GM:◆◆◆◆◆◆◆◆◆
GM:◆トレーラー◆
才能ってやつは残酷だ。
血の滲むような努力、死に物狂いの意志。
それでもどうにもならない差が生まれる。

では、もしもその才能が望むままに手に入るとしたら…
君は、どうする?

Double Cross The 3rd Edition
「切り売りアビリティ」

ダブルクロス…それは裏切りを意味する言葉。

GM:◆PC2ハンドアウト◆
一条凛太(すらいさん)
http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFgsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY4IKjHAw
シナリオロイス…アビリティ・アプリ 推奨感情(P:興味/N:警戒)
とある学校で生徒の連続失踪事件が起きている。
警察の捜査でも手がかりは掴めず、レネゲイド関連の事件の可能性が高い。
消えた生徒たちは「アビリティ・アプリ」なるものにハマっていたという以上の手がかりはまだない。
ともかく君は事件が起きている学校へ調査に赴くことになった。

一条 凛太:というわけでPC2の一条凛太です!未成年エージェント!
一条 凛太:長身猫背でタイトスーツに黒手袋でギザ歯という層を狙う容姿をしており、割と怒りっぽい人です
一条 凛太:遺産継承者であり、左手にイフリートの腕を宿しているため、哀しみの感情を食われている影響なのだ
GM:哀しいことは、よくわからない!
一条 凛太:そのため、逆に悲しいという感情に対して敏感になっております。ややこしいやつだ…
一条 凛太:性能は氷の茨白兵。装甲無視で打撃が通るともれなく氷の茨ダメージが入る二段攻撃構成!
一条 凛太:エンゲージを散らすのも得意です。
GM:殴ってダメージ!吹き飛んでダメージ!
一条 凛太:こんなとこかな!今回の事件、かなり卑近な地獄が見えてるので意欲に燃えて取り組むと思います。
一条 凛太:人付き合いが下手ですが頑張っていきましょう。以上!よろしくお願いします
GM:みんな仲良く!よろしくお願いシマース!
GM:それでは早速オープニングに入って行きましょう。

GM:◆OP1◆登場PC…一条凛太
GM:侵蝕率の上昇をお願いいたします。
一条 凛太:39+1d10
DoubleCross : (39+1D10) → 39+4[4] → 43

一条 凛太:グッド
GM:都内某所。表向きは、何の変哲もないオフィスビル。
GM:しかしそこは人類の盾となる組織、UGNの拠点の一つだ。
GM:今、映像通信で君に姿を見せているのは、そのUGNの日本支部における支部長。
GM:霧谷雄吾その人である。
霧谷雄吾:「どうも、お疲れ様です」
一条 凛太:「互いにな。」
GM:UGNにおいても常人の数倍の仕事量をこなす霧谷だが、見た目は理知的で穏やかな印象の男性だ。
一条 凛太:メモ帳と細いボールペンを手に、話を聞く体勢を取っている
霧谷雄吾:「さて。年末年始の休みもあったのか無いのか、という状況ですが……次の任務についてお話しします」
一条 凛太:その両手には黒い手袋がはめられており、長身にまとったスーツと相まってスマートな印象を抱かせる
GM:霧谷が何やら操作すると、学校の校舎らしき画像が映し出される。
霧谷雄吾:「N高等学校……ここ最近、生徒の連続失踪事件が発生しています」
一条 凛太:「失踪。」メモを取り始める「シンプルなR案件ならアンタが出張ってくるまでもないだろ。例のないケースか?」
霧谷雄吾:「今のところはまだ、予感に過ぎませんが……」
霧谷雄吾:「警察の捜査でも全く手がかりが掴めず、難航しているとのこと」
霧谷雄吾:「ただ一つだけわかっているのは、消えた生徒たちは”アビリティ・アプリ”なるものにハマっていたようですね」
一条 凛太:「“アビリティ・アプリ”」筆を走らせる音が響く
一条 凛太:「それの詳細は?」
霧谷雄吾:「お恥ずかしながら、そちらの調査から開始していただけると助かります」
一条 凛太:「カカッ、成程。そこがフックってわけだ」
霧谷雄吾:「名称から察するに、スマートフォンなどのアプリか何かのようですがね……アビリティ、と言うからには」
霧谷雄吾:「能力。技能……才能。そういったものに関わるアプリでしょうか」
一条 凛太:「思春期のガキに絡めるとロクでもない事態になりそうな類ばっかりだ。」
一条 凛太:「こっちの人員は何人で行く?校内に探りを入れられるやつがいると助かる。」
霧谷雄吾:「ひとまずは一条さん単身で。とはいえ、校内にチルドレンが一名居ますので連絡を取ってあります」
GM:「”スカイカッター”」「里のり子」と、女生徒の画像と共にコードネーム、名称が表示される。
一条 凛太:「成程」
霧谷雄吾:「丁度一条さんと同年齢でもありますね……頑張ってください」
GM:霧谷は何故か若干目を泳がせている。
一条 凛太:感覚1に分かるような機微ではない!
一条 凛太:「委細承知した。」パタンとメモ帳を閉じ、胸ポケットにしまう。「“焔羅王”、状況開始だ」
霧谷雄吾:「それでは、お気をつけて。こちらからも必要に応じ連絡いたします」
GM:柔和な笑みを浮かべた霧谷の映像がぷつりと消滅する。
一条 凛太:「しかしまた学生たあな。ガキに混ざるなんざ趣味じゃねえんだが」
一条 凛太:ポケットからココアシガレットを抜き出して咥える
一条 凛太:「速攻で畳む。」
GM:かくして、キミの新たな任務は始まった。
GM:シーン終了となります。
GM:シナリオロイスはアビリティ・アプリ、推奨感情(P:興味/N:警戒)ですが、いかがいたしましょう
一条 凛太:推奨で取得します!
一条 凛太:“アビリティ・アプリ”/興味/警戒◯/ロイス
GM:了解だぜ!
一条 凛太:以上だぜ
GM:◆OP1 END◆

GM:◆PC3ハンドアウト◆
里のり子(PL:米ットさん)
http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYstD5jAEM
シナリオロイス…辻野陽奈(つじの・ひな) 推奨感情(P:友情/N:心配)
君の友人である辻野陽奈はアイドルを目指している。
ダンスはうまいが歌は致命的に下手だった彼女が、ある日突然見事な歌声を披露し始めた。
歌が上手くなったのは、あるアプリのおかげだという。
なにやら普通のアプリではなさそうだが…?

里のり子:辻野さんの致命的な歌が通常の方法で改善されるとは思えません(直球)。これは気になりますね。
GM:容赦ねえ
里のり子:あ、キャラ紹介でした。
里のり子:PC3、UGN所属の"スカイカッター"です。
里のり子:FHに所属していたチルドレンでしたが、UGN所属の実の兄によりUGNに引き抜かれて転向しました。
里のり子:強引な……いえ、兄の強い熱意による正規の取引があったと聞き及んでいます。
GM:不正はなかった
里のり子:多数のナイフを操る能力を有しております。オルクス・エンジェルハィロゥのクロスブリードです。
里のり子:以上で……えっ?UGNに来てからの学生生活……ですか?
里のり子:そ、その……どうやら私にはコミュニケーション能力というものが……欠如しているらし……
里のり子:……いえ、まあらしいというか最近は確かに自覚もするようになっては来ているというか……
里のり子:……
里のり子:……あっ、その、今のは余計でした。以上で。
里のり子:以上で!
GM:がんばった
GM:それでは、そんなのり子チャンのオープニング行ってみましょう
里のり子:あっ、あとコードネームではない方の名前は里のり子です。
里のり子:よろしくお願い致します。
GM:よろしくネー

GM:◆OP2◆登場PC…里のり子
GM:侵蝕アップアップ!
里のり子:33+1d10
DoubleCross : (33+1D10) → 33+6[6] → 39

GM:ここはN高等学校。都内にある、これといって特徴の無い普通の高校だ。
GM:君にとっては、チルドレンという身分を明かさず仮の姿で過ごす場所と言える。
GM:おりしも時間はお昼時。生徒たちはお弁当を広げたり、購買に買い物に急いだり。
里のり子:私はお弁当なので、辻野さんに合わせようと思います。
辻野陽奈:「あー!このから揚げ、うまー!」
GM:一口食べて大声をあげる、ひときわ目立つ女子生徒。辻野陽奈……君の友人だ。
里のり子:辻野さんもお弁当でしょうか。
GM:そうですね。
里のり子:では私も、辻野さんと向かい合ってお弁当を広げている。
里のり子:「……」 こちらは手を合わせた後、黙々と食べ始めている。
辻野陽奈:「のりちゃんも食べる?食べる?ほら、あーん」
GM:から揚げをひとつ、のり子さんに向かって差し出す。
里のり子:「良いのですか?では、参考までに。」 弁当箱を差し出す。
辻野陽奈:「やったー、物々交換!」
里のり子:「……?」 弁当箱に置いてくれないので不思議そうにしている。
里のり子:(……もしかして、私が何を出すか決めてから交換するものなのでしょうか)
里のり子:そう思い、自分の弁当箱を手元に戻して、
里のり子:「ええと、では私はこの玉子焼きを。自信作です。」
里のり子:そう言って玉子焼きを箸でつまんで、辻野さんの方へ差し出す。
GM:かくして、から揚げと玉子焼きのトレードが成立した…!
辻野陽奈:「あ、この玉子焼きもおいふぃーねえ!やるねえ!」
里のり子:「なるほど。これがお弁当交換。」 唐揚げを食べながら、カバンから本を取り出す。
里のり子:『これで君も人気者!高校生活100の秘訣!』と表紙に書いてある怪しげなマニュアル本に付箋をぺたぺた貼る。
辻野陽奈:「それ、何の本?」
里のり子:「えー、『唐揚げも美味しかっ……』」
里のり子:「!!」 パッと本をカバンの中に戻す
里のり子:「……いえ、秘密です。」
里のり子:物凄い勢いで目が泳ぐ
辻野陽奈:「ふーん?のりちゃんは奇天烈だなあ」
里のり子:「むっ。辻野さんに言われるのは心外ですね。」
辻野陽奈:「えー!なんでー!どーしてー!」
GM:そんな風にかしましく食事の時間は終わり……
里のり子:「期末試験の結果を思い出しても、そう言えるんですか……?」 普通に良かった人
辻野陽奈:「さーて。エネルギーの充填も済んだし……」
辻野陽奈:「歌っちゃおうかな!」
里のり子:「で、まだ時間がありますが、」
里のり子:「今日はダンスと歌、どちらに……」
里のり子:「……そうですか、歌を」 スス、と距離を若干とる
GM:教室内のクラスメートの顔が引きつる!
GM:辻野陽奈……アイドル志望の彼女は、ダンスは人一倍うまいが歌は壊滅的に下手なのだ。
里のり子:「その、うまく言えませんが……辻野さんのその熱意に関しては素晴らしいと思います。」
里のり子:「私も精一杯聞きますので。」 決死の顔!
辻野陽奈:「応援よろしくねっ!あー、あー、うん」発声練習!
GM:クラスメイト達も揃って沈痛な面持ちだった。が……
辻野陽奈:「ら、らら、らー♪」
辻野陽奈:「見えない愛♪ 言えない、あいらーびゅー♪ 君にあいたーくてー♪」
里のり子:(一度指摘した方が良いのでしょうか。辻野さんの友……と、ともだち、として……)
GM:思いがけない美声、外れない音程。これはプロ顔負けの歌唱力だ。
生徒:「え……?」「普通に、上手くね?」「やべえ、推せる」
里のり子:(しかしどうやって……言葉選びは慎重にしなければ……今日にでも本屋へ行ってマニュアルを……)
里のり子:(でも……どう言えば……こんな……こんなに……)
里のり子:(こんなに歌が……)
里のり子:「……えっ?」
里のり子:「う、うまい……!?」
辻野陽奈:「もっと、もっとー♪ 近付いてー♪ 見つめてほしーいのー♪」
里のり子:「……」 そのまま思わず聞きほれてしまう
GM:一曲歌い終える頃には、教室内は熱狂の渦だ。
辻野陽奈:「ありがとう!みんなありがとーう!」
里のり子:(うわー) 放心した顔でみんなと一緒にパチパチ拍手している
生徒:「すごーい!」「い、いつの間にそんな上手くなったの!?」「どうやったの?」
里のり子:(……) パチパチ
GM:周囲の生徒たちが里さんを押しのけるように、我先にと陽奈に群がっている。
里のり子:では、押しのけられそうになって
里のり子:ぼーっとしていた顔つきが急に戻る。
里のり子:(いや、いやいや!妙です!)
里のり子:即座に辻野さんの手を握って引き、教室を出ていく!
辻野陽奈:「うわわ。どうしたの、のりちゃん?」
GM:陽奈は急に手を引かれて、慌てている。
里のり子:人気のない階段の踊り場まで引っ張っていき、真面目な顔で辻野さんと目を合わせる
里のり子:「……辻野さん、あなたの歌は、」
里のり子:「もっとこう、致命的に下手だったはずでは?」 真面目な!顔!
辻野陽奈:「直球!」
辻野陽奈:「そ、それは過去の話だもんねー。えへへ……全てはこのアプリのおかげ」スマホの画面を見てにまにましている。
里のり子:「アプリ?」
里のり子:「い、いえしかし、先週も練習しているのを聞いたばかりです。あの歌が短期間であのように……」
里のり子:徐々に自信がなくなってきたのか、最後の方はゴニョゴニョしている
辻野陽奈:「過去は過去!とにかく、今の私は歌の才能が手に入っちゃったの!」
辻野陽奈:「私、戻るね!もっとファンを増やさないと!」
GM:言うが早いか、さっさと駆け出していく。
里のり子:「あっ……」 引き留められず、ひとり踊り場に残される。
里のり子:辻野さんが走り去っていった階段を見ながら、先週までのことが思い返される。
里のり子:……辻野陽奈は昼休みにダンスや歌の練習をよくしていた。
里のり子:ダンスの時はともかく、歌を歌っているときはクラスメイトも近寄ってこず、自分ひとりが辻野さんの歌を聞いていて……
里のり子:「……」 徐々に顔が暗くなっていき、
里のり子:「……ち、違います。」 ふらふらと階段を降りながら、ぶつぶつと呟く。
里のり子:「辻野さんの様子がおかしいのがおかしい……その、はず、なのです……なのですが……」
里のり子:(何でしょうか。このもやもやした気分は。)
里のり子:ふらふらになりながらも、かろうじてその場から立ち去る。
里のり子:「……とにかく、報告しないと。通常では考えられない超常現象が学校にて発生……」
里のり子:と、小さくつぶやいてシーンから退場します。
GM:この学校で生徒の連続失踪事件が発生し、里のり子がチルドレンとして調査協力を要請されるのは
GM:これより後のことであった。
GM:シーンを終了します。
GM:シナリオロイスは辻野陽奈(つじの・ひな) 推奨感情(P:友情/N:心配)ですが
GM:いかがいたしますか?
里のり子:あ、これ連続失踪事件が発生するまでは事件だって言ってもまともに取り合ってもらえなかったんだな……w
GM:そうですね…w
里のり子:えーっと、では少し変えて
里のり子:-友人/辻野陽奈/友情/もやもやする:〇/ロイス
里のり子:これで!
GM:らじゃー!
GM:ではでは。
GM:◆OP2 END◆

GM:◆PC1ハンドアウト◆
梵巴(PL:森田さん)
http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYyLaPjAEM
シナリオロイス…安仁屋秀(あにや・しゅう) 推奨感情(P:敬意/N:心配)
君の級友である安仁屋はゲームが得意だ。
最近はプログラム開発を勉強して、学生ながらにスマホ用アプリの製作なんかもやっている。
しかし、少々のめり込みすぎて学業や健康管理が疎かになっているようだ。
心配していた矢先、安仁屋は姿を消してしまう。
一体、どこへ行ってしまったのか?

梵巴:はいでは遅れてきたPC1梵ちゃんです!
梵巴:人から貰ったキャラシにフレーバーを乗せてお送りするという荒業で誕生したダブリJK!
梵巴:ダブりでもJKだ!誰が何と言おうとJKだぞ!
GM:荒ぶる19歳!
梵巴:性能はバックスタブ白兵!飛礫インスタントボムで死角からエネルギー弾を飛ばす!
梵巴:そこそこの火力とダイスと装甲無視の単体攻撃、シンプルなPC1性能!
梵巴:以上!よろしくお願いつかあさい!
GM:シンプルこそが恐ろしい!よろしくネー!
GM:では、そんな巴ちゃんのオープニング行ってみよう。

GM:◆OP3◆登場PC…梵巴
梵巴:1d10+30
DoubleCross : (1D10+30) → 2[2]+30 → 32

GM:N高等学校。君が通う高校……だが、君にとっては実に久しぶりの登校となる。
GM:君を見慣れていない生徒は物珍しそうに見てきたりもするだろう。
梵巴:「んっふっふ~」
梵巴:「帰ってきちゃったぜ~我が母校。半年ぶりくらい?」
梵巴:「……こんな感じだったっけ?建て替えた?もうちょっとこう屋根のトコがナナメって……」
梵巴:不審なジャスチャーを交えつつ校舎を眺める
梵巴:竜虎がプリントされたスカジャンを着た
梵巴:さらりとした肩までかかる黒髪ロングの女。
生徒:「(ヒソヒソ)うわあ、ヤンキーだ」「(ヒソヒソ)あんな人うちの学校に居たっけ…?」
梵巴:「……」
梵巴:ではそんなヒソヒソする男子生徒の1人に
梵巴:飛びつき、羽交い締めにします!
生徒:「ギャアー!?」
梵巴:「この学校に通っててボクを知らないとか、お、ま、え、がモグリなんだよ!」
梵巴:コブラツイストもかける!
生徒:「あああ!ロープロープ!すいませんでしたーッ!」
梵巴:「分かればいいけどぉ~?」
梵巴:「いやー下級生を〆るのは気持ちいいにゃぁ~」
梵巴:「このために通学してるってカンジがするぜ!!」
生徒:「あ、梵先輩チーッス。久しぶりッスね」
GM:軽いノリの同級生が声をかけてくる。
梵巴:「にゃっほ~い。ちっすちっす」
梵巴:この同級生のことは特に覚えてないが
梵巴:ノリだけで挨拶を返す
梵巴:「その後どうなの、関東一円を支配下に置くっていう影の裏番闇十三計画は」
梵巴:さっきの男子生徒の背中の上にあぐらをかきながら
生徒:「ああ、あれダメっすわ」
生徒:「まだ四人しか決まってないっすわ」
梵巴:(……あったのかよそんな計画。この学校やべーな)
梵巴:「全国オーディションとか開きたいカンジあるよね~」
生徒:「いいっすねー。あー、でも今それどこじゃないかもっスよ」
GM:軽いノリの生徒が少し顔を曇らせる。
梵巴:「ほほーう、なんのハナシ?」
梵巴:「ボクのいない間に、また面白げな展開があったみたいだにゃ?」
生徒:「消えてんスよ、生徒が何人か」
梵巴:「消えさせといてあげればい~じゃ~ん」
梵巴:「受験戦争とか、駆け落ちとか、武者修行とか」
梵巴:「消えたい理由なんて皆あるんじゃないの~?」
生徒:「いやまあ、そうなんすけどぉー」
梵巴:「……ん、まっ」
梵巴:「同級生クンが心配とあれば、頼れる学園のアイドル巴ちゃんが」
梵巴:「人肌くらい脱いであげても吝かでないぞよ」
生徒:「さすが先輩っすわー。うちらのクラスの、安仁屋って居るじゃないすか」
生徒:「あいつも消えてんですよねえ」
梵巴:「安仁屋安仁屋……えーっと」
梵巴:なけなしの記憶を検索します
GM:安仁屋秀。いつも教室で携帯ゲーム機を弄っていたような、あまり真面目とは言い難い生徒だ。
GM:君は、そんな彼と会話をしたことがある……

GM:夕暮れが迫り、オレンジに色づいた教室。
GM:教室に残っているのは、少し面倒な係の仕事を頼まれた君と安仁屋だけだ。
梵巴:「それってさ」
梵巴:「何のゲームやってんの?」
安仁屋秀:「んー?」
梵巴:勿論係の仕事なんかやる気はないし、ゲームしてる安仁屋くんに話しかける
安仁屋秀:「ドゥームハンターオンライン」
GM:安仁屋はゲーム機から顔を上げずに返答する。
安仁屋秀:「この学校、全教室wifi通ってるからいいんだよね」
梵巴:「ど……どーむ」
梵巴:「あ、そか、わかった!野球な!」
安仁屋秀:「いや、全然違うから」
梵巴:「阪神の伊良部ってメジャーいって今何してんだろねえ…」
梵巴:「あ、違う?」
安仁屋秀:「全然違うよ……よし、ハイスコア」
GM:ゲーム機を机に置いて、疲れたように眉間を揉んだりしている。
梵巴:「ふーん、楽しんでる?」
安仁屋秀:「まあね。ゲームなら簡単に全国一位になれるし」
梵巴:「1位?そいつはすげえや!チャンピオンじゃん!」
安仁屋秀:「ふふ、凄いだろ」
梵巴:「いいにゃあ。チャンピオン。そうだよねえ、男に生まれたなら誰もが一度は目指す地上最強……」
安仁屋秀:「でも、ゲームの才能は社会出て役には立たないんだよな……」
梵巴:「え~?キミが楽しんでるんだから、役に立ってるじゃん」
梵巴:「それじゃダメなの?」
安仁屋秀:「ダメだよ。俺だけが良くてもダメなんだ」
安仁屋秀:「……梵さん、スマホのアプリとか使う?」
GM:出し抜けにそんな事を聞いてくる。
梵巴:「あ、見る?ボクの秘蔵ゲームコレクション」
梵巴:「どじゃ~ん」
梵巴:《数独》《実践詰将棋》
梵巴:お爺ちゃんみたいなラインナップが2つだけ並んでいる。
安仁屋秀:「渋いチョイスだ……」
安仁屋秀:「まあ…俺、今そういうアプリ作るベンキョーしてんだ。ゲームっぽいけどもうちょい役に立つようなやつ」
梵巴:「ほーう、んじゃ、将来の夢は?」
安仁屋秀:「夢……っていうか、進路になんのかな。ソフトウェア開発?」
安仁屋秀:「けど、どうもそっちの才能はあんまり無いっぽいな……」
梵巴:「……」
梵巴:ビシっとデコピンします
安仁屋秀:「あでっ」
梵巴:「なーにを言っておるか。人生先は長いのじゃぞ?」
梵巴:「そういうのは死ぬ寸前までとっときな」
安仁屋秀:「厳しい」苦笑しつつおでこをさする。
梵巴:「んふふ……ちょっとロッケンローラーみたいでかっこよくない?」
梵巴:ニコッと笑いつつ
安仁屋秀:「ふ。カッコいいかどうかはともかく、ちょっと元気出たかも」
梵巴:「そんじゃ、元気ついでに残りの仕事をよろしくちょんまげ!」
梵巴:だだっと立ち上がり
安仁屋秀:「あ、そういう……!調子いいなあ!」
梵巴:そのまま教室から消えます
安仁屋秀:「……ありがとう。梵さん」
安仁屋秀:去りゆく君の背に、そんな言葉が投げかけられた。

梵巴:「んああ~!」
梵巴:「あのゲーム小僧ね。完璧思い出した」
梵巴:「アイツが直近の手掛かりってことなら、まあいっちょ探してみますかにゃ」
生徒:「おおー。これで平和が戻るっすね」
生徒:「安仁屋、最近体調も悪そうだったし、成績も下がってたみたいだし。何も無いといいんすけど」
梵巴:「……それは単なるドライアイのせいでは……?」
梵巴:「ま、いいか。そんじゃ巴チャン、出発しんこー」
梵巴:という感じで
梵巴:着たばっかりの学校から速攻で別れを告げ、情報集めに市街に向かいます
GM:では、シーンをカットします
GM:シナリオロイスは安仁屋秀(あにや・しゅう) 推奨感情(P:敬意/N:心配)ですが
GM:いかがいたしましょう
梵巴:取得します!
梵巴:感情も推奨通り!
GM:ラージャー!
GM:では、シーンエンド!
GM:◆OP3 END◆

GM:◆MIDDLE1◆登場PC…全員登場
一条 凛太:43+1d10
DoubleCross : (43+1D10) → 43+10[10] → 53

一条 凛太:ぐわー
梵巴:1d10+32
DoubleCross : (1D10+32) → 6[6]+32 → 38

里のり子:39+1d10
DoubleCross : (39+1D10) → 39+9[9] → 48

里のり子:高い
GM:差がついてきた
GM:ここは梵巴と、里のり子のクラス。
GM:転入生として一条凛太が紹介されている。
教師:「えー、というわけで今日からこのクラスに入る一条君だ。自己紹介を頼むよ」
一条 凛太:鉛筆で書いたんじゃないかと思えるレベルで黒板に名前を書いて
一条 凛太:「一条。よろしく。」
一条 凛太:サクッと挨拶を済ませた
梵巴:「……あは~ん?」
梵巴:頬杖付きながらキョロリとした目でそれを眺めている
梵巴:「匂う……匂うにゃあ~……」
里のり子:(彼が"焔羅王"、一条凛太。)
梵巴:「このタイミングでニューカマー登場ってのは、なんだか直感にビシビシくるにゃあ~」
教師:「はい、じゃあね、一条君の席はそこね」
梵巴:「そんでニューカマーに熱視線送るもう一人……」
梵巴:「あーっとその前に先生!!」
梵巴:ガタッと立ち上がります
教師:「な、なんだね!?」
一条 凛太:席に向かう途中で、里さんの机にさり気なくメモの切れ端を仕込もうと準備…したところ
里のり子:「?」
里のり子:(……誰?)
梵巴:「ボク……体調崩しちゃったみたいで……はぁ……」
梵巴:「保健室に行きたいです……」
里のり子:近くの席に辻野さんがいれば、声をかけます。
GM:近くに居る事にします
里のり子:「辻野さん、あの人は誰でしたか。」
辻野陽奈:「梵さんでしょ?梵巴。ダブリで一個年上の」
辻野陽奈:「あんまり学校来ない人だけど今日は来てるんだねー」
教師:「保健室?……ま、まあ、どうぞ」
教師:「おーい、誰か付いて行ってあげなさい」
梵巴:「……」
梵巴:ガシッと一条くんの二の腕を掴みます
里のり子:「梵さんと言うのですか。初めて……」
梵巴:「転校生さん……どうかよろしくお願いします……」
里のり子:「……?」 辻野さんとの話を止めて、一条さんの腕が掴まれるのを見る
梵巴:「ボク……転校生さんがこのクラスで1番頼りがいのある男子だってひと目見たときからおもってました……」
里のり子:「いえ、梵さん。」 こちらも席から立ちあがる
梵巴:「これって……もしかして……やだ…‥恥ずかしい……」
里のり子:「その方は転校してきたばかりなので保健室の場所は知らないのではないでしょうか。」
一条 凛太:「………」
里のり子:「私でよければ付き添いますが。」
梵巴:「……ああ!そうでした!」
一条 凛太:滅茶苦茶嫌そうな顔をしている
梵巴:「よろしければどうかお願いします……実はボク、えーっと、あのー、誰だっけ」
梵巴:「ごめん、ワッチュァネー」
里のり子:「里です。」
梵巴:「……里さんはこのクラスで一番頼りになる女子だと……」
梵巴:「まあ、はいそういう感じで、ね。んじゃ、いってきま~す」
梵巴:ドヒュン!!
教師:「……」
生徒:「……」
里のり子:「ありがとうございます。」 梵さんの腕を……
里のり子:スカッ
梵巴:2人の腕を引いて風のように教室を飛び出していく
教師・生徒:(何だったんだ今のは……)
梵巴:向かうのは当然保健室ではなく
梵巴:校舎裏だ
里のり子:「あの、保健室はこちらではありませんよ。」
梵巴:「保健室行きたかったの?じゃあちょーっとだけ後にしてくれる?」
梵巴:「さて……と」
梵巴:2人に向き合います
里のり子:「もしかしてカツアゲというものですか?それでしたら財布は残念ながら教室に忘れてきましたが。」
一条 凛太:「……俺は無駄が嫌いだ。」
梵巴:「惜しいけどちょーっと違うかにゃ」
梵巴:「これはねぇ、転校生くんの歓迎パーティ!パチパチ~」
里のり子:「そうですか。」 わずかに肩を落とす
梵巴:「あ、そう?ボクは好きだけど」
一条 凛太:「クラス内でピンポイントに面識殆ど無い2人を連れて、その程度の話をするのが目的?ハッ、信じられない。」
梵巴:「歓迎パーティだから、主賓に合わせるよ」
梵巴:ズアッ
梵巴:ワーディングを展開する
梵巴:勿論、校舎裏限定のね!
里のり子:「そちらでしたか。理解できたのですぐに解除していただけると助かります。」
里のり子:眼つきが鋭くなる
梵巴:「コワイコワイコワイにゃぁ~!怒った?ごめんごめん」
梵巴:「でも手っ取り早くなったでしょ?んふふ」
一条 凛太:「カカッ、破天荒だな」
梵巴:「で、そっちは順調に行ってるの?」
一条 凛太:「正直慣れた自分に呆れもするが…で?誰かいなくなりでもしたか?その調査?」
梵巴:壁にもたれかかりつつ質問するが
一条 凛太:「今から。面通しすら終わってねえ、なあ“エアカッター”。」
里のり子:「"スカイカッター"です。」
梵巴:「そーそ、間違えちゃダメだよ」
里のり子:「順調というのは失踪事件の件でしょうか。」
梵巴:「それそれ!失踪事件!さすがスカッちゃん!」
梵巴:「まだまだ掴めてないってことか。あの人は元気?」
一条 凛太:「アー、悪い。」
一条 凛太:メモを見返す
里のり子:「あの人、というのは」
梵巴:「もっちろん!キミたちをここに向かわせたヒ・ト」
里のり子:「……これは情報を引き出そうとしているだけのようですね。」
梵巴:そう
梵巴:キミたちは気付いてもいいだろう。
里のり子:「危ない。バカに一本取られるところでした。」
梵巴:この女、顔色一つ変えていないが
梵巴:実は何ひとつ知らない!UGNのことすらも知らないぞ!
梵巴:「あ!ひっどーい!人を見下す態度はよくないと思うけど~?」
一条 凛太:「アイツが報告漏らしするわけがねえ」
里のり子:「一条さん。その方の対処は頼みました。私は教室に戻る前に校内を見回ってきますので」
一条 凛太:「オイ待て」
里のり子:「お二人は教室に戻っていてください。」
梵巴:「実際のトコ、キミたちが味方同士で、事件を追う側だってとこまでは分かったワケだしね」
里のり子:その場をさっさと離れようとする
梵巴:「仲良くしてほしいにゃあ~」
一条 凛太:「待てっつの!」
里のり子:「……?」
一条 凛太:腕を掴む
里のり子:立ち止まって振り返る
梵巴:「そそ、焦ってもいいことないよ。スカイカッターちゃん」
里のり子:「不用意なワーディングが張られました。何かしらの動きがあるかもしれません。」
一条 凛太:「同じ任務担当だろうが…勝手に動くな。互いの連携抜きでやったらうまくいくやつも上手くいかねえだろ」
一条 凛太:「というか、明らかにこいつ不穏分子だろうが。その対応ほっぽっといてどっかに行くのすら信じ欄ねえよ」
梵巴:「チームは急造……足並みは揃ってないご様子ですにゃ」
梵巴:「まーまー、転校生クンもカッカしない。これから親睦を深めていけばいいさ」
一条 凛太:「いや」
一条 凛太:「まずお前が味方かどうかすら怪しいんだが…?」
里のり子:「む……なら一条さんは転校生ですから教室に戻っていただいて、梵さんを私が……」
梵巴:「味方も味方!大味方だってば!」
一条 凛太:「だァからッ!」
一条 凛太:「何故一人でやろうとすンだ!あと少し静かにしてろ、えーと」
一条 凛太:「名前は!」
一条 凛太:梵さんに向かって
梵巴:「ボクは巴ちゃんだよ?あの子は里ちゃんだって。さっき聞いた」
一条 凛太:「梵、静かにしてろ。里、いいから2人でまずはこいつの聴取から…」
GM:その時。再び、空気が重くなるような感覚。
GM:再度《ワーディング》が展開される。ただし、今回は梵巴が発したものではない事は分かるだろう。
梵巴:「マジメ~。胃に穴空くタイプって言われにゃい?」
梵巴:「おっとー?」
里のり子:「聴取ならひとりで十分な……む。」
GM:女子生徒のものらしき悲鳴も聞こえる。君たちが出てきた教室の方からだ!
一条 凛太:「…チッ」
一条 凛太:「行くぞ。梵、もし味方だってんなら手伝え」
一条 凛太:「妙な真似をするならまとめて片付ける」
里のり子:無言で既に教室の方に走り去っている!
里のり子:なので、一条さんが私に声をかけようとしたときにはもういません。
梵巴:「りょーかいりょーかい」
梵巴:すたすたとその後に付いて歩く
一条 凛太:「あの野郎!」
一条 凛太:「終わったらシバく」走ってついていく
GM:里さんが教室に辿り着くと
GM:《ワーディング》によって教師も生徒もみな前後不覚の状態に陥っている。
GM:その中で、立ち上がって悲鳴を上げている生徒が一人。
辻野陽奈:「いやああああ!!」
里のり子:「!?」
里のり子:「辻野さん!」
GM:辻野陽奈の輪郭は解像度の低い画像のようにチラつき、その姿が薄くなっていく。
里のり子:辻野さんの手を取ろうとする!
辻野陽奈:「のりちゃん……た、たす、け……て……!」
GM:里さんの手に触れる寸前、その手は消失し。
GM:そのまま全身が消えてしまう。
梵巴:「……」
里のり子:「辻……野……さん……?」
一条 凛太:「……」
梵巴:辻野さんには目もくれず、術者を探している
GM:後に残されたのは、辻野陽奈が使っていたスマホだけだ。
一条 凛太:スマホを拾い上げよう
一条 凛太:なんか表示されてますか
里のり子:「……」 辻野さんが消えた虚空を放心したように眺めている
GM:画面には「アビリティ・アプリ」というロゴと何かのシステム画面のようなものが立ち上がっている。
GM:(調査するのは次のシーン以降となるでしょう)
GM:《ワーディング》も解除され、教室内は騒然としている。
里のり子:「……」
梵巴:「いやー、これは想定外」
里のり子:座った目が梵さんと合う。
一条 凛太:「……」
梵巴:「完全にボクがキミたちに陽動かけてその間に……ってパターンだね」
里のり子:「……」 梵さんをじっと見て、
梵巴:「……」
梵巴:両手を上げる
里のり子:「先生。」 突然手を挙げ、前後不覚の状態から立ち直った先生に声をかける
梵巴:完全降伏の構え。
里のり子:「辻野さんが見当たらないので、少し探してきます。」
教師:「え?あ……おう。いってらっしゃい……」
里のり子:「失礼します。」
里のり子:教室を素早く立ち去る!
GM:教師はまだワーディング酔いでボーっとしている…
里のり子:去り際に一条さんに軽く会釈していきました。
一条 凛太:ブチッ
一条 凛太:(容疑者を!放置して!出るなッッ!!!)
一条 凛太:教室内なので無言でキレ散らかす
梵巴:「……」
一条 凛太:「……」梵さんに目配せ。
一条 凛太:「あからさま過ぎて確実にそうとも言えやしねえ」
梵巴:「色々と苦労するねえ」
一条 凛太:「まだだ。監視続行で行く。異議は」
梵巴:「ボクからはこれ以上引っ掻き回す希望はないかにゃ」
梵巴:「むしろあの子を追っかけないとね」
梵巴:「心配なら手錠とかかけといてもいいよ?」
梵巴:ジャラッと手錠を取り出す
一条 凛太:「自前の奴が信用出来るわけないだろ」
一条 凛太:「何より人の風評を落とすのが好みか?アア?」
一条 凛太:顔から分かると思うがかなりヤバい顔をしていると思う
梵巴:「転校初日から手錠付きの女子を校内引き回しって」
梵巴:「中々のレジェンドになれると思うんだけどにゃあ。お気に召さにゃい?」
梵巴:くるくる手錠を回している
一条 凛太:「目立つのが仕事じゃねえよ」
梵巴:「マジメ~ひゅぅひゅぅ~」
一条 凛太:「手前も後でシバく…」
梵巴:とそんな感じで一条くんと一緒に里さんを探しに行きます
一条 凛太:さがしにいきます
GM:ではシーンをカットする…前に、PC間ロイスを取れるかな?
GM:取得は梵さん→一条さん→里さん→梵さんとなるぞ
里のり子:はい。梵さんに取りましょう。
梵巴:一条さんに!がんばれ○/大変そう で!
一条 凛太:里のり子/憐憫/シバく◯/ロイス で取得
一条 凛太:他人事かよ!
GM:がんばれww
一条 凛太:梵巴/有為/シバく◯/ロイス
一条 凛太:こっちも取得
里のり子:-同行者/梵巴/保護対象/無関心:〇/ロイス
里のり子:これで
GM:あそこまでやった人に無関心、すごい
梵巴:あ、これもう絡めないな!
里のり子:あ、無関心は言い過ぎかな…
GM:変える?
里のり子:-同行者/梵巴/保護対象/不快感:〇/ロイス
里のり子:今はこんな感じに!
GM:せやな
梵巴:どっちにしてもひどい
GM:なんか購入する人はしてもいいよ!
梵巴:ぼでま!
梵巴:1dx+1
DoubleCross : (1R10+1[10]) → 7[7]+1 → 8

梵巴:無理!以上!
一条 凛太:ぼでま
一条 凛太:2dx+1
DoubleCross : (2R10+1[10]) → 7[1,7]+1 → 8

一条 凛太:だめ、以上
里のり子:伸縮性警棒
里のり子:2dx+0>=5
DoubleCross : (2R10+0[10]>=5) → 6[4,6] → 6 → 成功

里のり子:やった。装備せず持っておきます。
GM:武器が増えた!
GM:では、シーンカットなー。
GM:◆MIDDLE1 END◆

GM:◆MIDDLE2◆登場PC…梵巴(全員登場可)
梵巴:1d10+38
DoubleCross : (1D10+38) → 10[10]+38 → 48

里のり子:48+1d10
DoubleCross : (48+1D10) → 48+3[3] → 51

一条 凛太:53+1d10
DoubleCross : (53+1D10) → 53+5[5] → 58

一条 凛太:死ぬ
GM:放課後。
GM:辻野陽奈が消えたにも関わらず、校内はそれほど大きな騒ぎにはなっていない。
GM:何故なら、彼女が物理的に消えた場面を見ているのは
GM:オーヴァードである君たちだけだからだ。
GM:そして今、君たちは……
里のり子:「辻野さん……」 遠い目をして屋上からの景色を眺め……
一条 凛太:「オイこら目を逸らすな」
里のり子:「あ、痛い、痛っ、ちょっ。」
里のり子:正座させられていました。
一条 凛太:里さんの頭蓋にアイアンクローを仕掛けている
梵巴:[]
里のり子:「えっ、ちょっと。なぜ私が痛っ」
梵巴:「こらこら女の子にそんな乱暴しちゃダメだよ転校生クン」
梵巴:「……ボクたちはティーンエイジャーなんだ」
梵巴:「それぞれに欠けたものを埋め合わせることで」
里のり子:「そ、そうです。私が協調性に欠けていたことは謝りま、いたたた」
梵巴:「信頼という鎖で繋がり、初めて、一人前のチームになれるんじゃないかな」
梵巴:と言いつつ
里のり子:「ぬぐぐぐ」 アイアンクローされた手をどけようと両手をプルプルさせている。
一条 凛太:「復唱」
梵巴:簀巻にされ、『容疑者』と書かれた張り紙を貼られてその辺に吊り下げられている
一条 凛太:「『私は相談も無しに勝手に単独行動をしません』」
梵巴:「あー、ヤバい、頭に血が下りてきた。鼻血出そう。」
一条 凛太:取り敢えず一つ一つ片付けないと収集がつかないので梵さんは無視
里のり子:「な、なるほどあれは単独行動だった……痛っ!?な、なぜ理解を深めたのに力を強めるんですか?」
一条 凛太:「ふ・く・し・ょ・う」
里のり子:「わ、私は相談もなしに勝手に単独行動をしたりはしません……!」
一条 凛太:「分かったな」
一条 凛太:手を話す
一条 凛太:「……で」梵さんの方に
梵巴:「ボクのターン?」
一条 凛太:「お前、どこからその簀巻持ってきたかが一番気になるんだが」
梵巴:「いざというときの備えだよ。さて…」
梵巴:「折角形から入ったのにリアクションも薄いし」
梵巴:ボトッと地面に起き、むくりと起き上がる
一条 凛太:「毎度毎度カツ丼特盛りで出たら飽きンだろ。」
梵巴:「分かるようで分かんにゃい例えだにゃあ…」
梵巴:「転校生くん、質問あればにゃんでも応えるよ?」
梵巴:「えっちにゃのはナシで、んふふ」
一条 凛太:アイアンクローの手の形
一条 凛太:「頭蓋の形変えられてえのか」
梵巴:「バイオレンス~!こわーい!」
一条 凛太:こんな感じで
一条 凛太:取り敢えず情報を共有したいのですが
里のり子:「イラっとしますね。」 正座したままジト目
梵巴:そうですね!
一条 凛太:もしやこの人ろくすっぽ情報持ってないのでは
里のり子:あ、じゃあ
梵巴:とりあえずこちらから出せる情報は…
梵巴:なんと!
梵巴:なにもない!
梵巴:何の手掛かりにもならないぞ1
里のり子:このシーンが情報収集判定らしいですし
梵巴:ただ後輩に頼まれたから人を探してるだけのやつだ
里のり子:そこで成功した情報を既にそれぞれが持ってた雰囲気にしてもいいのでは
一条 凛太:君の方に起こったイベントの再確認ぐらいでは
梵巴:そうしますか
GM:情報収集の項目は以下の三つ!
GM:◆情報収集項目◆
・アビリティ・アプリについて…<情報:噂話>7
・安仁屋秀について…<情報:噂話>7
・N高等学校の失踪者について…<情報:噂話><情報:UGN>8

梵巴:裏社会しか情報はないぜー!
里のり子:一条さんがUGNのコネを持ってるので、
一条 凛太:もってるよ
梵巴:安仁屋くんについて調べましょう
里のり子:いや私も持ってるけど、
梵巴:1dx
DoubleCross : (1R10[10]) → 6[6] → 6

里のり子:そうですね。梵さんが安仁屋について、私がアプリについてで。
一条 凛太:お金に余裕があるので高い方いけます
里のり子:2dx>=7
DoubleCross : (2R10[10]>=7) → 7[1,7] → 7 → 成功

一条 凛太:失踪者振ります。UGNでコネ使用
梵巴:財産1使用で抜いとこう
一条 凛太:4dx+1
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 8[1,3,7,8]+1 → 9

一条 凛太:せいこー
GM:全員クリア!
GM:情報を開示します。
梵巴:イエス!
GM:・アビリティ・アプリについて
スマートフォン用のアプリ。いくつかの簡単な質問に答え、
ミニゲーム形式のトレーニングをすることで
眠れる才能を活性化させる……という代物らしい。
が、使用者は明らかにそういうレベルでない才能を獲得している。

GM:→アプリの開発元について<情報:噂話><情報:WEB>8 が調査可能となりました。
GM:・安仁屋秀について
N高等学校に通う生徒。ゲームが得意で、大会で何度か優勝した経験もある。
最近はスマホ向け潜在能力開発アプリのプログラム開発に手を出していたが、かなり難航しており、
体調も崩し気味だったようだ。
学生のうちに起業した兄が一人居り、非常に優秀で何をやってもかなわなかったらしい。

GM:・N高等学校の失踪者について
最初に居なくなった生徒は安仁屋秀。
その後、アビリティ・アプリというアプリを利用していた生徒……
文才のある生徒、運動神経が良い生徒、歌の上手い生徒など、
優れた才能を持った人物が次々と行方不明になっていったようだ。

GM:以上!
梵巴:「つーまーりー」
梵巴:「ボクも想定外だったけど、その安仁屋クンって生徒は」
梵巴:「キミたちの追ってる失踪事件にも大いに関係してる。そういう俯瞰が見えてこないかにゃ~?」
里のり子:「安仁屋秀という生徒がアプリ開発をしようとしていた。初耳です。」 メモを取っている。
里のり子:「あの、話が終わったのでしたら早く調査に向かい……」 一条さんと目が合う
里のり子:「ではなく、私の情報ですね。」
里のり子:キリッ
一条 凛太:すっげえ眉ひそめてる
里のり子:「辻野さんは、ある日突然歌がうまくなっていました。致命的に下手だった歌が……」
里のり子:寂しそうに話し始める。
里のり子:「今まで辻野さんの下手な歌を聞いていたのは私だけだったのに、クラスの方たちみんなが注目するようになって、こう、もやもやと……」
里のり子:大真面目に胸の前で両手でもやもやを作る
一条 凛太:「わかった、わかったから」
一条 凛太:「感情表現に割く量間違えてんだろ」
里のり子:「……はっ!すいません。」
梵巴:「ううーん。にゃるほどにゃるほど……」
里のり子:「先程の話を聞いて、歌の才能がアプリで手に入ったと言っていたのを思い出しました。」
梵巴:里さんの説明にニマニマしている
里のり子:「む。何か分かったのですか。分かったなら共有すべきだと一条さんが言っています。」
梵巴:「イエス。大事なことが分かったにゃ~」
里のり子:(今ので梵さんに何が分かるというのでしょうか。)
里のり子:口をへの字にしている。
一条 凛太:「話をまとめるに」
梵巴:「まず、ボクは里ちゃんに謝るべきだね」
梵巴:「申し訳ない」
梵巴:笑みは消え、ペコと頭を下げます
里のり子:「……う。あの教室から連れ出す形になってしまったことでしょうか。」
里のり子:「それならば仕方がありませんでした。体調の悪かった梵さんを保健室に連れていくのはクラスメイトとしての務めでしたので。」
一条 凛太:「体調悪かったのはサマじゃねえのか」
梵巴:「ちょっと、いや、かなりズレてるけど。そこだね」
里のり子:「サマ……?」 言葉の意味がよく分かっていない
梵巴:「里チャンからあの子を助ける機会を奪っちゃった」
一条 凛太:「アー……」
一条 凛太:頭を掻いて
梵巴:「結果論でも、それは里チャンを悲しませたって事だよ」
里のり子:「……それは私も多少は思ってはいましたが。」
一条 凛太:「陽動ならシバくだけだが、マジで話すためにやったってんなら、気にすんな。結果論は結果論だ」
梵巴:「でも正直こっちも1人で調べるのは手詰まりだったし」
一条 凛太:(…これでいいか?こうか?)
梵巴:「さっさと人手と情報を確保しようとしたのは、間違ってなかったと思ってる」
梵巴:「……ま、聞き出し方はちょーっとカンジ悪かったよね。それもゴメン」
里のり子:「む……謝っていただけるのであれば、こちらからその件について何か言うべきでは……なさそうですね。」
梵巴:「ボクはキミたちの組織?団体?についての情報なんて欲しくないし、立ち入るつもりはないけど」
梵巴:「里チャンがあの子を取り戻すのには、好きなだけこき使ってもらって構わにゃいよ」
梵巴:「それが真心、誠意ってモンだ」
里のり子:「真心……誠意……」
里のり子:カバンから付箋がたくさん付いた本を取り出し、めくる。
梵巴:「こんな所かにゃ。建設的な話だったでしょ?」
一条 凛太:「カカッ、嫌いじゃねえ。」
里のり子:表紙には『これできっとうまくいく!人間関係77のポイント』と書かれている。
一条 凛太:ココアシガレットを取り出す。「食うか?」
里のり子:「……梵さん。」 本から顔を挙げ、梵さんに。
里のり子:「ありがとうございます。」 頭を下げる。
梵巴:「それはこの事件が終わってから欲しい言葉かにゃ」
梵巴:ニコッと丸く笑って
里のり子:「……そうですか。(む、また間違えましたか……?)」
梵巴:「お菓子は好きだよ~食べさせて~」
里のり子:(あ、違う) 梵さんの笑顔を見て、気付く
梵巴:簀巻に包まれたまま口をあーと開けている
里のり子:「……はい。事件を早く終わらせます。」
一条 凛太:梵さんの口に差し込んでから
一条 凛太:里さんにも突っ込む
里のり子:こちらも、仏頂面だったのが自然と笑顔になっている。
梵巴:「糖分の誓いだ。んふふ~」
里のり子:「お言葉に甘えて梵さんを好きなだけコキ使って……うぶ」
梵巴:シガレットをパリパリ齧っている
一条 凛太:「スタートラインが遠すぎんだよ、この任務」
里のり子:「……む?今度は痛いことをするわけでは……ないんですね……?」
一条 凛太:自分もシガレットを咥えて
里のり子:恐る恐るシガレットをかじる
一条 凛太:「やってる暇はもうねえよ。」
一条 凛太:「行くぞ。」簀巻をほどいて「任務開始だ」
里のり子:「はい。」
一条 凛太:「ハッ、いい返事だ。悪かねえ」
一条 凛太:そして、この学校に来てから初めて、ニヤリとした笑みを浮かべる
里のり子:(……そういえば)
里のり子:梵さんを見る
梵巴:「うにゃーん?」
里のり子:(私の話で梵さんが何を分かったのかは、結局はぐらかされたような……?)
梵巴:ニマニマしてます
GM:では、シーンをカットします
GM:買い物があるなら今のうち
梵巴:ぼでま!
梵巴:1dx+1
DoubleCross : (1R10+1[10]) → 2[2]+1 → 3

梵巴:当然無理!以上!
一条 凛太:ぼでまー
一条 凛太:2dx+1
DoubleCross : (2R10+1[10]) → 10[1,10]+5[5]+1 → 16

一条 凛太:せいこー!梵さんに渡しときましょう
一条 凛太:一応協力者だからね。万が一敵に回っても装甲無視出来る一条になんの不利益もない
里のり子:ひどい男です
梵巴:ありがたくいただきます!
一条 凛太:あ、ロイスの感情表、里さん梵さん両方Pに変更します
GM:らじゃ!
里のり子:自動巡回ソフトをば
里のり子:2dx+0>=5
DoubleCross : (2R10+0[10]>=5) → 10[6,10]+10[10]+7[7] → 27 → 成功

里のり子:超高性能
里のり子:以上です。
里のり子:あ、梵さんへのロイスをP感情表へ変更します。不快感はなくなった!
GM:おっけーい!
GM:では以上かな!
一条 凛太:以上
梵巴:以上!
GM:◆MIDDLE2 END◆

GM:◆MIDDLE3◆登場PC…全員登場可
梵巴:1d10+48
DoubleCross : (1D10+48) → 4[4]+48 → 52

里のり子:出ます!
里のり子:1d10+51
DoubleCross : (1D10+51) → 4[4]+51 → 55

GM:ふむふむ
GM:残る情報項目はこれ!
GM:・アプリの開発元について<情報:噂話><情報:WEB>8 
GM:どっちがクリアするかね!
梵巴:とりあえずやってみます
梵巴:1dx
DoubleCross : (1R10[10]) → 3[3] → 3

里のり子:どうぞ
里のり子:あっ
GM:あっ
梵巴:無理!後は任せた!
GM:のり子チャーン!
里のり子:私が挑んでみましょう。
里のり子:2dx+0>=8
DoubleCross : (2R10+0[10]>=8) → 8[5,8] → 8 → 成功

里のり子:ほっ
梵巴:よっしゃー!
GM:ギリセーフ!
GM:では情報を開示しよう。
GM:・アプリの開発元について
アビリティ・アプリの開発は「ANYSTYLE」というベンチャー企業だ。社長の名は安仁屋剛。
このアプリはまだ開発中のはずなのだが、何故か製品がN高等学校のサーバから
ダウンロードが可能になっている。

GM:以上!
梵巴:「安仁屋安仁屋……安仁屋の兄や?」
梵巴:「うわ寒ッ」
里のり子:「む、洒落ですか。」
梵巴:「とーりあえずここん会社の住所にカチ込んでみる価値はありそーだにゃー」
里のり子:「安仁屋の兄……」 メモしている。
梵巴:「はいはいーお勉強熱心もいいけど、サクサクいっちゃうよ~」
梵巴:という感じでカチ込みにいきたい
里のり子:「そうでした。洒落の勉強はいつでもできます。」 メモ帳をパタンと閉じる。
GM:いいでしょう。移動は次のシーンにて可能なのだ
梵巴:あ、でもどうなんですかね
梵巴:学校のサーバーを抑えたほうがスムーズなのかしら
梵巴:GMの導線的にはどっちがよさげですか!(直球)
里のり子:「しかし、一条さんは単独行動はするなと言っていました。アプリの開発元だけを調べたらすぐ合流とも。」
GM:学校のサーバー室に行くことも可能です
梵巴:どっちにもルートがあるのかしら
GM:ですね。まあぶっちゃけて言えば学校の方がおすすめかな…!
梵巴:オーケー!ではそっちに!
GM:了解!シーンカット前に買い物も可能です
里のり子:「それに、学内のサーバーからダウンロードが可能になっているようなので、まずはそちらを……」
梵巴:とりあえずボデマ!
梵巴:は前回貰ったのか
梵巴:応急手当で!
梵巴:1dx
DoubleCross : (1R10[10]) → 9[9] → 9

梵巴:買えた!以上!
里のり子:じゃあ私がボディアーマーを
里のり子:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 9[9,9] → 9

里のり子:だめ
GM:残念!
GM:以上でよろしいかな?
梵巴:よろしいです!
里のり子:そうですね。
GM:ではシーンカットな。
GM:◆MIDDLE3 END◆

GM:◆MIDDLE4◆登場PC…梵巴(全員登場可)
梵巴:1d10+52
DoubleCross : (1D10+52) → 8[8]+52 → 60

一条 凛太:58+1d10
DoubleCross : (58+1D10) → 58+6[6] → 64

里のり子:55+1d10
DoubleCross : (55+1D10) → 55+4[4] → 59

GM:N高等学校 サーバールーム
梵巴:「でれ、でれ、でれっでれっでれっでれーででーん…でれれれー♪」
梵巴:「はいということでやって来ましたサーバールーム」
GM:PC関連の教育に力を入れていることもあり、一般の高校にしてはそこそこ立派な設備が整っている。
梵巴:「手掛かりが残ってるとありがたいけどぉ~?さてさて~?」
里のり子:[]
里のり子:「……その、」 中を探し始める巴さんに話しかける
梵巴:全身ぴっちりなキャッツアイ衣装で
一条 凛太:「UGNから直接ハックさせてもいいが、万一汚染が向こうに回るとマズいからな。スタンドアロンにしてからイジるか」
梵巴:そこら辺を調べ回っている
GM:どっから出したその衣装w
梵巴:「にゃに~ん?」
里のり子:「安仁屋秀という生徒は……どのような人物だったのでしょうか」
梵巴:「あー、なんかねー、アンニュイボーイだったよ」
梵巴:「アンニュイボーイな夢追い人…って感じかにゃ」
里のり子:「アンニュイ?夢追い?」
梵巴:「人攫い何かに加担するタイプって感じじゃにゃい気がするんだよね~、ま、よく知らないけど」
里のり子:小さく眉間にしわを寄せる。分からない、という顔
一条 凛太:「会話下手かよ」
里のり子:「なるほど、巴さんは安仁屋秀のタイプについて少し知っているのですね。」
一条 凛太:「直接連絡する手段は…ねーよな。あったらしてるだろうし」
梵巴:「あの子の友達周りがそもそも連絡取れないってさ」
梵巴:「そういう事で、ボクの所にお願いしてきたってワーケ」
里のり子:「……安仁屋秀がこの一連の失踪事件の最初の失踪者、という話でしたか。」 メモを見返している。
梵巴:「そそ、振り返りご苦労様」
梵巴:「一週間も開くと、忘れちゃうよね、その辺」
梵巴:「ま、そういうハナシは置いといて…」
里のり子:「一週間……?」
一条 凛太:「小一時間ぐらいしか立ってねえんだけど」
里のり子:「……しかし、なるほど。よく知らない方のためになぜと思いましたが。」
梵巴:「だから置いときなってば。それ以上は禁則事項なのにゃ~」
里のり子:「友達の友達、ということでしたか。納得……納得?です。」
梵巴:「まー、そういう事よりもボクにとって大事なのは」
梵巴:「ヒマつぶし、それだけだよ」
梵巴:「……ということで、またまたヒマを潰してくれそうなナニかの気配~?」
里のり子:「……むう。やはり理解しがたいですね。」 巴さんの背中を見ながら小さくつぶやく
一条 凛太:「ありゃ参考にしない方がいい奴だ。気にすンな」
GM:と、それまでスクリーンセーバーが起動していた一台のPCにノイズ混じりの映像が映し出される。
GM:かなり荒い映像であるが、そこに映っている一人の人物に梵巴は見覚えがあるだろう。
安仁屋秀:「……梵さん。君がここを見つけるとは思わなかったな」
梵巴:「あら?そういうキミは」
梵巴:「ゲーム小僧!」
安仁屋秀:「どんな呼び方だよ」
里のり子:「……?」
梵巴:「なーにやってんの!こんなサイバーな感じになっちゃって!?」
梵巴:「このデジタルキッズ!」
安仁屋秀:「……才能をね。集めてるんだ」
梵巴:「あ、この子が安仁屋くんね。こんごともよろしく」
GM:安仁屋は苦笑している。彼の居る場所は真っ暗で、足元にだけちかちかと何かが光っている。
梵巴:「才能~?」
一条 凛太:「……」
梵巴:「その手段があのアプリってワケ?」
安仁屋秀:「うん。俺の持っているようなつまらないものじゃなくて、もっと、ちゃんと役に立つ才能」
梵巴:「……あー、まだ、そういうコト言ってんのね」
里のり子:「才能……」 考え込むように目を伏せる
一条 凛太:「集めている…」
里のり子:「では、聞きます。安仁屋秀。」 巴さんを押しのけ、画面の前に立つ。
梵巴:「そうやって卑屈になるのがよくないと思うんだけどにゃ~」
里のり子:画面の中の安仁屋秀をにらむ。
梵巴:「おー言うたれ言うたれ」
安仁屋秀:「君は?里さんだったかな。何だい」
一条 凛太:(能力開発アプリと回収。真逆に見えるが、対象を消失させることを考えるに…目的として矛盾はしない)
里のり子:「失踪事件はあなたの仕業でしたか。」
安仁屋秀:「ああ。いい方法なんだ。でも、見つかっちゃったからな……止めるかい?」
里のり子:「返していただきます。」
安仁屋秀:「それはできないよ。まだまだ、全然足りないくらいだ」
梵巴:「元気そうにやってるのが分かったから、クラスメイト太郎くんのお願いはこれでオッケーとして」
梵巴:「拉致はよくないよ拉致はー」
梵巴:「才能だかなんだかは知らないけど」
梵巴:「そういうのは合意の元でやんのがスジって奴なのよ?オーライ?」
安仁屋秀:「君にはわからないだろうね、梵さん。いつでも楽しそうな君には」
梵巴:「違うって」
一条 凛太:「お前の目的とか問題とか意志とか欠片も関係ねーよ。」
梵巴:「楽しもうとしてないから楽しくないだけだよ、安仁屋クン」
安仁屋秀:「誰だか知らないけど、俺はもう、こうするしかないんですよ」
一条 凛太:「手段が異常なだけで、手前がやってるのは利己的な犯罪じゃねえか。お前をしょっぴいて有り余る問題だ。」
梵巴:「マジメくんらしいマジメな正論ですにゃ」
一条 凛太:「何がマジメだ。」
安仁屋秀:「楽しもうとしてない、か。それもやっぱり才能なんじゃないかな?結局は…」
梵巴:「ぶっちゃけ、ボクらがどうにかしなくても警察とかUGNが動くだろうし」
梵巴:「あんまり立場も悪くならないウチに自首しときなさいって」
梵巴:「今ならお姉さんが胸を貸してあげよう」
安仁屋秀:「それは魅力的な提案だけど。どうやらもう、ここには居られないな」
安仁屋秀:「じゃあね」
一条 凛太:「首洗って待ってろ」
GM:ぶつりと映像が途切れる。と同時に、周囲数台のPCが全てショートし、発火!
梵巴:「あっつい!」
里のり子:「……」
GM:近くに置いてあったファイルなどにも燃え移り始める。このままでは火事だ!
梵巴:「ちっくしょー……にべもなく断りやがって」
一条 凛太:「クソ、証拠隠滅かよ」
一条 凛太:演出で火を消したりしていいですか
GM:いいよ
梵巴:「あー、消化器どこだっけ」
一条 凛太:「俺がやる。先公呼んどけ」左の手袋を外して赤くひび割れた手を晒し
里のり子:「この規模なら、普通に消防を呼んだ方がいいのでは……?」
里のり子:「……む。その手。」
一条 凛太:火に触れて、炎の熱エネルギーを根こそぎ喰らう
梵巴:「おおー人間消化器。サラマンダーシンドロームってヤツだ」
一条 凛太:「違うな」
一条 凛太:「俺はサラマンダーを持っていない」
梵巴:「へぇ~、色々なテクがあるもんだ」
一条 凛太:「そういう“遺産”だ。見せびらかすもんじゃねえよ。」左手に手袋をはめ直す
梵巴:「んじゃ、引き続き安仁屋クンの足取りでも追いますか」
里のり子:「安仁屋秀……なぜ彼はこのようなことをしたのでしょう。」
一条 凛太:「……」左手の握りを確認してから「さっきの映像、サーバーに接続を経由する必要があるならどこかから回してるはずだ。」
一条 凛太:「契約してる回線から当たるか。」
里のり子:画面を移さなくなったパソコンを見つめる。
一条 凛太:「興味ねえな。しょっぴいてからいくらでも聞けば済む話だろ…」
一条 凛太:心なしか、先程よりも冷たいリアクションに君達は感じるだろう
一条 凛太:「行くぞ」部屋を出る
里のり子:「それは、そうですが……」
里のり子:「……?」
里のり子:「巴さん。」
梵巴:「にゃ~ん?」
里のり子:「私何か、一条さんの機嫌を損ねるようなことを言ったでしょうか。」
梵巴:「さぁ~彼も思春期ボーイだからね~」
梵巴:「熱しやすく冷めやすい…リビドーの行く先を探しあぐねているの……さっ」
里のり子:「巴さんの説明は難解すぎます。」
梵巴:「大丈夫大丈夫」
里のり子:「しかし良かった。巴さんにも分からなかったということは……」
梵巴:「いつか里チャンにも分かる日が来るって……それが青春だから、さっ」
里のり子:「私に落ち度があったわけではない。恐らく。きっと。」
梵巴:「……」
梵巴:「気にしいだにゃあ。どいつもこいつも」
里のり子:「む。どいつもこいつもで括られるのは心外ですね。」
GM:というところでシーンをカットしますよ
里のり子:「……巴さんも気になりますか。先程の安仁屋秀が才能について執着していたことを。」
梵巴:「その辺の回答は……」
梵巴:「このあとすぐ!」
GM:調達するものなどがあればどうぞなのだ
里のり子:「だから何なんですかそれは。」 冷めた目
梵巴:「気にしにゃい気にしにゃい」
梵巴:購入ロイスともになし!
一条 凛太:あれを買う、ぼであま
一条 凛太:3dx+1
DoubleCross : (3R10+1[10]) → 10[5,6,10]+3[3]+1 → 14

一条 凛太:よし成功、装備!
里のり子:私も流行りのそれを
里のり子:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 6[4,6] → 6

一条 凛太:以上
里のり子:流行りが分からない……
里のり子:ロイスを取ります。
一条 凛太:流行に乗らないとコーデバトルでは勝てない
里のり子:-犯人/安仁屋秀/好奇心:〇/敵愾心/ロイス
里のり子:以上です
GM:OK!
GM:◆MIDDLE4 END◆

GM:◆MIDDLE5◆登場PC…一条凛太(全員登場可)
梵巴:1d10+60
DoubleCross : (1D10+60) → 9[9]+60 → 69

一条 凛太:64+1d10
DoubleCross : (64+1D10) → 64+10[10] → 74

一条 凛太:グワーッ
里のり子:出ます。
里のり子:59+1d10
DoubleCross : (59+1D10) → 59+10[10] → 69

GM:アビリティ・アプリの開発元とされる「ANYSTYLE」のオフィスはN市内にあった。
GM:UGNを通すことで、社長の安仁屋剛ともアポイントメントを取る事も可能だ。
GM:ラフな格好の社員たちが働く中、君たちは接客室へと通される。
里のり子:「一条さん、お願いします。」 一条さんの後ろに隠れるように接客室に入る。
梵巴:「うぃーっすどうもこんばんちわー」
一条 凛太:「ビビんなよ怪しいだろお前、スソ引っ張んなシワになる!」グイグイ押して隣に並ばせる
里のり子:「ま、まさかこんなちゃんとしたオフィスだったとは……」
梵巴:「何気に里チャン、ド失礼なこと結構吐くよね」
一条 凛太:「ちゃんとした元手がありゃペナントくらい用意できんだろ。」
梵巴:「社員さん、白い目で見ないでね~」
GM:接客室で応対するのは、いかにもベンチャー企業の若社長といった感じの
GM:笑顔が爽やかなポロシャツ姿の青年である。
里のり子:「し、失礼なのは巴さんの方です!私は何も言ってませんから!」
里のり子:「あっ」
一条 凛太:「こいつは高校生っぽくてまだマシだろ」
梵巴:「アンタが安仁屋の兄や?」
安仁屋剛:「やあ、気にしませんよ。結局物を言うのは能力と成果ですからね」
安仁屋剛:「いかにも。自分が秀の兄で、剛と言います。よろしく」
GM:溌剌とした笑顔!
梵巴:「さっすが~懐広い!シャッチョさ~ん」
里のり子:「……どうも。」
一条 凛太:「こんにちは。」睨んだりはせずこちらも名刺を出そう。UGNの用意した仮の身分である
里のり子:一条さんの背中を前に突き出して後ろに下がっている。
梵巴:「んで、話はもう聞いてますかにゃ?」
梵巴:「安仁屋クンが犯罪行為に巻き込まれた恐れがありましてですね…」
安仁屋剛:「アビリティ・アプリの事ですね。お友達にもご心配をおかけして、本当に申し訳ない」
一条 凛太:里さんにはアイアンクローの指の形を見せておこう
里のり子:パッと手を離す
安仁屋剛:「全く…審査も通さず未完成のアプリを流通させるなんて、とんでもないことだ」
梵巴:「……それで」
梵巴:「今の所の安仁屋クンの行き先には心当たりとかありますかにゃ?」
安仁屋剛:「いやお恥ずかしい。ほうぼうに連絡はしてみたんですが、どうにも捕まらなくてですね……」
一条 凛太:「本人への直接の連絡も?」
安仁屋剛:「はい、残念ながら」
安仁屋剛:「もともとあいつは、何を考えているかわからない所がありまして。ゲームばかりやっていて、ろくに勉強もしないし」
安仁屋剛:「それでも、最近は少しやる気を見せていたと思ったんですけどね。何でもクラスの女子に発破をかけられたとか」
里のり子:巴さんを見る
梵巴:「ふんふん…大変よくわかりますにゃー…」
梵巴:「ある意味、裏表のない奴だったんだにゃあ。ゲーム小僧くん」
梵巴:「クラスの女子…ほほう…」
安仁屋剛:「ただまあ、やる気は出ても結果に結びつかなくては意味がない。アプリの開発を任せていたんですが、成果が上がっていませんでしてね」
安仁屋剛:「まあ、多少厳しいことは言いましたよ。ろくな才能が無いとか」
梵巴:「そのストレスでこんな凶行に…悲しい物語だ…」
里のり子:「多少……?」
梵巴:「しかしクラスの女子……」
梵巴:「そいつが解決のキーパーソンと見た!勘だけど!」
一条 凛太:「ま、妥当なとこだ。身内を会社に入れてるってのは互いに悪評が立ちやすいからな」
一条 凛太:「それくらいキツい姿勢を周りに見せないと成り立たねえだろ」
梵巴:「愛の力でもうやめて!私のもとに帰ってきて!と叫べば!」
里のり子:「む……妥当、ですか。」
安仁屋剛:「いや、理解していただけてなによりです」
梵巴:「ゲームボーイも人の心を取り戻すに違いにゃいにゃーーー!」
里のり子:納得いっていないように目を細めている。
梵巴:「なんか特徴とか聞いてないのかにゃ、お兄さん」
安仁屋剛:「ふーむ…なんでも留年しているヤンキーっぽい女子らしいんですが、それ以上の事はなんとも」
梵巴:「ふんふん、留年していて、ヤンキーっぽい」
里のり子:「……」 また巴さんを見る
梵巴:「……」
梵巴:里さんに視線を返し
梵巴:再び向き直り
梵巴:「ボクやないかい!!」
安仁屋剛:「君か!」
梵巴:「ボクだったよ!!」
一条 凛太:「漫才かよ」
里のり子:「そんな気がしていました」
里のり子:なぜか得意気
一条 凛太:「…ほんとにか?」
梵巴:「……うーん、この展開は予想してなかったにゃあ」
梵巴:「でも、面白いな……」
GM:と、そんな話をしていると
GM:社員の一人が慌てた様子で接客室に駆け込んでくる。
社員:「社長!た、大変です!」
社員:「アビリティ・アプリが流通しているらしくて、次々と問い合わせが来てます!」
安仁屋剛:「な、なんだと!?」
梵巴:「そう来たか!」
安仁屋剛:「配布元はどこだ!急いで止めろ!我が社の利益が!」
GM:社長は君たちをそっちのけで状況の対応を始めてしまった。
里のり子:「……まずいですね。」
梵巴:「でもこれはチャンスだよ」
里のり子:安仁屋剛がこちらに対応しなくなったところから、キリッとした顔に戻っている
梵巴:「向こうから動いたって事は、これで居場所も割れるってコトだからね」
梵巴:「こっちでも動くとするかにゃー」
一条 凛太:「すんなり出来りゃいいんだがな」
里のり子:「居場所が割られても大丈夫な算段がついたという見方もあるのでは。」
里のり子:「……動くしかないのは変わりませんね。」
一条 凛太:「だな。無駄だ」
梵巴:「何かにつけて文句言いボーイガールだにゃあ」
梵巴:「友達できにゃいぞ~?」
一条 凛太:「里、ちょっとは回るじゃねえか。」
一条 凛太:「お互いにな」>梵さん
梵巴:「そら行った行った!レリゴー!」
里のり子:胸元を両手で抑えている
里のり子:「は、はい……!行きましょう。」 ふるふる
里のり子:(と、友達ができないなんてことは、そんなことは……私にだって……)
里のり子:一条さんと巴さんについていく。
里のり子:「……辻野さん……」
GM:シーンをカットします。
梵巴:オーケー!
GM:ロイス・調達あればいまのうち。
梵巴:共になし!
里のり子:なしー
一条 凛太:なしー。里さんようにぼでまを
一条 凛太:3dx+1
DoubleCross : (3R10+1[10]) → 7[4,4,7]+1 → 8

里のり子:あ、ぼであま!流行の!
里のり子:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 6[3,6,6] → 6

一条 凛太:まあ財産4使って買っちゃろ。あげます
里のり子:流行、わからない
GM:オカネモチ!
梵巴:ヒューッ
一条 凛太:これがエージェントの財布だ…
GM:女子にボディアーマーをプレゼントする男子になってる
里のり子:あ、買ってもらってしまった……くつじょゲフンゴフン
里のり子:もらいます。
一条 凛太:アイアンクロー
GM:ではカットなー
里のり子:言うの自粛したのに!?
GM:◆MIDDLE5 END◆

GM:◆MIDDLE6◆登場PC…里のり子(全員登場可)
梵巴:1d10+69
DoubleCross : (1D10+69) → 5[5]+69 → 74

一条 凛太:74+1d10
DoubleCross : (74+1D10) → 74+5[5] → 79

里のり子:69+1d10
DoubleCross : (69+1D10) → 69+3[3] → 72

GM:新たな情報項目はこちら!
GM
・アプリのダウンロード元…<情報:裏社会><情報:WEB>6
・安仁屋秀について2…<情報:UGN><情報:WEB>7
・アプリ被害者の状況…<知識:レネゲイド><情報:UGN>8

梵巴:やっとこ裏社会!
梵巴:ダウンロード元行きます!
梵巴:2dx+2
DoubleCross : (2R10+2[10]) → 5[3,5]+2 → 7

梵巴:それでもギリギリ!
GM:クリア!
里のり子:被害者の状況か、安仁屋秀についてか……
一条 凛太:ゆーじーえぬー
里のり子:安仁屋秀についてでいきますね。
一条 凛太:被害者に当たりましょう
里のり子:5dx+1>=7
DoubleCross : (5R10+1[10]>=7) → 10[3,4,9,9,10]+3[3]+1 → 14 → 成功

一条 凛太:5dx+1 コネ使用でUGN
DoubleCross : (5R10+1[10]) → 10[1,5,7,10,10]+8[4,8]+1 → 19

GM:すごい
一条 凛太:派手に回ったぜ
GM:馬鹿な…この私の情報収集項目が
梵巴:圧倒的パワ
GM:1ラウンドで全滅だと…
GM:情報を開示します。
GM:・アプリのダウンロード元
現在のアプリの配布元は「ANYSTYLE」が契約しているデータ・センターだ。
複数の大手企業が利用している事もあり、回線を完全に切断することは難しい。
止めるためには、直接このデータ・センター内のサーバーの一つを停止させる必要があるだろう。

GM:・安仁屋秀について2
本気で取り組んだアプリの開発作業が思うように行かず、プレッシャーが
レネゲイドウィルスを活性化させ、オーヴァードとして覚醒したものと思われる。
シンドロームはブラックドッグ/オルクス。
自身や対象をデータに変換し、自在に操作するという能力に目覚めている。
→トリガーシーンが発生します。調査したPCは強制登場となります。

一条 凛太:里さんがシーンプレイヤーだな
GM:・アプリ被害者の状況
被害者はアビリティ・アプリを使用することで望んだ才能が手に入る。
が、その後は全身がデジタル・データへと変換され、使用端末を通じて吸収されてしまう。
それからは新たな才能のリソースとして使われることになる。

GM:以上!
梵巴:何気に凄い能力だ
一条 凛太:現代社会ではかなり強いのでは
梵巴:才能あるよキミ!!
GM:哀しい才能…
一条 凛太:ウチに来ない?
梵巴:EDが見えた!
GM:早いw
梵巴:じゃあ里さんのトリガーシーンからかな
里のり子:「む……連絡がありました。学校のサーバールームに残った痕跡から、安仁屋秀の能力について判明したことがあると。」
里のり子:スマホの画面を見せる。安仁屋秀についての報告が書かれている。
梵巴:「トンデモ超能力だにゃあ。レネゲイドってそんな事まで出来ちゃうワケ?」
里のり子:連絡元の名前は『兄』とだけ表示されている。
里のり子:「やはりオーヴァードとして覚醒していたのですね。」
一条 凛太:「能力媒介がアプリってのも分かった。」
一条 凛太:「被害者は一様に、一定以上の才能を身につけられてから行方不明になっている。才能は釣り餌ってわけだ。」
里のり子:「辻野さんの件も同様でした。」
梵巴:「才能ってのが、そんな便利に電気とかガスみたいに使えるモノかってのも疑問だけど、安仁屋クン本人がそう思ってるからそうなるんだろうにゃー」
里のり子:「……」
梵巴:「やっぱ疲れてるんだろうね、あの子」
一条 凛太:「分からねえな。そんなに感情を理解できるモンかよ。」
里のり子:「先程の社長……安仁屋剛の話で、」
里のり子:「ろくな才能がない、と言われたと。」
梵巴:「気ににゃるの?」
里のり子:「……そうですね。私でも分かります。安仁屋秀はその言葉にきっと……傷付いた。」
里のり子:「……のかも、知れません。」
梵巴:「あ、そこ?」
梵巴:「うんうんうん、それで合ってる合ってる」
里のり子:「えっ、どこ?」
梵巴:「いや、何か超高感覚にしか分かんないヒントでも含まれてるかと思って」
梵巴:「……でも、それも大事だよね」
梵巴:「自信持っていいよ。安仁屋クンは傷ついてて」
梵巴:「それに、里チャンは共感してる」
梵巴:「ボクなんかよりよっぽどあの子に寄り添ってあげられてるんじゃないかな」
里のり子:「巴さんも共感しているように思えていましたが。」
梵巴:「んーふふ、ボクは違うよ。どうしたって欠けてるから」
一条 凛太:「……」
里のり子:「むむ……また理解できない言い回し。もしや主語を意図的に抜かしているのでは。」
里のり子:「……何が欠けているのか、聞いてもいいものなのでしょうか。」
梵巴:「……」
梵巴:「真剣味」
里のり子:目が泳ぎ、服の裾をぎゅっと掴み、意を決して聞いた。
梵巴:薄笑いながら言う
梵巴:「みんな何が悲しいのか、何が苦しいのか、よく分かんにゃいんだよね」
梵巴:「だから、多分安仁屋クンのことも、ボクには助けられない」
梵巴:「里チャン、キミが頼りだよ」
里のり子:「え……そんな。」
梵巴:「大丈夫大丈夫」
里のり子:「……先程の話では、彼を励ましたのも、やる気にさせたのも、巴さんだったと。」
一条 凛太:「……だ、そうだ。」
梵巴:「差し迫って考えなきゃいけないことでもないから」
梵巴:「全部終わってから、それからのハナシだよ」
一条 凛太:「他の事後処理はこっちでどうにかなる。里、お前は準備しとけよ。」
里のり子:「一条さんまで!」
梵巴:「でもそれ、ボクは覚えてなかったんだよ。ボクはそういう奴さ」
一条 凛太:「梵が無理っつってんだ。お前しか今できねえよ」
里のり子:「私しか……?」 一条さんを見る
一条 凛太:「そうだ。」
梵巴:「ここに居る中だと多分そうなっちゃうねー」
里のり子:「……」
里のり子:「お断りします。」
一条 凛太:「里。」
梵巴:「断られちゃった…」
里のり子:「あっ、違う、違う。言い方が、その。」
里のり子:「……お二人も、ちゃんと協力してください。」
里のり子:「単独行動はしない約束でしたので。」
一条 凛太:「…はあ?」
一条 凛太:「俺は、無理だ…」
梵巴:「……なるほど」
梵巴:「いい口説き文句だ。チョッピリときめいたよ」
梵巴:「マジメくんも堅いこと言いっこなし!」
梵巴:「男なら自分の指示には、責任もたなきゃね?んふふ」
一条 凛太:「無理なんだって」
里のり子:「そ、そうです!この中では一条さんが一番ちゃんとしていると思います!」
一条 凛太:「…そういうことじゃねえんだ!」
一条 凛太:左手の手袋を外す
一条 凛太:「いいか。“こいつ”はそういう」
里のり子:一条さんの突然の行動に黙る
一条 凛太:「いいか。“こいつ”はそういう感情を奪う。俺にとって人の悲哀は空想でしか捉えられねえんだよ」
一条 凛太:「俺の慰めとかは、全部、ハリボテだ。」
梵巴:「いいんじゃないの。ハリボテで」
梵巴:「ハリボテでも言葉に出来てればいいんだよ、そーいうのは」
一条 凛太:「梵…」
梵巴:「なんというか、アレだねえ」
一条 凛太:「お前も、“分からない”って言ったじゃねえかよ。良いのかそれで…?」
梵巴:「みーんな、青春だなって感じだ」
梵巴:「あったりまえじゃん!」
梵巴:「ボクは楽しいから、ね」
梵巴:ニコニコしている
一条 凛太:「…ハッ」
一条 凛太:「正直ナメてたが、お前大概じゃねえか。」
梵巴:「でしょ。ボクは大概だよ」
梵巴:「死ぬまでヘラヘラし続けてやるさ」
一条 凛太:「カカッ!どうなっても知らねえぞこの野郎」
一条 凛太:手袋をつけ直す
里のり子:「……むう。そ、それで……」
一条 凛太:「里、悪かったな。任務再開だ」
一条 凛太:「だがお前主導なのは変わらねえ。お膳立てはどうにでもしてやる。一緒に行くぞ」
里のり子:「あの、ちょっと話についていけてないのですが。」
一条 凛太:「いンだよこんなの」
一条 凛太:「バカがバカしようぜって誘って、乗っただけだ。」
里のり子:「一条さんが悲哀が分からないと言って、巴さんが説得?して……?」 本気でついていけてない顔
梵巴:「青春タイムは時間切れだよ」
一条 凛太:「長くなるから後だ!」
梵巴:「続きはまた今度ね」
一条 凛太:「まずは安仁屋の野郎をしょっぴいてからだ!行くぞ!」
里のり子:「は、はい……とにかく最後まで協力してくれるようで……」 プスプス
GM:それではシーンをカットします
GM:ロイス、調達、あればどぞ
一条 凛太:一応ブルゲ狙ってみましょう
一条 凛太:3dx+1
DoubleCross : (3R10+1[10]) → 5[3,5,5]+1 → 6

一条 凛太:駄目!以上
梵巴:共になし!
里のり子:なしでいいかな
GM:オーケイ!カットします。
GM:◆MIDDLE6 END◆

GM:◆MIDDLE7◆登場PC…里のり子(全員登場可)
里のり子:はわわ
里のり子:72+1d10
DoubleCross : (72+1D10) → 72+3[3] → 75

梵巴:1d10+74
DoubleCross : (1D10+74) → 5[5]+74 → 79

一条 凛太:79+1d10
DoubleCross : (79+1D10) → 79+8[8] → 87

一条 凛太:ウグゥーッ
GM:厳スィ
GM:「ANYSTYLE」のオフィスを出た君たちは、街頭のビジョンに見覚えのある光景を見る。
GM:それは真っ暗な空間に立つ、ノイズ交じりの安仁屋秀。
GM:足元にはいくつもの光がちかちかと瞬いて、渦を巻いて流れている。
梵巴:「あららーん、随分派手にやらかしてるねー安仁屋クン」
安仁屋秀:「才能に悩んでいる人は居ませんか。自分がやりたい事がうまくいかない、努力しても結果が出ない」
安仁屋秀:「そういう人たちのために、このアプリはあります」
安仁屋秀:「”アビリティ・アプリ”。これをダウンロードすれば、もうそんな事で悩まなくいいんです」
GM:ビジョンを見上げる街の人々は、へえ、なにそれ、うさんくさいね、ちょっと落としてみようか、などと
GM:それぞれに反応している。
一条 凛太:「最早新興宗教じゃねえか。」
梵巴:「あちゃちゃ~、こりゃあ、まごまごやってちゃダメそうだにゃぁ」
安仁屋秀:「勉強ができない。運動ができない。ファッションのセンスがない。料理が作れない」
里のり子:「……辻野さんの時は、アプリを手に入れてから消えるまでに時間がありました。まだ、何とかなるはずです。」
安仁屋秀:「……人づきあいがうまく行かない」
安仁屋秀:「そんな悩みを、解消しましょう」
里のり子:「……」 不機嫌そうに街頭ビジョンを横目でにらむ
GM:安仁屋秀の足元から、光が人の形をとって浮かび上がる。
人型の光:「だめ……」
人型の光:「ダウンロード、しちゃだめ……」
梵巴:「!?」
GM:里のり子にとっては聞き覚えのある少女の声だ。
里のり子:「……辻野さん。」
GM:安仁屋が一睨みすると、その光はバラバラになって足元の光と混ざる。
梵巴:「取り込まれた人たちの自我はまだ残ってるって事か……」
安仁屋秀:「今のはちょっとした手違いです。気にしないでください」
梵巴:「悪いニュースと良いニュースだね」
安仁屋秀:「興味がある人は早速ダウンロードを。きっと後悔はさせません。それでは」
GM:ぶつり、と街頭ビジョンの映像は途切れる。
梵巴:「……すっかり悪徳経営者になっちゃってまあ」
梵巴:「IT成金の行く末は暗いぞ~」
GM:そして里さんの携帯に、UGNから連絡が入るぞ。
里のり子:「ん。」 今の映像が市内の他の場所でも流れていたのか、スマホで検索しようとしていた。
里のり子:検索をやめて連絡をとる。
UGNエージェント:「”スカイカッター”か?こちらUGNの情報処理班のエージェント、”ヴェスタドルフィン”だ」
里のり子:「……何か進捗がありましたか。」
UGNエージェント:「悪い知らせだ。君のお兄さん……里光太郎が消えた」
里のり子:「……は?」
里のり子:「え?あの人が。なぜ。」
UGNエージェント:「原因は目下調査中だが……直近では、ブラックドッグ系のオーヴァードについて調査していたようだな。関連しているかもしれない」
UGNエージェント:「最後に連絡を取ったのは君のようだからな。何か思い当たるふしはないか?」
里のり子:「……私の任務で調べていた失踪事件はブラックドッグのオーヴァードによるものです。あの人の調査結果でした。」
UGNエージェント:「そいつの身辺を探ったために報復を受けたのかもしれんな。その線で調査してみよう」
UGNエージェント:「君も十分に気を付けるように。何かわかれば連絡する」
里のり子:「……はい、はい。こちらの失踪事件は引き続き私が。」
GM:通信は終了する。
梵巴:「……走り出したい気分?」
里のり子:「……どこへですか。」 通話を終えながら呆れ顔
梵巴:「オッケーオッケー。大人になったね~」
梵巴:「んじゃ、順序立てて行くしかないね」
里のり子:「……う。なるほど。辻野さんの時の私はこの状況で立ち去っていたわけですか。」
一条 凛太:「自覚的で何よりじゃねえか」
一条 凛太:「やるこた変わらねえ。ブン殴る回数が一発増えた程度だ。」
里のり子:「いや、あの人は……兄は、このくらいでどうにかなるとは思えない人なので……」
里のり子:「……まあ、心配でない訳ではありませんが。」
里のり子:「しかし、実際問題としてどこに行けばいいのでしょう。相手は自分自身をデータに変換できるという話です。」
一条 凛太:「サーバーだ」
一条 凛太:「大量の人間をデータ化するんだ。莫大な容量と演算が出来るサーバーなんざ限られてらあ。データならむしろそこから離れられねえはずだ」
里のり子:「なるほど。」
一条 凛太:「そいつをスタンドアロンにすればいい。UGNの情報戦班との連携で行く」
里のり子:「なら話は早いですね。まずはこの会社の契約サーバーの場所を聞いて……」 今出てきたばかりのオフィスに戻ろうと振り返って、
里のり子:「……じゃなくて、そうですね。連携。連携です。わかってました。」
里のり子:表情を崩さずしれっと言う
一条 凛太:「お前は長生きするわ」
GM:シーンをカットします
GM:例によって、ロイス調達あればゴー
一条 凛太:諸々なし!ゴー
梵巴:なし”!!
里のり子:なし!
GM:◆MIDDLE7 END◆

GM:◆MIDDLE8◆登場PC…梵巴(全員登場可)
里のり子:75+1d10
DoubleCross : (75+1D10) → 75+7[7] → 82

一条 凛太:87+1d10
DoubleCross : (87+1D10) → 87+10[10] → 97

一条 凛太:ギャーッ
梵巴:79+1d10
DoubleCross : (79+1D10) → 79+8[8] → 87

GM:ここは、君たちが出たオフィスからさほど遠くない場所にあるデータセンター。
GM:この中のとあるサーバに、安仁屋秀はデータを保持していると見られている。
GM:UGNの工作により回線の切断も試みられたものの、失敗。技術者数名がデータ化され犠牲となった。
GM:もはや直接内部に乗り込み稼働を止めるしか手段は無いようだ。
梵巴:「訓練されてるエージェントも手玉に取るなんて、安仁屋クンったらいよいよ一端の悪党だにゃ~ん」
梵巴:「バーっと行って、パッカーンとやっつけてやるしかないか!」
梵巴:「ますはサーバーをね」
梵巴:と、中にずんがずんが乗り込んでいきます
一条 凛太:「サーバーを壊すなよ。どうやりゃ戻せるかわかっちゃいねーんだ」
一条 凛太:「奴を締め上げるのが最優先だからな」
里のり子:「そうですね。安仁屋秀を無力化しさえすれば。」
GM:建物の職員は退避済み。中は照明が全て消え、真っ暗になっている。
梵巴:「信用されてにゃいな~悲しいぞ~んふふ~」
里のり子:巴さんのすぐ後ろにぴったりと付いて奥へ進む。
GM:正しい道を進むためには、<知覚>もしくは<知識:建築物>で7以上を出す必要がある。
梵巴:へっへっへ
梵巴:感覚なら無駄に高いぜこいつら!
梵巴:知覚ー
GM:失敗すると…恐ろしいことがおきるぜ!
梵巴:9dx
DoubleCross : (9R10[10]) → 10[2,2,5,5,5,7,9,10,10]+4[1,4] → 14

里のり子:カバンからナイフを取り出し、後ろ手に構えている。
GM:ギャアーッ!
梵巴:ふはは
里のり子:13dx+0 知覚
DoubleCross : (13R10+0[10]) → 10[1,2,4,4,5,5,6,7,8,9,9,10,10]+6[2,6] → 16

一条 凛太:全員でスカイ
GM:ギャアーッ
GM:一人クリアすればペナルティはないよ
一条 凛太:まあ一応やっとくか…知識のほうで
一条 凛太:7dx
DoubleCross : (7R10[10]) → 9[1,2,3,4,8,8,9] → 9

一条 凛太:まあ成功だ
GM:クソッどういうことだ!
里のり子:ふふん、一条さんが至らない分はフォローしてあげ……大丈夫だったようですね
GM:なんで全員暗闇で初めて来る建物の正しい道を進めるんだ!?
GM:この化け物!
一条 凛太:建築法に基づいてるでしょ…?
一条 凛太:概ね想像はつく
梵巴:勘。
里のり子:「……む。この暗闇なら私が先導というものをしてみようと思いましたが。」
里のり子:「巴さんも分かりますか。」
里のり子:そう言いながら後ろを付いていきます。
GM:暗闇を進む君たちに、スピーカーから語りかけてくる声。
安仁屋秀:「来てしまったんだね。梵さん」
安仁屋秀:「どうしても、俺の邪魔をするつもりなのか?」
梵巴:「その通り!この巴チャンが来たからには年貢の納め時だよ~ん」
梵巴:「神妙にお縄に付いたほうが安仁屋クンのためだよ?」
安仁屋秀:「そういうわけにはいかないな……やっと、色々な才能が手に入ってきたんだ。この力はすごい」
梵巴:「ボクが相手するってことは、全身骨折して鼻から全身の血が抜けるからね」
梵巴:「それ、思い込みだと思うんだけどにゃあ」
安仁屋秀:「言ったろ?君にはわからないって……」
梵巴:「いやそーじゃなくてさ」
梵巴:「才能を1人に集めたら凄い人になれるーとか」
梵巴:「そんな世の中単純じゃにゃいでしょ」
梵巴:「安仁屋クンは元々凄いヤツだったんだよ」
安仁屋秀:「……俺が?」
梵巴:「少なくともボクはそう思うけどね」
梵巴:応答しつつ暗闇を遠慮なくザクザク進んでいく
安仁屋秀:「それは、ありがとう。でもダメなんだ。俺自身がまるでそう思えていないからね」
安仁屋秀:「……里さん。君もまた一緒なんだな」
里のり子:「む。私に話を振ってくるとは。」
里のり子:「一緒というのは何についてでしょうか。私はあなたが元々凄い方だったかどうかは知らないのでコメントできかねるのですが。」
安仁屋秀:「いや。梵さんと仲がいいようには見えなかったから」
安仁屋秀:「一緒に行動している事に驚いただけだよ」
里のり子:「ああ、一緒にいるということ。それは成り行きです。」
安仁屋秀:「どんな成り行きだかわからないけど、そうか。そうかもね」
里のり子:「私と後ろの一条さんはデータ化された方たちを元に戻してもらうのが第一の目的ですので。」
安仁屋秀:「じゃあ、戻してあげようか?」
里のり子:「……今なら、手荒な真似をせず降伏するという選択も……む。」
安仁屋秀:「君の目的は、辻野さんとお兄さんだろう。その二人を戻せば引き返してくれるかな」
里のり子:「……なるほど、説明が足りなかったようですね。全員元に戻してもらいます。」
安仁屋秀:「……残念だ。それじゃあ交渉の余地はない」
里のり子:「……」
安仁屋秀:「後ろの彼は……UGN……”焔羅王”。”遺産”の力、か」
一条 凛太:「調べてンのか…いや、情報班が何人か、そういうことだな」
安仁屋秀:「驚いたよ。そんな秘密の組織みたいなものが現実にあるなんて」
安仁屋秀:「君は何か必要としている”才能”……求めているものはないかな。望むものを提供してもいい」
一条 凛太:「“才能”ね……」
一条 凛太:「…カッ、残念なことに、そいつはお前には用意出来ない。」
安仁屋秀:「そんなはずはない。俺はもう、これからどんな才能だって手に入る。世界中から集めることができるんだ」
安仁屋秀:「なんでも用意できるはずだ」
一条 凛太:「いいや、無理だ。絶対にな。」ポケットを探って
一条 凛太:「そいつは『手に入れた』と思った時点で終わってンだよ。」ココアシガレットを取り出し、咥える。
安仁屋秀:「……? 何の事だ、一体」
安仁屋秀:「とにかく引き返す気はないわけか」
一条 凛太:「お前にも分からせてやるよ
一条 凛太:「お前が犠牲にした“才能”ってやつの重みをな」
安仁屋秀:「そうか。どうやら……もう、本気で止めないといけないみたいだな」
GM:壁のケーブルが数本、スパークとともに弾け飛び、一条君に向かって飛来する。
GM:<回避>で8以上か、もしくは射撃攻撃で8以上を出せば撃ち落とせるぞ。
一条 凛太:俺ェ?
里のり子:「!」 振り返る
一条 凛太:まあ挑んでみるしか無い…
GM:射撃は他の人でも可能です
一条 凛太:成程
梵巴:レッツトライ!
一条 凛太:取り敢えず回避してみるか…
梵巴:あ、誰か1人ですか?
梵巴:1人なら里さん射撃かな
GM:回避してみてから射撃を他の人にやってもらってもいいよ
一条 凛太:里さんRCでは
里のり子:ナイフを持ってるので射撃攻撃もできるよ
GM:RCでも射撃攻撃ならオッケー
一条 凛太:あ、そうなんだ
GM:要するに白兵だと感電するからダメ
一条 凛太:一番不利なやつであった
GM:キャラシを見られている可能性がある
一条 凛太:情報班、俺のキャラシを…
梵巴:どんどんやっていけ!
一条 凛太:じゃあ里さんおたのんもうします!
GM:というわけでレッツ回避!
里のり子:あ、じゃあナイフ投げちゃうよ
GM:ゴー
里のり子:エフェクト使ったRC判定による射撃攻撃ではなく、
里のり子:なんか手元にあるナイフを装備して普通に射撃します。
里のり子:13dx+1>=8
DoubleCross : (13R10+1[10]>=8) → 10[2,5,5,5,6,6,6,7,7,7,8,9,10]+8[8]+1 → 19 → 成功

一条 凛太:ヒューッ
GM:圧倒的成功…
梵巴:いえす!
GM:暗闇の中を、高圧電流を纏ったケーブルが生き物のように舞って襲いかかる!
里のり子:「一条さん!」 手元のナイフを即座に投げつける!ケーブルを切断!
一条 凛太:「っと…カカッ、助かる。やるじゃねえか」
一条 凛太:回避体勢からもとに戻りつつ
里のり子:「……すいません。交渉が決裂してしまったようで。」
一条 凛太:「どうせ向こうに有利な条件しか提示してこなかったじゃねえか。気にすんな」
一条 凛太:里さんの口に再びココアシガレットを突っ込む
梵巴:「ってゆーか、こんだけの事やってるんだから今更引き下がれないよねー」
里のり子:「寄り添うタイミングというか、その、話の流れ?みたいなものが掴めなかったというか、その」 話の流れを現すジェスチャー
里のり子:「ふぐ。」
梵巴:「にゃーに、男の子なんだから、最後はナックルトークよ」
梵巴:「気持ちは拳で伝えにゃさい」
一条 凛太:「そういうことだ。血の味でも久しぶりに味わってもらおうじゃねえか」
一条 凛太:梵さんにもココアシガレットを突っ込む
里のり子:「……むう。拳で伝える。難しそうですが……」 ココアシガレットを口から出して手に持ち、
里のり子:「しかしコミュニケーションの手段は多いに越したことはないのでしょうね。頑張ります。」
GM:シーンをカットします。
GM:次はクライマックスゆえ、調達はラストチャンス。
里のり子:調達はなしかな
里のり子:特にほしいものがないので、このままで。
梵巴:里さんにわすれずロイス!
梵巴:連帯感○/隔意
梵巴:以上!
里のり子:やった連帯感
GM:一条君はどう?
一条 凛太:里さんのロイスのP感情を期待に変えときます
一条 凛太:以上
GM:ではカットなー
GM:◆MIDDLE8 END◆

GM:◆CLIMAX◆登場PC…全員登場
梵巴:1d10+87
DoubleCross : (1D10+87) → 7[7]+87 → 94

里のり子:82+1d10
DoubleCross : (82+1D10) → 82+4[4] → 86

一条 凛太:97+1d10
DoubleCross : (97+1D10) → 97+8[8] → 105

一条 凛太:グオー
GM:ひんやりと肌寒く、立ち並んだサーバが低い唸りを上げるサーバルーム。
GM:照明の落ちたその部屋は、機器が放つわずかな灯りと
GM:中央に立つ人物の足元に渦巻く、光の洪水で照らし出されている。
安仁屋秀:「……もう着いちゃったか」
梵巴:「なぁに?トイレの時間くらいは取ってあげてもいいよ?」
安仁屋秀:「いいよ。行ってる間にここを閉鎖されちゃいそうだ」
梵巴:「守るべきものがあるとツラいねえシャイボーイくん」
梵巴:「ここに来るまでにお喋りは十分したけど……」
一条 凛太:「もっとさり気なく追い出す口上は無かったか?正直カツカツなんだよ俺ァ」
梵巴:「まだ言うことがあれば、お姉さんが聞いてあげちゃうよ~?」
安仁屋秀:「……何を言っても、言われても同じだよ。俺は、これを失くすわけにはいかないから」
GM:足元を指さして笑う。その笑顔は、梵さんが教室で見たものと何も変わらない。
梵巴:「……そっか」
梵巴:「んふふ~、やっぱり、そうだなぁ」
里のり子:「交渉の余地はない……ということですね。」
梵巴:「ボク、キミが気に入ったよ」
梵巴:「教室で喋ったときよりもずっとね」
安仁屋秀:「無いさ。君たちがここを出ていくなら、話は別……」
里のり子:「えっ?」
安仁屋秀:「気に入った……?」
里のり子:巴さんを驚いて見る。
梵巴:「うん。とっても」
一条 凛太:「カカッ…じゃあ向こうに回るか?まだ始まってねえからギリギリ恨みっこなしになるんじゃねえの」
梵巴:「そもそも、気にならなかったらこんなとこまで来ないよ。そのちょっとした興味に、今ハッキリ火が付いたって感じかな」
安仁屋秀:「いや、だって……君はこれを止めに来たんだろう?」
梵巴:「逆逆、そんにゃ選択肢は絶対のナシだね」
里のり子:「一条さん、巴さんは何を言っているのでしょう……?」 後ろでこそこそ話しかけている
梵巴:「うん、そう。そこは矛盾しにゃいんだなあ」
梵巴:「……ボクはね」
梵巴:「自分にはこれしかないとか」
梵巴:「ここで退いたら自分じゃないとか」
梵巴:「そういうヤツが、好きなんだよ」
梵巴:「……だから、見せてよ。意地を張るトコを」
一条 凛太:「ハッ、趣味ワリーな。」
安仁屋秀:ふ、と苦笑しながら息を吐く。
里のり子:「……む。敵対していようと意地を張っている人が好き。理解はできました。何となくですが。」
一条 凛太:「なら精々意地の限界まで張らせてやろうじゃねえか」
安仁屋秀:「まったく、わかんないな。ここにきて応援する君も」
一条 凛太:「何、やるこたかわんねー。モチベ上がったけどな」
安仁屋秀:「……まんまとやる気になってる俺も」
梵巴:「んふっふ~。さて、始めましょうか、にゃ!」
里のり子:「やることは変わりません。辻野さんや学校の人たちを取り戻します。」 ナイフを構える。
里のり子:「……あ、あと兄と、UGNの人たちと……」
一条 凛太:「全部だ全部!」
里のり子:「そうですそれ!全部!」
安仁屋秀:「ああ、返すよ。俺に勝ったら、全部」
GM:安仁屋の横に二つ、床から立ち上がるように光が人型を作る。
安仁屋秀:「それまではフルに使うけどな」
一条 凛太:「ついでに、さっきの答え合わせしてやるよこの野郎。“焔羅王”が直々にな。」
安仁屋秀:「ケアレスミスには気をつけなよ?」
一条 凛太:小指から順に握って拳を作り、ゆっくりとほどいて構える
GM:安仁屋は構えない。ただ、レネゲイドのざわめきだけが伝わる。衝動判定だ。難易度は9!
里のり子:楽勝!
一条 凛太:8dx
DoubleCross : (8R10[10]) → 10[1,2,4,5,5,7,8,10]+5[5] → 15

里のり子:4dx+0>=9
DoubleCross : (4R10+0[10]>=9) → 7[3,5,6,7] → 7 → 失敗

一条 凛太:おし
里のり子:グワーッ!
一条 凛太:105+2d10
DoubleCross : (105+2D10) → 105+9[5,4] → 114

一条 凛太:グワーッ
GM:里さんw 変なフラグを立てるから!
梵巴:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 9[5,7,9] → 9

GM:む、ジャスト
里のり子:86+2d10
DoubleCross : (86+2D10) → 86+18[8,10] → 104

里のり子:グワーッ!!
梵巴:2d10+94
DoubleCross : (2D10+94) → 7[6,1]+94 → 101

梵巴:オーケー!
梵巴:セッタップはなし!
一条 凛太:あるので、行動値処理を待ちます
GM:エンゲージは
GM:(PC達)-10m-(エネミー達)
GM:となっています。
里のり子:セットアップはこちらもない。
里のり子:レネゲイドのざわめきを感じ、頭を片手で抑えてよろめく。
里のり子:「ううっ、すいませんお二人とも。レネゲイドが暴走を。」
梵巴:「年頃だしそういうこともあるよね~」
一条 凛太:「巧夫足りてねェんじゃねえの?」
GM:準備が整おうが整うまいが…状況は始まる!
GM:◆戦 闘 開 始◆
GM:◆ROUND 1◆
里のり子:「くっ!一条さんがネガティブなことを言ってきているように思えてしまう!衝動に負けるな私!」
一条 凛太:「無理すンなよ。一人でやるもんじゃねえんだ…任務ってのはな」
GM:◆セットアップ◆
安仁屋秀:《加速装置》。行動値+12
一条 凛太:《氷の茨》
里のり子:なし!
里のり子:「あ、大丈夫です一条さん私は自分の衝動についてよく把握しているので一条さんが本当は励ましてくれているのだということも頭では理解し」 早口!
一条 凛太:「だーッてろこの野郎!呑まれてんじゃねえか!」左手に陽炎が纏わりつく。熱量の支配権を握る“遺産”が起動したのだ
一条 凛太:「オラッ正気になれ!オラッ!」反対の右手でアイアンクローを仕掛ける
一条 凛太:侵食118
里のり子:「痛い痛い痛い!なぜ!?」
GM:◆イニシアチブ◆
GM:最速は行動値24の里さん!
里のり子:はい!
里のり子:マイナーで戦闘移動。エンゲージを切ります。
里のり子:15mほど後ろへ下がる。
GM:めっちゃ退いた…
里のり子:「と、とにかくこの症状は自力で何とかしますので放っておいてください!」 一条さんの手を振りほどき、
里のり子:安仁屋秀たちから離れるように距離をとる!素早いバックステップ。
里のり子:手元に持っていたナイフは持たず、宙に放っている。
里のり子:メジャーいきます。
GM:カモン!
里のり子:《コンセントレイト:エンジェルハィロゥ》+《光の手》+《ダンシングシミター》+《マスヴィジョン》+《要の陣形》!
里のり子:対象はエネミー3体!
里のり子:白兵武器として素手・ナイフ・ナックルダスターを指定。
GM:では判定をどうぞ
里のり子:14dx7+0
DoubleCross : (14R10+0[7]) → 10[1,1,1,2,2,2,4,5,6,7,7,9,9,9]+10[3,5,6,7,7]+10[3,8]+10[10]+1[1] → 41

GM:ウワッ…
GM:アビリティデータの2体は回避値固定なので命中
GM:ガード時に《磁力結界》を使用します。
アビリティデータ_1:2D10
DoubleCross : (2D10) → 14[4,10] → 14

アビリティデータ_2:2D10
DoubleCross : (2D10) → 5[2,3] → 5

GM:安仁屋はドッジを選択。
安仁屋秀:8dx+2
DoubleCross : (8R10+2[10]) → 7[1,1,1,1,5,5,5,7]+2 → 9

安仁屋秀:《領域の盾》を使用。アビリティデータ_2に自分をカバーリングしてもらいます。
GM:ダメージをどうぞ!
里のり子:5d10+29
DoubleCross : (5D10+29) → 25[7,3,6,1,8]+29 → 54

里のり子:くっ、ガード値と装甲値は有効だ…!
GM:そうすると…アビリティデータ_2は落ちる!
里のり子:「……行け!」 距離をとりながら、宙に放ったナイフに向かって右手を突き出す!
里のり子:意志を持つようにナイフが動き出し、安仁屋秀に向かって飛んでいく!
GM:人型の光が1体、安仁屋を庇うように立つ。その全身からは電光が走り、耳障りな音を立てている。
里のり子:さらに、ナイフの像がブレたかと思うと3本に分裂!人型の光も狙う。
里のり子:「……防ぎましたか。」
GM:ナイフのうち2本が命中した一体は拡散して消え、1本が命中した光の人型も形がブレ始めている。
里のり子:宙を舞っていたナイフが消え、手元に出現している。
安仁屋秀:「ただナイフを投げただけかと思ったら……それが、キミの才能か。里さん」
安仁屋秀:「それも欲しいな」
里のり子:「だめです!私の才能は私だけのものですから!」
里のり子:「渡しませんよ!私のこの……」
里のり子:「コミュニケーションの才能!は!」
安仁屋秀:「……?」
安仁屋秀:全く意味が分からず唖然としている。
里のり子:「……え?」
一条 凛太:「梵、何か言ってやれ」
里のり子:「あれっ、私の才能も欲しいっていま言ってたような気がしたので……」
里のり子:「くっ、レネゲイド暴走のせいで聞き間違えた……!?」
安仁屋秀:「露骨に失敗しているじゃないか、コミュニケーション」
梵巴:「いやー100点のコメントじゃにゃい?色んなイミで。」
一条 凛太:「大甘かよ」
里のり子:「うっ……こ、これから伸びるんです。私のコミュ力。」
安仁屋秀:「わけがわからない……」
GM:続いては行動値22、安仁屋の手番。
梵巴:「あるある。コミュニケーションの才能あるよ~里チャン。面白ければそれで良し!」
安仁屋秀:「わからないけど、とにかく……まずは、目の前の君たち二人だ」
安仁屋秀:マイナーで《雷の加護》
安仁屋秀:メジャーは《アタックプログラム》《雷光撃》《雷神の鎚》《MAXボルテージ》《ミカヅチ》で
安仁屋秀:梵さんと一条さんのエンゲージに範囲攻撃だ。
一条 凛太:《時の棺》
GM:ギャー!!
安仁屋秀:安仁屋の身体から電光が立ち上り、君たちに狙いを定める。
里のり子:(あっ、忘れてたけど侵蝕上げます。104→118)
梵巴:ひゅーっ
一条 凛太:「サーバールームで電撃かよ」
安仁屋秀:「背に腹は代えられないってやつ……!」
一条 凛太:「そうだな。まあ」
GM:言い終わるか終わらないかのうちに、光の線が走る!
一条 凛太:「まずは一回出直してきな」手袋を外した左手に雷光は吸い込まれ、エネルギーを食い潰される
一条 凛太:雷もエネルギー。熱エネルギーを奪ったケーブルに電気を伝導させ、捉えたところをジュール熱に変換し一気に消耗させた
安仁屋秀:「……消えた。それも、遺産の力か」
一条 凛太:「練習したんだよ。電気なんざ直接吸えるか」
安仁屋秀:「練習、練習か。俺もゲームならよく練習したけどな」
安仁屋秀:「実戦は初めてだ」
一条 凛太:「ンだよ。答えまでもうちょっとじゃねえか。」
一条 凛太:「カカッ、ブン殴られる前に思い出せるといいな。」
一条 凛太:侵食128
GM:続いて梵さんの手番!
梵巴:「にゃんだか分からんが、ここがチャ~ンスと見た!」
梵巴:マイナーで縮地移動!10m程度下がりまして
梵巴:メジャーでコンセ+光の舞踏+インスタントボム+飛礫!
GM:対象はどっちぃ!
梵巴:対象はデータ!
梵巴:10dx7
DoubleCross : (10R10[7]) → 10[4,7,7,7,8,8,8,9,9,10]+10[1,2,4,6,6,8,8,9,10]+10[1,2,6,7]+4[4] → 34

梵巴:おっけー!
GM:この達成値なら命中!
アビリティデータ_1:《磁力結界》でガード
アビリティデータ_1:2d10
DoubleCross : (2D10) → 13[8,5] → 13

GM:ダメージをどうぞ!
梵巴:4d10+33
DoubleCross : (4D10+33) → 17[2,7,1,7]+33 → 50

GM:ぐはあー!
梵巴:装甲無視!
GM:ダメ!落ちる!
梵巴:「にゃんだかよくわからないエネルギー……」
梵巴:「波ーーーーーーーーーッ!!!」
梵巴:ビィイイイーーーッ
梵巴:両掌を前に突き出して、青白い怪光線を放つ!
GM:回避、防御の動作を命じるより前に命中し、人型はバラバラに霧散する。
安仁屋秀:「なんだよそれ。デタラメすぎるだろ。バグか?」
一条 凛太:「マジでそれなんだよ」
一条 凛太:「どのシンドロームかすら曖昧じゃねえか」
梵巴:「人間には未知の可能性が眠ってるってこと!」
梵巴:「安仁屋クンは…自分の中身、本当に全部掘り出しちゃったのかにゃ?」
安仁屋秀:「俺の、中身?俺の中身なんて、全然何もないさ」
安仁屋秀:「全然役立たずで、つまんない才能しか……」
梵巴:「だったら、諦めんのかァ!?」
安仁屋秀:「……!」
梵巴:「それでも何かになってみたいんでしょ!そんなセリフよりも…」
梵巴:「何でもいいから絞り出してみな!」
梵巴:「それが出来なきゃ、ベコベコにしてぶっとばーす!!」
安仁屋秀:「そんな簡単にできたら、苦労しないって……君とは違うんだよ、梵さん!」
梵巴:「そう!大違いだよ!」
安仁屋秀:「はぁ!?」
梵巴:「そんな風に、何かが欲しいなんて、何かになりたいなんて!」
梵巴:「ボクは全然、思ったり出来ないのに!」
梵巴:「……羨ましいの。それが。」
安仁屋秀:「梵さん……?」
梵巴:「んふふ。言ったでしょ」
梵巴:「真剣なヤツが好きだよ」
梵巴:いつものようにヘラヘラしながら
梵巴:眩そうに目を細め、安仁屋くんを見ている
GM:次は一条さんの手番です
一条 凛太:マイターン
一条 凛太:マイナーで戦闘移動して安仁屋と同じエンゲージへ
一条 凛太:メジャー、《コンセ:ノイ》+《コントロールソート:白兵》+《漆黒の拳》+《斥力の鎚》!対象安仁屋!
一条 凛太:10dx7+1 オラーッ
DoubleCross : (10R10+1[7]) → 10[1,2,2,2,2,6,7,8,10,10]+10[3,5,6,8]+6[6]+1 → 27

一条 凛太:まずまず
GM:これは躱せんかな…ガードしよう
安仁屋秀:《磁力結界》でガード
安仁屋秀:2d10
DoubleCross : (2D10) → 11[7,4] → 11

一条 凛太:うげーっキツい
一条 凛太:まあいいか。本体は底ではない
一条 凛太:9+3d10 ではダメージ!装甲無視!
DoubleCross : (9+3D10) → 9+18[4,5,9] → 27

一条 凛太:ダメージが通ると4m移動することになります
一条 凛太:通りますか
安仁屋秀:《電磁反応装甲》でダメージ-20
安仁屋秀:ガード値と合わせてダメージは0に抑える!
一条 凛太:ゲエーッ!?ダメージ全部消してきやがった!これじゃ茨起動しないじゃん!
梵巴:かった!
一条 凛太:流れるように接近し、鋭い劈拳を鳩尾へ向けて打ち出す!
安仁屋秀:受け止めた掌が衝撃をデータ化し、四方へ弾き飛ばす。
一条 凛太:「チッ、浸透しねェな。」
一条 凛太:「ま、無限じゃねえだろ。ブン殴り続けりゃいい」
安仁屋秀:「わかってきたよ。こういう事だな、あんたがさっきやったのは」
一条 凛太:「まあ近い。」
一条 凛太:「カカッ…もう分かってんじゃねえのか?俺の欲しい才能(モノ)」
安仁屋秀:「ははっ…」額にべったりと汗をにじませながら、不敵に笑う。
GM:◆クリンナップ◆
里のり子:なし
一条 凛太:安仁屋に好敵手◯/憤慨で取得 侵食138
梵巴:ない!
GM:ロイス了解!エネミー側も特にありません
GM:◆ROUND 2◆
GM:◆セットアップ◆
一条 凛太:再度《氷の茨》
一条 凛太:侵食141
安仁屋秀:再度《加速装置》
梵巴:ない!
里のり子:なし
GM:◆イニシアチブ◆
GM:最速は今回も里のり子!
里のり子:行動値24は伊達じゃありません!
里のり子:マイナーで暴走状態を解除します。
里のり子:「……あの、一条さん。それと巴さんも。」
里のり子:「ようやくレネゲイドが沈静されて冷静になってきたのですが、その。」
里のり子:「……すいません。安仁屋秀に寄り添えると言ってもらえたのに私、あんなで。」
一条 凛太:「ンだよ」
一条 凛太:「今ちゃんと出来てるから心配すんな」
梵巴:「気にしにゃい気にしにゃい。仕切り直しだよー」
里のり子:「……どうも、です。」
里のり子:メジャーで《コンセントレイト:エンジェルハィロゥ》+《光の手》+《ダンシングシミター》+《マスヴィジョン》
GM:判定をどうぞだ
里のり子:「では、安仁屋秀。」 ナイフを構え、
里のり子:14dx7+0 命中判定
DoubleCross : (14R10+0[7]) → 10[1,1,2,4,5,5,5,6,6,8,8,8,9,10]+10[1,2,5,5,8]+5[5] → 25

里のり子:うっ、回らない。
GM:ワンチャンドッジあるか…?
安仁屋秀:8dx+2
DoubleCross : (8R10+2[10]) → 9[2,2,3,5,5,6,7,9]+2 → 11

GM:ダメでした
里のり子:3d10+29 ダメージ!
DoubleCross : (3D10+29) → 19[8,9,2]+29 → 48

安仁屋秀:ぬう…残りの《電磁反応装甲》×2でダメージ-40!
里のり子:「改めて、少しナックルトークを。」 構えたナイフをそっと手放す。
里のり子:手放されたナイフは宙を舞い、安仁屋秀の周りを旋回する。
安仁屋秀:「剣呑だなあ……」
里のり子:「私の見立てでは、この程度であれば防ぐ余裕が残っていると思いましたので。」
里のり子:「……ご存知かとは思いますが、あなたの兄に私たちは会いました。」
安仁屋秀:その言葉にはぴくりと反応する。
安仁屋秀:「ああ。立派な兄貴だったろ?」
里のり子:「……」
里のり子:「『やる気は出ても結果に結びつかなくては意味がない』、『多少厳しいことは言いましたよ。ろくな才能が無いとか。』」
里のり子:「……そうですね。弟であるあなたが立派だというのなら、立派なのでしょう。」
里のり子:「だから、彼の言葉で傷付いた。」
安仁屋秀:「同情してくれるの?」
里のり子:「共感はしています。」 ナイフが安仁屋秀の防御をガリガリと削っていく。
安仁屋秀:「共感してて、これか……!」
里のり子:「共感しているのは兄の言葉で傷付くことに、です。」
里のり子:「でも、なんでそれで、ただ一人の人間に自分の才能を勝手に決められただけで諦めるんですか……!」
里のり子:「ふざけないでください!あなたに才能が無いだなんて他人の評価に過ぎませんし、結果に結びつかないというのだって他人が決めたことです!」
里のり子:安仁屋秀の防御壁を削り終えると、ナイフは消失する。
安仁屋秀:「……評価が得られなかったら、苦しいじゃないか」
里のり子:「……私は、」
里のり子:「以前は気にもしなかった周りの人が、自分を気にしてくれていたと気付いたとき、とても嬉しい気持ちになりました。」
里のり子:「自分の間違いを認めて素直に謝れるようになったときも、他人に冗談を言えるようになったときも、」
里のり子:「……お弁当を一緒に食べる人ができたときも。」
里のり子:「以前はできなかったことが、できるようになるのが……楽しい。」
里のり子:「だから私にはコミュニケーションの才能があるんです。誰の評価も関係ありません。」
里のり子:消失していたナイフが手元に再出現する。
安仁屋秀:「そんな風に言い切れる里さんは、幸福だ。強い人だ」
安仁屋秀:「でも……俺はまだ、そんな風に癒されて終わるわけにはいかない!」
GM:安仁屋秀の手番!
安仁屋秀:マイナーなし
里のり子:あ、侵食118→129です
安仁屋秀:メジャーは《コンセントレイト:オルクス》《鋼の咢》《完全なる世界》《要の陣形》《雷の槍》《雷光撃》
安仁屋秀:同エンゲージ不可なので、対象は梵さんと里さん
一条 凛太:助かったー
梵巴:カモン!
里のり子:来い!
安仁屋秀:12dx7+4
DoubleCross : (12R10+4[7]) → 10[3,3,3,4,4,4,5,5,6,7,9,9]+10[4,5,8]+1[1]+4 → 25

梵巴:だめもと回避!
梵巴:4dx+1
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 6[1,2,4,6]+1 → 7

里のり子:回避
里のり子:3dx+1>=25
DoubleCross : (3R10+1[10]>=25) → 7[1,2,7]+1 → 8 → 失敗

GM:ダメージを出すぜ
安仁屋秀:34+3d10
DoubleCross : (34+3D10) → 34+17[10,6,1] → 51

GM:装甲無視!
里のり子:一条さんへのロイスを取得してタイタス化、復活します。
梵巴:安仁屋兄にロイス取得即昇華で復活!いいゲームをたくさん作って欲しい○/忘却の彼方
里のり子:「……む。すいません。安仁屋秀に対するモヤモヤした気持ちを叫べば良いかと思いましたが、すっきりしたのは私だけだったのかも知れません。」
梵巴:「いいんだいいんだ!それが青春だ!」
GM:走る電撃がサーバーラックや床板、壁のコード類を巻き込んで、二人の少女に叩きつけられる。
梵巴:「めっちゃ痛ぇ~~~!!」
梵巴:「しびれるし~~~~!!」
里のり子:「青春。望むところです。次は安仁屋秀の……」
里のり子:「っ……!!」
里のり子:叩きつけられる!
安仁屋秀:「はあ、はあ……」
安仁屋秀:「こうか。絞り出してみた」
梵巴:「んふふ……いい感じに…アツくなってきたんじゃにゃい?」
GM:というところで梵さんの手番!
里のり子:「……ナックルトークをするときは言いたいことを言うべきだと聞きました。もっと話してください。」
梵巴:「でもまだまだこれからだよシャイボーイ!ついて来れるかにゃ!」
梵巴:マイナーで縮地移動!
梵巴:一気に安仁屋くんたちとエンゲージ!
梵巴:メジャーでコンセ+光の舞踏+インスタントボム!
梵巴:10dx7+2
DoubleCross : (10R10+2[7]) → 10[1,1,1,2,5,6,6,6,9,10]+10[8,10]+10[3,8]+1[1]+2 → 33

梵巴:イイネ!
梵巴:勿論対象は安仁屋くん!
GM:チビシイ
安仁屋秀:《磁力結界》ガード!
安仁屋秀:2d10
DoubleCross : (2D10) → 6[3,3] → 6

梵巴:4d10+29
DoubleCross : (4D10+29) → 20[8,3,8,1]+29 → 49

梵巴:装甲無視!
GM:ウグゥ!もう軽減手段がねえ。素通しで食らいます
梵巴:シュンッ!
梵巴:光の帯となって一瞬で背後に周り
梵巴:「ちぇえ……」
梵巴:「すとーーーっ!!」
梵巴:投げっぱなしジャーマン!
安仁屋秀:「うぶあっ!」
梵巴:ガッシャァ!機材に思いっきり安仁屋くんを投げ飛ばすぞ!
梵巴:「オラァーっ!どしたどしたー!あっははは!!」
一条 凛太:「バッカ、お前機材に人が取り込まれてンだぞ!」
梵巴:心底楽しそう
GM:エネルギーでない攻撃は、覚えたての変換防御では受け流せない。
一条 凛太:「もっと慎重にボコれ」
GM:安仁屋はフラフラになりながら立ち上がる。
梵巴:周りの声なんて聞こえていない!
梵巴:安仁屋くんだけを見ている!
安仁屋秀:「ああ、くそ……痛ってえ!」
安仁屋秀:「やりやがったなあ!」
一条 凛太:「クソッ、結局敵でも味方でも変わんねえんじゃねえかよ」
GM:次は一条さんの手番!
一条 凛太:マイターン!
一条 凛太:マイナー無し、メジャーさっきのコンボ!
一条 凛太:11dx7+1 対象も安仁屋だ
DoubleCross : (11R10+1[7]) → 10[1,2,2,3,4,5,8,8,8,9,10]+10[4,5,5,8,9]+10[5,7]+3[3]+1 → 34

GM:ヒイ
安仁屋秀:何度でも《磁力結界》ガード!
安仁屋秀:2d10
DoubleCross : (2D10) → 15[10,5] → 15

一条 凛太:4d10+9 オラーッ装甲無視!
DoubleCross : (4D10+9) → 18[3,6,2,7]+9 → 27

一条 凛太:さっきと同じ数字じゃねえか
GM:グアーッしかし今回は通る!
一条 凛太:ダメージで4mノックバック!
一条 凛太:そして《氷の茨》ダメージだ!
一条 凛太:6d10
DoubleCross : (6D10) → 36[3,10,3,4,6,10] → 36

一条 凛太:HPダメージ!装甲・ガード関係なし!
GM:高っか!!!
GM:死!!
梵巴:やったー!
一条 凛太:よっしゃ
里のり子:おおー!
一条 凛太:「受けてみな」
安仁屋秀:「やり方は覚えた。何度でも消してやる!」
一条 凛太:触れるように拳を突き出し、
一条 凛太:震脚で思いっきり安仁屋の足を踏む!
安仁屋秀:「グッ…!?」
一条 凛太:「覚えたてを見せびらかすもんじゃねえよ」
一条 凛太:そのまま触れた拳で寸勁!
一条 凛太:“遺産”の食らったエネルギーも乗算して安仁屋に浸透させふっ飛ばす!
GM:安仁屋の身体は壁に叩きつけられ、亀裂を作る。もはや立ち上がる力は無い。
一条 凛太:侵食151
安仁屋秀:「は……はは、は。これが、秘密組織の、エージェントの力、ってやつか……」
一条 凛太:「カカッ、最後は小手先も使わされたがな」
一条 凛太:「答え、わかったンじゃねえか?」
安仁屋秀:「わかったような、わからないような……」
一条 凛太:「カカッ、俺が欲しい才能(モノ)は、“誇れる才能”だ。手前の力で成し遂げて、俺の成果だと自負する才能だよ。」
安仁屋秀:「あー……」
一条 凛太:「人に才能を寄越されて、それで誇れるのか?」
安仁屋秀:「なるほど。それは……」
GM:そのままがくりと気を失う。
GM:◆K.O◆
GM:Finisher...一条凛太
GM:Finishing move...《コンセントレイト:ノイマン》《コントロールソート:白兵》《漆黒の拳》《斥力の鎚》→《氷の茨》
GM:◆戦 闘 終 了◆
GM:君たちの勝利だ!
一条 凛太:やったぜ
梵巴:いえー!
里のり子:ヤッタヤッタ
一条 凛太:「…カッ、別に一人じゃなくてもいいと思うけどな、俺は」ココアシガレットの箱を取り出して
一条 凛太:「認めてくれるやつが一人いるだけで、救われても良いじゃねえか」一本かじる
GM:◆CLIMAX END◆

GM:◆BACKTRACK◆
GM:今回はジャームが居ないため、Eロイスなし!
一条 凛太:ギャーッ
一条 凛太:倍振り!
GM:各々自分が大事にまもったロイスを使って帰還せよ!
一条 凛太:151-12d10
DoubleCross : (151-12D10) → 151-67[6,4,3,7,1,8,7,5,4,5,7,10] → 84

里のり子:2倍振りしよう
一条 凛太:よし、生還
梵巴:にばい!
里のり子:129-10d10
DoubleCross : (129-10D10) → 129-46[9,7,2,5,3,1,3,7,4,5] → 83

里のり子:おっけ
梵巴:124-10d10
DoubleCross : (124-10D10) → 124-56[1,6,10,3,8,6,2,8,10,2] → 68

梵巴:あぶなげなく
GM:メッチャさがった
梵巴:3点!
GM:全員帰還成功!
GM:オメデトー!オメデトー!
一条 凛太:よかったよかった
GM:◆BACKTRACK END◆

GM:◆ENDING 1◆登場PC…里のり子
GM:N高等学校。
GM:頻発していた生徒の行方不明事件も解決し、今は平穏を取り戻している。
GM:ただし、戻ってきた生徒たちは一様に事件の記憶を失くしており
GM:どうやって戻ってきたのかも覚えていない。
GM:UGNによる記憶処理の結果である。
GM:部活動の朝練に勤しみ、授業を受け、昼休みになればお弁当を広げる。
GM:ごく普通の、日常の光景が戻ってきていた。
辻野陽奈:「はー、お腹空いたぁ」
辻野陽奈:「今日朝食べてこなかったから、もう二時間目あたりからお腹鳴りそうだったんだ」
里のり子:「朝を?」 自分のお弁当に向かって手を合わせながら辻野さんに聞く
辻野陽奈:「うん。寝坊しちゃって食べる暇なかったんだよね」
里のり子:「それはいけません。私のおかずで良ければ分けましょう。」
辻野陽奈:「あーりがとーう!のりちゃんは優しいね!」
辻野陽奈:「あ、でも食べすぎると太るかな。アイドル志望としては危険……ここはやはり、おかずトレードで!」
里のり子:「む。トレード。望むところです。」 自分のお弁当を広げ、おかずを吟味している。
辻野陽奈:「こっちのおすすめは、このミニハンバーグだよー」
里のり子:「では私はこのアジフライを……」
里のり子:「あ、その、辻野さん。えっと、あーん……」
里のり子:箸でつまんで差し出す。
辻野陽奈:「取引成立ですな……え?」
辻野陽奈:「あ、あーんって何?」
里のり子:サッと辻野さんのお弁当箱の上にアジフライを乗せる!
里のり子:「いえ、何でも。」
辻野陽奈:「……?」
辻野陽奈:目をぱちくりさせている。
里のり子:(ほ、本には食べさせてあげるとよりいいと書いてあったのに……また間違えましたか!?)
辻野陽奈:「あ!そうか。ごめん、ごめん」
辻野陽奈:にっこり笑って、ミニハンバーグを箸で抓み上げる。
辻野陽奈:「はい、のりちゃん、あーん♪」
里のり子:「……!」
里のり子:恥ずかしそうにしながら、箸でつまんでもらったミニハンバーグを食べる。
辻野陽奈:「エヘヘ。おいしい?」
里のり子:「んむっ……辻野さん、ずるいです……」
里のり子:「あっ、おいしい。」
辻野陽奈:「いやだって、そのサイズのアジフライをあーん、は無理でしょ。おかしいなあ、のりちゃん」
辻野陽奈:くすくす笑っている。
里のり子:「なるほど……大きさ……一口大……奥が深い……」
辻野陽奈:「いや別に深くないからね?のりちゃんは変なとこ真面目だなー」
辻野陽奈:「真顔ボケの才能があるんじゃない?」
里のり子:「む、真顔ボケの才能。それは初めて言われました。意味はよく分かりませんが……」
里のり子:「……あの、辻野さん。」
辻野陽奈:「ん?なあに、のりちゃん」
里のり子:「今日の練習は歌とダンス、どちらの予定でしょうか。」
里のり子:UGNからは辻野陽奈の記憶処理のことについて説明を受けている。事件に関することは全く覚えていない、と。
辻野陽奈:「んー、そうだねえ。……あれ?この前、歌とダンスどっちやったっけ?」
里のり子:「……私の前でという意味でなら、最後に見たのは歌の方ですね。」
里のり子:「ただ、最近はどちらも見られていませんでした。」
辻野陽奈:「……?」
里のり子:どう記憶処理されているかは知らないが、アビリティアプリを使ってからはクラスメイトの前で歌うようになっていた、
里のり子:というのが事実ではあった……ということで。
辻野陽奈:「まあいいや。今日も歌の気分かなっ」
里のり子:「……歌。」
辻野陽奈:「今でも十分歌姫だけどね?練習に練習を重ねて、もっとファンを増やしていかないと」
辻野陽奈:お弁当を食べ終え、満面の笑みを浮かべて立ち上がる。
里のり子:お弁当を食べながら、立ち上がった辻野さんを見ている。
里のり子:「ちょうど私も、今日は辻野さんの歌が聞きたいと思っていたところです。」
辻野陽奈:「ホントに?じゃあ、今日はいつもより気合三割増しでがんばっちゃうねっ」
里のり子:「はい。辻野さんは……歌の才能があると思います。」
辻野陽奈:「え、えへへ…そうかな。何?急に、どうしたの?」
里のり子:「いえ、その……」 少し目が泳ぎ、思案する顔
里のり子:「才能というものについて、先日考えさせられたので。最初はもやもやした気持ちだったのですが。」
里のり子:「その、殴ってすっきりしました。」 要領を得ない説明!
辻野陽奈:「な、殴って?暴力はよくないよ、のりちゃん」
里のり子:「辻野さんは誰かから歌の才能を貰ったりせずとも、既に持っていたんです。これが結論です。」
里のり子:「暴力……」
里のり子:「……ち、違います。ナックルトークなのでセーフです。これにも書いてあります。」
里のり子:カバンから付箋だらけになったボロボロの本を取り出し、表紙を見せている。
里のり子:『これできっとうまくいく!人間関係77のポイント』と書かれている。
辻野陽奈:「のりちゃん、言っちゃ悪いけどその本、あてにしない方がいいと思う」きっぱり!
辻野陽奈:「さて、それじゃあボーカルレッスンしようかな!みんなあつまれー!」
里のり子:「……!」 天啓を得た顔!
GM:呼びかけに応じ、生徒達が集まってくる。
GM:クラスメイト達に囲まれた辻野陽奈は一度君にウインクをして、大きく息を吸い込む。
里のり子:「……む」 クラスメイト達に負けじと前へ出る。
辻野陽奈:「はろー!あゆれでぃいいい!!!れっつすきゃんだあああっるぅー!おおおおおいぇえええ!!!」
GM:アプリの力を受けていない辻野の歌声は、前と同じ。
GM:音程もリズムもデタラメな、そのくせ声量だけはやたらと大きな、ひどい歌声だ。
里のり子:「……」 真顔でその歌い始めを見て、
里のり子:「……やはり致命的に下手だとは思います。」
里のり子:「しかし……ふふっ」 小さくつぶやきながら、歌っている辻野さんの顔を見つめる。
里のり子:「……私の結論はやはり間違っていないと、そうも思えます。」 嬉しそうに目を細める。
里のり子:手に取っていたボロボロの本をカバンに戻すと、1枚の付箋が外れて机の上にはらりと落ちる。
里のり子:付箋にはお弁当箱らしきイラストと共に『次はおいしかったと言えるようにがんばる!』とだけ書かれていた。
GM:◆ENDING1 END◆

GM:◆ENDING2◆登場PC…一条凛太
GM:都内某所のオフィスビル。君は、事件の顛末報告のために映像通信と向かい合っている。
GM:通信の相手は無論、今回の依頼を出したUGN日本支部長・霧谷雄吾その人である。
霧谷雄吾:「安仁屋秀の処遇については連絡した通り、今の所ウチの施設預かりですが」
霧谷雄吾:「更生の意志が見られます。覚醒直後の暴走傾向が出ていたようですが、それも今は落ち着いているようですね」
一条 凛太:「ハッ。やる気を出すのが遅せーんだよ。」
霧谷雄吾:「ふふ。まあ、独力では難しいものですからね」
霧谷雄吾:「先輩の指導が効いたというところではないかと」
一条 凛太:「俺のなんざ要らねェよ本来。最初ッから頼れるやつがいたってのによ」
霧谷雄吾:「報告にあった、UGNの存在すら知らないという協力者のことでしょうか?」
一条 凛太:「そうだ思い出した、梵の野郎…厳重注意しねえと、危うくデータ吹ッ飛んでオシャカになるとこだった」
一条 凛太:「ああ、あいつは要注意だ。強すぎるってほどでもないが得体が知れねえ。何やらかすか分かったもんじゃねえぜ。」
一条 凛太:「ただまあ…安仁屋には必要な奴だった。今回に限っちゃーな。」
霧谷雄吾:「……そうですか。そういった人物が見つかる事は、何より恵まれた事かもしれませんね。我々にとっては」
一条 凛太:「どうせならそういうやつがキチンと機能してりゃあアイツも暴走しないでよかった…アー、無駄。アー」
一条 凛太:「どうもいけねえ。アイツと喋ってからどうにも調子が戻らねえ…里の影響もあるなこりゃ」
一条 凛太:「あ、そうだよ里!“スカイカッター”!お前、アイツのコミュ障黙ってたな!?」
霧谷雄吾:「コミュ障?はて、何の事やら」
霧谷雄吾:「しっかりと連携し、迅速に事件を解決に導いていただいたようで。私の見立て通りです」
一条 凛太:「いや、認識に齟齬がある!問題だッツってんの!研修足りてんのか!?」
一条 凛太:「ダーッ!!」頭をぐしゃぐしゃ
霧谷雄吾:「いやいや。彼女のお兄さん……里光太郎さんからも、お礼の言葉を頂いていますよ」
一条 凛太:「マジかよ」
霧谷雄吾:「今後も決して甘やかさず、厳しく指導を行うように。とのことです」
一条 凛太:「いや、家族!!」
一条 凛太:「手前、家族がそういうのを怠ッてンのが問題だろうが!おい、兄貴の支部教えろ。直接言ってケリつける!」
霧谷雄吾:「いやあ、本部付きのエージェントですので、なかなか会うのは難しいかと」
一条 凛太:「野郎」
一条 凛太:「いや、良い目標になった。このデカい無駄を潰さねェと寝覚めが悪い」
一条 凛太:「覚えたからな、里光太郎。ツラ洗って待ってろ…」
霧谷雄吾:「実に頼もしいですね」
霧谷雄吾:「あ、データ化されていた通信班の皆さんからもお礼が届いています。後ほどそちらに転送しますので」
霧谷雄吾:霧谷の背後には米俵や鯛の御頭、紅白饅頭などが山のように積まれている。
一条 凛太:「無駄!!!」
一条 凛太:「俺一人の消費量考えろよ!」
霧谷雄吾:「いやいや。こういうものは気持ちですから」
一条 凛太:「アー、こんなキャラじゃねえんだよ俺ァ…」
一条 凛太:叫び続けて頭が痛くなりつつある
一条 凛太:「もういいだろ。状況終了……ああ、最後に聞いときたかった。」
霧谷雄吾:「はい、何でしょう?」
一条 凛太:「アンタは、欲しい才能ってのはあるか?」
霧谷雄吾:「才能ですか……」
霧谷雄吾:しばし顎に手を当てて考え込む。
霧谷雄吾:「……未来への希望を示し続ける才能、でしょうか。もっとも」
霧谷雄吾:「才能がなくてもそうするつもりですが」
一条 凛太:「だよな」
霧谷雄吾:「一条さんは、いかがですか」
一条 凛太:「いや」
一条 凛太:「言っても意味がねえよ。無駄だ」
一条 凛太:思うに、欲しい才能があるということは、その才能に対して目指す欲求があるということだ
一条 凛太:才能を欲しがるということはその才能が無いと思っているわけだが、その状態でも、人は目指したい目標に向かって進んでいる
一条 凛太:目標に向かって進めるならば、才能の有無とは、実は些細な違いになるのではないだろうか
一条 凛太:一条は、この事件を終えてそう思い始めた。
GM:◆ENDING 2 END◆

GM:◆ENDING3◆登場PC…梵巴
GM:事件解決から数日が経過したある日の事。N高等学校の生徒が教室で話しこんでいる。
生徒:「最近梵先輩また来ないよなあ」
生徒:「あの人、居るとおもしれえんだけどね」
生徒:「何考えてるかわかんないけどな」
生徒:「そーだな。なんつうか、あれだ……猫みたいな人だよな」

GM:ところは変わって、市街地。
GM:安仁屋秀はようやくUGNの施設から解放されて久々に学校へ顔を出し
GM:その帰り、どこかきょろきょろと周囲を見回しながら通りを歩いていた。
安仁屋秀:「……そう都合よく会えるわけもないか」
梵巴:ではそんな時
梵巴:安仁屋くんの前に一匹の三毛猫が飛び出す!
安仁屋秀:「ん……猫か」
GM:屈みこんで指先で招く。
梵巴:ではそこで
梵巴:「だっしゃああああ!!」
梵巴:真横から転がり込んでインターセプト!猫をキャッチ!
安仁屋秀:「ウワー!!」
梵巴:ズゴゴロロロロ!ズサーッ!
梵巴:「へっへっへ…もう逃げられねーぞカワイコチャーン!あ、ちょ!ひっかくのやめて!」
梵巴:「いやー…ナイスデコイトラップ、お兄ちゃん」
梵巴:「ありゃ?」
梵巴:猫を抱えたまま安仁屋くんの方を見る
安仁屋秀:「な……な、何してんの梵さん!?」
安仁屋秀:腰を抜かしてひっくり返っている。
梵巴:「おうおう、ゲーム小僧くん!じゃにゃくてー……安仁屋クンだ!」
梵巴:「何してんのかって?んふふ~」
梵巴:「楽しいこと!」
梵巴:猫を安仁屋くんに向けて突き出す
梵巴:ニャー。
安仁屋秀:「いや、楽しそうなのは見ればわかるけどさ……!」
安仁屋秀:わしわしと猫を撫でる。
安仁屋秀:「学校で会えるかと思ったら居ないんだもん」
梵巴:「んはは!その様子だと、ブタ箱送りは免れたっぽいねえ」
梵巴:「ガッコー?ああ。やっぱりガッコーはたまにで十分だね」
梵巴:「ひとつきに2時間位でいいよ」
安仁屋秀:「少なっ!」
梵巴:「でも単位くれないんだよねー先生たち」
梵巴:「全くケチんぼだよ。ねえ?」
安仁屋秀:「いや、当たり前だと思う!」
安仁屋秀:「もっと大人しく真面目にやってれば単位ももらえるんじゃない。俺の恩赦みたいに」
梵巴:「おっと、そもそも卒業する気あったのかとはツッコまないのは、安仁屋クンの優しさかにゃ」
梵巴:「ま、恩赦だかなんだか知らないけど」
梵巴:「ひとまずこう言おう……おかえり!」
安仁屋秀:「ん……ただいま」
梵巴:「あんまりみんなに心配かけんにゃよ~?」
梵巴:「ボクが言えたことでもないか!んふふ」
安仁屋秀:「わかってるよ。もうあんな事は二度とやらない。死ぬほど痛かったし」
安仁屋秀:「あの、投げっぱなしジャーマン」
梵巴:「まだまだ、あんにゃの48の殺人技のその1だよ」
梵巴:「安仁屋クンったらもやしっ子なんだからぁん」
安仁屋秀:「もやしっ子だよ。勉強も、スポーツも、ケンカだって才能ないんだ」苦笑する。
梵巴:「好きだにゃあ。そのセリフ」
梵巴:「でも、うん。それもいいと思うよ」
安仁屋秀:「ん。いいのか?」
梵巴:「そうそう。そういう事言ってる時の安仁屋クン」
梵巴:「グーッと、エネルギー溜めてるカンジがする」
梵巴:「自分を諦めてない」
安仁屋秀:「……参ったな」ぼりぼり頭を搔く。
安仁屋秀:「それ、買いかぶりだと思う。思うけどさ、でも」
梵巴:「だからさ。勿体ないって思ったんだよねー、その辺の警察とか、知らない人らにやっつけられちゃったら」
梵巴:「またそういう事になったら、やっつけてやるよ。何回でも」
梵巴:「このボクがね」
安仁屋秀:「……梵さんにそう言われると、応えたくなるんだよな」
梵巴:「そう思うなら、ボクがまた学校に行きたくなるくらい」
梵巴:「面白いコトでも、ドーンと!やってみせてよ!」
梵巴:「……期待してるぞ」
安仁屋秀:「わかった。君が血相変えて飛んでくるくらい、メチャクチャやってやるぜ」
梵巴:「んふふ。それじゃあね!」
安仁屋秀:「あ、ちょっと!今度はどこ行くんだよ!」
梵巴:「さ~!行くぞニャンコ!第六宇宙ハニワ文明の謎を追いかけに!それーっ!」
梵巴:猫を掲げて、風のように走り去っていった。
梵巴:ニャー。
GM:才有る者も、才無き者も、風が吹くこの街には無数の人がいる。
GM:自らの意味を求め、自らの力をもって、今日も生きている。
GM:時折それらは交わり、事件を生む。出会いを生む。この先もきっと、何度も。
GM:Double Cross The 3rd Edition
GM:「切り売りアビリティ」
GM:~ Fin ~