああいうプロデューサー、風紀委員的にどうですか?」
青海暉:「ああいうのでもトップになれるのか……いや、トップだからこそああいうのしてるのかなあ」 他ユニットの撮影の様子を割と遠慮なく見ている
夏川ミナ:「肌の……露出が多いのは、青少年に悪影響なのでは、ないかと」 ドキドキしながら見ている。
夏川ミナ:「あの、片山樋一プロデューサー。私たちはどのような格好を?」
GM:と、相談をしている君たちの前にカメラを持った少女がばばっと躍り出る。
プリシラ・カルバハル:「イエー!君たちがUndineだNE!?カメラマンは私!報道部部長・プリシラ・カルバハルが担当するYO!」
プリシラ・カルバハル:「こっちはハツカネズミのオリオ!」
オリオ:「チュー!」
夏川ミナ:「あっ、ネズミ」
片山樋一:「え?あ、ああそいつは……」ガン見していた目線を戻す。
片山樋一:「またすげえの来たな」
青海暉:「部長! あれ、ビッグネームじゃない?」
篠沢 蒼:「そんなキャラだったっけ……!?」
夏川ミナ:「はい。どんな48時間体制で対象に張り付き、絶対にスクープ映像をものにするというスゴ腕報道マン……ウーマン?ですね」
片山樋一:「時間圧縮してんじゃん」
青海暉:「ネズミぶんじゃない?」
プリシラ・カルバハル:「ヘヘーイ!そういう事!」
片山樋一:「なるほど……知性……」
オリオ:「チュー!」
片山樋一:「うん、青海は知性派で売り出す感じで……」ボソボソ呟く。
夏川ミナ:「チュー」 ネズミを撫でる。
オリオ:(よろこぶ)
プリシラ・カルバハル:「ささっ、撮影方針を決めてどんどん撮っちゃおうZE☆」
篠沢 蒼:「おっ、絵になるねー」ミナちゃんの様子に。
青海暉:「えっ、知性派! そ、それはまずいと思うよ! 私成績……すごいし! みんなに知られてるし!」
青海暉:「そうそう、方針方針! どんなの? 知名度ないし最初の仕事だもんね。なんていうか自己紹介みたいな感じ?」
夏川ミナ:「そうですね。Undineはまだ弱小グループですから、まず認知度を上げなければ」
プリシラ・カルバハル:「決まったら教えてねー。【肉体】判定で9以上出せば仕事は成功だYO」
夏川ミナ:「メンバーはこういう感じですよ、とか……それぞれのメインウェポンの紹介とか……」
篠沢 蒼:「売り出すキャラを決めて、コピーなんかつけちゃって、ポーズつけてばしーっ!て感じ?」
片山樋一:「とりあえずはあんま奇い衒いたくないんだよね」
青海暉:「そうそう、蒼ちゃんの言う感じだよね。ミナちゃんはとりあえず、真面目」
片山樋一:「そういうのそういうの」
夏川ミナ:「となると、青海暉はなんでしょうか。“元気”?」
篠沢 蒼:「元気で笑顔で、アーティスト?」
青海暉:「よしっ、元気で笑顔でアーティスト! ……そう言われるとなんか逆に緊張するかも。笑顔、笑顔かー」
青海暉:自分の頬をむにむにする
片山樋一:「いやまあ、笑顔はポジションにかかわらず大事だかんね。君らもだかんね」
青海暉:「アイドルモード蒼ちゃんは正統派、って感じだよね。王道アイドルな」
夏川ミナ:「おっしゃる通りです」 むにむにする。
篠沢 蒼:「はーい!にこっ」ピースサインでアイドルスマイル。
片山樋一:「マジで全然キャラちげーのな」
夏川ミナ:「篠沢蒼は話していて安心できますね。正統派な、癒やしアイドルと言えるかもしれません」
篠沢 蒼:「へへへ、がんばってます」
青海暉:「癒し。うん、そうだねえ、そんなだ。癒し、真面目、元気!」
夏川ミナ:「あの」
夏川ミナ:「真面目だけだと寂しいので、何かもう一つくらい武器をいただけないでしょうか」
夏川ミナ:「といっても自分では……真面目以外の武器が、思い浮かばないのですが……」
青海暉:「クール? 真面目とかぶっちゃうかな」
片山樋一:「や、何も慌てることないんじゃないの?」
片山樋一:「とりあえず初めの売りなんだから、今からガンガン積むよりおいおい見せるほうがポイント高えって」
篠沢 蒼:「素直で真面目でー、真っ白いキャンバスみたいにピュアなとこ?」人差し指を顎に当てて、首をかしげる。
青海暉:「風紀……秩序……あ、ピュア。ピュア。それっぽい」
篠沢 蒼:「それと……脚線美!」びしっと指差し!
夏川ミナ:「おお」
夏川ミナ:「おお……?」
青海暉:「脚線美……!」
篠沢 蒼:「ずっと思ってたんだけど、ミナちゃんすっごい脚きれいだよねー……」
片山樋一:「……ふむ」
夏川ミナ:スカートから伸びた自分の脚をみる。
篠沢 蒼:「細くて引き締まってるし、形もいいし」
篠沢 蒼:「うらやましいー!」
青海暉:「いけ」 フォールンスプライトを片山くんの顔にけしかける
夏川ミナ:「そうでしょうか。そうならいいのですが」
片山樋一:「なるほど、今まで見過ごしてたけどこれはなかなか……ぐべっ」
篠沢 蒼:「あらら……片山くん、大丈夫ー?」
夏川ミナ:「では、せっかくなので私は脚を武器に……プロデューサー?」
青海暉:「でも脚、脚かー。言われてみると、うーむ」 スプライトを素早く戻して自分のとミナちゃんのを見比べる
片山樋一:「うん、やりすぎない程度にしてね。俺が攻撃されないレベルに」
篠沢 蒼:「うん……だよね」ミナちゃんの横に並んで、脚を比べてみる。
青海暉:「確かにこうやって見ると違うなあ。ミナちゃんはシュッとしててスリムな感じだ……へー」
夏川ミナ:「……」 なんとなく、他の二人と自分のスタイルを見比べる。
片山樋一:「あの、更衣室とかでやってくれると嬉しい」
篠沢 蒼:「あっ、ごめん」ちょっと気恥ずかしくなって太ももを手で隠す。
青海暉:「そうだね。方針も定まったし。衣装はー……きっとアレだね、これあんま考えないで直感で選ぶと良い奴だよね?」
青海暉:「個性!」
片山樋一:「そんなで!あ、ただなんか共通モチーフは入れよう!」
夏川ミナ:「はい。おそろいの部分があるのは良いことだと思います」
篠沢 蒼:「なるほどー……とするとやっぱり、水を連想させるもの……?」
青海暉:「モチーフかあ。Undineにちなんで……水ってなると、涙滴系とか?」
篠沢 蒼:「あ、キュンと来るかも」
片山樋一:「いいねいいね」
青海暉:「あのほら、こういうやつね。雨の時に振るやつ」 両手で涙滴形を作る 「あとはウォータークラウンみたいなのも良いかもだけどー、ちょっと強気かな」
篠沢 蒼:「暉ちゃんみたいな元気な子が見せる涙の一滴……素敵じゃない?」
夏川ミナ:「良いと思います。涙滴やウォータークラウンは古代インドのヴァルナ神のモチーフとしても使われ、強さを授かれそうです」
片山樋一:「えっなんて?」
夏川ミナ:「敵を打倒し、トップに立つには相応しいエンブレムと……えっ?」
篠沢 蒼:「強さは……あんまりアイドルじゃないかもー」
夏川ミナ:「なんと」
青海暉:「うーん、ウォータークラウンで涙滴で……エンブレムっぽい……強さはなしで……あ」
夏川ミナ:「どうかしましたか、青海暉」
青海暉:「これ今私がそんな感じで作っちゃって良いんじゃない? ブローチみたく……」 具体的には《万能器具》でそれっぽいのを作る感じです
片山樋一:「マジか」
夏川ミナ:モルフェウスって、すげー!
篠沢 蒼:「そんなこともできるの!?」
夏川ミナ:「マジですか」
青海暉:できますかね>GM
GM:OKOK
青海暉:「うーん、シンボルデザインは専門外だから、とりあえず仮に、って感じだけど」 《万能器具》で結晶めいたやつを生成し始める
夏川ミナ:「おお。素晴らしい」 じっと見ている。
青海暉:「こう、伸ばして、形を作って……ウォータークラウン……そうだな、クラウンの脇に雫を垂らす……三つかな?」
篠沢 蒼:「……すごいなぁ」一瞬、演技も忘れて呟く。
青海暉:「……うん、とりあえずこんな感じで。さりげなく着けたりすれば統一感出ると思うよ」 そういう訳でシンボルっぽいのを三つ作りました
青海暉:レジンとかのハンドメイドアクセサリー程度の物をイメージして貰えれば
片山樋一:「あ、あのさ……悪いんだけどさ……」
夏川ミナ:「プロデューサー?」
片山樋一:「いやさ、その……もう一個作ってもらってもいい……?」
青海暉:「……うーん、我ながら悪くない出来かもしれない。エフェクトで作ったからどれくらい持つかは……ん?」
青海暉:片山くんをじっと見て、にやりと笑い
青海暉:「よしよし、もちろん作りましょう。片山くんも頼れるメンバーだもんね。じゃあ、えーっと」 少し試行錯誤して
片山樋一:「やった……」
青海暉:「……ああ、これが良いかな」 ネクタイピンの形状にします 「ほら、こっち来て来て」
片山樋一:素直に寄る。
夏川ミナ:「あっ。これは」 それを見守る。
青海暉:「……んー」 着けようとして、止まり
篠沢 蒼:「どしたの?」
青海暉:「ちょっと失礼」 ワイシャツのボタンを上まで止め直し、軽く引っ張って襟を整え
青海暉:ついでにネクタイもキュッと(少し強引に)締め直し、
青海暉:「……これで良し。留めるんならちゃんとしてもらわないとね」 ネクタイの半ばにピンを差す
夏川ミナ:「やはり」
夏川ミナ:「新婚夫婦がやると言われる、“ネクタイを直してあげます。はい、行ってらっしゃいませ。あなた”というムーブですね」
篠沢 蒼:「ふふっ」二人の様子を見て笑いが漏れる。「うん、新婚さんみたいだ」
片山樋一:「あ、あざす!サンキュー……」
青海暉:「うんうん、合ってる合って……」
青海暉:「……そこ二人! 何をそんな、この、この……っ」
片山樋一:「ちょっとそういうこと言うの止めて!なんかめっちゃ恥ずい!」
篠沢 蒼:「私は見たままを言っただけだもーん」
青海暉:「別に新婚とかではなく、この、片山く……コイツが、だらしなかったから……やっただけ!」
青海暉:「恥ずかしがるな! このやろう!」 片山くんのお腹にパンチを入れる
夏川ミナ:「私も一度やってみたいので、後ほどお手合わせ頂けると幸いです。プロデューサー」
プリシラ・カルバハル:(フフッ、こちらもいい写真が撮れたZE)
片山樋一:「あぐっ……」
夏川ミナ:「あっ、鳩尾」
篠沢 蒼:「本気のグーだ」
青海暉:「フーッ……」 手をふらふら振って 「落ち着いた。……いい? 私は別に、片山くんみたいなのはタイプじゃないから」
片山樋一:「ぐふっ」
青海暉:「っていうか、彼氏としては全然。赤点だからね」
片山樋一:「追撃入れなくてもよくない……?」
プリシラ・カルバハル:「さー、そろそろ方針はまとまったかNAー?」
青海暉:「もっと背も高くて、カッコよくて、強くて、気も使えて、真面目で……ともかく、そういう事だからな!」
夏川ミナ:「では、僭越ながら私から行かせて頂きます」
青海暉:「はい! しましょう! こんなのほっといて!」
プリシラ・カルバハル:「準備OK!?それじゃ……撮るよ」カメラを構えると先ほどまでの態度が一変し、気迫に満ちた真剣な顔つきに。
夏川ミナ:さっと更衣室に入り、衣装に着替えます。
片山樋一:「こんなの言うのやめい」ぼやきながらメモする。
夏川ミナ:脚線美を活かせて、かつ真面目さを出せる……ちょこっとだけスリットの入った青いドレス!
夏川ミナ:「ええと、ポーズがよくわからないですが」
夏川ミナ:「よろしくお願いします」
GM:では判定をどうぞ。達成値ボーナス+2をお忘れなくだ
夏川ミナ:へい!肉体で振ります。
夏川ミナ:1dx+2=>9
DoubleCross : (1R10+2[10]>=9) → 1[1]+2 → 3 → ファンブル

夏川ミナ:ばくはつした!!
片山樋一:www
青海暉:なんてこった
篠沢 蒼:ここでこんなとは
夏川ミナ:じゃあ、えーと
夏川ミナ:なにかポーズを決めようとしたところで、ドレスが何かに引っかかって
夏川ミナ:スリットがビリビリ広がっていきます。
夏川ミナ:「む」
夏川ミナ:「む?」
片山樋一:「ストップ!ストップ!」
プリシラ・カルバハル:「Oh!こいつはきわどいセクシーショットだZE!」パシャパシャパシャ
片山樋一:「止まって!カメラも止めて!め!だめ!」
夏川ミナ:「ドレスがおかしいのですが、大丈夫でしょうか」 ウロウロするのでどんどんビリビリ裂けていく。
プリシラ・カルバハル:「このシャッターチャンスを逃したら!報道部の名折れ!!」パシャシャシャシャ
片山樋一:「やめい!マジで!色々大丈夫じゃないから止まって!」
夏川ミナ:「あるいは、こういうドレスでしょうか」
夏川ミナ:「止まります」 止まる。
片山樋一:「だからカメラ止め……!おい!」
プリシラ・カルバハル:「ダメ?仕方ないなー。このフィルムは報道部の資産として保有するYO」
プリシラ・カルバハル:「そうなるとグラビアとしては使えないけどNE!」
片山樋一:「いや使っちゃダメでしょこれ!?」
夏川ミナ:「……む」 ようやくドレスの惨状に気付いて、ちょっと顔を赤くしながら下がります。
夏川ミナ:「……はじめてのグラビア撮影任務が……失敗……」
夏川ミナ:しょぼしょぼ撤退する。
篠沢 蒼:「あとで撮り直しだね、ドンマイ」戻ってきたミナちゃんをぽんぽんと撫でる。
プリシラ・カルバハル:「それじゃ、お次の方~」
青海暉:「おわあ、騒がしいと思ったら一体どんな事が……」
夏川ミナ:「ありがとうございます。優しいですね、篠沢蒼は」
青海暉:「あっ、はいはい! 私!」
篠沢 蒼:「こーいうのって意外とトークのネタになったりするし、ね?」にかっと笑う。
夏川ミナ:「トークの」 上ふともものあたりまで盛大に裂けたスリットを見る。
片山樋一:「はーっ……ったく……」
片山樋一:「油断も隙もねえ……ちょっと心臓落ち着けよっと」
青海暉:「はい、じゃん! 多分私はこういうのがいいのだろう!」 ライトイエローでカジュアルなワンピース。丈は短めで、動くとヒラヒラして、健康的に活発な感じ
夏川ミナ:「あっ、健康的」
片山樋一:「わっ……」
青海暉:「ちゃんとアンスコ履いたから安心なさい、片山くん。それじゃお願いします!」
プリシラ・カルバハル:「うん、いいね。行ってみましょ」カメラマンモード!
青海暉:肉体判定!
青海暉:2dx+2=>9
DoubleCross : (2R10+2[10]>=9) → 8[4,8]+2 → 10 → 成功

GM:成功だ…!
篠沢 蒼:やった!
片山樋一:ウェーイ
青海暉:あまりカメラは意識せず、くるくる回ったり、ぐっと伸びをしたり、即席でなんかORAをしたり
青海暉:激しすぎず、動きを絶やす事もなく、自然体で振る舞い続ける
青海暉:(何か、思ったより緊張してないな……)
青海暉:(ちょっと前だと、こうは行かなかっただろうねえ)
青海暉:(何でもやってみるもんだ) 口元には柔らかな微笑
片山樋一:「場馴れしてんなあ。やっぱ青海はORAやってるからかな……」
プリシラ・カルバハル:「いい表情ー。いいよいいよー、魅力的~」
夏川ミナ:「私も、ORAをやったほうがいいのでしょうか」
片山樋一:「あっ今の笑顔いい!そういうの!」
篠沢 蒼:「ミナちゃんには、ミナちゃんのいいとこがあるんだから」
夏川ミナ:微笑を浮かべる青海ちゃんののびのびとした姿に見入っている。
青海暉:「ふふ」 ちらっとカメラに目線を見せて、それから両腕を伸ばし、きらきらした破片を振りまきながらくるっと回る
篠沢 蒼:「女の子は、楽しそうな笑顔が一番似合うんだよ?」
夏川ミナ:「笑顔、笑顔」
プリシラ・カルバハル:「ワオ。これはかなりファンが増えちゃうねえ」
青海暉:「……そろそろ、いいんじゃない? どうよ?」
プリシラ・カルバハル:「OK!お疲れサマ!」
夏川ミナ:「……にっ」 青海ちゃんの笑顔を参考に、自分の頬をむにむにする。
片山樋一:「いや、すげーよかった!」
夏川ミナ:「お疲れ様です、青海暉。良いパフォーマンスでした」
篠沢 蒼:「……ふふっ。そういう背伸びもかわいいなぁもう!」
青海暉:「はーい、ありがとうございました! うーん、こういう風に撮影されるってのもなかなか楽しいね」
篠沢 蒼:「お疲れ様ー!やっぱり青海暉はすごい!」なぜか自分のことのように自慢げ。
青海暉:「へへっ、ありがとう! 一応取材とかは受けた事あるけど、やっぱ結構段取りが決まってるもんだからさ、ああいうの。ろくろとか。だからこういう風に自由なの、上手くいってよかった」
夏川ミナ:「ろくろ」
篠沢 蒼:「ORA創始者が語る——みたいな」
片山樋一:「今のうちにバックナンバー探しとこ……」
青海暉:「そうそう。こういうの撮りたがる人いるんだよ」 実際にろくろの手を作って、生真面目ぶった表情をして 「うんちゃらかんちゃらのセンセーションがフンガムンガー」
片山樋一:「あったしかに今の知性派っぽくねえ」
夏川ミナ:「篠沢蒼は、どんなポーズで挑まれますか。ろくろされますか」
青海暉:「うーん、正しいのに片山くんに言われると思わず反論したくなるぞ」
篠沢 蒼:「ろくろは、優勝インタビューのときに!」
片山樋一:「アイドルのろくろ需要あんの?」
青海暉:「そうだね。蒼ちゃんのも見たい見たい。勉強します!」
片山樋一:「いや逆にありなのか……?」
篠沢 蒼:「……なんてね」言ってからちょっと恥ずかしくなった。
プリシラ・カルバハル:「まずはそのための一歩!お手伝いするZE」
オリオ:「チュー!」
夏川ミナ:「チュー」 ねずみを撫でる。
篠沢 蒼:「うん……勉強とか言われると、緊張してきちゃうかも。がんばってきます」ひらひら手を振ってスタジオへ。
オリオ:(よろこぶ)(おどる)
篠沢 蒼:花の装飾をあしらったピンクの衣装、スカートはボリューミーで可愛げアピール。
篠沢 蒼:(僕には、アイドルなんて向いてなくても……『私』なら、できる)
篠沢 蒼:《完全演技》でアイドルらしく振る舞います。
篠沢 蒼:何かボーナスを……!
GM:フフ…例によってダイス+2のボーナスをあげよう
篠沢 蒼:やったー!
篠沢 蒼:そしてレッスンとCランクの効果で達成値は+3!
篠沢 蒼:4dx+3>=9
DoubleCross : (4R10+3[10]>=9) → 10[2,2,9,10]+8[8]+3 → 21 → 成功

篠沢 蒼:!?
GM:つよい
青海暉:アイ……ドル!
夏川ミナ:すげー!
夏川ミナ:これが……完全演技!
篠沢 蒼:「水辺に咲いた蒼い花、篠沢蒼です!なんて、言ってみたりして」
夏川ミナ:「……!」
夏川ミナ:あまりの“アイドルらしさ”に愕然とする。
篠沢 蒼:照れと緊張を隠すために言ってみて、自分で少し笑ってしまう。僕らしくない。私らしい。
片山樋一:「うーん」
片山樋一:「今のうちにサイン貰おうかな……」
プリシラ・カルバハル:「ンー、いいねいいねっ。本当に花が咲いてるみたい」
篠沢 蒼:素の自分ではないけれど、カメラの前では憧れたようなアイドルになれる。その実感で、やや浮かれながらポーズを取る。
篠沢 蒼:自分の中のアイドルらしく、振る舞ってみせる。心から楽しみながら。
篠沢 蒼:「————えへへ。お疲れ様でした!」
プリシラ・カルバハル:「お疲れさま!こいつはとんでもない被写体が現れちゃったなー!」
青海暉:「……これは、真似できないなあ」 控えめながら思わず拍手する
篠沢 蒼:小走りに皆のもとに戻る。
夏川ミナ:「すごいです。篠沢蒼」
夏川ミナ:「本当にキラキラしていました」
篠沢 蒼:「へへ、すごくドキドキした!……でも、楽しかった!」
篠沢 蒼:「私、こんなこと出来るんだね……知らなかった」
青海暉:「そうだね、なんかすっ……ごい、すっごい、アイドル! って感じだった」
篠沢 蒼:「嬉しいな……私、アイドルできてる……」体がふわふわする。表情が緩むのを抑えられない。
篠沢 蒼:「みんな、ありがと」
夏川ミナ:「篠沢蒼に負けていられないですね。私も精進しなくては」
片山樋一:「……よし。こっからが俺の仕事なわけだな……」
青海暉:「そんなそんな、私も貴重な体験さしてもらってるしさ、お互い様!」
プリシラ・カルバハル:「イエー。使う写真を選んでね。ついいっぱい撮っちゃったから大変だZE☆」
GM:プリシラ・カルバハルは山のような写真を抱えて片山君の前に積む。
片山樋一:「いやあ、女の子の写真眺めるならそんな大変でもないって」
片山樋一:シンクロ判定してみましょうか。
GM:お願いいたします。
片山樋一:折角なので、みんなと同じ【肉体】判定を選ぼう。
片山樋一:5dx
DoubleCross : (5R10[10]) → 10[4,4,6,7,10]+8[8] → 18

夏川ミナ:ぺちんぺちんとその背中を叩く。 「信じています。真面目に選んで下さい、プロデューサー」
GM:!!
夏川ミナ:「私達の人気が……こう、ぐわーっと上がるような、そういう写真を」
片山樋一:「勿論。掴みがいちばん大事なんだから、ぶちかましてガッと掴むような……」
青海暉:「そうそう、責任重大だよ。今撮った写真、活かすも殺すもプロデューサー次第!」
篠沢 蒼:「期待してるよ、運命のプロデューサーくん」
片山樋一:「こんだけの素材なら死にゃしねえからそのへんは気楽だけどな……」
片山樋一:「運命ってまた大げさな……俺はそういうガラじゃ……」
片山樋一:「あっさてはまたプレッシャーかけに来てるんだな!?」
篠沢 蒼:「うーん……」少し、考えてから。「ふふ、バレてしまったか」
夏川ミナ:「あまりいじめてはいけませんよ、篠沢蒼。この年頃の男性はセンシティブですから」
篠沢 蒼:「あんまり欲望だけで写真を選ばれても、困るからねぇ」なんて言ってごまかします。
片山樋一:「欲望の塊みたいな扱い止めてもらえるかなみんな!」
夏川ミナ:自分の写真を見て、スリットが思ったより深かった事を知ったりして、内心慌てながらプロデューサーの作業を見守る。
片山樋一:「……」
片山樋一:「……」
片山樋一:「えっこれめっちゃ難しくない?」
プリシラ・カルバハル:「優柔不断……」
オリオ:「チュー」
片山樋一:「やめて!」
夏川ミナ:「ご自分でアイドルの雑誌を購入されたときをイメージすれば良いのでは」
青海暉:「活かすも殺すも~プロデューサー♪」 無責任に歌っている
夏川ミナ:「最初のページに……カラーの、見開きで載っていてほしい写真。そんなものを選べば良いと思います」
片山樋一:「なるほど……」
夏川ミナ:「ね」 ネズミを撫でる。
片山樋一:「よしっ」
片山樋一:「決めだ!」
篠沢 蒼:そわそわしながら見守っている。
片山樋一:「あ、あのさ、一応言っとくけど」
片山樋一:「別に、選ばなかったのがダメだったとか、贔屓してるとかじゃないからね。みんなすげーよかったからね?」
青海暉:「うんうん、分かってる分かってる」
夏川ミナ:「はい」
篠沢 蒼:「あ、うん……そうだね」少し不安になる。
片山樋一:「俺としても苦渋の決断で……あ、悪い!めっちゃ予防線張ってカッコ悪いなこれ!」
片山樋一:「やめだ!これ!決めたの!これでいく!」
青海暉:「そういう事にもうちょっと早く気付ければ赤点ライン脱出に近づけるんだけどなー」
片山樋一:「見開きは篠沢のこれ!で、こんな感じで!」
片山樋一:ズラッと選定した写真を並べてみせる。
夏川ミナ:「おお、これは」
夏川ミナ:自分でも“選ぶならこれだな”と思っていた写真がちゃんと選ばれてて、ちょっと安堵します。
プリシラ・カルバハル:「ふんふん。いい所を選ぶねえ~?わかってるじゃん」うんうんと頷いている。
夏川ミナ:「はい。流石です、片山プロデューサー」
青海暉:「ほー」 覗き込む 「いいんじゃない? やっぱセンターは蒼ちゃんだよね」
篠沢 蒼:「えっ……これで、いいの?」選ばれた自分の写真に。
片山樋一:「あっ、まさかこれ写り気に入らなかった!?」
篠沢 蒼:「そ、そうじゃなくて!」
片山樋一:「俺はすげーかわいいと思ったんだけど……」
篠沢 蒼:「僕よりも、こっちの……、えっと」青海さんの写真を指すが、首を振って途中で取りやめ。「ううん」
篠沢 蒼:「プロデューサーが選んでくれたんだもんね。信じるよ」
篠沢 蒼:「うん……僕の写真の中では、一番だし」
片山樋一:「ああ、うん。そうだな、俺も、篠沢には……ってか、アイドルにはさ」
夏川ミナ:「自信を持って頂かなければ困ります。篠沢蒼のこの写真は、間違いなくナンバーワンです」
片山樋一:「選ばれることに、喜んでほしい。自分こそが最強だってさ……」
夏川ミナ:「そうです。最強クラスです」
片山樋一:「最強っていうか、ええと、なんて言えばいいんだこれ」
篠沢 蒼:「最強って」言葉選びにくすりと笑う。
青海暉:「最高でいいんじゃない?」
片山樋一:「あっそれだ……何で出てこなかったんだ」
篠沢 蒼:「うん。僕が一番……か」
篠沢 蒼:「選んでくれてありがとう、プロデューサー」
片山樋一:「おう!」
GM:片山樋一と篠沢蒼の絆が、少し深まった気がする……!
篠沢 蒼:片山くんへのロイス感情、Pを期待→信頼に変更します。
夏川ミナ:ずるい!二人だけ!
GM:OKです
夏川ミナ:「これで我々の知名度も上がるはずです。次のお仕事も、全力でがんばります」
青海暉:「そうだね。これだけやれば間違いなく注目されるはず。最初のステップとしては上々じゃない?」
篠沢 蒼:「うん、私もぐんぐん上を目指すよ!」びしっとアイドルモードで!
片山樋一:「やってやろうぜ、こっからもよ」
青海暉:「うん。目指すは最高! ヒットチャート的に!」
GM:その後、発行された雑誌のグラビアが話題となり
Undineの名前も広まり始めた。いよいよ本格的な戦いが始まる!

GM:お仕事成功…1000pts
GM:達成値ボーナス…210pts
GM:◆百花繚乱アイドルチャート◆
1.♪集めよ乙女よ薔薇の花/ダイオジュネス・ラブ(10990pts)
2.♪ハートをのみこんで/Sh-Rink(8922pts)
3.♪ブルー・ブルー・ハルシオン/ACODES(8865pts)
(中略)
76.♪夢見る乙女の焦土作戦/トライアッド乙100008特殊要撃プリムス部隊(1328pts)
77.♪Next step!/Undine(1215pts)
78.♪いちばん星ください/蟹倶楽部.com(くらくらどっとこむ)(963pts)
79.♪産業廃棄物/シュラ(851pts)
(中略)
100.♪神様のダイス/Dream Tears(88pts)

GM:シーンをカットします。ロイス、調達があればどうぞ!
夏川ミナ:ロイスはまんたん!調達します。
夏川ミナ:どうしようかなー。強化素材取ってもダメージ+1だしなー
篠沢 蒼:ロイスは特になし!調達どうしよう
青海暉:ロイスは保留。調達、どうしようかなあ
夏川ミナ:無難に応急手当キットを狙います。
片山樋一:アームドスーツでも狙ってみます
青海暉:Rメン買おっと
夏川ミナ:好きだね、Rメン!?
夏川ミナ:1dx+1=>8
DoubleCross : (1R10+1[10]>=8) → 1[1]+1 → 2 → ファンブル

夏川ミナ:ばくはつした!
片山樋一:能力訓練:社会を使用宣言して器物使い振り
青海暉:2dx+1=>5
DoubleCross : (2R10+1[10]>=5) → 4[1,4]+1 → 5 → 成功

片山樋一:ミナちゃん凄いね!?
GM:爆発、続くね…!
GM:火の用心だよ…
片山樋一:5dx+6>=15
DoubleCross : (5R10+6[10]>=15) → 8[1,1,6,7,8]+6 → 14 → 失敗

青海暉:購入成功。仕事が忙しくなっても手早く食事できるぞ!
片山樋一:財産はたいちまったんだよな……失敗。
篠沢 蒼:アームドスーツいってみます
GM:おしい
篠沢 蒼:CランクⅡとラッキーメダルを使って
篠沢 蒼:5dx+6>=15
DoubleCross : (5R10+6[10]>=15) → 9[4,4,6,6,9]+6 → 15 → 成功

GM:ジャスト!?
夏川ミナ:すごい!
篠沢 蒼:買えちゃった!
片山樋一:すげえ
青海暉:一体どこから……
青海暉:衣装室の中にあったんだろうか
篠沢 蒼:闇ルートで調達したプロデューサー養成ギプスです
片山樋一:おそろしい
青海暉:さすが蒼ちゃんだぜ
GM:あ、プロデューサーが付けるんだ
篠沢 蒼:というわけで、欲しい人に!
篠沢 蒼:片山くんに渡しておきます。以上!
GM:おk!
GM:というわけで、みんないいかな?
青海暉:大丈夫です!
夏川ミナ:おっけーです!
片山樋一:ウェイ!
GM:ではシーンカットな~。
GM:◆ミドルシーン4 END◆

GM:◆ミドルシーン5◆登場PC…青海暉(全員登場可)
青海暉:青海暉の侵蝕率を+3(1d10->3)した(侵蝕率:65->68)
夏川ミナ:夏川ミナの侵蝕率を+3(1d10->3)した(侵蝕率:58->61)
GM:低いなミナちゃんw
片山樋一:片山樋一の侵蝕率を+7(1d10-1->8-1)した(侵蝕率:61->68)
夏川ミナ:こいつあがらない……w
GM:あとで一人だけ個人レッスンできるんじゃないか
GM:さて、最初のお仕事を無事に終えた君たち。ようやく人気も出始めました。
GM:ランキングも最下位から脱出、これから快進撃だぜ!
青海暉:人気が出始めたというか、ようやく公開されたというか
GM:そうですね
夏川ミナ:「グラビアもまずまず快調な売れ行きとのことで、嬉しいかぎりです」
夏川ミナ:先程から自分のページを何度も見返している。
青海暉:「うんうん、滑り出しは良い感じだ」
片山樋一:「編集パねえよな」パラパラ見返している。
青海暉:「こういうの自分で見てると、ちょっと恥ずかしい気もするけどね……なんか、美化されてる気がして!」
片山樋一:「そのうちあれでしょ、ほら、オフショット集的なもの出せるぜ……」
片山樋一:「人気出ればだけど……」
夏川ミナ:「オフショット」
夏川ミナ:「オフショット?」
青海暉:「こういうちゃんとした撮影じゃなくてー、もっとこう、自然体っていうか」
青海暉:「普段の……そうそう、こうして話してる所を撮ったりしたやう!」
夏川ミナ:「おお……」
片山樋一:「こういう感じ」徐ろにスマホを出して二人を撮る。
夏川ミナ:「あ」
青海暉:「おわっ」
夏川ミナ:「いえーい?」 無表情でピースします。
青海暉:「違う違う、ピースしちゃダメなの、ピースしちゃ」
片山樋一:「それオフショットなのかなあ!まあ撮っとこ……」
GM:と、そんな風に仲良くやっている君たちの下へ
青海暉:「オフをショット、だから! ……いぇーい♪」 でもカメラに向けて笑顔でピースする
GM:三人…?二人と一頭?が慌てた様子でやってきます。
夏川ミナ:「なるほど。自然体を……盗撮?するようにパシャリとするのがオフショットなのですね」
夏川ミナ:「む」
赤手みあ:「あっ!こんな所に居た!」
青海暉:「あ」
片山樋一:「盗撮は人聞き悪いからやめて!ん?何?」
夏川ミナ:「赤手みあ先……先輩? おはようございます」 とりあえずお辞儀。
赤手みあ:「おはようございます!」
青海暉:「芸能界! おはようございまーす」
青海暉:「何かごよう? 敵陣偵察?」
長牧彼方:「そういうわけじゃないけど。あ、あたしはDreamTearsの長牧彼方ね。えーと、そっちはUndineだっけ」
夏川ミナ:「はい。アンダインではなく、Undineです」
青海暉:「知ってる知ってる。さっき撮影してる所見てました。……ん、明日香ちゃんは?」
GM:三人はちょっと気まずそうに顔を見合わせる。
片山樋一:「馬面先輩は一緒じゃないのかな……」ちょっとそわそわする。
馬面P:「ヒヒーン」
GM:居ます。
夏川ミナ:「あっ、馬」
片山樋一:「あっいらっしゃる!しゃっす!お疲れ様です!」深々と礼。
青海暉:「馬面さんだ。相変わらず馬面だなあ」
馬面P:「ヒヒーン…」
夏川ミナ:「心持ち馬面番長が悲しそうですが、なにを言っているかわかりませんね」
夏川ミナ:「何かありましたか」
赤手みあ:「と、言う事なんです……」
赤手みあ:「あっ通じてない」
青海暉:「むしろそっちはそれで通じてるんだ……」
片山樋一:「マジっすか!羨ましい……」
長牧彼方:「つまりええと、うちの春海明日香が居なくなっちゃって…もしかして行き先知らないかなって、そう言ってるの」
青海暉:「いなくなった?」
青海暉:「あ、私は知らないよ!」
赤手みあ:「はい。レッスンの休憩時間に忽然と消えてしまったのです!」
赤手みあ:「むう…お友達っぽかったので、もしかしてと思ったんですが」
馬面P:「ヒヒーン!」
夏川ミナ:「ふむ、ふむふむ」
青海暉:「休憩時間に忽然と……連絡もつかない?」
片山樋一:「消えたって……フケたってことっすか?」
青海暉:「あー、それはあるかもな……」 片山くんの言葉に
夏川ミナ:「最近、様子がおかしかったりはしましたか」
赤手みあ:「さっきから何回も電話もメールもしてるんだけど、反応が……ううっ」
夏川ミナ:「アイドル稼業は大変ですから、何か気に病むことでもあったのでは」
夏川ミナ:「そう、グラビア撮影で……ドレスが破れたりだとか……」
夏川ミナ:「ドレス……」
長牧彼方:「どういう状況それ」
青海暉:「ミナちゃん、そんなことで気に病んだりしないで!」
赤手みあ:「様子がおかしいこと?な、なにかあったかなー!気が付かなかったなー!」白々しい。
片山樋一:「ドレス……」神妙な顔。
青海暉:「っていうか、最近と言わず最初っからさあ、明日香ちゃんあんま乗り気じゃなかったでしょう」
片山樋一:「あれあとでダビングもらえんのかな……」
赤手みあ:「むぐっ!そんな事ありませんよ!?」
夏川ミナ:「ダビングですか。なるほど、撮影ポーズの参考資料としては欲しいところですね」
赤手みあ:「れ、練習も真面目にやってたし!ねっ!」
長牧彼方:「うーん……」
青海暉:「そうなの? あの子流されやすいから、人数頭揃えるために赤手さんにゴリ押しされて付き合ってたとかじゃないの?」
夏川ミナ:片山くんの思惑に気づいていない。
馬面P:「ヒヒーン!」
片山樋一:「うーんつわれてんぞ」
夏川ミナ:「そんなに乗り気ではなかったのですか?」
青海暉:「アイドル興味あるのー?って聞いても全然な感じだったし、チラシ配りしてる時だってガクガクしてたし」
片山樋一:「ヒヒーンとも言われてんじゃねえっすか。分かんねえけど」
長牧彼方:「微妙な感じはあったよね。必死に、真面目にやろうとはしてるっぽかったけど」
青海暉:「でもいなくなっちゃったと」
夏川ミナ:「……ふむ。ふむ」
夏川ミナ:「ちなみに、ドリティアの皆さんは春海明日香を探し出してどうされるおつもりですか」
赤手みあ:「え!いや、とにかく探し出して話をしましょう!すべてはそれからです!」
赤手みあ:「それでもし、明日香ちゃんがどうしてもやめたいって言うなら……」
片山樋一:「言うなら?」
赤手みあ:「その時は仕方がないかと。私のやり方が強引すぎたかもしれないし」しょんぼりと項垂れる。
夏川ミナ:「強引にでも継続させる、というのなら反対するところでしたが」
片山樋一:「まあやりたくねえもん無理にやらせることはねえよな」
馬面P:「ヒヒーン」
青海暉:「『強引すぎ』でなくても多少強引という自覚はあったのね……まあいいか」
夏川ミナ:「彼女の意見を尊重するというのなら、我々も協力するべきではないでしょうか?プロデューサー、青海暉」
片山樋一:「先輩もそう思いますか。いや今そう思うっつったんだろうか……」
青海暉:「まあね。明日香ちゃんは私の友達だし、っていうかもともと明日香ちゃんの事調べたり話したりするためにアイドルになった訳だし」
片山樋一:「ん?あ、うん、まあ……ほっとくのも寝覚め悪いだろうし」
青海暉:「どっちにしろそろそろ明日香ちゃんの事調べようと思ってたからね。協力するよ」
赤手みあ:「おお!頼りになるぅ!」
長牧彼方:「ありがとう。迷惑かけてごめんね」
馬面P:「ヒヒーン!」
GM:なお春海明日香の行方は、<知覚>もしくは<情報:アカデミア>で7以上を出せば発見できます。
夏川ミナ:これは次シーン以降ですか?
GM:いえ、このシーンです
夏川ミナ:おお
青海暉:んじゃ知覚振ります
夏川ミナ:がんばれ!シナリオロイス!
青海暉:ひれ伏せ……CランクIIの威光に!
青海暉:7dx+1
DoubleCross : (7R10+1[10]) → 9[1,4,6,6,6,8,9]+1 → 10

夏川ミナ:デーッデデーッデー♪Cランク~つよい~
GM:おおー!
夏川ミナ:強かった!
青海暉:ユウジョウ!
GM:では体育館裏の人どおりのないあたりに春海明日香のオーラを感じ取るのではないでしょうか
青海暉:感じた
夏川ミナ:《ウサギの耳》を使ってこっちも行方を探している。
赤手みあ:「じゃ、手分けして探しましょう!私たちはこっち!」
GM:赤手みあ達は体育館裏とは真逆の方向に走って行きました。
夏川ミナ:「ふむ。こうも雑音が多くては、なんとも」
青海暉:「はいはい。まあ、もし逃げ出しちゃったんなら、明日香ちゃんみたいな子はー、人が少なくってー、影っぽくてー、でも自分の部屋以外のー」
片山樋一:「わりと俺も匂いで辿れんすけどね」
片山樋一:「その子知らないからな……」
夏川ミナ:「女性の匂いを……」
青海暉:「匂いで女の子追跡するのかあ……」
片山樋一:「あ、や、その、普段からしてるわけじゃなくてね!」
青海暉:「まあ、今は明日香ちゃん探してるし信じてあげよう。……体育館裏! やっぱ定番はそこでしょ」
青海暉:ってことで向かいます
GM:ヘイ!ちなみに・春海明日香の事情 <情報:噂話>9の情報項目が残っていますが
GM:これは今開けても、後からでもいいです
夏川ミナ:わたしたちでいってみましょうぜプロデューサー!
青海暉:頼むぜ!
片山樋一:いってみるぜ!
夏川ミナ:《ウサギの耳》で噂話を耳にしたということで、なにかちょこっとオマケがついたりしませんか?
GM:フムーン
GM:今この場で都合よくその噂を離している人がいるとは思えない…!ので、今回は無しで…!
GM:離して→話して
夏川ミナ:それもそうだw
夏川ミナ:じゃあ、Pに先駆けてファンブル太郎の私からいきます。情報:噂話……が、ない。
夏川ミナ:ので素振り。
夏川ミナ:2dx=>9
DoubleCross : (2R10[10]>=9) → 10[7,10]+7[7] → 17 → 成功

GM:おおおう
片山樋一:つよい
夏川ミナ:芙蓉堂太一に連絡しました。
片山樋一:そりゃつよいわ
GM:では情報を開示しましょう
青海暉:妥当~
GM:・春海明日香の事情
春海明日香の両親はUGNの関係者で、明日香の教育方針について試行錯誤している。
過剰に引っ込み思案な性格をなんとかしようと考え、オーヴァードアカデミアに入学させたが、
改善の傾向が見られないため本人の意向に反して日本に戻すことを検討しているようだ。
この事を知った赤手みあは憤慨し、明日香の両親に直談判して
アカデミアに通い続けるためにある条件を取りつけたらしい。

夏川ミナ:ひえーっ
青海暉:赤手ーッ!
青海暉:いなくなりやがって! 何が手分けだ! バカ!
GM:そんな情報を得ました。
夏川ミナ:じゃあ、体育館裏に移動しながらその情報をシェアします。
青海暉:「で、察するにその条件ってのが、あれかあ」
夏川ミナ:「——おともだちに学園屈指の伝説の情報屋がいるのですが」
青海暉:「人脈」
夏川ミナ:「どうも、そういう事のようです」 情報が書かれたスマホの画面を見せる。
夏川ミナ:友達のパワーなので、ちょっと自慢げだ!
片山樋一:「というか一瞬過ぎねえ?」
青海暉:「なるほどね。うーん」
青海暉:「……話せよな! そういう事! 赤手さん!」
夏川ミナ:「青海暉、言葉遣いが男子生徒みたいになっています」
夏川ミナ:「ただ、その気持ちには強く同意します」
青海暉:「だってもう……まったくもう。ともかくありがとう、ミナちゃん。それなら大体事情、分かった気がする」
青海暉:「さーてあとは、本人を捕まえるだけだ。どの辺かなー? この辺かなー?」 体育館の裏に差し掛かりましょう
GM:春海明日香が膝を抱えて蹲っています。
夏川ミナ:「しかし、こんな暗くてじめじめと……あ」
夏川ミナ:「居ましたね」
片山樋一:「俺あんまこんなとこにいるイメージないんすけど……うわ」
青海暉:「ほらいた。どうよ。片山くんは女心が分からない」
片山樋一:「居るわ。青海パねえ」
片山樋一:「ちくしょう……」
青海暉:「明日香ちゃーん」 たったっと近付く 「何してるの? 珍しい虫でも見つけた?」
春海明日香:「あ……!」立ち上がって逃げ出そうとするも、その先は行き止まり。
夏川ミナ:「大丈夫ですよ。まだ一年生なのですから、成長すればいいだけです」 片山君の肩をぽんぽんと叩く。
青海暉:「そう、逃げようったってそうはいかない。逃げ続けたら、いつか行き止まりに出会っちゃうものだ」
片山樋一:「そうだな……これからめっちゃ分かるマンになる……」
春海明日香:「ううっ……!」
片山樋一:「なんかかっこよさげなこと言ってる」
青海暉:「……何してるの?」
春海明日香:「私…私、ダンスも歌もすごく下手で。みんなの足を引っ張っちゃってて」
青海暉:「うんうん」
夏川ミナ:「わかります。私も同じなので」
春海明日香:「ランキングも最下位だし、もうこれ以上やっても無駄なんじゃないかって……」
夏川ミナ:「……むう」
青海暉:「なるほどね」
青海暉:「……そりゃあ、明日香ちゃん。アレだよ。人間、いきなり歌ったり踊ったりはできないものだ。明日香ちゃんの性格だと、なおさらね」
春海明日香:「うん。よくわかった。やっぱり、アイドルってそう簡単にはできないことなんだって」
青海暉:「人前に立つと緊張しちゃうでしょ? そうすろと大体の人は、普段できる事もできなくなっちゃうワケだし」
青海暉:「そりゃそうだね。世の中、簡単にできる事なんてない。もしあったとしたら、それは多分、あんまり価値がないことなんじゃないかなあ」
青海暉:「アイドル、できない?」
春海明日香:「えっと、やっぱり私みたいな普通の子が簡単にアイドルやるなんて無茶だって……そういう話だよね?」
青海暉:「普通っていうか、普通より超引っ込み思案だけど、まあそういう事だよね、うん」
春海明日香:「だよね。出来ない事は諦めて、憧れるだけにしておいたほうが、迷惑かからないし」
春海明日香:しょんぼりと項垂れる。
青海暉:「うーん、迷惑がかからないっていうか」 首を傾げる。ちょっと困ったような様子
青海暉:「つまりさ、明日香ちゃんが今この瞬間アイドルになってランキングの上位になろう! っていうのは、無理だってことだよ。引っ込み思案で、歌もだめで、ダンスもだめ。なんだよね?」
青海暉:「ユニット組んでる蒼ちゃんって子がね。歌もダンスも演技もイケてて、ずっと活動してて、それでも全然知名度とかなかったくらいだし」
片山樋一:「ちょっと青海、そういう言いかたねえだろ……ええと……」
春海明日香:「う、うん?」
夏川ミナ:一歩引いたところでじっと話を聞いている。
青海暉:「じゃあそんな事ない、できるできる、って片山くんは言う? 私、その方がダメな気がするなあ」
青海暉:「いい? 明日香ちゃんは今、アイドルにはなれない。でもそれは『今』だよ。将来は分からない」
片山樋一:「それは……うん……」
春海明日香:「将来?」
青海暉:「そう。将来! ……私の将来の夢、話したことあったっけ? 世界平和! 私のORAで世界をすごく平和にする! 争いをなくす!」
青海暉:「……もちろん、今はそんな事できないよ。私がここでどんなにすごい事をしたって、世界は見向きもしてくれない」
片山樋一:「えっマジで?」
青海暉:「マジだよ! ……うん、まあ、マジ……かな……正直難しいとは思ってるけど……」
春海明日香:「難しくてもやるんだね。暉ちゃんは」
青海暉:「でもほら、アカデミアで、技術磨いて、知名度上げて、コネとかも作って! いろんな人に見てもらって、いろんな人の心を動かして」
青海暉:「そう! 今無理でもね。今無理な事を、将来できるようになるために……今できる事をする!」
青海暉:「がんばるってそういう事なんだって。おじいちゃん言ってた」
青海暉:「だからほら、明日香ちゃんはとりあえず、その超引っ込み思案で人見知りな所をなおすために、何か……アルバイトとか、委員会活動とか、そういう所からさ、やってみようよ」
青海暉:「で、赤手さんが勝手にお父さんお母さんへ取り付けた約束については、もう一度話し直す!」
青海暉:「ね?」
片山樋一:「あっ身もふたもないけど正解のやつ」
春海明日香:「今は無理でも、将来できるように。かぁ」噛みしめるようにその言葉を繰り返す。
夏川ミナ:「あの」 遠慮がちに後ろの方で手を挙げる。
夏川ミナ:「春海明日香。私からも良いでしょうか」
春海明日香:「ええと…たしか、夏川ミナさん。Undineの」
夏川ミナ:「はい。風紀委員をつとめています」
夏川ミナ:「ええとですね」
夏川ミナ:「アイドル。私もはじめての事だらけですし、なかなか他の方みたいに上手くはできませんけど」
夏川ミナ:「楽しいですよ。アイドル」
夏川ミナ:「諦めないで、よかったら……もう一度やってみませんか。春海明日香」
夏川ミナ:「楽しいですよ」
青海暉:「……」 目を閉じて聞いている
春海明日香:「えへへ……知ってる」はにかんだ笑い。
春海明日香:「上手く行かないことばっかりで、辛くて、もうやめたいって思ったけど…でも」
春海明日香:「みんなと一緒にアイドルするのは楽しいよ」
春海明日香:「みあちゃんも、彼方さんも、プロデューサーも、すごく頼りになって、すごく楽しい人…人?だし」
片山樋一:「人……」
夏川ミナ:「人……?」
青海暉:「あ、赤手さんと彼方さんは人だし」
青海暉:「じゃ、そう思うならさ。とりあえずするべき事はあるんじゃない?」
春海明日香:「うん。……うん」何度も頷いて、明日香はようやくはっきりと顔を上げる。
春海明日香:「私、もうちょっとだけ頑張ってみるよ。結果はうまくいかないかもしれないけど、最後までやってみる」
春海明日香:「きっと、将来のためには無駄にならないよ、ね?」
青海暉:「そう! それが今明日香ちゃんにできる事なら、そうするべし」
青海暉:「まあ、無理だったら無理だったで、別のやり方もあるんだから、あんまり自分を追い詰めないで」
春海明日香:「ありがとう。暉ちゃんも頑張って…って私が言うような事じゃないけど!Undineもきっと、いいユニットなんだね」ふわふわと笑う。
青海暉:「まあね! 私たちはこのままトップを取るからさ。ドリティアも頑張って追いかけて来てよ」
春海明日香:「えへへ、追いかけるよ!先導はよろしくね!」
夏川ミナ:「そう、私たちは最強です。いつでも相手になります」 胸を張る。
夏川ミナ:「ですよね。プロデューサー」
片山樋一:「俺今の流れでそこまで言い切る勇気ないんだけど!?」
夏川ミナ:「そうなのですか」
青海暉:「……プロデューサーが赤点番長なのが不安要素かなあ」
片山樋一:「いや、えっと、まあその……」
片山樋一:「やります!やってやるよ!ちくしょう!頑張れ!」
GM:ランキングは変動なし!ロイス調達あればゴー!
GM:なければシーンを終了しますよ
夏川ミナ:ロイスは……ダイオジュネスとチームメイトでうまっている!
夏川ミナ:調達します。強化素材。
夏川ミナ:2dx+1=>15
DoubleCross : (2R10+1[10]>=15) → 8[4,8]+1 → 9 → 失敗

夏川ミナ:だめ!以上です。
片山樋一:素材!能力訓練!
片山樋一:5dx+6>=15
DoubleCross : (5R10+6[10]>=15) → 10[3,6,9,10,10]+3[1,3]+6 → 19 → 成功

青海暉:明日香ちゃんへのロイスを変更 同級生/春海明日香/○期待/心配/ロイス
GM:ゲェーッ
片山樋一:ゲット!ミナちゃんへ!
青海暉:帰りにRメン買ってこよう
夏川ミナ:すごい!
片山樋一:Rメン番長かよ
青海暉:2dx+1=>5
DoubleCross : (2R10+1[10]>=5) → 7[3,7]+1 → 8 → 成功

夏川ミナ:Rメン4個も持ってるw
青海暉:これで四つ!
夏川ミナ:強化素材をゾディアックウェポンに使って、ジェミニ+1にします。
GM:Rメンマニアとしても有名な青海暉ちゃん
青海暉:四人で食べるためだよ!
青海暉:以上です
GM:あっそうとは
夏川ミナ:えらい……!
GM:以上でおk?
夏川ミナ:こっちはOK!
片山樋一:OK!
GM:◆ミドルシーン5 END◆

GM:◆ミドルシーン6◆登場PC…片山樋一(全員登場可)
片山樋一:片山樋一の侵蝕率を+7(1d10-1->8-1)した(侵蝕率:68->75)
夏川ミナ:夏川ミナの侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:61->68)
篠沢 蒼:1d10+68
DoubleCross : (1D10+68) → 9[9]+68 → 77

夏川ミナ:あがった!
青海暉:青海暉の侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:68->69)
GM:ではやることをレッスン・お仕事・ミニライブの中から選ぶがいい
夏川ミナ:私はシーンプレイヤーの時に一度グラビアを選ばせて貰ったので、委ねるプランです
青海暉:見せてもらおうか……プロデューサーの采配とやらを
篠沢 蒼:Pくんに任せる!
片山樋一:んだばまたお仕事しばきますか
GM:残る仕事は
・ラジオ出演<芸術:音楽><知識:芸能>
・握手会<意志>
・CM出演<交渉><知覚>

GM:の三つですね
GM:お仕事は全て終わらせる必要は無いので好きな物を選ぶといいです
片山樋一:前回時に握手会したいと言っている声があったと記憶しているので
片山樋一:そのへんでどうでしょう?
夏川ミナ:わー!やりたい!
篠沢 蒼:イエス!
青海暉:しましょう
片山樋一:それで!
GM:では握手会だ!
GM:----
GM:グラビア撮影により人気が高まったUndine、次の仕事はファンと直接触れ合う機会。すなわち握手会である。
GM:会場内は元々のファンに加え、お祭り騒ぎ好きのアカデミア生徒たちで結構な混雑だ。
一般生徒:「押すなー!押すなよ!」「はやく握手がしたい!」「こっち向いてー!」
片山樋一:「すげー混むのな。これかなり人気出てんじゃねえの?」
夏川ミナ:「握手するだけで良いのでしょうか?ファンの皆さんにお礼も申し上げたほうが?」
篠沢 蒼:「こんなの初めて……ちょっと緊張するかも」
片山樋一:「まあそのへんは時間見ながら!なんせ人多いからなあ」
青海暉:「おわー、こんなに……ブームがあるとはいえすごいなあ」
篠沢 蒼:「そうだねー。握手しながら、相手の目を見てお礼の一言、かな?」
片山樋一:「こういうイベント、女子も居るっちゃいるんだな。なんか意外だけど」
夏川ミナ:「握手をして……アイドルっぽく、お礼を……」 イメージトレーニングしている。
青海暉:「うーん、お礼、お礼……アイドルっぽく……」 手鏡を見て何かしている
篠沢 蒼:「ああ、心臓飛び出そう……ほんとに、僕がこんなことやってるなんて……」
警備係の生徒:「では、そろそろ始めてよろしいですか?」
片山樋一:「だいじょうぶ?行ける?」
篠沢 蒼:「むむっ」気合を入れて《完全演技》「はーい」
夏川ミナ:「“ジェミニ”、スタンバイOKです」
青海暉:「行かない訳にはいかないよ! こんなに来てるんだしね。バッチリさ」
片山樋一:「Undineオッケーっす!願いしゃーっす!」
GM:いよいよファンの列が動き始め、握手会が始まった。
一般生徒:「夏川さんっ!ユニット始める前から個人的にはファンなんすよぉ!応援してますーっ!」
夏川ミナ:一般生徒さんの手をとります。両手で。
夏川ミナ:「はい。ええと」
夏川ミナ:(アイドルっぽく……アイドルっぽく)
夏川ミナ:相手の目を見る。
夏川ミナ:「ええと……」
夏川ミナ:(篠沢蒼や、青海暉みたいに……)
夏川ミナ:「ありがとう」
夏川ミナ:「私、せいいっぱいがんばるから。よろしくね」
夏川ミナ:精一杯にこっと笑います。
一般生徒:「ぐはぁー!俺はもう死んでも手を洗わないィイ!」昇天……!
夏川ミナ:両手でぎゅーっと握ったまま、退路のほうによたよたと誘導して
夏川ミナ:次の人とまた握手していく!
片山樋一:視線の先、ファン列の奥のスタッフブースからサムズアップする。
夏川ミナ:(これが……これが)
片山樋一:「オッケーオッケー!完璧!」
夏川ミナ:(アイドル……!) 片山君にサムズアップしかえします。
一般生徒:「暉ちゃんかわいいよ!今、友達の間でもすごい流行ってるんだ!ライブやったら絶対行くからね!」
青海暉:「あははっ、ホント? ありがとうー!」
青海暉:「ライブはねえ、きっと近々やると思うんだ。だからそっちにも是非来てね。楽しくするから!」
一般生徒:「ほんとに?やったー!めっちゃ楽しみー!」
片山樋一:「いや勝手に決めないで!そりゃやりたいけどいろいろ調整とか!とか!」
青海暉:「だからこれからも目、離さないでね! 今日は来てくれてありがとう!」
青海暉:握手しつつのトークは、普段よりちょっとテンションを高くして笑顔を心がけているくらいで、変に演じたりはせず、友達と話すような感覚だ
青海暉:「大丈夫大丈夫、断定はしてないから……まあ、頑張れ、プロデューサー!」 片山くんに
一般生徒:「あのっ、お、おおお、応援、を、その、篠沢さんの」ガチガチに緊張した少年がおずおずと手を差し出しかけ、引っ込める。
一般生徒:「すいませんすいません……手汗が……」ごしごし手を拭いている。
篠沢 蒼:その手を取って握手します。
篠沢 蒼:「緊張するよね。私もすっごいどきどきしてる。……応援してくれて、ありがとう」
一般生徒:「はあああ…これからも応援します!ずっと見てます!」涙ぐんでいる。
篠沢 蒼:「えっと……こんなイベント初めてで、何話せばいいのか分かんないけど」
篠沢 蒼:「来てくれて嬉しいよ。これからも、もっともっといろんなことに挑戦したいから、私たちを支えてほしいな」
篠沢 蒼:にこっと笑って首を傾げる。
片山樋一:「うーん……俺もしれっと並べねえかなあ」
一般生徒:「うあー……来てよかった…生きててよかった…!」
片山樋一:「あっやべっマイク入ってた」
篠沢 蒼:「むっ、プロデューサー意識が足りてないよ」横目で睨む。
GM:ファンも大喜びの握手会だが、いつまでたっても列が途切れない。
GM:一人一人との握手は苦にもならないが、十人、百人、千人…ともなると重労働だ。
篠沢 蒼:千人!?
GM:なんか面白そうな事やってるから並んだ生徒もいっぱい居るのです。
夏川ミナ:これだからアカデミアは!
篠沢 蒼:アカデミアの人たちはノリがいいなぁ
青海暉:祭りだからねえ
青海暉:従者混じってそう
GM:加えて会場内はファンの熱気がこもり異様な暑さ。空調がうまく働いていないのかもしれない。
GM:ここからは君たちのアイドル根性が試される。
GM:<意志>判定で難易度は9!
夏川ミナ:意志!
青海暉:意志なんてない……
夏川ミナ:3dx=>9
DoubleCross : (3R10[10]>=9) → 8[6,8,8] → 8 → 失敗

夏川ミナ:うわー
篠沢 蒼:《代謝制御》で身体機能と感情をコントロールします!
GM:おお…
青海暉:だが私にはフォールンスプライトがある!ダイス+3D!
GM:あ、ミナちゃんボーナスボーナス!
夏川ミナ:!
夏川ミナ:+2でしたっけ!
GM:そう!達成値+2あるから成功です!
夏川ミナ:やったー!
GM:蒼ちゃんにはダイス+2のボーナスをあげよう。
夏川ミナ:グラビアの経験が生きました。
篠沢 蒼:やったー!
GM:いいイージーエフェクト持ってるなあ
篠沢 蒼:7dx+1+1+2
DoubleCross : (7R10+1+1+2[10]) → 10[5,5,5,7,9,9,10]+10[10]+5[5]+4 → 29

GM:!?
青海暉:握手の鬼だ
片山樋一:ド根性だ
篠沢 蒼:すっごいがんばった
青海暉:5dx+1+2
DoubleCross : (5R10+1+2[10]) → 5[1,1,2,3,5]+3 → 8

青海暉:あっ失敗
夏川ミナ:フォールンスプライトー!
青海暉:フォールン・無力・スプライト
篠沢 蒼:なんたることだ……
GM:片山くんもシンクロ判定が可能だ。何らかの好きな技能で判定しよう
GM:その後各自の演出に入ると良いのではないでしょうか。
青海暉:多分あれだな、握手一度一度の会話が長くなって、列が詰まったり喉が痛くなったりしたのだろう。そして片山くんの忠告も聞かなかったのだ
片山樋一:みんなとおなじ意志でいきます。
片山樋一:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 7[6,7] → 7

夏川ミナ:プロデューサーにはボーナスはつかないんでしたっけ?
片山樋一:意志薄弱……
GM:つかないです!
GM:こうなると、絆ポイントは青海ちゃんがゲット
夏川ミナ:差別!
青海暉:意志薄弱者同士の絆……
GM:失敗はしたけど二人の絆は深まったという感じですね
篠沢 蒼:倒れた青海ちゃんを介抱したり……
夏川ミナ:抱っこしてベッドに運ばないといけないですしね
青海暉:青海は倒れるまで頑張るタイプではない気がするなあw
夏川ミナ:そこらへんはクレバーですよね、青海ちゃんw
青海暉:サボり方を知っているのだ。きっと飲み物買ってきてくれたりしたのだと思う
篠沢 蒼:要領がいいw
夏川ミナ:じゃあ、こっちは成功したのでちゃくちゃくと握手を続けてます。チルドレンの訓練の方が厳しかった!
夏川ミナ:「あっ」
夏川ミナ:「申し訳ありません。少しだけ待って頂けますか」
夏川ミナ:順番が回ってきた生徒さんに声をかける。
一般生徒:「へ?」
夏川ミナ:「どうにも……この衣装の」 胸元に手を伸ばし、
夏川ミナ:「もこもこが……暑いもので」
夏川ミナ:ふわふわの飾りを取る。
夏川ミナ:だいぶ肩~胸元がさっぱりしたので、暑さも和らいだ気がする!
夏川ミナ:「申し訳ありません。見苦しいと思いますが、クール……クールビズ……?でご容赦下さい」
夏川ミナ:普通に握手します。
一般生徒:「かっ、カゲキで最高ー!」
夏川ミナ:(クールビズはなんか違う気がしますが、おそらく大丈夫ですね) 握手します。にっこり。
片山樋一:「あの、暑い中マジですいませんですけど」
片山樋一:「夏川の剥がし担の人、こっから忙しくなると思うんですいません、よろしくおねがいします」
剥がし担:「問題ない。任せておけ……」
篠沢 蒼:アイドルアドレナリンの分泌により軽やかに握手を続けています。ナチュラルハイ。
篠沢 蒼:「あっ」順番が回ってきた生徒に見覚えがある。数少ない以前からのファンだ。
篠沢 蒼:「来てくれたんだ、ありがと!」笑顔で手を取ります。
篠沢 蒼:「こんなに長い列なのに、並んで待ってくれたんだね。お待たせしました」
以前からのファン:「いやいや。すごい盛況で、俺も嬉しいよ」
篠沢 蒼:「へへ。そうやって応援してくれたおかげで、こんなにファンの人達も増えて」
篠沢 蒼:「ほんとのアイドルになれたんだなって気がする。キミのおかげだね」
篠沢 蒼:「アイドル、続けててよかった」
以前からのファン:「蒼ちゃん自身の魅力だよ!あ、体調とか気を付けて、頑張ってね!」
青海暉:「あははっ、それじゃねー!」 握手していた相手を見送る
青海暉:ちょっとした知り合いがで、もちろん長話というほど長話はしなかったが、つい話が弾んでしまったのだ。少し咳払いをして、次のファンを見る
青海暉:(……んー、ちょっと列溜まってる……のかな。あんま話すの良くないかな……?)
GM:そんな懸念が頭をよぎったその時!
フリースタイル番長:「Undine調子いいね ここ握手会 俺は高井スカイ Check it out!」
青海暉:「えっ」
青海暉:「高井……え、えっと……?」 とりあえず手を差し出す
フリースタイル番長:「俺ならば握るのは手よりマイクロフォンでライムするぞ」
GM:珍客の乱入に周囲がザワつきはじめている。
青海暉:「……え、えっと……何だ……つまり……」
青海暉:「手よりマイクロ……ああ、マイク? 必要? 出す? えい!」 《万能器具》でマイクを作って差し出す
片山樋一:「いやマイク出すとまずいよそれ!」
片山樋一:「あー……ちょっとそっち行く!」
青海暉:「わ、あわ、まずいかまずいか! えーとえーと……」 ちょっと疲れた所を突かれて(つかれただけに)完全にペースを崩されている!
フリースタイル番長:「Yeah RAPできないアイドルならお呼びじゃないって態度取るぜタイトル返上!」
青海暉:「か、片山くん! この人の言ってること、わかるようでわからない!」
片山樋一:「高井先輩悪い人じゃないんだけどちょっとね!世界観がね!」
青海暉:「せかいかんとは……おわわ、と、とにかくごめんなさい! 私はその、ええと」
片山樋一:「ごめんちょっとマイク貸して!」
青海暉:「ラップは……あ、はい、片山くんどうぞ!」 渡す
片山樋一:「あざす!えー……」
片山樋一:「えー、Undineの握手会にお集まりの皆さん、ありがとうございます」
片山樋一:「これからですね、ちょっとゲリライベントをですね、開かせていただこうと思います」
青海暉:「えっ」
片山樋一:「今から30分後、向こうのステージで、フリースタイル番長のラップショーを行います!」
片山樋一:「握手会は並行してスケジュール通りやってもらいますんで、興味のある方はそっちもチェックしてみて下さい!」
片山樋一:「ということで!高井先輩は準備の方をよろしくお願いします!俺も同道しますんで!」
青海暉:「あー……うん、そういう事……なので!」
青海暉:ようやく事態を飲み込めた
片山樋一:「悪い!ってことで今からちょっと外す!すまん!」
フリースタイル番長:「ウェイヨー」(上機嫌で退場)
青海暉:「あっ、うん、いってらっしゃい! なんか、ゴメン!」
片山樋一:「途中で離れんのよくないと思うけどさ……あんま思いつかなくて……!」
青海暉:「いや、そんな全然! 助かったよ! 私はちゃんと私でやるから!」
片山樋一:「あ、でもまた変な……げふん、ごふん、個性的な人来たら呼んでね」
片山樋一:「ぜってー駆けつけてなんとかするんで」
青海暉:「うんっ、頼るよ。私もちゃんとするようにします!」
片山樋一:「じゃあよろしく!あああ勝手なことしたからスタッフに後で怒られる……」ボソボソ言いながら駆け出す。
GM:協力して危機を乗り越えた片山樋一と青海暉の絆が、少し深まった気がする……!
GM:お仕事成功…1000pts
GM:達成値ボーナス…290pts
夏川ミナ:リザルト画面w
夏川ミナ:礼装ドロップしたかなあ
GM:◆百花繚乱アイドルチャート◆
1.♪集めよ乙女よ薔薇の花/ダイオジュネス・ラブ(11097pts)
2.♪ハートをのみこんで/Sh-Rink(9122pts)
3.♪ブルー・ブルー・ハルシオン/ACODES(8889pts)
(中略)
12.♪神様のダイス/Dream Tears(7588pts)
(中略)
55.♪翡翠/しぶみん(2993pts)
56.♪君のハートをモザンビークドリル/山ガール・ツインズ(2812pts)
57.♪Next step!/Undine(2505pts)

片山樋一:チームDTすげー上がってる
夏川ミナ:ドリティア!?
青海暉:ドリティア!?
夏川ミナ:やだ……つよすぎ……
篠沢 蒼:いきなり12位
篠沢 蒼:ば、馬刺しにするしか・・・
GM:プロデューサーを馬刺しにする行為は禁止されていますよ
GM:というわけでこのシーンは終了
GM:ランキングに対するリアクションとかは次のシーンでやってもいいのだ。
GM:ロイス、調達あればどうぞ
篠沢 蒼:ロイスは特になし!
夏川ミナ:Rメンを買います!
篠沢 蒼:調達どうしようかな……
青海暉:ウス。絆が少し深まった気がするので、片山くんにロイスを取ります
夏川ミナ:いや、応急手当キットにしよう。
夏川ミナ:2dx+1=>8
DoubleCross : (2R10+1[10]>=8) → 10[6,10]+10[10]+7[7]+1 → 28 → 成功

夏川ミナ:は、はい……どうも……
片山樋一:強化素材でも狙う!能力訓練!
青海暉:同級生/片山樋一/○信頼/赤点/ロイス
片山樋一:5dx+6>=15
DoubleCross : (5R10+6[10]>=15) → 10[1,5,9,10,10]+9[5,9]+6 → 25 → 成功

GM:片山くん何なの
青海暉:調達はー
片山樋一:OK!自分の槍の攻撃力を強化しよう。
篠沢 蒼:応急手当にしておこう
篠沢 蒼:5dx+6>=8
DoubleCross : (5R10+6[10]>=8) → 8[1,3,7,8,8]+6 → 14 → 成功

篠沢 蒼:以上!
片山樋一:あ、おわりです!
片山樋一:ロイス埋まってるので!
GM:ういす!
青海暉:アレ買おう。自動巡回ソフト
夏川ミナ:こっちもロイスは埋まってるので、以上です。
青海暉:2dx+1=>5
DoubleCross : (2R10+1[10]>=5) → 9[6,9]+1 → 10 → 成功

青海暉:購入。以降のウェブor噂話の情報収集判定に+1D
青海暉:以上です
GM:オーケイ。
GM:◆ミドルシーン6 END◆

GM:◆ミドルシーン7◆登場PC…夏川ミナ(全員登場可)
夏川ミナ:シーンプレイヤーいっぱいやってるので、蒼ちゃんか青海ちゃんが出るなら
夏川ミナ:お仕事とかレッスンの決定権はそっちに投げますw
夏川ミナ:とりあえず、出る!
GM:やさしさ。
夏川ミナ:夏川ミナの侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:68->73)
青海暉:青海暉の侵蝕率を+3(1d10->3)した(侵蝕率:69->72)
GM:お、ついに追い抜いた
夏川ミナ:わおわお!
青海暉:俺の屍を越えていけ……ミナ!
篠沢 蒼:1d10+77
DoubleCross : (1D10+77) → 7[7]+77 → 84

夏川ミナ:7が多い
篠沢 蒼:幸運っぽい
GM:では何をするか選びましょう
青海暉:プロデューサーは不在だが、そろそろミニライブでもカマしてやりたいと思っていました
篠沢 蒼:気が合いますね
篠沢 蒼:未知への挑戦行っちゃいましょう
GM:ワーオ
片山樋一:片山樋一の侵蝕率を+7(1d10-1->8-1)した(侵蝕率:75->82)
片山樋一:not不在!みまもり!
GM:とうとう来たなこの時が
GM:ミニライブの会場は難易度により三種類に分かれています。
GM:ミニライブ
ケラスス前特設ステージ …獲得ファン数:4000~5000 判定難易度:低
アカデミアタワーステージ…獲得ファン数:4500~6000 判定難易度:中
野外グラウンドステージ …獲得ファン数:5000~7000 判定難易度:高

夏川ミナ:ほうほう
夏川ミナ:高いのを狙って……みる……?
篠沢 蒼:ドリティアに追いつくには5000では少し足りないくらいですね
青海暉:うーん、アカデミアタワー行ってみましょうか
片山樋一:一発で10000超えは厳しいので
夏川ミナ:あっターゲットを絞っている!クレバー!
片山樋一:低か中でいいと思うんですよね
篠沢 蒼:タワー行ってみましょうか
GM:ではアカデミアタワーステージでよろしいでしょうか
片山樋一:タワー!それで!
GM:OK
青海暉:行くぜ!
夏川ミナ:わーい!
篠沢 蒼:ゴー!
GM:ミニライブ会場 【アカデミアタワーステージ】
GM:アカデミアタワーに派手な電飾が取り付けられた空中ステージ 予算の事は気にするな
GM:気になるライバルユニットは…
夏川ミナ:「これはまた、派手ですね」
GM:12.♪神様のダイス/Dream Tears です。
夏川ミナ:「ものすごく派手だと言えます」
夏川ミナ:!
青海暉:来るのか……!
篠沢 蒼:対決!
青海暉:「タワーかあ」
片山樋一:「でけえ。パねえ」
青海暉:感慨深げに見上げる
篠沢 蒼:「いいのかな、こんな使い道で……」
片山樋一:「でもこれ、ろくに使い道ねえらしいし」
夏川ミナ:「はい。みんなが笑顔になれるのなら、それこそが正しい使い途だと思います」
片山樋一:「可愛い女の子に使われる方が、タワーの付喪神的なやつも本望なんじゃねえの」
夏川ミナ:「付喪神」
片山樋一:「あっそういうこと言えばよかった……」
篠沢 蒼:「聞いたことある」
片山樋一:「あんの」
篠沢 蒼:「タワーを建てるために犠牲になった一人の少年の話……」
青海暉:「えっ」
片山樋一:「えっちょっ待ってそれガチ系のやつじゃん!めっ!」
篠沢 蒼:「こういう場には相応しくなかったかな……」
青海暉:「私が聞いたのは、オーヴァートとそうでない人たちとの融和のために、一人の少年が何人もと絆を深めて……って話だったんだけど」
青海暉:「いや、だからって666メートルはバカだと思うけど」
片山樋一:「うん。バカだろ」
夏川ミナ:「GOサインを出した責任者の正気を疑います」
篠沢 蒼:「高すぎるよねぇ」
GM:と、そんな風に君たちが盛り上がっていると
GM:対戦相手であるDream Tearsのメンバーがやってきます。
青海暉:「まあ、高さ以外はさ! 私的には思い出深いんだよね。ほら、芸術祭のステージでやったのもこれネタだったし……」
夏川ミナ:「それで、ミニライブは我々の単独なので……」
夏川ミナ:「……単独では、ない?」 ドリティアの方を見る。
片山樋一:「や、単独でタワー抑えるなんて無理だって!」
青海暉:「私たちの歌とかって、結局数分くらいだもんね。そのために場所を取って観客を集めるなんて、できない訳で」
夏川ミナ:「一理あります」
片山樋一:「一回使う分だけでアホみたいに準備要るから、一流どころじゃないと一組で占有はムリ!」
青海暉:「……明日香ちゃん! ちゃんとやれてるみたいだね」
春海明日香:「あっ、暉ちゃん!今日はよろしくね!」
GM:ステージ衣装に着替えた春海明日香。この前とは打って変わって、全身からあふれ出すような輝きに満ちている。
片山樋一:「というかもっと言っちゃうと、俺らのほうがバーターなんだよね。向こうドリティアだし」
青海暉:「おお、すごいじゃん! 似合ってる似合ってる!」
夏川ミナ:「ドリティアの皆さん、本日はよろしくお願いします」 おじぎする。
片山樋一:「今最も勢いのあるアイドルグループ堂々の一位。すげえもんだよ。やっぱ先輩の手腕なのかな……」
篠沢 蒼:「ここ最近で急に伸びてきたよね、すごく」
篠沢 蒼:「よろしくお願いします」ミナちゃんに続いて礼。
春海明日香:「ありがと。Undineもかわいいよ!」
GM:明日香は余裕と自信にあふれ、もはや物理的に光っているようにすら感じられる。
夏川ミナ:「まぶしい」
青海暉:「しかし、うーん……人間、変わるもんだね。まさか明日香ちゃんがこんなに。へー」
GM:対照的に、赤手みあと長牧彼方はどこか浮かない顔をしている。(馬面番長は表情がよくわからない)
夏川ミナ:「いや、いや。私もアイドル、負けてられません」
篠沢 蒼:馬だから……
篠沢 蒼:「気の持ちよう……だけで、こんなに変わるのかな」
青海暉:「変わる……んじゃない? そういうもんじゃないかなあ、わかんないけど」 赤手さんと長牧さんは特に気にしない
春海明日香:「あ、そろそろ私たちの出番だね。準備しないと!行こう、みんな!」
片山樋一:「ていうかさ、いや、あれ、」
片山樋一:「光ってない……?」
赤手みあ:「う、うん…」
長牧彼方:「…じゃあ、お先」
馬面P:「ヒヒーン」
夏川ミナ:「……ふむ?」
夏川ミナ:「どうも、残りのお二人の様子がおかしいですね。何かあったのでしょうか」
片山樋一:「あ、ウィッス!よろしくお願いしゃ—っす!」
GM:すれ違いざま、馬面番長は片山君にそっと耳打ちをする。
馬面P:「…ヒヒーン」
片山樋一:「……」
片山樋一:(やべえ全然分かんねえ……!)
夏川ミナ:ちょっと不安げにドリティアを見送ります。
夏川ミナ:まるで、ドリティアの皆の元気をまとめて春海明日香が吸い取ったかのような違和感。
夏川ミナ:「何かあったのでしょうか……」
片山樋一:「何か言ったんだろうか……」
篠沢 蒼:「……分からないけど、今は気にしてる余裕ないな」
青海暉:「そうそう、今はライブだよ、ライブ! 初ライブインタワー!」
夏川ミナ:「はっ」
夏川ミナ:「そうです。初ライブインタワーです」
夏川ミナ:目が輝く。
篠沢 蒼:「うん、自分たちのライブに集中しないと。精一杯やりきろう」
青海暉:右手を前に差し出す 「やろうぜ!」
青海暉:あの手を重ねてオーッてするやつ
夏川ミナ:「やりましょう」 右手を重ねる
篠沢 蒼:「そうだね」右手を差し出す。
片山樋一:「あ、あのさ、これまじで本当に今更なんだけど」
片山樋一:右手を置く。「誰が合図とんのこれ。リーダー決まってなくない?」
青海暉:「あ、リーダー! 考えてなかったね、そういえば」
篠沢 蒼:「そういえば、確かに」
篠沢 蒼:「ずっとソロだったから、そういうの気づかなかった」
夏川ミナ:「私としては」
夏川ミナ:「やはり、経験の長い篠沢蒼が適任ではないかと考えます」
青海暉:「気が合う!」
青海暉:「私もそう思うなあ、やっぱり。なんだかんだでアイドルまだまだよくわかんない事多いし」
篠沢 蒼:「僕が?」つい変な声を出す。「えっと、皆を引っ張ったりできるタイプじゃない、けど」
夏川ミナ:「はい。篠沢蒼になら安心してこの身を任せられると感じます」
篠沢 蒼:「……そう、信じてくれるなら」表情を引き締め、うなずく。「応えるよ」
青海暉:「うん。今までの活動でそれはよく分かってるから」
青海暉:「任せる!」
篠沢 蒼:「それじゃ、えーっと……」重ねた右手に力を込めて。「Undine、ファイト!」
青海暉:「おーっ!」
夏川ミナ:「おー」 これをやるのは2回目なので、ちゃんとやり方はわかっている!
篠沢 蒼:「おーっ!」
片山樋一:「おーっ!」
片山樋一:「っしゃあ!じゃあ行って来い!」3人の背中を叩く。
青海暉:「うん。行ってくる!」
篠沢 蒼:「全力で!楽しんでくる!」
夏川ミナ:「はい。見守っていてくださいね、プロデューサー」
夏川ミナ:片山くんにお辞儀しててってこステージに向かいます。
GM:では、ミニライブのルールを説明します。
GM:ミニライブは【肉体】<芸術:><知覚><意志><交渉>のいずれかで判定していただきます。
判定は3回。難易度はアカデミアステージの場合5/7/9と上がって行きます。

夏川ミナ:ひえー
GM:途中で失敗しても3回の判定は最後までやってもらいます。
ただし、三回とも成功しないとファン獲得数は大幅に減っちゃうぞ。

夏川ミナ:あっでも知覚か。大の得意分野だ
夏川ミナ:ひえー
GM:なお、同じ技能による判定は行えません。
登場しているPCは必ず一回以上判定をする必要がありますので、
判定の順番と技能は相談して決めましょう。

青海暉:ちなみに対戦相手というのは……?
GM:対戦相手は、君たちと同様に3回の判定を行います。
GM:より達成値が高かった側が「ファンにウケた」扱いとなり、ファン獲得数にボーナスが付きます。
青海暉:なるほど
GM:プロデューサーは好きな技能で7以上を出せばPC一人にだけアシストが可能です。
達成値+3のボーナスを付けてください。

片山樋一:へい!
GM:何か質問などありますでしょうか
夏川ミナ:私は大丈夫!
篠沢 蒼:大丈夫です!
青海暉:<芸術:>判定、内容が違えば異なる判定って見なされます?
GM:芸術系は一まとめですね
青海暉:了解です
青海暉:大丈夫です!
GM:片山PもOK?
片山樋一:オッケーっす!
GM:それでは準備が整ったら先にドリティア側の判定をやっちゃいます。
片山樋一:お願いします!
青海暉:どうぞ!
夏川ミナ:ククク……前座ライブの力、見せてもらおう……
篠沢 蒼:どうぞ!
GM:揃いの衣装を着たDreamTearsのメンバーが、眩いスポットライトを浴びてステージに飛び出してくる。
GM:観客席から湧きあがる歓声。歌う曲はもちろん「神様のDice」!!
GM:ダイスがカタカナだった
GM:判定1回目…難易度5
赤手みあ:意志で判定します。
夏川ミナ:転べ……転べ……!
篠沢 蒼:邪念!
赤手みあ:4dx+2
DoubleCross : (4R10+2[10]) → 9[2,2,8,9]+2 → 11

夏川ミナ:超強いw
青海暉:やるじゃない
GM:判定2回目…難易度7
長牧彼方:知覚で判定します。
長牧彼方:8dx+3
DoubleCross : (8R10+3[10]) → 10[3,4,4,6,7,8,8,10]+3[3]+3 → 16

篠沢 蒼:強いよ!
青海暉:や……やるじゃない
GM:判定3回目…難易度9
春海明日香:<芸術:歌唱>で判定します。
春海明日香:16dx+3
DoubleCross : (16R10+3[10]) → 10[1,3,3,3,4,5,5,6,6,7,7,8,8,9,9,10]+6[6]+3 → 19

夏川ミナ:!?
夏川ミナ:なんだこいつら
青海暉:ア……ア……?
篠沢 蒼:すごい数振ってる!?
片山樋一:ひどい話だ
赤手みあ:「♪お願い神様 願いをかけてもまた私だけ肝心なとこでファンブル」
長牧彼方:「♪お願い神様 この恋だけはきっと出るはずクリティカル」
春海明日香:「♪祈りをこめて ダイスを振るよ One more chance!」
GM:ライブ会場のテンションは一気にヒートアップ!熱狂を超え、狂乱!
GM:興奮したファンがステージに上がろうとしては警備係に叩き落される!
篠沢 蒼:暴徒化してる!!
GM:DreamTears ライブクリア! 合計達成値…46
春海明日香:「ありがとー!みんなありがとー!!」
青海暉:「……」 真面目な眼差しでDreamTearsを、観客を舞台袖から見据えている
春海明日香:「この後はUndineの出番だよ!みんな、私たちと同じくらい応援してねー!」
片山樋一:「うわっすげープレッシャーかけてきやがる……」
篠沢 蒼:「言われちゃった」やや無理して、笑ってみせる。「負けてらんないねっ」
青海暉:「……いいじゃん。この熱気、この期待。最高のステージだよ」 面白そうに、唇の端に笑みを浮かべて
夏川ミナ:「も」
夏川ミナ:「も……も」
夏川ミナ:「も…………もん」
夏川ミナ:「もん……問題ありません」
夏川ミナ:「何も問題ありません」
片山樋一:「問題ありありじゃねーか夏川!」
夏川ミナ:冬を前にしたハツカネズミのように小刻みに震えている。
夏川ミナ:「UGNでコンセントレイトの訓練を受けており、問題ありません」
青海暉:「大丈夫だよ、大丈夫、ミナちゃん!」 励ますように肩を抱いて
夏川ミナ:「は、い」
篠沢 蒼:「ミナちゃんの魅力は、ミナちゃんだけしか持ってないんだから」ぽん、と頭を撫でる。
青海暉:「そうそう。あの人達を超えようとか、あの人達よりすごい事とか、あの人達に負けないようにとか、そういう事じゃないんだ」
夏川ミナ:「ミナちゃんだけの魅力を……」
青海暉:「私たちを、やろう!」
夏川ミナ:「そうですね。おっしゃる通りです」
篠沢 蒼:「うん。私たちにできることを。精一杯!」
夏川ミナ:「せっかくのライブを、心ゆくまで楽しみます」
片山樋一:「よし。んじゃ出番だ!かましてこい!」
夏川ミナ:「いってきます、プロデューサー」 両手で、ぎゅーっと片山くんと握手していきます。
夏川ミナ:「いってきます!」
青海暉:「うん。かましてく!」
篠沢 蒼:「しっかり見ててね!」
片山樋一:「あ、うんおう、いってらっしゃい……」
GM:熱いライトがステージに立ったUndineのメンバー達を照らす。その前には数千人の観客。
GM:熱心なファンが用意してきたらしいサイリウムが星のように瞬いている。
片山樋一:知覚でアシスト判定します。能力訓練を使用。
GM:ラジャー
片山樋一:8dx+1>=7
DoubleCross : (8R10+1[10]>=7) → 9[1,2,3,3,5,7,8,9]+1 → 10 → 成功

夏川ミナ:うひょー
GM:オーケイ!では達成値+3を誰に…?
片山樋一:ではミナちゃんに!
片山樋一:握手した際に、ネクタイピンを託しておいたことにしましょう。
GM:おおー
夏川ミナ:わー!
GM:イントロが流れ始める。歌う曲はもちろん「Next step!」
GM:判定1回目…難易度5
夏川ミナ:私が、いきます!
GM:どうぞ!
夏川ミナ:知覚判定!
GM:達成値ボーナスも忘れずにね
夏川ミナ:9dx+1+2+3=>5
DoubleCross : (9R10+1+2+3[10]>=5) → 9[3,4,4,8,8,9,9,9,9]+6 → 15 → 成功

GM:高!
篠沢 蒼:さっすが!
夏川ミナ:両手でマイクを握る。
夏川ミナ:もう一つ、マイクと一緒に握っているものがある。さっき握手した時に片山プロデューサーがくれた、ネクタイピン。
夏川ミナ:ボーカルレッスンの時に彼が弾いてくれたギターのリズムが蘇る。
夏川ミナ:(プロデューサーが、そばに居てくれる!
夏川ミナ:「♪————Next step 次の扉」
夏川ミナ:「♪新しい場所へ……」
夏川ミナ:マイクを持たない左手だけをゆっくりと動かす。左から右へ。
夏川ミナ:マイクを持たない左手だけをゆっくりと動かす。右から左へ。
夏川ミナ:表現力のレッスンで青海暉や篠沢蒼がやったように。存在しない扉が目の前にあるように。
夏川ミナ:「♪もっと大きく 一歩を————」
夏川ミナ:扉を開く。扉の中から、光があふれる。
夏川ミナ:その光に負けない——滝さんや夏澄さんのような、キラキラとした全力の笑顔を、ファンのみんなに向けて——!
夏川ミナ:「♪——もう止まらないっ♪ 踏み出してっ!」
夏川ミナ:「Next step!」
夏川ミナ:風紀委員をしているときは絶対に見せない、年相応の笑顔でスタートをきめる!
GM:いまだドリティアの余韻に浸っていた観客達もハッと我に返り、さらに大きな歓声が沸き起こる!
夏川ミナ:Aパートへのわずかな間奏の一瞬だけ、くるっとターンする時に片山Pに向けてウインクします。
夏川ミナ:「♪」
片山樋一:「うごっ……」
GM:判定2回目…難易度7
片山樋一:「うーっ!うーっあいつ!くそっ!くっそ……」
篠沢 蒼:行きます!技能は<交渉>!
篠沢 蒼:6dx+2+2
DoubleCross : (6R10+2+2[10]) → 6[1,2,3,4,5,6]+4 → 10

GM:成功だ!
篠沢 蒼:少し前まで、アイドルを辞めようと思っていた自分が、こんなキラキラしたステージに立っている。
篠沢 蒼:些細な偶然で皆と出会って、グループを組んで、アイドルはこんなに楽しかったんだと思い出した。
篠沢 蒼:「♪一生一度の晴れ舞台なのに」
篠沢 蒼:「♪なんだかんだトラブって」
篠沢 蒼:歌も踊りもダメで、自信をなくしていた時のことを考える。
篠沢 蒼:何も上手く行かなくて、自分のやっていることが無駄に思えて。
篠沢 蒼:「♪Unluckyのドミノ倒し」
篠沢 蒼:でも、それで終わりじゃなかった。
篠沢 蒼:アイドルに憧れる自分がやりたかったこと、それはただ歌うことでも踊ることでもない。
篠沢 蒼:伝えること。輝くものがこの世界にはきっとあると。
篠沢 蒼:「♪泣きたくなるよなバッドチューン」
篠沢 蒼:それでもまだ諦めないで、と、思いを込めて歌う。
篠沢 蒼:きっとあの偶然みたいな、素敵な出会いがあるから——
篠沢 蒼:振り付けの合間、片山くんに向けて微笑みます。感謝を込めて。
片山樋一:「う、う、さてはこいつら示し合わせてまた遊んでやがるな……!」
片山樋一:「わかってるのにめっちゃキュンと来ちまう……ちくしょう……」
GM:判定3回目…難易度9
青海暉:委細を思い出したりはしない。だが、心に残っている。明日香ちゃんの歌声。DreamTearsに浴びせられた歓声。
青海暉:今のチャート順位で留まるものじゃない、素晴らしい歌声で、素晴らしいパフォーマンスだった。
青海暉:そして青海暉という人間は……アーティストは。どんなものでも見て、感じて、取り入れて、次のステップに進んでいこうと決めた私は、そういう物を見てしまったら、
青海暉:——熱くならずには、いられない。
青海暉:ってことで行きましょう。《コンセントレイト:モルフェウス》+《巨匠の記憶》を使用します。判定は<芸術:ORA>。
青海暉:更に自分へフォールンスプライトの効果も適用。
GM:コンセがついに火を噴く…!
GM:判定をどうぞ!
青海暉:12dx8+8+2
DoubleCross : (12R10+8+2[8]) → 10[2,2,3,4,5,5,6,6,7,9,10,10]+10[2,9,10]+5[3,5]+10 → 35

青海暉:青海暉の侵蝕率を+4した(侵蝕率:72->76)
GM:!!
青海暉:ダンスの合間に、手にしたフォールンスプライトのコアに光を灯す。
青海暉:導光管で骨格を形作り、白い結晶の羽毛で飾り立て、ハーピーイーグルの『鎧』を生成。アイドルになる前、フォールンスプライトを借り受けてからずっと練習していた十八番だ。
青海暉:歌いながら、踊りながらでもできるくらいにもはや慣れ親しんだ行程。いつもとの違いは、"過程"を見せない、見せてはいけないことか。
青海暉:(この舞台……この観客……この瞬間!)
青海暉:大サビに入る直前、翼をばさばさと広げた輝く鷲を腕に乗せ、くるりと回転。観客の視線を誘い、放る。
青海暉:(私を……私たちの光を、
青海暉:見ろ!)
青海暉:「……Next、Step!」
Fスプライト:輝く鷲は曲の終わりに向け踊り歌うUndyneの合間を羽ばたき飛ぶ。ステージの光を受けて輝く粒子と羽毛を辺りへ振りまく。
青海暉:「♪次の時代、知らない未来へ!」
Fスプライト:ラストに向けて盛り上がる曲調に乗って、羽や粒子は観客席へ舞い飛ぶ。屋外ステージゆえの、風向きのイタズラ。あるいは、天命の祝福か。
青海暉:どっちでもいい。どっちでもよかった。そんな事に思い馳せる余裕すら、なかった。正確には、余裕を作る事もできないくらい、全ての力を注ぎたかった。
青海暉:「♪きっと何でもできるよ。悩んでるより——」
Fスプライト:フィナーレに向け、スプライトはステージから観客の頭上へ。
青海暉:「let it beでNext step!」
青海暉:マイクを持っていない腕を大きく振り上げる。
Fスプライト:それを合図に、輝く鷲の『鎧』は一際大きな光を放って砕け散る。導光管の一つ一つは結晶となり、羽毛の一つ一つはそのままに、観客たちの頭上へ降り注ぐ。
青海暉:「————」 決めのポーズを崩さぬまま、その様を見る。観客席を見る。……ちらりと、舞台袖の片山くんを見る。
青海暉:(……どうよ) 得意げな笑みを口角にだけ浮かべて、すぐに観客席へ意識を戻す。光の眩惑は、程なく終わるのだから。その時に見るUndineもまた、ベストの姿でなければいけないのだから。
片山樋一:「わあ……」大口を開けて見惚れている。
夏川ミナ:こっちもピシッ、と決めのポーズです。
篠沢 蒼:同じく、ぴったりとポーズを決めて静止している。
GM:ワアアアアアアッ!
GM:誰もかれもが夢中になり、会場が壊れそうなほどの歓声を送っている。
GM:Undine ライブクリア! 合計達成値…60
GM:ライブ成功…4500pts
GM:勝利ボーナス…1500pts
夏川ミナ:やったー!
GM:達成値ボーナス…210pts
片山樋一:「……いよっしゃあ!」1人で拳をぎゅっと握る。
篠沢 蒼:やったー!
青海暉:フフフ
GM:舞台袖でこちらを見ていた春海明日香もニコニコして拍手を送っている。
夏川ミナ:じゃあ舞台から退場して、まっさきにプロデューサーのところに走っていきます。
夏川ミナ:「プロデューサー!片山プロデューサー!」
夏川ミナ:「どうでしたか?キラキラしていましたか?」
片山樋一:「おう!おつかれ!めっちゃよかった!」
片山樋一:「キラキラ?ああ、キラキラ!」
夏川ミナ:「はあ……よかった……」
篠沢 蒼:舞台袖に退場して、数歩進み、すぐへたり込みます。
篠沢 蒼:「はは……すごかった」
片山樋一:「おい、大丈夫か?」
篠沢 蒼:「分かんない。ダメかも」答えて笑う。
篠沢 蒼:「ステージの上では、いつだって全力のつもりだったのに」
篠沢 蒼:「こんなに熱くなったのも、こんなに疲れたのも初めてで」
片山樋一:「その分めっちゃよかった。マジで」笑いながら手を伸ばす。
篠沢 蒼:「それと、こんなに楽しかったのも」
篠沢 蒼:「へへ……ありがと」手を取って立ち上がります。「あ——」
篠沢 蒼:つないだ手を、ぐいと引き寄せる。「ドギマギしてる?」
片山樋一:「へ?」
篠沢 蒼:「なんてね」ぱっと手を離してひらひら振る。「えへへ。楽しすぎておかしくなってるかも、僕」
片山樋一:「えっ……いやっ、その……」
篠沢 蒼:「今、すっごい幸せだもの」
夏川ミナ:「わかります」 その横から蒼ちゃんに抱きつきます。
夏川ミナ:「わかりますー」
夏川ミナ:「幸せです。とても」
篠沢 蒼:「ひゃい!?」
青海暉:「おや、おや、おや」 駆け足で舞台袖にはけて、そのまま緩やかに歩調を落とし
片山樋一:「……そうだな。俺たちもだ」
青海暉:「もー、感激しちゃってるのは分かるけど、ちょっとこれは」 両手で四角を作り、覗き込んで
青海暉:「シャッターチャンスじゃない?」
篠沢 蒼:「あ、わ!?青海さん、何やってるの!」
夏川ミナ:「しあわせです~」 ふにゃふにゃした顔で抱きついたまま。
片山樋一:「何バカなこと言ってんだ」青海さんを引っ張って二人にくっつける。
青海暉:「なにやってるのって、演出に使ったこの子を回収して戻ってきただけ!」 フォールンスプライトを見せて
篠沢 蒼:「もー、夏川さんも……」
青海暉:「あわっ」 引っ張られてくっつけられる
片山樋一:「ファンがね、求めてるのはこういう絵なの」一歩引いて3人の写真を撮る。
篠沢 蒼:口では色々言うものの、離れようとはしない。
夏川ミナ:「うむぬ」 青海ちゃんと蒼ちゃんでサンドイッチされます。
青海暉:「もー、まったく」 姿勢を直してカメラに向けてピース
夏川ミナ:「いえーい」
篠沢 蒼:「はーい、ピース!」
片山樋一:「おっいいね!さすが!」
片山樋一:「いやさ実際、すげーよかったよライブ!マジで!」
片山樋一:「下手したらドリティアより声援持ってってたもん。いや贔屓目とかじゃなくて」
青海暉:「ふふ、そうでしょそうでしょ。全然、負けてなかったと思う」
夏川ミナ:「はい。頑張りの成果が……ふふふふ。出たということです。ふふ」
夏川ミナ:「ふっふっふ~♪」
篠沢 蒼:「うん。……ふふ、うふふ」
片山樋一:「つーかさ、今だから言うんだけど、俺正直さ」
片山樋一:「夏川、厳しいかなって思ってたんだよね」
夏川ミナ:「む」
夏川ミナ:「じゃあ、今は?今はどうですか?」
片山樋一:「いやさ、顔可愛いんだけど、こう、笑顔で愛想振りまくイメージがなかったというか……」
片山樋一:「今?今はねー」
夏川ミナ:「今はねー?」
夏川ミナ:ニコニコしながら顔を覗き込みます。相当にアイドルモードになっている。
片山樋一:「めっちゃ可愛い。そうやって思っきし笑顔でさ……超良かった、うん」
篠沢 蒼:「ふふ。最強でしょ」
片山樋一:「最強だわ」
青海暉:「そうよー。ミナちゃん、笑ってなきゃもったいないくらいなんだから」
夏川ミナ:「いえ、いいえ」
夏川ミナ:「これは青海暉と、篠沢蒼と、プロデューサーがくれた笑顔です。ふふふふ」
夏川ミナ:「……次も、がんばります!」
片山樋一:「あとファンな!ファン!」
夏川ミナ:「そう!ファンのかたも、です!」
片山樋一:「次も決めてこうぜ。この調子ならさ、まじでダイジェネ超えもあるかもしれねえ」
篠沢 蒼:「次か、そうだ」ふにゃけた表情が少し引き締まる。「次があるんだね。また、こうしてライブできるんだね」
青海暉:「もちろん! 次はもっと派手にしよう、もっと盛り上げよう!」
片山樋一:「もちろん。次はもっとでけえハコ取ってみせる」
篠沢 蒼:「もっと大きく一歩を もう止まらない踏み出して——だね」
篠沢 蒼:言ってから照れ笑いする。
夏川ミナ:「はい。Next step……です」
青海暉:「そう、きっと何でもできるよ!」
篠沢 蒼:「それじゃ、次も!その次も!頑張ろう!」
GM:それではランキングの発表です。
GM:◆百花繚乱アイドルチャート◆
1.♪神様のダイス/Dream Tears(12278pts)
2.♪集めよ乙女よ薔薇の花/ダイオジュネス・ラブ(10990pts)
3.♪ハートをのみこんで/Sh-Rink(9100pts)
4.♪ブルー・ブルー・ハルシオン/ACODES(8765pts)
5.♪いたずらスクワルタトーレ/プレチピテヴォリッシメヴォルメンテ(8624pts)
6.♪Disziplin/ベアトリス・ハックマン(8519pts)
7.♪含羞ハニーキッス/ハニカム(8402pts)
8.♪永Q機関/パリンドローム(8288pts)
9.♪Next step!/Undine(8215pts)
10.♪犬ンダースのフラ/だんだんプリンセス(8210pts)

夏川ミナ:ひゃー!
夏川ミナ:ベアトリスハックマンwwww
片山樋一:うわーっ
青海暉:犬ンダースのフラ、犬要素なんもない歌なのやばすぎでしょ
青海暉:とはいえ9位か……上り詰めたな
篠沢 蒼:またちょっとまとめて突っ込みどころが
片山樋一:消化に時間をほしい
青海暉:あっドリティアもちゃんと1位になってんのか
夏川ミナ:DTつっよいなー
GM:ですね。ライブの判定自体は成功していたので
夏川ミナ:それにくらべてダイオジュネス・ラブ!情けない奴らよ!
篠沢 蒼:ディオ……ジュネス・ラブを超えた!
GM:ではこのシーンは終了!
GM:例によってロイス・調達あればゴー
青海暉:ロイスは特になし。調達は……
篠沢 蒼:ミナちゃんへのP感情を庇護→親愛に変更します。Pが表のままで。
青海暉:ああ、明日香ちゃんロイスを変更します。○期待/心配 から○感服/脅威 へ
GM:ラジャー!
青海暉:調達は応急手当でも取っとこう。余す気がするけど一応
青海暉:2dx+1
DoubleCross : (2R10+1[10]) → 8[2,8]+1 → 9

青海暉:うむ
夏川ミナ:やったー親愛!
篠沢 蒼:調達は……片山くん、ブルーゲイルとか使います?
片山樋一:あれば使うかもしれないけどそんなに有用性はないかなあ
篠沢 蒼:となると買うものがないな……応急手当いっときます
夏川ミナ:片山くんにすごい褒めてもらえたので、P感情を親近感から幸福感にしておきます。
篠沢 蒼:6dx+6 調達
DoubleCross : (6R10+6[10]) → 9[1,2,5,6,6,9]+6 → 15

夏川ミナ:そしてうーん、そうだなー。ブルーゲイル。
夏川ミナ:もしとれたら一応片山くんに渡すくらいかな
夏川ミナ:2dx+1=>20
DoubleCross : (2R10+1[10]>=20) → 9[2,9]+1 → 10 → 失敗

夏川ミナ:駄目!以上です。
篠沢 蒼:以上!
青海暉:私も以上でーす
片山樋一:ブルゲ狙ってみます
片山樋一:能力!訓練!
篠沢 蒼:あっしまった
篠沢 蒼:ロイス枠まだ1つあった!
GM:おお
片山樋一:5dx+6>=20
DoubleCross : (5R10+6[10]>=20) → 8[2,4,4,8,8]+6 → 14 → 失敗

片山樋一:ダメ!以上です。
夏川ミナ:そうか、蒼ちゃんは
夏川ミナ:青海ちゃん初期ロイスだから一つ空くんだ
篠沢 蒼:アイドル/春海明日香/感服○/脅威/ロイス 取得します。これでフル!
青海暉:なのだ
篠沢 蒼:なのでした
篠沢 蒼:改めて、以上!
GM:ういす!じゃあカットします
GM:◆ミドルシーン7 END◆

GM:◆ミドルシーン8◆登場PC…夏川ミナ(全員登場可)
夏川ミナ:夏川ミナの侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:73->74)
夏川ミナ:おお
GM:あがんねーw
夏川ミナ:おおじゃないな
青海暉:青海暉の侵蝕率を+3(1d10->3)した(侵蝕率:76->79)
篠沢 蒼:1d10+84
DoubleCross : (1D10+84) → 3[3]+84 → 87

篠沢 蒼:おお
GM:ミナちゃんが伝染した
GM:片山Pはお休み…ということで
GM:プロデューサー不在のピンチをアイドルだけで乗り切る!
GM:どちらのお仕事を選ぶかね?
GM:・ラジオ出演   <芸術:音楽>
・CM出演     <交渉>

夏川ミナ:CMは、なんか演出についてプロデューサーが口出せそうなので個人的にはラジオかなあって思うんですけど
夏川ミナ:どうですかに!
GM:いい読みだ。
青海暉:同意しますわに!
篠沢 蒼:いいですうに!
夏川ミナ:('x')
GM:あ、ちょっと技能間違えてた
GM:・ラジオ出演<芸術:音楽><知識:芸能>
・CM出演<交渉><知覚>

GM:こうですね。
青海暉:行きましょう、ラジオ!
夏川ミナ:ラジヲの時間だ!
篠沢 蒼:きゃにゅーひあまいれーでぃお
GM:ラジオ!
GM:----
GM:無事にライブを成功させた君たちの人気は急上昇中!
GM:片山Pがラジオ番組出演のオファーを取り付けてくれたぞ。感謝するように
夏川ミナ:ははーっ
篠沢 蒼:平伏しよう
青海暉:祀ろう
アルファ井東:「アカデミア・ミュウージックチャンネォ~ウ!」
夏川ミナ:「いつもながら、テンションの高い方ですね」
GM:報道部二年・アルファ井東のタイトルコールをバックに、軽快なBGMが流れ出す。
アルファ井東:「右も左も、猫も杓子もアイドルアイドル!今やアカデミアは空前のアイドルブームだぜ!」
アルファ井東:「そんなわけで今日はその中でも赤丸急上昇中の!Undineの三人に来ていただきましたー!ヒョーウ!」
夏川ミナ:「誰から挨拶する?」って感じで二人を見ます。
アルファ井東:「この、スタジオの香りをリスナーのみんなにお届けできないのが残念だぜ!ハハハ!」
青海暉:どうぞ、って感じで蒼ちゃんに手を差し出す
篠沢 蒼:小さく手を上げ、「こんにちはー!篠沢蒼ですっ!」元気な挨拶!
篠沢 蒼:次は青海ちゃんに手を差し返す。
青海暉:「はーい、こんにちは! 青海暉で……す!」 ミナちゃんへ
夏川ミナ:「こんにちは」
夏川ミナ:「高等部一年生、風紀委員の夏川ミナです。ランクはAのスペシャリストで、16歳で、ええと……」
夏川ミナ:身長とかの個人情報とかまで全部話しだそうとして、多分スタッフに止められます。
青海暉:(ここは短め短め!) 両手で圧縮するような動き
篠沢 蒼:「はい、ミナちゃん長い長い~!」
アルファ井東:「は、はい、元気な挨拶ありがとうございマスッ!」
アルファ井東:「このようにファンの皆さんからお便りもたくさん届いておりまーす」
アルファ井東:「このようにって言ってもね~ラジオだから見えないんだよねーこれ」
GM:机の上に段ボールに入ったファンレターがたくさん。
夏川ミナ:「すごいです。こんなにいっぱい来ています」
篠沢 蒼:「これ全部ですか?」いかにも驚いたふうに。
青海暉:「ラジオだから見えないーって定番だけど、ホントにあるもんなんだねー」
アルファ井東:「すごいでしょ~?番組宛にもたくさんお便り届いておりますありがとうございまーす」
夏川ミナ:「ありがとうございます」 ラジオなのに律儀に頭を下げる。
青海暉:「ありがとうございまーす! ほんと嬉しい!」
篠沢 蒼:「ありがとうございまーす!」
アルファ井東:「いや実際もう君たちの人気すごいんだけどどうですか?ランキングベスト10入りの感想は」
篠沢 蒼:「えー、そう言われてもランクインの実感は全然ないけど、そうだなー……」
篠沢 蒼:「私はずっとソロでアイドルやってたんですけど、その頃と比べるとファンの人がすごくいっぱいいて」
篠沢 蒼:「こんなにたくさんの人に見てもらえて、好きになってもらえるのはすっごく嬉しいな、って思います」
篠沢 蒼:アイドル的模範解答だ。
夏川ミナ:「篠沢蒼はずっと頑張ってきたので、古参のファンの方もいらっしゃるのが凄かったですね」
青海暉:「そうだねえ。ファンの人にとってはやっと! って感じなのかな」
篠沢 蒼:「えへへ……ずっと支えてきてくれた人、ありがとう」
夏川ミナ:「青海暉はどうでしょうか。私は先日まで普通のいち生徒でしたから」
夏川ミナ:「正直、自分がベスト10入りのアイドルなのだという実感がいまいち薄いのですが」
夏川ミナ:「ファンの皆様から握手やサインを求められると、夢なのではないかと思ってしまいます」
青海暉:「私はほら、ORAやってて、たくさんの人に見せたり見られたりってのは結構あったから、そういう意味だとものすごーく新鮮って訳じゃないんだよね。地続きっていうか」
夏川ミナ:「あ、そうか。そうでした」
青海暉:「でもやっぱり、以前に比べるとファンっていうか、見られ方が違うって感じるかなー」
夏川ミナ:“青海はORAやってるもんな”というプロデューサーの口癖がフラッシュバックする。
青海暉:「前は舞台上で私が作り出すものだけを見てもらっていた。もちろんそれはアーティストとしては本望だけど」
青海暉:「今は私の全部を見られてるって感じ? だからね、今の方がファンの人たちを身近に感じる!」
夏川ミナ:「そうですね。わかります」
夏川ミナ:「私も、風紀委員ではなく一人の女の子として見て貰えるのはとても嬉しくて、これまでとは違って、新鮮です」
篠沢 蒼:「確かに、そういうのってアイドルならではかも」
アルファ井東:「いいねいいねーそういうコメントが欲しかったッ」
GM:終始和やかなムードで、予定通りに収録は続く。何のトラブルも、アクシデントもなく…
夏川ミナ:楽なお仕事だったな~
GM:だが!収録もそろそろ終わりかというそのタイミングで!
アルファ井東:「あいた……いたたた」
アルファ井東:「えっ、お腹痛いめっちゃお腹痛い」
夏川ミナ:「それで、生徒会の滝瑞果さんとエリス・トリオンが……」
青海暉:「えっ大丈夫ですか」
篠沢 蒼:「だ、だいじょうぶですか!?」
夏川ミナ:「アルファ井東先輩?」
アルファ井東:「ごめんちょっと俺トイレ行ってくるから」
アルファ井東:「トークか歌で繋いどいて!ヨロシク!」
夏川ミナ:「えっ」
GM:アルファ井東は《瞬間退場》で退場します
篠沢 蒼:瞬間退場ww
青海暉:「エネミーエフェクト!」
夏川ミナ:敵じゃねーか!
篠沢 蒼:「い、いきなり!?」
夏川ミナ:「すごい勢いで行ってしまいましたね」
GM:あとに残された君たちはアドリブで対応しなくてはならない!失敗すれば放送事故!
青海暉:「……お、おー。あるんだねえこういう事」
篠沢 蒼:すでに事故ってる!!
GM:ほんとだ
GM:というわけで<芸術:音楽>か<知識:芸能>で9以上を出しましょう。
夏川ミナ:「なんとかしましょう。もしラジオが失敗したらファンの皆さんはがっかりし、プロデューサーも泣いてしまいます」 マイクONのまま喋っている。
篠沢 蒼:「じゃあどうする?……歌っちゃう?」
青海暉:「ストレートに言うなあそういう事!」 話しながら、スタッフさんに向けて目配せしている。音楽とか用意して欲しい感じだ
GM:スタッフは普通に大慌てしつつ、要求には協力してくれるでしょう
篠沢 蒼:<芸術:音楽>で振ります!
夏川ミナ:やれ!いけ!リーダー!
篠沢 蒼:アイテムもろもろでダイス1個、達成値+2
青海暉:やれーッ!
篠沢 蒼:4dx+2+2+2>=9
DoubleCross : (4R10+2+2+2[10]>=9) → 4[2,2,3,4]+6 → 10 → 成功

GM:おおー
篠沢 蒼:ぎりぎり!
夏川ミナ:つよーい!
青海暉:問題ない!
青海暉:おっと、歌うのはお前だけじゃないぜ!
青海暉:振ります。
青海暉:8dx+1+2
DoubleCross : (8R10+1+2[10]) → 10[2,3,4,5,7,7,10,10]+3[1,3]+3 → 16

GM:おおう!
篠沢 蒼:強い!
夏川ミナ:こっちも一応振ってみます。芸術:音楽。
夏川ミナ:9dx=>9
DoubleCross : (9R10[10]>=9) → 10[1,4,4,6,8,8,8,9,10]+3[3] → 13 → 成功

夏川ミナ:二人のように芸術の素養も、これまでに培ってきた経験もないので
夏川ミナ:ただ、素の身体能力!スペック頼みで歌う!
青海暉:「こういう所では、あんま声出しちゃうと逆にザラザラになっちゃうからね」
青海暉:「いつもより控えめな感じで、だけどお腹には力入れて、歌ってこう」 ここまでマイク押さえて言って
青海暉:「それじゃMCのピンチでラジオもピンチな現状を繋いで行こう! 音楽お願いします!」
青海暉:んで歌う感じで
篠沢 蒼:「難しいこと言うね……でもまあ、やるからには精一杯」
篠沢 蒼:突然のことで準備不足は否めないが、二人に合わせて歌い切るぐらいはしてみせる。
篠沢 蒼:【感覚】1でも積み重ねてきた経験はあるのだ。
GM:突然のアクシデントから生歌で繋いでみせるアイドルの心意気!
GM:それまで流し聞きだった生徒たちも、思わず足を止めたり手を止めたりして聞き入る。
篠沢 蒼:「♪Next step 次の時代 知らない未来へ
篠沢 蒼:♪ きっと何でもできるよ
夏川ミナ:「♪~ ♪~」 歌っているうちにアイドルスイッチが入り、笑顔になってきている。
篠沢 蒼:♪ 悩んでるよりlet it beでNext step!」
青海暉:「♪悩んでるよーりlet it be!」
篠沢 蒼:歌いきって、二人に笑顔を向けます。
青海暉:歌い終え、曲が終わる前にぐっとサムズアップする
夏川ミナ:にーっと蒼ちゃんに笑い返す。普段絶対見せない顔。
GM:ちょうど歌の終わったタイミングでアルファ井東も戻ってくる。
青海暉:蒼ちゃんへ笑みを返し、それからスタッフにもサムズアップ
GM:もちろんスタッフのみんなもサムズアップを返すぞ!
アルファ井東:「いや~申し訳ない!そして今週はここでちょうど放送終了の時間ですねー」
アルファ井東:「今日のゲストはUndineのみなさんでした!アリガトーウ!」
篠沢 蒼:「遅いですよー!もうこの番組乗っ取っちゃうとこでしたよ」
青海暉:「っていうかほとんど乗っ取っちゃってたね!」
篠沢 蒼:「そうかも?」
夏川ミナ:「みんなー、またねー」 マイクに手を振る。
篠沢 蒼:「聞いてくれた皆さん、ありがとうございましたー」
青海暉:「ばいばーい!」
GM:番組終了のジングルが流れ、放送は終了。マイクオフになったところで井東は平謝りである。
アルファ井東:「いやいやほんと申し訳ない…なんか急にお腹が痛くなっちゃって。変な物は食べてないんだけどな~」
アルファ井東:「放送前にダイオジュネス・ラブのカルディエちゃんに貰ったクッキーくらいしか…いやあハハハ、関係ないか」
夏川ミナ:「えっ」
青海暉:「いきなりお腹痛くなる事ってたまにあるからねえ。変に耐えられても落ち着かないし、結果オーライってことで!」
篠沢 蒼:「いいですけどー、頑張ってもたせたんだから評価してくださいね?」
篠沢 蒼:「具体的には、またゲストに呼ぶとか」
アルファ井東:「え?あはは、しっかりしてるなあ!考えておきましょう!」
篠沢 蒼:「えへへ、約束ですよ!」にこっと営業スマイル。
GM:手を振り、業界人走りで去っていくアルファ井東…
GM:そして、入れ違いになるようにキミ達の背後からくすくすと笑い声が聞こえる。
夏川ミナ:「……。……」
青海暉:「蒼ちゃんうまいなー。またお願いしまーす!」
青海暉:「……で、だ。ダイオジュネス・ラブ?」
夏川ミナ:「ダイオジュネス・ラブ……  ?」 後ろを振り向きます。
カルディエ:「……思ったよりトラブルに強いのね」
篠沢 蒼:「トップから転がり落ちて、お尻に火がついた?」
プラネ:「別にー?ランキングに、そんなに興味ないもんね」
青海暉:「犯人は現場に戻るってね」 椅子に寄りかかって 「トラブルはむしろチャンスにしちゃいました。よしなよ、せせこましい真似」
夏川ミナ:「カルディエ。プラネ」
マスターブレイ子:「フン。だからやめておけと言ったんだ」
夏川ミナ:「……」 物陰に目をやる。長身の女性。
夏川ミナ:「……マスターブレイ子」
篠沢 蒼:「マスターブレイ……子」
夏川ミナ:「最初に会った時から気になっていました」
篠沢 蒼:「子……?」なんか納得行かない名前だ、と首をひねる。
青海暉:「確かに気になるよね、子」
夏川ミナ:「カルディエさん、マスターブレイ子さん。お二人に一つずつ質問をよろしいですか」
カルディエ:「はい、何かしら」
マスターブレイ子:(顔を背けて咳払いをする)「内容による」
夏川ミナ:「カルディエさん」
夏川ミナ:「————海沿いの教会。アルマテーラ王女。“タウラス」
夏川ミナ:「マスターブレイ子さん」
夏川ミナ:「——大停電事件。飛行船。ピラミッド」
夏川ミナ:「“どこかで、お会いしたことはないですか”?」
夏川ミナ:じっと目を見る。《ウサギの耳》で心拍数も探る。
プラネ:どん、とカルディエとマスターブレイ子の背中を叩く。
プラネ:「同じ学園の生徒だもん。どこかで会ったことはあるんじゃない?」
カルディエ:「あら、急に何?びっくりするじゃない」
夏川ミナ:「……」
夏川ミナ:「……たしかに。同じ学園ですから、会ったことくらいあるかもしれませんね」
夏川ミナ:「失礼しました」 ぺこりと頭を下げる。
マスターブレイ子:「質問は以上か」
夏川ミナ:「はい」
カルディエ:「じゃあ、私からも質問いい?」
篠沢 蒼:「内容によるかな。できれば事務所を通してから、だけど」口の端を持ち上げる。
夏川ミナ:蒼ちゃんの言葉にうんうん頷く。
青海暉:「いいんじゃない? 答えられないなら答えなければ良いんだし」
カルディエ:「他愛もないことよ。さっきの放送、聞いていたけど」首をかしげる。
青海暉:少しつまらなそうな表情でマイクをいじっている
カルディエ:「アイドルってそんなに素晴らしいものかしら?」
夏川ミナ:「楽しくないのですか?アイドル」
カルディエ:「アイドルの力って、いかに人を騙せるか……そういう事だと思うの」
カルディエ:「ファンに甘い夢を見せること。手が届きそうに思わせて、絶対に届かない存在。幻の恋人」
カルディエ:「それが私の考えるアイドルだから」
篠沢 蒼:「……そうかも知れない」
夏川ミナ:「……篠沢蒼?」
青海暉:「……」 目を閉じている
篠沢 蒼:「女の子らしくて、いつもキラキラ前向きで、自分のことを『私』なんていう篠沢蒼は、本当はどこにもいない」
篠沢 蒼:「僕の頭の中だけにいる、理想の女の子」
篠沢 蒼:「この世のどこにもいないものを信じさせるから、僕たちは偶像(アイドル)なのかもしれない……けど」
篠沢 蒼:「それでも、いいんじゃないかな」
篠沢 蒼:「篠沢蒼が全部嘘でも、伝えた輝きは嘘じゃないから」
篠沢 蒼:「僕はそんなキラキラがどこかにあるって信じてるし、僕の歌を聴いた人も、きっと信じてくれる」
篠沢 蒼:「だったらそれはもう、その人の心の中に確かに『存在する』ものじゃない?」
カルディエ:「ふふ。なかなか面白いことを言う。なら、あなたはそれを信じていればいいんじゃない」
篠沢 蒼:「……君もいつか、信じてくれるといいな」
カルディエ:仮面をつけた少女の口元が、妖しく微笑んだ。
プラネ:「みんな難しい事考えてるね。僕は面白ければ何でもいいな!」
マスターブレイ子:「くだらん。舞は武に通じ、詩は死に通じる。故に、剣を極めんとする上で避けて通れぬ道」
マスターブレイ子:「アイドルとはそれだけの事だ……」
篠沢 蒼:「えっ」
夏川ミナ:「……?」
青海暉:「用事、もう終わった? それじゃそろそろ帰ろっか」
青海暉:「プロデューサーが次の仕事、用意しててくれるだろうしさ」
GM:ダイオジュネス・ラブの面々も引き上げていきます。
篠沢 蒼:「そうだね、片山くんを待たせちゃ悪い」
夏川ミナ:「う、む」
夏川ミナ:「そうですね。戻りましょう」
篠沢 蒼:「僕」
夏川ミナ:「……ダイオジュネス・ラブ。ダイオジュネス・ラブ……うーむ……」
篠沢 蒼:「正しいことをしてるのかな」ぼそりと呟く。
青海暉:「してるよ!」
篠沢 蒼:「青海さん……」
青海暉:思わず大声を出してしまって、慌てて口を押さえて
青海暉:「……あんな人たちの言う事、真に受ける事なんてないよ」
篠沢 蒼:「ありがと」
青海暉:「いい? ああいう人たちはね、結局、私たちを見てくれる人の事を見下してるんだよ」
青海暉:「ファンを騙すとか言っちゃってさ。馬鹿みたい。絵を見る人は、その絵が絵に過ぎないって分かっていても、そこに心移す事ができる」
篠沢 蒼:「……」
青海暉:「アイドルだって同じだよ。たとえファンに見せてる私たちが幻でも、作り物でも、演技でも、それで心動いたなら、それは間違いなく本物なんだから」
青海暉:「その動かし方が良いものだったら、私たちは、正しい!」
青海暉:「超正しい!」
篠沢 蒼:「超正しい」復唱して、吹き出す。「そうだね。青海さんが正しい。超正しい」
篠沢 蒼:「そう言ってくれる人が仲間で、ほんとによかった」
青海暉:「そうだ! 超っ……超正しい! だからね。ああいう事言う人たちをぶち抜いてぶっ飛ばすために、もっと頑張ろう!」
篠沢 蒼:「うん、頑張ろう!」
青海暉:「笑顔だ!」 笑って見せる
篠沢 蒼:「笑顔……」《完全演技》でアイドルの顔。「そうだねっ!『私』なら、こんなことで笑顔を曇らせたりしないもんね」
夏川ミナ:その横で考え事をしながら歩いていきます。やはり、どこかで見たような気がしてならない。
夏川ミナ:マスターブレイドの殺気、カルペ・ディエムのねっとりとした視線。ディオゲネスクラブとの関与が噂されている、ダイオジュネス・ラブ。
夏川ミナ:(……もし、仮に、彼らがディオゲネスクラブだったとしたら)
夏川ミナ:(アイドルになって……今度は何を企んで……?)
夏川ミナ:と、ひとり考え込みながらスタジオを去ります。
GM:というわけでシーンをカット…の前にランキングを更新だ。
GM:もうベスト5でいいですね。
GM:1.♪神様のダイス/Dream Tears(12278pts)
2.♪集めよ乙女よ薔薇の花/ダイオジュネス・ラブ(10990pts)
3.♪Next step!/Undine(9375pts)
4.♪ハートをのみこんで/Sh-Rink(9100pts)
5.♪Disziplin/ベアトリス・ハックマン(9015pts)

GM:そして終了!ロイス調達!あればどうぞ!
青海暉:ロイス保留。調達は……行っておくか、ブルーゲイル!
青海暉:2dx+1=>20
DoubleCross : (2R10+1[10]>=20) → 10[8,10]+10[10]+1[1]+1 → 22 → 成功

青海暉:いけた……(ぐだ子10さい)
青海暉:自分で持っときます。私は以上
篠沢 蒼:ロイス特になし!調達は……一応ブルーゲイル!
夏川ミナ:ロイスはマックスです。調達はメンチやきそばパン。
夏川ミナ:2dx+1=>3
DoubleCross : (2R10+1[10]>=3) → 8[7,8]+1 → 9 → 成功

篠沢 蒼:6dx+6>=20
DoubleCross : (6R10+6[10]>=20) → 7[1,1,5,5,5,7]+6 → 13 → 失敗

篠沢 蒼:財産使っても届かない!以上!
GM:では以上でよろしいかな!
夏川ミナ:OKでーす
篠沢 蒼:はい!
青海暉:大丈夫です!
GM:◆ミドルシーン8 END◆

GM:◆ミドルシーン9◆登場PC…片山樋一(全員登場可)
片山樋一:片山樋一の侵蝕率を+2(1d10-1->3-1)した(侵蝕率:82->84)
青海暉:青海暉の侵蝕率を+10(1d10->10)した(侵蝕率:79->89)
青海暉:おっと、ここに来て
夏川ミナ:夏川ミナの侵蝕率を+6(1d10->6)した(侵蝕率:74->80)
篠沢 蒼:1d10+87
DoubleCross : (1D10+87) → 9[9]+87 → 96

篠沢 蒼:あっ
GM:おおう
夏川ミナ:蒼ちゃん!
篠沢 蒼:だ、だだだいじょぶだよ
GM:おおおおお気を付けて
片山樋一:俺が守るんで大丈夫っす!
GM:ヒュウー
篠沢 蒼:格好いい!
青海暉:イケメン!
GM:というわけで残るお仕事は…CM撮影!
GM:君たちは撮影スタジオへとやってきたぞ。
片山樋一:「いやー、ぶっちゃけ」
片山樋一:「すげー大変だったわ。CM取ってくるの……ライブよりキッツい」
青海暉:「お疲れ様ー。ま、その分はムダにはしないからさ」
夏川ミナ:「でも、ちゃんと取ってきてくれるのは流石ですね。プロデューサー」
夏川ミナ:「私の中の信頼度がアップしていくのを感じます」
篠沢 蒼:「というか、学園内にあるんだね、CMの仕事……」
片山樋一:「そっち見れなくてスマン!でもオンエアは聞いた!超良かった!」
片山樋一:「それのおかげもあるんだよね。あれ交渉んときに丁度流れててさー」
青海暉:「へえー。色々噛み合うものだねえ」
GM:ちなみに、今回は学園内の購買で売り出す新商品のCMです。
GM:つまり学園経営層からのCM依頼ということになります。ビッグスポンサー!
篠沢 蒼:敏腕Pだった
片山樋一:そうだったのか
GM:まずは撮影スタッフに挨拶!
内灘幸一郎:「えー、シリアス映画撮影部の内灘です。今日は撮影を担当します。よろしく」
夏川ミナ:「あっ」
青海暉:「内灘くんおぇ!?」
篠沢 蒼:「Undineの篠沢です、よろしく……?」
片山樋一:「え?何?うっちーと知り合い?」
青海暉:「いや、知り合いも何も、なんていうか、クラスメイトだし、前殴り合った事あったし」
内灘幸一郎:「人聞きの悪い言い方をするなよ青海!?」
片山樋一:「女殴ったのお前……うわあ」
篠沢 蒼:「殴り合っ……」内灘くんを見る目つきが厳しくなる。「へえ。そうなんですか」
夏川ミナ:「お久しぶりです、内灘幸一郎先輩。プロム事件の際はお世話になりました」
青海暉:「あっ、誤解してるな! 別に内灘くんが悪かった訳では……」
内灘幸一郎:「バイトに来ただけなのに初対面のアイドルに侮蔑の視線を向けられてる……」
夏川ミナ:「美袋晴子先輩とは仲良くされていますか」
内灘幸一郎:「あ、どうもどうもその節は……」ミナちゃんに頭を下げる
青海暉:「いや悪かったかな……? まあ、この内灘くんは別に悪い人じゃないからそんな、警戒しないであげて。いいやついいやつ」
片山樋一:「まだ付き合ってんの?うらやましい……早くフラれればいいのに……」
内灘幸一郎:「うん、まあね。たまには何かプレゼントでもしようかなーって思ってバイトしてるわけで」顔がにやけている。
内灘幸一郎:「俺の扱い……!」
篠沢 蒼:「まあ……悪い人には見えない、か」
夏川ミナ:「はい。まっすぐで、いい人ですよ」
篠沢 蒼:「それにしても、今更だけど」
篠沢 蒼:「夏川さん、顔広いね。意外と友だち多いんだ」
片山樋一:「ん?」
片山樋一:「あー。それね。びっくりだよね」
夏川ミナ:「私も、ちょっとびっくりしています」
篠沢 蒼:「もっとクールな秩序ブルドーザーだと思ってた」
青海暉:「風紀委員だから活動の範囲も広いんだろうねえ」
片山樋一:「ブルドーザー……」
夏川ミナ:「大停電事件まではお友達が全くいなかったので……」
夏川ミナ:「改めて考えると、とても嬉しいことです」
片山樋一:「機関車とかブルドーザーとか、はたらくくるま率高くない?」
篠沢 蒼:「そうか……そっかぁ」
片山樋一:「男の子から大人気のやつじゃん」
夏川ミナ:「ブルドーザー……」
青海暉:「なるほど、そのへんが人気の秘訣……」
青海暉:「って、私には活かせそうにないなあ、さすがに」
内灘幸一郎:「いや違うだろそれ。絶対違うだろ」
篠沢 蒼:「青海さんはそのままで素敵だから、大丈夫」
青海暉:「……で、何、内灘くん。どうすんの。まさか撮影するの?」
内灘幸一郎:「するよ。というか、俺はカメラ回すだけのために呼ばれたの」
青海暉:「そっか」
青海暉:「そっか……」
篠沢 蒼:「……問題が?」
青海暉:「…………」 片手で口元を覆い、目を泳がせ
青海暉:「……はずかしい」
片山樋一:「え?」
青海暉:「いや、だって……知り合いだし、こいつ!」 顔を赤くしながら内灘くん指して
片山樋一:「よし、オッケーオッケー」
内灘幸一郎:「青海……なんだ、アイドルになっても変わってないな」苦笑している
青海暉:「こいつの前で、そんな……ねえ?」
篠沢 蒼:「えっ……だって、舞台慣れして、ライブだって……今更……ええっ」
片山樋一:「うっちー、頭打って記憶飛ばさない?」
内灘幸一郎:「最悪の解決法を一番目に提示すんのやめない?」
青海暉:「それはそれ! これはこれ!」
夏川ミナ:「そんなに恥ずかしいものですか」 内灘先輩とは顔見知り程度だからか、そこまで抵抗を感じていない。
片山樋一:「というかこれ今更だけど、俺はどうとも思われてないな……?」
内灘幸一郎:「ドンマイ」肩を叩く。
青海暉:「……うー、ふー」 深呼吸して 「わかったよ。やる、やる! アイドルチャートのトップもすぐそこなんだ。ここでゴネたりしませんとも」
片山樋一:「こいつの顔面変形させたら別人だと思えたりしない?どうかな青海!」
篠沢 蒼:「そうだ、目出し帽!目出し帽とか、かぶせてみよう!」
青海暉:「いいよ、いいよ! そんなことしたら彼女さんがかわいそうだし……これも練習だと思うことにする」
内灘幸一郎:「よしっ。とりあえずCMのコンセプトを説明するぞ」
夏川ミナ:「それで、今日は具体的にどのようなCMなのでしょうか」
篠沢 蒼:「(言っておいて何だけど、本人はかわいそうじゃないんだ……)」
夏川ミナ:「はい」 がたごとと皆のパイプ椅子を持ってくる。
内灘幸一郎:「今回CMしてもらうのはこの”アカデミアおでん缶”だ」
夏川ミナ:「おでん缶」
篠沢 蒼:「おでん缶」
片山樋一:「おでんか」
夏川ミナ:「おでん缶?」
片山樋一:「……おでん!?」
青海暉:「あ、ごめんね。ありがと」 イスに座って
青海暉:「……え? おでん缶そんなにびっくりするやつ?」 首傾げ
夏川ミナ:「恐縮ですが、おでんはお鍋で食べるものでは?」
篠沢 蒼:「え、だって……わざわざおでん缶、買うかなぁ。普通のおでんも売ってるし」
夏川ミナ:しげしげとおでん缶を眺めている。
内灘幸一郎:「なんらかの技術でこう、スイッチを押すとアツアツになるらしい」
青海暉:「ああ、わざわざこれを選ぶかってのは分かる。その辺はどうなんだい、内灘くん」
内灘幸一郎:「具材が完全ランダムで射幸心をあおる仕組みになっており……って、書いてある」
片山樋一:「煽れる?胃の容量的にいっぱい買うことはなくない?」
夏川ミナ:「ははあ、なるほど。昨今流行りのガチャ形式というものですね」
青海暉:「なるほどね……ダークネスだ」
内灘幸一郎:「うん、まあ、詳細は俺が考えたわけじゃないからなんとも……」
篠沢 蒼:「納得していいところなの……?」
内灘幸一郎:「で、今回はこれを二人羽織りで食べてもらう」
片山樋一:「まって」
篠沢 蒼:「ま、まぁ……商品はわかっ」
夏川ミナ:「?」
青海暉:「……」
青海暉:「なんで!」
内灘幸一郎:「いや、CMの内容は俺が考えたわけじゃないからなんとも……」
篠沢 蒼:「わからなくなった」
片山樋一:「俺ちゃんとしたの出させてやれると思って頑張ったのに……」
篠沢 蒼:「本当に撮るだけのために呼ばれたんですね……」
片山樋一:「もっとこう、さ……」
内灘幸一郎:「なんかすまん」
青海暉:「ああもう、片山くんが下り坂だよ! どうしてくれるんだ!」
夏川ミナ:「プロデューサーは悪くありません」 ぽんぽんと背中を撫でる。
青海暉:「……って内灘くんに言っても仕方ないのか。くっそー、バイトめ」
夏川ミナ:「よく頑張ってくれました」
篠沢 蒼:「内灘さんも悪くないです、ただ問題は」
篠沢 蒼:「二人羽織、一人あぶれる上に一人は顔が映らない」
片山樋一:「うん」
片山樋一:「ガッバガバだよね」
内灘幸一郎:「あ、ちなみに後ろに入るのは男子を用意しろって指定が入ってる」
片山樋一:「はい?」
内灘幸一郎:「男子居ねえじゃん……いや、居たわ」
篠沢 蒼:「えっ」
青海暉:「……」
青海暉:「なんでだ!」
篠沢 蒼:「プロデューサー、確認するけど」
篠沢 蒼:「ドッキリとかじゃない、よね」
夏川ミナ:「男性と……男性に、後ろから?」
内灘幸一郎:「配役は俺が決めたわけじゃないからなんとも……」
片山樋一:「俺もそれを本気で疑ってるんだけど」
夏川ミナ:「後ろから、男性に密着されて……」
夏川ミナ:「…………。」
青海暉:「アカデミア上層部は頭がおかしいんだな……」
篠沢 蒼:「うん……」
片山樋一:「ごめんな……俺がこれ多分騙されたんだよな……」
篠沢 蒼:「誰にでも間違いはあるよ。次に活かそう、プロデューサー」
夏川ミナ:「プロデューサーは悪くありません」 背中を撫でる。
青海暉:「……まあ、考えようによってはアレでしょ?」
青海暉:「私たちはおでん食べるだけで良いんだから」
内灘幸一郎:「なんかごめん。おでん、熱いから気を付けてな」てきぱきと撮影準備に入ります。
篠沢 蒼:「そう、幸いアイドルはリアクション芸においてそこまで高いレベルを求められるわけでもなく今回は単発CMだから前後の脈絡やきょうえんしゃへの配慮も必要ないし」
篠沢 蒼:「だいじょうぶ、らくなおしごとだよ」
片山樋一:「なんで熱くすんだよ!芸人相手にしてんじゃねえんだぞ!」
夏川ミナ:「目が虚ろです、篠沢蒼」
GM:判定は<交渉>か<知覚>で9以上を出す必要があります。
青海暉:「覚えてろよ! 今度授業中に寝てる内灘くんの耳にアツアツのおでん汁注ぎ込んでやるからな!」
片山樋一:「アイドルの顔やけどしたらどうすんだバカ!」
GM:なお、今回の判定に限り
GM:失敗すると片山君が2d10のダメージを受けます
篠沢 蒼:片山くんが!?
夏川ミナ:何故!?
片山樋一:……?
青海暉:そりゃまあ、我々の抵抗を受けて……?
青海暉:肘とか……
GM:うん。アイドルがやけどしたらかわいそうだし
篠沢 蒼:我々、容赦ないな
夏川ミナ:「あっ、そうか」 ぽんと手をたたく。
夏川ミナ:「知らない男性ではなく、プロデューサーが後ろに入ってくれるのですね」
夏川ミナ:「プロデューサーと一緒でしたら、大丈夫です。がんばります」
片山樋一:「大丈夫かなあ!」
篠沢 蒼:「片山くん、あの、何と言ったらいいか分からないけど……」潤んだ瞳でじっと見つめる。
片山樋一:「ん?何?」
篠沢 蒼:「顔はやめてね」
片山樋一:「頑張るけどさあ!おでん、口に運ぶもんだからね」
篠沢 蒼:「うん、分かってる……言っただけ……」いそいそと着替えに向かいます。
内灘幸一郎:「よし、こっちは準備オッケー!いつでも始められるよ!」
夏川ミナ:「はい。いざ、勝負と参りましょう」
GM:セットにはこたつと羽織、そしてふつふつと煮えたぎるおでん缶。わりばし。
夏川ミナ:「あつそう」
GM:ここがアイドルの正念場だ!
青海暉:「くっそー、ノリノリになりやがって……」
篠沢 蒼:「うわー、沸騰してる……」
片山樋一:「やりすぎだろ!」
片山樋一:「いや、まあ……ええと……」
片山樋一:「始める……?」
夏川ミナ:行動値順に振ればいいのかな……
GM:そうですね。
GM:片山くんは例によって技能フリーでシンクロ判定ができます
夏川ミナ:プロデューサー最初にふってほしいな!
GM:それもありですぞ
片山樋一:わかりました!振りましょう
夏川ミナ:そのほうがこう、同じ値が出た時とかに嬉しいからw
片山樋一:知覚で行きます。能力訓練!
片山樋一:8dx+1
DoubleCross : (8R10+1[10]) → 10[1,2,3,5,10,10,10,10]+9[4,4,6,9]+1 → 20

夏川ミナ:たっか!
GM:高いなあ
篠沢 蒼:プロデューサーがハードルを上げるー
青海暉:とりあえず二人羽織技能は高そうだ
夏川ミナ:じゃあ、一番手として行ってみます。知覚判定。
夏川ミナ:10dx+1+2=>9
DoubleCross : (10R10+1+2[10]>=9) → 8[1,2,2,3,4,5,6,8,8,8]+3 → 11 → 成功

夏川ミナ:ウムーッ!絆がたまらない!
夏川ミナ:寂しい……しかし成功です。
夏川ミナ:ということで、黒いあれをもそもそもってきて
夏川ミナ:「プロデューサー。お願いします」
夏川ミナ:片山くんを夏川テント(仮)に手招きする。
片山樋一:「お、おう……」おそるおそる入る。
夏川ミナ:「あっ、思った以上に」
夏川ミナ:「思った以上に……これは」
夏川ミナ:「ギチギチです」
夏川ミナ:「動けますか。大丈夫ですか、プロデューサー」
片山樋一:「色々と大丈夫じゃない!これまずいでしょ!」
片山樋一:「手どっから出すのこれ!」
夏川ミナ:「ええと……えー」
夏川ミナ:「今、私が少し両腕をあげましたので」
夏川ミナ:「わきの間から腕を伸ばして……そこです、そこのちょっと内側に、手を出す穴が……」
片山樋一:「そこに手を持っていくのだいぶ勇気がいるけどねこれ!」
片山樋一:「うおお……」
片山樋一:「よ、よし、なんとか出た!一段落!」
篠沢 蒼:「なに今の声」
内灘幸一郎:「はいじゃー撮ります!3!2!1!」
夏川ミナ:(プロデューサーの息が首筋にかかって大変くすぐったいです
夏川ミナ:(プロデューサーの息が首筋にかかって大変くすぐったいです……と言うと、絶対にプロデューサーが動きにくくなりますね)
片山樋一:「よし、こっからが正念場だ……感覚を研ぎ澄まして……」
片山樋一:「感覚を……」
片山樋一:「感覚を遮断しつつ研ぎ澄ませ……!」
夏川ミナ:「……む、ぐっ」 なんとかおでんを食べる!
片山樋一:「大丈夫だよなこれ?ちゃんと口元行ってる……?」
夏川ミナ:「おっけーでふ、任務完了でふ」
夏川ミナ:「でも、熱い……暑い……」
内灘幸一郎:「カットー!いいよ!おいしそうだった!」
片山樋一:すぐに羽織を脱ぎ捨てて倒れ込む。「あー……きっつこれ!」
夏川ミナ:「このコマーシャルを考えた責任者の方とじっくりお話したい気持ちです」 ぺたんとへたり込んでうちわで扇ぐ。
夏川ミナ:自分とプロデューサーを交互に扇いでいる。
夏川ミナ:「篠沢蒼と青海暉も、その」
篠沢 蒼:「うん……ほんとお疲れさまー」ミナちゃんを扇いであげる。
夏川ミナ:「……頑張って下さい?」
片山樋一:「おう。存分に”お話”してやって……」
篠沢 蒼:「そうだね……頑張る……?」
青海暉:「……はー。まあ、ここまで詰められると」
青海暉:「逆に開き直れるかな。あ、ミナちゃん。おでんの味、どうだった?」
夏川ミナ:「あの、大変腹が立つ事なのですが」
夏川ミナ:「非常に美味でした」
夏川ミナ:「大変に腹が立ちます」
青海暉:(ミナちゃんも腹が立つんだなあ)
篠沢 蒼:「それは、困るね」
片山樋一:「じゃあ普通のCM打てばいいのにな」
青海暉:「よし分かった。それを楽しみにやっていこう」
篠沢 蒼:「片山くん、やめて」
篠沢 蒼:「まともな意見を出されると、怒りが湧き上がるんだ」
片山樋一:「え?何が」
片山樋一:「あ、うん、おう、すいません……」
篠沢 蒼:「今の僕たちにはこれしかないんだよ……!」アイドルモードも忘れての怒りである。
篠沢 蒼:判定、振ります!
夏川ミナ:片山くんがどうにも可哀想で、ぱたぱたとうちわで扇いでます。
夏川ミナ:がんばれ!
青海暉:蒼ちゃんが振り終わったら振ります!
篠沢 蒼:<交渉>で、技能はないけどアイテムとかボーナスとかで達成値+4
篠沢 蒼:6dx+4>=9
DoubleCross : (6R10+4[10]>=9) → 10[1,5,5,5,8,10]+5[5]+4 → 19 → 成功

GM:たけえ
篠沢 蒼:ニアピン!
青海暉:知覚で参りましょう
青海暉:8dx+1
DoubleCross : (8R10+1[10]) → 8[1,2,2,4,7,8,8,8]+1 → 9

GM:おしい
青海暉:+2して11.
片山樋一:おしいとはなんだ!
片山樋一:成功しただろ!
GM:おしくなかった
GM:じゃあ絆ポイントは篠沢さんに。
篠沢 蒼:わーい!
夏川ミナ:えっ!ぼく、ぼくも11だよ!
青海暉:おそろいだ、おそろい
夏川ミナ:ごめんなさい
夏川ミナ:なんでもない!
篠沢 蒼:青海さんとミナちゃんに絆が……
GM:青海ちゃんとの絆が高まったかー
青海暉:先に私から行きましょう。行動値的に
夏川ミナ:やったー!
GM:アイアイ
篠沢 蒼:お願いします!
青海暉:「……ふー、よし。覚悟は固めたぞ」 用意されたこたつの前に座り
青海暉:「来たまえ、片山くん」
片山樋一:「はい。失礼します」
青海暉:後ろを開けて待ち構える
片山樋一:「あ、先に言っとくけどさ」
青海暉:「ん?」
片山樋一:「顔はやめてね」殴られる前提で居る。
青海暉:「……大丈夫、大丈夫。言ったでしょ、逆に開き直れるって」
青海暉:「ぶつ時は内灘くんにするから」
内灘幸一郎:(ええー…)
片山樋一:「そうしてもらえると助かる」もぞもぞと入っていこう。
片山樋一:「だからこれやっぱ狭くねえかな!」
青海暉:「んっ……」
青海暉:「そりゃ……狭いもんだからね! ほら、大人しくするする」 腕を上げて、片山くんが腕を通せるようにする
片山樋一:「ぶっちゃけこの時が一番神経使うと言っても過言ではない」
片山樋一:「ふっ……!よ、よし」
片山樋一:「なんとかなった……ちょっと慣れてきた自分が悲しい」
青海暉:「ん、入ったね。変な所触ったら、あれだよ。高原先輩に言いつけっ所だった」
片山樋一:「いや、ほんとそれだけは勘弁して下さい。マジで。本当に!」
片山樋一:「でもあの人ぜったいこの状況見たら面白がると思うな!」
青海暉:「言いつける時は『片山くんが狭い所に入ってきて触ってきた』って言うから!」
片山樋一:「いいかた!」
青海暉:「っていうか、あー、なんか狭い所で男の子に触られるシチュエーション、縁があるのかなあ……」
篠沢 蒼:「(縁があるんだ……)」
青海暉:「ほら、そろそろいいよ、内灘くん! とっととやっつけよう!」
片山樋一:「えっマジで?痴漢?」
内灘幸一郎:「撮るよ!3!2!1!」
青海暉:「そうか、痴漢って言えば一言だね! 高原先輩に言う時はそうする!」
片山樋一:「なぜ俺は敵に塩を送る真似を」
片山樋一:「いや敵でもねえけどさ……!」
青海暉:(……確かに美味しそうだけど、あっつそうだな……)
片山樋一:「よ、よーし……こうして、うわっこれ滑る……」
青海暉:「……」 口を半開きにして獲物に視線を注ぐ
片山樋一:「この高さで大丈夫?位置あってる?」至近で聞きながら進める。
青海暉:「……そう。このまま、あとちょっと」 端的に誘導
片山樋一:「よし、ここだろ……!」
青海暉:「……もぐ」 少し顔を前に出して、食いつく
青海暉:「! ……!!」 噛むと汁が熱い練り物! だが、何とか噛みしめ……飲み込む!
青海暉:「んぐ、くっ……はふ……」
青海暉:「食べた! 食べきった! この、いつまでカメラ回してるんだ!」
内灘幸一郎:「オッケー!いいじゃん、いいじゃん!自然だったぞ!」
青海暉:「すまし顔して! 心の拳が内灘くんのお腹をボロボロにしてるぞ!」
片山樋一:「二人羽織が自然なことあんの」
内灘幸一郎:「おっかねえ…だが今俺を殺したらもう一人が撮影できまい!」
片山樋一:「それ撮り終えたあとに殺されない?」
内灘幸一郎:「……」
篠沢 蒼:「じゃあ、次は僕の番だね」
篠沢 蒼:「待っててね、青海さん」
青海暉:「まあほら、彼女さんにも悪いし……まったく、おまえが生きてるのは私の慈悲の上であることを忘れるなよ!」
内灘幸一郎:「はい、よろしくお願いします…」
青海暉:「……うん、頑張って。まあ片山くんも随分慣れてきただろうし、リラックスしてさ」 蒼ちゃんの肩を軽く叩く
片山樋一:「しかし暑っついな……思っクソ汗かいてきた……」
片山樋一:「うん。慣れたくなかったけどねこんなん……」
篠沢 蒼:「これ、アイドルかぁ……」苦笑にもならない微妙な表情でこたつに入り、準備する。
夏川ミナ:ぱたぱたと片山くんを扇いでいる。
夏川ミナ:自分でやっているのと外から見ているのとはだいぶ違う。そう、外から見ている方が……
夏川ミナ:だいぶ、片山くんが大変そうに見える!
片山樋一:「おーさんきゅー……」上着を脱いでその辺に放る。
夏川ミナ:「もう少しです。ファイト」
夏川ミナ:「ファイトー、おー」
篠沢 蒼:「はい、片山くん」羽織の裾をまくった状態で力を抜いて待つ。「早く来て」
青海暉:「おー、ファイトファイト。私は冷たいジュースを買ってこよう」
片山樋一:「っよっし。やるか」
篠沢 蒼:「中入って、やりやすいように動いていいから」
片山樋一:「押忍!行きます!」
篠沢 蒼:ほとんど体に力を入れず、片山くんに身を任せている。
片山樋一:「これ俺が動いた方がいいの……?」
片山樋一:「いやそうだよな、俺が慣れてるんだから……」
篠沢 蒼:「うん、全部任せるよ」
篠沢 蒼:「君が変なことする度胸ないのは知ってるし」
片山樋一:「ないけど今言わなくて良くない?」
篠沢 蒼:「いいから、早く」袖を少し揺する「奥まで入れて」
片山樋一:「何度やっても緊張すんなこれ……」
片山樋一:「よし、とりあえずはなんとか。そっち大丈夫?」
篠沢 蒼:「うん……想像してたより、きつくないね」
内灘幸一郎:「よし、撮るよー。3!2!1!」
片山樋一:「よし、じゃあ早速……」
片山樋一:「あれ」
篠沢 蒼:《完全演技》。カメラが回ればアイドルの顔だ。
篠沢 蒼:「ん?」
片山樋一:「鍋遠くない?」
篠沢 蒼:「誰がずらしたの……ああ、もうカメラ回ってるのに」
片山樋一:「これ手届くか?ふんぬ……!」
篠沢 蒼:「ひっ……」
篠沢 蒼:「ちょっと、急に動かないで……」
片山樋一:「ああ悪い!ちょっと慌てちまって……」
篠沢 蒼:「ゆっくり、あせらないで」
片山樋一:「よし、大丈夫大丈夫。これならなんとか……」
篠沢 蒼:「うん、そうそう」片山くんが手を伸ばしやすいよう、一緒に動く。
篠沢 蒼:「テーブルの……奥まで届いた」
片山樋一:「あとはこいつをこうやって……と」
片山樋一:「うわっ、すごいことになってんなこれ」
篠沢 蒼:「汁がぐじゅぐじゅになってる。それに、すごく熱い」
篠沢 蒼:あつあつのがんもどきに少しだけ怯えながら、それでも口を開けて待つ。
片山樋一:手慣れたペースで、過たず口元へ持っていく。
篠沢 蒼:「む……はふ、ほふっ……」一口に頬張って口の中で味わう。
篠沢 蒼:「ん、ぐ……むぐっ……ほう……」高温の出汁に苦戦しながらも、なんとか咀嚼し飲み込みます。
内灘幸一郎:「OーKー!二人とも息ピッタリじゃん。お疲れ様!」
内灘幸一郎:にっこり笑って両手で丸を作っています。
片山樋一:「お、終わった……」
篠沢 蒼:「お、終わった……」
青海暉:「お疲れさーまー。飲み物あるよー」 種類色々で四本買ってきた
青海暉:「あ、息ぴったり」
片山樋一:顔を見合わせてちょっと笑う。
篠沢 蒼:「もう、こんなとこで息ぴったりでも困るよ……」
GM:片山樋一と篠沢蒼の絆が、もっと深まった気がする……!
篠沢 蒼:「……プロデューサーなら変なことしない、っていうのさ」
片山樋一:「ん?」
篠沢 蒼:「度胸ないのが、一番だけど。僕たちのこと真面目に考えてるってのも、分かってたから」
篠沢 蒼:「そのことも、信じてたんだよ」
片山樋一:「ありがたいんだけどさ、そこ1番は不動なの?」
夏川ミナ:パタパタと二人をうちわで扇いでいる。
篠沢 蒼:「じゃあ番外、チャンピオン?永久欠番……」
夏川ミナ:「プロデューサーは信頼できる方です。それは間違いありませんね」
片山樋一:「殿堂入りさせんのやめてくんないかなあ!」
青海暉:「ま、ここまでよくやってくれてるしね。何だかんだでヘンな事はしてないし、その実績くらいは、うん」 ミネラルウォーターを飲みながら
篠沢 蒼:「そういうこと」素直に頷く。
片山樋一:「おーサンキュー、涼しい……」
夏川ミナ:「こうして汗だくになってまで、コマーシャル撮影に付き合ってくれるプロデューサーは、そうは居ないと思います」
片山樋一:「まあ普通こんなCM取らねえもんな」
篠沢 蒼:「うん、真面目で熱心で、いいプロデューサーだよ、片山くん」
青海暉:「そう、それ。こんなCMね。真面目な話さ。まあただの想像なんだけど」
青海暉:「終わってみて冷めた頭で思いついたんだけど、このドすっとんきょうなCMもダイオジュネス・ラブの妨害というか、仕込みというか……そういう事って、考えられないかなあ」
片山樋一:「マジで!いいプロデューサー?」
片山樋一:「……これ仕込んで何になるの……?」
片山樋一:「一体何のメリットが……」
青海暉:「うまくすれば顔に火傷もつくシチュエーションじゃない? かと言って逃げ出せばお仕事の機会がなくなって片山くんの頑張りがムダになるし、評判だって落ちる」
篠沢 蒼:「うーん……そんな昭和の特撮ヒールみたいな回りくどい作戦、さすがにないんじゃないかな……」
夏川ミナ:「少なくとも、ひとつ確かな事があります」
夏川ミナ:「もうちょっと」
夏川ミナ:「もうちょっと……」
片山樋一:「ん?」
夏川ミナ:「もうちょっと、アイドルらしいコマーシャルに出演したかったです」
片山樋一:「うん。そこはね。本当にごめん」
篠沢 蒼:「それ!」びしっとミナちゃんを指差す。「それだよねー!」
夏川ミナ:しょんぼりと肩を落とす。
青海暉:「ほんとねー。二人羽織でおでん缶はねー」
篠沢 蒼:「次はもっと、華やかでキラキラした……」と言いかけて、言葉の後半は消えていく。
夏川ミナ:「まるで大道芸人部のようでした……」
片山樋一:「そうそう、きっと次がさ……篠沢?」
篠沢 蒼:「次……より早く終わっちゃうかな。ブリリアントライブバトル」
青海暉:「ああ……」
片山樋一:「へ?そうすっとなんかマズいの?」
夏川ミナ:「終わってしまいますね」
青海暉:「マズいって、片山くん、能天気だなあ。それとも打ち込んでるって証拠なのかもだけど」
篠沢 蒼:「……片山くん、ずっとずっとプロデューサー続けてくれる?」
片山樋一:「え?うん。そりゃUndineある限りどこまでも……」
片山樋一:「あれ?俺なんか変なこと言ってる……?」
青海暉:「あのねえ。ミナちゃんは風紀委員、私はORA専門家。今は私とミナちゃんは目的があってアイドル機運に乗り込んでるけど」
青海暉:「それ終わってもずっとアイドルって訳にはいかない……よね? 少なくとも風紀委員は忙しいだろうし」
片山樋一:「……そういや、俺も見回り替わってもらってるわ」
青海暉:「私だって、話したでしょ」 膝を抱えて 「ORAがライフワーク。そこを譲るつもりはない。そりゃ、これも楽しいけどさ」
青海暉:「ほら、片山くんもだ」
篠沢 蒼:「うん」小さく笑ってうなずく。「皆それぞれ、やりたいこと、やらなきゃならないことがあるから、さ」
夏川ミナ:「…………」
片山樋一:「そっか……これ終わんのか……」
夏川ミナ:「私、嫌です」
夏川ミナ:「このメンバーと離れたくありません」
夏川ミナ:「さみしいです」
片山樋一:「なー!俺も嫌だわ……今すげー楽しいもんなあ」
青海暉:「……へえ」 ミナちゃんの言葉に意外そうな顔をする
篠沢 蒼:ぷっ、と吹き出す。「大げさだなぁ、夏川さん」
篠沢 蒼:「別に外国に行っちゃうわけでもないんだし、離れ離れにはならないよ」
夏川ミナ:「むう。それは、たしかにそうなのですが……ううむ……」
篠沢 蒼:「アイドル活動が終わる、それぞれ元の生活に戻る。それだけ」
片山樋一:「終わってからもさあ」
片山樋一:「なんか4人で遊びとか行かねー?」
篠沢 蒼:「そうそう、片山くんの言う通り」
青海暉:「なんかそれはそれで大げさな感じするけどなあ」 笑う
篠沢 蒼:「皆で一緒に遊びに行ける。学校でばったり会うかもしれない」
篠沢 蒼:「そしたら……あっ」
青海暉:「そうそう、示し合ったりしなくたってさ。ねえ?」
篠沢 蒼:「両手に花だ。というか……両手でも余る!片山くん、それが狙いか?」おどけてみせる。
片山樋一:「へ……?……あ゛」
青海暉:「……はっ! か、片山くん、なんて大それた事を!」
片山樋一:「や、違、そういうアレじゃなくて……!あー、なんだ、えと……」
片山樋一:「あーーー無し!さっきの無し!」
夏川ミナ:「そもそも、プロデューサーがプロデューサーではなくなってしまうのが困ります」
夏川ミナ:「プロデューサーでなくなってしまったら、なんと呼べば……」
青海暉:「『片山くん』?」
片山樋一:「うん。別に本名はあるからね……?」
篠沢 蒼:「なんと、片山くんに名前があったなんて」
夏川ミナ:「ずっとプロデューサーでいいのに」 がっくりと肩を落とす。
片山樋一:「今呼んでるじゃん!」
片山樋一:「それ俺の名字だよ!?」
篠沢 蒼:「ははははっ」片山くんの指摘にひとしきり笑う。
片山樋一:「ぐっ、うっ、くっそ、またおもちゃにされている感じがある……!」
篠沢 蒼:「ね、夏川さん。つながりは、変化しても切れちゃうわけじゃないんだ」
篠沢 蒼:「プロデューサーから、お友だちになればいいよ」といって片山くんに視線を送る。
夏川ミナ:「……わかりました」
夏川ミナ:「プロデューサー。アイドルが終わっても、お友達ですよ」
片山樋一:「ん?んああ。そりゃあ。もちろん」
片山樋一:「あっちょっと待って。むしろほら、男性として意識したりとかそういうのは……」
夏川ミナ:「?」
篠沢 蒼:「…………」
青海暉:「よっ、今日もやってるね、赤点番長」
片山樋一:「うーん今日イチ残酷な視線」
篠沢 蒼:「それはダメ、かな」
片山樋一:「いやもういいよ……分かってたから……」
篠沢 蒼:「……」何か言いかけて、口をもごもごさせる。「(そういう意味じゃないんだけどな)」
篠沢 蒼:(アイドルは恋をしたら死んじゃうんだから)
GM:シーンを終了します…が、その前に
GM:ランキングの行進ですね。
GM:更新
片山樋一:すすめー!
GM:◆百花繚乱アイドルチャート◆
1.♪神様のダイス/Dream Tears(12278pts)
2.♪集めよ乙女よ薔薇の花/ダイオジュネス・ラブ(10990pts)
3.♪Next step!/Undine(10565pts)
4.♪ハートをのみこんで/Sh-Rink(9100pts)
5.♪Disziplin/ベアトリス・ハックマン(9015pts)

篠沢 蒼:1万突破!
夏川ミナ:やったー!
GM:ポイント10000pts突破につき、ブリリアントライブバトル本戦への出場権利を獲得しました。
GM:おめでとうございます!
夏川ミナ:たった2グループ殺せばアカデミアが俺達のモノになるのか
GM:こわい
GM:ロイス調達ありますか!
片山樋一:ひゃっはー
青海暉:最初は99グループだったから……1/49だな!
青海暉:ミナちゃんに取ろう
青海暉:同級生/夏川ミナ/○面白い/隔意/ロイス
夏川ミナ:面白い!
夏川ミナ:調達はもうないかなあ、と思ったけど
青海暉:調達は……他人に回す前提でブルーゲイルでも握りに行くかな
夏川ミナ:ブリリアントライブバトルで芸術判定が求められるかもしれないので
篠沢 蒼:運命のプロデューサー(仮)/片山樋一/信頼○/不安/ロイス → 運命のプロデューサー/片山樋一/信頼○/不安/ロイス 関係を変更します。
青海暉:3dx+1=>20
DoubleCross : (3R10+1[10]>=20) → 9[7,8,9]+1 → 10 → 失敗

夏川ミナ:今更ブラックローレライを狙います。
夏川ミナ:3dx+1=>8
DoubleCross : (3R10+1[10]>=8) → 6[3,4,6]+1 → 7 → 失敗

GM:カッコカリが取れた!
夏川ミナ:財産1使ってゲット!
青海暉:ナイスローレライ!
篠沢 蒼:ブルーゲイる!
篠沢 蒼:6dx+6
DoubleCross : (6R10+6[10]) → 7[1,3,5,5,6,7]+6 → 13

夏川ミナ:持ち物欄がめっちゃ増えてきたw
篠沢 蒼:ダメ!以上!
片山樋一:クリスタルシールド。
片山樋一:能力訓練!いけっファンクラブ会員証!
青海暉:ファンクラァーブー
片山樋一:5dx+6>=25
DoubleCross : (5R10+6[10]>=25) → 9[1,2,7,7,9]+6 → 15 → 失敗

片山樋一:まあムリだよね!以上で!
GM:みんなOKかな?
青海暉:オッケーです!
篠沢 蒼:OKです!
夏川ミナ:ウェイヨー!
GM:ではシーンカット!
GM:◆ミドルシーン9 END◆

GM:◆ミドルシーン10◆登場PC…夏川ミナ(全員登場可)
夏川ミナ:夏川ミナの侵蝕率を+8(1d10->8)した(侵蝕率:80->88)
夏川ミナ:いいかんじ!
片山樋一:片山樋一の侵蝕率を+6(1d10-1->7-1)した(侵蝕率:84->90)
青海暉:青海暉の侵蝕率を+2(1d10->2)した(侵蝕率:89->91)
GM:おでん缶のCMが好評を博した事で君たちのCM需要は飛躍的に高まった。
GM:ブリリアントライブバトルを前にして、もう一仕事くらいこなす余裕はありそうだ。
片山樋一:「なんかめっちゃ売れてるらしいよあれ。男性の購買量+350%とか聞いたけど……」
片山樋一:「あとなんか、羽織もめっちゃ売れてるらしい」
青海暉:「二人羽織をCMしたんじゃないなけどなあ、一応」
夏川ミナ:「非常に複雑な気持ちです」
夏川ミナ:「アイドルらしいコマーシャル……」 ドリティアが出演している新作リップのCMを見てうなだれる。
片山樋一:「とりあえず、CMもう一本来たからさ!」
片山樋一:「で、こっち二人で出てもらっていい?まともなののはずだから……今度こそ……」
夏川ミナ:「!」
夏川ミナ:「わざわざ取ってきてくれたのですか?ライブバトルの準備もあって大変だというのに」
篠沢 蒼:1d10+96 でます!
DoubleCross : (1D10+96) → 6[6]+96 → 102

片山樋一:「うーん、まあほら、時間少ないわけだしさ……」
青海暉:「まあ、今からだとCM放映までの時間を考えるとポイントには繋がりづらそうだけど……」
青海暉:「映像には残る! いい事じゃん」
片山樋一:「でしょ?あ、そうだ篠沢なんだけどさ」
夏川ミナ:「あ、そうです。篠沢蒼は……?」
片山樋一:「ソロで仕事やってもらってて……ちょっとこっち間に合うかは微妙くさいんだよね」
片山樋一:「ほらさ、俺らはブリリアントまでかもしんねえけど」
片山樋一:「あいつはこのあともやってくわけだし。今のうちにソロでも顔売っといたほうがいいわけで」
青海暉:「なるほどね、それでか」
夏川ミナ:「なるほど」 (アイドル……私も続けたい……)
夏川ミナ:「我儘を言えば、最後のお仕事は三人いっしょがよかったのですが」
夏川ミナ:「致し方ありませんね」
青海暉:「……っていうか、それってつまり私たちとは別に蒼ちゃんの仕事も取ってきたって事じゃん」
青海暉:「やるねえ片山くん。プロデューサーの才能あるんじゃない?」
夏川ミナ:うんうん頷いてます。
夏川ミナ:「人の心をほぐす才能もありますしね」
青海暉:(あったっけ……?)
片山樋一:「マジで?才能ある?」
片山樋一:「いや、でもちょっとだけ待ってね!」
夏川ミナ:「ギターを弾いて応援してくれたり、こうして仕事を取ってきてくれたり、とても頼もしい男性だと思います」
片山樋一:「この仕事の内容見てからの判断だと、こう、失望を込み込みされずに済むからさ……」
片山樋一:「これもあれだったら合わせる顔が本格的にない」
青海暉:「お、慎重も身につけている……赤点脱出に向けて這い進んでるね」
片山樋一:「マジで?頼もしい?」
青海暉:「それじゃあ行って見てみようか? 私たちが手放しで褒められるように」
片山樋一:「っしゃあ!」
GM:こうして君たちはCM撮影現場へ向かう事になった。
夏川ミナ:「了解しました。作戦行動に入ります」
GM:撮影現場は、海。
GM:内容は清涼飲料水「サルピスウォーター」のCMである。
GM:照りつける太陽…寄せては返す波。
GM:さらさらと砂を運ぶ風も心地よい。
片山樋一:「……」
片山樋一:「……あれ」
夏川ミナ:「海はいいですね。今年は風紀の見回りでしか来られなかったので、嬉しいです」
片山樋一:「これすげーまっとうにすげーいい感じのやつでは……?」
青海暉:「何で動揺してるのさ……」
GM:ゴゴゴゴゴ……
GM:ただならぬオーラと共に撮影スタッフ達も姿を見せる。
プロの監督:「我こそは監督を務めし者……よくぞこの”サルピスウォーター”のCM出演を引き受けてくれた……感謝する」
青海暉:「とりあえず綺麗なビーチ! で、次はなん……」
夏川ミナ:「威圧感が」
片山樋一:「いや、だって耐性がついたといいますか……うおっ」
青海暉:「プロじゃん」
プロの監督:「今回は君たちの魅力と商品の魅力を両方引き出し、素敵なCMが作れると確信している」
片山樋一:「お、お疲れ様です!本日はお日柄もよく……あ、Pの片山と申します!しゃす!」
プロの監督:「よろしく……君の意見、アイディアもどんどん取り入れていきたい……」
夏川ミナ:「ピュアでクールな脚線美アイドル、夏川ミナです。宜しくお願いします」 頭を下げる。
片山樋一:「こちらがウチのアイドルです!よろしくお願い奉る感じでよろしくお願いします!」
青海暉:「あっ、はい……よろしく……ええと、よろしくお願いします!」 片山くん並にぴしっと挨拶して頭を下げる
プロのカメラマン:「フッ、カメラはこの俺に任せてもらおう。最大限に魅力的な姿を撮影してみせるぜ」
夏川ミナ:「すごい。まるでプロのようです」
青海暉:「プロだよ!」
片山樋一:「プロだかんね」
プロの監督:「では準備が整ったら声をかけてくれ……それまで我々は微動だにせず待つ……」
片山樋一:「なんでアカデミアにプロ揃ってんだ」
篠沢 蒼:「篠沢蒼って言いまーす。Undineの皆さん、今日はよろしくー」スタッフの間からひょこっと顔を出す。
夏川ミナ:「!?」
青海暉:「もしかして神城……とか、ランカスターとか、その子会社関係の……だったりすんのかな……うわ、どうしよう、なんだこれなんだこれ」 小声で
夏川ミナ:びくんとした姿勢のまま固まる。
片山樋一:「あ、よろしくお願いしゃっす!……あれ?」
青海暉:「あはい、よろしくお願……あっ、蒼ちゃん!」
青海暉:「蒼ちゃんじゃん!」
篠沢 蒼:「へへへ、来ちゃった♪ 迷惑だったかな?」わざとらしい上目遣い。
片山樋一:「間に合ったんだ!向こうどうだった?」
夏川ミナ:「そんなわけがありません」 たったか走り寄って蒼ちゃんの手を取る。
片山樋一:「悪いな、俺分身できないからそっち見れなくて……」
篠沢 蒼:「あっちの仕事速攻で終わらせて安楽椅子探偵部の機動安楽椅子で超特急!間に合ってよかった」
篠沢 蒼:「向こうもばっちり!もしかして名プロデューサーなんじゃないかと思っちゃうよ」
青海暉:「機動……安楽……? ともかく、そうそう、そうだよ」
夏川ミナ:「片山Pは、名プロデューサーですよ」
夏川ミナ:少し頬をふくらませる。
青海暉:「一緒にやろう!」 もう片方の蒼ちゃんの手を取る
片山樋一:「あー、よかった……俺が居ないとこでなんかあったら死にきれないからさ……」
篠沢 蒼:「うんうん、そうでした」手を取られて嬉しそうに
青海暉:「あーうん、今回の事に関してはよいプロデューサーだと認めて良いと思うかな……」
青海暉:「男子としては赤点だけど……」
片山樋一:「今言う必要なくない?」
夏川ミナ:「頼もしい男性だと思います」 無表情。
青海暉:「バランス取ってるの! ……で、具体的に何するの……何を、すれば、よいんで、しょうか?」 微動だにしない監督へ
プロの監督:「Undineが三人揃うとは嬉しい誤算よ……プランとしては三人が波打ち際で戯れ、サルピスウォーターを飲む」
片山樋一:「えっサルピス……?」
片山樋一:「超大手メーカでは……?」
夏川ミナ:「そうなのですか」
青海暉:「そりゃあもう」
篠沢 蒼:「私サルピスソーダ好きー」
青海暉:「少なくとも日本の方で飲んだことのない子供はほとんどいないんじゃない?」
片山樋一:「夏川もしかしてないの?」
夏川ミナ:choice[飲んだ事がある,飲んだことがない]
DoubleCross : (CHOICE[飲んだ事がある,飲んだことがない]) → 飲んだことがない

夏川ミナ:「それは、もちろん」
夏川ミナ:「の……のん……」
夏川ミナ:「……飲んだことがありません」
片山樋一:「マジか」クーラーボックスから一本投げて寄越す。
夏川ミナ:「クリームソーダでしたら、たくさん飲んだのですが……」
篠沢 蒼:「サルピスはねー、初恋の味がするんだよ」
夏川ミナ:ぱしんとキャッチする。
夏川ミナ:「!?」
青海暉:「ああ、そうそう。言うよね。サルピス、それは初恋の味」
夏川ミナ:「そ……そんなものを飲んでしまって大丈夫ですか?」
夏川ミナ:「本当の初恋をしたときに、味が薄くなってしまわないですか?」
片山樋一:「サルピス、それは初恋を意味する言葉——」
片山樋一:「大丈夫じゃない……?」
篠沢 蒼:「ふふ、ミナちゃんの初恋初体験、感想聞かせてほしいなー」
プロの監督:「サルピスウォーターは老若男女に愛される定番ドリンク……君たちなりのセンスでその美味しさを表現してほしい……」
プロの監督:「期待している……」
青海暉:「ふふっ……大丈夫大丈夫、みんな味わうものだから」
青海暉:「あっ、はい! 割りと一任してもらえるんですね! 頑張ります!」
篠沢 蒼:「センスって言われると緊張するかも……頑張ります!」
青海暉:「うーん、どうする? クリームソーダ飲むなら、口に合わないって事はないだろうし」
夏川ミナ:「初恋…………」
片山樋一:「というかこれ逆に難しくない?」
青海暉:「世にも珍しい一度も飲んだことのない女の子が、初めてサルプス飲んだときの表情は、ちょっと良いものかもしれないよ?」
片山樋一:「あー。それまでとっとくパターンのやつ?」
片山樋一:「いいかも」
夏川ミナ:「大丈夫でしょうか……初恋……」
GM:カメラ、照明、マイク…一流の機材を構えた一流のスタッフ達が万全のサポート体制を取っている。
GM:<白兵><知覚><交渉>で9以上を出せば良いCMが撮れそうだ。
篠沢 蒼:白兵……?
夏川ミナ:白兵!?
GM:波打ち際で遊ぶから
片山樋一:波強くない!?
青海暉:なるほ……ど?
GM:波をナメちゃいけない
GM:プロデューサーは例によってシンクロ判定可ね
青海暉:「まあほら、ミナちゃん。初恋の味って言っても、初恋"みたい"な味だし……ほら」
青海暉:「オレンジジュースを飲んでも、オレンジは変わらず、おいしい!」
夏川ミナ:「あ」
夏川ミナ:「……実はオレンジジュースも飲んだ事がないのですが、でも、確かにその通りです」
片山樋一:「オレンジジュースもないの!?」
青海暉:「まあ、チルドレンだとたまにそういう子いるけど……逆にそれでよくクリームソーダに辿り着いたね」
片山樋一:「チルドレンってみんなそんななの……?」
片山樋一:「オレンジジュースセルとかあったら籠絡されないそれ?大丈夫?」
夏川ミナ:「はい。基本的にミネラルウォーターでした」
夏川ミナ:「クリームソーダは……たまたま……?」
篠沢 蒼:「そうだ、カラオケ行ったらドリンクバーもあるよ」
篠沢 蒼:「楽しみが増えたね!」
夏川ミナ:「ドリンクバー!」
夏川ミナ:「メロンソーダ部分が飲み放題だという、伝説の!」
青海暉:「おお、あるよあるよ。メロンソーダ、オレンジジュース、コーラ、なんかよくわっかんないお茶とかコーヒーとかに、もちろんカルピスもある」
青海暉:「しかもそれを……混ぜる事もできる!」
篠沢 蒼:「混ぜるのは玄人向けだなー」
プロの監督:ゴゴゴゴゴ……
青海暉:「えー、全部混ぜて片山くんに飲ませようよ」
夏川ミナ:「あっ、威圧感」
片山樋一:「玄人ってか、罰ゲームか悪ノリだとね……なんで!?」
青海暉:「……あっ、沈黙の威圧感」
片山樋一:「別にそれ面白くなら……ヒッ」
片山樋一:「すいません!すぐに!」
篠沢 蒼:「はっ……真面目にやります!」
青海暉:「よし、じゃあ真面目に考えよう。つまり飲めば良い訳だけど、こういうのは美味しく飲むものだから……」
青海暉:「飲む前に浜辺で遊ぶ!」
片山樋一:「あ、じゃあさ。せっかく海だしさー、水着とかいいんじゃね?」
篠沢 蒼:「おお、なるほど!」
夏川ミナ:「水着」
青海暉:「いいねえ。あ、でもいきなり水着だとちょっと起伏に欠ける気がするし、最初は上にTシャツとか着ようよ」
片山樋一:「うわっ最高かよ」
青海暉:「途中で脱いで見せた方がインパクトありそう」
篠沢 蒼:「おおー……エンターテイナーの視点だ」素直に感心している。
夏川ミナ:「水着は学校指定のものしか持っていないのですが、大丈夫でしょうか」
篠沢 蒼:「プロデューサーはその反応がダメ」
青海暉:「衣装! 水着とか借りられますか!」 プロに尋ねる
片山樋一:「えっ?や、今のは世の男子の素直な感想でして……」
プロの監督:「衣装は多数取り揃えている……好きな物を使ってもらって構わない……」
青海暉:「ある! 水着もあるよ!」
GM:衣装は全て手芸部営業担当副部長ココ・エルメス・アラバスタの提供です。
夏川ミナ:「水着コーナーにゴム紐のようなものが紛れ込んでいますが」
片山樋一:「めっ!見ちゃいけません」
青海暉:「……まあ、片山くんの意見ももっともだ。こうやって私たちを選んだ以上、そういう期待もあるんだと思うし」
夏川ミナ:つまみあげていた際どい水着を手放す。
片山樋一:「こういう直接的なのはダメ!ウチは清純な感じで売るの!わかったか!」
片山樋一:「わかったか片山樋一!いいな!」
篠沢 蒼:「じゃあー、片山プロデューサーはどんな水着がいいと思う?」からかうように尋ねる。「ミナちゃんの、選んであげなよー」
片山樋一:「は、ええっ!?いや、お前、そんな、」
夏川ミナ:「プロデューサーが選んでくれたものなら、喜んで」
夏川ミナ:全幅の信頼を寄せた視線を向ける。
青海暉:「……まあほら、さっきみたいなのをセレクトしても問題だしね」
片山樋一:「色んな意味でハードルめちゃめちゃ高くないこれ……!?」
青海暉:「私たちの方向性とか、方針とか、客観的に見れるのは片山くんでしょ。選んであげなよ」
篠沢 蒼:「まあ、健全な男子としての視点は必要だし」
篠沢 蒼:「その点に関しては信頼してるよ?」
片山樋一:「信頼されたらやるしかねえ……」
片山樋一:「女の子の水着選ぶって難易度LV80くらいだと思うけど……」
夏川ミナ:「そんなに」
片山樋一:では、〈芸術:服飾〉で判定しましょう。
GM:レツゴー
片山樋一:天性の嗅覚(能力訓練:感覚)も使用します。
片山樋一:8dx+1
DoubleCross : (8R10+1[10]) → 10[1,1,2,4,6,8,10,10]+6[2,6]+1 → 17

GM:何の匂い嗅いでるんだろう
片山樋一:世のニーズ……?
GM:そういう嗅覚…!
青海暉:うまいこと誤魔化したな
GM:アイドルたちも判定をしよう
GM:行動値逆順で青海ちゃんから
片山樋一:ご、ごまかしじゃねーし!ちっちげーし!
GM:あ、ちがう
夏川ミナ:嗅覚、女性と組むとここまで胡乱な文字になってしまうんですね
GM:篠沢さんのが先か
青海暉:そうなのだ
篠沢 蒼:では1番手!いきます!
夏川ミナ:グオゴゴゴ!
篠沢 蒼:技能は<白兵>で、CランクⅡの効果で達成値+1
篠沢 蒼:4dx+1+2
DoubleCross : (4R10+1+2[10]) → 8[2,3,5,8]+3 → 11

GM:フゥム、成功ですね
GM:続いて青海ちゃん!
青海暉:これは……
夏川ミナ:むずかしいところだなあ~
青海暉:いや、いや。知覚でいきますよ
青海暉:8dx+1+2
DoubleCross : (8R10+1+2[10]) → 8[3,3,3,4,6,7,8,8]+3 → 11

GM:同じやんけ
片山樋一:絆!
篠沢 蒼:青海ちゃん……!
青海暉:フッ、仲間の絆よ……
夏川ミナ:百合!
GM:こうなるとミナちゃん一人勝ちの目が出てきた
夏川ミナ:じゃあこっちも振ります。白兵。
夏川ミナ:《光の舞踏》。一般的なCM撮影に“ジェミニ”は要らないはずなので、素手で判定します。
片山樋一:要らないですね
夏川ミナ:10dx+9
DoubleCross : (10R10+9[10]) → 9[1,1,3,5,7,7,8,8,9,9]+9 → 18

GM:!!
夏川ミナ:アヤッター!
GM:ついに…絆ポイントゲット!
篠沢 蒼:おめでとう!
夏川ミナ:やったー!やったー!
GM:ホシ持っとるねえ!
夏川ミナ:非絆のクズから脱出!
GM:そして全員が判定クリア!
青海暉:全員揃ったのか
篠沢 蒼:それでは撮影に入ります!
プロの監督:「本番……スタート……!」
篠沢 蒼:青いビキニの上にTシャツとショートパンツの出で立ちで、海辺で遊んでいる。
篠沢 蒼:カメラ目線を意識して笑いかけ、ぱしゃぱしゃ水をかけたり、くるっと回ったり。
篠沢 蒼:「あっ……」少しはしゃいで飛び跳ねて、波に足を取られ、そのまま転ぶ。
片山樋一:「あっ」思わず立ち上がる。
篠沢 蒼:水をかぶってずぶ濡れになり、一瞬恥ずかしげな表情。
篠沢 蒼:「っ、はははは!」すぐに、転んだことがおかしくてたまらない、みたいな顔で笑い出す。
篠沢 蒼:尻もちをついたまま、カメラに向かって手を差し出す。助け起こしてもらうように。
篠沢 蒼:体を起こし、「ありがと」と小さく一言。
篠沢 蒼:くるっとカメラに背を向けて、Tシャツを脱ぎます。
篠沢 蒼:そのままTシャツをぎゅーっと絞る。視線は気にしていないふり!
篠沢 蒼:ここで唐突に(画面外から渡された)サルピスを取り出す。
篠沢 蒼:勢いよく、ぐいっと飲んで一言。「初恋の味がする」
プロの監督:「……OK!カット!」
プロの監督:「文句なし……!」
プロのカメラマン:「フッ、コイツは厳しい。一瞬でも気を抜くと俺ですら魂を持っていかれそうだったぜ」
篠沢 蒼:「ありがとうございましたー!」ぺこりとスタッフに頭を下げ、片山くんのところへ走っていく。
片山樋一:「でしょ?でしょ?すげー良くないすかこれ?最高じゃないっすか?」
片山樋一:「あれうちのアイドルなんですよ!」監督にウザ絡みしている。
プロの監督:ゴゴゴゴゴ…
篠沢 蒼:「ふふ、プロデューサーには効くと思ったんだー」
片山樋一:「あっすいません、あっお疲れ!効くと思ったって何さ……」
片山樋一:「いや正直めっちゃ効いたけど……」
篠沢 蒼:「手を握るときドギマギする、ってデータがあるからね!」
篠沢 蒼:「あんな感じで助け起こされるの、二度もあったし」くすくす笑う。「参考にさせてもらいましたとも」
片山樋一:「ぐっ……!だってさ、あんなんさ!惚れるわ!反則だって!」
篠沢 蒼:「……っ」
篠沢 蒼:「惚れちゃったかー、仕方ないなぁ」
片山樋一:「あ、いやね、それぐらい良かった的な意味のね!は、ははは……」
篠沢 蒼:「次は青海さんの番だから」準備に入っているスタッフを指差す。「目移りしちゃうといいさ」
篠沢 蒼:「Undineの三人、全員に惚れ直してね♪」
片山樋一:「……っ」
片山樋一:「い、いやあ!今のキャッチコピーに使えるなあ、なんて……」
篠沢 蒼:「ふーん」片山くんの頬を両側からふにふにつまむ。
片山樋一:「うわっ、な、何?どしたの?」
篠沢 蒼:「熱心なプロデューサーだ、感心感心」
篠沢 蒼:「じゃ、着替えてくるから、またねー」
プロの監督:「それでは二本目……いざ尋常に。勝負!」
片山樋一:「おう!お疲れさま!」
青海暉:「はい、はい!」 メモを片手に着替えて出てきて
青海暉:「ちょっとあの、素人なりに演出っていうか、考えてみたんですけど、こんな感じで、どうでしょう。やってもらっていいですか?」 主にカメラさんに向けて
プロのカメラマン:「フッ、面白い。このチャレンジ、乗ったぜ」
青海暉:「ありがとうございます! じゃ、行きます!」
青海暉:イエローをベースにした丈の短いツーピースのタンキニの上に、白いTシャツを着ている。ボトムスはショートパンツ。
青海暉:で、カメラが回る前に、フォールンスプライトに猛禽の『鎧』を与えて空に放っておく。
青海暉:その動きを少し確認するように眺め、 「……よし、大丈夫。お願いします!」
プロの監督:「では本番用意……スタート!」
青海暉:……海に向かって、手を伸ばす。どこか思い詰めたような、緊張した表情で。
青海暉:差し出した両手の上に結晶が生成されて、花の形を形成していく……
青海暉:が、それは決して形にならない。途中で散ったり、砕けたり。
青海暉:ため息混じりで少しうつむくと、差し出した手にフォールンスプライトが羽ばたきながら止まる。首を傾げるそれと見つめ合う。
青海暉:「ふふ」
青海暉:何か吹っ切るように笑って、腕をぐっと振り上げる。
Fスプライト:フォールンスプライトが飛び立つと、辺りにキラキラと光る粒子が舞い、
青海暉:その中でTシャツを脱ぎ捨てる。さっぱりした表情の水着姿。
青海暉:足元からサルピスのペットボトルを手にして、ぐっと飲む。細い首筋がこくこくと動く。
青海暉:「はあっ……よし」
青海暉:ペットボトルを足元に置いて、
青海暉:「……うおーっ!」
青海暉:走り出す。砂浜から、海に向けて!
青海暉:カメラがその背中から足元に降りていくと、波打ち際にサルピスのボトルが立っていて、綺麗に咲いた結晶の花が添えられている——
青海暉:——
青海暉:「……で!」 ざばざば海から走って戻ってくる
青海暉:「サルピス、青春の味! みたいなのを重ねる感じで、どうでしょう!」
プロの監督:「OK!素晴らしい」
片山樋一:「おお……」
プロのカメラマン:「会心の画が撮れたぜ。礼を言うよ、お嬢ちゃん」
片山樋一:「映画監督みたい」
青海暉:「やった……褒められた」 ぐっと拳を握る
青海暉:「あはは、大げさ!」 その拳で軽く片山くんを小突いて 「でもありがと!」
青海暉:「まあほら、蒼ちゃんとかミナちゃんとかと比べると、私のカラーっていうか、求められる物はこういうのかなーってね」
片山樋一:「いやさ、ほんとに画的にすげーよくて……」といいつつちょっと眼を反らして視線を上に向ける。
片山樋一:「や、青海も十分になんというか……危険といいますか……」
青海暉:「チャレンジとかトライとかそういうので……ん?」
青海暉:「何見てるの? なんかある?」 片山くんにぐっと近寄って同じように上を見る
片山樋一:「おおううわわ」一歩のけぞるように下がる。
青海暉:「ん? ん……」 ちょっと怪訝な表情をして、また距離を詰めようとして、半歩で止まり
青海暉:「……ひ」
青海暉:「人が真面目にやってるのに何考えてんだ!」 そのまま頭突きを食らわせる
片山樋一:「あづっ!!……や、ちげって、真面目にさあ!」
片山樋一:「かなり来るの!青海の水着姿が!分かれ!」
青海暉:「真面目になんだ! 弁解をしてみなさい」 腰に手を当てて前傾で少し上目遣い気味に睨む
青海暉:「来るって……」
片山樋一:「いってえ……」
青海暉:「…………よ、よしてよ! もーわかってるでしょプロデューサーなら!」
青海暉:「私はそういうキャラじゃないでしょ! もっとほら、元気で明るい友達感覚で……そういうのは蒼ちゃんとかミナちゃんとかで」
青海暉:「そういう風のは、その……」
青海暉:「……」
片山樋一:「だからそういうキャラじゃないから余計にギャップ的なさあ!あ、や、」
片山樋一:「これ墓穴掘りそう!なし!なしで!」
青海暉:「……駄目。言いなさい」
片山樋一:「と、とにかくさ、よかったって!お疲れ!マジで!」
青海暉:「墓穴、掘れ」
片山樋一:「ゔ……」
片山樋一:「えっと、わりと友達感覚でいた感はぶっちゃけあったといいますか」
片山樋一:「ちょっとね、女子っていう意識が二人よかは薄い感じはなくもなかったんだけど」
片山樋一:「あ、いや、可愛くないとかそういう意味じゃなくてね!」
青海暉:「……」 むすっとした表情で聞いている
片山樋一:「……こほん。とにかく、とにかくね」
片山樋一:「意識そんなにしてなかったから、ふとそんな刺激的な格好されますとですね」
片山樋一:「こう、より女子感がはっきり意識されるといいますか」
片山樋一:「そんでまた青海がそのまま来るもんだからさあ……」
片山樋一:「要はさ……ええと」
片山樋一:「はい。惚れ直しました」
片山樋一:「……ゔー……なんだこれ恥っず……」顔を抑える。
青海暉:「……」 《万能器具》で絆創膏を作り、手渡す
青海暉:「……頭突きしてごめん」
片山樋一:「穴があったら入りたい……今掘りまくった墓穴に入るしか……うん?」
片山樋一:「ああ、うん……サンキュー……」
青海暉:「……これ以上」
青海暉:「これ以上バカになったら困るからね!!」
青海暉:大声で言うと、左腕と左手で胸元を隠しながら更衣スペースに走り去っていきます
片山樋一:「あ、うん、努力する……あ、お疲れ……」
プロの監督:「それではこれより……本日最後の撮影となる」
片山樋一:「っあー……怒らせたかな……」
プロの監督:「三本目……いざ!」
夏川ミナ:学校指定の水着の上にTシャツを着てます。風紀委員の見回り時の格好。
夏川ミナ:「監督、二つほどお願いがあるのですがよろしいでしょうか」
プロの監督:「いかなる要望にも応えよう」
夏川ミナ:「はい。まず一つなのですが……“初恋の味がする”という声だけ後から入れたいのです」
夏川ミナ:「録音は待ち時間に済ませました」
プロの監督:「成程、心得た。……もう一つは?」
夏川ミナ:「ええと……」 青海ちゃんと何やら話していたプロデューサーを見る。
夏川ミナ:「片山プロデューサーと、少しだけ共演できると……」 演出メモを手渡す。
プロの監督:「フム……?成程……」
夏川ミナ:『私が浜辺を歩いている』『ちょっと気になっている男性を見つける』『かけよってサルピスを渡す』と書いてあります。
夏川ミナ:「いかがでしょうか」
プロの監督:「面白い。見せてもらおう、君というアイドルと……Undineのプロデューサーの実力をな!」
夏川ミナ:「はい。ということでプロデューサー」
夏川ミナ:「お願いします」 腕をひっつかんでずりずり引っ張ってくる。
片山樋一:「えっ何?えっ?」
夏川ミナ:「大丈夫です。こう……海を見ていてくだされば」
片山樋一:「えっ俺出るの……?う、うん見ればいいのね……?」
夏川ミナ:「はい。自然体で」
夏川ミナ:「ゆるーく、ゆるーく、ですよ」
片山樋一:「言われると逆に自然体でいられなくなるやつ……」
プロの監督:「では、各々がたぬかりなく」
プロの監督:「本番……スタート!」
夏川ミナ:撮影開始地点。片山くんからちょっと離れたところに行く。
夏川ミナ:「ふう」
夏川ミナ:いつも通りの風紀委員の見回り。学校指定の水着の上にTシャツを着て、浜辺を一人で歩いています。
夏川ミナ:ちょうど陽に雲もかかり、あたりはちょっと暗い。
夏川ミナ:色々な人とすれ違う。
夏川ミナ:エキストラの男女カップル。アカデミアの賑やかな面子。
夏川ミナ:妹をおんぶした仲の良さそうな兄妹が横を通り過ぎる。
夏川ミナ:こっちは一人だ。
夏川ミナ:「……はあ」
夏川ミナ:寂しげにため息をついて、サルピスを一口飲み————
夏川ミナ:「——。」
夏川ミナ:顔を上げた視線の先に、片山くんを見つける。
夏川ミナ:太陽にかかっていた雲が晴れ、あたりが明るくなったタイミングで……走る!
夏川ミナ:ぱちゃぱちゃと裸足で水を散らしながら駆けて、
夏川ミナ:片山くんの背中に、頭からコツーンと当たります。
片山樋一:「っ」声を出しそうになってなんとか押さえる。
夏川ミナ:「(プロデューサー。こっちを向いて下さい、こっち)」
片山樋一:言われるがままに振り向く。微妙にぎこちない。
夏川ミナ:「……」
夏川ミナ:振り向いてくれた片山くんに、小さくにこっと微笑んで
夏川ミナ:「はい」
夏川ミナ:さっき、ちょっとだけ口をつけたサルピスを手渡す。
夏川ミナ:   『——初恋の味がする。サルピス』  
夏川ミナ:笑ってサルピスを差し出したまま、カットの合図を待ちます。
プロの監督:「……カット……」
夏川ミナ:「…………」
プロの監督:「ツゥー……(落涙)」
片山樋一:「……はあ」
夏川ミナ:「……いかがでしたか?初恋らしかったですか?」
夏川ミナ:「だめでしたか?」
片山樋一:「……あ゛あ゛」
片山樋一:「ちょ、ちょっとゴメンな。落ち着いてくる。頭冷やす」
夏川ミナ:「えっ」
片山樋一:上着と靴と靴下だけ脱いで、浜辺にダッシュする。
夏川ミナ:「えっ」
片山樋一:海に飛び込んで、思いっきりクロールで沖まで突き進んでから
片山樋一:しばらくしてUターンで戻ってくる。
夏川ミナ:「プロデューサー!?」 慌ててTシャツを脱いで、救助に向かおうと考えるが
夏川ミナ:全然そんな必要無しなのに気づいて、余計に困惑する。
片山樋一:「……ふぅー……よしっ。よしっ」
夏川ミナ:「あの。やはり、急な共演はご迷惑でしたでしょうか」 タオルを渡しながらおどおどと尋ねる。
片山樋一:「あ、違う違う!そういうんじゃなくてさ……!これは俺の問題で……!」
夏川ミナ:「考えてみれば青海暉や篠沢蒼と違って、この水着も地味ですし……」
片山樋一:「そっちの側が地味だから余計に夏川が引き立っていいんだって!」
夏川ミナ:「……」
夏川ミナ:「本当ですか」
夏川ミナ:「かわいくアイドル、できていましたか?」
片山樋一:「いや、出来てるっていうか……」顔をそらす。
片山樋一:「出来過ぎっていうか……」もごもごとつぶやく。
夏川ミナ:「……プロデューサーの」
夏川ミナ:「プロデューサーのおかげです。ただの風紀委員だった私が、こんなアイドルになれたのは」
夏川ミナ:「プロデューサー。これからもずっと……ライブバトルが終わっても、心は私のプロデューサーでいてください」
片山樋一:向き直る。「何言ってんだって。俺だって素人なんだから、そのへんのやつひっ捕まえてアイドルになんて出来るわけないって」
片山樋一:「だからそれは夏川の……へ?ずっと?それって……」
片山樋一:「え?これそういう意味?そういう意味で取っていいの?」
片山樋一:「たしかにさっきの、演技とは思えぬ迫真ぶりだったし……すげー可愛かったしな……いやいや」
片山樋一:「落ち着け—、落ち着けよ片山樋一ー?お前何のためにひと泳ぎしたー?」
夏川ミナ:「はい。もし私が道を見失ったときは、頼れる友人としてあなたを……プロデューサー?」
夏川ミナ:「プロデューサー」 ぶんぶん。
片山樋一:「あ、いや何でも!そうだよね!もちろん!じゃんじゃん頼って!うん!」
片山樋一:「大丈夫です、大丈夫!あなたの片山樋一です!」
片山樋一:「あ、じゃね、えっと、CM!CM、良かったよ!最高だった!」
片山樋一:「お疲れ!」
夏川ミナ:「はい。プロデューサーも、本当にありがとうございました」
片山樋一:「おう!夏川が可愛くそのまま撮れてよかった」
夏川ミナ:片山くんにぺこりとお辞儀して、
夏川ミナ:脱いだTシャツを片手にそのまま去ります。
片山樋一:「……」
片山樋一:「……うおあー……ほあー……」
片山樋一:「うーっ!ああ……」
片山樋一:ずぶ濡れのまま、浜辺に大の字に寝転がる。
片山樋一:「なんか俺これ、死ぬんじゃねえの……?」
GM:シーンをカットします。
GM:その前にランキング更新。
GM:お仕事成功…1000pts
GM:達成値ボーナス…180pts
GM:◆百花繚乱アイドルチャート◆
1.♪神様のダイス/Dream Tears(12278pts)
2.♪Next step!/Undine(11745pts)
3.♪集めよ乙女よ薔薇の花/ダイオジュネス・ラブ(10990pts)
4.♪ハートをのみこんで/Sh-Rink(9100pts)
5.♪Disziplin/ベアトリス・ハックマン(9015pts)

GM:ロイス、調達あればどうぞ
GM:調達はラストチャンスですね
夏川ミナ:ビーちゃん、がんばるなー
青海暉:片山くんのロイスを ○信頼/赤点 から ○信頼/羞恥 へ変更
夏川ミナ:うあー!UndineでひとまとめSロイスにしたいー!
GM:赤点脱出!
片山樋一:クリシーを狙ってみます。能力訓練。
片山樋一:6dx+6>=25
DoubleCross : (6R10+6[10]>=25) → 9[2,3,5,6,9,9]+6 → 15 → 失敗

篠沢 蒼:青海ちゃんへのロイスを 憧憬○/隔意 から 尊敬○/嫉妬 に変更します
青海暉:ほうほう、そのクリスタルシールドというのはそんなによいものなのだね。狙ってみよう
片山樋一:まあダメだよね!以上で!
青海暉:3dx+1=>25
DoubleCross : (3R10+1[10]>=25) → 7[4,5,7]+1 → 8 → 失敗

青海暉:きっと何でもできるよ~♪(失敗)
青海暉:以上
篠沢 蒼:クリスタルシールドを狙ってみます
篠沢 蒼:7dx+6>=25
DoubleCross : (7R10+6[10]>=25) → 10[2,2,6,6,9,9,10]+4[4]+6 → 20 → 失敗

夏川ミナ:あっ、おしい
篠沢 蒼:財産使い切って成功!
夏川ミナ:惜しいっていうか
夏川ミナ:すごい!
青海暉:おお、アイドルマネー
GM:すげー!
夏川ミナ:“猛犬番長”片山 樋一/○幸福感/謝意/ N感情を不安に変えます。
篠沢 蒼:片山くん!使いますか?
夏川ミナ:すごく楽しいけど、終わったらプロデューサーも居なくなってしまう……
片山樋一:いや、篠沢さんに渡そうと思ってたんですよねw
夏川ミナ:www
片山樋一:同時装備不可だし……w
青海暉:言われてみればそうだ
篠沢 蒼:あ、そうかw
篠沢 蒼:じゃあ持っておきます!
夏川ミナ:こっちはブラックローレライという名の
夏川ミナ:ビーちゃんのデビューシングル「Disziplin」を狙ってみます。
夏川ミナ:3dx+1=>8
DoubleCross : (3R10+1[10]>=8) → 10[1,7,10]+4[4]+1 → 15 → 成功

GM:www
夏川ミナ:買えました!やったー!
GM:買っちゃったw
夏川ミナ:握手券だー!
青海暉:あっ相当品ルール
篠沢 蒼:やったねビーちゃん!
夏川ミナ:以上!
片山樋一:ライバルのを!
GM:では、みんな以上かな?
夏川ミナ:ウェイ!
片山樋一:以上で!
青海暉:イヤーッ!
篠沢 蒼:はい!
GM:よぉし!終了!
GM:◆ミドルシーン10 END◆

GM:◆クライマックスシーン◆登場PC…全員登場
夏川ミナ:夏川ミナの侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:88->89)
夏川ミナ:おまえ
GM:ここに来てw
片山樋一:片山樋一の侵蝕率を+7(1d10-1->8-1)した(侵蝕率:90->97)
篠沢 蒼:1d10+102
DoubleCross : (1D10+102) → 8[8]+102 → 110

篠沢 蒼:ふぎゃ
青海暉:青海暉の侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:91->98)
夏川ミナ:こいつの登場ダイスは何なんだろう……w
夏川ミナ:蒼ちゃん!!
GM:蒼ちゃーん!?
青海暉:衝動判定の時はダイス取り替えるのよ!
GM:君たち in the 控室!
GM:遠く聞こえてくるリハーサルの音、押し寄せた観客の地鳴りのようなざわめき。
GM:独特の緊張感が高まり、会場は異様な空気に包まれている。
GM:そんなプレッシャー高まる状況で君たちを訪ねてきた人物あり!
雲雀宏一:「ひゃっほーう。やる気は十分?」
夏川ミナ:衣装に着替え……ていました。
篠沢 蒼:「なんですかそのテンション」
片山樋一:「うわっ生徒会長」
夏川ミナ:「まずノックをしてください」 衝立の影からミネラルウォーターのペットボトルを投げつける。
雲雀宏一:「危ない!影柱くん!」
影田七生:「影田です」
GM:副会長の影田がペットボトルをキャッチ。
GM:アンド、会長の顔に叩きつける。
夏川ミナ:「あっ、偉い」
青海暉:「アシスト」
篠沢 蒼:「ナイスアタック」
片山樋一:「今の1クッション要る?」
雲雀宏一:「何をするんだッフウフウ!」
影田七生:「まずは君が落ち着け」
GM:現在の雲雀宏一の姿はといえば
GM:DreamTears公式ハッピを着て「明日香LOVE」と書かれたハチマキを絞め、両手に計8本のサイリウムだ。
青海暉:「いや、実際なんで会長がここに」
青海暉:「敵!」 ペットボトルを投げる
篠沢 蒼:「警備の人呼ぼっか?」
影田七生:再度キャッチアンド叩きつけ!
雲雀宏一:「いやもうそれはいいから!」
片山樋一:「呼ぶか……」
雲雀宏一:「ふざけている場合か君たち」
篠沢 蒼:「その言葉、そのまま返していいですね」
夏川ミナ:「一番ふざけている人に言われるのは、なかなか複雑なものがありますね」
夏川ミナ:「何か御用ですか?会長」
雲雀宏一:「うーん、君たちは知らないが実はいま大変な状況なんだよ」
雲雀宏一:「独自の調査網によれば、ダイオジュネス・ラブはディオゲネスクラブと何らかの関与がある…可能性がある!」
片山樋一:「だいぶまだふわっとしてない……?」
青海暉:「そのくらいなら私たちも知ってるし」
雲雀宏一:「えっ……マジで?」
夏川ミナ:「私達の調査でも同じ結果が出ていなければ、信じるかどうか悩むラインでしたね」
雲雀宏一:「ちょっとあれだ、君たちが知っている情報を教えてくれないだろうか……」
雲雀宏一:「なんかその方がよさそう……」
夏川ミナ:……教えちゃって大丈夫?という顔でみんなを見ます。
片山樋一:「何しに来たんだこいつ」
夏川ミナ:大丈夫?会長だよ?という目。
青海暉:早く教えて追い払えば? という顔をしています
篠沢 蒼:どちらでもいいから帰って欲しいよね、という視線を投げかけます。
雲雀宏一:[]
雲雀宏一:「君たち目で会話するの得意だな」
青海暉:「そりゃもう。アイドルに重要なのは表現力と感受性ですから」
片山樋一:「えっと、みんな本番前で集中してるんで……」
篠沢 蒼:「アイドルですから。目力が命!」
雲雀宏一:「しかし、フムフム。おおよその所は理解した。入ってきていいよー」ドアの外に呼びかける。
夏川ミナ:「む」 ドアの方に目をやります。
長牧彼方:「ええと……失礼します」
GM:DreamTearsのメンバー、長牧彼方だ。
夏川ミナ:「えっ」
篠沢 蒼:「あ、ドリティアの……長牧さん」
片山樋一:「え?何?どうしたの……んですか?」
青海暉:「……んー? なんで?」
夏川ミナ:「ライブ前に、お一人で。何かありましたか」
長牧彼方:「えーと。もう開始まで時間もないから、手短に言う」
長牧彼方:「明日香は……うちのメンバー、春海明日香は、多分仮面の力を使ってる。それも、本人は自覚なし」
片山樋一:「……仮面」
片山樋一:「えっ、マジで?」
青海暉:「……自覚なし? そういうこともあるんだ」
夏川ミナ:「仮面を被っているところを見たのですか」
篠沢 蒼:「春海さんのあの様子が、っていうこと?」
長牧彼方:「見たわけじゃないんだけれど。ただ、色々あって、あたしとみあは仮面についてはピンと来るっていうか」
夏川ミナ:「ああ……」 被った事ありますしね、とは言わない。
篠沢 蒼:首を傾げるが、深くは突っ込まない。
長牧彼方:「だから、今のあの子の力は、その仮面のおかげなんだよね。迷いが吹っ切れたのもあるんだろうけど」
青海暉:「まあ、いきなりキャラ、っていうか性格が変わった上に、エフェクト使った私に迫りかねないスペックっていうのは、気になってはいたけど」
篠沢 蒼:「それで……」済まなそうな表情を作る。「そのことを、どうして僕たちに?えっと」
片山樋一:「えっとさ、それを俺らに言うのって」
片山樋一:「ぶっ壊してくれってこと……?」
篠沢 蒼:「確かに夏川さんは風紀委員だけどさ」
長牧彼方:「壊していいものなのかどうなのか、私には判断がつかなくて……」
雲雀宏一:「今すぐ壊しちゃうとまずいんじゃない?」サイリウムを振りながら。
夏川ミナ:「そうですね。仮面にはそれぞれの特性がありますから、闇雲に破壊するのは確かにまずいかもしれません」
青海暉:「……ああ。なるほどね。それは確かに言えてるかもか。性格が変わったのが仮面の恩恵なら」
夏川ミナ:「あと、真面目に聞いて下さい」 サルピスのペットボトルを会長に投げつける。
影田七生:キャッチ以下略
片山樋一:「あ、警備の人!こっちですこっち、この人です!」
片山樋一:「じゃあどうすんのがいいんだろうなあ」
雲雀宏一:「は、放せ!僕は会長だぞ!ぐわー」
長牧彼方:「虫のいい話だとは思うんだけど」
長牧彼方:「とりあえずライブにはこのまま出るつもり。もしも明日香に何かあったら、その時は協力してほしい」
夏川ミナ:「相手が誰であろうと優勝する為にここまで来ましたから、私としては異存ありませんが……」
夏川ミナ:「プロデューサーや皆さんは、どうでしょう」
夏川ミナ:パイプ椅子に腰掛けてサルピスを一口飲む。
篠沢 蒼:「僕は……構わない、けど」
青海暉:「私としても、特に異存はないよ、それでも」
片山樋一:「うーん、あんまほっとくのもよくないと思うけどなあ……うーん……」
篠沢 蒼:「何かあったとき、力になれるとは限らないからね」
篠沢 蒼:「特に、エフェクト使った喧嘩なんかやったこともないし」
青海暉:「仮面のおかげでも、成功したっていう体験は残る訳だし、それは仮面がなくなった後の明日香ちゃんにも良い事だと思うし……」
夏川ミナ:「えっ」 やったことないんだ、という目を一瞬蒼ちゃんに向ける。
片山樋一:「いやアイドルに喧嘩なんざ張らせねえって」
篠沢 蒼:「?」ミナちゃんの反応に首を傾げる。
夏川ミナ:「あ、いえ。なんでも」
篠沢 蒼:「? ……まあ、今のところ仮面でもなんでも、ちゃんとしたアイドルやってるんだし」
雲雀宏一:「ステージで明日香ちゃんの勇姿が見られる!」ズタボロになって戻ってくる
篠沢 蒼:「ファンも喜ぶし、誰も不幸になってない」
片山樋一:「警備の人仕事してねえのな」
夏川ミナ:「その点に関しては、おめでとうございます」 会長に憐憫の視線を向ける。
青海暉:「……そうだな。今のところは、か」 それを聞いてちょっと不安そうな表情 「いざって時の備えはしておこう」
夏川ミナ:「いざという時……戦闘時に備え、仮面の能力だけでも把握しておきたいところですが」
夏川ミナ:「……厳しそうですね。どうしましょう」 時計を見る。
雲雀宏一:「あ、ちなみに会場は超満員で風紀委員、番長連、生徒会、みんな警備に駆り出されているから」
片山樋一:「ほっとく方向性でほんとにいいのかな……うーん……」唸っている。
雲雀宏一:「何かあったら頼れるのは君たちだけだな」
夏川ミナ:「うわあ」
青海暉:「他人事」
篠沢 蒼:「えっ……それは困る」
夏川ミナ:「でも、チャンスかもしれませんね」
夏川ミナ:「私達が優勝するのは当然ですが……もし何か事件に発展しても、Undineが見事それを食い止めたなら」
夏川ミナ:「アカデミアアイドル史上に残るスーパーアイドルになれるかもしれません」
夏川ミナ:「……もちろん、何事も無く終わるのが一番なのですが」
夏川ミナ:サルピスを飲む。
雲雀宏一:「そうそう。こういう事態を見越して白羽の矢を立てたわけだし」
雲雀宏一:「何とかしてくれると信じているよ」
片山樋一:「いや、アイドルの評価に結びつかないからねそれ!」
篠沢 蒼:「夏川さん」意外そうな顔。「そういう考え方するタイプだったんだ」
青海暉:「ミナちゃんすっかり乗ってるね……プロデューサー的に不安なのは分かるけどさ、ちょっとこれは真面目な話なんだけど」
夏川ミナ:「UGNチルドレンは合理性を……。 やはり、おかしいでしょうか」
夏川ミナ:「?」 青海ちゃんの方を見る。
篠沢 蒼:「ううん。素敵だと思うよ、アイドル的に」
青海暉:「仮に仮面を今壊しに行ってだ、明日香ちゃんの性格が元のあんなんに戻ってステージに上がれなくなったら、彼女客観的に見たら『最高のステージを前にビビッてフケた』事になるじゃん」
青海暉:「そうなったらいよいよ、これが終わったあとのアカデミア生活に良くないと思うんだよね。それは、なんていうか、ちょっと可哀想で。友達だからさ!」
夏川ミナ:「確かに。一理あります」
片山樋一:「や、俺はさあ、なんか、仮面の意志のままに一番うまいとこ汚されちまったみたいなケチつかねえかなって思ってさ……」
青海暉:「ついでに言うと、『ステージ直前にUndineがドリティアのセンターになんかしてステージに上がれなくした』という風に見られる可能性もある訳で」
片山樋一:「それは困るけど……俺だけ行けばUndine関係ねえみたいにならない?」
片山樋一:「ムリかな……」
篠沢 蒼:「正直言うと、僕は……最高のステージで、最高のDreamTearsとライブしたいから」
篠沢 蒼:「仮面は、まだそのままでいいんじゃないかって……。ごめん、身勝手なこと言って」
青海暉:「いや、片山くん」
青海暉:ネクタイピンを指差して 「それはない」
篠沢 蒼:「そうそう、プロデューサーもしっかり名簿に載ってるんだよ」
片山樋一:自分の胸元を見る。
篠沢 蒼:「あのとき自分の名前書いたの、忘れた?」
片山樋一:「あー……うー……そうだな。そうだ。すまん」
夏川ミナ:「プロデューサーを単独で危地へ向かわせてはアイドルの名折れです。向かわれるなら、私も必ず同行します」
片山樋一:「俺はプロデューサーだわ」
青海暉:「もちろん、片山くんの気持ちは嬉しいけど、ね! 結局、仮面の性質が分かんないからな……えーと、長牧さん。なんか仮面のせいであったとか、現状思いつく事ある? 正直に言って」
夏川ミナ:「プロデューサーですよ」
片山樋一:「担当アイドルを一番に考える。うん。悪い」
片山樋一:「それで行こう。ウダウダ言ってごめん」
長牧彼方:「えーと……仮面の影響?前みたいなキョドりがなくなったくらいかな…?」
長牧彼方:「あとは、やたら”希望”って言葉を口にするようになった気がするけど」
片山樋一:「希望?」
夏川ミナ:「希望」
夏川ミナ:片山くんとほぼ同時に口にする。
篠沢 蒼:「希望の、仮面」
青海暉:「……で、私たちとのライブバトルで負けた時も、別になんもしてこなかったし」
篠沢 蒼:「そう。特に悪さしてる感じじゃない、ってことだよね……」
青海暉:「別に裏で一般生徒を踊り食いしてるとかでもないっぽいから……」
夏川ミナ:「現時点では、そう判断できますね」
篠沢 蒼:「踊り食い」
片山樋一:「踊り食いした事件あんの?マジで?」
青海暉:「食いつくない! ……うん。きっと大丈夫だよ。私はそう信じる」
長牧彼方:「ありがとう。なんか、勝手なお願いばっかしてごめんね。うちのプロデューサーもあんたに謝ってた」と、これは片山君に。
青海暉:「駄目だった時は、止めてみせる」 手首のブレスレットに触れて 「絶対に」
篠沢 蒼:「うん。何かあったら僕たちが全力で助ける。大丈夫」
夏川ミナ:「ドリティアのプロデューサー……馬の人ですね」
夏川ミナ:「人?」
片山樋一:「マジすか。馬面先輩が直々に……?俺今までそんなこと言われたことねえのに」
長牧彼方:「”こちらは気にせず自分のユニットのプロデュースに専念してほしい”なんて言っておいて、申し訳ないってさ」
片山樋一:「いっつもヒヒーンしか言われたことないのに……感激だ……」
GM:そうこうしているうちに開演時間も迫り、トップバッターであるダイオジュネス・ラブのステージが始まろうとしている。
夏川ミナ:「そろそろ開演です。このままライブに出るべきか、先手を打って春海明日香を襲撃するか……」
夏川ミナ:「いかがいたしますか。プロデューサー」
長牧彼方:(あたしがここに居るのに堂々と襲撃相談すんのこの子)
片山樋一:「肚決まったよ。ライブのことだけ考えてくれ」
青海暉:「よしっ、オッケーオッケー。それでいこう」
青海暉:「何か起こった時のことは、何か起こってから!」
篠沢 蒼:「そうそう、僕たちがついてるから。長牧さんは安心してライブに全力投球して」
夏川ミナ:「良い考えと存じます」 頷く。
篠沢 蒼:「全力のドリティア、見たいからさ」にっこり笑う。
長牧彼方:「よしっ。じゃあ、お互いベスト尽くそう!」
夏川ミナ:「そうそう、こういう時はライバルにこう言うのですよね」
夏川ミナ:「ええと……そう」
夏川ミナ:「“お前たちを倒すのは俺たちだ。負けるんじゃねえぞ”」
夏川ミナ:「負けないでくださいね」
片山樋一:「今使うやつじゃないかなあ」
長牧彼方:思わず口元をおさえて笑う。
長牧彼方:「話して良かったよ。じゃあね!」
GM:長牧彼方は自分たちの控室へ戻って行きます。
篠沢 蒼:「ステージ、期待してるよ!」と手を振って見送ってから——
篠沢 蒼:「……ああー」頭を抱えます。
夏川ミナ:「?」
片山樋一:「何?どしたの?」
夏川ミナ:「緊張ですか。篠沢蒼」
篠沢 蒼:「えっと……何かあったら皆がんばって……」
篠沢 蒼:「僕ほんと喧嘩とか向いてないから……応援するだけのエフェクトだし……Cランクだし……」
篠沢 蒼:「かっこつけてごめん……」
夏川ミナ:「……そういえば、皆さんの戦闘能力をまったく把握していませんでした」
片山樋一:「や、俺もCランクだし……ってか、そもそもその前にさ」
青海暉:「あはは、そんな事。それ言ったら私だって、一日三回しか攻撃できないし、Cランクだし!」
夏川ミナ:「…………。」
篠沢 蒼:「えっ……」
片山樋一:「あのさ!君らやる気満々かも知んないけど、そもそも俺君らに張らせる気ないかんね」
夏川ミナ:(わたしだけランクが違う……) 人知れずしょんぼりする。
篠沢 蒼:「……片山くん」
片山樋一:「いざつう時に体張んのは男の役目!オーケイ?」
夏川ミナ:「前時代的ですが、かっこいいと思います」
雲雀宏一:「ヒュウヒュウ」
篠沢 蒼:「オーヴァードにそんな理屈通用しないよ」苦笑します。「でも、ありがと。頼りにするよ、プロデューサー」
片山樋一:「そう。だからね、たとえばこういうのを警備に突き出すのも男の仕事なわけですよ」首根っこを掴む。
片山樋一:「なんでまだ居るんだろう」
青海暉:「まあ、そういう事にしといたげよう。でも結局、一番近くにいるのは私たちだろうからなあ」
雲雀宏一:「ギニャー」
夏川ミナ:「お疲れ様です、生徒会長」 お辞儀して見送る。
夏川ミナ:「いざとなったら……プロデューサーをお支えできるのは私達だけ。ですね」
青海暉:「……多分、多分だけどね。もし仮面が悪さするとしたら、きっとそれは、このライブの、ここ最近のアイドルシーズンのすべての結果が出るその時だと思う」
片山樋一:「一番いいとこで台無しにしようってか?趣味の悪い連中が考えそうだなあ」
青海暉:「いや、それもあるけど、明日香ちゃんの希望っていうと、多分……」 少し視線を落として
青海暉:「……だから、その時までは仮面も何も忘れて、私たちのベストをしよう!」
青海暉:「していけたらと! 思います!」
夏川ミナ:「はい。伝説のプロデューサー率いるUndineは最強アイドルユニットですから、負けません」
篠沢 蒼:「それじゃ、僕たちがわざと負けたら、希望は叶うんじゃない?——なんて」
篠沢 蒼:「譲る気はないんだけどね」
青海暉:「当然! ここまで来たんだから!」
片山樋一:「それでよし!ほら手出す!手!3人で!」
夏川ミナ:「む」 手を出します。
篠沢 蒼:「うん」手を重ねます。
青海暉:「よしっ」 手を重ねます
篠沢 蒼:「……プロデューサーも」
篠沢 蒼:「3人と1人、揃ってUndineだよ」
夏川ミナ:こくこくと頷く。
青海暉:「そうそう。早く!」
夏川ミナ:「運命共同体ですね」
片山樋一:「こういうのってよく考えたらプロデューサーって載せない気がしたけど大丈夫かな」
篠沢 蒼:「よく考えるなんてらしくないよ。もっと素直で軽率なのが片山くん」
夏川ミナ:「よそはよそ、うちはうちという言葉もありますしね」
青海暉:「いいから乗せなって!」
片山樋一:「軽率はせめてもうちょっとオブラートに包んでほしかった……あっ時間ねえんだよなすまん!」
片山樋一:おずおずと載せる。
篠沢 蒼:「よし……それじゃ、最高のライブにしよう!Undine、ファイト!」
篠沢 蒼:「おー!」
青海暉:「オー!」
夏川ミナ:「おおー」
片山樋一:「応!しゃあ!」
GM:----
GM:廊下につまみ出された雲雀宏一が、むくりと体を起こす。
影田七生:「……何かもっと、”先代”としてアドバイスしてあげてもよかったのでは?」
雲雀宏一:「いやあ、ダメダメ。アイドルの世界は日進月歩だからね。僕のノウハウなんて黴が生えてるよ」
GM:雲雀宏一は肩をすくめてヘラヘラと笑う。
雲雀宏一:「頑張れよ、片山くん。いや、”運命のプロデューサー”よ」
GM:感慨にふけりながらそう言うと、ハッピをなびかせて観客席に向かって走り出した。
GM:----
GM:ブリリアントライブバトル 開幕
GM:ルールを説明します。
夏川ミナ:説明!
GM:ブリリアントライブバトルは合計達成値の勝負ではなく、三人のメンバーがそれぞれ達成値を競います。
GM:つまり一人目、二人目、三人目が判定をして勝数の多いユニットが勝利となります。
夏川ミナ:ふんふむ
GM:判定に目標値は無く、純粋に対決のみとなります。
GM:使用できる技能は【肉体】<芸術:><知覚><意志><交渉>…ミニライブの時と同じですね
GM:達成値ボーナスが乗る事、絆ポイントを《妖精の手》相当として使える事をお忘れなく。
GM:プロデューサーは好きな技能で7以上出せばPC一人にだけアシストが可能です。
達成値+3のボーナスを付けてください。

片山樋一:やったぜ
GM:ではまずは……ダイオジュネス・ラブのステージだ!
GM:----
GM:揃いのゴシック衣装に身を包んだダイオジュネス・ラブのメンバーが、スモークの中から姿を現す。
GM:ファンは熱狂的な歓喜の叫び声をあげてそれを迎える。
GM:歌う曲はもちろん彼女たちの大ヒットナンバー「集めよ乙女よ薔薇の花」!
GM:三人の歌声が折り重なり、幻惑的なステップで交差する。
プラネ:「♪集めよ乙女よ薔薇の花 くちびるの色褪せぬ間に」
プラネ:「♪茨の茂みでひそやかに眠る 優しい夢から覚める時」
GM:プラネが達成値15相当の猫っぽく可愛らしいポーズを決める。
マスターブレイ子:「♪集めよ乙女よ薔薇の花 両手に抱えきれぬほどに」
マスターブレイ子:「♪一途な気持ちじゃ満たされないの もっともっと欲しくなる」
GM:マスターブレイ子もまた、達成値15相当の鋭い剣戟ダンスを披露。
カルディエ:「♪恋する命の定めなら 燃え尽きて散ってもかまわない」
カルディエ:「♪振りまいて甘い嘘 すべては幻」
GM:達成値25相当、客席を魅了するカルディエの歌唱力!
GM:降り注いでいた黒い花びらが一斉に赤く染まり、ステージに吹き荒れる。
ダイオジュネス・ラブ:「♪集めよ乙女よ 薔薇の花」
GM:ダイオジュネス・ラブ……達成値15/15/25
GM:会場内は大興奮の渦に包まれた!
GM:もはやこのままダイオジュネス・ラブの勝ちでいいんじゃねムードと言っても過言ではない。
GM:そんな空気の中、次の出番はUndine!
GM:君たちは挑まなくてはならない。この厳しい戦いに!
GM:----
一般生徒:「Undine~!!」「ミナちゃーん」「あおいーー」「青海ちゃんがんばー!」
GM:観客席からは、君たちを呼ぶ声。
夏川ミナ:舞台袖で待機してます。
夏川ミナ:「夏川ミナ、いつでもライブを開始できます」
篠沢 蒼:「うん、行こう。最後のステージ。最高のステージに」
青海暉:「だね。泣いても笑ってもだ」
片山樋一:「……」
夏川ミナ:「プロデューサー。どうしましたか」
夏川ミナ:「おなかでも痛いのですか」
片山樋一:「……うん。なんかすげえ緊張して……」
篠沢 蒼:「じゃあどうする?」片山くんに。「私たちのライブ、保健室から見ててもいいよ?」
夏川ミナ:「ええっ」
夏川ミナ:「だめです。それはダメです。絶対にだめです」
夏川ミナ:「やはり、最後の戦いはプロデューサーと一緒が良いです」
青海暉:「一緒っても舞台袖が限度だけどねー。物理的には」
片山樋一:「保健室は困る!俺だけケツ捲るのダサすぎるし……」
篠沢 蒼:「ふふ、冗談。片山くんが『うん、そうする』なんて言えるわけないもんね」
篠沢 蒼:「ずっと一緒に戦ってきたんだもん、ね」
片山樋一:「俺だってさ、自分が出るんだったらこんなんならないんだけどさ……」
片山樋一:「やっぱさ、みんな今まで頑張ってきたからさ……」
夏川ミナ:「……」
夏川ミナ:「私達を信じて頂けませんか」
夏川ミナ:「あなたが育てたアイドルです。大丈夫です」
夏川ミナ:「具体的に申し上げれば、最強ですし、無敵です」
夏川ミナ:「信じて下さい」 片山君の手を握る。
片山樋一:「……だよな。最強で、無敵だ」
青海暉:「……まったく! ここまで来ても赤点だな、片山くんは!」
片山樋一:「じゃあさ。一つだけ。プロデューサーから最後のアドバイス」
片山樋一:「う、うるへえ!」
青海暉:「一つだけ最後のアドバイスって、言ったな? 赤点を脱せるかはそれにかかってるね!」
片山樋一:〈芸術:笑顔〉でアシスト判定しましょう。能力訓練も載せる。
夏川ミナ:笑顔!
篠沢 蒼:笑顔!
青海暉:笑顔です
片山樋一:8dx+1>=7
DoubleCross : (8R10+1[10]>=7) → 10[1,1,3,4,5,7,7,10]+4[4]+1 → 15 → 成功

片山樋一:思いっきり笑ってみせる。「笑顔で!そいつだけ忘れんな」
夏川ミナ:「…………おお…………」
青海暉:「……ま、及第点かな。シンプルなのはいいよね」
篠沢 蒼:「うん」片山くんに笑い返す。アイドルではない、素の笑顔。
夏川ミナ:「笑顔は苦手ですが」
夏川ミナ:「みんなに負けないよう、ファンの皆さんに喜んで頂けるよう」
篠沢 蒼:それからすぐに、アイドルの顔に戻る。「いい笑顔ありがと♪ 最高のお手本だよ」
青海暉:「ちゃんと見ててよ。私たちのこと!」 強気で自負を帯びた笑み
夏川ミナ:「せいいっぱい……がんばります」 にこりと笑う。
片山樋一:「オッケー!行って来い!」
夏川ミナ:「はい。“ジェミニ”夏川ミナ、行ってまいります」
篠沢 蒼:「行ってくる!応援しててね!」
青海暉:「このまま最後まで行くよ。止まってなんてやらないからね!」
篠沢 蒼:判定、振ります!
GM:どうぞだ!
篠沢 蒼:<芸術:音楽>で判定。ブラックローレライとCランクⅡとアイドル心得を使ってダイスと達成値をプラス。
篠沢 蒼:5dx+2+2+2
DoubleCross : (5R10+2+2+2[10]) → 10[4,5,6,7,10]+1[1]+6 → 17

GM:ヒエエ
夏川ミナ:絆だ!絆もやっちゃえ!
片山樋一:絆パワー!
篠沢 蒼:振り足し!
青海暉:絆バースト!
篠沢 蒼:1dx+26
DoubleCross : (1R10+26[10]) → 8[8]+26 → 34

GM:うわっ
片山樋一:そして!さらに絆パワー!
篠沢 蒼:1dx+36 持ってけー!
DoubleCross : (1R10+36[10]) → 1[1]+36 → 37 → ファンブル

篠沢 蒼:ここでw
GM:まあ十分にww
青海暉:最後にww
篠沢 蒼:ともあれ37!
夏川ミナ:つよいぜ~
GM:OK!先ほどのプラネのパフォーマンスは十分に上回っていると言えるでしょう。
篠沢 蒼:ステージを照らす照明が暗くなる。その中央、一段高くなったところに立って構える。
篠沢 蒼:「♪Next step 次の扉 新しい場所へ」最初のフレーズとともにスポットライトが灯り、Undineを照らす。
篠沢 蒼:その眩しさに、一瞬足がすくむ。自分の力だけでは立てなかった舞台。
篠沢 蒼:だけど、今は仲間がいて、見守ってくれる人がいて。たくさんのファンも、きっと皆応援してくれている。だから、大丈夫。
篠沢 蒼:「♪もっと大きく一歩を」ステージの前方に歩を進める。光の輪がそれを追う。
篠沢 蒼:「♪もう止まらない踏み出して——」一気に駆け出し、「Next step!」跳躍!
篠沢 蒼:同時に、一斉にライトが灯りステージをまばゆく輝かせる!
篠沢 蒼:Undineの、最高のステージが始まる!
夏川ミナ:芸術:音楽で振ります。ブラックローレライで+2、レッスンボーナスで+2。
夏川ミナ:あと、プロデューサーが私をアシストしてくれたそうなので
夏川ミナ:プロデューサーパワで、達成値が+3!
片山樋一:したよ!
GM:では行ってみようぜ!
夏川ミナ:した!ということで計+7。振ります。
夏川ミナ:10dx+2+2+3
DoubleCross : (10R10+2+2+3[10]) → 10[2,3,3,5,5,7,8,8,9,10]+5[5]+7 → 22

GM:ヒエーッ
夏川ミナ:絆ポイントを使用!振りたし!
片山樋一:絆の!力ーっ!
夏川ミナ:1dx+27
DoubleCross : (1R10+27[10]) → 1[1]+27 → 28 → ファンブル

夏川ミナ:もー
GM:さっきからw
夏川ミナ:最終達成値は28!
GM:マスターブレイ子のダンスよりも強い!
篠沢 蒼:気まぐれダイスめ
夏川ミナ:「♪……一生一度の晴れ舞台なのに」 「なんだかんだトラブって」
夏川ミナ:「♪Unluckyのドミノ倒し 泣きたくなるよなバッドチューン」
夏川ミナ:自分の女性的な魅力など、これまで考えたこともなかった。
夏川ミナ:チルドレン時代。自分の腕は敵を倒す為にあり、脚は敵に素早く近づく為にあった。
夏川ミナ:アカデミアに入っても、風紀の仕事や事件を解決するための重要パーツという位置づけでしかなかった。
夏川ミナ:(脚線美とか……笑顔とか。歌声が武器になるなんて)
夏川ミナ:(こんな世界が、あったなんて)
夏川ミナ:「♪"こんな展開ありえない!"——なんて叫んでみても始まらないね」 光に包まれて踊る。
夏川ミナ:「♪膝抱えてないで 顔上げて」 ファンの視線が嬉しい。熱狂の中にいれる事が嬉しい。
夏川ミナ:なにより——プロデューサーや、篠沢蒼。青海暉たちと——
夏川ミナ:いっしょにアイドルをできることが、嬉しい!
夏川ミナ:「♪覚悟決めて変えていこう————今!」 青海ちゃんに目配せして、後ろに下がる!
青海暉:では、判定……の前に。
青海暉:侵蝕率が98~? 半端だなァ……
GM:な、なんだって
青海暉:マイナーアクションでジェネシフト、いいですかね!
GM:ッ!当然…許可!
青海暉:1d10
DoubleCross : (1D10) → 6

青海暉:青海暉の侵蝕率を+6した(侵蝕率:98->104)
青海暉:「♪Next step! 次の扉 新しい場所へ!」
青海暉:……気付かれているだろうか? いや、気付かれてはいないはずだ。
青海暉:歌いながら、踊りながら、ここまでささやかなORAによる演出を、ステージの上で絶え間なく行ってきた。
青海暉:「♪もっと大きく一歩を もう止まらない」
青海暉:蒼ちゃんを照らし出したスポットライトに、ささやかに瞬く結晶の破片を舞わせ、
青海暉:ミナちゃんのステップに、光る羽毛を伴わせ
青海暉:Undineという水流に、きらめく陽射しを差し込ませ、輝かせるように。
青海暉:「♪踏み出して、Next step!」
青海暉:歌にもダンスにも気を抜く事はできない。だからそれらは、本当に吐気のようなさりげなさであった、けれど。
青海暉:(……こんな事ができるようになったのは、今回のアイドル活動のおかげ)
青海暉:(だから、その結晶を)
青海暉:(……全部!)
青海暉:<芸術:ORA>で判定します。《コンセントレイト:モルフェウス》+《巨匠の記憶》。フォールンスプライトを自分に使用して、さらにCランクII、ブラックローレライの効果も乗る!
GM:スゴイ事になってる…
青海暉:15dx7+10
DoubleCross : (15R10+10[7]) → 10[1,1,2,2,2,3,3,5,5,6,6,8,9,9,10]+10[4,7,8,9]+10[3,7,10]+10[6,9]+4[4]+10 → 54

GM:!!
片山樋一:絆!!!ポイント!!!
青海暉:絆バースト!
青海暉:1dx+60
DoubleCross : (1R10+60[10]) → 1[1]+60 → 61 → ファンブル

青海暉:おい!!!
篠沢 蒼:なんでwwww
GM:なんだよもうww
片山樋一:www
青海暉:——最後のサビ。"Next Step!"のフィナーレ。
青海暉:今回の演出の中で唯一、ステージが始まる前に仕込んでいた仕掛けが、光を帯びる。
青海暉:「……Next step!」
青海暉:トーンが上がり、スポットライトが大きくスウェイする。
Fスプライト:それを受けて、天井レールに仕掛けていたフォールンスプライトが目覚める。
青海暉:「♪次の時代 知らない未来へ——」
Fスプライト:スプライトはレールを高速で往復しながら、輝く粒子と羽毛を生成し、Undineの舞台に舞わせ続ける。
Fスプライト:とにかくたくさん動いてたくさん生めば派手という、言ってしまえば無体な仕掛けだ。だが今は、今だけは、シンプルなのが何より良い。
青海暉:「♪きっと何でもできるよ!」
青海暉:流れ飛び散る汗も気にならない。今は演出とか、ORAとか、そんな事すら考えていない。パフォーマーとしての仕込みはもう終わっているから。
青海暉:だから最後のこの瞬間だけは、全身と全霊を、この瞬間の——Undineとしての自分に!
青海暉:「♪悩んでるより、let it beで——」
青海暉:「Next step!」
篠沢 蒼:「Next step!」
夏川ミナ:「Next step!」 同時にポーズを決める。
一般生徒:「「「「「ワアアアアアアアアッ!!!!」」」」」
GM:喝采が会場を揺らす。観客はサイリウムを持った腕を千切れんばかりに振り、声を嗄らして叫ぶ。
一般生徒:「アンコール!」「アンコール!」「アンコール!」「アンコール!」
夏川ミナ:作り物ではない満面の笑顔で手を振ります。
GM:ブリリアントライブバトルは、タイムスケジュール通りに進行する。アンコールの時間など取れない。
夏川ミナ:この場に立てている事が———うれしい!
青海暉:左腕で額の汗を拭い、やり切った満足感に溢れた笑みで手を振る。
GM:観客達もそんな事は承知しているはずだ。そのはずだったが…
GM:目に、耳に届いたキミ達の全力が、自然とそんなコールを叫ばせてしまったのだろう。
篠沢 蒼:大きく手を振る。満面の笑顔。「ありがとー!」心から叫ぶ。
GM:Undine……達成値37/28/61
夏川ミナ:夏川ミナの侵蝕率を+2した(侵蝕率:89->91)
青海暉:青海暉の侵蝕率を+4した(侵蝕率:104->108)
GM:見事に自分たちのステージを盛り上げた君たちは、舞台袖に引っ込む。
GM:すると、丁度次の出演ユニットであるDreamTearsとすれ違う形になる。
春海明日香:「みんな、すっごい良かったよ!出番前に泣きそうになっちゃった!」
夏川ミナ:「む」
夏川ミナ:ぺこりとお辞儀します。
篠沢 蒼:「ありがと。明日香ちゃんもがんばってね」
青海暉:「ふっふふ、まあねー。伊達にここまで来た訳じゃないんだから」
春海明日香:「もちろん、負けないよー!見ててね!」
青海暉:「うん。行ってらっしゃい!」
GM:明日香はテンション高めにダブルVサインを出し、ステージに駆けていく。
夏川ミナ:「……」
夏川ミナ:「ちょっとテンションが高いくらいで、普通のアイドルでしたね」
篠沢 蒼:「普通のアイドル、だね。彼女にとっての普通じゃないだろうけど」
夏川ミナ:何か仕掛けてくるかと思っていたので、ちょっと拍子抜けしている。
長牧彼方:「まあ、そう見えるよね。とにかく、あたしたちも頑張ってくるよ」
青海暉:「……最後までそうであってよね。それなら何も、心配はいらないんだから」
赤手みあ:「みあもやるー!」
GM:明日香に続いて、二人もステージへ。
篠沢 蒼:「遠慮とかそういうの、なしだよ?」長牧さんに。
夏川ミナ:「長牧彼方先輩もがんばってください」
GM:去り際に二人はUndineのメンバーへ小さく手を振る。
青海暉:手を振り返す
夏川ミナ:「イメチェンされたのでしょうか。赤手みあさん」
夏川ミナ:ぱたぱたと手を振る。
篠沢 蒼:「たまによく分からないよね、彼女」
青海暉:「いや、そんなに深い意味はなくて、赤手さんは多分ノリとかそういうのに逆らわないタイプなんじゃないかな……」
片山樋一:では、そこで駆けつけましょう。
片山樋一:「……お」
夏川ミナ:「プロデューサー」 《ウサギの耳》で足音をキャッチしていたので、すぐ反応します。
夏川ミナ:「いかがでしたか?私達の晴れ舞台、ちゃんと見ていてくれましたか?」
篠沢 蒼:「片山くん」手を振って迎えます。
青海暉:「あ、片山くん! どうよどうよ。ちゃんと見てただろうね」
片山樋一:「お疲れ!いやー!」3人まとめて抱きかかる。
片山樋一:「ほんとさ、ほんとにさ、すっげーよかった!」
篠沢 蒼:「わっ!?ちょ、ちょっと、あの」
片山樋一:「俺、すげー感動してさあ!」
青海暉:「お、おうおっ」
夏川ミナ:「……」 ぴーんと固まる。
篠沢 蒼:「あの、それは、嬉しい、ん、だけど」
篠沢 蒼:「ち……近いよ、顔」
片山樋一:「あの、篠沢がばあーってやるとことか、夏川がばあーってやるとことか、青海がばあーってやるとことかさあ!」
夏川ミナ:「語彙が不足しています、プロデューサー」 顔の近さに関しては気にしていない。
青海暉:「分かった! 分かったから! 放しなさい、離れなさいプロデューサー! アイドル! われわれ、アイドル!」
篠沢 蒼:「ていうか、汗、めいっぱい踊ったあとで……」
片山樋一:「へ?……げ」
片山樋一:手を離して5mくらい飛び退く。
夏川ミナ:「そうでした。プロデューサーのシャツにも、だいぶ我々の汗がついてしまったのでは」
篠沢 蒼:「……うぅ」自分の肩を抱いて後ずさります。「ばか」
片山樋一:「……えっと、や、その」
青海暉:「全く、油断も隙もないったら……」
片山樋一:「いや、あのですね、えー……」
篠沢 蒼:「もう……僕たちじゃなかったら許されないよ」
夏川ミナ:「私は、みんなが一つになれた感じがあって嬉しかったです」
片山樋一:「……はい。寛大なる御心に感謝します。そんで俺が言うのも本当に何だけど夏川はもうちょい意識を持ったほうがいいとは思う」
夏川ミナ:「承知……? 承知しました」 小首をかしげる。
青海暉:「……ま、それくらい興奮して、感激してくれたって事だからね。それくらいで怒ったりはしないよ、私だって」 首の後ろをこすりつつ
片山樋一:「……いやほんと良かったんだよ!マジで!」
夏川ミナ:「ふふふふ」
夏川ミナ:「こんなに感激して、興奮してくれるプロデューサーで、私たちは幸せ者ですね」
片山樋一:「ダイジェネが55くらいだとしたら、Undineは126くらいはあった!」
篠沢 蒼:「うん、嬉しいよ。一番のファンにいいとこ見せられたみたいで」
青海暉:「幸せ……まあ、そういう事にしておいてあげよう」
GM:と、和やかなムードの君たちはくすくすと押し殺した笑い声、それから拍手の音を聞く。
夏川ミナ:「……」 そっちを向きます。
カルディエ:「……素敵なステージだったわ」
夏川ミナ:なにせ、この笑い声には聞き覚えがある!
夏川ミナ:「——ダイオジュネス・ラブ」
篠沢 蒼:「会場、温めといてくれてありがと」
篠沢 蒼:「お陰様で盛り上がったよ」
プラネ:「残念だなー。僕たち、負けちゃったかなあ」
青海暉:「知ってる! でももっと褒めても良いのよ? 上手く行った後の賞賛はどれだけあっても嬉しいんだから」
片山樋一:「でしょ?やっぱそう思うよな?素敵だったよね?」
夏川ミナ:「よかったら、一緒にドリティアのライブを観ますか?」
マスターブレイ子:「……」
夏川ミナ:「みんな頑張っています。彼女たちの晴れ舞台を見逃すのは、同じアイドルとして許されません」
カルディエ:「そうね。見逃す手はない。これからがこのイベントの本番だもの」
片山樋一:「えっ何だよそれ。Undineは本番じゃねえってのか!」
篠沢 蒼:「へえ……自分たちのステージよりも?」
片山樋一:「いかな温厚な俺とて怒るぞ!」
夏川ミナ:「どうどう」
マスターブレイ子:「……全ては前座だ。この瞬間のための」
夏川ミナ:片山君の背中をぽんぽんと叩く。
夏川ミナ:「……?」
プラネ:「そうだよ。僕達に新しい仲間ができるんだ」嬉しそうにはしゃぐ。
青海暉:「……」 カメラ越しででもステージを見る
片山樋一:「仲間……?新メンバー増やすの?」
片山樋一:「ライブ後のこのタイミングで……?」
GM:見れば、一目で気が付くだろう。ステージに立った春海明日香の様子がおかしい。
GM:顔色は青ざめ、足がガクガクと震えている。
夏川ミナ:「……やはり、あなた達」
篠沢 蒼:「春海さん……?」
青海暉:「…………」
夏川ミナ:「“仮面”を渡したのは、あなた達だったんですね」
夏川ミナ:「……ディオゲネスクラブ!」
カルディエ:「あの子は仮面の力でこの舞台に立てるほど希望を育てた……」
片山樋一:「おい、一体何が……!」
カルディエ:「でも、それはおしまい。希望が絶望に反転して、あの子は飲み込まれる」
青海暉:「……このタイミングか。心を折るにはもってこいだ」
マスターブレイ子:「どうすることもできんぞ。今出て行けばぶち壊しだからな」
篠沢 蒼:「っ……」
夏川ミナ:「春海明日香に希望を抱かせる為ではなく……」
夏川ミナ:「再興のタイミングで希望をへし折る為に、彼女に仮面を渡した」
夏川ミナ:「そう推測します。プロデューサー」
片山樋一:「っあー……くっそ」
GM:春海明日香の視界は、暗く色を失っていく。
GM:流れ始めた「神様のダイス」のイントロも、耳に入らない。
GM:心臓の鼓動と、自分の呼吸の音だけがやけに大きく聞こえる。
青海暉:「……そういう事するならさ」 手を握り、開く。その中に小さな赤い星が灯る
青海暉:「ごめんね。全部引っくり返すよ!」 背を向けてその場から駆け出そうとする。目的は舞台裏の主電源。そこを潰せばステージは見えなくなる
マスターブレイ子:「自分で舞台に止めを刺すつもりか?大人しくしていろ」
GM:一瞬にして間合いを詰めたマスターブレイ子が、刀の柄で青海暉を打ち据える。
片山樋一:それは腕を滑り込ませたい。打ち据えられて青海さんまでぶつかることになっても。
GM:攻撃は割り込んだ片山樋一に当たる。
夏川ミナ:「青海暉!……プロデューサーまで!?」
片山樋一:「がっ痛……!」
青海暉:「ッ!」 到底反応などできない速度で放たれた攻撃に息を呑み、
篠沢 蒼:「なっ……いきなり何を……っ!」
青海暉:「……な、っ、ちょっと!」
片山樋一:「ぐっ……くっそ、今の、今ので完全にわかっちまった畜生!」うずくまったまま。
片山樋一:「イミテーションだったろうが俺、その剣食らったことある……!」
夏川ミナ:「……」
夏川ミナ:「そうですね。今の太刀筋には私も見覚えがあります」
青海暉:「食らったこと、って」 うずくまった片山くんを庇い起こしつつ
夏川ミナ:「見覚えというか、斬られ覚えがあります」
篠沢 蒼:「……!」剣呑な状況に、思わず後ずさる。
片山樋一:「あーくそ、微妙にショックだ!くっそ……!ふざけやがって……!」
マスターブレイ子:「今の私はマスターブレイ子だ。それ以上でもそれ以下でもない」
カルディエ:「大人しく見ていればいい。あの子の絶望がどんな色を織りなすか……ね」
GM:ステージでは棒立ちになって動かない春海明日香に、観客達がざわつき始めている。
青海暉:「……くそっ」 真っ向からでは到底太刀打ちできない実力差を、本能的な危機感で感じる。歯噛みしながら握った左手の周囲、いくつもの赤い星が不機嫌そうに衛星軌道を描く
夏川ミナ:「とりあえず貴方達を叩きのめす、という選択肢もありますね」
夏川ミナ:苦肉の策だ。根本的解決にはならない。
春海明日香:(もう……だめ……もうおしまい)
春海明日香:(全部、全部おしまいなんだ……)
GM:ふと。明日香の右手に暖かな熱が伝わる。
GM:気が付けば、左手にも。
春海明日香:「……!」
GM:赤手みあ。長牧彼方。いつの間にか、二人が傍に立って明日香の手を握っている。
GM:顔を上げると、二人は明日香に向かって微笑む。
春海明日香:(そうだ。おしまいじゃない。私は……)
春海明日香:(最後まで、二人と一緒に……!)
春海明日香:「♪神様お願い 一度だけ」
春海明日香:「♪奇跡の力くださいー ♪」
GM:歌いだした明日香の目に、光が戻る。色が戻る。
GM:DreamTearsのステージが始まった!
夏川ミナ:「……!」
篠沢 蒼:ほっと息を吐く。
片山樋一:「……はっ。俺はプロデューサーとして未熟だなあ」
夏川ミナ:「Dream、Tears……よかった……」
青海暉:「明日香、ちゃん」 信じられない物を見たという目
片山樋一:「お前らのほうがよっぽど正しかったってわけだ」Undineの3人を見る。
夏川ミナ:「でも、とっさに飛び出したのはかっこよかったですよ」
篠沢 蒼:「有言実行、だったね」
片山樋一:「ちゃんと止められりゃ世話ねえんだけどな……!どうもそううまく行かねえみたいで」
片山樋一:「ぜってえ借りは返す」
プラネ:「……結局こうなっちゃうんだねー」
青海暉:目を閉じ、目元を押さえて 「……謝らなきゃな、後で、ちゃんと」
夏川ミナ:「……青海暉?」
青海暉:「うん。謝らなくちゃあ、後で……そう、後で……後でね」 顔から手を離す。目を開いて、ダイオジュネスの面々を見る
篠沢 蒼:「しっかりアイドル、だよね」ステージの三人を見て。「見る人に、夢と希望を与える、さ」
夏川ミナ:「はい」
夏川ミナ:「然るに、そのアイドルから夢と希望を奪い去ろうとする者————」
夏川ミナ:「断じて許せません」
青海暉:「……で、こうなった時、ディオゲネスクラブ的にはどうする訳。諦めて、帰ってくれるの?」
カルディエ:「……仕方ない。それじゃ、直接行きましょうか」溜息をつき、衣装の裾を抓む。
プラネ:「はーい。暴れるぞー」
マスターブレイ子:「フン……」
GM:ダイオジュネス・ラブの三人がステージへ飛び出していく!
片山樋一:「あ、くそ、てめっ」
夏川ミナ:「止めます」 追う!
GM:会場の面子は思わぬ乱入にどよめく。
青海暉:「……大丈夫、大丈夫。お客さんはドリティアに夢中だよ。三人にさえ危害が行かなければ、ステージは揺るがない」
青海暉:「っていうか、するよ。してみせるよ。全部ステージで、演出に!」
片山樋一:「え、いや君らはそうかもしんねえけど」
片山樋一:「俺は!」
青海暉:後に続く
篠沢 蒼:「散々アイドル引っ掻き回して、今更そんな……」
夏川ミナ:「猛犬ばんちょ子ちゃん、という事でよいのでは?」
篠沢 蒼:「ふざけないでよ!」駆け出す!
馬面P:「ヒヒーン!」
GM:一足先に飛び出した馬面番長が、マスターブレイ子の凶刃を弾く!
夏川ミナ:「それに、プロデューサーもおっしゃっていたはずです」
夏川ミナ:「いざという時に身体を張るのは男の仕事だと」
夏川ミナ:「私たちUndineは戦います。ならば、いっしょに!」
片山樋一:「女装するって意味じゃないからね!?ああクソ、こんなでいいか……!」
どどんとふ:"プラネ"という名前のキャラクターはすでに存在するため追加に失敗しました。
片山樋一:その辺の衣装からマントをひっつかみ、適当に首元に巻く。
片山樋一:「馬面先輩いりゃそれなりに誤魔化せっだろ、くっそ、面倒くさいことさせた分の恨みも込み込みではっ倒してやる……」
一般生徒:「馬!?」「あれ、ダイジェネ?」「Undineじゃん」「あのマントのやつ誰?」「なに?どういうこと?」
雲雀宏一:「わー、すごい演出だなー。友情出演的なアレだー」大根!
一般生徒:「演出?」「演出かあ」「すごいぜ!」
GM:困惑から一転、大盛り上がりの観客席!
青海暉:「いいじゃん。カッコイイよ! 観客だって片山くんとは気付かない」
篠沢 蒼:ステージに飛び出しざま、客席へ手を振ってみせる。あくまで演出、と思わせるのだ。
篠沢 蒼:「私たちはステージのプロだよ」片山くんに。「こっちは任せて」
篠沢 蒼:「だからあっちは、君に頼るよ」
片山樋一:「ああ。こっちは任せろ」
片山樋一:「アイドル守んのも、プロデューサーの仕事だ」
馬面P:「ヒヒーン!」
GM:馬面番長は同意するように嘶き、DreamTearsの面々を油断なくガードする。
片山樋一:「たとえばああいうのを、警備に突き出すのもな」ダイジェネの3人を挑発的に指差す。
カルディエ:「やれやれね。でも、こういうのも面白いかも」
プラネ:「戦闘では勝てるかなー?」
マスターブレイ子:「当然だ」
夏川ミナ:(ランクでは不利。加えてマスターエージェントも敵にいる。けれど……)
夏川ミナ:「私は負ける気がしません」
夏川ミナ:「Undine……“ジェミニ”、夏川ミナ。行きます」
篠沢 蒼:「私たちなら出来る。だって、Undineは最強だもん」
篠沢 蒼:何の根拠もない言葉。だけど自信満々に言い放ってみせる。
篠沢 蒼:アイドルを、仲間を、信じているから。
青海暉:「そうそう。今日の私たちはUndine。ここはステージ。私たちのホームグラウンド」
青海暉:「こんな。私たちが絶対に負けられない場所で戦おうとした事、後悔するよ!」
カルディエ:「それじゃあ、決めましょう。どちらが真に強きアイドルなのか!」
GM:ダイオジュネス・ラブのアイドルオーラが膨れ上がる!
GM:衝動判定だ!目指せ意志で9以上!
夏川ミナ:信じてるぞお前
夏川ミナ:本当に信じてるからな
夏川ミナ:4dx=>9
DoubleCross : (4R10[10]>=9) → 8[3,7,7,8] → 8 → 失敗

青海暉:4dx+1=>9
DoubleCross : (4R10+1[10]>=9) → 4[1,1,2,4]+1 → 5 → 失敗

篠沢 蒼:6dx+2>=9
DoubleCross : (6R10+2[10]>=9) → 10[3,6,8,10,10,10]+8[5,7,8]+2 → 20 → 成功

夏川ミナ:夏川ミナの侵蝕率を+11(2d10->10,1)した(侵蝕率:91->102)
夏川ミナ:あ、あぶねえー!
篠沢 蒼:2d10+110
DoubleCross : (2D10+110) → 7[6,1]+110 → 117

片山樋一:3dx>=9
DoubleCross : (3R10[10]>=9) → 7[3,3,7] → 7 → 失敗

GM:君たち
青海暉:2d10
DoubleCross : (2D10) → 13[9,4] → 13

青海暉:青海暉の侵蝕率を+13した(侵蝕率:108->121)
片山樋一:片山樋一の侵蝕率を+12(2d10->9,3)した(侵蝕率:97->109)
GM:ダイオジュネス・ラブと君たちのエンゲージ距離は10m
夏川ミナ:レネゲイドの暴走とステージ上での興奮。闘争衝動を押さえ込み、両手を広げます。
夏川ミナ:ステージ下のリフトから高速射出されたガントレットをキャッチする。
夏川ミナ:あっ、抑え込まない
夏川ミナ:レネゲイドの暴走とステージ上での興奮。闘争衝動に流されるままに両手を広げます。
夏川ミナ:ステージ下のリフトから高速射出されたガントレットをキャッチして、装着する!
夏川ミナ:「戦いたがっていたのは、あなた方だけではありません」
夏川ミナ:「今日こそ——悪の根を絶ちます!」
青海暉:「この……っ!」 ダイオジュネスの威圧感に押されて湧き上がるのは恐怖、だが、
青海暉:「あんた、カルディエだっけ!? アイドルは人を騙すとかなんとか言っておいて、真に強きアイドルとかさ!」 それを誤魔化すように声を上げる。そんな汚いものは、ドリティアが掻き消してくれる。
青海暉:「そうやって斜に構えて、何でもかんでもスカしてバカにしてるような人、ハッキリ言って……ダッサいよ! ひん曲がった批評家気質! なんにも生み出せずにグチグチ言って、なんにも手に入らず消えてくタイプ!」
青海暉:「綺麗なお花で覆い隠したって、最低な性根の腐敗臭はプンプン臭って隠せてないんだから!」
篠沢 蒼:「そうじゃないよ、アイドル的に」不敵に笑ってみせる。
青海暉:「……負けない!」
篠沢 蒼:ここはステージの上で、私はアイドルなんだ。どんなプレッシャーにも衝動にも、押しつぶされたりしない。
篠沢 蒼:「アイドルは負けない、諦めない。そして、私たちがすることは」
篠沢 蒼:「このステージ、絶対成功させること、だから」
篠沢 蒼:「さ、Undine——、ファイト!」
夏川ミナ:「おおー!」
篠沢 蒼:「おー!」
青海暉:「……おー!」
片山樋一:「……ほかの誰がどう思ってっか知らねえけど、俺はぜってー許す気ないんで」
片山樋一:こめかみを掻き毟るようになぞる。
片山樋一:目許を覆うように、仮面のような意匠が生まれる。
片山樋一:「さっき。青海に仕掛けたろ、テメェ」
片山樋一:それも一瞬。それを上塗りするように、透明な層のようなものがかかり、
片山樋一:「うちのアイドルに手、出してんじゃねえよ。殺すぞ」
片山樋一:目許の殺意を覆い隠す。
GM:戦闘開始前に、ここまでに使われたEロイスをリストアップ。
GM:春海明日香にはちょっと変則的ですがEロイス《愚者の契約》が使用されているものとします。
GM:また、ダイオジュネス・ラブのメンバーは
GM:Eロイス《歪んだ囁き》で、アイドルにロイスを持っている学園生徒の感情を操作してました。
GM:感情は○P:傾倒/N:妄信。これを《傲慢な理想》×3でアカデミア全域に拡大している形。
GM:つまり既に使用されているEロイスは4つだ。これを踏まえて戦いに臨もう。
GM:5つじゃん
夏川ミナ:さんすう!
GM:それでは…
GM:◆戦 闘 開 始◆
GM:◆ROUND 1◆
GM:◆セットアップ◆
カルディエ:《氷の城塞》。ラウンド間HPダメージを-9します
プラネ:《魔王の時間》。ラウンド1回制限のバロールエフェクトを2回使用可能にします。
マスターブレイ子:なし。
夏川ミナ:コンボ『ジェミニ』オーバードライブ。《戦いの予感》《スピードスター》で、R中の行動値を+40。
篠沢 蒼:ミナちゃんに《活性の霧》を使用。攻撃力+18、ドッジダイス-2個。
夏川ミナ:攻撃力に行動値を上乗せします。デメリットでリア不、行動値は58。
篠沢 蒼:侵蝕117→120
夏川ミナ:夏川ミナの侵蝕率を+7した(侵蝕率:102->109)
片山樋一:なし。
青海暉:ブルーゲイル使用します
青海暉:青海暉の侵蝕率を+5した(侵蝕率:121->126)
篠沢 蒼:「ミナちゃん!守ってあげて、明日香ちゃんの夢!」声援に乗せて、闘志を送る。
夏川ミナ:「お任せ下さい」
夏川ミナ:「守るのがチルドレン。守るのが風紀委員」
夏川ミナ:「夢を守るのが、アイドルです」 『神様のダイス』のベースラインに合わせてリズムを刻み、ステップを踏む。
青海暉:小型のタブレットを口に放り込み、噛む。天井レールのフォールンスプライトを限界駆動させ、この戦場とDream Tearsの間に光と結晶の雨を降らせ、演出性を増す
青海暉:「……冴えてきた。行こう。あんたたちの足掻きも、全部演出にしてあげる!」
カルディエ:「ふふッ、あははは!楽しそうね!」
GM:◆イニシアチブ◆
プラネ:《加速する刻》使用します
プラネ:マイナーで5m後方へ。
プラネ:メジャー《コンセントレイト:バロール》《死神の瞳》《停滞空間》で単体攻撃。対象は夏川ミナ。
夏川ミナ:ふぁい!?
夏川ミナ:ていたいくうかん!
GM:ダメージは無いけど、命中時、次に受ける攻撃のダメージに4d10をプラスします。
GM:あと、行動値が0になります。(この効果はマイナーで解除可能)
青海暉:な、なんてクリティカルな
夏川ミナ:つ、つらい……リア不です。
篠沢 蒼:えげつない
プラネ:16dx8+10
DoubleCross : (16R10+10[8]) → 10[1,2,2,2,2,3,3,4,4,5,7,7,8,9,9,10]+10[3,6,8,9]+7[4,7]+10 → 37

夏川ミナ:固定値ィ!
片山樋一:雲雀宏一のロイスをタイタス昇華して暴走を解除。《軍神の守り》でカバー。
夏川ミナ:!
夏川ミナ:プロデューサー!
GM:まあ、そうなるよね…!
篠沢 蒼:おお!
片山樋一:片山樋一の侵蝕率を+2した (侵蝕率:109->111)
青海暉:さらば会長
プラネ:「わかってるよ。まずはあの子の動きを封じればいいんでしょ?」
プラネ:ゲームか何かを楽しむようにころころと笑いながら、指先から夏川ミナに向かって黒い重力球を放つ。
夏川ミナ:「望むところ。……」 ちらりと自分のドレスを見る。
夏川ミナ:戦いで汚したくない。破けたり、傷つけたりしたくない。
夏川ミナ:でも、今はそんなことを言っている場合ではない!
夏川ミナ:「多少の負傷は覚悟の上です」
片山樋一:「何も分かっちゃいねえ!」片手で夏川ミナの肩を押さえる。
夏川ミナ:「はっ?」
片山樋一:もう片手。重力球を握りつぶすように手掴み。
夏川ミナ:「プロデューサー……!?」
片山樋一:「ああ、そうだ。俺は何も分かっちゃいなかったわ、もう、雰囲気に飲まれた……」
片山樋一:「俺ステージとか立たないからな……緊張しちまってたんだろうな」
片山樋一:「何が殺すだ、ったく、もうよ……!俺の仕事は守ることっつったんだろうが」
片山樋一:「初志くらい貫徹しろ俺!」
夏川ミナ:「……」
プラネ:「ひゅー。カッコいいねー、プロデューサーさん。でもそれ食らったら、しばらくは動けないよっ」嬉しそうにヒラヒラと舞う。
片山樋一:「はっ、全っ然余裕……!これ重っめえな……!」
夏川ミナ:「大丈夫です」
夏川ミナ:「あなたの分まで、私が踊ります」
GM:次は行動値58(何だそれは)の夏川ミナちゃんの番です。
夏川ミナ:はい!
夏川ミナ:片山Pが庇ってくれたので、行動値ペナは無し!マイナーで戦闘移動してカルディエ・マスターブレイ子のエンゲージへ入ります。
夏川ミナ:コンボ“広域破砕処理を行います”。《コンセントレイト:エンジェルハィロウ》《光の舞踏》《マスヴィジョン》《獅子奮迅》。
夏川ミナ:二人に対して白兵攻撃。
GM:カモンDJ
夏川ミナ:あっ、あとオートでウェポンケースからゾディアックウェポンを装備。振る!
夏川ミナ:11dx7+6
DoubleCross : (11R10+6[7]) → 10[1,1,1,1,3,4,5,7,7,8,9]+10[3,3,5,8]+4[4]+6 → 30

夏川ミナ:ううっ、微妙……!
マスターブレイ子:ドッジチャーンス!
マスターブレイ子:8dx+12
DoubleCross : (8R10+12[10]) → 10[1,2,3,6,7,7,8,10]+1[1]+12 → 23

夏川ミナ:あぶっ……あぶないなお前!
篠沢 蒼:あっぶな
マスターブレイ子:アージエフェクト《空疾る爪》で達成値+10します。
夏川ミナ:ヒエーッ
篠沢 蒼:何っ
青海暉:な、なんてやつだ
カルディエ:こちらは《ピンポイントガード》、そして《氷盾》でガード値+35
夏川ミナ:氷盾www
夏川ミナ:こ、こいつら……!
GM:ダメージをどうぞだぜ
夏川ミナ:了解です。“ジェミニ”は強化素材でブラックジャック+1になっているので、ダメージも+1。
夏川ミナ:いや!
夏川ミナ:その前に、達成値を増やします。ロイスを切る!
GM:マジかよーっ!
夏川ミナ:>どこかで見たことある/ダイオジュネス・ラブ/興味/○危険視/ロイス
夏川ミナ:これを切ります。
篠沢 蒼:正体バレたからね……
青海暉:そういう
GM:そうだね…
夏川ミナ:1d10+30
DoubleCross : (1D10+30) → 2[2]+30 → 32

夏川ミナ:うあー!!
篠沢 蒼:なっ
片山樋一:ぐぬう
夏川ミナ:——「ミナちゃん!守ってあげて、明日香ちゃんの夢!」
夏川ミナ:声がリフレインする。
夏川ミナ:今のままでは、当てられない。マスターブレイド。
夏川ミナ:(……いえ。当てる)
夏川ミナ:(守る!)
夏川ミナ:蒼ちゃんのロイスを切る!
夏川ミナ:32+1d10
DoubleCross : (32+1D10) → 32+2[2] → 34

夏川ミナ:よし……!
片山樋一:おおお!
青海暉:あぶねー!
篠沢 蒼:ぎりぎり!
GM:うえええー
GM:では2人に命中だ。ダメージをどうぞ…!
夏川ミナ:4d10+12+58+18+20 喰らってくたばれ!装甲とか有効!
DoubleCross : (4D10+12+58+18+20) → 21[5,6,2,8]+12+58+18+20 → 129

GM:う、うげえー
篠沢 蒼:やばい
青海暉:なんだこれは
片山樋一:おぞましい
GM:えーと、マスターブレイ子は一回死ぬなこれは
マスターブレイ子:《波紋の方陣》でカルディエのダメージを-2d10
プラネ:《斥力障壁》でカルディエのダメージを-(1D10+9)
マスターブレイ子:2d10
DoubleCross : (2D10) → 19[9,10] → 19

プラネ:1d10+9
DoubleCross : (1D10+9) → 10[10]+9 → 19

GM:何この出目
夏川ミナ:夏川ミナの侵蝕率を+12した(侵蝕率:109->121)
青海暉:無駄に気合入れやがって!
夏川ミナ:ひえーっ
夏川ミナ:大丈夫?ダイス交換する?
GM:ガードで35軽減、氷の城塞と合わせてダメージ47軽減
GM:装甲と合わせて…カルディエは生存!
夏川ミナ:ひえーっ
マスターブレイ子:あと《魂の錬成》で復活します
夏川ミナ:「————レッスンを思い出して」 左手を前に。右手を後ろに。弓を引き絞るような構え。
夏川ミナ:「——舞うが如く!」 瞬時に距離を詰める!
夏川ミナ:裏拳。ストレート。後ろ回し蹴り、回転足払い。ワンツーからの更にストレート!
夏川ミナ:まるで踊るように、二人に巨大手甲を叩きつけ、強かに殴り飛ばす!
マスターブレイ子:「く……!」カルディエのガードを優先させたがために攻撃をまともに受け続け、膝をつく。
夏川ミナ:「これで、停電事件の時の借りは返しましたよ」
夏川ミナ:「マスターブレイ…………」 
夏川ミナ:「子」
片山樋一:「えっ疾っ」
カルディエ:「ほんと、恐ろしい子ね。ダメでしょ?プラネ。ちゃんと止めなきゃ」氷の華を展開して攻撃を防ごうとするものの、次々と砕かれ、破片を受けて後ずさっていた。
プラネ:「ごめんなさーい」
夏川ミナ:演出にしなくてはならない……! そのまま、巨大手甲が吐く圧縮蒸気と共に舞い踊ります。
夏川ミナ:11dx+2 芸術:ダンス
DoubleCross : (11R10+2[10]) → 10[1,2,3,4,4,4,5,6,8,10,10]+9[9,9]+2 → 21

GM:何してんのw
片山樋一:「くっそ、全然見えなかった!なんだよそれ!」
マスターブレイ子:「まだまだ。この程度……」
篠沢 蒼:「Aランク、とんでもないね……」思わず笑いが漏れる。身のこなしだけじゃない。アイドルとしてすべきことの選択。迷いのなさ。
青海暉:「……そういえばミナちゃん、風紀委員だったな……!」
片山樋一:「Aランクってことかよ、くっそ、俺はまた先陣張らせて……クソッ」
GM:何も無ければ次はマスターブレイ子の手番…
篠沢 蒼:あります!
GM:ヒイ
篠沢 蒼:Dロイス触媒を使用、片山くんを行動させます。
片山樋一:「俺は何してんだよ、クソッ、こんな……」腕をだらりとおろしたまま。
篠沢 蒼:「じゃ、追いつかなきゃね、プロデューサー」
片山樋一:「……篠沢?」
篠沢 蒼:「いざってときに体を張るのが男の役目、でしょ?……さっき守ってあげた姿、かっこよかったよ」
篠沢 蒼:「行ってあげて、ほら!」篠沢の能力は感情を活性化させるだけの応援。それでも、今の彼なら。
片山樋一:「マジで?っしゃあ!」
篠沢 蒼:その背を叩く。感情を伝える。
篠沢 蒼:(ほんと、格好よかった。夏川さんがうらやましいくらいに) 大切なことは隠して。
片山樋一:「やってやらあ!サンキューな篠沢!」
片山樋一:「女の子にそれだけ言わせて、無様見せるわけにゃあ行かねえよな」
片山樋一:行動します!
GM:どうぞ!
片山樋一:(そうすよね。高原センパイ。女の一声で、頑張る姿を見せなきゃ男がすたるんすよね)
片山樋一:高原先輩のロイスを切って、不利な効果を解除。
GM:ひえー
片山樋一:これで移動力が足りる。マイナー《ハンティングスタイル》《陽炎の衣》。
片山樋一:隠密状態になりつつ、ミナちゃんとダイジェネ組のとこまでエンゲージ。
夏川ミナ:Welcome!
片山樋一:メジャー《コンセントレイト:キュマイラ》《血に飢えた跳躍》《見えざる死神》。
GM:隠密とあらば妨害もできん。判定をどうぞ…!
片山樋一:対象はブレイ子。
GM:そっちか~
片山樋一:16dx@7-1
DoubleCross : (16R10-1[7]) → 10[1,4,4,4,4,5,5,5,5,5,6,7,7,7,8,10]+10[1,3,3,5,7]+4[4]-1 → 23

マスターブレイ子:うおお!ドッジできんじゃねえのこれ!
マスターブレイ子:8DX+12
DoubleCross : (8R10+12[10]) → 10[1,2,3,3,6,6,8,10]+3[3]+12 → 25

青海暉:こ、この野郎
GM:神様…
片山樋一:真北センパイのロイスを切る。
GM:!?
夏川ミナ:ひーちゃんP!
片山樋一:23+1d10
DoubleCross : (23+1D10) → 23+1[1] → 24

片山樋一:ぐっ……
篠沢 蒼:なんでまた!?
夏川ミナ:ぐあー!!
青海暉:神様なんていやしねえんだよ!
片山樋一:ちょっともう1枚はキツイな……!ここまでか。
GM:ではドッジ成立です
片山樋一:「あそこまで言われちゃあよ」拳を握り込み、マスターブレイ……子に肉薄。
片山樋一:少し距離のある状態からの正拳突き。拳の届く距離ではないが、
片山樋一:透明な槍穂を握り込んでいる。一部のみの欺瞞能力だが、距離を見誤らせ、騙し討つには十分。
片山樋一:喧嘩の範疇に収まる戦いではあれば。
マスターブレイ子:ギン!
マスターブレイ子:鞘による横薙ぎの一閃が槍穂を払う。
マスターブレイ子:「こちらも……遊んでいるわけでも、ふざけているわけでもない」
片山樋一:「まだだっ!」もう片手で殴り掛かる。こちらは真に拳。
片山樋一:——敬愛する先輩ならば、ここからでも食らいつける。餓狼のように!
片山樋一:「これが、本気だっ!」
マスターブレイ子:突如背を向ける。脇の下を通り、眉間を狙う切っ先が迫る。
片山樋一:「……っ」咄嗟に踏み込みを止めるも、欺瞞の仮面がひび割れて落ちる。
マスターブレイ子:「ふん。仕留め損なうとは思わなかった」
マスターブレイ子:薄く笑い、既に数歩距離を離している。
片山樋一:「……くそっ」
片山樋一:——相討ち上等の一歩を、今、踏み込めなかった。
片山樋一:「……クソッ!ダッセえ……」
片山樋一:片山樋一の侵蝕率を+8した(侵蝕率:111->119)
GM:次、やっとマスターブレイ子の手番だ…
マスターブレイ子:マイナー《影走り》
GM:篠沢蒼・青海暉のエンゲージに移動します
篠沢 蒼:こっち来た!
青海暉:ko,
青海暉:konoyarou
マスターブレイ子:「そこで見ていろ。この刃がお前の大切な者を切り刻むのを」
夏川ミナ:これ、範囲攻撃も入ってるな……!
夏川ミナ:「!」
夏川ミナ:「蒼、暉!」
片山樋一:「てめっ……!」抜けられる。戦闘技術には隔絶した差がある。
篠沢 蒼:「……えっ」その動きに、まるで反応できていない。
青海暉:「……」 こちらにまっすぐ向かってくるなら、その動きに見向きもしない
マスターブレイ子:コンボ『星想剣舞連』
マスターブレイ子:《吠え猛る爪》《一閃》《獅子奮迅》《ライトウェイトモード》《疾風剣》《コンセントレイト:ハヌマーン》
マスターブレイ子:エフェクトの効果によりリアクションダイスは-4、そして装甲無視です
マスターブレイ子:範囲攻撃なので対象は同エンゲージの二人
マスターブレイ子:10dx7+19
DoubleCross : (10R10+19[7]) → 10[1,1,1,2,3,6,8,8,10,10]+10[1,5,7,10]+6[4,6]+19 → 45

青海暉:ぼうそうしてるんだなあ みつを
篠沢 蒼:ガード!
夏川ミナ:うおー、固定値が酷い
マスターブレイ子:ダメージを出します
マスターブレイ子:5d10+10
DoubleCross : (5D10+10) → 19[3,5,4,3,4]+10 → 29

マスターブレイ子:おとなしい…
篠沢 蒼:あっ
篠沢 蒼:クリスタルシールドで12弾いて17
篠沢 蒼:9残った!!
GM:持っててよかったねー!
青海暉:こっちは無理だ! ミナちゃんのロイスをタイタスにして昇華、復活
マスターブレイ子:「我、悪鬼羅刹となりて。目の前の敵すべてを……斬る!」
マスターブレイ子:残像を描きながら刃が舞う!
青海暉:「……っ!」 降り注ぐ痛みに、恐怖の衝動が首をもたげる。だが踏みとどまる。オーヴァードとしての再生力を信じ、攻撃を受ける
篠沢 蒼:「きゃ……!」咄嗟に顔を庇い、攻撃を受ける。
マスターブレイ子:「耐えるか。それでいい。まだまだ斬り足りん」刀の血を振り落とし、酷薄な笑みを浮かべる。
GM:次は青海ちゃんだな
片山樋一:「……くそっ!」
篠沢 蒼:身を守ることを優先した結果、致命傷にはならなかった。しかし……「……青海さん」
青海暉:「そう。あんたそういうタイプなんだ。ふうん……ならふたつ、感謝しなきゃね。ダイオジュネスのエロ担当」 マスブレにちらりと視線を向けて
青海暉:「ひとつは、さっき止めてくれたことね。もし来てくれなきゃ、ほんと、明日香ちゃんの頑張りを無駄にして、ステージを台無しにする所だったよ。これ、皮肉とかじゃなくて、ホントにね」
青海暉:「もうひとつは、今こっちに来てくれたこと。……本当にステージを壊したいなら、とっととドリティアの方に行けば良かったのにね。あんたの性分に助けられたって事」
マスターブレイ子:「……」油断なく剣を構える。
青海暉:攻撃しましょう。《コンセントレイト:モルフェウス》+《砂の刃》+《光の手》+《マスヴィジョン》+《クリスタライズ》
青海暉:さらにRコントローラーも乗ります。対象は目の前のマスブレ子だ
GM:き、キヤガレ
青海暉:14dx7+1
DoubleCross : (14R10+1[7]) → 10[1,1,1,1,2,3,3,4,7,7,7,8,10,10]+10[1,5,8,8,9,10]+10[3,5,9,9]+5[3,5]+1 → 36

夏川ミナ:よし……!これは、いける……!
マスターブレイ子:行けるか……どうか……
マスターブレイ子:8dx+12
DoubleCross : (8R10+12[10]) → 10[1,3,3,5,5,7,8,10]+2[2]+12 → 24

マスターブレイ子:グワー!
篠沢 蒼:やったー!
青海暉:青海暉は、もはや恐怖を受けて震えはしない。震えぬよう、それを跳ね返すために、罵蔑に吼え、意気を吐く。それが彼女の暴走だ。
青海暉:腕を右手で支え、左手を天へ掲げる。その手首に銀の環が輝く。掌中に紅い輝きが現れる。
青海暉:「さあ、お礼するよ。私の中、三つ輝く星(プライマルスリー)を……見せてあげる!」
青海暉:4d10+36
DoubleCross : (4D10+36) → 14[3,4,5,2]+36 → 50

GM:ゲェー!!
青海暉:装甲値無視。どうだ!
プラネ:《斥力障壁》
プラネ:1D10+9
DoubleCross : (1D10+9) → 1[1]+9 → 10

GM:たりねえ!!
青海暉:シャオラァーッ!
GM:マスターブレイ子が落ちます。
篠沢 蒼:ふへ
青海暉:死ねーッ!クソ女装マスターエージェント!死ねェーッ!!
青海暉:銀環から帯状に放出された光が紅い輝きと混じり、真紅の光柱と化す。
青海暉:「私は赤く輝く星、冬の空の光……」
青海暉:左手を握り込んだ瞬間、光柱が止み、指の隙間から太陽とも見紛う光が漏れ、一歩踏み出しながら、左手を突き出し、
青海暉:「……オリオンの右肩! 私の一つ目、これがベテルギウス!」
青海暉:放つ。巨星は燦然と輝きながら弾け、マスターブレイ子を八方から囲み照らし、命中した瞬間にはその五体を結晶で覆い固める。
青海暉:「気をつけてね。舞台の上って、ホコリが多いからさ」
青海暉:「特にこういう、『後ろの方』は、ね!」
青海暉:更に星の光を浴びた宙を舞う埃の一つ一つが鏃と化して、結晶もろともマスターブレイ子を噛み砕く!
マスターブレイ子:「これは!?こんな攻撃は見た事が……!」無念の声を上げ、その場に倒れる。
青海暉:「攻撃じゃなくて」 右手で片目を押さえる。衣装の細かな装飾が赤い結晶と化して砕けて 「演出だからね、演出。ざまーみろ」
青海暉:マスターブレイ子が倒れた瞬間に赤い星は大きく弾け、それと同時に光のスクリーンの赤色を白に戻す。……たとえこちらに注視する者がいたとしても、演出に、見えるはずだ。
夏川ミナ:「……素晴らしい」 一瞬だけ見惚れる。
篠沢 蒼:青海暉の放つ輝きを目に、会場の声援を耳に浴びる。完璧なタイミング。DreamTearsはこの光に照らされているだろう。
GM:では、続いてプラネ。
プラネ:マイナーなし。
プラネ:メジャー《コンセントレイト:バロール》《インビジブルハンド》《紅の刃》《鮮血の網》で範囲攻撃します。対象は片山樋一&夏川ミナ
夏川ミナ:ひえー
夏川ミナ:こっちは暴走&スピードスターで二重にリア不です。
プラネ:命中時硬直付与です
片山樋一:や、やめろよな……
篠沢 蒼:とことんえげつない……!
GM:あっ
GM:すいません、やっぱりマイナーでカルディエと同じエンゲージに入ります…
夏川ミナ:こっちきた!
GM:ちょっと理由があって…な!
青海暉:こ、この野郎……
プラネ:改めてさっきのメジャーコンボを。
プラネ:16dx8+10
DoubleCross : (16R10+10[8]) → 10[1,2,3,4,4,4,5,5,6,6,7,7,7,7,7,9]+1[1]+10 → 21

プラネ:あれっ
夏川ミナ:二重にリア不!
片山樋一:ガード。《軍神の守り》。ミナちゃんをカバー。
片山樋一:あ、《スプリングシールド》も使います。
GM:ぬうう
夏川ミナ:うおお……ダメージは低そうだから2倍でも死なないと思うけど……!
プラネ:ダメージ!
プラネ:3d10+8
DoubleCross : (3D10+8) → 12[5,4,3]+8 → 20

プラネ:装甲は有効だよ
夏川ミナ:よかった!
青海暉:大丈夫そうだ
篠沢 蒼:あんしん
片山樋一:死神どこで乗るのかなあこれ
片山樋一:2倍はされないとは思うけど
GM:あー
GM:かかってるのは片山くんだけだから
GM:2倍は無いはず
GM:というかさっき7D10で振るべきでした!すまん
プラネ:4d10
DoubleCross : (4D10) → 15[3,1,3,8] → 15

GM:というわけで、35ダメージ
GM:いやカバーして55ダメージかな
片山樋一:いや、先に引き算入るはずなので
片山樋一:これどうなんだ……?変なことになるな
夏川ミナ:そうですね
GM:そ、そうか
夏川ミナ:装甲ガードで軽減してから2倍だと丁度0点ですけど、死神の瞳分のダメージが入るので
夏川ミナ:そのダメージをどこで入れるかってことですよね
GM:20点から軽減、35点から同じだけ軽減で15ダメージかな。
片山樋一:あー
片山樋一:なるほどね。同じだけ差っ引けばいいのか
篠沢 蒼:えっと、器物使い+武器のガード値があって
片山樋一:じゃあ両側から29点軽減して、正味6点もらいます
GM:低っ!
GM:それで行きましょう!
片山樋一:片山樋一の侵蝕率を+4した(侵蝕率:119->123)
プラネ:「さーて!もっと行ってみよう!」片山樋一、夏川ミナの二人に向かって棘付きの赤い網を放つ。とことん動きを封じる構え。
夏川ミナ:「……多少の負傷は、覚悟の上です」
夏川ミナ:攻撃に全てのリソースを割いている。そもそも動けない。
片山樋一:「馬鹿言ってんじゃねえよ」
片山樋一:「そういう覚悟は俺がやんの!」
片山樋一:網を不可視の槍が絡め取る。
夏川ミナ:「!」
夏川ミナ:「あまり無理はしないでください。プロデューサーの侵蝕もあまり余裕がないはずです」
片山樋一:「ああくっそ、足元まで伸びてんのかよこれ……!」
片山樋一:「大丈夫!まだ!大した能力でもねえんで!」
片山樋一:「女守れず寝るなんざしねえっての!いくらでも行ける!」
GM:次、カルディエ
カルディエ:「いい事言うねあなた。女の子を守れないで寝るなんて、ダメなんだから」
カルディエ:《ヨモツヘグリ》の射程を《タブレット》で伸ばします
カルディエ:対象はマスターブレイ子
青海暉:う、うおい
篠沢 蒼:ぐえ
GM:幽鬼のような佇まいで、マスターブレイ子が身体を起こす。
GM:片山君の手番です
片山樋一:待機します。
GM:じゃあ篠沢さん!
篠沢 蒼:はい!
篠沢 蒼:「……ごめん、みんな」ぼそりと呟く。「無理させちゃってる」
篠沢 蒼:自分は何も出来ず、応援するだけなのが歯がゆい。
篠沢 蒼:いっそ敵の前に飛び込んで、拳を振るってやりたい。だけど。
篠沢 蒼:「でも、もうちょっとだけ、無理して。最高のステージのために」
篠沢 蒼:「暉ちゃん!ミナちゃんとプロデューサー、助けてあげて!最高のパフォーマンスで!」
篠沢 蒼:マイナーなし、メジャーで《狂戦士》《さらなる力》《スキルフォーカス:RC》、対象は青海ちゃん!
篠沢 蒼:7dx+6+8+3>=20
DoubleCross : (7R10+6+8+3[10]>=20) → 10[3,4,5,5,6,9,10]+4[4]+17 → 31 → 成功

夏川ミナ:うおお、固定値だけでほぼ成功してる
篠沢 蒼:ダイス+8、C値-1で再行動だ!
GM:ひいい
青海暉:「……何言ってるの。水臭いよ、蒼ちゃん」
青海暉:「私たち、四人で一人。Undine。ここまで最高のステージを作ってきたんだから」
青海暉:「ここでだって、同じさ! ……受け取ったよ。見てて!」
篠沢 蒼:「……うん!」ありったけの想いを青海暉に託す!
青海暉:その瞬間、舞台の表裏を隔てる光のスクリーンが緑色に染まる
篠沢 蒼:あっ
篠沢 蒼:侵蝕120→132
篠沢 蒼:以上!
青海暉:そうそう、私もさき侵蝕率を上げ忘れていたんですよ
GM:あるある
青海暉:青海暉の侵蝕率を+14した(侵蝕率:126->140)
青海暉:んじゃ動きます!
青海暉:「……アイドルは騙すもの。全ては演出で空虚。えーと……名前忘れたけど、あんたはそう言ったよね」
青海暉:「今の私がやっている事も、確かに演出。あんたたちの……ダイオジュネス・ラブの存在を……」
青海暉:「悪い冗談に、してあげるための、ね!」
青海暉:さっきと同じ、《コンセントレイト:モルフェウス》+《砂の刃》+《光の手》+《マスヴィジョン》+《クリスタライズ》に、《パラライズ》を乗せます。対象はカルディエ、プラネの二人
GM:き、きやがれ
夏川ミナ:パラライズ!
青海暉:もちろんRコントローラーも乗るぞ!
青海暉:そして蒼ちゃんの応援!
青海暉:23dx6+1
DoubleCross : (23R10+1[6]) → 10[1,1,2,2,2,3,4,4,4,5,5,5,6,6,6,6,7,7,8,8,9,10,10]+10[3,3,4,4,4,4,7,8,9,9,10]+10[1,3,8,9,9]+10[1,2,7]+3[3]+1 → 44

夏川ミナ:うおー!高い!
GM:ドゲェ
カルディエ:《氷盾》でガード値+10
カルディエ:《グラビティガード》でガード
プラネ:《グラビティガード》でガード
プラネ:2d10
DoubleCross : (2D10) → 15[8,7] → 15

GM:ダメージをくれい!
GM:ガード値5下がんのね!ちくしゃおー!
青海暉:5d10+36
DoubleCross : (5D10+36) → 33[6,8,8,8,3]+36 → 69

GM:ぐえっ
夏川ミナ:よし!ダメージダイスもいいぞ……!
青海暉:装甲無視、ガード値-5、硬直付与!
GM:装甲も!
篠沢 蒼:強い
青海暉:青海暉の侵蝕率を+16した(侵蝕率:140->156)
片山樋一:頼む……!
GM:カルディエ落ちる!プラネ生存!
青海暉:掲げた左手首に銀の環が輝き、掌中に緑の輝きと、銀環から放出される光柱が入り交じる。
青海暉:「私は緑に輝く星、北に研がれる爪……」
青海暉:左手を握れば、指の隙間から緑の光が溢れ出す。その左手を突き出し、
青海暉:「天秤の支え! これで、二つ目、ズベン・エス・カマリ!」
青海暉:放つ。巨星は弾け、緑に輝く無数の光条が放たれる。光条はひとつひとつが光り輝く緑結晶の槍と化し、
青海暉:更に槍が駆け抜けたその後、宙を舞う埃もまた細かな緑の棘と化して二人に降り注ぐ。
青海暉:「どう……よ!」
カルディエ:「ああ……とても綺麗ね。なんてきれいな色」迎え入れるように両手を広げ、全身に浴びる。
青海暉:「そうよ! あなたの薄汚い性根を隠すためには、これくらいしなきゃあって思ったの!」
青海暉:「感謝しろ!」
カルディエ:微笑んで、踊るように回り、その場に倒れ伏す。これは演出だと示すかのように。
青海暉:カルディエが倒れた瞬間、緑の結晶が派手に弾け散る。同時に、光のスクリーンの緑が鮮やかに晴れ、白に戻る。
プラネ:一方のプラネは盾のように発生させた力場に身を隠しつつも、いくらか被弾している。
青海暉:スクリーンの向こう側では、弾けた結晶の粒子が残滓のように舞っている事だろう。
プラネ:「みんな落ちるの早くない?きびしいなー」
GM:あとは待機してた片山君の手番か…!
青海暉:「……っぅ、……ッ」 右手で両目を覆い 「ちょっと、ごめ、私多分これ以上厳しいから……」
青海暉:「あと任す……!」
片山樋一:「むしろ遅すぎるくらいだろ。ブリリアントライブ、尺カッツカツなんでな……!」
片山樋一:「任される!」
篠沢 蒼:「っ……」
片山樋一:マイナー《陽炎の衣》、メジャー《コンセントレイト:キュマイラ》《血に飢えた跳躍》《見えざる死神》。
夏川ミナ:「(敵があと二人……青海暉は危険域、篠沢蒼は支援タイプ。私とプロデューサーが頑張らなくては……!)」
片山樋一:その場でプラネを攻撃。
GM:カモン!
片山樋一:16dx@7-1
DoubleCross : (16R10-1[7]) → 10[1,2,2,2,2,3,3,3,5,6,6,6,7,8,9,10]+10[3,3,4,9]+1[1]-1 → 20

夏川ミナ:ほええ
プラネ:《グラビティガード》
プラネ:2d10
DoubleCross : (2D10) → 14[8,6] → 14

GM:ダメージどうぞ!
片山樋一:3d10+34 諸々有効
DoubleCross : (3D10+34) → 17[6,1,10]+34 → 51

GM:ウグゥーッ ありません!死!
片山樋一:片山樋一の侵蝕率を+11した(侵蝕率:123->134)
片山樋一:「しゃあ必殺っ!喰らいやがれ!」槍を大上段に振りかぶる。
片山樋一:不可視ではない。槍を消すことに、限られた隠密能力のリソースを割いては居ない。
プラネ:「わー!何それ、ひっどいなあ!」重力の盾を用いて受け止める姿勢。
片山樋一:自分のボロボロの体をなるべく覆うように、まだらに透明を纏っている。
片山樋一:受け止められた穂先を両手で握り込んで、押さえつけるように力を込める。
片山樋一:技巧も華麗さも何もない、ただ膂力と体重で押し込むだけの攻撃。
片山樋一:「これが、俺たちの、重みだ!どうだ、このっ、らあっ!」
プラネ:「あれ?おかしいな……こんな攻撃、軽く受け止めて……ええっ?」
プラネ:よろめいたその瞬間に、盾が割れる。槍が突き刺さる。
プラネ:首を傾げた姿勢からぐらりと上体が揺れ、プラネはそのまま倒れ込んだ。
夏川ミナ:「さすが……運命の、プロデューサー」
夏川ミナ:この人がプロデューサーでよかった、という言葉を飲み込む。安心するにはまだ早い。
片山樋一:「これ、ぜってえ絵面最悪だよな……まあいいや知るかんなもん」
片山樋一:「流石の俺と言えども気にしてる余裕まではねえ」
篠沢 蒼:青海さんを支えながら視線を巡らせる。倒れたカルディエ、プラネ。槍を持つ片山くん。ミナちゃん。そして。
篠沢 蒼:「あとは、こいつだけ……」
青海暉:「よく、任されてくれた!かっこいいよ片山くん!」 蒼ちゃんに支えられながら、その様をしっかり見届け
GM:というわけで1ラウンド目終了
GM:の前に、赤手みあの判定
夏川ミナ:そうだ、ライブは続いていた
赤手みあ:4dx+2
DoubleCross : (4R10+2[10]) → 10[2,6,7,10]+8[8]+2 → 20

赤手みあ:「二階席のみんなー!一緒に歌ってねー!」
赤手みあ:「♪肝心要のタイミングで 1ゾロなんてよくある話~」
赤手みあ:「♪固定値信じて ビルドしとけば なんて 後悔先に立たず!(えーん!)」
GM:◆クリンナップ◆
GM:エネミー側は何も有りません
篠沢 蒼:ありません!
夏川ミナ:ありませぬー
片山樋一:ないよっ
青海暉:ないです!
GM:◆ROUND 2◆
GM:◆セットアップ◆
マスターブレイ子:なし
篠沢 蒼:うーん……なしでいいかな
片山樋一:なっしん
青海暉:そんなものはない
夏川ミナ:スピードスターも戦いの予感も使ってしまった……なし。
GM:◆イニシアチブ◆
GM:ミナちゃんの行動値が元に戻りますので
GM:最速はマスターブレイ子
夏川ミナ:ひえー
マスターブレイ子:マイナー《影走り》で片山樋一・夏川ミナエンゲージへ移動
片山樋一:や、やめろよ……
篠沢 蒼:そっちか……!
マスターブレイ子:《吠え猛る爪》《ライトウェイトモード》《疾風剣》《コンセントレイト:ハヌマーン》で…どっちを斬るか
夏川ミナ:おああー
マスターブレイ子:1d2
DoubleCross : (1D2) → 2

マスターブレイ子:夏川ミナさんが当選しました
青海暉:当落通知
夏川ミナ:しんでしまう!
夏川ミナ:暴走でリア不です。
マスターブレイ子:10dx7+19
DoubleCross : (10R10+19[7]) → 10[1,2,3,4,4,4,6,9,10,10]+10[1,4,8]+10[9]+10[10]+5[5]+19 → 64

夏川ミナ:リア不!
GM:何も無ければダメージを出すやで
夏川ミナ:ないようなのでダメージをくだされ!
マスターブレイ子:7d10+10
DoubleCross : (7D10+10) → 33[6,3,3,9,6,3,3]+10 → 43

夏川ミナ:ガード……できてもちょっと足りずに死んでたなあ
夏川ミナ:青海ちゃんのロイスをタイタス昇華して復活します。
マスターブレイ子:「やはり、真っ先に斬っておくべきだったのはお前だった」
マスターブレイ子:駆け込みながら抜刀。剣閃が縦横に夏川ミナを襲う。
夏川ミナ:「お気づきになられましたか」
夏川ミナ:わざと斬られます。避ければ、その勢いでプロデューサーや蒼、暉が斬られる。
夏川ミナ:「そうです。なんといっても、私はこの中で唯一のAランクですから」
夏川ミナ:「かっこいいところを見せなければなりません」
片山樋一:「だあくそ……!また……!」
マスターブレイ子:「存分に見せてもらおう。その余力があればな」口元が楽しそうに歪み、息を吐く。
夏川ミナ:「大丈夫ですプロデューサー。あと1回くらいは斬られても生存可能です」
青海暉:「無理しないで、片山くん! 誰も欠けたら駄目なんだから!」
片山樋一:「そういう問題じゃなく!ああもう……!」
篠沢 蒼:「そういうのは大丈夫って言わないよ……!」
GM:そして夏川ミナの手番です
夏川ミナ:マイナー無し。メジャーで《コンセントレイト:エンジェルハィロウ》《光の舞踏》。
夏川ミナ:対象はもちろん、マスターブレイ子
GM:カムオンッ
夏川ミナ:11dx7+6
DoubleCross : (11R10+6[7]) → 10[2,2,2,2,3,5,5,6,6,7,10]+10[4,8]+10[10]+6[6]+6 → 42

GM:ぐふう
夏川ミナ:あたるかなー、あたるかなー
GM:怒涛のドッジ根性!
マスターブレイ子:8dx+12
DoubleCross : (8R10+12[10]) → 10[1,5,5,6,6,8,9,10]+8[8]+12 → 30

片山樋一:こええよ!
GM:だめでした
夏川ミナ:リフレックス噛んでないのに30出てる……怖い……
GM:ではダメージカモン!
夏川ミナ:1d10+5d10+11 もろもろが有効
DoubleCross : (1D10+5D10+11) → 2[2]+43[8,7,9,10,9]+11 → 56

夏川ミナ:夏川ミナの侵蝕率を+6した(侵蝕率:121->127)
篠沢 蒼:すごくいい出目
GM:装甲を差し引いても耐えられるはずもなく落ちます
夏川ミナ:「私は、もう一回くらい斬られても大丈夫ですが」
夏川ミナ:「——あなたはどうですか?」
夏川ミナ:「“マスターブレイド”」
マスターブレイ子:「……!」
夏川ミナ:噴出したスモークに紛れて跳ぶ。狙いは一点。
夏川ミナ:マスターブレイ子……ブレイド……の足元。演技レッスンでやった時のように、ステージをブン殴り、局地的に陥没させる。
夏川ミナ:そして、脚線美を活かしたパフォーマンス———!
夏川ミナ:美しい曲線を描く、ハイキック!
夏川ミナ:マスターブレイ子の仮面を蹴り砕く!
マスターブレイ子:反射的に身を退きつつ刀を振るおうとしたが、地面が陥没し姿勢が崩れる。
夏川ミナ:「ビリビリになってしまった」
夏川ミナ:「ドレスの」
夏川ミナ:「……怒りです!」
夏川ミナ:マスターブレイドがいい具合に衣装を破いてくれたので、脚も上がりやすくなった!
マスターブレイ子:無理やりに放った一閃は、夏川ミナの顔の横を通り過ぎていく。
マスターブレイ子:「がはっ!!」蹴りによって仮面を破壊された顔を押さえ、吹き飛びながら舞台袖へと退場!
マスターブレイ子:◆K.O◆
GM:Finisher...夏川ミナ
GM:Finishing move...《コンセントレイト:エンジェルハィロウ》《光の舞踏》
GM:◆戦 闘 終 了◆
GM:君たちの勝利だ!
夏川ミナ:「いえーい」 深くスリットが入ってしまった衣装を微妙に隠しつつ、観客に手を振ります。
夏川ミナ:だってこれは、演出。あくまで演出なのだから!
GM:あくまで演出と受け取っている観客の盛り上がりは最高潮に達している。
青海暉:「あ、そか、演出終わりだ。えと、客席こっちか……」 ミナちゃんを見て慌てて手を振る
篠沢 蒼:駆け出したい気持ちを抑え、観客に向けて笑顔で手を振る。
片山樋一:「あっやべっ俺どうしよ……あー……」
片山樋一:「や、寝てりゃ見えないか角度的に……」
片山樋一:「丁度いいわ」言いながら前のめりに倒れ込む。
青海暉:「ちょ、片山くん! スタッフさん、スタッフさーん」
GM:長牧彼方が注意を逸らすように頭上で手を叩いて視線を集めている。
長牧彼方:「♪0%じゃないからやってみる価値あるなんて」
長牧彼方:「♪信じてもないのに強がって悪い癖」
長牧彼方:「♪でもそんな自分嫌いじゃない」
長牧彼方:8dx+
DoubleCross : (8R10+[10]) → 10[1,2,4,4,5,6,7,10]+2[2] → 12

長牧彼方:8dx+3なので達成値15
GM:春海明日香はメンバー二人と手を繋いで、マイクに向かって歌う。
篠沢 蒼:「っ……もう、ほんとにもう……!」その隙にこそこそと片山くんに駆け寄る。
春海明日香:6dx+3
DoubleCross : (6R10+3[10]) → 10[1,3,6,6,9,10]+9[9]+3 → 22

GM:その姿は、ミニライブの時の輝きには程遠い。それでも、自分自身の歌声だ。
春海明日香:「♪お願い神様 願いをかけてもまた私だけ肝心なとこでファンブル」
春海明日香:「♪お願い神様 この恋だけはきっと出るはずクリティカル」
春海明日香:「♪祈りをこめて ダイスを振るよ One more chance!!」
GM:三人が、指を揃えて空に掲げる。
GM:DreamTears達成値…20/12/22
夏川ミナ:「いまのうちにプロデューサーを舞台袖に運びましょう」
夏川ミナ:「ここは……うん。彼女たちのステージです」
GM:倒れたカルディエ、そしてプラネの姿はいつの間にかない。
篠沢 蒼:「うん、スポットライトが消える前に」
夏川ミナ:普段なら男子生徒一人くらい自分単独で運べるが、もうその力が残っていなかったりする。
夏川ミナ:平然としているのは風紀委員としての意地だ。
青海暉:「ハケなきゃハケなきゃ。あーもう、ORAでもこんな疲れたことないよ……!」
篠沢 蒼:「片山くん……気絶してる?」舞台袖に引きずりながら、その顔を覗き込む。
夏川ミナ:「……プロデューサー?」 顔の傍にしゃがみこんで頬をつついてみる。
片山樋一:「ごめん気絶してない……これ、俺が悪いんだけどさ」顔を手で押さえている。
片山樋一:「すげー屈辱的で恥ずいんだけど……」
篠沢 蒼:「……あっ、なんだ」
片山樋一:「何させてんだ俺……」
夏川ミナ:「オトコノコのプライドというやつですね」
篠沢 蒼:「確かにこれは格好悪いけどー」
片山樋一:「うん……今しがたズッタズタになってるけど……」
篠沢 蒼:「舞台の上の格好よさでチャラだよ。……というか、お釣りが来るぐらい」
片山樋一:「……」顔を押さえる手に力を込める。
篠沢 蒼:「あんなの、反則だよ」恥ずかしそうに言って顔を背ける。
片山樋一:「や、今そう言われるのもすげー恥ずい……」小声でつぶやく。
夏川ミナ:「そうですよ。私なんて、二回も庇って頂きました」
夏川ミナ:「第四図書館の書籍でしばしば見かける、お姫様のピンチに現れる白馬の王子様」
夏川ミナ:「実際に居たらあのような感じなのだろうなという、見事なタイミングでした」
篠沢 蒼:「ふーん……」
片山樋一:「ちょっ、ごめん後にして!今言われるのほんとに恥ずくてダメ!たのむから!」
篠沢 蒼:「よかったじゃん、王子様ー♪」
青海暉:「そうそう、さっきどんなにカッコよくたって、今は片山ひきずられくんだもんねー?」 先に引っ込んでいた舞台袖から顔を出す。スタッフと話をつけていたのだ
片山樋一:「ひきずられ……」
青海暉:「ほら、気が引けるんなら立った立った! 女の子の力仕事、自分の足でちょっとでも手伝うの! さもなきゃ引きずられ番長って名前を無道先輩に提案しにいくぞ!」
青海暉:「ドリティアの演目も終わってる。演出係がステージに残るなんて、ダメなんだから」
片山樋一:「そ、そりゃそうだな!よーし!」
片山樋一:立ち上がる。「よ、よし、割といける……」
篠沢 蒼:「あ、無理しちゃダメだって……」
片山樋一:「あっやべっ能力切れてる」《天使の外套》。
片山樋一:自分の真っ赤なシャツの上から、白い偽装を被せる。
片山樋一:「よ、よし見られてないよな……」
夏川ミナ:「あっ、申し訳ございません」 無表情のまま舞台袖でふらふらと左右に揺れている。
青海暉:「見られてない、見られてない」 片山くんの肩を叩き
夏川ミナ:「限界がきました」
夏川ミナ:「休みます」 仰向けにブッ倒れます。
青海暉:「……頑張ってるトコはそれなりにかっこよかったぞ」
片山樋一:「見られてんじゃねえかクソっ……あっ夏川!大丈夫かよ!」
篠沢 蒼:「な、夏川さんっ」
片山樋一:「え青海なんて!すまんあとでもっかい教えて!」
青海暉:「ミナちゃん! ああもう、そんなカッコで……!」
片山樋一:「夏川大丈夫……じゃない!その倒れ方全然大丈夫じゃない!」
片山樋一:「早く誰か何とかして!女性スタッフ!」
GM:◆クライマックスシーン END◆

GM:◆バックトラック◆
GM:まずはEロイス!《愚者の契約》、《歪んだ囁き》、《傲慢な理想》×3の5つ!
GM:5つのダイスを振るも振らぬも自由。
青海暉:振るわ!
片山樋一:振るに決まってる!
片山樋一:134-5d10
DoubleCross : (134-5D10) → 134-20[4,2,8,4,2] → 114

夏川ミナ:ふらなきゃしんじゃう!
篠沢 蒼:悩ましい……
夏川ミナ:127-5d10
DoubleCross : (127-5D10) → 127-31[7,4,7,3,10] → 96

青海暉:156-5d10
DoubleCross : (156-5D10) → 156-33[9,2,4,10,8] → 123

夏川ミナ:いきてる!
片山樋一:万全を期して2倍ぶりします。
篠沢 蒼:振っておきます
片山樋一:114-6d10
DoubleCross : (114-6D10) → 114-39[3,10,9,8,4,5] → 75

篠沢 蒼:132-5D10
DoubleCross : (132-5D10) → 132-27[8,2,5,6,6] → 105

夏川ミナ:残りロイスが3個。1倍振り。
夏川ミナ:96-3d10
DoubleCross : (96-3D10) → 96-10[1,1,8] → 86

夏川ミナ:こっわ!!
青海暉:うーん……
篠沢 蒼:ロイス6つまるまる残ってるので1倍振り
篠沢 蒼:105-6d10
DoubleCross : (105-6D10) → 105-29[2,8,3,10,3,3] → 76

青海暉:2倍振りしよう。追加よりは良い
青海暉:123-10d10
DoubleCross : (123-10D10) → 123-38[4,1,7,1,2,8,2,2,2,9] → 85

GM:全員帰還!
GM:おめでとうございます!
青海暉:ヒューッ
青海暉:手前5個だったら追加振りだったな……!
夏川ミナ:青海ちゃん、1と2が6個もあるw
篠沢 蒼:怖い!
GM:今回のダイスはなんなの
青海暉:判断力でカバーだぜ
GM:以上、バックトラックのコーナーでした
GM:◆バックトラック END◆

GM:◆エンディング1◆登場PC…全員登場
GM:まだステージの興奮が冷めやらぬ会場内。
GM:観客たちは緊張の面持ちで正面のスクリーンを見つめている。
GM:いよいよこれから、ブリリアントライブバトルの結果発表が行われるのだ。
アルファ井東:「レディース!エーン!ジェントルメーン!」
アルファ井東:「ブリリアントライブバトル、本戦の結果発表を行います!心の準備はいいかー!」
夏川ミナ:「疲れました」 ぐったりしながらサルピスを飲んでいる。
篠沢 蒼:「(よくない、全然できてない……)」緊張で固まっている。
夏川ミナ:「実際、どこがトップなのでしょうね」
片山樋一:「うおお……」机に突っ伏して手のひらを組んで祈っている。
夏川ミナ:「私達が最強なのは揺るがないですが……ドリティアも、ダイオジュネスも、かなりのパフォーマンスだったと思います」
篠沢 蒼:「あっ、え? うん……」
片山樋一:「いや、ぜってーうちだって……!大丈夫……!」
アルファ井東:「今大会、見事に優勝を勝ち取ったユニットは……」
GM:ダラララララララ……
GM:ドラムロールの音が響き渡る。
夏川ミナ:「……」
青海暉:「……やれるだけやったんだから」
篠沢 蒼:「うう……」
青海暉:「結果は、出る」
青海暉:強い目線で結果へ視線を注ぐ
夏川ミナ:中身がカラになったのに気づかずにサルピスのボトルを傾ける。
夏川ミナ:視線は当然、正面スクリーン。
篠沢 蒼:ぎゅっと目をつぶって音だけを聞いている。
GM:ダララララララララ……
GM:ダラララララララララララララ……ジャーン!
アルファ井東:「見事優勝を勝ち取ったのは!Undineの三人でーす!」
アルファ井東:「おめでとう!Undine!おめでとーう!」
夏川ミナ:「……………………」
篠沢 蒼:「あっ……」
片山樋一:「……えっ」
青海暉:「…………はーっ」 安堵の長い息を吐く
篠沢 蒼:慌てて画面を見上げ、それから皆をきょろきょろ見る。
篠沢 蒼:「やった……やった!今!Undineって!」
片山樋一:「うおおおおおおおおおおおおお!」
篠沢 蒼:手近なミナちゃんに飛びつく。
夏川ミナ:「…………」 棒立ちです。
夏川ミナ:抱きつかれるがまま。
青海暉:「そうだね、やった……本当に、うん。私たち……うん!」
篠沢 蒼:「優勝!聞いた!?僕の聞き違いじゃないよね!?」
片山樋一:「いや、俺も聞いた!大丈夫!うわあー……!」
篠沢 蒼:がくがく揺さぶるぞ。
青海暉:「違ってない、違ってない! 聞き間違えたりしないよ!」
篠沢 蒼:「やった!すごい!僕たちすごい!」青海ちゃんにも飛びつくぞ!
夏川ミナ:「優勝……」
夏川ミナ:「優勝…………」
篠沢 蒼:「だって!ドリティアもダイオジュネスもすごかったよ!僕たち、それに勝ったんだよ!」
青海暉:「ああもう、よしよし! そうそう、すごいよ私たち!」 蒼ちゃんをぎゅっと抱き返し、頭を撫でる
青海暉:「勝ったんだよ! ドリティアもダイオジュネスも、他の99組全部に、Undineが!」
夏川ミナ:「全部に……」
片山樋一:「わー……あー……マジか、すっげ……」
篠沢 蒼:「えへへ……すごいな……勝っちゃった……!」
片山樋一:「アカデミア全員の中で、最強で無敵なんだよ!」
片山樋一:「ほんとすげえって!」
青海暉:「ほら、ミナちゃんもぼっとしてないで!」 肩を抱き込み 「優勝! イェイ!」
篠沢 蒼:「うん、すごいすごい!皆すごい!」二人を抱きしめる。「イエイ!」
夏川ミナ:「どうにも、おかしいのですが」
夏川ミナ:「たまらなく嬉しいはずなのですが」
夏川ミナ:二人に抱きしめられたままぽろぽろ泣いています。
夏川ミナ:「申し訳ありません。他チームを応援していたわけではなく、本当に嬉しいのです」
青海暉:「おかしくない、おかしくないよ、泣いたってさ、ふふ……」 ミナちゃんの頭も撫でる
篠沢 蒼:「もう……夏川さん」その涙を指で拭う。「幸せなときも、涙は出るんだよ」
夏川ミナ:「はい。こういう事もあるのだと理解しました」
夏川ミナ:「私達みんなが……」
夏川ミナ:そこから先は言葉にならなくて、ぎゅーっと二人を抱きしめる。
篠沢 蒼:ぎゅーっと抱きしめ合う。そして、「……あっ」
青海暉:「そうそう、私たちみんな、みんながさ……」 つられるように流れ出した自分の涙を指で拭う
篠沢 蒼:「プロデューサー。ほら、こっち」手招きしよう。
片山樋一:「君らさ、ちゃんと泣き止んどいてね。このあとステージ出るんだから……」鼻をすする。
片山樋一:「あ、え?何?」
夏川ミナ:「……」 涙でくしゃくしゃの顔で無言手招きする。
篠沢 蒼:「もー」苦笑する。「一人だけずいぶんよそよそしいね」
篠沢 蒼:「3人と1人でUndine、なのにさ」
青海暉:「ほらほら、ご相伴しろー?」 自分の涙を誤魔化すように、ふざけた口調 「アカデミアトップアイドル三人に許されるなんて、今、片山くんしかないぞ?」
篠沢 蒼:「トップアイドル」その言葉を意外そうに復唱する。「僕たち、トップアイドルなんだ。今」
片山樋一:「そっか……」袖で目許を拭う。
片山樋一:「ありがたき幸せに存じ奉り……ああまどろっこしいや!」
片山樋一:「おめでとう!よくやった!」3人のもとに駆け寄る。
夏川ミナ:「やりました」 また泣き出す。
青海暉:「まったくだよ! 私たち、よくやった!」
篠沢 蒼:「ありがとう!本当に……皆、ありがと……」ぽろぽろと涙が溢れ出す。
篠沢 蒼:「アイドル、続けてよかった……Undineになれてよかった……」
片山樋一:「おいおいおい……結局全員泣いてんじゃねえか」笑う。
片山樋一:「流石水系アイドルだわ……」
篠沢 蒼:「もう……片山くんなんか……鼻水まで、垂らして……」言い返す言葉も途中でぐずぐずになる。
アルファ井東:「さあ!そしたら優勝したUndineの歌聞きたいよなーみんなー!」
一般生徒:「「「「ワアアアアアア!!!」」」」
アルファ井東:「今こっちに向かってるからちょっと待ってねすぐだからホントすぐだから」
片山樋一:「俺は出ないからいいんだって……ほら、ほら」
篠沢 蒼:「う、うた!?」はっと顔を上げる。
片山樋一:「みんな待ってる」
青海暉:「……あ、だね。いつまでも水属性しちゃいられないな、これ」
夏川ミナ:「…………うう」 未だに泣きやんでいない。
篠沢 蒼:「待って、声ぐっずぐずだよ!っていうかメイク、メイクぐちゃぐちゃになってない!?」
片山樋一:「もう泣きっぱでもいい!とにかく行ってこい!メイクは多少崩れても元から可愛いし大丈夫!」
片山樋一:「ほら!みんな待ってるから!」
篠沢 蒼:「そういう問題じゃ……、っていうか今すごいこと言ったよ、君!」ばたばたと支度しながら。
片山樋一:「えっ……あっ、わっ、や、あの、その」
青海暉:「……まったく、二人とも! 舞台慣れしてないんだから。ついでに片山くんも最後までそんなだしさ!」 少し顔を拭いて、壁に貼り付けてある粗末な鏡を覗き込み
篠沢 蒼:「あとで真意を聞かせてもらうから……それじゃ!」楽屋を飛び出していく。
夏川ミナ:「行きます」 ふら~っと出ていきます。
青海暉:「うん。それじゃ、そういう事だから。最後までちゃんと見てるんだよ、プロデューサー!」
片山樋一:「おう!」ネクタイピンを外して見せ、握り込んでみせ、拳を突き出す。
片山樋一:「当然!」
GM:----
青海暉:暗転したステージ。
青海暉:その中心にスポットライトが当たる。そこに立つのは、スタンドマイクを持った青海暉。
青海暉:「Let's Go AHEAD!」
青海暉:作りの少ない声と同時にステージが明るく照らし出され、音楽が流れ始める。
青海暉:「♪構うもんか。駆け出そう、始めるのは……今さ!」
青海暉:それは打ち込むようなロック・サウンド。アイドルソングと言われて思いつくようなそれより、だいぶ激しく……
青海暉:あるいは、攻撃的なものと言っても良いかもしれない。しかしそれが青海暉のリクエスト。
青海暉:今から歌うのは、戦いの歌だ。
青海暉:「♪夢はきっと叶うだって 君に語った大人が言う」
青海暉:「♪『現実を見て』『将来のため』『あなたのため』ってキレイゴト」
青海暉:「♪そりゃちょっとは本当だろうけど」
青海暉:「♪結局自分たちの安心のため!」
青海暉:曲調と同じく、今の青海暉にアイドルらしさはあまりない。
青海暉:ダンスらしいステップも大して踏まなければ、声だって叩きつけるようだ。
青海暉:それでも見栄えの華やかさだけは、ステージ全体の演出と、それを計算に入れたフォールンスプライトによるORA演出でカバーしている。
青海暉:「君はいったい何がしたい?」
青海暉:「夢を誰かに渡さないで」
青海暉:対してBメロは少し大人しめ。どこか、聞く者に語りかけるかのような。
青海暉:「そのために何が必要だい?」
青海暉:「人の夢は、儚いだなんて」
青海暉:「……言い出したヤツに、叩きつけてやろうぜ!」
青海暉:マイクを左手に、右手を天へ突き上げる。瞬間、ステージ上に音と光が弾ける。ドラムビートが重ねられ、メロディがうねる。
青海暉:「♪Let's Go AHEAD! 構うもんか。駆け出そう、始めるのは今さ!」
青海暉:「♪君を嘲(わら)う誰かに、構ってる暇なんかないだろう?」
青海暉:これは夢の歌。夢見る歌であり、夢を目指す歌であり、夢を阻むもの全てと戦う歌だ。
青海暉:そしてこれは、他ならない自分のための歌。これから先も、ORAをこの手に携えて進んでいくための。
青海暉:「♪だからAHEAD! さあ行こうよ、道がなくても進めばそこが道さ!」
青海暉:「♪君を見てる誰かが、証してくれるその正しさを」
青海暉:冒頭のリズムを二度繰り返し、サビはフィナーレへ。
青海暉:マイクを持つ手に汗が滲む。額からも汗が流れる。喉は震え、全身が熱い。
青海暉:そんな自分の熱全てを、今目の前にいる、観客へ
青海暉:叩き込む!
青海暉:「♪誰も知らない君のことを、」
青海暉:「♪何も知らないこの世界に!」
青海暉:「♪見せつけてやれ、いつかDestination(到達点)で——!」
青海暉:——Destination
青海暉:この曲に着けられた名前に到達し、演奏の終わりと同時、マイクスタンドを持つ手を突き上げる。
青海暉:見たか、私を。聞いたか、私を。動かされたか、私に。そう言わんばかりに……!
GM:最初はただただ圧倒され、呆然としていた観客達。
GM:だが、次第に青海暉のすべてに引き込まれていた。
GM:曲の終了と共に惜しみない拍手と称賛の声が送られる。
GM:「Undineのメンバーとして」の……青海暉のラストステージは終了した。
GM:----
夏川ミナ:暗いステージに一人立つのは、風紀委員。夏川ミナ。
夏川ミナ:いつも通りの無表情で、静かに歌い出す。
夏川ミナ:「♪——学園乙女Undine」  「♪私だけのステージを探して」
夏川ミナ:「♪きっと輝くんだ————」
夏川ミナ:——フラッシュ。そして、スパーク。花火。炸裂!
夏川ミナ:鳴り響くのは、特別協力・軽音楽部の荒々しいギター!メタル・サウンド!
夏川ミナ:「♪——あの 星のように!」
夏川ミナ:アイドルをして、わかった事があった。
夏川ミナ:いい子にならなくていいのだ。
夏川ミナ:激情を抑えなくて、いいんだ!
夏川ミナ:「♪キラキラした夢 “チガウセカイ”のものだと 疑わなかった」
夏川ミナ:「♪自分の限界決めつけて 勝手に立ち止まってたんだ」
夏川ミナ:「♪それは誰のせい? 自分のせい? もう一歩も先には進めない?」
夏川ミナ:「♪そんなことないよ 歩き出せる 想いさえあれば」
夏川ミナ:青海暉がやっていたように、全身でリズムを取る。
夏川ミナ:荒々しい感情を叩きつけるように、マイクを強く握る。
夏川ミナ:「♪星も月も 太陽すら」 「知らなかった私でも」
夏川ミナ:「♪未来(明日)はきっと輝ける」 「♪そう——信じて!」
夏川ミナ:サビの直前、衣装を一枚脱ぎ捨てる。衣装に細工をしてある。
夏川ミナ:Undineの、青を貴重としたカラーから……鮮烈な赤い衣装に!
夏川ミナ:「♪勇気出して 一歩前へ! 見たことのない世界へ!」
夏川ミナ:「♪変わる事を 恐れないで——!」
夏川ミナ:「♪学園乙女Undine 私だけのステージを探して」
夏川ミナ:「♪たったひとつだけの 夢を掴むんだ——この手に!」
夏川ミナ:——先生、お元気ですか。夏川です。
夏川ミナ:先生の仰る通り、アカデミアで青春に励んでいます。
夏川ミナ:友達がいっぱいできました。
夏川ミナ:アイドルにもなりました。
夏川ミナ:自分が変わっていくのはちょっとだけ怖いけど……でも、見ていてください。
夏川ミナ:私は、絶対に立ち止まりません。
夏川ミナ:遠い海の向こうにいるUGN時代の先生にまで聞こえるように、最後まで歌いきる——!
GM:夏川ミナがこの歌に込めた思いを、全ての者が知っているわけではない。
GM:しかし、観客は大いに沸いた。飛び跳ね、腕を振って、声援を送った。
GM:Undineの一員、風紀委員アイドル夏川ミナのラスト・ステージは幕を閉じる。
GM:----
篠沢 蒼:「♪僕らが踏み出したStepは 通過点なんかじゃない——」
篠沢 蒼:「♪永遠に輝き 未来 照らすよ」
篠沢 蒼:きらきらとした光のエフェクトが舞い降りる中、篠沢の声が響く。
篠沢 蒼:これはアイドルの歌。ここを見ている全ての人のための歌。そして、何よりも『僕』の歌。
篠沢 蒼:落ち着いた、すこし寂しげなピアノのメロディが流れ始める。
篠沢 蒼:「♪Memories 重ねるたび 臆病になってた」
篠沢 蒼:今までの日々を思い出しながら歌う。技巧ではなく、想いが伝わるようにと。
篠沢 蒼:「♪伸ばした手 つないだ日 一番大切な」
篠沢 蒼:「♪君のこと 失いたくなかった」
篠沢 蒼:しっとりした声に、切なさを込めて。
篠沢 蒼:僕が受け取ったもの、全てを込めて。
篠沢 蒼:「♪花は咲いて 風に散って」
篠沢 蒼:「♪虹はかかり 空に溶ける」
篠沢 蒼:どんな美しいものにも、終わりは訪れる。
篠沢 蒼:アイドルも、青春の日々も、ずっと続くわけじゃない。
篠沢 蒼:だけど。
篠沢 蒼:「♪それでも今 愛も夢も」「♪全部 全部 抱きしめて……!」
篠沢 蒼:メロディは加速する。鼓動のように。
篠沢 蒼:今この瞬間の、胸の高鳴りを表すように。
篠沢 蒼:そして、輝かしいギターサウンドと共にサビに入る。
篠沢 蒼:「♪僕らが踏み出したStepは 通過点なんかじゃない」
篠沢 蒼:「♪永遠に輝き ひかる 瞬間(とき)があるから」
篠沢 蒼:今日が終わっても、Undineが終わっても。感じた輝きは消えやしない。
篠沢 蒼:「♪深呼吸・笑顔・『さよなら』 涙ぐっとこらえて」
篠沢 蒼:「♪みなと過ごした日々 胸に行くよ」
篠沢 蒼:だから僕は、次に進める。きっと一人でも歩いていける。
篠沢 蒼:「♪きっと ずっと 忘れない Brilliant Stage」
篠沢 蒼:少しだけ鼻声で。それでも涙は流さずに、最後まで歌いきる。
篠沢 蒼:「みんな!ファンのみんな!アイドルのみんな!Undineのメンバーみんな!支えてくれたみんな!」
篠沢 蒼:「本当に、ありがとう!最高の日々でした!」
GM:観客席で、さざ波のように揺れるサイリウムの光。
GM:その一つ一つを振る生徒達が篠沢蒼の姿を目に焼き付けた。歌声を心に刻み込んだ。
GM:それは学園全体を巻き込んだブリリアントライブバトルの終わり。
GM:そしてユニット「Undine」の終わり。
GM:永遠に続くような喝采が、篠沢蒼を包み込んでいた……
GM:----
GM:Undine控室。
GM:最後のステージを終えた君たちはこの場に集っている。
夏川ミナ:「ふー」 サルピスを飲んでます。
夏川ミナ:「次のお仕事はなんでしょう。握手会ですか?ラジオですか?」
篠沢 蒼:「……」喜びと寂しさと達成感と、その他いろいろな感情が吹き荒れたあとの虚脱状態。
青海暉:「あっはは、ミナちゃん」
青海暉:「気持ちは分かるけどさ、そりゃあ」
篠沢 蒼:「夏川さんの次のお仕事は」指でほっぺをぷにっと突く。「風紀委員だよ」
夏川ミナ:「……?」
夏川ミナ:「……」
夏川ミナ:「…………。」
篠沢 蒼:「もう……天然だなぁ」気の抜けた笑顔。
青海暉:「Undineは今日、ついさっきのステージをもって、おしまいだ。……うん、惜しい気もするけどね」
夏川ミナ:「おしまい……」
夏川ミナ:「そうですね。ブリリアントライブバトルで頂点を決める、そういう戦いでした」
夏川ミナ:「終わってしまうんですね。楽しかったレッスンも、ファンの皆さんと触れ合えるお仕事も」
夏川ミナ:肩を落とす。
青海暉:「……そうだね」 腕を組んで、ちょっと切ない表情
篠沢 蒼:「それじゃあ……」冗談めかして何か言いかけ、首を振る。「ううん、なんでもない」
青海暉:「お? 何さ、何さ、蒼ちゃん」
篠沢 蒼:「いや、えっと」気まずそうに目を逸らす。
夏川ミナ:「気になります」
青海暉:「なーにー、あーおいちゃーん」 肩を抱いて 「私も気になっちゃうなあー」
篠沢 蒼:「風紀委員辞めてアイドルになれば、って思ったけど。それは困るよね」
夏川ミナ:「う……」
青海暉:「……ふふ」
篠沢 蒼:「っていうかさ!こんなかわいいお姫様が不良と殴り合いしてるのが、僕としては不満なんだけど」
篠沢 蒼:「夏川さん、どうして風紀委員なの?」
篠沢 蒼:「風紀委員じゃなきゃ、ダメなの?」
夏川ミナ:「う、む」
夏川ミナ:「わかりません」
夏川ミナ:「最初、私は戦う技術しか持っていなくて……それで、何らかのお役に立てればと、風紀委員に……」
篠沢 蒼:「でも今は」ぐっと近づく。
篠沢 蒼:「歌って、踊れて、とびきりの笑顔もある」
篠沢 蒼:「何でもできるんだよ、きっと」
夏川ミナ:「……。…………」
夏川ミナ:「もし……もし」
夏川ミナ:「青海暉や、片山プロデューサーが、これからもUndineを続けるのなら
夏川ミナ:「私もいっしょに……私、どうすれば……」
夏川ミナ:「どうすれば」
夏川ミナ:おろおろしてみんなの顔を見る。
青海暉:「……との事だけど」
青海暉:「プロデューサー的にはどうなわけ?」
片山樋一:「え?俺?」部屋の隅でぼーっと泣きっぱなしだった。
篠沢 蒼:「もう、こんなときぐらいビシっと決めなよ」言葉の割に表情は柔らかい。
青海暉:「そうそう。片山くん、もしこのまま続けられるなら、やる?」
夏川ミナ:「プロデューサー」 ひどく困った顔を向ける。
夏川ミナ:「どうすれば……」
片山樋一:「……俺はさ、プロデュースが必要ってなら、喜んでやるしさ」声はかすれている。
片山樋一:「あ、すまん、思いっきり全力で歌ってた3人の手前で言うのもあれなんだけど」
片山樋一:「俺応援で声枯らしちまってで……ごめんねこんな……」
篠沢 蒼:「プロデューサーが一生懸命なのは知ってるから、大丈夫」
青海暉:「もう終生栄誉赤点男って感じでもあるけどねー」
夏川ミナ:「プロデューサー……」 この人は最初から変わらないなあ、という目を向ける。
篠沢 蒼:「それが片山くんらしさでもあるけどね」
片山樋一:「あ、ごめん、続けるよ?必要なら勿論やるけどさ」
片山樋一:「進退は俺が決めることじゃないよ」
片山樋一:「そこは本人が決めなきゃあだ」
夏川ミナ:「う、む、うう……」
青海暉:「見回りの仕事代わってもらってるって言ってたくせに……もう」 肩をすくめ
青海暉:「……私もね、歌って踊って、練習も、お仕事も、ライブも、全部ぜんぶすっごく楽しかった」
青海暉:「刺激的で、いっつも新しい発見があって、やるたびに自分が変わってくような気がして」
夏川ミナ:「……」
青海暉:「……でも、それでどうしよう、そこからどうしよう、って思った時、考えちゃうのは、別の事なんだよなあ」 右手のひらを見下ろすと、その上に三つ、赤・緑・青の星が灯る
篠沢 蒼:「……」その星をじっと見つめる。
青海暉:「最後の最後のステージまで、私はアイドルしながらORAもやってたからね」
青海暉:「演出なんて、舞台裏の演出家に任せれば充分な事ができるのに、私はそれじゃ満足できなかった。アイドルとしての評判だって、ORA使える事、結構大きく関わってると思う」
青海暉:「だからうん、きっとアイドルは、私のDestinationじゃないんだ」
青海暉:三つの星を握り込むように、右手を閉じる
篠沢 蒼:少しだけ、笑顔になる。「そうだよね」
篠沢 蒼:「青海さんはそういう人だって信じてた」
青海暉:「うん、ごめんね。Undineの私は、今日ここまで」
青海暉:「へへ……なんか照れるな、そう言われると」
片山樋一:「そうだよな……青海はORAやっててこそなんだろうな」
青海暉:「そういう事さ! んーでも、しばらく純粋なORAはやってなかったからな。舞台の上で、歌いだしたりしないように気をつけないとだ」
青海暉:「……ごめんね、ミナちゃん。そういう事だから。私はUndine、続けないよ」
夏川ミナ:「…………。」
夏川ミナ:確固たる自我があって、真っ直ぐな青海暉がたまらなく眩しい。目をそらしそうになる。
篠沢 蒼:「夏川さんは、さ」
篠沢 蒼:「アイドルやって、よかったと思う? 何を手に入れた?」
夏川ミナ:「私は」
夏川ミナ:「よかったと……思います。理解不能だったアイドルの追っかけ集団が、理解できるようになりました」
夏川ミナ:「夢を与えてくれるアイドルの尊さや楽しさが理解できました」
夏川ミナ:「友達と一緒にチームを組んで、頂点を目指す。その楽しさを知りました」
夏川ミナ:「自分でも知らなかった自分の側面を知ることができました」
夏川ミナ:「Undineで培ったことは、絶対、今後の人生に大きなプラスになると感じています」
片山樋一:「そいつは……なんつーか」
片山樋一:「プロデューサー冥利に尽きる感じはあるな……」頭を掻く。
篠沢 蒼:「それじゃ」真剣な目で尋ねる。「風紀委員やってた時間、後悔してる?」
夏川ミナ:「!」
篠沢 蒼:「もっと早くアイドルになっていれば、なんて」
夏川ミナ:「い、いえ。そんなことは……そんなことはありません」
夏川ミナ:「風紀委員だったからこそ出来た縁もいっぱいあります」
夏川ミナ:「後悔なんて、するわけがありません」
篠沢 蒼:「そうだよね」にっこり笑う。「その時間があったから、今の夏川さんがいるんだもの」
篠沢 蒼:「僕は、さ。正直、アイドル続けてほしいよ」
篠沢 蒼:「夏川さん、才能あるもの。僕より、きっとずっと、輝ける」
篠沢 蒼:「それに、一緒にやっていれば、もっともっと楽しいもの、たくさん見せられると思う」
篠沢 蒼:「だけどそれは僕の願望」
篠沢 蒼:「今がどんなにキラキラしてても、それだけのために未来を選ばせていいわけない、じゃない?」
夏川ミナ:「……はい」
篠沢 蒼:「だから、えっと……」少し躊躇ってから、言う。「一度だけ、本気で訊くね」
篠沢 蒼:「夏川さん。風紀委員なんか辞めて、僕とアイドルやろう」
夏川ミナ:「…………」
夏川ミナ:「……思えば、誰かに道を決めて貰ってばかりだった気がします」
夏川ミナ:「そういう風に育ってきましたし、そのほうが楽なのだと思います」
夏川ミナ:ぺこりと蒼ちゃんに頭を下げる。
夏川ミナ:「申し訳ありません。夏川ミナ、風紀委員に復帰します」
夏川ミナ:「まだまだ、風紀委員として色々学ぶべきことがありますから」
篠沢 蒼:「っ……」
夏川ミナ:「あの、なので、ええと……」
夏川ミナ:「あの……」
夏川ミナ:「将来、もし私が、本気で。誰に言われたわけでもなくて」
夏川ミナ:「本気でアイドルになりたいと思ったら」
夏川ミナ:「その時は、真っ先にあなたに相談しにいきます」
夏川ミナ:「一緒にやるにしても。ライバルになるにしても、です。」
篠沢 蒼:「そっか」力なくうつむく。「そうだよね」
篠沢 蒼:肩が震える。自分を強いて、深呼吸。
篠沢 蒼:顔を上げ、夏川さんに笑いかける。「そのときは是非よろしく。待ってるから」
夏川ミナ:「はい」
夏川ミナ:「……青海暉と、プロデューサーも。最後の最後で空気をおかしくしてしまい、申し訳ありませんでした」
夏川ミナ:頭をふかぶかと下げる。
片山樋一:「いや」
片山樋一:頭を抱えて上げさせて、そのまま撫でる。「大事な話だ」
夏川ミナ:「…………」
青海暉:「そうそう! キッチリするのは大事だって」
夏川ミナ:二人の言葉を聞いて、またぼろぼろ泣き出します。
夏川ミナ:「ありっ……あり」
夏川ミナ:「ありがとうございます……」
篠沢 蒼:「応援してるよ、風紀委員」
篠沢 蒼:「それと、ORA。あと……番長?」
篠沢 蒼:「それぞれの道」
片山樋一:「……いや俺は……」言いかけて止める
片山樋一:「……あー……」
夏川ミナ:「……?」
青海暉:「何、片山くん? また煮え切らない事言って」
篠沢 蒼:「……番長連でやってく自信、なくした?」
片山樋一:「いや、そっちは元からそんなにない、みんなすげえし……じゃなくて!違くて!」
片山樋一:「そうもなるよ……!だってさ、俺この仕事さ、」
片山樋一:「すげー大変だったけど、ほんとにすげー楽しかったんだよ。そんなぱっと切り替えらんねえ」
青海暉:「そんなの、私だって多分同じだよ。いや、明日とかになってみないと分からないけど……」
青海暉:「それでもさ、行き先は決めて、ノロノロでも歩いてかなきゃだ」
青海暉:「私はORA研究会! ミナちゃんは風紀委員! 蒼ちゃんは……ソロ、かな? セントジョージ研究会で!」
篠沢 蒼:「そうだよ。そんな、今楽しかったから……なんて理由でまごついてちゃダメだって」
篠沢 蒼:「……っていうか、僕、今そういう話したよね?」
片山樋一:「……や、分かってるけどさ……それだけじゃなくて!っていうか、じゃあさ」
片山樋一:「なんでそんな泣きそうな声で言うんだよ……!」
篠沢 蒼:「っ……!」
夏川ミナ:「篠沢蒼……」
篠沢 蒼:「そんな……当たり前のこと」
篠沢 蒼:「僕だって別れたくないよ!決まってる!ずっと皆で、Undineで、アイドルやっていたいよ!」
篠沢 蒼:叫ぶのと同時、堰を切ったように涙が溢れ出す。
篠沢 蒼:「馬鹿じゃないの!?だから赤点番長なんだよ!空気、読んでよ……!」
篠沢 蒼:「っていうか……分かってよ……」
片山樋一:「……泣いて何が悪いんだよ。本音そうやって出して、悪いのかよ」
篠沢 蒼:「僕は……アイドルに憧れてたんだよ。ずっと、こういうステージに立ちたかった」
篠沢 蒼:「その夢が叶っちゃったんだよ」
篠沢 蒼:「だから」
片山樋一:「言いたいこと言えばいいだろが。言えよ。全部。最後まで」
篠沢 蒼:鼻をぐずらせる。
篠沢 蒼:「ちょっとだけ……思っちゃうんだよ」
篠沢 蒼:「もう、満足した……って。これでアイドル辞めて、それで……君と……皆と、一緒にいられればいいって」
篠沢 蒼:「そんなの。ダメだよ」
片山樋一:「……っ」
篠沢 蒼:「……満足した?」ぐすっ、と鼻をすする。目からはまだ涙が溢れ続ける。
篠沢 蒼:「僕の、こらえてたこと、隠したかったこと、全部聞いて」
片山樋一:「ああ。うん……分かった」
青海暉:「……」 言葉もない。奥歯を噛んでに目をそらしている
片山樋一:「分かったよ。俺も同じだったんだ……全部言わせて、ようやく気づいたよ」
片山樋一:「だから赤点脱出できねえんだろうな……あー。成長しねえ」
篠沢 蒼:「……?」
片山樋一:「俺は、ちょっと思っちゃってたんだよね」
片山樋一:「番長やめて、プロデューサーとして一緒にやってけたらって」
片山樋一:「番長としてはまだ何もできた試しがねえけど、プロデューサーとしてならさ」
片山樋一:「助けてもらいながらだけど、それなりにちょっぴしは上手いこと行ったからさ」
片山樋一:「俺の、行き先をそっちに決めるべきじゃねえかって」
篠沢 蒼:「な……」
篠沢 蒼:「……そ、そうやって、うまいこと言って」
篠沢 蒼:「ダメだよ!そういうの、ほんと……えっと」
片山樋一:「……分かってるよ。こう、流されてるんだろうよ、今、この感情はさ……」
片山樋一:「でもさあ。誰かのために流されて飛び込むのも、かっけえと思っちまうんだよ。馬鹿だから」
篠沢 蒼:「ほんとに……馬鹿だよ、それ」
篠沢 蒼:「そもそも、君一人だけでそう決めたってUndineは続かないんだよ。いい気になって格好つけてるとこ、わ、悪いけど」
片山樋一:「だよなあ。こいつは俺の独りよがりなんだよな……」
片山樋一:「そいつに気づかせてもらえた。サンキューな」
篠沢 蒼:「あ……うん」
篠沢 蒼:「だから、この話はこれでお終い。……だよね」
片山樋一:「うん。決心ついたよ」
片山樋一:「ありがとう。今まで」
篠沢 蒼:「……うん」
片山樋一:手を差し出す。
片山樋一:「ほら。みんな乗せる乗せる」
篠沢 蒼:「……ごめんね、最後に格好悪いとこ見せちゃって」
篠沢 蒼:手を重ねる。
夏川ミナ:「む」
青海暉:「うん。最後の最後だね、これが」
青海暉:手を重ねる
夏川ミナ:「でも、今生の別れではありませんから」
夏川ミナ:「また何かの機会に、皆で集まる日のために」
夏川ミナ:手を重ねる。
片山樋一:「ああ。アカデミアなら、どうせそのうちにばったり出くわす気もする」
青海暉:「っていうか、私のことはこれからどんどん見てもらう事になるんだからね!」
青海暉:「それは絶対、Undineのおかげだから」
片山樋一:「それだわ。そりゃそうだ」
篠沢 蒼:「僕も、負けないように頑張るよ。このステージがまぐれだったなんて思われたくないし」
夏川ミナ:「はい。私も、アイドル経験のあるキラキラ風紀委員・ミナちゃんとして大いに活躍いたします」
篠沢 蒼:「それじゃあ——、Undineそれぞれの未来に向けて。ファイト!」
篠沢 蒼:「おおー!」
青海暉:「おーっ!!」
夏川ミナ:「おおー」
片山樋一:「おうっ!」
GM:◆エンディング1 END◆

GM:◆エンディング2◆登場PC…夏川ミナ
GM:ブリリアントライブバトルが終わり、会場の後片付けも一通り済んだ。
GM:元々エフェクトの影響で加熱していたアカデミアのアイドルブームは
GM:ブリリアントライブバトルの終了と共に、まるで夢のように引いて行った。
GM:それでも、少なくない数の生徒に、少なくない影響が残ったのは言うまでもない。
夏川ミナ:いつも通り、風紀委員として巡回をしています。
夏川ミナ:Undineとして過ごした日々は夢だったように感じる。
GM:ふと、歩いている君に高い場所から何かの影が被さる。
GM:逆光に浮かぶ三つのシルエット。
夏川ミナ:ぺこりとお辞儀します。
夏川ミナ:「先日はお世話になりました」
夏川ミナ:「プラネ」
夏川ミナ:「カルディエ」
夏川ミナ:「マスターブレイ子」
カルペ・ディエム:「……それはダイオジュネス・ラブとしての名前ね」
プラネータ:「今の僕達は違うよ」
マスターブレイド:「……」
夏川ミナ:「そのようですね」
夏川ミナ:「…………」
夏川ミナ:「ずっと気になっていたのですが」
夏川ミナ:「貴方たちの今回の目的は、何だったのですか?」
カルペ・ディエム:「ふふふ。聞きたい?笑っちゃうかもよ」
夏川ミナ:「ぜひとも」
プラネータ:「新型の仮面の実験だったんだよねえ」
プラネータ:「上手く行けば、あの明日香ちゃんって子がものすっごい力をもった友達になってた」
夏川ミナ:「ふむ、ふむ」
マスターブレイド:「計算違いもいいところだ」
夏川ミナ:「確かに計算違いだったかもしれませんが」
夏川ミナ:「貴方達としては、それはそれで良かったのでは?」
夏川ミナ:「だってそうでしょう」
夏川ミナ:「仮面の実験なら、わざわざ“ダイオジュネス・ラブ”を名乗ってライブバトルに参加する必要もない」
夏川ミナ:「あなた達の力量なら……スタッフに紛れ込むだとか。観客として最前列で様子を見るだとか。いくらでもやり方があったはず」
夏川ミナ:「つまり、失敗なら失敗で……」 多分相手の気持ちを逆撫でするだろうな、と思いつつ、次の言葉を放つ。
夏川ミナ:「アイドルを。学園生活を楽しめるからOK」
夏川ミナ:「そういう計画だったのでは?」
夏川ミナ:「ちょっとだけ、貴方達の事が理解出来た気がします」
夏川ミナ:純粋な悪人でもなく。さりとてただの生徒でもない。彼らは彼らなりに、FHの尖兵として、学園生活を精一杯楽しもうとしている——。
カルペ・ディエム:「残念だけれど。そういうことじゃない」首を傾げ、ひらひらと手を振って見せる。
カルペ・ディエム:「あの子が逃げられない状況を作るように、ブームを牽引する、圧倒的な力を持つカリスマが必要だった。それだけ」
プラネータ:「えー。そう?」
プラネータ:「僕は結構面白かったけどな」
夏川ミナ:「やっぱり」
マスターブレイド:「くだらん。あんな茶番は二度と御免だ」
マスターブレイド:「それよりも、先日の続きをここで始める方がよほど興味深いんだがな」刀に手をかける。
夏川ミナ:「さて。困りました」
夏川ミナ:《ウサギの耳》。
夏川ミナ:遭遇と同時に風紀委員の腕章につけられた緊急時ビーコンをオンにしていた。
夏川ミナ:ベアトリス委員長をはじめ、複数の手練がここに向かっている気配を感じる。
夏川ミナ:「困りました。このままだと……」
夏川ミナ:「風紀委員会とディオゲネスクラブの全面戦争になってしまいますね」
夏川ミナ:巨大手甲を展開する。退く気、無し!
プラネータ:「助けが到着する前に片付けば、そうはならないよね」楽しそうに笑う。
カルペ・ディエム:「あなた一人で、私たち三人相手に粘れるかしら」
———:「……いいや」
———:稲妻の閃光、轟音。
———:それと同時の斬撃は、マスターブレイド……最も恐るべき存在の眼前足元を裂いている。
平賀迅:「これでニ対三。粘れる時間も何倍かになったろう」 起動した高速振動ブレードを振り抜き、向き直る
マスターブレイド:「ほう……」
平賀迅:「この青い空の下であれば、稲妻の歩行速度は風紀委員より数段速い。ああ、もちろんその風紀委員も全力で押しかけている事も、上空から確認したよ」
夏川ミナ:目を丸くしている。自分の超聴覚でも、光の疾さで迫る援軍は捉えられない。
平賀迅:「今仕掛けてやれば、むしろ君らのうち一人くらいは生け捕りにできるかな。……どう思う、ミナ?」 肩越しに彼女の驚いた表情を見て
夏川ミナ:「良い考えと存じます。話は、捕えてからじっくりと」
プラネータ:「あーあ。めんどくさいのが来たよ。どうする?」
マスターブレイド:「お前の剣には興味がある。……が、それを追って包囲に嵌るほど愚かではない」
マスターブレイド:「勝負は預けるとしよう」
平賀迅:「賢明だ」 現実問題、こうして姿を現した時点で、マスターブレイドとは打ち合える気はしない
マスターブレイド:片足を上げてセクシーなターンを決め、《瞬間退場》で去っていく。
プラネータ:「まだ引きずってる……」
夏川ミナ:「またお話しましょう、ディオゲネスクラブ」
プラネータ:「そうだね。またね!」こちらも《瞬間退場》。
カルペ・ディエム:「確かにまた会う事になるでしょうね。あなたがこの学園の風紀委員なんてものをやっている以上は」
カルペ・ディエム:「それまでに、少しは恋の話ができるようになっていると嬉しいわ」
カルペ・ディエム:《瞬間退場》。
夏川ミナ:「ふー」
平賀迅:「……どうにかなったか。やれやれ」 剣を停止
夏川ミナ:「お陰で助かりました。しかし、なぜ?」
平賀迅:「風紀の方には、敵は去ったと伝えてやってやれ。……何故か? いや大したことじゃない」
夏川ミナ:「彼らとの遭遇は完全に偶発的なものでした」
平賀迅:「久しぶりに顔を見たくなってな。確かこの辺りが巡回ルートだろうと思って、ちょっと先で時間を潰していたんだが……」
平賀迅:少し考えて 「……思ったより遅いので、ちょっと探ってみたら、危険な三人と遭遇しているようだったので、文字通り飛んできた。それだけ」
夏川ミナ:「そうですね。彼らとは今回、色々ありましたから……そう。今回」
夏川ミナ:「迅。知っていますか?私はなんと、あのブリリアントライブバトルで優勝したアイドルグループ、Undineのいち員なのですよ」
夏川ミナ:「ラジオとか、コマーシャルとか、握手会もやりました」
平賀迅:「…………フフ」 少し笑って
平賀迅:「知っている。知っているとも。知らない訳がないだろ」
平賀迅:「握手会とラジオは、何せそっちの方面が疎かったので見れなかったが、CMは見た」
夏川ミナ:「おお……」
平賀迅:「あとライブもだ。会場に行った訳じゃないが、これもテレビで」
平賀迅:「良かったよ。良かったとも。他の二人もそうだが、そう、君の言葉で言うなら……」
平賀迅:「キラキラしていた」
夏川ミナ:「よかった」
夏川ミナ:「あれ以来、見回りの際に声をかけられる事も増えました。それはそれで大変うれしいのですが」
夏川ミナ:「やはり普段見知った人に評価して頂けるのは、いっそう嬉しい事です」
平賀迅:「だろうな。そりゃあ、声もかけられるだろうさ。あの熱狂の中、そりゃもうたくさんの生徒が、ステージ上の君の事を見たんだから」 少し目を伏せて
平賀迅:「……しかしそれでも、風紀には戻ってきたんだな。続けるとか、考えなかったのか? アイドル」
夏川ミナ:「正直、迷いました。あんなに色々な人に……ちやほや?されるのは、はじめてでしたから」
夏川ミナ:「でも思ったのです」
平賀迅:「チヤホヤ……まあな」
夏川ミナ:「風紀委員だったから会えた人がいっぱい居ます。迅、あなただってそうです」
夏川ミナ:「風紀委員は、やっぱり外せないのです」
夏川ミナ:まだちょっと未練のありそうな顔で、自分に言い聞かせるように頷く。
平賀迅:「なるほど。それは、何とも……大人の答えだな」
平賀迅:「しかし同時に君らしくも思える。……私もね、せっかく君が頑張っているし、応援のつもりで、グッズとか買ったりしたが」
夏川ミナ:「えっ」
平賀迅:「応援としてな。ああいうのは売り上げの数字も大事なんだ」
夏川ミナ:「…………」
夏川ミナ:内灘幸一郎先輩に撮られるのは恥ずかしい、と言っていた青海暉の気持ちが少しわかった気がする。
平賀迅:「……ともかくだ」 頭を掻く 「あの熱が過ぎ去った今、改めてこうやって見ると、不思議とアイドルの君も、今の君も、そう違いはないように思えるよ」
夏川ミナ:「そうなのですか」
平賀迅:「ああ。どちらも夏川ミナだ。ステージの上では懸命に歌い、ディオゲネスクラブに対しては敢然と挑む、全力の夏川ミナだと、そう感じた」
夏川ミナ:「……」
夏川ミナ:「迅。これから、少し時間を頂けますか?30分ほど」
平賀迅:「……うん? それはまた、どうして」
夏川ミナ:「お話したい事がいっぱいあるのです」
夏川ミナ:「レッスンが楽しかった事とか。アイドルを続けるか迷った事とか。ライブの思い出とか」
夏川ミナ:「風紀の私と、アイドルの私。両方を知っている貴方に聞いてもらって、感想を伺いたいです」
平賀迅:「そうか」
平賀迅:「……そう、か」
平賀迅:「それは甘い誘惑だ。心揺れるよ。だが生憎だが、それはもうちょっと、今度にしてもらえやしないだろうか」
平賀迅:ミナちゃんの逆側に体を向ける
夏川ミナ:「む……残念です」
平賀迅:「話を聞きたいのは本当なんだが、まあね。きっとそれは……うん」
平賀迅:「……なあ、ミナ。君が、アイドルの活動をたくさん話したいくらいに楽しんだのは、分かった。良い事だと思うよ。でもその上で、個人的な見解を言うと」
夏川ミナ:「?」
平賀迅:「正直私は、君がアイドルを辞してくれて安心している」
夏川ミナ:「えっ」
夏川ミナ:「向いていなかったでしょうか?」
夏川ミナ:「歌が下手でしたか?」
夏川ミナ:「笑顔が硬かった?」
平賀迅:「くく……ヒットチャート一位のアイドルにそんな事を言う奴がいるものか」 肩を揺らして
平賀迅:「歌は上手かった。笑顔も……素敵だった」
平賀迅:「ダンスもそうだ。CMの演技も。それに、ソロ曲! あれも良かった。とても」
平賀迅:「……そう。ああいうものに疎い私ですら、見た。きっと多くの生徒が君を見ただろう。君を知っただろう」
平賀迅:「多くの生徒が、君の魅力に気付いた事だろう」
平賀迅:「だからだ」
夏川ミナ:「……? わかりません」
夏川ミナ:「みんなに広く私のことを知って頂くというのが、よくない……?」
平賀迅:「……それと、理由はもう一つあるんだ」 ミナちゃんの疑問符を気にせず 「知っているか? アイドルの大原則」
夏川ミナ:「いえ。ロボット三原則でしたら存じていますが」
夏川ミナ:ふるふると首を振る。
平賀迅:「じゃあ教えてやろう」 少し息を吐いて
平賀迅:「……アイドルってのは恋愛禁止なんだ」
平賀迅:「それは、困る。大いに困る」
夏川ミナ:「!」
平賀迅:「私は」
夏川ミナ:「それは……困ります。確かに。大いに困ります」
平賀迅:大きく息を吸って、吐いて、浅く吸う。自分の左胸を押さえながら、更に息を吐いて
平賀迅:「それじゃあ困るんだ」
平賀迅:「なぜなら私は、君のことが好きで、好きで」
平賀迅:「……恋愛関係になりたいと……そう思っているからだ」 最後の方は、ほとんど苦しげに、絞り出すように言う
夏川ミナ:「……」
夏川ミナ:「…………?」
夏川ミナ:「すみません。はじめての事なので、もし私の認識が間違っていたら申し訳ないのですが」
夏川ミナ:「これはひょっとすると、異性から交際を申し込まれている……」
平賀迅:自分を落ち着かせるように、呼吸を繰り返し
平賀迅:「…………返事は!」
平賀迅:「すぐじゃあなくていい。その様子だと……個人的には不本意ながら……いや、それも君らしいと思うが……」
平賀迅:「ともかく、まあなんだ、急な事だったろうしな。それにほら、ほどなく風紀委員も、来るだろうし」
夏川ミナ:「来る……来る、来ますが」
夏川ミナ:「その……待って下さい。整理が……」
夏川ミナ:「整理が」
平賀迅:「いいから! ……近く、アカデミア開校記念式典祭があるだろ。私もほら、私刑屋として、いろいろ立て込んでるんだ。君も忙しいだろうし」
平賀迅:「それが終わる頃にでも、話してくれればそれでいい。うん、そういう事だ」
平賀迅:「今日は、それを話したかった! いつも君と一緒にいると……言う勇気が削げるからな! だから、今日はもう帰る、ことにする」
夏川ミナ:「ええと、ええと……」
平賀迅:熱くなる頬を隠すように押さえて 「……アイドルの話も、その他の、君のいろんな話も」
平賀迅:「その時。その時に、聞かせてくれ」
平賀迅:それを言い切るか否やというタイミングで、平賀が来た時と同じ、雷鳴と閃光が辺りに広がり
平賀迅:その姿は、消えた。
夏川ミナ:「そうではないのです。そうではなくて」
夏川ミナ:去った事に気づかずに身振り手振りで口にする。
夏川ミナ:「その……私は夏澄ちゃんのように女性としてプロポーションが良いわけではありませんし」
夏川ミナ:「青海暉のような明るさとか……篠沢蒼のような二面性とか……滝さんのような思慮深さとか……」
夏川ミナ:「なので、その、詳しく、聞きたいのです」
夏川ミナ:「なぜ、私を」 顔を上げる。
夏川ミナ:「…………」
夏川ミナ:「………………」
夏川ミナ:to:ベアトリス・ハックマン cc:風紀委員会
夏川ミナ:『夏川です。熱があるので、本日は帰宅します』『ディオゲネスクラブは逃走しました』
夏川ミナ:それだけ業務メールを打って、ふらふらと帰路につきます。
夏川ミナ:「…………」 熱くなった顔を両手で抑えて、ぶんぶんと振り、歩いて行く。
GM:◆エンディング2 END◆

GM:◆エンディング3◆登場PC…青海暉
GM:ブリリアントライブバトルが終わり、その余韻が少しずつ薄れていく。
GM:校内のあちこちに貼られていたアイドルユニットのポスターも、日に日に減っていく。
GM:春海明日香は今、廊下に貼られたDreamTearsのポスターを剥がそうと背伸びしているところだった。
春海明日香:「うんしょ……と……」
青海暉:「明ー日香ーちゃんっ」
青海暉:後ろから肩をつかんで明日香ちゃんの顔の横に顔を出す
春海明日香:「わひゃ!?」
GM:慌てて5m後退……はせず、笑顔を返した。
GM:その額には大きな絆創膏が貼られている。
青海暉:「お疲れ様! これ、自分で回収してるんだ?」
春海明日香:「あ、うん。思い出になるかなーと思って……」
青海暉:「うちのは……どうしたんだろ。片山くんやってくれたのかな」
青海暉:「あー、思い出のためか。私はてっきり、馬面のひとじゃあポスター剥がせないからとかだと」
春海明日香:「あはは。でも貼るのはやってくれたんだよ」
青海暉:「そうなんだ……すっげえ気になる……」
青海暉:「おでこ、どうしたの?」
春海明日香:「ん?あ、これ……えへへ。ちょっと、親と大喧嘩しちゃって」
青海暉:「喧嘩!」
春海明日香:「喧嘩したのなんて初めてだったから、勢い余って転んじゃった」
青海暉:「そっか、喧嘩、初めてか……そっか」
青海暉:「……考えてみたら、親と喧嘩した事ってないかもな、私。喧嘩、したんだー」
春海明日香:「うん。…実はわたし、この学校出るかもしれなかったんだ」
青海暉:「ああ、うん。知ってるよ。ちょっと調べてたからね。で、それを赤手さんが止めようとしてくれてた」
春海明日香:「あれ!?知ってたんだ」
春海明日香:「なんかこういう話が広まると同情票が入ったりするから内緒にしておくようにって言われてたんだけど」
青海暉:「っていうか、私がUndineしてたのだって、明日香ちゃんがアイドルやらされてる感じだったのが気になったからだし。……それで?」
春海明日香:「そうだったんだ…ごめん、暉ちゃん。心配かけました」ぺこりと頭を下げる。
春海明日香:「ブリリアントライブバトルで優勝するのが、学校に通い続ける条件だったんだけど…ほら、優勝逃しちゃったから」
青海暉:「いいのいいの! Undineも楽しかったしね!」 両手を振って
青海暉:「やっぱり、そんなことだろうと思った。赤手さんもムチャ言うよなあ」
春海明日香:「いや、あれはウチの親も悪くて、なんかこう、売り言葉に買い言葉みたいな」あわあわと手を上下させる。
青海暉:「……で、仮面を?」
春海明日香:「仮面?」キョトンとしている明日香の顔から、透明な何かが転がり落ちた。
GM:それは床に落ち、カシャンと音を立てて割れる。
青海暉:「……おお」
青海暉:「いや、何でもない。忘れて忘れて」
春海明日香:「なに、これ?」
春海明日香:「うん。……?」
青海暉:「うーん、馬面番長の走る音じゃない?」
春海明日香:「ああ、カシャンカシャンって……言うかな……?」
春海明日香:「とにかく……昨日喧嘩して、もう一回条件付け直してもらったの」
青海暉:「言う言う。あれであのひと、ロマンチストっぽいし」
青海暉:「へえ、条件? 何何?」
春海明日香:「ええとね、恥ずかしいんだけど」頭を搔いて、はにかみながら言う。
春海明日香:「アイドルブームが終わっちゃったアカデミアで、もう一回アイドルになって」
春海明日香:「ライブにウチの親を招待する…っていう条件」
青海暉:「……ふふ」
青海暉:「それ、ほとんど認めてもらったようなものだよね」
春海明日香:「えへへ!でも、色々大変かも。わたし、レッスンで身に着いた事ももうすぐ忘れちゃうし」
春海明日香:「ライブの時も一度頭真っ白になっちゃったし」
青海暉:「……そう、そうだよ。そのこと」
春海明日香:「ん?」
青海暉:「その時さ。私、ライブそのものを壊そうとしちゃったんだよね。無様な事になるくらいなら……って」
青海暉:「放って置いたら、明日香ちゃんがもう二度と人前に立てなくなっちゃうんじゃないか、って思って」
春海明日香:「ええー!?」さすがに驚く。
青海暉:「まあ結局、親切? なライバル? に、止められましたけどね?」 内心ほくそ笑みつつ
青海暉:「……だからそう、その事ね。謝らせて。ごめん、明日香ちゃんのこと信じられなくて」
春海明日香:「ううん。あの時、私が立ち直れたのはみあちゃんと彼方さんのおかげだから」首をぶんぶんと横に振る。
春海明日香:「っていうか、私の為に、そんな事までしようとしてくれてたなんて。ありがとうだよ」
青海暉:「……ふふ、そう言ってもらえると嬉しい。気になってたんだよね、ずっとさ」
青海暉:「って、いけない! 話し込んじゃった。保健室に行く所だったんだ、私」
春海明日香:「あ、そうなんだ。あわわわわ!!私もこれからレッスンだった!」
青海暉:「……明日香ちゃん! アイドルブームは終わったけどさ」
青海暉:「アイドル界は、厳しいはず」
青海暉:「がんばれ! AHEAD!」 ウィンクする
春海明日香:「……」
春海明日香:「うん。掴むよ!One more chance!」
GM:Vサインをしてポスターを丸め、ばたばたと駆けていく。
青海暉:「……いよっし。急げ急げ」
青海暉:そのまま保健室に向かい、そっと扉を開けます
青海暉:ひょこっと顔だけ覗かせる
若槻常陸:保健室の中には、ベッドの上でTVを見る少女がいる。
青海暉:「若槻先輩」
青海暉:「こんにちは!」 入っていく 「何見てるんですか?」
若槻常陸:「ん」「おお!おーちゃんだ」振り向き手を振る。
若槻常陸:「おーちゃんはタイミングいいんだねえ。ブリリアントライブの再放送やってるよ」
青海暉:「うおっ、なんと。マジですか」
青海暉:若槻先輩のベッドの脇に行って、並んで見る
若槻常陸:「本放送も見たんだけどねえ。ついてるとつい、ね」
青海暉:「……はー。客観的に見るとやっぱりすっごいステージだなあ」
青海暉:「こんな所で、私……」
若槻常陸:「そうだねえ。ほら、お客さんもいっぱいだよ」
青海暉:「ホントすごかったですよー、あの量! 光! 歓声!」
青海暉:「あ、でも本放送、先輩見たんですよね。私、どうでした?」
若槻常陸:「見たよ!ここでこうやってね、応援したんだよ」うちわとサイリウム(公式グッズ)を出す。
青海暉:「わー、わざわざ! すごい! ありがとうございます!」
若槻常陸:「すっごい綺麗だったよ!あとね、私ね、おーちゃんのソロ曲好きだよ。ごーあへーっ!ってやつ」
青海暉:「ホントですか! やった、やった」 嬉しそうに肩を跳ねさせる 「あれ私も好きです! 元気で、えいって感じで!」
若槻常陸:「あ、そうだ。サインほしいなあ」くすりと笑う。
青海暉:「サイン……ど、どうしよっかな。悩みます」
青海暉:「Undineとしてはもう終わっちゃったけど、でも先輩にサインしたい……どうしよう……!」
若槻常陸:「じゃあこうしよう」手を叩く。
若槻常陸:「私もサインする!これでおあいこだよ」
青海暉:「あっ、さすが先輩! しましょう、そうしましょう」
青海暉:いそいそと持っていたカバンの中をごそごそ漁る
青海暉:「ど、どうしよう。ルーズリーフしかないかも……なんかあったかな……」
若槻常陸:「あ、私ね、UndineのTシャツも買ったよ」
青海暉:「Tシャツ!」 顔を上げる 「すっごい、若槻先輩……Undineファンじゃないですか!」
若槻常陸:「エンブレムが描いてあるやつ。これ、カッコいいよねえ」
若槻常陸:「ファンだよ!みんなね、とっても可愛いもん」
青海暉:「あっ、あっそれ!」 嬉しさが全身から弾け出るような様子で 「私が考えて、作ったんです! へへへ」
若槻常陸:「おお。おーちゃん、すごいすごい!」
青海暉:「そうなんです! 蒼ちゃんもミナちゃんもすっごく可愛くて! へへ、えへへへ……」 くねくね
青海暉:「はっ、いけないいけない。嬉しくてつい」
青海暉:「それじゃサイン、どうしようか……Tシャツに書きます? サインペンはあるんだよなあ。先輩のサインは……メモ帳の裏表紙にしてもらおっかな」
若槻常陸:「じゃあTシャツ!私も描くよ!」
青海暉:「よーし、任せてください。サイン練習したんですよー。結構考えたりして……」 話しながら、若槻先輩のUndineTシャツにサインを書きます
若槻常陸:「おお……」
若槻常陸:こちらもサイン。さらに奇っ怪な怪物の絵をつけたす。非常に芸術性が高いと言えなくもない出来。
青海暉:横に水平線を一本引いて、そこを中心に"Hikaru"と書くのだ
青海暉:「おお……ありがとうございます!」
青海暉:「かっ……可愛い……かな?」
若槻常陸:「やったあ。秋くんに自慢しよっと」
青海暉:「……へへへ。それでですね、先輩。今日来たのには、実は折り入って頼みがありまして」
青海暉:卑屈っぽく笑いながら、カバンの中から数学の教科書を出す
若槻常陸:「お?なになに?お姉さんになんでも言ってみなさい」胸を張る。
青海暉:「そのですね、アイドル活動期間中は目をつむられていた成績の悪さと……」
青海暉:「いよいよ世紀の決着をつけなければならなく……」
青海暉:「……次の小テストでちゃんとした点取らないと特別課題が毎日出るんです! 教えてください、若槻先輩!」
若槻常陸:「おお」
若槻常陸:「最終決戦!背水の陣だ。楽しそうだねえ」
青海暉:「楽しくはないです!」 切実だ
若槻常陸:「特別課題、こなしそこねると留年確定って聞いたことあるよ。大変だ」
若槻常陸:「あ、でもね、留年するとね、みんなのお姉さんになれるよ!経験者だもん」
青海暉:「あっ、若槻先輩すっげえ留年に対してポジティブだ!」
青海暉:「でもその、私としては、やっぱりちゃんと課題を……っていうか成績を……ね! お願いします!」
若槻常陸:「冗談だよ」クスクスと笑う。「おーちゃんはおーちゃんだもん」
青海暉:「はー、よかった……そうなんですよ、私は私」
若槻常陸:「うん。いっぱい教えたげよう。私、こう見えてスパルタだからね!覚悟するといいよ」
若槻常陸:「眠くなったら、いっぱい活性化してあげるからね」
青海暉:「アイドルやったって悪い成績がなくなったりはしない……あっこれ相当スパルタだな?」
青海暉:「……でも、うん。私はアイドルじゃないから……頑張ります! よろしくお願いします!」 頭を下げる
若槻常陸:「押忍!じゃあおーちゃんは弟子1号だ。頑張るんだよ」
若槻常陸:少女は相も変わらずニコニコと笑う。
青海暉:「押忍! 1号がんばります!」
青海暉:……保健室のテレビ。勉強のために消音にされたその画面の中で、青海暉が歌っている。ソロ曲、Destination(至るべき場所)と名付けられたその歌を。
青海暉:そしてそんな事に気付きもせず、青海暉は死に物狂いで数学のテキストに挑みかかる。選び取った道に、目下立ちはだかる、最大の困難を突破するべく。
青海暉:アイドルの自分は、テレビの中。彼女の選んだ道は、まさにここにあるのだ。
GM:◆エンディング3 END◆

GM:◆エンディング4◆登場PC…片山樋一、篠沢蒼
ラジオ:「——♪僕らが踏み出したStepは 通過点なんかじゃない」
ラジオ:「♪永遠に輝き ひかる 瞬間(とき)があるから」
篠沢 蒼:セントジョージスクールアイドルソング研究会、部室。狭い室内にノイズ混じりの歌声が流れている。
篠沢 蒼:あのライブのあと、熱狂は夢のように過ぎ去ってしまった。ファンの数も(以前より増えたとはいえ)落ち着き、篠沢の活動も普段通りに戻りつつある。
篠沢 蒼:今の状況にあぐらをかかず、地道な活動を続け、メンバーを増やして、またあんなステージに立ちたい。
篠沢 蒼:その思いを胸に、篠沢蒼は今日もアイドルを続けている。
篠沢 蒼:しかし。
ラジオ:「♪深呼吸・笑顔・『さよなら』 涙ぐっとこらえて」
ラジオ:「♪みなと過ごした日々 胸に行くよ」
篠沢 蒼:「涙ぐっとこらえて……か」メンバー勧誘のために作っていた書類から顔を上げ、ため息をつく。「できなかったな、結局」
篠沢 蒼:笑顔でお別れしたかったのに、泣きじゃくってみっともないところを見せてしまった。否。
篠沢 蒼:正確には、できなかったわけじゃない。
篠沢 蒼:「……」鏡の前に向かう。《代謝制御》で精神を、《完全演技》で表情をコントロールする。「にこっ☆」
篠沢 蒼:完璧な笑顔。これがアイドル・篠沢蒼にできること。だから、結局、そうしたくなかっただけなのだ。
篠沢 蒼:ワガママを言いたかった、それだけ。
篠沢 蒼:「——次はちゃんとしないと、ファンの皆に怒られちゃうぞ」鏡の中の自分を叱る。
篠沢 蒼:気持ちを切り替えて、書類を出しに行こう。勧誘ライブの申請、ポスターの張り出し、やりたいことはたくさんある。
篠沢 蒼:雑多な紙束を抱えて部室を出、足早に歩き出す。立ち止まってなんかいられない。
篠沢 蒼:そう言えば、あのときもこんな感じだったな。ふと思い出す。
篠沢 蒼:今とは正反対の気持ちだけど、こんな風に書類を抱えて歩いていたんだった。そして、運命のプロデューサーの噂話を聞いて。
篠沢 蒼:随分昔のことみたいに、ぼんやりと思い出しながら、曲がり角に差し掛かる——
片山樋一:「じゃあ俺はこっち行きますわ。そっち頼んます……わっ、っと」
片山樋一:曲がり角に差し掛かった少年が、それにぶつかる。
篠沢 蒼:ド ン ッ
篠沢 蒼:「あっ、たたた……」持っていた書類を撒き散らしながら尻餅をつく。
片山樋一:尻餅をつく前に、手を引く。
篠沢 蒼:「あっ……」
片山樋一:「おっ……わっとと!」もう片手で書類をキャッチする。
片山樋一:「よ、よし上手く行った……!慣れってすげー大事だな……」
篠沢 蒼:「……片山くん?」
片山樋一:「いやそもそもぶつかんなきゃいいんだけど……あ、大丈夫っすか、あ」
片山樋一:「篠沢?」
篠沢 蒼:「久しぶり。……って、いうほどでもないね」
片山樋一:「いやでも、すげー久しぶり感はあるって。なまじっか濃密だった分さ……」
片山樋一:「ほい。あ、これ新しいポスター?」
篠沢 蒼:「うん。楽しかったものね」
篠沢 蒼:「そうそう。ソロでやるにしても、またグループ組むにしても、僕1人で研究会ってわけにもいかないからさ」
篠沢 蒼:「勧誘ライブ。次への一手、かな」
片山樋一:「なるほどねえ。ちゃんと進んでるんだな。安心した」
篠沢 蒼:ポスターを両手で受け取って抱え直す。
篠沢 蒼:「何それ」笑ってみせる。「君に心配されてたの、僕が?」
片山樋一:「そりゃするって……あ、や、不安だったとかじゃなくてさ」
片山樋一:「どうしても気になるつーか……上手くやっててほしいみたいなさ……」
篠沢 蒼:「大丈夫だよ。でも、ありがと」
篠沢 蒼:「ミナちゃんも暉ちゃんも、しっかりやってるみたいだし」
片山樋一:「え、もしかして結構連絡とってんの」
篠沢 蒼:「えっと……あんまり、かな」Undineのメンバーには、1度も連絡していない。「ただ、噂とか色々」
片山樋一:「ああ、よかった……俺だけハブられてんのかと思った」
篠沢 蒼:「それも面白いかもだけどー」くすくす笑う。「そうじゃなくって」
篠沢 蒼:「プロデューサーは安心して、誇ってくれていいんだよ。私たちのこと、それから、それぞれの未来」
篠沢 蒼:「私は大丈夫だから」
片山樋一:「勿論、誇ってる。大丈夫だとも思ってる」
片山樋一:「けど、それとは別んとこでさ、やっぱこう、あるじゃん」
片山樋一:「上手くってか、元気にやってりゃあさ。それだけで嬉しいみたいなさ」
篠沢 蒼:「うん……そうだね。なんか、それこそ十年ぶりの再会みたいな話だけど」
篠沢 蒼:「じゃあさ、片山くんはどうなの?しっかりやってる?」
片山樋一:「俺は相変わらずって感じ。とにかく替わってもらってた見回り当番がきっついな」
片山樋一:「全然消化できねーのなこれ。あと、なんかよく分かんねえとこで恨み買ったらしくて」
篠沢 蒼:「恨み?」
片山樋一:「うん。たまに絡まれるんだけど……俺がやりたかったのに!とか」
片山樋一:「なんなんだあいつら……許さねえとか……」
篠沢 蒼:「ぷっ」思わず吹き出す。
片山樋一:「えっ何?」
篠沢 蒼:「それは無理な相談だな、って。だってさ」
篠沢 蒼:「僕の運命のプロデューサーは、君だけなんだから」
片山樋一:「えっ……あ、や、そう?」
片山樋一:「それはなんつーか……あっと……」
片山樋一:「サンキュー……?」
篠沢 蒼:「……えっと、あの、さ」
片山樋一:「うん」
篠沢 蒼:「君は、聞いたことあった?運命のプロデューサーの噂」
篠沢 蒼:「どんなアイドルでも輝きの頂点まで導いてくれる、って噂」
片山樋一:「うん。まあ……その噂ぐらいなら」
篠沢 蒼:「どんなアイドルでも、って。……君はそう思う?」
篠沢 蒼:「Undineじゃなくても……僕じゃなくても、あのステージに、導けた?」
片山樋一:「運命のプロデューサーならそうなのかもな。ただ」
片山樋一:「ただ。俺はそうじゃない。Undineじゃなきゃ、篠沢じゃなきゃダメだった」
篠沢 蒼:「……ありがと」
片山樋一:「うん。それにさ。ブリリアントライブは、確かにすげーキラキラしてたけど」
片山樋一:「あれが輝きの頂点かなんて、誰にもわかりゃあしないだろ」
篠沢 蒼:「……!」
片山樋一:「だからなんつーかさ……噂通りとか、そういうのじゃなくてさ」
片山樋一:「俺が篠沢とやれたことに、意味があると思いたいっていうかさ……」
片山樋一:「あ、や、これなんかすげークサいやつだな!ちょっと待ってね!やっぱなし!」
篠沢 蒼:「待たない」
片山樋一:「ゔっ」
篠沢 蒼:「それ、ずるいからダメ」
篠沢 蒼:どさどさと書類を落とす。
篠沢 蒼:片山くんの制服の襟を捕まえる。
篠沢 蒼:「ずるい」
片山樋一:「……それは」
篠沢 蒼:「……そんな言い方するのはずるいよ、片山くん」
片山樋一:「どう言やいいかなんて、未だに分かんねえもん……赤点番長、俺だって返上したいんだけどさあ」
篠沢 蒼:「……そうじゃない、そうじゃなくって」
片山樋一:「もっと背も高くて、カッコよくて、強くて、気も使えて、真面目だったら……え?何?」
篠沢 蒼:「君が運命のプロデューサーで、あの舞台が輝きの頂点」片山くんを捕まえたまま続ける。「そこに届いて、綺麗にお別れ」
篠沢 蒼:「そう思ってたのに」
篠沢 蒼:「なんで、ドキドキさせるようなこと、言うのかな……」
篠沢 蒼:「あそこより、もっとキラキラしたステージがあるって」
片山樋一:「……っ」
篠沢 蒼:「君と僕なら、噂通りなんかじゃ終わらない……って」
篠沢 蒼:「君は、今、そう言ったんだよ?」
篠沢 蒼:「なんで」
篠沢 蒼:「なんで、Undineなら……って言わないのさ」
篠沢 蒼:「それなら諦められたのに」
篠沢 蒼:「なんで、そんな言い方するかな……」
篠沢 蒼:「片山くん」
片山樋一:「……うん。何」
篠沢 蒼:「君にとって、僕は何なの?」
片山樋一:「何って……あー……」
片山樋一:「俺、こういうとこでさ。ぱっと上手いこと言えねえからさ」
片山樋一:「全部言うわ」
片山樋一:「プロデュースしたアイドルチーム、Undineのリーダー。アイドル経験長えから、リーダーとしてすげえ便りになった」
篠沢 蒼:「うん」
片山樋一:「俺もいかんせん経験なかったからさ、ホントに頼りにしてた」
篠沢 蒼:「うん」
片山樋一:「で、リーダーってポジションだけじゃなくて、アイドルとしても、すげー良かった。ほんとに完璧な笑顔こなすし、フリも歌もばっちり抑えてて、ほんとに輝いてた」
篠沢 蒼:「……うん」
片山樋一:「で、普段のときもさ、アイドルんときと違って、すげー地味に見える感じを意識してるけど」
片山樋一:「結構表情に出るよね?」
篠沢 蒼:「……え」ぱっと手を離して頬を抑える。
片山樋一:「ほら、青海が『アイドルやる』ってとき、最初かなり敵視してたじゃん」
片山樋一:「でさ、勘違いってわかったときとか、すげー恥ずかしそうにしてたじゃん、あれすげー良かった」
篠沢 蒼:「その、ことは……」抑えた頬が熱くなる。「よくは、ないと思うんだけど」
片山樋一:「あと、あ、これまたアイドルの話に戻っちまうけど、Undine、つけたのも篠沢だよな?」
片山樋一:「俺はセンスねえらしいから、そのセンスも見習いてえ」
篠沢 蒼:「えっと、その……うん」
片山樋一:「あとは……手めっちゃ柔らかい」
篠沢 蒼:「へっ?」
片山樋一:「あと、すげーいい匂いする……それから……」
篠沢 蒼:「待って、待って」
篠沢 蒼:「そうじゃなくて」
片山樋一:「笑顔が可愛い」
片山樋一:「うん、これに尽きるかなやっぱ……」
篠沢 蒼:「っ……」
篠沢 蒼:「それは……アイドル、だもの」
篠沢 蒼:「舞台の上の笑顔は、たっぷり練習してるよ」
片山樋一:「あー、ごめん言い方悪かった!」
片山樋一:「あのん、舞台の上の満面のやつもそりゃすげー完璧なんだけどさ、そっちじゃなくてさ」
片山樋一:「こうさ、ふとニコッとするやつ!あれ!」
篠沢 蒼:「…………」顔を覆ってうずくまる。色々と限界に来ている。
篠沢 蒼:「う、うそつき」
篠沢 蒼:「全部言うって言ったのに……ひとつも、悪いこと言ってない」
片山樋一:「あー、ごめん!ちゃんと言う!言うって!」
片山樋一:「悪いとこは、思ってること隠すこと」
篠沢 蒼:「……」
篠沢 蒼:「だって、隠さないと」
篠沢 蒼:「また、怒鳴ったり泣きじゃくったりして……みっともない」
篠沢 蒼:「本当の気持ちが一番きれいってわけじゃないから、僕」
片山樋一:「一番きれいなとこを、見せ続けないとダメってわけじゃあねえだろ」
篠沢 蒼:「でも、それは……アイドルじゃないよ」
片山樋一:「や、篠沢はアイドルやってるけど、篠沢はアイドルでしかないって訳はないからさ」
片山樋一:「そのさ。言いたいときには言う的なさ……」
篠沢 蒼:「言いたいけど、言いたくないこと、いっぱいあるよ」
篠沢 蒼:「逃げたいけど、逃げたくないとか。アイドル続けたいけど、続けたくないとか」
片山樋一:「うん。うん」
篠沢 蒼:「気持ちがふたつあるとき、どうすればいいか分かんなくなるから」
篠沢 蒼:「……きれいな方だけ、信じていたくなる」
篠沢 蒼:目を閉じる。深呼吸。
片山樋一:「二つとも言っちまえばいいんだよ。二つあるのが本当なんだろ?」
篠沢 蒼:「じゃあ、言うよ」
片山樋一:「うん」
篠沢 蒼:「今だってそうなんだよ。キラキラした、アイドルの夢を追っかけたいけど」
篠沢 蒼:「……君が好き。この気持ちも、捨てたくない」
篠沢 蒼:「片山くん。プロデューサーとしてとか、いい人とか、そんなんじゃなくて」
篠沢 蒼:「君を、男の人として、好き。王子様に見えてる」
片山樋一:「……」
片山樋一:「……え」
片山樋一:「えっ!?え……!?」
篠沢 蒼:「……あの」
篠沢 蒼:「…………気づいてなかった?」
片山樋一:「……や、だっていい人って言うから!」
篠沢 蒼:「こっちは、表情に出るって言われたから!だって!」
片山樋一:「プロデューサーとして、とかもすごい言うからさ!思わないよ!」
篠沢 蒼:「だから、てっきり……顔に出てたんだと思って……もう……!」
片山樋一:「いや、そんなん分かってたらそんな事言わねえって……!」
片山樋一:「そんなん分かってんだったら俺から……」
篠沢 蒼:「……だからね、片山くん」
片山樋一:「……あ、うん?」
篠沢 蒼:「僕を、どうしたい?」
篠沢 蒼:「ごめん」
篠沢 蒼:「自分じゃ、決められなくて。きれいに別れて、お終いのつもりだったから。こんなこと、考えてなかったから」
片山樋一:「どうって……あー……」
片山樋一:「俺もさ、今すっげー混乱してて!えーと、そのだな、ここでバシッと決めりゃあカッコいいんだろうけどさ……!」
篠沢 蒼:「……アイドルはね」《完全演技》。アイドルの篠沢蒼として語りかける。「恋をすると死んじゃうんだ」
片山樋一:篠沢蒼を抱きとめる。
篠沢 蒼:「っ……」
片山樋一:「これで精一杯!マジで。心臓がヤベえ」
篠沢 蒼:「だめだよ。それじゃだめ」
片山樋一:「や、無理!そんな度胸ねえんだって!」
片山樋一:「俺はさ、今でクッソいっぱいいっぱいなの……!」
篠沢 蒼:くすくす笑う。「君は、そんなだから赤点番長なんだよ」
篠沢 蒼:「選んで、プロデューサー。僕の恋心を殺すか」
篠沢 蒼:「アイドルの私を殺すか」
片山樋一:「……俺は……」
片山樋一:「選べねえ。殺せねえ。無理だよ……」
片山樋一:「だってさ!どっちも大事にしなきゃダメなものだろ?それをさ……!」
篠沢 蒼:「……そっか」
篠沢 蒼:「そうだよね。無理言ってごめん」演技ではない、普段の篠沢蒼。
片山樋一:おずおずと手を離す。
片山樋一:「……悪い」
篠沢 蒼:「……だけど」
篠沢 蒼:「僕は、選ばないと、一歩も先へ進めないから」
篠沢 蒼:「アイドルと、恋と。両方一緒には、抱えられないから」
篠沢 蒼:深呼吸。
篠沢 蒼:笑顔。
篠沢 蒼:「さよなら。大好きだったよ、プロデューサー」
片山樋一:「……」
篠沢 蒼:床に撒き散らされた書類を拾い集める。「……ドラマみたいに、格好はつかないね」苦笑。
片山樋一:「……」
篠沢 蒼:「応援してるから。……元気でね」くるり、背を向ける。
片山樋一:手を伸ばす。
篠沢 蒼:そのまま、片山くんから離れるように歩きだします。振り返らず真っ直ぐ。
片山樋一:強引に掴んで引き寄せる。
片山樋一:「ほんとにさ、俺、すげー優柔不断だよ」
篠沢 蒼:「え……」
片山樋一:「今の今までさ、分かってねえんだよ。これ、一回見たのにな……」
片山樋一:「『どうして俺は篠沢に応えてやれなかったんだ』って、一回、思ったはずなのにな」
篠沢 蒼:「……片山、く」
片山樋一:「悪い。俺は、殺すよ」
片山樋一:「きみの夢を」口づける。
篠沢 蒼:目を見開く。雷に打たれたように、心臓が跳ねる。
篠沢 蒼:唇の感触、間近に聞こえる吐息。一瞬遅れて、理解する。
篠沢 蒼:「……あ」涙がぽろぽろ溢れ出す。
片山樋一:「あ、もしかしてこういう意味じゃなかった……!?」
片山樋一:「や、そのだな……」
篠沢 蒼:「うう……ばか……なんで、こんなときまで……」
篠沢 蒼:ぎゅっと抱きしめる。
篠沢 蒼:「こういう意味に決まってるよ」
篠沢 蒼:「こうしてほしかったんだよ」
片山樋一:「……そうか。うん」抱きしめ返す。
篠沢 蒼:ぼろぼろと涙を流して、嗚咽を漏らしながら、それでも笑顔になる。
篠沢 蒼:「大好きだよ、片山くん」
片山樋一:「……ほら」微笑み返す。
片山樋一:「やっぱ笑顔が一番だ。言ったろ?」
片山樋一:「俺もお前が好きだ……篠沢」
GM:◆エンディング4 END◆
GM:Double Cross The 3rd Edition
GM:「喝采のアカデミア ~百花繚乱アイドルチャート~」
GM:~Fin~

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